JPH11249062A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JPH11249062A
JPH11249062A JP10052431A JP5243198A JPH11249062A JP H11249062 A JPH11249062 A JP H11249062A JP 10052431 A JP10052431 A JP 10052431A JP 5243198 A JP5243198 A JP 5243198A JP H11249062 A JPH11249062 A JP H11249062A
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JP
Japan
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light
polarized light
information display
linearly polarized
display device
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Withdrawn
Application number
JP10052431A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Korishima
友紀 郡島
Norihito Nakazawa
伯人 中沢
Masao Ozeki
正雄 尾関
Shinichi Unayama
伸一 宇南山
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透視性に優れかつ情報の表示輝度が高く、さら
に表示が2重像とならない情報表示装置を得る。 【解決手段】情報表示装置の偏光性反射部材20は、偏
光方向がほぼ直交する2つの直線偏光のうち一方の偏光
方向の直線偏光に対しては高い透過率を示し、他方の偏
光方向の直線偏光に対しては高い反射率を示し、かつ透
過型液晶表示装置25から発生する光は高い反射率を示
す偏光方向の直線偏光とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年自動車などの車両の運転者に情報を
表示する方法として、ヘッドアップディスプレイ(以下
HUDという)などの表示装置が用いられてきている。
これは、液晶表示装置などの情報投射手段から投射され
た光学的情報を、自動車の風防ガラスなどに組み込まれ
たコンバイナに映し、情報を前景に重畳することによ
り、運転者が運転状態からほとんど視点を動かすことな
く情報を読み取れるようにしたものである。また、情報
表示源を備えた小型の本体部である筐体にコンバイナが
軸支され、車両のダッシュボード上に載置された別置き
型のHUDも用いられてきている。
【0003】図11は、従来のHUDの一例を示す概念
図である。光源6から発し、レンズ系4および波長選択
フィルタ11を介して透過型液晶表示素子5を通過した
表示すべき情報を含む光3は、車両の風防ガラス7に備
えられたハーフミラー型のコンバイナ2に照射され、反
射されて運転者などの観察者1に視認される。上記レン
ズ系4はコリメータとしての機能を有する。
【0004】ここで、風防ガラス7は合わせガラスであ
り、コンバイナ2はこの合わせガラスの表面(車内側
面)に反射性コーティングを施すことにより形成されて
いる。また、カラーの情報表示源を用いることによっ
て、希望する多色の像が表示可能となる。例えば、速度
表示8を緑色、警告表示9を赤色とすることによって、
運転者に対してより的確に情報を伝達できる。
【0005】また、情報を含む光が風防ガラスの表面
(車内側面)と裏面(車外側面)の両面によって反射す
ることにより発生する2重像を低減する方法が従来技術
としてある。ここで、2重像を低減するとは、2重像と
ならないように不要な方の反射像の輝度を低減すること
である。情報表示源からの情報を含む光を偏光制御手段
を通して特定方向の直線偏光(例えばs偏光)とし、ブ
ルースター角近傍で風防ガラスに照射し、風防ガラスの
表面で反射して運転者に情報を伝達する。
【0006】ところが、風防ガラスの表面で情報を含む
光が完全に反射されずに一部が風防ガラスの内部に入り
込むので、この入り込んだ一部の光を合わせガラスの間
に挟持した偏光制御手段で偏光方向をp偏光の方向に回
転させて風防ガラスの裏面での反射を防ぎ、この裏面か
らの反射光が運転者へ伝達されて2重像となることを防
止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】HUDは表示情報を運
転者の前景に重畳するので、視界を遮らずに明るく見や
すい像を表示することが望ましい。そのためには前景へ
の透視性を確保しつつ、高い表示輝度を得る必要があ
る。ところが、従来のハーフミラー型のコンバイナでは
透過率と反射率はトレードオフの関係にあり、一方を高
くすると他方が低下する問題があった。自動車の風防ガ
ラスにおいては可視光線透過率が70%以上であること
が法規上義務付けられているため、高い反射率のコンバ
イナを採用できない。
【0008】例えば、色付きの合わせガラスでは、0.
