JP2016066257A - 宿泊支援サーバ、及び宿泊支援プログラム - Google Patents

宿泊支援サーバ、及び宿泊支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の建物に渡って客室の稼働率を全体的に改善する。
【解決手段】宿泊支援会社は、空き部屋を抱えるホテルA、ホテルBと契約し、これらの空き部屋を客室として顧客に提供する。客室は、暗証番号により解錠する電子錠を備えている。管理サーバ2は、インターネット7を介して各国の顧客から客室に対する宿泊予約を受け付ける。その際に、管理サーバ2は、顧客に電子錠の暗証番号を指定してもらう。クレジットカードによる決済を選択した場合、顧客は、クレジット会社サーバ3を用いて決済し、コンビニエンスストアでの決済を選択した場合、店舗15に赴いて決済する。決済完了は、クレジット会社サーバ3や店舗サーバ4から管理サーバ2に通知される。管理サーバ2は、宿泊代金が決済された宿泊予定の宿泊日が到来すると、顧客が宿泊する客室の電子錠に顧客が指定した暗証番号を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、宿泊支援サーバ、及び宿泊支援プログラムに関し、例えば、旅行者の宿泊を支援するものに関する。
大手ホテルが圧倒的な力によって高い稼働率(80%以上)を確保しつつ、全国展開を進める中、地域の中小ホテルは、多くが50〜60%台という低稼働率にあえいでいる。
中小ホテルは、資金、人材、ブランド、設備、サービス、料理(朝食)などの経営資源が大手ホテルに対して劣っており、これを挽回するために苦し紛れの安売りに走り、その結果、単価の下落、売り上げの減少を招いている。
そのため、改修・改装もままならならず、稼働率の低下を招くという悪循環に陥っている。
これら中小ホテルの稼働率を向上させる試みとして、特許文献1の「ホテル予約サーバ」がある。
この技術は、ネットワークを介して宿泊者に部屋の鍵を解錠する暗証番号を発行するものである。
しかし、この技術は、個々の中小ホテルが個別に実施するものであり、如何にして中小ホテル業界の稼働率を全体的に改善するかという課題があった。
特開2013−54472号公報
本発明は、複数の建物に渡って客室の稼働率を全体的に改善することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所有者の異なる複数の建物の電子錠を有する部屋を登録する登録手段と、宿泊希望者から宿泊予定を受け付ける受付手段と、前記受け付けた宿泊予定に基づいて、前記複数の部屋のうちの1の部屋の電子錠を解錠する解錠情報を当該電子錠に対して設定する設定手段と、前記設定した解錠情報を前記宿泊希望者に提供する提供手段と、を具備したことを特徴とする宿泊支援サーバを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記宿泊予定に対応する宿泊代金の決済を確認する確認手段を具備し、前記設定手段は、前記決済を確認した場合に前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1に記載の宿泊支援サーバを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と前記設定した解錠情報が一致する場合に、前記1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段と、を具備したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記設定手段は、前記1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に、前記1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段と、を備えた電子錠管理サーバに前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバを提供する。
請求項5に記載の発明では、前記1の部屋の電子錠は、当該1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に解錠する解錠手段と、を備えており、前記設定手段は、前記1の部屋の電子錠に前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバを提供する。
請求項6に記載の発明では、前記複数の建物を当該建物が立地する地域によって組にして記憶する組記憶手段と、前記宿泊予定には、前記宿泊希望者が宿泊を希望する地域が指定されており、前記設定手段は、前記指定された地域の組に属する建物の部屋の中から前記1の部屋を選択して解錠情報を設定することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の宿泊支援サーバを提供する。
請求項7に記載の発明では、所有者の異なる複数の建物の電子錠を有する部屋を登録する登録手段と、宿泊希望者から宿泊予定を受け付ける受付機能と、前記受け付けた宿泊予定に基づいて、前記複数の部屋のうちの1の部屋の電子錠を解錠する解錠情報を当該電子錠に対して設定する設定機能と、前記設定した解錠情報を前記宿泊希望者に提供する提供機能と、をコンピュータで実現する宿泊支援プログラムを提供する。
本発明によれば、複数の建物の電子錠を有する部屋を登録しておき、これらの電子錠を管理することにより、複数の建物に渡って客室の稼働率を全体的に改善することができる。
