JP2016068190A - 電動工具 - Google Patents

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Ryusuke Kobayashi
隆介 小林
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Abstract

【課題】
モード切替手段に連動してスイッチのオンロック機構の動作を可能、又は、不能にする電動工具を提供する。
【解決手段】
モータ31をオン又はオフさせるスイッチ6と、モータの駆動力を第1及び第2の複数のモードで駆動させる動力伝達機構と、モードの切り替えを行うモード切替手段50を有する電動工具において、スイッチのオンロックボタン(63)を設け、第1のモードの時にカバー部材70を開けてオンロックボタンをアクセス可能(オンロック動作が可能)とし、第2のモードの時にカバー部材70を矢印75のように閉じてオンロックボタンをアクセス不能(オンロック動作を禁止)とした。作業者はオンロック動作が可能かどうかを、カバー部材の開閉の有無を視認又は触感により容易に識別できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、モータの駆動力を複数の駆動モードで動作させることができるモード切替手段を有する電動工具において、モード切替と連動させて特定の操作ボタンを操作できるように又は操作できないようにするものである。
従来の電動工具において、モータの駆動力を複数の駆動モードを有し、複数の駆動モードを切り替えるモード切替手段を有するものが用いられている。一例として特許文献1に示すように電気モータを駆動源とするハンマドリルがあり、このハンマドリルでは少なくとも打撃のみの“ハンマモード”と、回転打撃の“ハンマドリルモード”を有し、作業者がモード切替手段を操作することによりこれらのモードのいずれかを設定することが可能である。市販化されているハンマドリルにおいては、ロックボタンによるスイッチのオン状態維持が可能となるいわゆる“オンロック機構”を、“ハンマモード”においてのみ可能とするものが実現されている。そのようなハンマドリルでは、スイッチのオン状態を維持するためのロックボタンを設け、さらにロックボタンの動作を制限又は許容するために変位可能な切替ロッドを設け、モード切替手段と切替ロッドを偏心部を介して連結する。切替ロッドにより、ロックボタンによるスイッチのオン状態維持がハンマモードにおいてのみ可能となり、“ハンマドリルモード”では不能となる。ハンマドリルモードにおいては、先端工具が回転するため、オンロック機構を動作させたままドリル動作を続けると、目的とする穿孔位置を越えて穴開けをしてしまう恐れがあり、ロックボタンによるスイッチのオン状態維持を行うことが不具合を招く恐れがあるからである。
特開2006−142459号公報
従来のオンロック機構では、“ハンマモード”で動作可能であり、“ハンマドリルモード”ではオンロック機能が動作しないので、誤動作の恐れが無く使い勝手が良い。しかしながら、ロックボタンが常にアクセス可能な状態であるため、作業者は電動工具のトリガレバーを引いての作業中に、ロックボタンが使用できる状態かどうかを認識せずに、ロックボタンを押す操作を試みてしまうことがあった。この際、“ハンマドリルモード”であってロックボタンが操作不能な状態の場合は、作業者は操作ができないことによる不快さを感じる上に、操作不能のロックボタンを強く押してしまうことによりロック機構部に強い力が掛かる恐れがあった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の駆動モードで動作させることができるモード切替手段を有する電動工具において、ロックボタン等の操作ボタンの使用可否の識別を容易に行うことができる電動工具を提供することである。
本発明の他の目的は、操作ボタンが使用可能であるかどうかを目視や触感によって識別できるようにした電動工具を提供することにある。
本発明によれば、モータと、モータをオン又はオフさせるスイッチと、モータの駆動力を第1及び第2の複数のモードで駆動させる動力伝達機構と、第1のモード、第2のモードの切り替えを行うモード切替手段を有する電動工具において、動作時に機械的又は電気的に作用して、モータの駆動に影響を与える操作ボタンを設け、第2のモードの時にカバー部材によって操作ボタンを覆うことによって操作ボタンをアクセス不能とし、第1のモードの時に操作ボタンをカバー部材による覆いを解除して外部に露出させることによりアクセス可能とした。また、モード切替手段は、第1のモード、第2のモードの切り替え時に操作される切替レバーと、切替レバーの操作に連動してカバー部材を移動させるリンク機構を含んで構成した。
