JP2000028957A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

Info

Publication number
JP2000028957A
JP2000028957A JP10191993A JP19199398A JP2000028957A JP 2000028957 A JP2000028957 A JP 2000028957A JP 10191993 A JP10191993 A JP 10191993A JP 19199398 A JP19199398 A JP 19199398A JP 2000028957 A JP2000028957 A JP 2000028957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
combiner
polarized light
information display
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10191993A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihito Nakazawa
伯人 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP10191993A priority Critical patent/JP2000028957A/ja
Publication of JP2000028957A publication Critical patent/JP2000028957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】透過率を犠牲にすることなく表示輝度を上げ、
さらに輝度調整範囲を大きく取れる情報表示装置を提供
する。 【解決手段】情報表示源30からの直線偏光を変調し、
ランダム光に対して所定光透過率を有する偏光性反射部
材を含むコンバイナ20の反射率を変更可能とした偏光
変調部材42を備える情報表示装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示すべき情報を
光として発生する情報表示源と、この光を観察者に向け
て反射し、虚像として表示するコンバイナとが設けられ
た情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年自動車などの運転者に情報を表示す
る方法として、ヘッドアップディスプレイ(以下HUD
という)などの表示装置が用いられている。これは、液
晶表示装置などの情報表示源から投射された光学的情報
を、自動車の風防ガラスなどに組み込まれたコンバイナ
に映し、情報を前景に重畳して表示するものである。
【0003】この情報表示装置によって、運転者はほと
んど視点を動かすことなく情報を読み取ることが可能と
なった。そのため、運転状態のままで素早く情報を獲得
でき、安全性が向上した。車両用の情報表示装置とし
て、情報表示源を備えた本体部にコンバイナが軸支さ
れ、車両のダッシュボード上に載置された小型の別置き
型のHUDも用いられている。図14は従来のHUDの
一例を示す概念図である。光源6から発した光は、レン
ズ系4と透過型液晶表示素子5を通過し、情報を含む光
3となる。情報を含む光3は反射コーティング膜よりな
るハーフミラー型のコンバイナ2に反射され観察者の視
点1に至り、速度表示の像8や警告表示の像9などとし
て視認される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】HUDは表示情報を前
景に重畳するので、視界を遮らずかつ明るく見やすい像
を表示することが望ましく、前景の透視性と高い表示輝
度の両立が求められる。ところが、従来のハーフミラー
型のコンバイナの透過率と反射率はトレードオフの関係
にあり、一方を高くすると他方が低下するという問題点
があった。
【0005】具体的には、自動車の風防ガラスでは、垂
直測定での可視光線透過率が70%以上であることが法
規で義務付けられているため、高反射率のコンバイナを
使用できない。 例えば、色付き合わせガラスでは、0.
7≦透過率=(1−表面反射率)×内部透過率×(1−
裏面反射率)であり、裏面反射率=0.04(4%)、
内部透過率=0.9(90%)とすると、表面反射率は
垂直で約19%以下でなければならない。よって輝度の
低い情報表示となる。
【0006】光を斜め入射とすれば垂直の場合より反射
率は増加するが、やはり必要な表示輝度を得るには反射
率が十分でない。このため、高い表示輝度を得るために
は光量の大きな光源が必要となり、消費電力、発熱、サ
イズなどの点で問題があった。
【0007】図12は、ブロンズガラスとクリアガラス
からなる合わせガラスに反射コーティングを施した、従
来のコンバイナの可視光線透過率の入射角依存性の測定
値を示す図である。実線はs偏光、点線はp偏光を表わ
す。垂直での可視光線透過率は76%である。図13は
この反射コーティングの反射率の入射角依存性を示す図
である。同じく実線はs偏光、点線はp偏光を表わす。
この反射率は図12の可視光線透過率のデータ、ガラス
の透過率および反射率を用いて算出した。
【0008】ここで、垂直入射での反射率は約13%
で、風防ガラスを用いるHUDでは、入射角は60°程
度であるから、s偏光では約35%の反射率となる。垂
直入射時より大きいが、1−0.35=0.65、つま
り65%の光は有効活用できていない。p偏光では入射
角60°がブリュースター角に近いため、反射率が小さ
く表示光として適当でない。
【0009】また、可視光線透過率の規定がない別置き
型HUDでも同様の問題がある。別置き式は小型化が必
須なため、光源の大きさや消費電力の制限がより厳し
い。しかも、コンバイナの設置角が垂直に近いため、光
の入射角が20〜30°と小さくなる。使用時の角度で
の反射率が垂直入射時の反射率と大差ないため、より大
きな反射率が求められる。例えば、コンバイナの反射率
を50%に高めると、裏面反射率=0.04(4%)、
内部透過率=1.0(100%)の場合、透過率は約4
8%となり、透過率が減少する。
【0010】さらに、情報表示装置は表示像の輝度調整
機能が必要であることも問題である。従来コンバイナの
反射率は調整できないため、情報表示源側で輝度調整し
ていた。つまり、真夏や冬の降雪後の晴天時のように前
景が極めて明るい状況から、夜間やトンネル内のように
暗い状況まで、適切な表示輝度を得るには、情報表示源
の輝度を数百倍あるいは千倍程度変化させる必要があ
る。
【0011】ハロゲンランプなどでは電流を制御すれば
輝度調整は比較的容易であるが、液晶表示素子と組み合
わせてよく用いられる陰極管などでは、広範囲の輝度調
整が困難であるため適切な表示輝度調整ができなかっ
た。
【0012】本発明の目的は、従来技術が有していた前
述の課題を解決することにあり、透過率を犠牲にするこ
となく表示輝度を上げ、さらに、輝度調整範囲を大きく
