JP2016067404A - 医療器具 - Google Patents

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俊輔 比氣
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暁之 田上
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順子 國安
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知浩 須藤
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Abstract

【課題】複数の処置対象部位に対する医療装置の位置決めを容易かつ正確に行うことを可能にする医療器具を提供する。【解決手段】医療器具100は、先端部に複数の開口部121a、121b、121c、121dが形成された長尺状の本体部110と、本体部に挿入されたアブレーションカテーテル300を複数の開口部のそれぞれへ案内するガイド部160と、を有しており、複数の開口部は、それぞれが本体部の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の医療装置を生体器官内の処置対象部位へ案内する際に使用される医療器具に関する。
医療の分野においては、各種の医療行為に適した様々な形態の医療装置が開発されている。医療装置の一例として、例えば、生体組織に対してアブレーションを行うアブレーションカテーテル、生体組織の採取に使用される生検装置、生体内に形成された狭窄部の拡張に使用されるバルーンカテーテル等が存在する。これらの医療装置を使用して生体器官に対して処置を行う際には、医療装置を生体内へ導入し、医療装置の各部位(例えば、アブレーションカテーテルの電極等)を処置対象部位に対して適切に位置決めする必要がある。
例えば、体腔等の生体器官の延伸方向や周方向の異なる位置に複数の処置対象部位が存在する場合は、処置を行う度に各処置対象部位に対して医療装置を正確に位置決めして配置しなければならないため、処置に要する手間が掛かり、施術時間の長時間化に伴う患者への負担が問題となる。このような複数箇所の処置対象部位に対して処置を実施する治療方法の一例として、腎交感神経焼灼術(腎交感神経アブレーション)が知られている。
腎交感神経焼灼術を実施する場合、腎動脈の外表面上を不規則に走行する複数の腎交感神経に対して処置を実施するため、処置対象部位に対してアブレーションカテーテルを位置決めする作業は非常に煩雑なものとなる。また、仮に、腎動脈の同一の内周面の周方向(同一の直交断面上に位置する内周面の方向)に沿って間隔を狭めて複数回の処置を実施すれば、医療装置の位置決めに要する手間を省いて腎交感神経を効率よく処置することが可能になるとも考えられるが、このような処置を行うと、処置した部位が同一の内周面の周方向に沿って局所的に集中してしまうため、アブレーションによる組織の変性や壊死、腎動脈の血管壁の腫れ等の影響による狭窄部の形成が懸念される。
上記のような問題に関連して、例えば、下記特許文献1には、熱要素(電極)が配置されたシャフト部の先端部を手元の操作で湾曲させることができ、熱要素を腎動脈の各部に対して位置決めして配置することを可能にするアブレーションカテーテルが開示されている。このアブレーションカテーテルを使用して処置を行う場合、シャフト部の先端部の向きを手元の操作で適宜に変更して熱要素を位置決めすることができるため、位置決めは比較的容易に行うことができると考えられる。
特表2012−513873号公報
しかしながら、複数の処置対象部位のそれぞれに対して熱要素を位置決めする作業を行う度に、シャフト部を湾曲させて先端部が適切な方向を向くように方向付けをしなければならないため、位置決め作業に要する手間は依然として多大なものとなる。また、熱要素を処置対象部位に対して正確に位置決めするためには、シャフト部の湾曲角度を微調整したり、アブレーションカテーテルを生体内で軸方向に移動させたりする作業が必要になるが、これらの作業により熱要素を正確に位置決めすることができるか否かは使用者(術者等)自身の経験や技能等によっても左右され得るため、意図しない部位に対してアブレーションが実施されてしまう虞もある。したがって、上記従来のアブレーションカテーテルを使用すると、施術時間の長時間化や治療効果の半減といった問題や、狭窄部の形成といった問題が発生し得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の処置対象部位に対する医療装置の位置決めを容易かつ正確に行うことを可能にする医療器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する医療器具は、生体内に導入される医療装置が挿入可能に構成されており、先端部に複数の開口部が形成された長尺状の本体部と、前記本体部に挿入された前記医療装置の先端部を前記複数の開口部のそれぞれへ案内するガイド部と、を有し、複数の前記開口部は、それぞれが前記本体部の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成されている。
上記のように構成した医療器具によれば、本体部に挿入した所定の医療装置の先端部を、当該本体部に形成した複数の開口部のそれぞれへガイド部により適切に案内することが可能になる。また、開口部のそれぞれは、本体部の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成されているため、処置対象部位が周方向や軸方向の異なる位置に複数存在する場合においても、各処置対象部位に対する医療装置の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
ガイド部が、本体部の内部に軸方向に沿って移動可能に配置された移動部材を有しており、当該移動部材が配置された位置に応じて医療装置の先端部の前進限位置を規定し、医療装置が当接することによって医療装置の先端部を複数の開口部のうちのいずれかの開口部へ向けて案内するようにすれば、移動部材の位置を変更させる簡単な作業によって複数の開口部のそれぞれへ医療装置の先端部を容易に案内することが可能になる。
移動部材の移動を操作するための操作部材と、操作部材による移動部材の移動の制限および当該移動の制限の解除を切り替え可能なロック機構をさらに有するようにすれば、移動部材の不用意な移動が生じるのを防止できるため、移動部材を所定の位置に留めておくことができ、医療装置の先端部を所望の開口部へ確実に案内することが可能になる。
本体部の先端側へ引っ張る方向の付勢力を移動部材に付与する付勢部材をさらに有し、ロック機構が、付勢力に抗して移動部材の移動を制限可能に構成されているようにすれば、ロック機構による移動の制限を解除することにより、移動部材を本体部の先端側へ移動させることが可能になるため、本体部の軸方向に沿って移動部材を往復移動させることができる。これにより、移動部材を基端側へ一旦移動させた後においても、移動部材を先端側へ再度移動させることができ、各開口部に対して移動部材を選択的に位置合わせてして配置することができる。
移動部材の基端部が本体部の基端側へ向けて凸状に湾曲した形状を有するようにすれば、医療装置の先端部を移動部材に当接させることにより、先端部を所定の曲率で湾曲させて各開口部へ案内することが可能になるため、医療装置に対して過剰な押し付け力が付与されるのを防止することができ、医療装置に破損等が生じるのを防止することが可能になる。