本発明の他の発明によれば、リンク機構からカバー部材への接続を緩衝手段を介して行い、緩衝手段はカバー部材が操作ボタンを覆う方向に付勢するようにした。緩衝手段は、切替レバーが第1のモードから第2のモードに切替えられた際にカバー部材の移動が阻害されたら、カバー部材の移動阻止を許容させる。この構成によって、異物などが挟まってカバー部材の移動が阻止されたとしても、カバー部材の破損を防止することが可能となる。ここで操作ボタンの好適な一例は、スイッチをオン状態で維持させるためのオンロックボタンである。オンロックボタンはスイッチの操作レバーとは異なる位置に、例えばオンロックボタンだけをカバー部材で覆うことができるように設けると好ましい。さらに、オンロックボタンによるロック状態を解除する解除ボタンを設け、カバー部材はオンロックボタンだけでなく、オンロックボタンと解除ボタンの双方を覆うように構成した。このように構成することにより、操作不能の状態の時にオンロックボタンにも解除ボタンにも触れることができないので、使い勝手が大変良い。さらに、カバー部材の移動に連動して解除ボタンを操作する操作手段を設け、カバー部材がオンロックボタンを覆うように移動する際に操作手段によって解除ボタンが操作されるようにして、オンロック状態(ロックの設定中)を自動的に解除させるように構成した。この結果、カバー部材がオンロックボタンを覆う際には、必ずオンロック機構が働かないように構成することができた。
本発明の他の発明によれば、ハウジングと、ハウジングに収容されるモータと、ハウジングに取り付けられモータをオンさせるスイッチと、ハウジングの先端側に取り付けられた先端工具と、モータの回転力をピストンによる空気バネを介して先端工具に打撃力を伝達する打撃機構と、モータの回転力を先端工具の回転力として伝達する回転伝達機構と、回転伝達機構の駆動を切り替えて先端工具の動作を打撃のみにする“ハンマモード”又は回転打撃にする“ハンマドリルモード”に切替えを行うモード切替手段と、スイッチをオン状態でロックするロックボタンを有する電動工具において、モード切替手段の操作に連動して移動するカバー部材を設け、モード切替手段がハンマドリルモードに切替えられたときはカバー部材が移動してロックボタンを覆うことによりロックボタンの操作を不能とした。一方、モード切替手段がハンマモードに切替えられたときはカバー部材が待避してロックボタンを露出させることによりロックボタンの操作を可能とした。このようにカバー部材に覆うことによってロックボタンの操作を不能又は可能としたので、作業者はカバー部材によって覆われているかどうかの有無を目視で容易に確認することができる。また、目視しないとしても指でロックボタン付近を触ることによりカバー部材によって覆われているかどうかを触感にて認識することができる。モード切替手段は、偏心部を有する回転レバーを含み、カバー部材は偏心部を介して連結されることにより回転レバーの操作に連動して移動するので、作業者はカバー部材の状態を考慮すること無く単に回転レバーを操作するだけで良いので、使い勝手が良好である。さらに、ロックボタンによるロック状態を解除するための解除ボタンを設け、ハンマドリルモードにおいてカバー部材はロックボタンと解除ボタンの双方を覆い、ハンマモードにおいてカバー部材は、ロックボタン及び解除ボタンを開放するように構成した。
本発明の電動工具は、打撃のみのハンマモード(第1のモード)と回転打撃のハンマドリルモード(第2のモード)のモード切替手段を有する電動工具において、モード切替手段に連動するカバー部材を設け、ハンマドリルモードに切替えられたときはモード切替手段に連動してカバー部材が閉じてロックボタンを覆うことによりロックボタンを操作不能にし、ハンマモードに切替えられたときモード切替手段に連動してカバーが開くことによりロックボタンを操作可能にしたので、ロックボタンの使用可否判断が目視で又は触感で容易な電動工具を提供することができる。
本発明に係るハンマドリル1の全体構成を示すための縦断面図である。 本発明に係るハンマドリル1のモード切替手段50とハンドル部3付近の要部拡大縦断面図である(ハンマモード時)。 本発明に係るハンマドリル1のモード切替手段50とハンドル部3付近の要部拡大縦断面図であって、ハンマモード時にトリガをロックしている状態を示す図である。 本発明に係るハンマドリル1のモード切替手段50とハンドル部3付近の要部拡大縦断面図であって、ドリルモード時の状態を示す図である。 図2のカバー部材70を移動させるリンク機構を説明するための部分図である(カバー部材70の開放時)。 図3のカバー部材70を移動させるリンク機構を説明するための部分図である(カバー部材70の開放時その2)。 図4のカバー部材70を移動させるリンク機構を説明するための部分図である(閉鎖時)。 図1のカバー部材70と伝達部材71の構成パーツを説明するため図であり、(1)はカバー部材70と伝達部材71の上面図であり、(2)は(1)のA−A部の断面図であり、(3)はカバー部材70と伝達部材71の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図においては、電動工具の一例として電気モータにより駆動されるハンマドリルを例に説明し、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1において、ハンマドリル1は、ハウジングの内部に、駆動源となるモータ30が収容され、モータ30の動力によって回転伝達機構と打撃機構が駆動されて、又は打撃機構だけが駆動され、ハウジングの先端側に取り付けられた先端工具26に回転打撃力又は打撃力を伝達する。ハンマドリル1の外殻部分を形成するハウジングは、回転伝達機構、打撃機構を収容する打撃ハウジング4と、モータ30を収容するモータハウジング5、モータハウジング5の後方であって作業者が把持するためのハンドル部3の3つの主要部品によって主に構成される。ハウジングの各部分は、例えばプラスチック等の一体成形によって分割構造にて構成できるが、強度が必要な部分は金属製のハウジングとしても良い。ハンドル部3には、下端に電源ケーブル29が接続され、作業者が利き手で把持する把持部分にはモータのオンさせるためのトリガレバー61が設けられる。作業者がトリガレバー61を操作することにより、スイッチ6のプランジャ6aがスイッチ6の本体内に押し込まれることによりスイッチ6がオンとなりモータ30が回転する。