取れる情報表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、表示すべき情報を光と
して発生する情報表示源と、前記光を観察者に向けて反
射し虚像として表示するコンバイナとを少なくとも備え
た情報表示装置において、情報源とコンバイナとの間に
前記光を直線偏光とする偏光部材と前記直線偏光の偏光
状態を変調できる偏光変調部材を有し、かつ前記コンバ
イナの反射率は前記直線偏光の偏光状態によって異なる
ことを特徴とする情報表示装置を提供する。
【0014】また、周囲の明るさを測定する受光センサ
を備え、その測定値の大きさに応じて前記偏光変調部材
が調節されることにより、前記コンバイナの光反射率が
調整される情報表示装置を提供する。
【0015】また、コンバイナが波長選択性を有し、特
定の波長域の光に対する反射率が高く、それ以外の波長
の光に対して反射率が低い情報表示装置を提供する。
【0016】なお、上記の各情報表示装置において、コ
ンバイナの反射率が入射する光の直線偏光の方向により
異なる形態の場合には、コンバイナの構成として、屈折
率が異なる2種類以上の高分子材料の多層膜からなる偏
光性反射部材、コレステリック液晶層と4分の1位相差
板とからなる偏光性反射部材、および反射型ホログラム
からなる偏光性反射部材のうちの少なくとも1つを含む
ことが好ましい。またコンバイナとしてガラスのような
透明誘電体を用いる場合は、光の入射角をブリュースタ
ー角に近づけることが望ましい。
【0017】またコンバイナの反射率が、入射する光の
円偏光の電気ベクトルの回転方向により異なる形態の場
合には、コンバイナの構成としては、コレステリック液
晶層からなる偏光性反射部材を含むことが好ましい。
【0018】また、コンバイナとして高分子多層膜を用
いる場合、2種類以上の高分子材料のうち少なくとも1
種が複屈折性を有することが好ましい。
【0019】また、偏光変調部材に入射する光が直線偏
光である上記情報表示源においては、情報表示源から発
した光を直線偏光とする偏光部材を設けているが、情報
表示源から発した光そのものが直線偏光である場合も偏
光方向をそろえることで利用できる。
【0020】また、上記の各情報表示装置は、情報表示
源が本体部に納められ、コンバイナが本体部の上辺近傍
において本体部に対して傾斜角度を変えるように回動自
在に軸支される構成であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図面に基づき本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明の第1の実施形態の情報表示装置
を示す概略図である。情報表示源30からの情報を含む
光は偏光部材41により直線偏光となり、偏光変調部材
42により偏光状態が変調され、偏光依存性のある反射
率を有するコンバイナ20により反射され観察者の視点
1に至る。情報表示源30と、偏光部材41と、偏光変
調部材42とは本体部に収容される構成である。
【0022】図2はコンバイナ20の層構成を示す拡大
断面図である。その構成としては、透明な基材40の光
入射側に偏光性反射部材43が積層されている。図3は
偏光性反射部材43の層構成を示す拡大断面図である。
この偏光性反射部材43は高分子多層膜を使用してい
る。図3の高分子層45と別の種類の高分子層46が交
互に複数積層した形態であり、少なくとも一方が複屈折
性を有している。
【0023】各高分子層45、46の屈折率は、少なく
とも一方が複屈折性を有していることで、入射する直線
偏光の偏光方向によって異なる。詳しくは、偏光性反射
部材が高い反射率を示す入射光の偏光方向ではそれぞれ
の層の屈折率が異なり、高い透過率を示す入射光の偏光
方向では屈折率はほぼ等しい。つまり、2つのほぼ直交
する直線偏光方向の一方の方向に対しては反射率が高
く、他方の方向に対しては透過率が高い。こうして高分
子多層膜に反射率の偏光依存性が生じる。
【0024】図4は偏光変調部材42の層構成を示す拡
大断面図である。この偏光変調部材42は電界応答型の
液晶セルであり、透明電極48がコートされた2枚の透
明絶縁基板49の間に、電界応答型液晶47を封入して
液晶セルとする。
【0025】この電界応答型液晶47は2枚の透明電極
48間に電界を印加することにより、液晶セルを通過す
る光の偏光状態を制御できるものが好ましい。例えば、
両透明電極基板間にほぼ90°ツイスト配向されたTN
型液晶表示素子、または200〜270°ツイスト配向
されたSTN型液晶表示素子が例示できる。
【0026】偏光部材41は、透過した光が直線偏光と
なる透過性の偏光部材でも、反射した光が直線偏光とな
る反射性の偏光部材でもよい。つまり、ほぼ直交する2
つの直線偏光方向の、一方の方向に対する透過率が高く
他方に対する透過率が低いものでも、一方の方向に対す
る反射率が高く他方に対する反射率が低いものでもよ
い。透過性の偏光部材としては、いわゆる偏光子、偏光
フィルムを例示できる。反射性の偏光部材としては、上
記構成の偏光性反射部材43を例示できる。また、偏光
部材の表面に反射防止コーティングやハードコーティン
グを施してもよい。薄層化のため偏光部材41と偏光変
調部材42が積層されていてもよい。
【0027】上記の構成の情報表示装置において、偏光
変調部材の電界をオン、オフした場合の、情報を含む光
のコンバイナによる反射と外部入射光の透過の様子を、
図1および図5を用いて本発明の原理を説明する。ここ
で図5は、偏光変調部材の印加電界をオン、オフした場
合の、本発明におけるコンバイナの反射と透過の様子を
示す概念図である。反射率、透過率については理想的な
値を使用している。
【0028】図1では、偏光部材41としてはs偏光を
透過する偏光部材を例に説明しているが、p偏光を透過
する偏光部材でももちろん利用可能である。偏光変調部
材42の構成は図4に例示している。コンバイナ20は
s偏光の光に対する反射率が高く、p偏光の光に対する
透過率が高くなるように配置する。その構成は、図2お
よび図3に例示している。情報表示源30からの光はラ
ンダム偏光(r)またはs偏光(s)である。
【0029】情報表示源30からの光のうちs偏光成分
は、偏光部材41を透過し偏光変調部材42に至る。情
報表示源30からの光がランダム偏光の場合、他方のp
偏光成分は、透過性の偏光部材では偏光部材に吸収され
偏光部材を透過できない。一方、反射性の偏光部材では
偏光部材に反射され偏光部材を透過できない。このよう
に、情報表示源30からの光は偏光部材41においてひ
とまずs偏光に統一される。
【0030】偏光変調部材42の印加電界がオフの場
合、偏光部材41から偏光変調部材42に到達したs偏
光の光はp偏光に変換されコンバイナ20に至る。コン
バイナ20はs偏光を反射しp偏光を透過する構成であ
るため、p偏光の光はコンバイナに反射されずに透過す
る。つまり情報表示源30からの光に対してコンバイナ
の反射率は0%となる。
【0031】一方、偏光変調部材42の印加電界がオン