宿泊支援システムの構成を説明するための図である。 管理サーバの構成を説明するための図である。 宿泊代金の決済方法を説明するためのフローチャートである。 宿泊代金の決済方法を説明するためのフローチャートである。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。
(1)実施形態の概要
宿泊支援会社は、空き部屋を抱えるホテルA、ホテルB(図1)と契約し、これらの空き部屋を客室として顧客に提供する。客室は、暗証番号により解錠する電子錠を備えている。
管理サーバ2は、宿泊支援会社が運営するサーバ装置であって、インターネット7を介して各国の顧客から客室に対する宿泊予約を受け付ける。その際に、管理サーバ2は、顧客に電子錠の暗証番号を指定してもらう。
また、暗証番号を管理サーバ2の側で設定して、通知するようにしてもよい。
顧客は、宿泊代金の決済方法をクレジットカードによる決済とコンビニエンスストア(他の種類の店舗、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関でもよい)での決済から選択することができる。
クレジットカードによる決済を選択した場合、顧客は、クレジット会社サーバ3を用いて決済し、コンビニエンスストアでの決済を選択した場合、店舗15に赴いて決済する。
決済完了は、クレジット会社サーバ3や店舗サーバ4から管理サーバ2に通知される。
管理サーバ2は、宿泊代金が決済された宿泊予定の宿泊日が到来すると、顧客が宿泊する客室の電子錠に顧客が指定した暗証番号を設定する。
顧客は、ホテルに到着すると、フロントを介さずに自分の部屋に行き、電子錠に暗証番号を入力して解錠することができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施の形態に係る宿泊支援システムの構成を説明するための図である。
宿泊支援システム1は、宿泊支援会社が管理サーバ2を用いて構築したネットワークシステムである。
ホテルA、ホテルB、更に図示しないホテルC、・・・は、所有者(事業者、経営主体)が異なる中小ホテルである。これらホテルは、部屋の稼働率が低く、空き部屋を常態的に抱えている。
そこで、宿泊支援会社は、各ホテルにこれらの空き部屋を提供してもらい、1フロアー全部、例えば、2階の201号室から205号室までを、例えば、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月または1年契約で宿泊支援システム1で使用する、などと、各ホテルと業務提携している。
図中のホテルA、ホテルBで図示した複数の矩形は、各ホテルの個々の部屋を示しており、斜線で示した部屋8aは、各ホテルが通常業務で使用する部屋、白抜きの部屋8bは、業務提携により宿泊支援システム1で使用する部屋を意味する。
以下、宿泊支援システム1で使用する部屋は、宿泊支援会社が客室として利用するため、客室と呼ぶことにする。
各ホテルの客室は、電子的な解錠情報により解錠可能な電子錠を備えている。
より詳細には、電子錠は、デジタルデータ(解錠情報)を鍵として使用する錠前であり、デジタルデータの入力部と、当該デジタルデータに応じて駆動するボルトを備えている。
電子錠には各種のものが存在するが、本実施の形態では、解錠情報として暗証番号を設定し、宿泊者が電子錠に設置されたテンキーで当該暗証番号を入力すると解錠するものとする。
ホテルAの場合は、電子錠から暗証番号を入力すると、暗証番号が暗号化されて(以下、通信ネットワークを介する情報通信は暗号化されているものとする)管理サーバ2に送信され、管理サーバ2で暗証番号の確認が行われる。
そして、入力された暗証番号と登録されている暗証番号が一致する場合、管理サーバ2から電子錠に解錠命令が送信されて電子錠が解錠する。
なお、電子錠は、オートロックとなっており、電子錠はドアが閉じると自動的に施錠する。また、オートロックではなく、顧客が所定の施錠情報(電子情報)を入力することにより施錠するように構成してもよい。
ホテルAの場合、管理サーバ2は、1の部屋(顧客が宿泊する客室)の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、当該取得した入力情報と予め設定した解錠情報が一致する場合に、当該1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段を備えている。
ホテルBの場合は、ホテルBの電子錠を管理するホテルサーバ12が設置されており、客室の電子錠を管理している。
ホテルサーバ12は、予め管理サーバ2から客室の解錠情報を受信して記憶しており、電子錠から暗証番号が入力されると、ホテルサーバ12がこれを確認して電子錠を解錠する。
ホテルBの場合、ホテルサーバ12は、1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、当該取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に、当該1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段を備えた電子錠管理サーバとして機能しており、管理サーバ2は、当該電子錠管理サーバに当該解錠情報を設定設定手段を備えている。
また、他の形態として、管理サーバ2から客室の電子錠に暗証番号が送信されて電子錠がこれを記憶し、入力された暗証番号の確認と解錠の判断を電子錠が行うように構成することもできる。
この場合、1の部屋の電子錠は、当該1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に解錠する解錠手段と、を備えており、管理サーバ2は、当該1の部屋の電子錠に前記解錠情報を設定する設定手段を備えている。