複数の開口部の周辺部および/またはガイド部の少なくとも一部にX線造影マーカーが設けられているようにすれば、X線画像下において各開口部の位置を確認することが可能になるため、処置対象部位に対する開口部の位置合わせを容易に行うことができる。また、X線画像下において、ガイド部によっていずれの開口部へ医療装置が案内されるのかを確認することが可能になるため、医療装置が意図しない開口部へ誤案内されるのを未然に防止することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る医療器具を概略的に示す側面図である。 図2は、第1実施形態に係る医療器具を示す斜視図であり、(A)は、医療器具の先端部を示す斜視図、(B)は、医療器具の基端部を示す斜視図である。 第1実施形態に係る医療器具の各部の断面を示す図であり、(A)は、図2(A)に示す3A−3A線に沿う断面図、(B)は、図2(A)に示す3B−3B線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る医療器具の基端部の断面を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る医療器具の各部の構成を示す図であり、(A)は、図2(A)に示す5A−5A線に沿う断面図、(B)は、医療器具の基端部を示す平面図、(C)は、医療器具の基端部を示す側面図である。 図6(A)〜(C)は、第1実施形態に係る医療器具の使用手順を説明するための断面図である。 図7(A)〜(C)は、第1実施形態に係る医療器具の使用手順を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る医療器具とともに使用される医療装置(アブレーションカテーテル)を簡略化して示す図である。 図9は、第1実施形態に係る医療器具の使用例を説明するための図であって、(A)は、医療器具を使用して医療装置を腎動脈内へ導入した際の様子を模式的に示す断面図、(B)は、医療器具を使用して腎動脈内の処置対象部位へ医療装置を案内する際の様子を示す断面図である。 医療器具を使用して医療装置を腎動脈内の処置対象部位に位置決めして配置した際の様子を模式的に示す斜視断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る医療器具を示す斜視図であり、(A)は、医療器具の先端部を示す斜視図、(B)は、医療器具の基端部を示す斜視図である。 図11(A)に示す12A−12A線に沿う断面図である。 第2実施形態に係る医療器具の基端部の断面を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
図9、図10に示すように、医療器具100は、例えば、大動脈から分岐して腎臓Rに向かう腎動脈RAの外周周囲を走行する腎交感神経RNをアブレーションするためのアブレーションカテーテル(「医療装置」に相当する)300の移動をガイドおよび補助する用途に使用することができる。
図8を参照して、アブレーションカテーテル300を説明する。なお、図8に示すアブレーションカテーテル300は一例であり、医療器具100の適用対象となるアブレーションカテーテルが図示した構成のものに限定されることはない。
アブレーションカテーテル300は、生体内に導入可能な可撓性を備える長尺状のシャフト部310と、シャフト部310の先端端部に配置された熱要素(電極)312と、シャフト部310の湾曲操作を行うためのハンドル部340と、シャフト部310の基端側に配置されたハブ330と、電気ケーブル351が連結・分離可能な電気コネクタ331と、を有している。
アブレーションカテーテル300は、電気コネクタ331および電気ケーブル351を介してエネルギー供給装置350に電気的に接続することができる。エネルギー供給装置350は、高周波の電気エネルギーを熱要素312へ供給する。熱要素312は、電気エネルギーを受給すると、生体組織に対して熱エネルギーを付与して、生体組織をアブレーション(焼灼)する。図示省略するが、ハンドル部340には、シャフト部310の先端部311に取り付けた牽引ワイヤが連結されており、ハンドル部340を押し引き操作することにより、シャフト部310の先端部311を湾曲させることができる。アブレーションカテーテル100が備える熱要素312は、モノポーラ電極として構成しているため、アブレーションカテーテル100を使用した処置を行う際には、患者の体表面に配置される対極板360が用いられる。
なお、アブレーションカテーテル300は、高周波の電気エネルギーによりアブレーションを行うものでなくてもよく、例えば、マイクロ波エネルギー、超音波エネルギー、レーザー等のコヒーレント光、加熱した流体、冷却された流体等によってアブレーションを実施するものであってもよい。
次に、医療器具100について説明する。
図1、図2(A)、図5(A)に示すように、医療器具100は、概説すると、生体内に導入されるアブレーションカテーテル300のシャフト部310が挿入可能に構成されており、先端部に複数の開口部121a、121b、121c、121dが形成された長尺状の本体部110と、本体部110に挿入されたアブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を複数の開口部121a、121b、121c、121dのそれぞれへ案内するガイド部160と、を有している。
明細書の説明においては、医療器具100の生体内に挿入される側を先端側と称し、医療器具100に設けられたハブ130側を基端側と称することにする。なお、先端部は、先端端部から基端側に亘る所定の範囲を意味するものであり、先端端部のみを意味するものではない。同様に、基端部は、基端端部から先端側に亘る所定の範囲を意味するものであり、基端端部のみを意味するものではない。また、図中に付したX軸は、医療器具100の本体部110の軸方向(延伸方向)を示し、Y軸は、奥行き方向(幅方向)を示し、Z軸は高さ方向を示す。
図1、図2(A)、図3(B)に示すように、本体部110に形成された複数の開口部121a、121b、121c、121dのそれぞれは、本体部110の軸方向と交差する方向に向けて開口している。また、各開口部121a、121b、121c、121dは、互いに本体部110の軸方向および周方向の異なる位置に形成している。以下、説明の便宜上、最も先端側に配置した開口部から順に、第1開口部121a、第2開口部121b、第3開口部121c、第4開口部121dと称するものとする。なお、図3(A)、(B)では、各開口部121a、121b、121c、121dの位置を破線により示している。
図5(A)に示すように、本体部110は、軸方向に延在する内腔117を有している。この内腔117には、アブレーションカテーテル300のシャフト部310が挿入される。本体部110の先端端部113は、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311が、当該本体部110の先端側へ突出することのないように封止している。
医療器具100の本体部110は、可撓性を備えており、生体内に導入可能に構成されている。本体部110の先端部には、ガイドワイヤを挿通可能なガイドワイヤルーメン187を備えたワイヤ挿通部180を設けている。医療器具100を生体内の各部へ送達する際に、ガイドワイヤルーメン187にガイドワイヤを挿通させることにより、ガイドワイヤを使用して医療器具100を円滑に送達させることができる。