の場合、偏光部材41から偏光変調部材42に到達した
s偏光の光は、s偏光のまま透過し、コンバイナ20に
至る。上記とは逆に、s偏光の光はコンバイナ20に反
射される。つまり偏光部材からのs偏光の光に対して、
コンバイナの反射率はほぼ100%とすることができ
る。
【0032】ここで、外部から入射する光はランダム偏
光であるから、そのうち50%のs偏光成分はコンバイ
ナ20により反射され、残りのp偏光成分が透過する。
つまりコンバイナの透過率は50%である。この透過率
は偏光変調部材42の印加電界のオン、オフに関係しな
いため、外部からのランダム偏光に対するコンバイナの
透過率は常に50%である。
【0033】以上をまとめると図5に示すように、偏光
変調部材42への印加電界のオン、オフ、および印加電
界の大きさの制御により、コンバイナの反射率を0〜1
00%の間で制御できる。一方、透過率は50%のまま
一定である。
【0034】すなわち本発明により、透過率一定のまま
コンバイナの反射率を調整できる。従来のコンバイナで
は50%の透過率であれば50%の反射率しか得られな
かったが、本発明では2倍の100%の反射率が得られ
る。つまり高い反射率と高い透過率を両立でき、しかも
反射率を0〜100%の範囲で変化させられるため、前
景輝度に応じた表示像の輝度調整が可能になる。従来の
輝度調整方法を併用すればさらに広い範囲の輝度調整が
可能である。このように、本発明により従来の情報表示
装置の課題を解決できる。
【0035】図6は本発明の第2の実施形態の情報表示
装置を示す概略図である。この図6では、s偏光に対す
る反射配置の偏光部材41aを例に説明しているが、p
偏光を反射する部材でももちろん利用可能である。反射
した光が所望の偏光方向となれば、偏光部材41aは反
射性でも透過性でもよい。透過性の偏光部材を用いる場
合は、光の入射の反対側に鏡を配置し、透過性偏光部材
を透過した所望の偏光方向の光を反射し、再び透過性偏
光部材を透過させ、偏光変調部材に至るようにするとよ
い。
【0036】偏光変調部材42とコンバイナ部20の構
成は図1に示している実施形態と同様である。情報表示
源30からの光はランダム偏光またはs偏光である。情
報表示源30からの光のうちs偏光成分は偏光部材41
aに反射され、偏光変調部材42に至る。情報表示源3
0からの光がランダム偏光の場合、p偏光成分は、透過
性偏光部材の場合は偏光部材に吸収され反射されない。
反射性偏光部材の場合は、偏光部材を透過し偏光変調部
材42の方向に反射されない。このように、情報表示源
30からの光は偏光部材41aにおいてひとまずs偏光
に統一される。
【0037】偏光部材41aにより反射されたs偏光の
振る舞いは、前述の図1〜5に示した情報表示装置と同
様である。つまり、図6のような配置の情報表示装置で
も同様の効果を得ることができる。
【0038】上記の例では偏光部材41aの偏光方向と
コンバイナ20の偏光方向は一致していたが、直交する
ように配置すれば、偏光変調部材の印加電界のオン、オ
フに対応する反射率の振る舞いが逆のコンバイナを得る
ことができる。つまり印加電界がオフのとき反射率が1
00%となり、オンのとき0%になる。
【0039】上記の例ではs偏光を観察者に導く例を示
したが、偏光部材41a、コンバイナ20の偏光方向を
変えればp偏光を観察者に導く構成が得られる。
【0040】ここで、本発明における偏光性反射部材
(反射性の偏光部材なども含む)を説明する。まず、屈
折率の異なる2種類以上の高分子材料からなる高分子多
層膜を例示できる。この構成は米国特許第548694
9号および国際特許公開パンフレットWO961934
7に述べられている。以下に、偏光性反射部材について
(1)〜(3)の項目に分けて説明を行う。
【0041】(1)材料 複屈折性を容易に発現させるためには、高分子材料を用
いることが好ましい。使用状態において透明なもの、耐
熱性や耐湿性に優れたもの、さらには押し出し成形可能
な材料が好ましい。その例はメタクリル酸エステルの重
合体、ポリカーボネート、スチレン重合体、ポリテレフ
タレート、ポリオレフィン、フッ素樹脂、トリアセチル
セルロース、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リアルキレンナフタレートなど、また4−ヒドロキシ安
息香酸やテレフタル酸を出発原料とする主鎖型高分子液
晶、側鎖型高分子液晶、さらにはポリテレフタレートと
ポリアルキレンナフタレートの共重合体などがあげられ
る。各層の厚みは可視光の波長ないしそれ以下が好まし
い。各層の厚みは0.1〜0.5μmが好ましい。
【0042】(2)多層押し出し成形 偏光性反射部材はこれらの高分子材料から選ばれた2種
以上の材料を多層押し出し成形することによって製造で
きる。その技術は米国特許第3773882号、および
米国特許第3884606号に述べられている。
【0043】(3)延伸 多層押し出し成形時に複屈折性を示すものもあるが、さ
らに複屈折性を強めるために少なくとも一軸方向に延伸
することが好ましい。複屈折性を付与しやすい材料は結
晶性や液晶性が大きい材料であり、付与しにくい材料は
アモルファス材料である。
【0044】また、本発明における偏光性反射部材とし
て、コレステリック液晶層と4分の1位相差板とからな
るものも使用できる。コレステリック液晶層の反射率は
入射する光の円偏光の電気ベクトルの回転方向により異
なる。例えば右円偏光成分は透過し左円偏光は反射す
る。したがって、4分の1位相差板と組み合わせれば、
入射した直線偏光を4分の1位相差板により例えば左円
偏光に変換し、100%反射させることができる。この
反射光は4分の1位相差板を再度通過して直線偏光とな
る。一方前景からのランダム偏光の光は50%にあたる
左円偏光成分は反射されるが、右円偏光成分は透過し、
4分の1位相差板を通過して直線偏光となる。つまり前
述の高分子多層膜と同様の効果が得られる。このような
コレステリック液晶層と4分の1位相差板の組み合わせ
としては、メルク社のTransmax(TM)を例示
できる。
【0045】また、本発明における偏光性反射部材とし
て、反射型ホログラムを例示できる。ホログラムは入出
射角特性によって偏光方向による反射回折効率が異な
る。特に入射光と出射光のなす角が大きい場合に回折効
率の差が大きくなる。例えば、屈折率変調値が0.03
で膜厚が15μmのホログラム材料を用いて540nm
の光を回折するホログラムを作製する場合、入射角=出
射角=0°(垂直入射)では、s偏光p偏光ともに約9
8%の回折効率、約14nmの波長半値幅となり偏光に
よる差はない。入射角=出射角=60°の場合はs偏光
では約93%の回折効率、約20nmの波長半値幅とな
り、p偏光では約62%の回折効率、約10nmの波長
半値幅となる。ホログラムの反射の効率は回折効率と半
値幅の積にほぼ比例するので、s偏光とp偏光では約3
倍の違いとなる。このように反射型ホログラムも偏光性
反射部材として使用することができる。