このように、宿泊支援システム1では、暗証番号により電子錠が解錠するため、客室に鍵を置いたままオートロックで施錠され、顧客(宿泊客)が客室外に閉め出されるという頻発する事態を回避することができる。
店舗サーバ4は、宿泊支援会社と契約して、宿泊支援会社と協働して顧客にサービスを提供する店舗の運営するサーバ装置であり、例えば、コンビニエンスストアの本部に設置され、各店舗15(コンビニエンスストア)の端末と通信するサーバ装置である。
この他に、店舗サーバ4を、タクシーの手配を行うタクシー会社のサーバ装置としたり、バスのチケットを予約するバス会社のサーバ装置としたり、あるいは、出前を行う外食店のサーバ装置とすることもできる。
本実施の形態では、店舗サーバ4をコンビニエンスストア事業者のサーバ装置とし、コンビニエンスストアである店舗15、15、・・・の端末と通信ネットワークを介して接続しているものとする。
店舗15は、宿泊支援会社に対する宿泊代金を決済したり、顧客に弁当類(朝食、昼食、夕食、おやつなど)やアメニティなどの商品を配達したりなど、顧客に各種サービスを提供する。
宿泊代金の決済に関しては、予約客(宿泊申込者)が店舗15を訪れて決済を行うと、その旨が店舗サーバ4を介して管理サーバ2に通知される。
また、商品の配達に関しては、店舗サーバ4を介して管理サーバ2から該当する店舗15の端末に注文情報が送信され、これを確認した店員が商品をホテルの客室まで配達する。
クレジット会社サーバ3は、クレジットカードによる決済を行うサーバ装置であって、予約客がクレジットカードによって宿泊代金の決済を行いたい場合は、顧客のクレジットカード番号により顧客に与信を与えて決済を行う。
予約サーバ5は、ポータルサイトを運営するサーバ装置であって、宿泊支援会社は、自社の客室をホテル予約ページに掲載している。
宿泊先を探している客が予約サーバ5で宿泊支援会社の客室を宿泊先として選択すると、管理サーバ2の予約ページに切り替わり、管理サーバ2で予約できるようになっている。
また、管理サーバ2も独自に宿泊ウェブサイトを運営しており、客が当該ウェブサイトから予約ページに到達することができる。
担当者端末6は、テレビ電話機能を有するコンピュータ端末であって、表示画面、文字や数字などを入力する入力キー、音声を出力するスピーカ、音声を入力するマイクロフォンなどを備えている。
宿泊支援会社の担当者は、これらの機能を用いて宿泊者にコンシェルジュ業務を提供する。
インターネット7は、所定のプロトコルを用いて情報通信を行う通信ネットワークである。
ユーザ端末10a〜10d(以下、特に区別しない場合はユーザ端末10と記す)は、顧客が有する端末装置である。
ユーザ端末10は、例えば、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機など、インターネット7を介する通信が可能な端末である。
ユーザ端末10は、液晶による表示画面、文字や数字などを入力する入力キー、音声を出力するスピーカ、音声を入力するマイクロフォンなどを備えている。
インターネット7は、国境を越えて接続されており、海外とも通信可能であるため、管理サーバ2は、外国の顧客と通信することができる。
ここでは、一例として、ユーザ端末10aは、国内(日本)の顧客、ユーザ端末10bは、米国の顧客、ユーザ端末10cは、中国の顧客、ユーザ端末10dは、アルゼンチンの顧客が有する端末とする。
ユーザ端末10は、インターネット7を介して予約サーバ5や管理サーバ2とインターネット7と通信することができ、これらのサーバが提供するウェブサイトを閲覧したり、これらウェブサイトに宿泊予約などに関する情報を入力したりすることができる。
管理サーバ2は、宿泊支援会社が運営する宿泊支援サーバであって、(1)予約の受付、(2)宿泊代金の管理、(3)電子錠の管理、(4)コンシェルジュ業務の提供、などの各種サービスを顧客に提供する。
なお、宿泊支援システム1では、これらの業務を1台の管理サーバ2によって行うが、予約受付サーバ、宿泊代金管理サーバ、電子錠管理サーバ、コンシェルジュ用サーバなど、個別の機能を有するサーバ装置を組み合わせてもよい。
また、図示しないが、管理サーバ2とクレジット会社サーバ3、店舗サーバ4、予約サーバ5、担当者端末6ホテルサーバ12、各客室の電子錠は、インターネットや専用回線を介して接続している。
以下、管理サーバ2が提供するこれらの各種機能について説明する。
(1)予約の受付
管理サーバ2の運営する宿泊ウェブサイトは、予約ページを備えており、顧客は、ユーザ端末10から予約ページにアクセスして宿泊予約を行う。
また、例えば、ホテルA、ホテルB、更に図示しないホテルCホテルのウェブサイトからリンクされることによりアクセス可能としてもよい。この場合、ホテルA等は、一定の場合のみ自動的にまたはホテルの管理者の設定によりリンク可能としてもよい。具体的には、一定の宿泊客を既に確保できている場合のみリンク可能とする。こうすることで、まず、自ホテルの宿泊客を確保し、そのうえで、施設の有効活用を図ることができる。
顧客は、ユーザ端末10から、管理サーバ2の宿泊ウェブサイトに直接アクセスするか、あるいは、予約サーバ5のウェブサイトにアクセスした後、接続を管理サーバ2にリダイレクトするなどして管理サーバ2の宿泊ウェブサイトにアクセスする。
宿泊ウェブサイトでは、宿泊支援会社の沿革や会社情報、更に宿泊支援会社が提供するサービスが文字、画像、動画、音声などにより提供される。