本体部110を構成する材料の材質は、特に限定されないが、例えば、ガイディングカテーテルなどに一般的に使用される樹脂材料などを使用することができる。一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、軟質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種ゴム類、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種エラストマー、ポリアミド、結晶性ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン等の結晶性プラスチックなどを使用することができる。また、補強体として、ステンレス鋼などで編み込まれたメッシュ構造などを本体部110に入れ込むことも可能である。
図3(B)に示すように、各開口部121a、121b、121c、121dの間には本体部110の周方向に沿って所定の角度差を設けている。図示例では、第1開口部121aと第2開口部121bとの間の角度差θ1を90°としている。以下同様に、第2開口部121bと第3開口部121cとの間の角度差θ2を90°とし、第3開口部121bと第4開口部121dとの間の角度差θ3を90°とし、第4開口部121dと第1開口部121aとの間の角度差θ4を90°としている。
後述するように、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311は、アブレーションを行う際に、各開口部121a、121b、121c、121dから突出される。そして、シャフト部310の先端端部に配置された熱要素312は、生体内の所定の位置に位置決めして配置される。つまり、アブレーションカテーテル300が備える熱要素312は、医療器具100の本体部110を挿通して各開口部121a、121b、121c、121dへ案内されることにより、生体器官内の周方向の異なる4箇所の位置に位置決めされる。また、各開口部121a、121b、121c、121dは、本体部110の軸方向においても異なる位置に形成されているため、アブレーションカーテル300が備える熱要素312は、周方向および軸方向がそれぞれ異なる4箇所の位置へ案内される。
各開口部121a、121b、121c、121dの間に設ける周方向の角度差は90°に限定されることなく、適宜変更することが可能である。ただし、開口部を形成する個数に応じて、本体部110の周方向に均等な角度差を設けることが好ましい。このような角度差を設けると、例えば、アブレーションカテーテル300を使用した腎交感神経焼灼術に医療器具100を適用するような場合に、熱要素312を周方向に均等な間隔を空けて配置することが可能になるため、熱要素312による処置がなされる部分の間に適切な間隔を空けることができ、アブレーションによって狭窄部が形成されるのを好適に防止することが可能になる。
各開口部121a、121b、121c、121dの間には、本体部110の軸方向に、例えば、5mm以上の間隔を設けることが好ましい。5mm以上の間隔を設けることにより、アブレーションを実施した際に狭窄部が形成されるのをより一層確実に防止することが可能になるためである。ただし、アブレーションカテーテル300の導入以外の用途に医療器具100を使用する場合は、処置対象となる生体器官や使用する医療装置の構成等に応じて、各開口部121a、121b、121c、121dの間の距離は適宜変更し得る。また、各開口部121a、121b、121c、121dの間の距離は、隣接する全ての開口部間において同一にする必要はなく、開口部ごとに隣接する他の開口部との間の距離を異ならせるようにしてもよい。また、各開口部121a、121b、121c、121dは、本体部210の先端端部から所定の範囲に含まれる領域(先端部)に形成されていればよく、本体部210の先端端部と各開口部121a、121b、121c、1との間の距離は適宜変更し得る。
各開口部121a、121b、121c、121dは、平面視した際の外形形状が長円となるように形成しているが、開口部の形状はこのような形状に限定されず、各開口部121a、121b、121c、121dへ案内される医療装置の先端部の形状等に応じて適宜変更することが可能である。例えば、各開口部121a、121b、121c、121dは、円形、楕円形等でもよい。
図2(A)に示すように、ガイド部160は、本体部110の内部に軸方向に沿って移動可能に配置された移動部材161により構成している。医療器具100には、この移動部材161の移動を操作するための操作部材165が備えられている。
操作部材165は、押し引き操作に伴って移動部材161を本体部110の軸方向に沿って移動させる長尺状の部材により構成している。図5(A)に示すように、操作部材165の先端部165aは、移動部材161に固定しており、図4に示すように、操作部材165の基端部165bは、医療器具100の基端部に配置されたハブ130に備えられる所定の支持部材151に固定している。操作部材165を各部に固定する方法は、例えば、溶着や融着、接着材等を使用した公知の方法で行うことができる。
操作部材165を構成する材料としては、移動部材161を移動させるための押し引き力を伝達させることが可能であれば特に限定されず、例えば、塩化ビニル、ポリウレタンエラストマー、スチレンーエチレンーブチレンースチレン共重合体(SEBS)、スチレンーエチレンープロピレンースチレン共重合体(SEPS)などの熱可塑性エラストマー、ナイロン、PETなどの熱可塑性樹脂、またはゴム、シリコーンエラストマーなどの熱硬化性樹脂、絹糸、木綿糸、セルロースファイバーなどの繊維材、SUS線、銅線、チタン線、ナイチノール線などの金属材、または、これらを適宜組み合わせたものによりを構成することができる。また、操作部材165の外形形状、断面形状、長さ、外径等も特に制限されるものではなく、適宜変更し得る。
図5(A)、図10に示すように、移動部材161は、平坦な面形状を備える先端部161aと、本体部110の基端側へ向けて凸状に湾曲した形状を備える基端部161bと、を有する円錐形状に形成している。
移動部材161の先端部161aには所定の付勢部材164を接続している。一方、移動部材161の基端部161bには操作部材165を接続している。移動部材161において操作部材165を接続する位置は特に限定されないが、例えば、図3(B)に示すように、本体部110の周方向において各開口部121a、121b、121c、121dが形成された位置と重ならない位置に操作部材165が配置されるように、移動部材16の接続位置を設定することが好ましい。図示例においては、第3開口部121cと第4開口部121dとの間に操作部材165が配置されるように、移動部材161の外表面の斜め上方側に操作部材165を固定している。このように配置することにより、本体部110の内腔117内で操作部材165とアブレーションカテーテル300のシャフト部310とが干渉するのを防止することができる。
移動部材161の外形形状は、図示した形状に限定されることはなく、適宜変更することが可能である。ただし、移動部材161は、当該移動部材161により本体部110を部分的に閉塞することが可能な形状で形成されていることが好ましい。具体的には、移動部材161は、基端部164bの外径が本体部110の内径よりも小さく形成されており、かつ、本体部110との間にアブレーションカテーテル300のシャフト部310がすり抜けられない程度の隙間を形成することが好ましい。このような形状に形成することにより、移動部材161を越えて当該移動部材161の先端側へアブレーションカテーテル300のシャフト部310が移動するのを防止することが可能になるため、移動部材161により適切な開口部へ先端部311を案内することが可能になる。また、医療器具100は、移動部材161と本体部110の間に隙間を有するため、効率的にプライミングを行うことができる。