本実施例においてはモータ30としてブラシレスモータを用いる。ここで用いたブラシレスモータは、回転軸32側のロータに永久磁石が取り付けられ、外周側の固定子側に誘導コイルが配置される、いわゆるインナーロータタイプのモータである。モータの種類としては、ブラシレスDCモータや、整流子モータを用いても良い。モータ30は、ハウジングの前後方向中央からやや後方側において、その回転軸32が上下方向(鉛直方向)に延びるように設けられる。この配置は、先端工具26の前後方向(先端工具の軸方向)に対して直交するような配置関係である。回転軸32は、モータ30の上側に配置されるベアリング34aと下側に配置されるベアリング34bによって回転可能に軸支され、ベアリング34aから上方へ延出し、その上端にはピニオンギヤ35が取り付けられる。ベアリング34aとモータ30との間の回転軸部分には冷却ファン33が設けられ、冷却ファン33は回転軸32と同期して回転する。冷却ファン33は、モータ30の後側に配置される制御装置28やモータ30の発熱部分等の冷却をするための空気流を発生させる。制御装置28は、モータ30の回転速度を制御するための制御手段や、ブラシレスモータの駆動用の励磁電流を供給するインバータ回路等のモータの駆動手段を含んで構成される。
ピニオンギヤ35の前後方向の両側には、クランク軸38と回転伝達軸41がそれぞれ鉛直方向に延びるように配置される。クランク軸38は、上側がベアリング36a、下端がメタル36bによってモータハウジング5に回転可能に軸支され、ベアリング36aとメタル36bの間の領域にてピニオンギヤ35と噛合する第一ギヤ37が同軸固定され、上端にはクランクウェイト11が接続される。クランクウェイト11にはクランクピン11aによってコンロッド12が軸支される。コンロッド12の軸方向前端には、ピストンピン13によってピストン14が軸支され、これらの部材で構成される打撃機構によって、モータ30の回転運動がピストン14の往復運動に変換される。ピストン14はシリンダ21の内部において軸方向(図1では前後方向)に摺動可能であって、ピストン14の前方側には空気室15が配置され、その前方側には軸方向に摺動可能な打撃子19が設けられる。シリンダ21内のピストン14と打撃子19との間の空気室15は、ピストン14の往復運動によってその内圧が変動し、その内圧の変動によって空気バネの作用によって打撃子19がシリンダ21内を前後方向に往復動して中間子20に間欠的に衝突するため、中間子20から先端工具26に間欠的な打撃力が伝達される。
一方、ピニオンギヤ35の前側に配置される回転伝達軸41は、上方のベアリング39aと下端のベアリング39bによってモータハウジング5に回転可能に軸支され、ベアリング39aと39bの間の領域にてピニオンギヤ35と噛合する第二ギヤ40が同軸固定される。回転伝達軸41の上端には、第一傘歯車42が同軸に固定される。シリンダ21の後端部には、第一傘歯車42と噛合すると共にベアリング作用を有する第二傘歯車43が設けられる。第二傘歯車43の前方側には、切替アーム56によって前後方向に移動可能なクラッチ44が設けられる。クラッチ44は後方位置(図1の状態)においては、第二傘歯車43に噛合する事により第二傘歯車43の回転力をシリンダ21に伝達するので、シリンダ21は長手軸を中心に回転し、この回転力が先端工具26に伝達される。一方、クラッチ44が切替アーム56によって前方位置に移動させられると第二傘歯車43の回転力はシリンダ21には伝達されないのでシリンダ21は回転しない。リテーナスリーブ23は、シリンダ21と共に打撃回転部10を構成する主要部品であって、シリンダ21の前方側に取り付けられ、その先端部には工具保持部25が設けられる。工具保持部25は先端工具26を着脱自在に取付けるためのものである。打撃子19が前方に移動した際に生ずる打撃力は、中間子20に伝達され、中間子20がリテーナスリーブ23内で前後方向に摺動する。中間子20が前方に摺動するとその衝撃力が先端工具26に伝達され、先端工具26が被削材を破砕して穿孔穴を生じさせる。リテーナスリーブ23の絞り部より後方の外周側には段差が形成され、絞り部の外周から段差の前方にかけてベアリング作用をするメタル22が配置され、リテーナスリーブ23が打撃ハウジング4に回転可能なように保持される。メタル22の外周側は打撃ハウジング4により回転不能に保持される。係止部材24は、先端工具26に設けられた係合溝に係合可能で、先端工具26の軸方向の移動量を規制する。
