JP2016066063A - ディスプレイ用ハーフミラーフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記(1)〜(4)の全てを満たすことを特徴とする、ディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
(1)樹脂Aからなる層(以下、A層という)と樹脂Bからなる層(以下、B層という)を有し、厚み方向に交互に合計250層以上積層され、少なくとも1μm以上20μm以下である厚みの厚膜層が3層以上含まれ、かつ該厚膜層が両側の最表層となる積層フィルムであること。
(2)波長帯域400〜700nmにおける平均反射率が40%以上80%以下であり、平均反射率と平均透過率の和が90%以上であること。
(3)フィルム表面の1m×1mの範囲における彩度が0以上7以下であること。
(4)フィルム表面に平均高さ±5nm以上、かつ長径50mm以上の凹凸がないこと。
【選択図】なし
Description
[I]下記(1)〜(4)の全てを満たすことを特徴とする、ディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
(1)樹脂Aからなる層(以下、A層という)と樹脂Bからなる層(以下、B層という)を有し、厚み方向に交互に合計250層以上積層され、少なくとも1μm以上20μm以下である厚みの厚膜層が3層以上含まれ、かつ該厚膜層が両側の最表層となる積層フィルムであること。
(2)波長帯域400〜700nmにおける平均反射率が40%以上80%以下であり、平均反射率と平均透過率の和が90%以上であること。
(3)フィルム表面の1m×1mの範囲における彩度が0以上7以下であること。
(4)フィルム表面に平均高さ±5nm以上、かつ長径50mm以上の凹凸がないこと。
[II]波長帯域400〜700nmにおける平均反射率と波長帯域700〜900nmにおける平均反射率の差の絶対値が5%以下であることを特徴とする、[I]に記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
[III]前記積層フィルムの少なくとも片面に、アクリル・ウレタン共重合樹脂と2種類以上の架橋剤からなる易接着層が設けられた、[I]又は[II]に記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
[IV][I]〜[III]のいずれかに記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルムにおいて、ガラス、粘着剤、及びディスプレイ用ハーフミラーフィルムをこの順に積層して得られる、ディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体。
[V]前記ディスプレイ用ハーフミラーフィルムの片面に印刷層が設けられた、[IV]に記載のディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体。
2×(na・da+nb・db)=λ 式1
na:樹脂Aからなる層の面内平均屈折率
nb:樹脂Bからなる層の面内平均屈折率
da:樹脂Aからなる層の層厚み(nm)
db:樹脂Bからなる層の層厚み(nm)
λ:主反射波長(1次反射波長)
このようにして所望の層構成に形成した溶融積層体は、次にダイにて目的の形状に成形された後、吐出される。そして、ダイから吐出された多層に積層されたシートは、キャスティングドラム等の回転冷却体上に押し出され、冷却固化され、キャスティングフィルム(無延伸フィルム)が得られる。この際、ワイヤー状、テープ状、針金状あるいはナイフ状等の電極を用いて、静電気力によりキャスティングドラム等の回転冷却体に密着させ急冷固化させることが好ましい。また、スリット状、スポット状、面状の装置からエアーを吹き出してキャスティングドラム等の回転冷却体に密着させ急冷固化させたり、ニップロールにて回転冷却体に密着させて急冷固化させる方法も好ましい。
ミクロトームを用いて断面を切り出したサンプルについて、透過型電子顕微鏡((株)日立製作所製、H−7100FA型)を用い、加速電圧75kVでフィルムの断面を40,000倍に拡大して観察し、断面部分を撮影して層構成及び層厚みを測定した。また、各層の合計厚みを積層フィルム全体厚みとした。なお、コントラストを高く得るために、RuO4を使用してサンプルを染色した。
1m×1mのサイズのディスプレイ用ハーフミラーフィルムの中央部から5cm四方のサンプルを切り出した。次いで、分光光度計((株)日立製作所製、U−4100 Spectrophotometer)を用いて、入射角度Φ=10度における相対反射率を測定した。付属の積分球の内壁は、硫酸バリウムであり、標準板は、酸化アルミニウムである。測定波長は、250nm〜1200nm、スリットは2nm(可視)/自動制御(赤外)とし、ゲイン2と設定し、走査速度600nm/分で測定した。サンプルの裏面を油性インキで黒塗りした。次いで、波長帯域400〜700nmにおける平均反射率及び波長帯域700〜900nmにおける平均反射率を算出した。平均反射率の算出方法は、波長1nm毎の絶対反射率のデータを用いてシンプソン法公式に基づき、反射曲線と波長帯域で囲まれた面積を計算し、波長帯域の幅である300nmで除することにより、平均反射率を求めた。なお、シンプソン法についての詳細な説明は、山内二郎他著書の「電子計算機のための数値計算法I」(培風館)(昭和40年)に記載されている。