移動部材160は、例えば、硬質の樹脂材料(プラスチック)や金属などによって構成することができるが、材質については特に制限はない。
図2(B)、図4に示すように、医療器具100には、操作部材165による移動部材100の移動の制限、および移動の制限の解除を切り替え可能なロック機構150を設けている。
ロック機構150は、医療器具100の基端部に設けたハブ130に備えられる支持部材151と、ハブ130に形成したガイド溝156とにより構成している。
図4に示すように、医療器具100は、本体部110の基端部に固定された外管160を有している。外管160は、本体部110の基端部の外表面を覆うように配置している。医療器具100において外管160が配置された部位は、使用者(術者等)が把持可能なハブ130を構成する。外管160は、例えば、本体部110と同様の材質のもので構成することができ、本体部110に対して融着や溶着等の公知の方法で固定することができる。
本体部110の基端部の上面側には、所定の開口部118を形成している。操作部材165は、この開口部118を介して本体部110の外部に導出されており、その基端部165bがガイド溝156に配置した支持部材151に固定されている。
支持部材151は、外管160の内部に配置される基部154と、ガイド溝156内に配置される柱状部153と、ガイド溝156の外部に配置される頭部152と、を有している。
支持部材151の頭部152は、ガイド溝156の幅よりも大きな外形寸法を有している。頭部152をガイド溝156に引っ掛けることにより、支持部材151全体を外管160に取り付けている。支持部材151は、頭部152がガイド溝156に引っ掛けて保持された状態で、ガイド溝156内を移動可能に構成される。
ガイド溝156は、本体部110の軸方向と交差する方向に延在する第1溝部156a、第2溝部156b、第3溝部156c、第4溝部156dと、各溝部156a、156b、156c、156dに連なり、本体部110の軸方向に延在する長手溝部157と、を有している。
図4に示すように、支持部材151が備える基部154には、操作部材151を接続している。このため、図5(B)、図5(C)中の矢印で示すように支持部材151を長手溝部157に沿って軸方向に移動させると、操作部材151を介して支持部材151に接続された移動部材161が移動する。支持部材151を各溝部156a、156b、156c、156dへ移動させることにより、移動部材161は、支持部材151の移動に対応して本体部110内の4箇所の位置に移動する。
支持部材151を第1溝部156aへ移動させると、図5(A)に示すように、移動部材161は、本体部110に形成した第1開口部121a付近に配置される。移動部材161の基端部161bは、軸方向において第1開口部121aに部分的に重なるように配置される。移動部材161は、操作部材165による移動操作が行われていないときは、図5(A)に示す初期位置Psに配置される。
図6(B)に示すように、支持部材151を第2溝部156bへ移動させると、移動部材161は、本体部110に形成した第2開口部121b付近に配置される。移動部材161の基端部161bは、軸方向において第2開口部121bに部分的に重なるように配置される。
図7(A)に示すように、支持部材151を第3溝部156cへ移動させると、移動部材161は、本体部110に形成した第3開口部121c付近に配置される。移動部材161の基端部161bは、軸方向において第3開口部121cに部分的に重なるように配置される。
図7(B)に示すように、支持部材151を第4溝部157cへ移動させると、移動部材161は、本体部110に形成した第4開口部121d付近に配置される。移動部材161の基端部161bは、軸方向において第4開口部121dに部分的に重なるように配置される。
図5(B)に示すように、各溝部156a、156b、156c、156dは、本体部110の軸方向と交差する方向に延在する。このため、支持部材151が各溝部156a、156b、156c、156dに配置された状態において、軸方向に向かう力が支持部材151に対して作用すると、各溝部156a、156b、156c、156dの周囲に存在する外管160の内壁に支持部材151の柱状部153が突き当たり、支持部材151の移動が制限される。これにより、支持部材151が不用意に移動するのを防止できる。このように、各溝部156a、156b、156c、156d内に支持部材151を配置することにより、移動部材161の移動を制限することが可能になるため、各開口部121a、121b、121c、121d付近の4箇所の位置に移動部材161を位置固定的に配置することができる。なお、支持部材151を各溝部156a、156b、156c、156dに配置した際に、支持部材151に不用意な移動が生じることをより確実に防止するために、例えば、各溝部156a、156b、156c、156dに、支持部材151の柱状部153が嵌め込み可能な軸方向に凹状に窪んだ形状を備えさせることも可能である。
ハブ130の基端部には、所定のコネクタ145を取り付けている。コネクタ145には、医療器具100の本体部110内へアブレーションカテーテル300のシャフト部310を導入するための開口部147を有している。
医療器具100には、例えば、本体部110に形成した各開口部121a、121b、121c、121dを介して本体部110内に流入する血液等がハブ130等から漏洩するのを防止する弁等を設けることができる。弁としては、例えば、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の挿通を許容する一方、血液等の漏洩を防止するように構成したスリット等を備える公知のものを使用することができる。弁は、例えば、ハブ130よりも先端側に位置するように本体部110の内部に配置することができる。
なお、本発明は、図1の医療器具100の構造に限定されず、例えば、ハブ130の先端側にアブレーションカテーテル300を挿入するサイドポートを設けてもよい。このように構成することにより、術者は、医療器具100のハブ130内をプライミングする必要がなくなる。このため、医療器具100の操作性を向上させることができる。なお、サイドポートとしては、カテーテル等の医療装置に使用される公知の構成のものを用いることができる。
図5(A)に示すように、医療器具100には、本体部110の先端側へ引っ張る方向の付勢力を移動部材161に付与する付勢部材164を設けている。
移動部材161を基端側へ移動させる操作を行う際は、付勢部材164が付与する付勢力が作用する方向と反対方向、つまり基端側へ向けて操作部材165を引っ張ることにより、付勢力に抗して移動部材161を移動させる。移動部材161を一旦移動させた後に、操作部材165に付与した引っ張り力を弱めると、移動部材161は、付勢部材164から付与される付勢力により、先端側へ向かう移動を開始する。そのまま操作部材165に外部から力を作用させないと、移動部材161は付勢部材164から付与される付勢力により、図5(A)に示す初期位置Psに戻される。