打撃ハウジング4の上方には、モータ30の駆動力を第1のモード又は第2のモードの切り替えを行うモード切替手段50が設けられる。ここでは先端工具に、打撃のみを与える“ハンマモード(第1のモード)”と、回転及び打撃を与える“ハンマドリルモード(第2のモード)”を切換えるための切替レバー51が設けられる。切替レバー51は円形の回転式の操作手段であって、切替レバー51を180度回転させることにより、クラッチ44を前方側に移動させるための切替アーム56と、ロックロッド63の操作部63aを覆うためのカバー部材70を移動させることができる。切替アーム56の前方側はクラッチ44のフランジ状の部分に当接し、スプリング45の付勢力に抗してクラッチ44を前方に移動させることが可能である。
ここで、図2及び図3を用いてスイッチ6のオンロック機構について説明する。図2は本発明に係るハンマドリル1のモード切替手段50とハンドル部3付近の要部拡大縦断面図であって、”ハンマモード”時の状態を示す図である。トリガレバー61は下端の揺動軸61aを揺動中心として矢印69aの方向に移動可能であって、スイッチ6の操作を行うためのレバー(操作レバー)である。トリガレバー61の上端にはストッパとなる凸部61cが形成され、凸部61cがハウジング(ハンドル部3)の内壁の一部と当接する事によりトリガレバー61の初期位置を決定する。トリガレバー61の上下方向のほぼ中央付近にはスイッチ6のプランジャ6aを押圧するためのリブ61bが形成される。本実施例ではスイッチ6のオンロック機構を機械的な構造にて実現するために、リブ61bとプランジャ6aの間に可動部材であるスイッチカバー62が設けられる。スイッチカバー62は、プランジャ6aの動作に連動して移動すると共に、上部に形成された段差部62aがロックロッド63の下端部63bと係合することによってオンロック機構として作用する。図2において理解できるように、トリガレバー61が操作されていない状態(トリガを離した状態)であるときは、図示しないバネによって付勢されたプランジャ6aの復帰力によってスイッチカバー62は矢印69bの前方端位置にあり、ロックロッド63の下端部63bは、スイッチカバー62の後方側の高い部分に当接するため、ロックロッド63を図2の状態から下方に押し込むことができない。ここでは、スイッチカバー62、ロックロッド63、後述する解除ボタン65は合成樹脂によって製造される。ロックロッド63は、ハンドル部3の上面側に露出するように設けられる部材であって、スイッチ6をオン位置でロックする際に操作される。ロックロッド63を操作すると、その操作した状態にてロックロッド63を固定するように解除ボタン65が動作する。
ロックロッド63はスプリング64によって上方に付勢され、解除ボタン65の下面とロックロッド63のフランジ部63dの上面が当接する事によってロックロッド63が上方に飛び出さないように図2の位置にて保持される。この状態ではロックロッド63の下端部63bとスイッチカバー62の上面は僅かながら隙間ができるような位置関係とされ、図2の状態ではスイッチカバー62は容易に前後方向に移動可能である。解除ボタン65はロックロッド63が下方向に押し込まれた際に、ロックロッド63をその位置にて保持させるための固定手段である(その動作は図5及び図6にて後述する)。
切替レバー51はベース部材52(52a〜52c)に固定され、ベース部材52と切替レバー51の間に伝達部材71が挟持され、ベース部材52の下側には切替アーム56が接続され回転式のレバーである。ベース部材52は、円形の円盤部52aの上に設けられた偏心部52bと、円形の円盤部52aの下に設けられる第2のカム機構部52cを含んで構成され、偏心部52bの上方には作用部53が設けられる。作用部53の一部はその横幅が広く形成され、ネジ54と螺合するネジボスの機能を果たす。切替レバー51はその下側において凸状の作用部53と嵌合する形状の凹状の部分を有し、ネジ54によって切替レバー51はベース部材52に固定される。本実施例では、上面視で略円形の切替レバー51を180回転させる事によってカバー部材70を矢印57aの方向に移動させ、同時に、切替アーム56を矢印57bの様に移動させることができる。尚、図2の状態ではカバー部材70は矢印57aのうち前端側に移動している状態を示し、切替アーム56は矢印57bのうち前端側に移動している状態を示している。作業者がハンドル部3を把持して、トリガレバー61を引くと、スイッチカバー62がプランジャ6aを保持するバネ(図示せず)の付勢力に抗して移動し、スイッチ6がオン位置になる。このスイッチ6がオンとなった状態においてロックロッド63を押すことが可能となる。このロックロッド63を押す動作を示すのが図3である。