宿泊ウェブサイトは、各種の言語で提供されており、宿泊支援システム1は、ユーザ端末10のIP(Internet Protocol)アドレスからアクセス元の国を判別し、当該国に対応する言語で宿泊ウェブサイトを提供する。
例えば、ユーザ端末10cからアクセスがあった場合、管理サーバ2は、中国語でウェブサイトを提供する。
なお、米国から日本人やフランス人などがアクセスしてくる場合もあるため、宿泊ウェブサイトでは、提示言語を選択できるようになっている。
顧客の母国語で宿泊ウェブサイトを表示するのは、重要なおもてなしの要素であり、顧客に歓迎されているとの印象を与えると共に、宿泊支援会社に対して親近感を抱いてもらうことができる。
顧客は、ユーザ端末10から宿泊ウェブサイトを閲覧し、予約ページを選択すると、ユーザ端末10に予約ページが表示される。
予約ページでは、宿泊希望のホテル名、宿泊部屋数、宿泊希望日、氏名、顧客の居住する国名、住所、電話番号、電子メールアドレス、宿泊代金の支払い方法、4桁の暗証番号(解錠情報)などの顧客情報を入力するようになっている。
宿泊希望のホテルは、宿泊支援会社が提携するホテルA、ホテルB、・・・が立地条件や外観の画像、客室の画像などと共に選択可能に表示され、顧客が選択するようになっている。
ホテルを選択すると、予約ページに宿泊部屋数などの詳細な情報を入力するフォームが表示され、顧客は、これらに入力していく。
宿泊代金の支払い方法は、クレジットカード決済とコンビニエンスストアでの決済を選択できるようになっている。
なお、近年は、電子メールアドレスやクレジットカード番号などを元にインターネット上で決済するサービスが増えてきたが、このようなサービスを利用できるように構成することもできる。管理サーバ2が決済を知ることができればどのような方法でもよい。
電子錠を解錠するための4桁の暗証番号は、顧客が任意の数字を入力する。なお、宿泊支援システム1では、顧客が暗証番号を設定するように構成したが、管理サーバ2が生成して顧客に提示するように構成してもよい。
また、通常のホテルの場合、シングル、ツイン、ダブルなど、宿泊者人数により客室を予約するようになっているが、宿泊支援会社では、客室単位で予約できるようになっている。
これにより、例えば、1室を借りて、1人で宿泊したり、あるいは、2人以上で宿泊することができる。これにより海外からの需要を取り込めると見込んでいる。
予約が完了すると、管理サーバ2は、顧客にIDとパスワードを付与すると共に当該顧客専用の顧客ページを生成し、顧客は、IDとパスワードにて自分の顧客ページにアクセスできるようになる。
より詳細には、顧客ページのURL(Uniform Resource Locator)は、顧客が登録した電子メールアドレスに宛てて電子メールで送信され、顧客は、電子メールに添付されたURLをブラウザに設定して自己の顧客ページにアクセスすることができる。
顧客ページには、顧客確認用に顧客の予約内容や暗証番号(これは変更できるようになっている)、ホテルまでの道順など掲載されるほか、顧客からの質問や要望を書き込む欄も用意されている。これら質問や要望は後述するコンシェルジュサービスにより対応される。
顧客ページには、暗証番号が表示されるため、顧客が暗証番号を忘れた場合であっても、これを確認することができる。
以上のように、管理サーバ2は、宿泊希望者から宿泊予定を受け付ける受付手段を備えている。
(2)宿泊代金の管理
先に述べたように顧客は予約ページにて決済方法を選択する。
顧客が決済方法でクレジットカードを選択した場合、顧客ページにクレジットカード決済ボタンが表示され、顧客は、これを選択(クリック)することによりクレジットカード決済手続きに移行することができる。
より詳細には、管理サーバ2は、顧客がクレジットカード決済ボタンを選択すると、決済内容(金額など)を管理サーバ2に送信すると共に、ユーザ端末10が管理サーバ2を介してクレジット会社サーバ3と接続する。
顧客は、ユーザ端末10からクレジットカード番号などをクレジット会社サーバ3に送信し、一方、管理サーバ2は、クレジット会社サーバ3に決済金額や決済明細を送信し、クレジット会社サーバ3は、クレジットカード番号と決済金額により決済処理をして、決済処理が完了した旨を管理サーバ2に送信する。
一方、顧客がコンビニエンスストアでの決済を選択した場合、管理サーバ2は、顧客の予約情報とひも付けされた予約番号を顧客に発行し、当該予約番号を顧客ページに表示する。予約情報は、顧客氏名、決済金額、ホテル名、顧客名、宿泊日などから構成されている。
その後、顧客は店舗15に赴き、店舗15に設置された端末から予約番号を入力すると、店舗サーバ4が当該予約番号にひも付けされた予約情報を管理サーバ2から取得して、これを店舗15の端末に印刷させる。
顧客は、印刷された予約情報をコンビニエンスストアの会計担当者に渡すと共に宿泊代金を会計担当者に支払う。
会計担当者は、店舗15に設置された会計端末から支払いが完了した旨を入力して店舗サーバ4に送信し、店舗サーバ4は、管理サーバ2に決済が完了した旨を通知する。
このように、管理サーバ2は、宿泊予定に対応する宿泊代金の決済を確認する確認手段を備えている。
(3)電子錠の管理
管理サーバ2は、顧客の宿泊代の決済が完了したことを条件に、顧客の宿泊日に客室の電子錠の解錠用の暗証番号を顧客が設定した暗証番号に設定する。
このように管理サーバ2は、受け付けた宿泊予定に基づいて、複数の部屋のうちの1の部屋の電子錠を解錠する解錠情報を当該電子錠に対して設定する設定手段を備えており、当該設定手段は、顧客の決済を確認した場合に解錠情報を設定している。
また、暗証番号の設定と共に、管理サーバ2は、顧客が宿泊する客室の番号を顧客ページにて通知する。