前述したように、操作部材165が接続された支持部材151は、各溝部156a、156b、156c、156dの周囲に存在する外管160の内壁に突き当てられることによって軸方向の移動が制限されるように構成されている(図5(B)を参照)。このため、各溝部156a、156b、156c、156d内に支持部材151を配置することにより、付勢部材164から付与される付勢力に抗して移動部材161の移動を制限することができる。
付勢部材164には、本体部110の軸方向に圧縮可能なバネ(コイルバネ)を使用している。ただし、付勢部材164は、移動部材161に対して本体部110の先端部へ向かう方向の引っ張り力を付与することが可能であれば特に限定されず、例えば、板バネ、ねじりバネ、その他の弾性部材等を使用することも可能である。
図5(A)に示すように、付勢部材164の先端部164aは、本体部110の先端端部113の内壁113aに固定することができ、付勢部材164の基端部164bは、移動部材161の先端部161aに固定することができる。付勢部材164を固定する方法は、例えば、溶着や融着、接着材等を使用した公知の方法で行うことができる。
本体部100に形成した各開口部121a、121b、121c、121dの周辺部には、X線造影マーカーを設けることができる。X線造影マーカーを設けることにより、X線画像下において各開口部121a、121b、121c、121dの位置を確認することができるようになるため、医療器具100を使用した手技を円滑かつ迅速に行うことが可能になる。X線造影マーカーは、例えば、各開口部121a、121b、121c、121dの周縁部に連続する線状や破線状に形成することができる。また、X線造影マーカーは、本体部110の内部および外部の両方に設けてもよいし、いずれか一方に設けてもよい。
X線造影マーカーは、例えば、ガイド部160に形成することも可能である。本実施形態に係る医療器具100のようにガイド部160に移動部材161が備えられる場合には、移動部材161にX線造影マーカーを設けることが好ましい。移動部材161にX線造影マーカーを設けることにより、X線画像下において移動部材161の位置を確認することができるようになるため、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311が案内される開口部を容易に特定することが可能になる。これにより、医療器具100を使用した手技を円滑かつ迅速に行うことが可能になる。なお、X線造影マーカーは、例えば、移動部材161の一部に部分的に設けてもよいし、移動部材161全体に設けてもよい。また、例えば、X線造影マーカーは、移動部材161以外の部材に設けることも可能であり、操作部材165において移動部材161と接続される先端部165aに設けたり、付勢部材164において移動部材161と接続される基端部164bに設けたりすることも可能である。これらのような部位にX線造影マーカーを設けることにより、移動部材161の位置をX線画像下において確認することができる。
X線造影マーカーは、例えば、Pt、Pt合金、W、W合金、Ag、Ag合金等を本体部110や移動部材161等に埋め込んだり、本体部110や移動部材161等の表面にこれらの材料を接合させたりすることによって構成することができる。
次に、医療器具100の本体部110に形成した各開口部121a、121b、121c、121dへアブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を案内(誘導)する手順を説明する。なお、ここでは、本体部110の先端側に位置する第1開口部121aから順に、第2開口部121b、第3開口部121c、第4開口部121dへ案内する手順を説明する。
図5(A)、図5(B)に示すように、支持部材151を第1溝部156aに配置することにより、移動部材161を初期位置Psに配置する。初期位置Psは、移動部材161が第1開口部121aの先端側に位置し、かつ、移動部材161の基端部161bが第1開口部121aの一部と軸方向において重なる位置に設定している。ただし、第1開口部121aへシャフト部310の先端部311を案内する際に移動部材161を配置する位置は、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311が第1開口部121aを挿通し得る限りにおいて特に限定されず、例えば、図示する位置よりも第1開口部121aの先端側または基端側に配置してもよい。同様に、その他の開口部121b、121c、121dへの案内を行う際にも移動部材161を配置する位置は特に限定されない。
次に、アブレーションカテーテル300のシャフト部310を医療器具100の本体部110内へ挿入する。シャフト部310は、ハブ130の基端部に設けたコネクタ145の開口部147を介して挿入することができる。
図5(A)に示すように、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を先端側へ移動させると、シャフト部310の先端面が移動部材161の基端部161bに当接する。移動部材161は、シャフト部310の前進限位置を規定して、移動部材161の先端側への移動を制限する。移動部材161の基端部161bにシャフト部310の先端面を当接させた状態で、シャフト部310を先端側へ向けてさらに押し込むと、シャフト部310の先端部311に押し込み力が反作用し、シャフト部310の先端部311が湾曲する。そして、シャフト部310の先端部311が、第1開口部121aへ向くように、移動部材161の基端部161bにシャフト部310の先端面が当接した状態で、シャフト部310を先端側へ向けてさらに押し込みながら、本体部110内でシャフト部310の先端部311を回転させる。そして、シャフト部310の先端部311が第1開口部121aへ向くように湾曲させた後、シャフト部310をさらに先端側へ押し込む。これにより、シャフト部310の先端部311が第1開口部121aから突出する。このように、アブレーションカテーテル300のシャフト部310を先端側へ向けて移動させる簡単な作業で第1開口部121aへシャフト部310の先端部311を案内することができる。
移動部材161の基端部161bの面形状を凸状に湾曲した形状に形成しているため、移動部材161の基端部の面形状に沿わせてシャフト部310の先端部311を所定の曲率で湾曲させることができる。このため、シャフト部310の先端部311を移動部材161の基端部161bに当接した状態で押し込む作業を行う際に、シャフト部310が屈曲したり、破損したりすることを防止することができる。
なお、移動部材161の基端部161bの面形状を凸状に湾曲した形状に形成しているため、同様に、シャフト部310の先端部311の面形状を凸形状に湾曲した形状に形成すると、シャフト部310の先端部311を移動部材161の基端部161bに当接した状態で押し込む作業を行う際、シャフト部310の先端部311を容易に湾曲させることができる。
また、アブレーションカテーテル300が先端部311を湾曲させる湾曲機構を有する場合、移動部材161の基端部161bにシャフト部310の先端面が当接した状態で、アブレーションカテーテル300の先端部311を簡単に湾曲させることができる。そのため、シャフト部310の先端部311を回転させる操作で、より簡単にシャフト部310の先端部311が第1開口部121aへ向くように湾曲させることができる。
第1開口部121aへシャフト部310の先端部311を案内した後、図6(A)に示すように、シャフト部310の先端部311を基端側へ移動させることにより、シャフト部310の先端面を第2開口部121bよりも基端側に配置する。