7≦透過率=(1−表面反射率)×内部透過率×(1−
裏面反射率)であり、裏面反射率=0.04、内部透過
率=0.9とすると、概算で表面反射率は垂直方向で約
19%以下でなければならない。
【0009】斜め方向から光を入射すれば垂直方向の場
合より反射率は増加するが、それでも充分な表示輝度を
得るには反射率が不足する。このため、高い表示輝度を
得るためには光量の大きな光源が必要となり、光源の消
費電力、発熱やサイズなどの点で問題があった。
【0010】図7は、ブロンズガラスとクリアガラスか
らなる合わせガラスに反射性の表面コーティングを施し
たHUDコンバイナの、可視光線透過率の入射角依存性
の測定値の図である。この図で実線はs偏光で、点線は
p偏光である。この例では、可視光線透過率は76%で
ある。図8は、この図7のデータからのガラスの透過率
および反射率を用いて、表面コーティング反射率の入射
角依存性を計算した結果の図である。実線はs偏光で、
点線はp偏光である。
【0011】垂直入射における反射率は約13%であ
る。風防ガラスを用いるHUDの場合、入射角は60°
程度であるから、s偏光の場合は約35%の反射率とな
る。垂直入射時より反射率は大きくなるが、(1−0.
35)=0.65、つまり、65%の光は有効活用でき
ていない。また、p偏光の場合は入射角は60°がブル
ースター角に近いためほとんど反射がないので、表示光
としては適当でない。
【0012】可視光線透過率の法規定がない別置き型の
HUDにおいても同様の問題がある。別置き型のHUD
は小型化が必須なため、光源の大きさや消費電力に関し
てはより一層厳しい制限がある。しかも、風防ガラスに
比べコンバイナの設置角が垂直に近いため、表示光の入
射角が20〜30°と小さくなる。
【0013】入射角が小さいため使用時の角度における
反射率は垂直入射時の反射率と大差なく、表示輝度が増
加することは期待できない。そのため、より大きなコン
バイナの反射率が求められる。例えば、透明な樹脂製の
コンバイナに50%の反射率の表面コーティングを施し
た場合、裏面反射率=0.04、内部透過率=1.0と
すると、透過率は約48%となる。
【0014】また従来の反射型のコンバイナには、さら
に裏面反射による上述のように2重像の問題がある。図
10はコンバイナの裏面反射による2重像発生の様子を
示す図である。1は観察者、3は情報を含む光、31は
コンバイナの表面、32はコンバイナの裏面、33は表
面反射光、34は裏面反射光、35は正規像、36は裏
面反射像である。
【0015】図10に示すように表示光源からの情報を
含む光3の一部はコンバイナの表面31で反射され33
のように観察者1の目に導かれ、正規像35として観察
される。しかし表面31で反射されずに透過した光は、
コンバイナの裏面32で反射され34のように観察者1
の目に到達し、裏面反射像36として観察される。
【0016】これらの2つの像35、36は位置がずれ
ているため、観察者1には2つに重なった像(2重像)
として観察され、細かな表示像の場合には、著しく視認
性が悪くなる。したがって、不要な像としての裏面反射
像36の明るさを低減することがもう一つの課題であ
る。
【0017】2重像が許容されるためには、裏面反射率
は表面反射率の100分の1以下であることが望ましい
が、例えば、上記の別置き型HUDコンバイナの場合、
入射光に対して表面反射率は50%であるのに対し、裏
面反射率は1%程度になり、100分の1以下にはなら
ない。
【0018】風防ガラスのコンバイナの場合はさらに問
題である。図9は表面反射率と裏面反射率の比の入射角
依存性を示す図である。実線はs偏光で、点線はp偏光
である。表面反射率/裏面反射率はs偏光の場合5〜1