1m×1mのサイズのディスプレイ用ハーフミラーフィルムの中央部から5cm四方のサンプルを切り出した。次いで、分光光度計((株)日立製作所製、U−4100 Spectrophotometer)を用いて、入射角度Φ=10度における透過率を測定した。付属の積分球の内壁は、硫酸バリウムである。測定波長は、250nm〜1200nm、スリットは2nm(可視)/自動制御(赤外)とし、ゲイン2と設定し、走査速度600nm/分で測定した。次いで、波長帯域400〜700nmにおける平均透過率を算出した。平均透過率の算出方法は、波長1nm毎の絶対反射率のデータを用いてシンプソン法公式に基づき、透過曲線と波長帯域で囲まれた面積を計算し、波長帯域の幅である300nmで除することにより、平均透過率を求めた。
1m×1mのサイズのディスプレイ用ハーフミラーフィルムの縦横共に10cm間隔で計121箇所から5cm四方のサンプルを切り出した。分光測色計(コニカミノルタセンシング(株)製、CM−3600d)を用いて、各サンプルにおけるa*、b*を測定し、n数5の平均値を算出した。
モード:反射、SCI/SCE同時校正
測定径:8mm
サンプル:非測定面側に黒インキを塗布
光源:D65
次に、a*、b*より彩度C*を求めた。彩度C*の定義は以下の通りである。1m×1mの範囲における最大彩度C*は1m×1mの範囲から縦横共に10cm間隔で計121箇所から採取した各サンプルにおいて彩度C*が最大となる値とした。
・彩度C*=((a*)2+(b*)2)1/2
彩度C*の計算に用いたa*、b*はSCIの値とした。
1m×1mのサイズのディスプレイ用ハーフミラーフィルムをフラットイルミネーター(日本電通(株)製、HF−SL−A48LCG)上に置き、長径50mm以上のスジの有無を確認した。次いで、スジ発生部を表面形状測定装置((株)菱化システム製、VertScan2.0)によりフィルム両面を観察し、フィルム表面の凹凸平均高さを求めた。スジが視認できない場合はフィルム表面の凹凸高さは0nmとした。
フラットイルミネーター輝度:10,000cd
表面形状測定装置:(株)菱化システム、VertScan2.0
観察倍率:対物レンズ5倍
測定環境:23℃、湿度65%RH
(6)ヘイズ
23℃、相対湿度65%の条件で、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを2時間放置した後、全自動直読ヘイズコンピューター(スガ試験機(株)製、HGM−2DP)を用いて測定し、n数3の平均値を算出した。
積層フィルムのA層、B層のそれぞれについて、厚さ0.5mmのフィルムに切り取り、幅5mm、長さ20mmの大きさの試験片を切り出し、アッベ屈折率計(アタゴ製、DR−M2)によって、23℃、589nm波長における屈折率を測定し、n数5の平均値を算出した。
(2)平均反射率の測定結果により、以下の基準で評価した。
○:40%以上
×:40%未満
(9)ディスプレイ視認性
ディスプレイ用ハーフミラーフィルムをノートパソコン(パナソニック(株)製、CF−N9、画面サイズ縦165mm×横260mm)の明るさ設定を最も暗くした状態でディスプレイ前面に置き、該ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを通して見た場合に、2mm×2mmサイズの文字を50cm離れた距離で目視観察し、以下の基準で評価した。
○:文字が確認できる。
△:特定角度で文字が確認できる。
×:文字が確認できない。
ディスプレイ用ハーフミラーフィルムをノートパソコン(パナソニック(株)製、CF−N9、画面サイズ縦165mm×横260mm)の明るさ設定を最も明るくした状態で全面黒色としたディスプレイ前面に置き、該ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを通して見た場合に、以下の基準で評価した。
○:色付きが認識できない。
×:色付きが認識できる。
ディスプレイ用ハーフミラーフィルムをノートパソコン(パナソニック(株)製、CF−N9、画面サイズ縦165mm×横260mm)の明るさ設定を最も明るくした状態で全面白色としたディスプレイ前面に置き、該ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを通して見た場合に、以下の基準でスジの視認性を評価した。スジが直線状のものはスジ長を長径、スジが弧状のものは弦の長さを長径とした。なお、ディスプレイを通して視認できる長径5mm以上のスジは暗室下の方が視認し易いため、暗室下で評価した。
○:暗室下で長径5mm以上のスジが視認できない。
×:暗室下で長径5mm以上のスジが視認できる。
ディスプレイ用ハーフミラーフィルムをノートパソコン(パナソニック(株)製、CF−N9、画面サイズ縦165mm×横260mm)の明るさ設定を最も明るくした状態で全面黒色としたディスプレイ前面に置き、該ディスプレイ用ハーフミラーフィルム正面及び45°の角度にて見た場合に、以下の基準で評価した。
〇:正面と45°の角度で視認した際の色付き変化が認識できない