【0046】また、本発明における偏光性反射部材とし
て、ガラスのような透明誘電体も使用できる。誘電体の
表面に斜めに光を入射すると、s偏光とp偏光とに対す
る反射率が異なる。特にブリュースター角近傍ではp偏
光の反射率がほぼ0になるため、反射率の偏光依存性が
顕著になる。
【0047】これまでの説明は、コンバイナの反射率の
偏光依存性が、入射する光の直線偏光の方向に基づく場
合について述べた。次に、コンバイナの反射率の偏光依
存性が、入射する光の円偏光の電気ベクトルの回転方向
に基づく形態の場合について説明する。
【0048】図7は本発明の第3の実施形態の情報表示
装置を示す概略図である。情報表示源からの情報を含む
光は、偏光部材41により直線偏光となり、偏光変調部
材50により右回り(R)または左回り(L)の円偏光
になる。そして、反射率が円偏光の方向に応じて異なる
コンバイナ20aにより反射され観察者の視点1に至
る。
【0049】図8は図7に示した情報表示装置に使用さ
れているコンバイナ20aの層構成を示す拡大断面図で
ある。透明な基材40の光入射側に、反射率が円偏光の
方向に依存する偏光性反射部材44が積層される。偏光
性反射部材44としてはコレステリック液晶層を例示で
きる。
【0050】図9は図7に示した情報表示装置に使用さ
れている偏光変調部材50の層構成を示す拡大断面図で
ある。電界応答型の液晶セルと4分の1位相差板よりな
る構成を例示している。図4と同様の液晶セルの光出射
側に4分の1位相差板51を積層している。4分の1位
相差板の例として、ポリビニルアルコールやポリカーボ
ネートの延伸フィルムを例示できる。偏光部材41とし
ては図1と同様のものが使用できる。
【0051】上記の情報表示装置において、偏光変調部
材の電界をオン、オフした場合の、情報を含む光の反射
と外部から入射する光の透過の様子を図7および図5を
流用して示し、本実施形態の作用を説明する。
【0052】偏光部材41により直線偏光となった光
が、偏光変調部材50に入射する。偏光変調部材50の
電界応答型の液晶により入射した光の直線偏光の方向が
変えられ、4分の1位相差板により回転方向の異なる円
偏光に変換される。図7では入射したs偏光の光が、電
界がオンのとき右回り円偏光(R)となり、電界がオフ
のとき左回り円偏光(L)となる状態を示している。
【0053】本実施形態のコンバイナ20aの反射率は
円偏光の電気ベクトルの回転方向により異なるように設
計される。図7は右回り円偏光を反射する例である。偏
光変調部材の電界がオンのときは右回り円偏光となった
光は反射される。つまり反射率100%である。電界が
オフのときは左回り円偏光となり反射されない。つまり
反射率0%である。
【0054】外部から入射する光はランダム偏光であ
り、そのうち50%相当の右回り円偏光成分がコンバイ
ナ20aにより反射され、左回り円偏光成分は透過す
る。つまりコンバイナの透過率は50%である。これ
は、偏光変調部材50の印加電界のオン、オフに関係し
ないため、コンバイナの透過率は常に50%である。
【0055】以上をまとめるとコンバイナの反射率と透
過率の関係は図5に示した状態と同様で、同様に説明さ
れる。このように図7に示した情報表示装置において
も、図1および図6の構成の情報表示装置と同様の効果
を得ることができる。
【0056】また、図7の情報表示装置において、偏光
部材41の偏光方向、偏光変調部材50の4分の1位相
差板51の方向、またはコンバイナ20aの偏光方向を
適宜変更すれば、偏光変調部材の印加電界のオン、オフ
に対応する反射率の振る舞いを逆にできる。つまり、印
加電界がオフのとき反射率が100%となり、オンのと
き0%になる。また、左回り円偏光を観察者に導く構成
も得られる。
【0057】また上記いずれの例でも、受光センサ(例
えば図10の27に示す)を設け周囲の明るさを測定
し、その測定値の大きさに応じて偏光変調部材の印加電
界の大きさを調整すれば、周囲の明るさに応じた表示輝
度の自動調節ができる。また、観察者の好みに応じて手
動で調節してもよい。
【0058】また、コンバイナと偏光変調部材とは、観
察者の視野に入る位置と本体部内の位置とに別れて配置
されることが好ましい。そして、このようなコンバイナ
の反射率制御が偏光変調部材への印加電界の調節により
実施されることで、調節機構の配置を偏光変調部材の配
置側である本体内部とすることができる。従って、コン
バイナの反射率制御でありながら、その調節機構を本体
内部に組み込むことができ、観察者の視野に入るコンバ
イナの回りには調整機構に必要な配線などを施すことが
ない。
【0059】また、コンバイナに入射する光の偏光を効
果的に変調し、コンバイナの反射率を制御するために
は、偏光変調部材に入射する光が直線偏光であることが
好ましい。つまり、直線偏光を利用することで、反射率
の最小値をより小さく最大値をより大きくし、変調幅を
広げることができる。偏光変調部材に入射する光を直線
偏光にするには、本発明では情報表示源の光をランダム
偏光としてこの光を偏光部材を用いて直線偏光としてい
る。しかしながら、直線偏光を発する情報表示源でも偏
光方向を揃えることで使用できる。
【0060】また、本発明における偏光性反射部材とし
ては波長選択性を有するものも好ましい。波長選択性と
は、特定の波長域の光に対しては偏光機能を有しそれ以
外の波長の光に対しては偏光機能を有しないことをい
う。ここで、特定の波長域の光とは可視光線領域400
〜700nm中、赤、緑、青などに対応する光である。
このような偏光性反射部材としては、特表平9−506
837に述べられたものや、反射型ホログラムが例示で
きる。表示に用いる波長域の光のみを反射しそれ以外の
光を透過するため、高い反射率とより一層高い透視性を
確保できる。
【0061】本発明におけるコンバイナの基材40や液
晶の透明絶縁基板49は、透明であることが好ましい
が、着色されていてもよい。入射光や反射光が通過しな
い部分は不透明であってもよい。材質は、ガラスのほ
か、アクリル、ポリカーボネート、ポリオレフィンなど
の樹脂材料でもよいし、透明な結晶体などでもよい。基
材の厚さは数mm程度が好ましい。これらの基材の表面
には必要に応じて、反射防コーティングやハードコーテ
ィングが施されていてもよい。
【0062】基材と偏光性反射部材を固定する接着剤
は、必要な強度で接着し長期信頼性を確保できるものが
好ましい。材質はアクリル系、エポキシ系、ウレタン
系、酢酸ビニル系、ゴム系などが利用できる。また、粘
着剤も利用できる。その形態は光硬化型、熱硬化型、硬
化剤混合型、ホットメルト型、感圧型などを例示でき
る。透明性が高く散乱性の少ないものが、光の損失が少
ないため特に好ましい。
【0063】本発明のコンバイナの形態として、図2で
は透明な基材40の表面に偏光性反射部材43を貼り付
けた形態を示したが、2枚の透明基材で挟み込んだ形態
も可能である。その場合、必要に応じて表面に反射防止
コーティングやハードコーティングを施すことが好まし
い。
【0064】本発明の情報表示装置における情報表示源