0程度、すなわち裏面反射率は表面反射率の10分の1
から5分の1にも及ぶ。p偏光ではブルースター角近傍
で200分の1以下に減少するが、前述のように反射が
ほとんどないので表示像として使用するには輝度が低
い。
【0019】裏面反射率を低減する方法としては、例え
ば、裏面に反射防止コーティングを施す方法や、偏光し
た光をブルースター角に近い角度で入射する方法、また
それに偏光回転素子(偏光制御手段)と組み合わせる方
法などがあるが、コストアップになったり、システム構
成が制限されるなどの問題があった。本発明の目的は、
従来技術が有していた前述の課題を解決できる情報表示
装置を新規に提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示すべき情
報を光として発生する情報表示源と、前記光を観察者に
向けて反射し虚像として表示するコンバイナとを少なく
とも備えた情報表示装置において、前記コンバイナは偏
光方向がほぼ直交する2つの直線偏光のうち一方の直線
偏光に対しては高い透過率を示し、他方の直線偏光に対
しては高い反射率を示す偏光性反射部材を用いており、
かつ前記情報表示源から発生する光は直線偏光であって
前記光の偏光方向は前記偏光性反射部材に対して高い反
射率を示す直線偏光の方向であることを特徴とする情報
表示装置を提供する。また、前記偏光性反射部材が2種
以上の高分子材料からなる高分子多層膜であり、前記高
分子材料のうち1種以上が複屈折性を有する上記の情報
表示装置を提供する。また、前記偏光性反射部材が波長
依存性を有しており、特定の波長域にある光の一つの偏
光方向の直線偏光に対しては透過性を示し、上記波長域
にあり上記直線偏光の偏光方向にほぼ直交する偏光方向
の直線偏光に対しては反射性を示し、かつ前記特定の波
長域にない光に対しては直線偏光の偏光方向に関係せず
透過性を示す上記の情報表示装置を提供する。さらに、
前記情報表示源が筐体に納められており、かつ前記コン
バイナの下辺部が前記筐体の上部に横方向の支軸を有す
る保持部材によって回動できるように支持されている上
記の情報表示装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明をさ
らに詳細に説明する。図1は、本発明の情報表示装置の
一例を示す概略断面図である。また図2は本発明で用い
るコンバイナの断面図である。基材41には偏光性反射
部材42が貼り付けられている。
【0022】図1は本発明を別置き型HUDに応用した
例を示す。コンバイナ20の下辺部は横方向の支軸を有
する保持部材24を介してHUDの本体部22である筐
体の上部で観察者とは反対側に支持され、観察者から見
てコンバイナ20の上辺部は前後に動くように支軸の回
りに回動できる。この回動によって、観察者の身長の違
い、すなわち目の高さの違いに応じて最適な光の反射位
置を選択できる。
【0023】本体部22の底面には本体部の傾きや向き
などが調節可能な脚部23が必要に応じて設けられ、こ
の脚部23がHUDの設置場所(例えば車両のダッシュ
ボード上)に保持される。脚部23は本体部22から脱
着可能であり、必要に応じて使用される。HUDの本体
部22が筐体となっているため、情報表示源などの構成
部品(以下に述べる)を筐体の中にコンパクトかつ機能
的に納めることができ、さらに外力による構成部品の移
動に基づく光軸のずれを防げる。また、設置場所の移動
も容易である。
【0024】本体部22内には、透過型液晶表示装置2
5とバックライト26からなる情報表示源が備えられて
いる。情報表示源からの情報を含む光3は反射鏡21お
よびコンバイナ20で反射され、観察者(例えば運転
者)1に運転情報などの表示像10として視認される。