次に、図6(B)に示すように、移動部材161の基端部161bを第2開口部121b付近に配置する。移動部材161の移動は、図5(B)に示すように、手元の操作で支持部材151を第1溝部156aから第2溝部156bへ移動させることにより行うことができる。そして、図6(C)に示すように、シャフト部310の先端部311を先端側へ移動させて、移動部材161の基端部161aに当接させる。シャフト部310の先端部311をさらに先端側へ移動させると、移動部材160によりシャフト部310の先端部311の向きが変更されて、シャフト部310の先端部311が第2開口部121bへ案内される。シャフト部310をさらに先端側へ押し込むと、シャフト部310の先端部311が第2開口部121bから突出する。
以下同様にして、図7(A)に示すように、第3開口部121c付近に移動部材160を配置した状態でアブレーションカテーテル300のシャフト部310を押し込む作業、および、図7(B)に示すように、第4開口部121d付近に移動部材160を配置した状態でアブレーションカテーテル300のシャフト部310を押し込む作業を行うことにより、第3開口部121c、第4開口部121dへシャフト部310の先端部311を案内することができる。
各開口部121a、121b、121c、121dへシャフト部310の先端部311を案内する作業を終えた後、移動部材161を初期位置Psに戻す場合は、手元の操作で支持部材151を長手溝157へ移動させる(図5(B)を参照)。そして、支持部材151に外部から力を作用させないと、図7(C)に示すように、付勢部材164が付与する引っ張り力によって移動部材161が先端側へ自動的に移動し、初期位置Psに戻る。このように、移動部材161を先端側へ引っ張る方向の付勢力を付与する付勢部材164を設けて、移動部材161を初期位置Psへ向けて移動させることが可能であるため、本体部110の先端側および基端側へ移動部材161を自由に往復移動させることができる。これにより、各開口部121a、121b、121c、121dに対して移動部材161を選択的に位置合わせして配置することができる。
なお、シャフト部310の先端部311を各開口部121a、121b、121c、121dへ案内する際、シャフト部310の先端部311が各開口部121a、121b、121c、121d側を向くように予め湾曲させた状態(軸方向と交差する方向に湾曲した状態)でシャフト部310を押し込む操作を行ってもよい。このようにすると、各開口部121a、121b、121c、121d側へ向けてある程度の方向付けがなされた状態でシャフト部310の先端部311を案内することが可能になるため、シャフト部310を押し込む操作でより確実に各開口部121a、121b、121c、121dへシャフト部310の先端部311を案内することが可能になる。
次に、図9、図10を参照して、医療器具100およびアブレーションカテーテル300を使用した手技の一例を説明する。
最初に、アブレーションカテーテル300の準備作業を行う。アブレーションカテーテル300は、電気ケーブル351を介してエネルギー供給装置350に接続する。そして、対極板360を患者の体表面に取り付ける。
次に、医療器具100を生体内に導入する作業を行う。
まず、橈骨動脈や上腕動脈に所定のイントロデューサーシース(図示せず)を取り付ける。次にイントロデューサーシースを介してガイドワイヤ400を腎動脈RA付近まで導入する。なお、イントロデューサ―シースは、手技が完了した後に医療器具100を体外へ抜去するまで取り付けておく。そして、図9(A)に示すように、医療器具100が備えるワイヤ挿通部180のガイドワイヤルーメン187にガイドワイヤ400を挿通させて、ガイドワイヤ400に這わせて医療器具100を腎動脈RA内に導入する。ガイドワイヤ400は、医療器具100から適宜抜去する。
ガイドワイヤ400および医療器具100は、大腿動脈や腋窪動脈などの血管から導入してもよい。また、ガイドワイヤ400を介して所定のガイディングカテーテルを導入し、ガイディングカテーテルを介して医療器具100の導入を行ってもよい。
医療器具100の先端部に形成した各開口部121a、121b、121c、121dは、腎動脈RA内における処置対象部位に対して位置決めして配置する。この際、X線画像を撮影することにより、撮影したX線画像を確認しながら各開口部121a、121b、121c、121dの位置決めを行うことができる。
次に、医療器具100にアブレーションカテーテル300を挿入して、医療器具100が備える移動部材161により各開口部121a、121b、121c、121dへアブレーションカテーテル300の熱要素312を案内する。
そして、図10に示すように、各開口部121a、121b、121c、121dからアブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を突出させることにより、熱要素312を腎動脈RAの内壁Wに配置する。その後、アブレーションを開始する。なお、図10には、第2開口部121bからアブレーションカテーテル300のシャフト部310を突出させて、シャフト部310に配置された熱要素312を腎動脈RAの内壁Wに配置した際の様子を示している。
アブレーションカテーテル300によるアブレーションは、エネルギー供給装置120から熱要素80へ高周波の電気エネルギーを供給して、熱要素312の近傍に位置する生体組織(内壁W)を加熱することにより行う。腎交感神経RNを壊死、熱変質、剥離等させることにより、交感神経系を抑制することができ、治療抵抗性高血圧患者の血圧を低下させる効果を得ることができる。
図9(B)に示すように、アブレーションは、例えば、第1開口部121a付近に位置する処置対象部位P1、第2開口部121b付近に位置する処置部位対象部位P2、第3開口部121c付近に位置する処置対象部位P3、第4開口部121d付近に位置する処置部位P4の順に実施することができる。なお、一部の処置対象部位に対するアブレーションを省略したり、処置する部位の順番を変更したりしてもよい。
医療器具100の本体部110に形成した各開口部121a、121b、121c、121dが互いに周方向および軸方向の異なる位置に設けられているため、腎動脈RAの周方向および延伸方向に適切な間隔を空けてアブレーションを実施することができる。また、各開口部121a、121b、121c、121dにより熱要素312が案内される位置が一義的に定められるため、熱要素312を各処置対象部位P1、P2、P3、P4に対して容易かつ正確に位置決めすることができる。
各処置対象部位P1、P2、P3、P4に対するアブレーションが終了した後、他の処置対象部位に対するアブレーションを引き続き実施する場合は、アブレーションカテーテル300のシャフト部311を医療器具100の内部に収容させる。そして、医療器具100の各開口部121a、121b、121c、121dを他の処置対象部位付近にそれぞれ配置する。この際、医療器具100を周方向に回転させたり、軸方向へ移動させたりすることにより、各開口部121a、121b、121c、121dの位置決めを行うことができる。以下、同様の手順を繰り返して処置対象部位に対するアブレーションを進める。左右一方の腎動脈RAに対する処置を終えた後、他方の腎動脈RAに対して連続して処置を実施してもよい。全ての手技が完了した後、アブレーションカテーテル300を抜去し、その後に医療器具100を抜去する。