このように、管理サーバ2は、設定した解錠情報を宿泊希望者に提供する提供手段を備えている。
このように、管理サーバ2が電子錠を設定することにより、次のような利点が生じる。
まず、顧客に対しては、ホテルに到着した際に、フロントを通さずに自分の客室に行き、まるで自分の家に帰ってきたかのように鍵を開けて室内に入ることができる。
また、宿泊代の支払にが完了しているため、退室時もフロントを通さずに退去することができる。
これにより、フロントで待たされる手間が省けるほか、言葉の障壁も回避することができる。
また、客室の鍵を管理する手間が省けるほか、一部屋に複数人で宿泊している場合、鍵の持ち主を伴わなくても各人が自由に客室に出入りできる。
宿泊支援会社に対しては、前金で宿泊代金を回収しているために代金未回収のリスクを回避することができる。なお、変形例として、宿泊後に決済する構成も可能である。
ホテルに対しては、フロント業務を提供しなくて済むほか、フロントに外国語のできる担当者を置く必要がない。
(4)コンシェルジュ業務の提供
宿泊支援会社は、管理サーバ2や担当者端末6を用いて顧客にコンシェルジュサービスを提供する。
管理サーバ2では、宿泊ウェブサイトにて観光地、レストラン、土産物店、交通機関、天気予報、宅配便の案内、クリーニングなどの観光客が必要とする一般的な情報を提供している。
また、顧客ページにて顧客が書き込んだ問い合わせ事項に対しては、宿泊支援会社の担当者が回答を担当者端末6より入力して顧客ページ内で返答する。このため、宿泊支援会社は、複数言語に対応した担当者を揃えている。
また、担当者端末6は、テレビ電話機能も備えているため、顧客は、テレビ電話機能を有する端末にて担当者とテレビ電話機能を介した質疑応答を行うこともできる。
テレビ電話機能を有する端末は、例えば、テレビ電話ソフトウェアをインストールしたユーザ端末10を用いることもできるし、あるいは、客室にテレビ電話端末を設置しておいてもよい。
中小ホテルでは、大手ホテルのようにコンシェルジュサービスを提供するのは困難であるが、宿泊支援システム1では、複数のホテルが宿泊支援会社のコンシェルジュ部門を共有するため、低コストで良質なコンシェルジュサービスを提供することができる。
以上、宿泊支援システム1の一例について説明したが、各種の変形が可能である。
例えば、宿泊支援システム1では、客室を中小ホテルの部屋としたが、これは、提供主の業種を限定するものではなく、例えば、大手ホテル、マンションションや別荘のオーナーなど、空き部屋を提供できる者であればよい。
また、宿泊支援システム1では、電子錠として暗証番号により解錠するものを使用したが、他の形態の電子錠を使用することも可能である。
電子錠の他の例としては、例えば、次のようなものがある。
まず、ユーザ端末10と電子錠にBluetooth(登録商標)などの近距離無線機能を備える。
そして、管理サーバ2は、解錠情報を電子データにて生成し、ユーザ端末10に送信する。
顧客は、ユーザ端末10をホテルに持参し、近距離無線機能にて解錠情報を電子錠に送信する。
電子錠は、ユーザ端末10から送信された解錠情報を確認した後、ドアを解錠する。
また、ユーザ端末10が指紋などの生態情報を読み取る機能を有する場合、これを管理サーバ2に登録して解錠情報として使用することもできる。
更には、管理サーバ2がユーザ端末10を介してICカードに解錠情報を書き込み、リーダライタを備えた電子錠にICカードの解錠情報を読み取らせてもよい。
図2(a)は、管理サーバ2のハードウェア的な構成を説明するための図である。
管理サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、通信制御装置24、記憶装置25などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU21は、コンピュータプログラムに従って所定の情報処理を行う中央処理装置であって、バスラインを介してROM22〜記憶装置25と協働して動作する。
より具体的には、CPU21は、予約の受付、宿泊代金の管理、電子錠の管理、及びコンシェルジュ業務の提供などを行う。
ROM22は、読み取り専用のメモリであって、CPU21が動作する上での基本的なプログラムやパラメータが記憶されている。
RAM23は、読み書きが可能なメモリであって、CPU21が情報処理をする際のワーキングを提供する。
通信制御装置24は、管理サーバ2を通信ネットワークに接続し、管理サーバ2をユーザ端末10、クレジット会社サーバ3、担当者端末6、店舗サーバ4などと接続する。
記憶装置25は、例えば、ハードディスクや半導体記憶装置によって構成された大容量の記憶装置を備えており、各種のプログラムやデータベースが記憶されている。
記憶装置25が記憶するプログラムには、予約の受付プログラム、宿泊代金の管理プログラム、電子錠の管理プログラム、及びコンシェルジュ業務プログラムなどがあり、これらがCPU21で実行されることにより予約の受付機能、宿泊代金の管理機能、電子錠の管理機能、及びコンシェルジュ業務機能などが発揮される。
図2(b)は、記憶装置25に記憶された客室データベースの論理的な構成の一例を示した図である。
客室データベースは、「ホテル名」、「契約期間」、「客室番号」などの項目から構成されており、宿泊支援会社と業務提携しているホテルと、これらのホテルが提供している客室に関する情報を記憶している。
例えば、図では、Aホテルの201号室、202号室は、2014年4月1日から2015年3月31まで(図では、日を省略している)宿泊支援会社が客室として顧客に提供できることが示されている。
このように、管理サーバ2は、所有者の異なる複数の建物の電子錠を有する部屋を客室データベースに登録する登録手段を備えている。