なお、使用時におけるコンバイナ20の水平方向に対す
る角度はθw であり、コンバイナ20に対する情報を含
む光3の入射角および出射角はθである。
【0025】図2について説明する。偏光性反射部材4
2は、偏光方向がほぼ直交する2つの直線偏光のうち一
方の直線偏光に対しては高い透過率を示し、もう一方の
直線偏光に対しては高い反射率を示す。したがって、こ
のような偏光性反射部材42においては、情報表示源か
ら直線偏光を発し、その偏光方向を偏光性反射部材の反
射率の高い方向に合わせれば、理想的には反射率は10
0%となる。ここで、一つの直線偏光に対して高い反射
率とは、50%以上さらに好ましくは70%以上をい
う。また、一つの直線偏光に対して高い透過率とは、5
0%以上さらに好ましくは70%以上をいう。このよう
な偏光性反射部材42は、屈折率が異なる2種以上の高
分子材料からなり、図2のように43で示す高分子層1
と44で示す高分子層2が複数層状に積層した形態であ
り、さらに高分子層1と高分子層2のうち少なくとも一
方が複屈折性を有していることが好ましい。
【0026】一方、外光の偏光方向はランダムであるか
ら、可視光線透過率は表面反射などがなければ50%と
なる。すなわち、上述の従来例に比べ2倍の反射率が得
られる。また、理想的には表面反射率が100%となる
ため、図10における表面反射光33の反射率が100
%となり、したがって偏光性反射部材42の内部に進入
する光はなくなり、裏面で反射されることもなく2重像
となる不要な像が発生せず正規像のみ視認できるという
効果を奏する。このように本発明を用いれば、高い透過
率と高い反射率の両立および2重像の低減が可能であ
り、従来技術の前述の問題点が解決できる。
【0027】本発明における偏光性反射部材は上述のよ
うに屈折率の異なる2種以上の高分子材料からなる高分
子多層膜であることが好ましい。この構成は米国特許第
5486949号および国際特許公開パンフレットWO
9619347に述べられている。以下に、偏光性反射
部材について(1)材料、(2)多層押し出し成形、
(3)延伸および(4)物性の各項目に分けて詳細に説
明を行う。
【0028】(1)材料 複屈折性を容易に発現させるためには、高分子材料を用
いることが好ましい。また、高分子材料は使用状態にお
いて透明であり、耐熱性や耐湿性に優れ、さらには押し
出し成形可能な材料を用いることが、材料の透過率や耐
久性および加工容易性の観点から好ましい。
【0029】これらの条件を満たす高分子材料の例とし
てはメタクリル酸エステルの重合体(ポリメチルメタク
リレート、ポリエチルメタクリレートなど)、ポリカー
ボネート、スチレン重合体(ポリスチレン、ポリクロロ
スチレンなど)、ポリテレフタレート(ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレートなど)、ポリオレ
フィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペ
ンテン、ポリイソブチレンなど)、フッ素樹脂(PF
A、FEP、ポリフッ化ビニリデン、エチレン−四フッ
化エチレン共重合体、三フッ化塩化エチレン重合体、ポ
リフッ化ビニルなど)、トリアセチルセルロース、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアルキレンナフ
タレート(ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ
ブチレン−2,6−ナフタレートなど)、4−ヒドロキ
シ安息香酸やテレフタル酸を出発原料とする主鎖型高分
子液晶(エコノール(住友化学(株)商品名)、ベクト
ラ(ポリプラスチック(株)商品名)、ロッドラン(ユ