は光を発して表示する機能を持つものであり、液晶表示
素子などのいわゆる受光型表示素子からなる表示体に熱
陰極管、冷陰極管、蛍光表示管、ハロゲンランプ、発光
ダイオード、半導体レーザなどの光源から発した光を照
射するものが例示できる。液晶表示素子を使用するもの
の場合、本発明に使用される偏光部材を液晶表示素子の
偏光板と考えることができる。
【0065】また、上記の光源自体をパターン化して配
列し特定の情報を光として発生する自発光型表示素子で
あってもよい。蛍光表示管、フィールドエミッションデ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL素子や、
あるいは発光ダイオードや半導体レーザを配列したもの
を例示できる。
【0066】また、本発明の情報表示装置をカラー表示
とする場合、液晶表示素子としては、カラーフィルタと
透過型液晶表示素子などからなるカラー液晶表示素子な
どが好ましく使用できる。また、蛍光材料、発光材料、
半導体材料をカラー化した自発光型表示素子であっても
よい。
【0067】本発明の情報表示装置は、従来例のような
自動車用HUDにおいて適切に用いられる。その場合は
垂直に測定した場合の可視光線透過率が70%以上とな
るように偏光性反射部材の反射率を調整することが望ま
しい。また、別置き型HUDとしても好ましく使用でき
る。
【0068】本発明の情報表示装置を乗り物に用いる場
合、表示すべき情報としては、車両の速度、エンジン回
転数、シフトレバー位置、種々の警告などの運転情報、
エアコン、オーディオ、ナビゲーション装置など付属機
器の情報が挙げられる。また、道路情報、駐車場空き情
報などの車両外からの情報も表示できる。
【0069】航空機や船舶などでは緯度、経度、高度、
進行方向などの位置・方位情報や、気象情報、レーダの
障害物情報、魚群探知機の情報など、その運行や業務に
関わる情報を例示できる。また、観察者とは主には乗り
物の運転者であるが、助手席その他の同乗者を含めるこ
とができる。本発明はHUD以外にも適用できる。例え
ば、車両のコーナを指示する虚像コーナマーカなどが例
示できる。
【0070】自動車用途以外でも様々な表示装置に応用
が可能である。例えば、店舗のショーウィンドウにコン
バイナを設けた情報表示装置が例示できる。また、美術
館、水族館などにおける展示品の説明表示においても、
本発明の情報表示装置を好ましく使用できる。さらに
は、銀行、公共機関などの相談窓口などに設置される透
明仕切り窓に設置し、業務に必要な情報を提供する情報
表示装置としても有用である。同種の応用として、プロ
ンプタも例示できる。
【0071】
【実施例】[実施例1]本発明の実施例を図に基づいて
説明する。図10は別置き型HUDに応用した例であ
る。情報表示装置の形態としては図1から図5に示した
第1の実施形態を使用している。
【0072】コンバイナ20は、保持部材24を介して
HUDの本体部22に回動自在に軸支されている。本体
部22の底面には傾きや方向が調節可能な脚部23が設
けられ、この脚部23がHUD車両のダッシュボード上
などに設置される。脚部23は本体部22から脱着可能
であり、必要に応じて使用される。本体部22内には、
蛍光表示管からなる情報表示源30が備えられている。
蛍光表示管からの情報を含む光3は偏光部材41、偏光
変調部材42を経て、コンバイナ20で反射され、観察
者の視点1に至り、表示像10として視認される。
【0073】コンバイナ20はアクリル製の基板40に
偏光性反射部材43を透明粘着剤で貼り付けたものであ
る。偏光性反射部材43として3M社のD−BEF板を
用いた。偏光変調部材42としては2枚のITO付き基
板にポリイミド塗布、加熱の後、方向を90°交差させ
ラビング処理を行いギャップ6μmのセルとしたもの
に、液晶ZLI1565(メルク社製)を注入して作製
した液晶セルを用いた。薄層化のため蛍光表示管の情報
表示源30、偏光部材41、偏光変調部材42を積層し
た。蛍光表示管からなる情報表示源30から発せられる
光の偏光はランダム偏光であるため、偏光部材41を透
過しコンバイナに至るのは、ほぼ50%である。
【0074】コンバイナの水平に対する角度θw は75
°であり、光の入出射角θは20°である。偏光変調部
材の印可電界をオン、オフした場合の、コンバイナの透
過率の測定値を図11に示す。点線は電界オフ(0V印
加)、実線は電界オン(5V印加)を表わす。電界オフ
では87.9%の透過率を示し、電界オンでは5.0%
の透過率を示した。
【0075】反射率の絶対値測定は困難なため、透過率
の測定から換算する。吸収、散乱損失を無視すれば、コ
ンバイナの反射率としては12.1%から95.0%に
調整できることになる。ランダム偏光に対しては(5.
0+87.9)/2=46.5%の透過率となる。前述
の従来例に比べ、同じ可視光線透過率でありながら、ほ
ぼ2倍の反射率が得られた。
【0076】また、前景の明るさを測定する受光センサ
27からの測定値の大きさに応じて、液晶セルに印加す
る電界を制御することにより、周囲の明るさに応じて反
射率を変調することができ、視認性の良い情報表示装置
を得ることができた。
【0077】以上のように本発明により、高い透過率と
高い反射率を両立し、かつ外部から反射率を調整できる
情報表示装置が実現できた。
【0078】[実施例2]本実施例では実施例1の蛍光
表示管を、透過型カラー液晶表示素子と冷陰極管のバッ
クライトの組み合わせに置き換えたものを作製した。そ
の他の構成は実施例1と同様である。
【0079】液晶表示素子からの偏光の方向を偏光部材
41およびコンバイナ20の偏光方向に一致させた。そ
のため、液晶表示素子からの光はほぼ100%反射され
コンバイナに導かれる。
【0080】実施例1と同様、高い透過率と高い反射率
の両立および外部から反射率を調整可能な情報表示装置
を実現することができた。これらの実施例における情報
表示装置の構成はあくまでも一例であり、本発明はこの
構成に限定されるものではない。
【0081】
【発明の効果】本発明によればコンバイナに所定光透過
率を有する偏光性反射部材を使用し、情報表示源からの
直線偏光を変調し、コンバイナの反射率を変更可能とし
た偏光変調部材を備える情報表示装置とすることで、光
透過率を変えることなく表示輝度が高い情報表示装置が
得られる。また、コンバイナの反射率を調整し周囲の明
るさに応じて反射率を調整することができる視認性の良
い情報表示装置を得ることができる。また、コンバイナ
とその反射率制御機構とを分けて配置するので、観察者
の視野に入るコンバイナの回りには制御機構に必要な配
線などを施すことがない。さらに、表示に必要な波長域
の光だけを反射することが可能となり、表示輝度が高く
より透視性の良い情報表示装置が得られる。
【0082】上記の実施例における情報表示装置の構成
はあくまでも一例であり、本発明はこの構成に限定され
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の情報表示装置を示す