図2(c)は、記憶装置25に記憶された予約情報データベースの論理的な構成の一例を示した図である。
予約情報データベースは、「顧客名」、「電子メールアドレス」、「宿泊期間」、「ホテル名」、「客室番号」、「決済」、「暗証番号」、「決済方法」(図示せず)などの項目から構成されており、顧客の予約に関する情報を記憶している。
管理サーバ2は、予約情報データベースを参照して、顧客に電子メールを送信したり、宿泊代の支払い状況をチェックしたり、電子錠に暗証番号を設定したりする。
図の例では、John Yamada氏がAホテルの201号室に8月1日から2泊することを示している。
管理サーバ2は、決済が済みになっていることを確認した後、8月1日にAホテルの201号室の電子錠に暗証番号1234を設定する。
図3は、顧客がクレジットカードで宿泊代金を決済する場合の宿泊支援システム1の動作を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、ユーザ端末10、管理サーバ2、クレジット会社サーバ3、店舗サーバ4(図4で説明)、ホテルサーバ12のCPUが所定のプログラムに従って行うものである。
まず、顧客は、ユーザ端末10から管理サーバ2の開設するウェブサイトにインターネット7を介してアクセスする(ステップ5)。
なお、ユーザ端末10から予約サーバ5にアクセスし、予約サーバ5によってリダイレクトされることにより管理サーバ2に接続してもよい。
顧客がウェブサイト上で予約ページを選択すると管理サーバ2は、ユーザ端末10に予約ページの表示データを送信する(ステップ10)。
ユーザ端末10は、管理サーバ2から予約ページの表示データを受信すると、これを用いて表示画面に予約ページを表示する。
顧客は、予約ページに、氏名、電子メールアドレス、宿泊期間、ホテル名、客室番号、決済方法、暗証番号、決済方法などの予約情報を入力し、送信ボタンをクリックする。
これによりユーザ端末10は、顧客が入力した予約情報を管理サーバ2に送信する(ステップ15)。
管理サーバ2は、ユーザ端末10から予約情報を受信すると、これを予約情報データベースを参照に記憶する(ステップ20)。
なお、項目「決済」は、未決済に設定されている。また、客室番号は、顧客が選択するのではなく、管理サーバ2が客室を選択して顧客に割り当ててもよい。
管理サーバ2は、予約情報を記憶すると、決済方法がクレジットカードであった場合、顧客にクレジットカード番号などクレジットカードの使用に必要な情報をユーザ端末10から入力してもらう。
そして、管理サーバ2は、それらの情報を決済代金などと共にクレジット会社サーバ3に送信して与信の問い合わせを行い、クレジット会社サーバ3によって与信が付与される場合、クレジット会社サーバ3と共に決済処理を行う(ステップ25)。
なお、決済時点で管理サーバ2がユーザ端末10の接続をクレジット会社サーバ3にリダイレクトして、ユーザ端末10とクレジット会社サーバ3の間で決済処理を行わせてもよい。
更に、管理サーバ2が決済処理を外部の決済代行業者のサーバに依頼してもよい。
決済が完了すると、管理サーバ2は、項目「決済」を済みに設定するとともに、予約情報に基づいて顧客ページを作成し、当該顧客ページのURLを電子メールにて顧客に送信する(ステップ30)。
ユーザ端末10は、電子メールによりURLを受信する(ステップ35)。以降、顧客は、当該URLにて自己の顧客ページにアクセスすることができる。
管理サーバ2は、決済が完了すると、本日が顧客の宿泊日であるか確認し(ステップ40)、宿泊日でない場合は(ステップ40;N)、引き続き宿泊日の到来を監視する。
一方、本日が宿泊日である場合(ステップ40;Y)、チェックイン時間に顧客の客室の電子錠に顧客の暗証番号を設定する(ステップ45)。
なお、ホテルサーバ12にて暗証番号を管理する場合、管理サーバ2は、ホテルサーバ12に暗証番号を送信し、ホテルサーバ12は、これを当日のチェックイン時間に設定する(ステップ50)。
また、電子錠が暗証番号管理機能を有する場合、管理サーバ2は、電子錠に暗証番号を送信する。
図4は、顧客がコンビニエンスストアで宿泊代金を決済する場合の宿泊支援システム1の動作を説明するためのフローチャートである。
図3と同じステップには同じステップ番号を付し、説明を省略する。
管理サーバ2は、予約情報を記憶した後、顧客に予約番号を通知し(ステップ20)、顧客がコンビニエンスストアで決済するまで待機する。
顧客は、店舗15に赴き、店舗15の端末から予約番号を入力する。すると、店舗サーバ4は、端末から予約番号を受信し、これを管理サーバ2に問い合わせる(ステップ100)。
管理サーバ2は、店舗サーバ4から予約番号を受信すると、これに該当する予約情報を予約情報データベースで検索し、予約情報のうち、顧客が確認するのに必要な部分(顧客氏名、ホテル名、宿泊日など)を店舗サーバ4に送信する(ステップ105)。
店舗サーバ4は、予約情報を受信すると、これを店舗15の端末に送信し、店舗15は、これをプリントアウトする。
顧客がプリントアウトした予約情報を店舗15の会計担当者に渡して、宿泊代金を支払うと、会計担当者は、店舗15の会計端末から店舗サーバ4に決済が完了した旨を通知する。
すると、店舗サーバ4は、決済通知を管理サーバ2に送信する(ステップ110)。
以降は、図3と同様である。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
本変形例では、ホテルを最寄りの駅によってグループ分けし、グループ内で客室を融通することにより客室の稼働率を向上させる。