図3は、図2の状態からトリガレバー61を引いて、ロックロッド63を矢印67aの方向に押し込んでロック状態とした後に、トリガレバー61を離した状態を示している。作業者がトリガレバー61を引いたら、スイッチカバー62が後方側に移動するため、ロックロッド63の下端部63bがスイッチカバー62の段差部62aの前方側に位置するようになるため、ロックロッド63を下方に押し込むことが可能となる。この押し込み動作は、作業者がトリガレバー61を引いた状態において、ロックロッド63の操作部(操作ボタン)63aを下方に押すだけで良い。ロックロッド63の上端近くの側面の一部には凹部(溝)63cが形成され、ロックロッド63が下方に移動すると解除ボタン65がスプリング66の付勢力によって矢印67bのように前方に移動するので、解除ボタン65の一部が凹部63cに入り込むことによって、ロックロッド63が係止され、スイッチカバー62を介してスイッチ6がオン状態で維持される(オンロック状態)。トリガレバー61が固定されたら、作業者はトリガレバー61を離して、トリガレバー61が図示しない付勢手段などによって元の位置に戻ってもスイッチ6がオン状態は維持される。図2に示すロック状態において解除ボタン65を押すと、スプリング64によりロックロッド63が元の位置に戻り、スイッチ6のロックが解除される。
以上説明したのが、“ハンマモード”におけるオンロック機能の動作である。次に図4を用いて切替レバー51を180度回転させて“ハンマモード”から“ハンマドリルモード”に切替えた状態を説明する。切替レバー51を回転させるとそれに連動して円形の円盤部52aが回転するため、円盤部52aと一体に形成される偏心部52bと作用部53の位置が移動する。図4では回転式の切替レバー51の前方側に位置していたネジ54が後方側に移動している。この回転移動によって作用部53に接続される伝達部材71が前方から後方へ移動し、これに伴い伝達部材71に掛止されるカバー部材70はスプリング72の付勢力によって後方に移動し、図4で示すようにロックロッド63の操作部(操作ボタン)63aの上部を覆うことになる。このようにカバー部材70にて操作ボタンを覆う状態になったことは、作業者がトリガレバー61を引いているときにロックロッド63の操作部63aを操作することができなくなることを意味し、作業者はスイッチ6のオンロック機能を動作させることができない。この結果、特定の操作モード(ここでは“ハンマドリルモード”)においてオンロック機能を動作しないようにすることができる。この際、カバー部材70が移動して物理的に操作部63aに触れることができないようにした、作業者は目視してカバー部材70で覆われていることが確認できるし、指で操作部63aを触ろうとしてもカバー部材70に触れることによって触感にて操作部63aの操作ができないことを識別することができる。
このように本実施例では、切替レバー51の位置によってカバー部材70によって操作ボタン(操作部63a)そのものを覆うことによりアクセス不能とするので、モード切替手段を有する電動工具において、動作モードに応じてオンロックボタン(操作部63a)の動作を有効または無効とすることができる。また、その際に作業者はカバー部材70によって操作ボタンが覆われているかどうかを目で見て、又は、指で触ることにより瞬時に識別できるので、使いやすくて誤動作の少ない電動工具を実現できた。尚、本実施例のカバー部材70が操作ボタンを覆うのは、作業者が操作できないようにすることが目的であるので、必ずしも完全に覆う必要は無くて、不完全に覆うような構成であっても、操作ボタンが操作できないような位置関係とできれば良い。また、カバー部材70にて操作ボタンを覆う構造であるため、操作ボタンによってどのような構成でロック機構が作用するかは任意であり、例えば操作ボタンが電気スイッチであって、電気スイッチを操作することによって電気式のスイッチロック機構が動作するように構成したものであっても良い。
次に、本実施例によるハンマドリル1の動作について説明する。作業者は、ハンドル部3を手で把持した状態で、先端工具26を図示せぬ被削材に押し当てる。次に、作業者はトリガレバー61を引き、モータ30を回転させる。モータ30の回転駆動力は、ピニオンギヤ35及び第一ギヤ37を介してクランク軸38に伝達される。クランク軸38の回転力を往復運動に変換するための往復運動変換部を構成するクランクウェイト11、クランクピン11a、コンロッド12、ピストン14によって、シリンダ21内におけるピストン14の往復運動に変換される。ピストン14の往復運動により空気室15中の空気の圧力は上昇及び低下を繰り返し、打撃子19に打撃力を付与する。打撃子19が前進して中間子20の後端に衝突し、中間子20を介して打撃力が先端工具26に伝達される。モード切替手段が“ハンマモード”においては、カバー部材70が前方側に移動するので、カバー部材70は開いた状態となり、ロックロッド63は操作可能となる。
一方、モード切替手段が“ハンマドリルモード”の際には、モータ30の回転駆動力は、ピニオンギヤ35、第二ギヤ40、回転伝達軸41にも伝達される。回転伝達軸41の回転は、第一傘歯車42を介して第二傘歯車43に伝達され、これによって第二傘歯車43にキー接合するクラッチ44が回転する。クラッチ44の回転によりシリンダ21とリテーナスリーブ23も回転することによって先端工具26に回転力が付与される。この回転力と上記の打撃力により、先端工具には回転力と打撃力とが付与され、被削材は破砕される。“ハンマドリルモード”においては、切替レバー51と連動する偏心部52bにより、カバー部材70は閉じた状態となり、ロックロッド63はカバー部材70に覆われた状態となり、ロックロッド63は操作可能となる。