以上、本実施形態に係る医療器具100によれば、本体部110に挿入したアブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を、当該本体部110に形成した複数の開口部121a、121b、121c、121dのそれぞれへ適切に案内することができる。また、開口部121a、121b、121c、121dのそれぞれは、本体部110の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成されているため、処置対象部位が周方向や軸方向の異なる位置に複数存在する場合においても、各処置対象部位に対するアブレーションカテーテル300の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
また、ガイド部160が、本体部110の内部に軸方向に沿って移動可能に配置された移動部材161を有するように構成されており、移動部材161が、当該移動部材161が配置された位置に応じてアブレーションカテーテル300の先端部311の前進限位置を規定し、アブレーションカテーテル300が当接することによってアブレーションカテーテル300の先端部311を複数の開口部121a、121b、121c、121dのうちのいずれかの開口部へ向けて案内するように構成されているため、本体部110の内部における移動部材161の位置を変更させる簡単な作業によって、開口部121a、121b、121c、121dのそれぞれへアブレーションカテーテル300の先端部311を容易に案内することが可能になる。
また、医療器具100が、移動部材161の移動を操作するための操作部材165と、操作部材165による移動部材161の移動の制限および当該移動の制限の解除を切り替え可能なロック機構150と、を有するように構成されているため、移動部材161の不用意な移動が生じるのを防止でき、移動部材161を所定の位置に安定的に留めておくことができる。これにより、アブレーションカテーテル300を所望の開口部へ確実に案内することが可能になる。
また、医療器具100が、本体部110の先端側へ引っ張る方向の付勢力を移動部材161に付与する付勢部材165をさらに有し、ロック機構150が、付勢力に抗して移動部材161の移動を制限可能に構成されているため、ロック機構150による移動の制限を解除することにより、移動部材161を本体部110の先端側へ移動させることが可能になる。これにより、本体部110の軸方向に沿って移動部材161を往復移動させることが可能になるため、移動部材161を基端側へ一旦移動させた後においても、移動部材161を先端側へ再度移動させることができ、各開口部121a、121b、121c、121dに対して移動部材161を選択的に位置合わせてして配置することができる。
また、移動部材161の基端部161bが本体部110の基端側へ向けて凸状に湾曲した形状を有するように構成されているため、アブレーションカテーテル300の先端部311を移動部材161に当接させることにより、先端部311を所定の曲率で湾曲させて各開口部121a、121b、121c、121dへ案内することが可能になる。そして、各開口部121a、121b、121c、121dへの案内を行う際に、アブレーションカテーテル300のシャフト部310に過剰な押し付け力が付与されるのを防止することができるため、アブレーションカテーテル300のシャフト部310に破損等が生じるのを防止することが可能になる。
また、各開口部121a、121b、121c、121の周辺部にX線造影マーカーが設けられているため、X線画像下において各開口部121a、121b、121c、121の位置を確認することができ、処置対象部位に対する開口部の位置合わせを容易に行うことが可能になる。また、ガイド部160が備える移動部材161の少なくとも一部にX線造影マーカーが設けられているため、X線画像下において、移動部材161によっていずれの開口部に対してアブレーションカテーテル300が位置合わせされるのかを確認することが可能になるため、アブレーションカテーテル300が意図しない開口部へ誤案内されるのを未然に防止することが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る医療器具200を説明する。なお、上述した医療器具100の説明において、既に説明した部材等と同様に構成し得るものについてはその説明を省略する。
図11、図12に示すように、本実施形態に係る医療器具200は、本体部210に形成した各開口部221a、221b、221c、221dへアブレーションカテーテル300を案内する複数のガイド管231a、231b、231c、231dを備えている。
本体部200の内腔217には、第1ガイド管231a、第2ガイド管231b、第3ガイド管231c、第4ガイド管231dの4本のガイド管を挿入している。各ガイド管231a、231b、231c、231dの先端部には開口部を形成しており、それぞれのガイド管231a、231b、231c、231dの開口部は、本体部200の各開口部221a、221b、221c、221dに位置を合わせて配置している。本体部200の内腔217に挿入した各ガイド管231a、231b、231c、231dは、各開口部221a、221b、221c、221dに連通する互いに独立した通路を形成する。
第1ガイド管231aの先端部は、第1開口部221a側へ向けて緩やかに湾曲した形状を有しており、先端部よりも基端側の部分は、本体部210の軸方向に沿って略直線状に伸びた形状を有する。第2ガイド管231bの先端部は、第2開口部221b側へ向けて緩やかに湾曲した形状を有しており、先端部よりも基端側の部分は、本体部210の軸方向に沿って略直線状に伸びた形状を有する。第3ガイド管231cの先端部は、第3開口部221c側へ向けて緩やかに湾曲した形状を有しており、先端部よりも基端側の部分は、本体部210の軸方向に沿って略直線状に伸びた形状を有する。第4ガイド管231dの先端部は、第4開口部221d側へ向けて緩やかに湾曲した形状を有しており、先端部よりも基端側の部分は、本体部210の軸方向に沿って略直線状に伸びた形状を有する。
図12に示すように、第1ガイド管231aは、内腔237aを有する中空の管状部材により構成している。同様に、第2ガイド管231bは、内腔237bを有する中空の管状部材により構成しており、第3ガイド管231cは、内腔237cを有する中空の管状部材により構成しており、第4ガイド管231dは、内腔237dを有する中空の管状部材により構成している。本体部210および各ガイド管231a、231b、231c、231dは、例えば、前述した本体部110と同様の材料により構成することができる。また、各ガイド管231a、231b、231c、231dは、本体部210内において位置ずれ等しないように、本体部210に対して溶着や融着等により固定することができる。
第1開口部221aに連通する通路を形成するガイド管231aの内壁(管壁)238aは、第1開口部221aへアブレーションカテーテル300を案内するガイド部を構成する。つまり、ガイド管231aの内部にアブレーションカテーテル300のシャフト部310を挿入し、シャフト部310を本体部210の先端側へ移動させると、シャフト部310の先端部311がガイド管231aの内壁238に案内されて、第1開口部221aへ向けて移動する。同様に、第2開口部221bに連通する通路を形成するガイド管231bの内壁238bは、第2開口部221bへアブレーションカテーテル300を案内するガイド部を構成し、第3開口部221cに連通する通路を形成するガイド管231cの内壁238cは、第3開口部221cへアブレーションカテーテル300を案内するガイド部を構成し、第4開口部221dに連通する通路を形成するガイド管231dの内壁238dは、第4開口部221dへアブレーションカテーテル300を案内するガイド部を構成する。