図5(a)は、ホテルのグループ分けの一例を示した図である。
この例では、東京駅に近いホテルA〜Cを東京駅グループとし、新宿駅に近いホテルD〜Gを新宿駅グループとしている。なお、東京駅と新宿駅を結ぶ楕円の線は、鉄道(山の手線)を示している。
本変形例では、顧客は宿泊先として最寄りの駅を選択する。そして、管理サーバ2は、各顧客からの宿泊予定に基づいて最寄りの駅のグループに属するホテルの客室を割り振り、客室の稼働率を向上させる。
図5(b)は、東京駅グループのある時点での客室割りを示している。
簡単のため、ホテルA〜Cは、それぞれ1室の客室を有しているとする。図では各ホテルの客室の顧客割り当て状況を表しており、図のA〜Cは、ホテルA〜Cを表し、1〜7は、1日〜7日を表している。
例えば、ホテルAの2日は、管理サーバ2によって、1泊の顧客aが割り当てられており、ホテルBの2日から4日は、2泊の顧客dに割り当てられている。
管理サーバ2は、顧客から予約が入ると、なるべくグループ内のホテルに平等となるように顧客を割り当てていく。
また、ホテルAに優先して顧客を割り当てるなど、契約に基づいて各ホテルを重み付けしてもよい。
図5(b)のように客室を割り当てた後、顧客gから東京駅グループに3から2泊予約したいとの希望があったとする。
図の客室割りでは、顧客gが予約できる空き客室はないが、この場合、管理サーバ2は、図5(c)に示したように、顧客bをホテルCの2日に移動し、ホテルAの2、3日に顧客gを割り当てる。
このように、管理サーバ2は、後から成された宿泊希望に応じて、客室割りをグループ内で再割り当て(割り当てを更新)することにより客室の稼働率を向上させる。
即ち、管理サーバ2は、顧客が最寄り駅を指定して宿泊を予約すると、当該顧客を当該駅のグループ内に存在する客室に仮に割り当てる。
管理サーバ2は、仮割り当て中の顧客に対しては、後から来た予約が受け入れられるように客室を移動する。
そして、管理サーバ2は、宿泊日の所定日前に(例えば、前日)、顧客の客室を確定し、ホテル名と客室番号を顧客ページにて通知する。
このように、ホテルをグループ化することにより、客室の稼働効率を向上させることができる。
次に、他の変形例について説明する。
通常の国内のホテルは、宿泊代金が円により設定されており、外国からの顧客に対しては、例えば、予約時の通貨レートを元にして宿泊代金が決定され、退室時にフロントで支払いが行われる。宿泊支援会社も日本企業であるため、円での決済を基本としている。
これに対し、宿泊支援システム1では、クレジットカード決済する時点を顧客が選択することができる。
外国通貨によるクレジットカード決済では、宿泊代金の通貨である円が基準となり、これを決済日の為替レートにて外国通貨に換算した価格が外国人顧客の支払う金額となる。
そのため、外国通貨によるクレジットカード決済では、決済時点を選択することにより顧客が有利な価格で決済することが可能となる。
図6は、顧客ページに表示される決済画面の一例を示した図である。
決済支援画面には、顧客(米国)が宿泊を予約した日の宿泊代金「152ドル」と共に今日の宿泊は代金「149ドル」が表示されている。
そして、これらの差額「−3ドル」も表示され、今日決済すると、予約日に決済した場合よりも3ドル得であることがわかる。
このように、宿泊代金は、日々為替レートにて変化する。
また、顧客ページには、ドル/円の為替チャートも表示され、現在円高傾向にあるのか、あるいは円安傾向にあるのかを読み取ることができる。
円安が進んでいる場合は、なるべく決済を先延ばしにし、円高傾向の場合は、なるべく早く決済した方が顧客は得になる。
そして、顧客は、為替の動向を伺いつつ、支払い締め切り日までに支払いタイミングを図り、決済ボタン30を選択して決済する。
なお、決済金額を指し値で指定しておくように管理サーバ2を構成することもできる。
例えば、宿泊代金を148ドルで指し値しておき、締め切り日までの宿泊代金が148ドルに下がった場合は、その時点で管理サーバ2が自動的に決済し、締め切り日までに148ドルまで下がらなかった場合は、締め切り日の価格にて決済される。
以上に説明した本実施の形態は、次のような特徴を有する。
(1)インターネット7の活用により新たな顧客の重要を喚起することができる。
第1に、宿泊支援システム1では、予約・決済・電子錠の解錠情報の発行を事前にウェブサイト上で済ませるため、フロントを介さないフリーチェックインシステムにより、自分の家に帰るように自由に入室することができる。
この方式は、目新しいのみならず、簡便で煩わしさを嫌う現代人に受け入れられやすく、フロントで待たされることなく、言葉の障壁に出会うこともなく、鍵の保管・回収・紛失の心配もなく、セキュリティー面でも安心である。
第2に、コンビニエンスストアから朝食、その他諸々の品を顧客の客室まで配達することができる。
これは、従来のルームサービスをより幅広く、安価に利用できるようにしたものである。
第3に、ウェブサイトにて各種の質問・要望に応えることができる。
インターネット7を活用したコンシェルジュサービスにより、安心できる土産屋、レストラン、タクシーの格安観光案内などを紹介することができる。
従来、コンシェルジュという専門スタッフを置くホテルにあって初めて可能となるサービスを中小ホテルで行うことができる。
(2)海外から日本への旅行者を対象にしたホテル宿泊の格安販売を行うことができる。
料金システムを1部屋当たり制(通常は1人当たり)にすることで、1室を複数人で共有することができ、1人当たり宿泊料金に換算して格安料金での宿泊を可能にできる。