次に図5〜図7を用いてモード切替手段の操作と連動してカバー部材70を移動させるリンク機構を説明する。図5は図2に対応する図で、モード切替手段が“ハンマドリルモード”の時の状態を示す。図5ではネジ54を外して切替レバー51を取り外した状態を上から見た図であって、ハウジング部分(ハンドル部3、モータハウジング5)はカバー部材70の平面部70d付近を除いてその図示を省略している。カバー部材70は矢印57aで示すように前後方向に移動するものであって、アーム部70bの後方側先端にロックロッド63と解除ボタン65の双方の上側全体を覆うためのカバーとなる平面部70dが接続される。図5ではカバー部材70が前方側のハウジングの内側に待避してハンドル部3の開口3aが開放される。この状態では、操作ボタンたるロックロッド63が外部に露出され、操作ボタンたるロックロッド63と解除ボタン65にアクセス可能な状態である。カバー部材70の前方側にはリンク機構が接続される。リンク機構は、切替レバー51と、ベース部材52と伝達部材71によって主に構成される。カバー部材70には、前端部をつぶして変形させた輪のような形状の伝達部材71が接続され、伝達部材71の開口の内部に偏心部52bに接続された作用部53が収容される。作用部53は外周側に円柱部53aが形成され、円柱部53aから円盤部52aの回転中心に向かって延びるようにリブ53bが形成される。この状態で切替レバー51を回転させると、クランクカバー55によって回転可能に保持される円盤部52aが矢印58のように回転するので、その回転に伴って伝達部材71の位置を前後方向に変えることができる。
図6は図3に対応する図であり、ロックロッド63を下方向に押し込んだ状態を示している。図3にて説明したようにロックロッド63が下方に押し込まれると、解除ボタン65がスプリング66(図3参照)の作用によって矢印67bのように前方に移動する。また、スイッチ6のロック状態を解除するには、作業者が解除ボタン65を矢印67bとは反対側、即ち後方側に移動させる必要がある。解除ボタン65を後方に移動させると、スプリング66(図3参照)の復元力によってロックロッド63が上方に移動することによりスイッチ6をオフにすることができる。ここで、通常の操作では考えられないことであるが、図3及び図6の状態でオンロック中に作業者が切替レバー51を回転させて、“ハンマモード”から“ハンマドリルモード”に切替えることがあり得る。切替レバー51の操作は「必ずスイッチ6がオフの状態」で行うように取扱説明書等で周知しているが、そのような操作があっても安全性を保つことは重要である。そこで、本実施例では、カバー部材70による覆う方向(前側から後向き)を、解除ボタン65の解除方向(後向き)と一致させるようにして、カバー部材70が移動する際に、解除ボタン65に当接するようにして、必ずオンロック状態を解除させるようにした。そのために、カバー部材70の平面部70dの後辺の左右両端に、下方向に延びる2カ所の爪部70eを形成した。
図7は、図5、6の状態から切替レバー51を180度回転させた状態を示す図である。切替レバー51を回転させると偏心部52b上に形成される作用部53の位置が移動し、後方側に円柱部53aが位置し、円柱部53aから前方側の中心部に向かってリブ53bが配置される。この移動によって後方側に伝達部材71が後方側に移動するため,カバー部材70が矢印57bのように後方に移動し、その結果平面部70dが開口3aを覆うことになる。カバー部材70の後方側の左右両端付近には2つの爪部70eが形成されるので、爪部70eが移動する際に解除ボタン65の左右両端に接触しながら移動するように構成した。この爪部70eと解除ボタン65との接触状況をうまく調整して、爪部70eの移動自体は阻害される程ではないようにしつつ、解除ボタン65を解除の方向、即ち矢印67cに移動させるようにした。ここでは、カバー部材70が閉じる方向(矢印57b)と、解除ボタン65による解除方向(矢印67c)が同じ方向となるように構成したが、このような解除機構だけで無く、その他の解除機構を用いて、カバー部材70にてロックロッド63のロック状態を自動的に解除するようにしても良い。本実施例では、万が一、スイッチ6がオンロック状態において作業者が切替レバー51を回転させたとしても、即座にオンロック状態を解除させることによりモータ30の回転を停止されることが可能となる。
ここで、カバー部材70を開閉式にする場合に考慮しなければならない問題がある。それは開口3aの内部に異物が入っている場合にカバー部材70を移動させると、平面部70dの移動が阻害されてカバー部材70を破損する恐れがあることである。そこで、本実施例ではカバー部材の連結機構73において、伝達部材71とカバー部材70の接続を柔構造とし、カバー部材70をスプリング72の付勢力によって閉じるように構成したことによって、カバー部材70の破損を防止するようにした。この連結機構73の形状と動作を図8を用いて説明する。