概略図。
【図2】図1の情報表示装置に使用されるコンバイナの
層構成を示す拡大断面図。
【図3】図1の情報表示装置に使用される偏光性反射部
材の層構成を示す拡大断面図。
【図4】図1の情報表示装置に使用される偏光変調部材
の層構成を示す拡大断面図。
【図5】偏光変調部材の印加電界をオン、オフした場合
の、本発明におけるコンバイナの反射と透過の様子を示
す概念図。
【図6】本発明の第2の実施形態の情報表示装置を示す
概略図。
【図7】本発明の第3の実施形態の情報表示装置を示す
概略図。
【図8】図7の情報表示装置に使用されるコンバイナの
層構成を示す拡大断面図。
【図9】図7の情報表示装置に使用される偏光変調部材
の層構成を示す拡大断面図。
【図10】本発明の第1の実施形態の情報表示装置を別
置き型のHUDとした場合の構成を示す断面図。
【図11】第1の実施例で、偏光変調部材の印加電圧を
オン、オフした場合の、コンバイナの透過率の測定値を
示す図。
【図12】従来のコンバイナの可視光線透過率の入射角
依存性を示す図。
【図13】従来のコンバイナの反射率の入射角依存性を
示す図。
【図14】従来のHUDの一例を示す概念図。
【符号の説明】
1:観察者の視点 3:情報を含む光 10:表示像 20、20a:コンバイナ 27:受光センサ 30:情報表示源 40:基材 41、41a:偏光部材 42、50:偏光変調部材 43:偏光性反射部材 44:偏光性反射部材(コレステリック液晶層) 45:高分子層 46:高分子層 47:電界応答型液晶 48:透明電極 49:透明絶縁基板 51:4分の1位相差板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示すべき情報を光として発生する情報表
    示源と、前記光を観察者に向けて反射し虚像として表示
    するコンバイナとを少なくとも備えた情報表示装置にお
    いて、情報源とコンバイナとの間に前記光を直線偏光と
    する偏光部材と前記直線偏光の偏光状態を変調できる偏
    光変調部材を有し、かつ前記コンバイナの反射率は前記
    直線偏光の偏光状態によって異なることを特徴とする情
    報表示装置。
  2. 【請求項2】周囲の明るさを測定する受光センサを有
    し、その測定値の大きさに応じて前記偏光変調部材が調
    節されることにより、前記コンバイナの光反射率が調整
    されることを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 【請求項3】前記コンバイナが波長選択性を有し、特定
    の波長域の光に対する反射率が高く、それ以外の波長の
    光に対して反射率が低いことを特徴とする請求項1また
    は2記載の情報表示装置。
JP10191993A 1998-07-07 1998-07-07 情報表示装置 Pending JP2000028957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10191993A JP2000028957A (ja) 1998-07-07 1998-07-07 情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10191993A JP2000028957A (ja) 1998-07-07 1998-07-07 情報表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000028957A true JP2000028957A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16283840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10191993A Pending JP2000028957A (ja) 1998-07-07 1998-07-07 情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000028957A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260707A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Honda Motor Co Ltd 車両用表示装置
JP2005331777A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Asahi Glass Co Ltd 表示装置及び反射型スクリーン
JP2006285022A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Teijin Ltd 透明板
JP2007290411A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Toyota Motor Corp 車両用制御装置
JP2014235268A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2015012138A1 (ja) * 2013-07-26 2015-01-29 日本精機株式会社 走査型投影装置
WO2015019578A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社デンソー 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
WO2015122491A1 (ja) * 2014-02-13 2015-08-20 株式会社オルタステクノロジー ヘッドアップディスプレイ装置
JP2016012124A (ja) * 2014-06-06 2016-01-21 日東電工株式会社 投影装置及び車
WO2016052367A1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-07 富士フイルム株式会社 投映像表示用部材および投映像表示システム
JP2016066063A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 東レ株式会社 ディスプレイ用ハーフミラーフィルム
WO2016171154A1 (ja) * 2015-04-24 2016-10-27 シャープ株式会社 表示装置
KR20170018095A (ko) 2014-10-10 2017-02-15 니폰 가야꾸 가부시끼가이샤 광반사 필름, 및 이를 이용한 광제어 필름, 광학 필름, 기능성 유리 및 헤드업 디스플레이
JP2017076044A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 ホシデン株式会社 レーザ光を用いた投射型表示装置及び該投射型表示装置を用いた車載用ヘッドアップディスプレイ