ニチカ(株)商品名)など)、側鎖型高分子液晶、さら
には、ポリテレフタレートとポリアルキレンナフタレー
トの共重合体などが挙げられる。また、各層の厚みは可
視光の波長ないしそれ以下が好ましい。さらには、各層
の厚みは0.1〜0.5μmが好ましい。
【0030】(2)多層押し出し成形 偏光性反射部材は、これらの高分子材料から選ばれた2
種以上の材料を多層に重ねて押し出す、多層押し出し成
形することによって製造できる。多層押し出し成形の技
術は米国特許第3773882号および米国特許第38
84606号に述べられている。
【0031】(3)延伸 使用する高分子材料によっては多層押し出し成形時に2
種以上の高分子材料のうち少なくとも一方は複屈折性を
示すが、場合によってはさらに複屈折性を強めるために
少なくとも一軸方向に延伸することが好ましい。
【0032】(4)物性 2種以上の高分子材料のうち少なくとも一方は延伸また
は押し出し成形により、複屈折性を示すようになる。ま
た、用いる2種以上の材料は好ましくは多層押し出しま
たは延伸による複屈折性の付与の程度に差があることが
反射率を高めるうえで好ましい。
【0033】多層押し出しまたは延伸によって複屈折性
を付与しやすい材料は結晶性や液晶性が大きい材料であ
り、複屈折性を付与しにくい材料はアモルファス材料で
ある。一般に押し出し方向または一軸延伸方向の屈折率
がこれらの方向と直交する方向の屈折率よりも大きい。
このようにして得られた偏光性反射部材は屈折率差のよ
り大きい方向の偏光は反射し、この方向に直交する方向
の偏光に対しては透過する性質がある。
【0034】また、本発明における偏光性反射部材は波
長依存性を有するものも好ましく使用できる。すなわ
ち、特定の波長域にある光の一つの偏光方向の直線偏光
に対しては透過性を示し、上記の波長域にあり上記直線
偏光の偏光方向にほぼ直交する偏光方向の直線偏光に対
しては反射性を示し、かつ前記特定の波長域にない光に
対しては直線偏光の偏光方向に関係せず透過性を示す。
ここで特定の波長域とは、可視光線領域400〜700
nm中、赤、緑、青などの波長域である。このような偏
光性反射部材は、例えば特表平9−506837号公報
に述べられている。表示に用いる波長域の光のみを反射
しそれ以外の光を透過するため、高い反射率とより一層
高い透視性を確保できる。
【0035】また、本発明における偏光性反射部材とし
てコレステリック液晶層と1/4波長板とからなるもの
も使用できる。この場合、コレステリック液晶層と1/
4波長板を重ね合わせたものを、偏光性反射部材とす
る。コレステリック液晶層は例えば右円偏光成分は透過
し左円偏光は反射する性質がある。したがって、1/4
波長板と組み合わせた偏光性反射部材を用いれば、入射
した直線偏光は1/4波長板により左円偏光に変換され
100%反射させうる。
【0036】一方前景からのランダム偏光については5
0%にあたる左円偏光成分は反射されるが、右円偏光成
分は透過する。前述の高分子多層膜と同様に、理想的に
は100%の反射率と50%の透過率が得られる。この
ようなコレステリック液晶層と1/4波長板の組み合わ
せたものとしては、メルク社のトランスマックス(T
M)などを例示できる。
【0037】また、本発明における偏光性反射部材とし
て反射型ホログラムも使用できる。ホログラムは材料特
性や入出射角によって偏光方向による反射の回折効率が
異なる。特に入射光方向と出射光方向とのなす角度が大
きい場合にはこの偏光方向の違いによる回折効率の差が
大きくなる。
【0038】例えば、一つのホログラム中で回折格子を
形成している大きい屈折率と小さい屈折率との差である
屈折率変調値が0.03で、膜厚が15μmのホログラ