図8はカバー部材70と伝達部材71の構成パーツを説明するため図であり、(1)はカバー部材70と伝達部材71の上面図であり、(2)は(1)のA−A部の断面図であり、(3)はカバー部材70と伝達部材71の動作を説明するための図である。(1)と(2)で理解できるように、カバー部材70と伝達部材71は一体的に形成されるのでは無くて、別体式の部材を接続するようにしている。カバー部材70の前端には側面視(又は断面視)でL字状の折曲げ部70aが形成され、伝達部材71の後端には側面視(又は断面視)でL字状の折曲げ部71cが形成され、これらの折曲げ部70aと71cを掛合させるようにして連結している。伝達部材71の前方側には、作用部53(図5参照)と当接して作用部53の回転運動を前後方向の往復運動に変換する開口部71aが形成され、後方側にはカバー部材70の方向に延びるアーム部71bが形成される。ここで折曲げ部70aと71cは接着又は固定されているのでは無いので、緩衝手段たるスプリング72の付勢力を介してカバー部材70と伝達部材71が僅かな距離だけ相対移動可能なように接続される。ハウジング部分への装着時には、(3)に示すようにカバー部材70はスプリング72によってハンドル部3のリブ3bと段差部70cの間を圧縮式のスプリング72を介在させて、カバー部材70が後方に移動するように付勢する。このためカバー部材70を閉じようと移動させた際に開口3aとの間に異物が入って、その移動が阻害されたとしても、伝達部材71のカバー部材70側への移動は制限されない。つまり、折曲げ部70aと71cが相対的に離れることによりカバー部材70に加わる外力の影響を吸収するので、カバー部材70の異物による移動阻止を許容させることになる。この状態から開口3aの異物等が取り除かれると、スプリング72の力によってカバー部材70は後方側に移動することによって、開口3aを完全に閉鎖する。
本実施例によれば、モード切替手段に連動するカバー部材を設け、ハンマドリルモードに切替えられたとき、カバーが閉じてロックボタンを覆い、ハンマモードに切替えられたとき、カバーが開いてロックボタンが操作可能となる構成とすることにより、ロックボタンの使用可否判断が容易な電動工具を実現することができた。また、カバー部材の移動をリンク機構によって直接行うのではなく緩衝手段又は弾性部材におる付勢力を利用して移動させるようにしたので、操作ボタンの位置する開口内に異物が挟まったり、何らかの理由によってカバー部材の移動が阻害されても、カバー部材を破損することを効果的に防止できる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例では電動工具の例として打撃機構を有するハンマドリルの例を用いて説明したが、ハンマドリルだけに限られずにモータの駆動力を第1及び第2の複数のモードで駆動させる動力伝達機構と、これらの切り替えを行うモード切替手段を有する電動工具であれば、その他の種類の電動工具、動力工具であっても同様に適用できる。また、上述の実施例ではモード切替手段を回転式の切替えレバー(回転レバー)にて実現したが、回転式だけに限られずにスライド式のモード切替手段でも良いし、電気スイッチによって切替える電子式のモード切替手段であっても良い。その場合は、カバー部材の開閉を電動式で実現することにより上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
また、カバー部材70の開閉により、モード切替えに応じて機械的にスイッチ6をオン状態に維持するロックロッド63の操作部63aへのアクセスを可能、不能に切替える構成としたが、アクセス可否が切替わる操作ボタンは機械的にスイッチ6をオン状態に維持するための操作ボタンに限らず、例えば機械的にトリガレバー61をオン状態に維持するための操作ボタンや、モータの駆動を制御する制御部に電気的に信号を送ることで、電気的にモータをオン状態に維持するための操作ボタンや、モータの設定回転数を変更させるための操作ボタンであっても良い。また、カバー部材70が開閉する構造だけに限られず、操作ボタン側が移動することで、モード切替えに応じて操作ボタンへのアクセス可否が切替わるような構造であっても良い。
更に、モード切替は先端工具への打撃力や回転力の伝達のオン・オフを切替える構造に限定されず、減速機構のオン・オフや回転方向の切替えを行う構造であっても良い。
1 ハンマドリル 3 ハンドル部
3a 開口 3b リブ
4 打撃ハウジング 5 モータハウジング
6 スイッチ 6a プランジャ
10 打撃回転部 11 クランクウェイト
11a クランクピン 12 コンロッド
13 ピストンピン 14 ピストン
15 空気室 19 打撃子
20 中間子 21 シリンダ
22 メタル 23 リテーナスリーブ
24 係止部材 25 工具保持部
26 先端工具 28 制御装置
29 電源ケーブル 30 モータ
32 回転軸 33 冷却ファン
34a、34b ベアリング 35 ピニオンギヤ
36a ベアリング 36b メタル
37 第一ギヤ 38 クランク軸
39a、39b ベアリング 40 第二ギヤ
41 回転伝達軸 42 第一傘歯車
43 第二傘歯車 44 クラッチ
45 スプリング 50 モード切替手段
51 切替レバー 52 ベース部材
52a 円盤部 52b 偏心部
52c カム機構部 53 作用部
53a 円柱部 53b リブ
54 ネジ 55 クランクカバー
56 切替アーム 61 トリガレバー
61a 揺動軸 61b リブ