例えば、外国人旅行者は、インターネット7を介してルームシェアできる相手を探して数人で宿泊する習慣があり、人数単位でなく部屋単位の予約とすることにより、海外からのインターネット7を介した集客を非常に容易にすることができる。
これは、2020年までに、海外からの日本旅行客者数を二千万人にするという国家目標の実現に向けての受け皿となるものである。
(3)家庭的雰囲気と親身のサービスによって固定客を増やすことができる。
ホテルのワンフロアを客室としている場合、そのフロアを宿泊支援会社が内装・演出する。
例えば、エレベータが当該フロアで開くと、落ち着いたクラシカルな音楽が静かに流れている。
エレベータの前には、レセプションの代わりに、家庭的な雰囲気を醸し出す重要なアイテムであるホームバーカウンターを備える。
バーの棚には、洒落たデザインの清涼飲料水のボトルが並んでおり(顧客は自由に取ることができる)、その横には心地良い案内ビデオが小型テレビスクリーンにて流れている。
小型テレビの横にはボタンが設置されており、これを押すとコンシェルジュ担当者が現れ、テレビ電話となる。
また、客室では、顧客が十分な睡眠をとれるように堅さ・高さ・大きさの異なる水腫類の枕を選べるようにする。枕は、文化差が大きいので重要な要素であり、一般に、日本では堅く高い枕が好まれるが、西洋では、柔らかいものが好まれる。
顧客は、ユーザ端末10や客室に設置された端末からコンシェルジュ担当者とテレビ電話にて会話することができるが、顧客としっかりコミュニケーションを取るために、担当者は、顧客の顔を見ながら、顧客の質問に即座に答える。
そして、問題があれば迅速な解決に努める。外国人の顧客に対しては、英語を始め、中国語、広東語、韓国語、タガログ語、スペイン語、フランス語、ロシア語など、できる限り、顧客の母国語で応答する体制をとる。
このように、宿泊支援会社は、IT技術を用いて利便性と家庭的な温かさを顧客に実感してもらえるサービスを追求する。
以上のように、本実施の形態では、各ホテルの空き室を借り上げるため、当該ホテルの中にあって、当該ホテルの一般の部屋と異なるシステムとサービスを提供することができる。
顧客に会員登録してもらい、会員割引などの会員サービスを提供すると、より当該ホテルの一般部屋との違いを明確にすることができる。
1 宿泊支援システム
2 管理サーバ
3 クレジット会社サーバ
4 店舗サーバ
5 予約サーバ
6 担当者端末
8a、8b 部屋
10a〜10d ユーザ端末
12 ホテルサーバ
15 店舗
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御装置
25 記憶装置
30 決済ボタン

Claims (7)

  1. 所有者の異なる複数の建物の電子錠を有する部屋を登録する登録手段と、
    宿泊希望者から宿泊予定を受け付ける受付手段と、
    前記受け付けた宿泊予定に基づいて、前記複数の部屋のうちの1の部屋の電子錠を解錠する解錠情報を当該電子錠に対して設定する設定手段と、
    前記設定した解錠情報を前記宿泊希望者に提供する提供手段と、
    を具備したことを特徴とする宿泊支援サーバ。
  2. 前記宿泊予定に対応する宿泊代金の決済を確認する確認手段を具備し、
    前記設定手段は、前記決済を確認した場合に前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1に記載の宿泊支援サーバ。
  3. 前記1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、
    前記取得した入力情報と前記設定した解錠情報が一致する場合に、前記1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバ。
  4. 前記設定手段は、
    前記1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に、前記1の部屋の電子錠を解錠する解錠手段と、を備えた電子錠管理サーバに前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバ。
  5. 前記1の部屋の電子錠は、
    当該1の部屋の電子錠に入力された入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記取得した入力情報と解錠情報が一致する場合に解錠する解錠手段と、を備えており、
    前記設定手段は、前記1の部屋の電子錠に前記解錠情報を設定することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の宿泊支援サーバ。
  6. 前記複数の建物を当該建物が立地する地域によって組にして記憶する組記憶手段と、
    前記宿泊予定には、前記宿泊希望者が宿泊を希望する地域が指定されており、
    前記設定手段は、前記指定された地域の組に属する建物の部屋の中から前記1の部屋を選択して解錠情報を設定することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の宿泊支援サーバ。
  7. 所有者の異なる複数の建物の電子錠を有する部屋を登録する登録手段と、
    宿泊希望者から宿泊予定を受け付ける受付機能と、
    前記受け付けた宿泊予定に基づいて、前記複数の部屋のうちの1の部屋の電子錠を解錠する解錠情報を当該電子錠に対して設定する設定機能と、
    前記設定した解錠情報を前記宿泊希望者に提供する提供機能と、
    をコンピュータで実現する宿泊支援プログラム。
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