ム材料を用いて波長が540nm近傍の光を回折するホ
ログラムを作製する場合の違いを説明する。入射角=出
射角=0°(垂直入射)のホログラムでは、s偏光およ
びp偏光ともに約98%の回折効率で約14nmの波長
半値幅となり偏光方向の違いによる差はない。
【0039】これに対し、入射角=出射角=60°の場
合はs偏光では約93%の回折効率で約20nmの波長
半値幅となり、p偏光では約62%の回折効率で約10
nmの波長半値幅となる。反射の効率は回折効率と半値
幅との積にほぼ比例するので、s偏光の反射の効率はp
偏光のそれの約3倍である。このように反射型ホログラ
ムも偏光性反射部材として使用できる。
【0040】本発明における偏光性反射部材用の基材
は、用途や使用状況に応じて適宜選択される。偏光性反
射部材に対して、光の入射側や反射光の出射側が透明な
基材であることはいうまでもないが、これは光を部分的
に透過するものであってもよい。例えば、透明ガラス板
のほかにブロンズやグリーンなど色付けされたガラス板
も基材として使用できる。また、入射光や反射光が通過
しない部分は不透明であってもよい。
【0041】基材の材質としては、ガラスのほか、アク
リル樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリオ
レフィンなどの樹脂基板でもよく、透明な結晶体などで
あってもよい。また、基材の厚さについても厚さ数mm
の板のほか、厚さ1mm以下のフィルムでもよく、厚さ
数cmのブロック体であってもよい。これらの基材の表
面には必要に応じて、反射防止コーティングやハードコ
ーティングが施されていてもよい。
【0042】基材と偏光性反射部材を固定する接着剤と
しては必要な強度で接着し、長期の信頼性を確保できる
ものが好ましい。材質としてはアクリル系、エポキシ
系、ウレタン系、酢酸ビニル系、ゴム系などが広く使用
できる。また、粘着剤なども利用できる。それらの形態
としては光硬化型、熱硬化型、硬化剤混合型、ホットメ
ルト型、感圧型などが例示できる。光の損失を少なくす
る観点から透明性が高く散乱性の少ないものが特に好ま
しい。
【0043】本発明におけるコンバイナの一形態とし
て、図2のように透明な基材41の表面に偏光性反射部
材42を貼り付けた形態を示したが、2枚の透明な基材
で挟んだ形態でもよい。その場合には、必要に応じて光
の入射側に反射防止コーティングやハードコーティング
などを施すことが好ましい。
【0044】本発明における情報表示源は偏光した光を
発して表示する機能を有し、液晶表示素子などのいわゆ
る受光型表示素子からなる表示体に熱陰極管、冷陰極
管、蛍光表示管、ハロゲンランプ、発光ダイオード、半
導体レーザなどからなる光源から発した光を照射するも
のも例示できる。
【0045】また、これらの組み合わせとは別に、受光
型表示素子を用いず、上記の光源自体をパターン化して
配列し特定の情報を発光する自発光型表示素子と偏光子
とを組み合わせたものであってもよい。蛍光表示管、フ
ィールドエミッションディスプレイ、プラズマディスプ
レイ、有機EL素子や、発光ダイオードや半導体レーザ
を配列したものなどが例示できる。
【0046】さらに、本発明の情報表示装置をカラー表
示とする場合、液晶表示素子としては、カラーフィルタ
と透過型液晶表示素子などからなるカラー液晶表示素子
などが好ましい。また、蛍光材料、発光材料、半導体材
料をカラー化した自発光型表示素子であってもよい。
【0047】受光型表示素子と光源を併用したものの場
合は、この受光型表示素子と光源との間にレンズ系や曲
面反射鏡などの適当な光線平行化手段、導光板などの適
当な導光手段、偏光制御手段などを配置してもよい。情
報表示源からコンバイナに光が投射されるまでの光径路