61c 凸部 62 スイッチカバー
62a 段差部 63 ロックロッド
63a 操作部 63b 下端部
63c 凹部 63d フランジ部
64 スプリング 65 解除ボタン
66 スプリング 70 カバー部材
70a 折曲げ部 70b アーム部
70c 段差部 70d 平面部
70e 爪部 71 伝達部材
71a 開口部 71b アーム部
71c 折曲げ部 72 スプリング
73 連結機構

Claims (11)

  1. モータと、前記モータをオン又はオフさせるスイッチと、前記モータの駆動力を第1及び第2の複数のモードで駆動させる動力伝達機構と、前記第1のモード、前記第2のモードの切り替えを行うモード切替手段を有する電動工具であって、
    動作時に機械的又は電気的に作用して、前記モータの駆動に影響を与える操作ボタンを設け、
    前記第1のモードの時に前記操作ボタンをアクセス可能とし、前記第2のモードの時に前記操作ボタンをアクセス不能としたことを特徴とする電動工具。
  2. 前記操作ボタンを覆うカバー部材を設け、
    前記第2のモードでは前記カバー部材によって前記操作ボタンを覆い、
    前記第1のモードでは前記カバー部材による覆いを解除して前記操作ボタンを外部に露出させることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記モード切替手段は、前記第1のモード、前記第2のモードの切り替え時に操作される切替レバーと、前記切替レバーの操作に連動して前記カバー部材を移動させるリンク機構を有することを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記リンク機構から前記カバー部材への接続を緩衝手段を介して行い、前記緩衝手段は前記カバー部材が前記操作ボタンを覆う方向に付勢し、
    前記緩衝手段は、前記切替レバーが前記第1のモードから前記第2のモードに切替えられた際に前記カバー部材の移動が阻害されたら、前記カバー部材の移動阻止を許容させることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記操作ボタンは、前記スイッチをオン状態で維持させるためのオンロックボタンであることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記オンロックボタンは、前記スイッチの操作レバーとは異なる位置に設けられることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記オンロックボタンによるロック状態を解除する解除ボタンを設け、
    前記カバー部材は前記オンロックボタンと前記解除ボタンの双方を覆うことを特徴とする請求項5又は6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記カバー部材の移動に連動して前記解除ボタンを操作する操作手段を設け、
    前記カバー部材が前記オンロックボタンを覆うように移動する際に前記操作手段によって前記解除ボタンが操作されるようにして、前記オンロックボタンによるオンロック状態を解除することを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  9. ハウジングと、前記ハウジングに収容されるモータと、前記ハウジングに取り付けられ前記モータをオンさせるスイッチと、前記ハウジングの先端側に取り付けられた先端工具と、前記モータの回転力をピストンによる空気バネを介して前記先端工具に打撃力を伝達する打撃機構と、前記モータの回転力を前記先端工具の回転力として伝達する回転伝達機構と、前記回転伝達機構の駆動を切り替えて前記先端工具の動作を打撃のみにするハンマモード又は回転打撃にするハンマドリルモードに切替えを行うモード切替手段と、前記スイッチをオン状態でロックするロックボタンを有する電動工具において、
    前記モード切替手段の操作に連動して移動するカバー部材を設け、
    前記モード切替手段が前記ハンマドリルモードに切替えられたとき、前記カバー部材が移動して前記ロックボタンを覆うことにより前記ロックボタンの操作を不能とし、
    前記モード切替手段が前記ハンマモードに切替えられたとき、前記カバー部材が待避して前記ロックボタンを露出させることにより前記ロックボタンの操作を可能とすることを特徴とする電動工具。
  10. 前記モード切替手段は、偏心部を有する回転レバーを含み、
    前記カバー部材は前記偏心部を介して連結されることにより前記回転レバーの操作に連動して移動することを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記ロックボタンによるロック状態を解除するための解除ボタンを設け、
    前記ハンマドリルモードにおいて前記カバー部材は、前記ロックボタンと前記解除ボタンの双方を覆い、
    前記ハンマモードにおいて前記カバー部材は、前記ロックボタン及び前記解除ボタンを開放することを特徴とする請求項10に記載の電動工具。
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