×:正面と45°の角度で視認した際の色付き変化が認識できる
(原料)
(樹脂A−1)
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部の混合物に、テレフタル酸ジメチル量に対して酢酸マグネシウム0.09重量部、三酸化アンチモン0.03重量部を添加して、常法により加熱昇温してエステル交換反応を行う。次いで、該エステル交換反応生成物に、テレフタル酸ジメチル量に対して、リン酸85%水溶液0.020重量部を添加した後、重縮合反応槽に移行する。さらに、加熱昇温しながら反応系を除々に減圧して1mmHgの減圧下、290℃で常法により重縮合反応を行い、固有粘度(IV)0.63のポリエチレンテレフタレート(以下、PETということがある)を得た。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部の混合物を用いた以外は、樹脂A−1と同様に重合を行い、固有粘度(IV)0.67のポリエチレンナフタレート(以下、PENということがある)を得た。
樹脂A−1と樹脂A−2を1:1で混合したポリエステル。
固有粘度(IV)0.55のスピログリコール(SPG)21mol%、及びシクロヘキサンジカルボン酸(CHDC)24mol%を共重合したポリエチレンテレフタレート。
固有粘度(IV)0.72のシクロヘキサンジメタノール(CHDM)30mol%を共重合したポリエチレンテレフタレート。
樹脂A−1と樹脂B−2を65:35で混合した共重合ポリエチレンテレフタレート。
樹脂A−1と樹脂B−2を1:3で混合した共重合ポリエチレンテレフタレート。
・アクリル・ウレタン共重合樹脂(a)の水分散体:山南合成化学(株)製、サンナロンWG658(固形分濃度30重量%)
・イソシアネート化合物(b)の水分散体:第一工業製薬(株)製、エラストロンE−37(固形分濃度28重量%)
・エポキシ化合物(c)の水分散体:DIC(株)製、CR−5L(固形分濃度100重量%)
・ポリチオフェン構造を有する化合物および陰イオン構造を有する化合物からなる組成物(d)の水分散体(固形分濃度1.3重量%)
・オキサゾリン化合物(e)の水分散体:日本触媒(株)製、エポクロスWS−500(固形分濃度40重量%)
・カルボジイミド化合物(f)の水分散体:日清紡(株)製、カルボジライトV−04(固形分濃度40%)
・シリカ粒子(g):日揮触媒化成(株)製、スフェリカスラリー140(固形分濃度40%)
・アセチレンジオール系界面活性剤(h):日信化学(株)製、オルフィンEXP4051(固形分濃度50%)
・水系溶媒(i):純水
上記した(a)〜(h)を固形分重量比で、(a)/(b)/(c)/(d)/(e)/(f)/(g)/(h)=100/100/75/25/60/60/10/15となるように混合し、かつ前記水系塗剤の固形分濃度が3重量%となるように(i)を混合し、濃度調整した。
樹脂A−1および樹脂B−1を、各々別のベント付き二軸押出機で280℃の溶融状態とした後、ギヤポンプおよびフィルターを介して、301個のスリットを有する部材を別個に3個有する901層のフィードブロックにて合流させた。なお、厚膜層となる両側の最表層は樹脂A−1となり、樹脂A−1と樹脂B−1が交互に積層され、かつ隣接する樹脂A−1からなる層と樹脂B−1からなる層の層厚みは、ほぼ同じになるようにした。次いで、T−ダイに導いてシート状に成形した後、静電印加で表面温度25℃に保たれたキャスティングドラムに密着させて急冷固化し、キャストフィルムを得た。
樹脂B−1を樹脂B−2に変更した以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。結果を表1に示す。
樹脂A−1を樹脂A−3、樹脂B−1を樹脂B−2に変更した以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図2、積層数が801となるようにフィードブロックのスリット形状等を変更して厚み調整し、積層フィルム全体厚みを108μmとした以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる層番号1及び層番号801の層厚みはいずれも10μmであり、樹脂A−1で構成される層番号201、層番号401、及び層番号601の層厚みは4μmであった。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図3となるようにフィードブロックのスリット形状を変更して厚み調整し、積層フィルム全体厚みを118μmとした以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる層番号1及び層番号901の層厚みは何れも10μmであり、樹脂A−1で構成される層番号301及び層番号601の層厚みは4μmであった。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図4となるようにフィードブロックのスリット形状を変更して厚み調整し、積層フィルム全体厚みを114μmとした以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる層番号1及び層番号901の層厚みは何れも10μmであり、樹脂A−1で構成される層番号451の層厚みは4μmであった。結果を表1に示す。