内に、反射、屈折、回折光学素子などを適宜配置しても
よい。また、必要に応じて、偏光制御手段、非線形光学
素子などを配置してもよい。
【0048】本発明の情報表示装置は、従来例のような
自動車用HUDにおいて適切に用いられる。その場合は
可視光線透過率が70%以上となるように偏光性反射部
材の反射率を調整することが望ましい。また、上述のよ
うに情報表示源を備えた本体部にコンバイナが支持さ
れ、車両のダッシュボード上に載置され、運転者などに
運転情報を視認させる、いわゆる別置き型HUDとして
好ましく使用できる。
【0049】本発明の情報表示装置を乗り物用に用いる
場合、表示すべき情報として、その表示用途により適宜
選択でき、乗り物のスピード計、タコメータ、シフトレ
バー設定位置などの情報さらには種々の警告ランプ情報
や、ナビゲーション情報、エアコン、オーディオ機器な
ど付属機器の情報などが例示できる。また、道路情報、
駐車場空き情報などの車両外からの情報も表示できる。
【0050】航空機や船舶などでは緯度、経度、高度、
進行方向などの位置・方位情報や、気象情報、レーダの
障害物情報、魚群探知機の情報など、乗り物の運行や業
務に関わる様々な情報が考えられる。また、観察者とは
主には車両などの乗り物の運転者であるが、助手席その
他の同乗者や、これらすべての者を含めうる。
【0051】上記HUD以外にも本発明の情報表示装置
は種々の用途に適用できる。例えば、自動車の風防ガラ
ス周辺の暗色セラミック塗装部にホログラムを配置した
情報表示装置にも利用できる。また、車両のコーナを指
示する虚像コーナマーカなども例示できる。
【0052】自動車用途以外でも様々な表示装置に応用
できる。例えば、店舗のショーウィンドの窓材に偏光性
反射部材を配し、反射率が高くなるように出射光の偏光
方向を合わせた情報表示源を組み合わせた情報表示装置
が例示できる。また、美術館、水族館などにおける展示
品の説明表示においても、展示品の視認性と説明情報の
視認性が両立できるため本発明の情報表示装置を好まし
く使用できる。さらには、銀行、公共機関などの相談窓
口、カウンターなどに設置される透明仕切り窓に設置
し、業務に必要な情報を提供する情報表示装置としても
有用である。同種の応用として、プロンプタも例示でき
る。
【0053】
【実施例】図1は本実施例の別置き型HUDである。コ
ンバイナ20はアクリル樹脂基材に偏光性反射部材を透
明粘着剤で貼り付けたものである。偏光性反射部材とし
ては3M社のD−BEF板を使用した。本実施例の情報
表示源はバックライト26としての冷陰極管および透過
型液晶表示装置25としての透過型液晶表示素子よりな
る。
【0054】情報表示源から発せられた光の偏光方向
は、偏光性反射部材の反射率が最大となるようにその方
向が調整された。コンバイナの水平方向に対する角度は
75゜であり、光のコンバイナへの入出射角は法線方向
(点線)から測って20゜である。
【0055】出射角20゜におけるコンバイナの透過率
の偏光方向依存性を図3に示す。実線は偏光性反射部材
の反射率が最大の偏光方向で測定した透過率であり、可
視光線透過率は5.0%であった。すなわち、吸収によ
る光損失を無視すれば95%の反射率が得られている。
一方、点線は偏光性反射部材の透過率が最大の偏光方向
で測定した透過率であり可視光線透過率は87.9%で
あった。
【0056】ランダム偏光に対してはこの透過率は、
(5.0+87.9)/2=46.5%である。このよ
うに、前述の反射用の表面コーティングを用いる従来例
に比べ、同じ可視光線透過率であるが、約2倍の反射率
が得られた。
【0057】また、2重像に関しては、表面の反射率9
5%に対し、裏面の反射率は、(1−0.95)×0.