JP2017146424A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイ装置
WO2017188276A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 京セラ株式会社 車両用表示装置
WO2017212755A1 (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 富士フイルム株式会社 ヘッドアップディスプレイシステム
WO2018015501A1 (fr) * 2016-07-22 2018-01-25 Valeo Comfort And Driving Assistance Dispositif de génération d'image et afficheur tête haute
KR101911488B1 (ko) 2017-05-11 2018-10-24 한국기초과학지원연구원 Hud용 윈드쉴드 부착형 컴바이너
US20190235238A1 (en) * 2018-01-30 2019-08-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for providing heads-up display image
US10525666B2 (en) 2016-04-08 2020-01-07 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Optical laminate structure and head-up display system using the optical laminate structure, and light reflection film
WO2021020199A1 (ja) * 2019-07-26 2021-02-04 株式会社デンソー 表示装置
JP2021056521A (ja) * 2019-06-18 2021-04-08 富士フイルム株式会社 車両用の画像表示機能付きミラー
CN112782847A (zh) * 2019-11-11 2021-05-11 宁波舜宇车载光学技术有限公司 显示系统

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260707A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Honda Motor Co Ltd 車両用表示装置
JP2005331777A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Asahi Glass Co Ltd 表示装置及び反射型スクリーン
JP2006285022A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Teijin Ltd 透明板
JP2007290411A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Toyota Motor Corp 車両用制御装置
JP2014235268A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2015012138A1 (ja) * 2013-07-26 2015-01-29 日本精機株式会社 走査型投影装置
US9551868B2 (en) 2013-07-26 2017-01-24 Nippon Seiki Co., Ltd. Scanning-type projection device
EP3026482A4 (en) * 2013-07-26 2017-03-01 Nippon Seiki Co., Ltd. Scanning-type projection device
WO2015019578A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社デンソー 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
KR101820610B1 (ko) 2013-08-06 2018-01-19 가부시키가이샤 덴소 차량용 헤드업 디스플레이 장치
US9823470B2 (en) 2013-08-06 2017-11-21 Denso Corporation Vehicle head-up display device
JP2015031924A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社デンソー 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015152732A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 株式会社 オルタステクノロジー ヘッドアップディスプレイ装置
WO2015122491A1 (ja) * 2014-02-13 2015-08-20 株式会社オルタステクノロジー ヘッドアップディスプレイ装置
JP2016012124A (ja) * 2014-06-06 2016-01-21 日東電工株式会社 投影装置及び車
JP2016066063A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 東レ株式会社 ディスプレイ用ハーフミラーフィルム
WO2016052367A1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-07 富士フイルム株式会社 投映像表示用部材および投映像表示システム
KR20170018095A (ko) 2014-10-10 2017-02-15 니폰 가야꾸 가부시끼가이샤 광반사 필름, 및 이를 이용한 광제어 필름, 광학 필름, 기능성 유리 및 헤드업 디스플레이
US10241241B2 (en) 2014-10-10 2019-03-26 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Light reflecting film, and light controlling film, optical film, functional glass and head-up display including the light reflecting film
WO2016171154A1 (ja) * 2015-04-24 2016-10-27 シャープ株式会社 表示装置
JP2017076044A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 ホシデン株式会社 レーザ光を用いた投射型表示装置及び該投射型表示装置を用いた車載用ヘッドアップディスプレイ
JP2017146424A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイ装置