寸法130cm×100cm×厚み3mmの板ガラスを準備し、粘着剤に3M社製アクリル系粘着剤(OCA)8172を準備した。粘着層の厚みは50μmである。クリーンルームで、シートラミネート機を用いて、最初に粘着剤と実施例1の手順で作成したディスプレイ用ハーフミラーフィルムを貼り合せ、次いで粘着剤が付いたディスプレイ用ハーフミラーフィルムと板ガラスとの貼り合せを行い、ディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体を得た。結果を表1に示す。
東洋インキ製造株式会社製水性グラビアインキ「アクワエコワール」の墨とメジウムを1:4で混合したインキを調整し、実施例1の手順で作成したディスプレイ用ハーフミラーフィルムの易接着処理面にグラビア印刷機により、印刷速度50m/minで印刷、60℃の熱風で乾燥し、印刷したディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。上記印刷をしたディスプレイ用ハーフミラーフィルムの印刷面に実施例7と同様に粘着剤および板ガラスを貼り合せ、ディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体を得た。印刷厚みは1.5μmであり、ガラス積層体としての波長帯域400〜700nmにおける平均反射率は15%、平均透過率はは12%であった。結果を表1に示す。
樹脂A−1を樹脂A−2、樹脂B−1を樹脂B−3に変更した以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。結果を表1に示す。
樹脂B−1を樹脂B−4に変更した以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図5となるようにフィードブロックのスリット形状を変更して厚み調整し、積層フィルム全体厚みを110μmとした以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる樹脂A−1で構成される層番号1及び層番号901の層厚みは何れも10μmであった。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図6となるようにフィードブロックのスリット形状を変更して厚み調整し、積層フィルム全体厚みを110μmとした以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる層番号1及び層番号901の層厚みは何れも0.5μmであり、樹脂A−1で構成される層番号226、層番号451、及び層番号676の層厚みは4μmであった。結果を表1に示す。
フィルムの層設計を図7、フィルム積層数が201となるようにフィードブロックのスリット形状等を変更し、厚み調整した以外は実施例1と同様にして、ディスプレイ用ハーフミラーフィルムを得た。最表層となる層番号1及び層番号201の層厚みは何れも10μmであり、樹脂A−1で構成される層番号101の層厚みは4μmであった。結果を表1に示す。
フィルム全体厚み23μm、ヘイズ0.3%の単層透明PETフィルムに、アルミを波長帯域400〜700nmにおける平均透過率が55%程度となるように蒸着させた。結果を表1に示す。
2:層厚み
3:厚膜層
4:A層の層厚み分布
5:B層の層厚み分布
Claims (5)
- 下記(1)〜(4)の全てを満たすことを特徴とする、ディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
(1)樹脂Aからなる層(以下、A層という)と樹脂Bからなる層(以下、B層という)を有し、厚み方向に交互に合計250層以上積層され、少なくとも1μm以上20μm以下である厚みの厚膜層が3層以上含まれ、かつ該厚膜層が両側の最表層となる積層フィルムであること。
(2)波長帯域400〜700nmにおける平均反射率が40%以上80%以下であり、平均反射率と平均透過率の和が90%以上であること。
(3)フィルム表面の1m×1mの範囲における彩度が0以上7以下であること。
(4)フィルム表面に平均高さ±5nm以上、かつ長径50mm以上の凹凸がないこと。 - 波長帯域400〜700nmにおける平均反射率と波長帯域700〜900nmにおける平均反射率の差の絶対値が5%以下である、請求項1に記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
- 前記積層フィルムの少なくとも片面に、アクリル・ウレタン共重合樹脂と2種類以上の架橋剤からなる易接着層が設けられた、請求項1又は2に記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のディスプレイ用ハーフミラーフィルムにおいて、ガラス、粘着剤、及びディスプレイ用ハーフミラーフィルムをこの順に積層して得られる、ディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体。
- 前記ディスプレイ用ハーフミラーフィルムの片面に印刷層が設けられた、請求項4に記載のディスプレイ用ハーフミラーガラス積層体。
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