04×(1−0.95)×100=0.01%となり、
裏面反射像は表面反射像の9500分の1の輝度とな
り、実質的に感知できないレベルとなった。
【0058】なお、透過型液晶表示装置25からコンバ
イナ20までの合計の距離(光路長)ri は120mm
であり、コンバイナの基板としては曲率半径が350m
mの透明な円筒型凹面基板を用いた。このときコンバイ
ナ20から表示像10までの距離rd は約380mmと
なった。すなわち、380/120=3.2倍の拡大率
が得られた。
【0059】本実施例のコンバイナ20の可視光線透過
率の入射角依存性を図4に、また図4に基づいて算出し
た反射率の入射角依存性を図5に示す。点線はp偏光で
あり、かつ偏光性反射部材の透過率が最大の偏光方向で
ある。また実線はs偏光であり、かつ偏光性反射部材の
反射率が最大の偏光方向である。さらに、一点鎖線はラ
ンダム偏光である。これらp偏光とs偏光との偏光方向
は互いに90゜の角をなしている。
【0060】s偏光に対しては広い角度範囲で90%以
上の高い反射率が得られる一方、前景からの光に相当す
るランダム偏光に対しては広い入射角範囲にわたって5
0%程度の透過率が得られている。また、図6はs偏光
に対する、表面反射率と裏面反射率との比の入射角依存
性を示す図である。70°の入射角においても裏面反射
率は表面反射率の300分の1以下であり、2重像は低
減され不要な像は全く無視できるレベルとなった。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば透視性に
優れかつ情報の表示輝度が高く、さらに表示の2重像を
低減した情報表示装置が得られる。また、本発明では偏
光性反射部材に対して、広い範囲の光の入射角が採れ設
計の自由度が増すとともに、高価な光学部品を必要とし
ないため情報表示装置のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報表示装置の一例を示す概略断面
図。
【図2】本発明におけるコンバイナの断面図。
【図3】本発明におけるコンバイナの透過率の波長依存
性の一例を示す図。
【図4】本発明におけるコンバイナの可視光線透過率の
入射角依存性の一例を示す図。
【図5】本発明におけるコンバイナの反射率の入射角依
存性の一例を示す図。
【図6】本発明におけるコンバイナの表面反射率と裏面
反射率の比の、入射角依存性の一例を示す図。
【図7】従来例におけるコンバイナの可視光線透過率の
入射角依存性の一例を示す図。
【図8】従来例におけるコンバイナの表面コーティング
反射率の入射角依存性の一例を示す図。
【図9】従来例におけるコンバイナの表面反射率と裏面
反射率の比の、入射角依存性の一例を示す図。
【図10】従来例におけるコンバイナの2重像の発生の
原理図。
【図11】従来のHUDの一例を示す概念図。
【符号の説明】
1:観察者 3:情報を含む光 10:表示像 20:コンバイナ 21:反射鏡 22:本体部 25:透過型液晶表示装置 26:バックライト 33:表面反射光 34:裏面反射光 35:正規像 36:裏面反射像 41:基材 42:偏光性反射部材 43:高分子層1 44:高分子層2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇南山 伸一 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示すべき情報を光として発生する情報表
    示源と、前記光を観察者に向けて反射し虚像として表示
    するコンバイナとを少なくとも備えた情報表示装置にお
    いて、前記コンバイナは偏光方向がほぼ直交する2つの
    直線偏光のうち一方の直線偏光に対しては高い透過率を
    示し、他方の直線偏光に対しては高い反射率を示す偏光
    性反射部材を用いており、かつ前記情報表示源から発生
    する光は直線偏光であって前記光の偏光方向は前記偏光
    性反射部材に対して高い反射率を示す直線偏光の方向で
    あることを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】前記偏光性反射部材が2種以上の高分子材
    料からなる高分子多層膜であり、前記高分子材料のうち
    1種以上が複屈折性を有する請求項1記載の情報表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記偏光性反射部材が波長依存性を有して
    おり、特定の波長域にある光の一つの偏光方向の直線偏
    光に対しては透過性を示し、上記波長域にあり上記直線
    偏光の偏光方向にほぼ直交する偏光方向の直線偏光に対
    しては反射性を示し、かつ前記特定の波長域にない光に
    対しては直線偏光の偏光方向に関係せず透過性を示す請
    求項1または2記載の情報表示装置。
  4. 【請求項4】前記情報表示源が筐体に納められており、
    かつ前記コンバイナの下辺部が前記筐体の上部に横方向
    の支軸を有する保持部材によって回動できるように支持
    されている請求項1、2または3記載の情報表示装置。
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