US10525666B2 (en) 2016-04-08 2020-01-07 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Optical laminate structure and head-up display system using the optical laminate structure, and light reflection film
JP6297238B1 (ja) * 2016-04-26 2018-03-20 京セラ株式会社 車両用表示装置
WO2017188276A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 京セラ株式会社 車両用表示装置
JP2017219624A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 富士フイルム株式会社 ヘッドアップディスプレイシステム
WO2017212755A1 (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 富士フイルム株式会社 ヘッドアップディスプレイシステム
FR3054328A1 (fr) * 2016-07-22 2018-01-26 Valeo Comfort And Driving Assistance Dispositif de generation d'image et afficheur tete haute
US11204496B2 (en) 2016-07-22 2021-12-21 Valeo Comfort And Driving Assistance Image generating device and head-up display
WO2018015501A1 (fr) * 2016-07-22 2018-01-25 Valeo Comfort And Driving Assistance Dispositif de génération d'image et afficheur tête haute
KR101911488B1 (ko) 2017-05-11 2018-10-24 한국기초과학지원연구원 Hud용 윈드쉴드 부착형 컴바이너
US20190235238A1 (en) * 2018-01-30 2019-08-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for providing heads-up display image
US10901207B2 (en) * 2018-01-30 2021-01-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for providing heads-up display image
JP2021056521A (ja) * 2019-06-18 2021-04-08 富士フイルム株式会社 車両用の画像表示機能付きミラー
JP7335863B2 (ja) 2019-06-18 2023-08-30 富士フイルム株式会社 車両用の画像表示機能付きミラー
WO2021020199A1 (ja) * 2019-07-26 2021-02-04 株式会社デンソー 表示装置
JP2021020558A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 株式会社デンソー 表示装置
CN112782847A (zh) * 2019-11-11 2021-05-11 宁波舜宇车载光学技术有限公司 显示系统
CN112782847B (zh) * 2019-11-11 2024-01-26 宁波舜宇车载光学技术有限公司 显示系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000028957A (ja) 情報表示装置
JP6694861B2 (ja) 電子的調光可能光学装置
JPH11249062A (ja) 情報表示装置
KR101087627B1 (ko) 내장된 화면 표시 장치를 구비한 거울
US7411637B2 (en) System and method for varying the reflectance or transmittance of light
US10551621B2 (en) Light-transmitting pane for displaying an image of a head-up display for polarized sunglasses
US7203005B2 (en) Real image configuration for a high efficiency heads-up display (HUD) using a polarizing mirror and a polarization preserving screen
US7379243B2 (en) Mirror with built-in display
WO2011068852A1 (en) Rearview mirror assemblies with anisotropic polymer laminates
KR20050110614A (ko) 광각 p-편광 반사식 편광기 및 편광된 광원을 구비한헤드-업 디스플레이
WO1998032046A1 (fr) Dispositif a cristaux liquides et appareil electronique pourvu de ce dispositif
WO2002084389A1 (en) Translucent reflective liquid crystal display
JPH11249061A (ja) 情報表示装置
JPH11281916A (ja) 情報表示装置
US20230333373A1 (en) Polarization rotator for head-up display
WO1999061952A1 (fr) Element d'afficheur reflectif a cristaux liquides
JP3331150B2 (ja) 表示素子の照明方法及び液晶表示装置
CN110082917B (zh) 车载显示系统
CN113238379B (zh) 抬头显示系统、抬头显示系统的驱动方法及交通工具
JP3648870B2 (ja) 液晶表示装置
KR20200131229A (ko) 영상 투사 장치 및 헤드업 디스플레이 장치
US20240027757A1 (en) Windshield, display system, and reflective polarizer
JP3966322B2 (ja) 液晶表示装置
JPH09230282A (ja) ディスプレイ装置
EP3460536A1 (en) Electronic mirror with an enhanced switchable lens system