図11(B)、図13に示すように、本体部210の基端部には、ハブ240を構成する外管260を配置している。外管260の基端部には、各ガイド管231a、231b、231c、231dが挿通可能なコネクタ245を取り付けている。コネクタ245には、各ガイド管231a、231b、231c、231dと液密・気密に連結される4本の中継チューブ247を接続している。
第1ガイド管231aは、中継チューブ247を介してカテーテルハブ250aに接続している。同様に、その他の各ガイド管231b、231c、231dは、中継チューブ247を介して各カテーテルハブ250b、250d、250dに接続している。各カテーテルハブ250a、250b、250d、250dの基端部には、本体部210内へ挿入されるアブレーションカテーテル300を導入するための導入口251を設けている。また、図示省略するが、各カテーテルハブ250a、250b、250d、250dの内部には、各開口部221a、221b、221c、221dを介して各ガイド管231a、231b、231c、231d内へ流入する血液等の漏洩を防止する弁を配置している。
アブレーションカテーテル300等の医療装置を本体部210に形成した第1開口部221aへ案内する際は、カテーテルハブ250aを介して、第1ガイド管231a内へアブレーションカテーテル300のシャフト部310を挿入する。シャフト部310を挿入した後、アブレーションカテーテル300を先端側へ向けて押し込むと、アブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311は、第1ガイド管231aの内壁238aに案内されて、開口部221aへ移動する。そして、開口部221aからシャフト部310の先端部311を突出させることにより、開口部221a付近に位置する処置対象部位に対してアブレーションカテーテル300の先端部を位置決めして配置することができる。同様に、第1開口部221a以外の他の開口部221b、221c、221dへアブレーションカテーテル300のシャフト部310の先端部311を案内する場合は、各カテーテルハブ250b、250c、250dへシャフト部310を挿入し、先端側へ向けて移動させる操作を行う。
以上、本実施形態に係る医療器具200によれば、前述した医療器具100と同様に、本体部210の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成された各開口部221a、221b、221c、221dへアブレーションカテーテル300等の医療装置を案内することができるため、処置対象部位が周方向や軸方向の異なる位置に複数存在する場合においても、各処置対象部位に対するアブレーションカテーテル300の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
上述した第2実施形態に係る医療器具200は、例示した構成のみに限定されることはない。例えば、本体部210に形成した開口部の個数や形状、形成する位置、ガイド管の個数等は適宜変更することが可能である。また、ガイド部として機能する内壁を備える複数のガイド管を本体部210に内挿した構成を示したが、例えば、本体部210の内壁によってそれぞれ区画される複数の通路を形成して、本体部210の内壁自体によりガイド部を構成するようにしてもよい。また、第1実施形態に係る医療器具100と同様に、各開口部221a、221b、221c、221の周辺部やガイド部を構成するガイド管231a、231b、231c、231d等にX線造影マーカーを設けることも可能である。
以上、複数の実施形態を通じて本発明に係る医療器具を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
医療器具とともに使用される医療装置の一例として、アブレーションカテーテルを説明したが、医療装置は医療器具の本体部内へ挿入可能なものであれば、特に限定されず、例えば、生検器具、穿刺器具、薬剤投与デバイス、バルーンカテーテルなどでもよい。また、アブレーションカテーテルを使用する場合においても、アブレーションによる治療内容が治療抵抗性高血圧患者の血圧低下を目的する治療に限定されることはなく、例えば、心不全、腎疾患、慢性腎不全、交感神経機能亢進、糖尿病、代謝異常、不整脈、急性心筋梗塞、心腎症候群等の治療に適用することができる。また、治療対象となる疾患部位(処置対象部位)は、腎動脈に限定されず、例えば、頻脈性不整脈を治療するための心筋焼灼術を目的とするものでもよい。
本発明に係る医療器具は、当該医療器具が備える本体部に形成した複数の開口部のそれぞれへ所定の医療装置を案内する機能を備え得る限りにおいて各部の構造や部材の配置等は適宜変更することができ、また図示により説明した付加的な部材の使用の省略や、その他の付加的な部材の使用等も適宜に行い得る。
100、200 医療器具、
110、210 本体部、
121a、121b、121c、121d、221a、221b、221c、221d 開口部、
150 ロック機構、
151 支持部材、
156 ガイド溝、
160 ガイド部、
161 移動部材、
161b 移動部材の基端部、
164 付勢部材、
165 操作部材、
238a、238b、238c、238d 内壁(ガイド部)、
300 アブレーションカテーテル(医療装置)、
311 アブレーションカテーテルの先端部。

Claims (6)

  1. 生体内に導入される医療装置が挿入可能に構成されており、先端部に複数の開口部が形成された長尺状の本体部と、
    前記本体部に挿入された前記医療装置の先端部を前記複数の開口部のそれぞれへ案内するガイド部と、を有し、
    複数の前記開口部は、それぞれが前記本体部の軸方向と交差する方向に向けて開口しており、かつ、互いに軸方向および周方向の異なる位置に形成されている、医療器具。
  2. 前記ガイド部は、前記本体部の内部に軸方向に沿って移動可能に配置された移動部材を有し、
    前記移動部材は、当該移動部材が配置された位置に応じて前記医療装置の前進限位置を規定し、前記医療装置が当接することによって前記医療装置の先端部を複数の前記開口部のうちのいずれかの開口部へ向けて案内する、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記移動部材の移動を操作するための操作部材と、
    前記操作部材による前記移動部材の移動の制限および当該移動の制限の解除を切り替え可能なロック機構と、をさらに有する請求項2に記載の医療器具。
  4. 前記本体部の先端側へ引っ張る方向の付勢力を前記移動部材に付与する付勢部材をさらに有し、
    前記ロック機構は、前記付勢力に抗して前記移動部材の移動を制限可能に構成されている、請求項3に記載の医療器具。
  5. 前記移動部材の基端部は、前記本体部の基端側へ向けて凸状に湾曲した形状を有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の医療器具。
  6. 複数の前記開口部の周辺部および/または前記ガイド部の少なくとも一部にX線造影マーカーが設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療器具。
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