JP2016064441A - 加圧装置及び加圧方法、演算制御装置、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 加圧装置1は、厚み情報101に基づいて、最も厚さのある位置の幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、補正力と補正量とを求める演算部8と、補正力に基づきローラの曲げを補正する第1補正部4と、補正量に基づき押圧位置を補正する第2補正部5とを備える。
【選択図】 図1
Description
対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求める演算手段と、
前記補正力に基づき前記ローラの曲げを補正する第1補正手段と、
前記補正量に基づき前記押圧位置を補正する第2補正手段とを備える。
対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求め、
前記補正力に基づき前記ローラの曲げを補正し、
前記補正量に基づき前記押圧位置を補正する。
図1は、本発明の第1の実施形態における加圧装置1の構成を示す斜視図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態における加圧装置1の構成を示すブロック図である。
次に、上述した本発明の第1の実施形態に係る加圧装置1を基本とする第2の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した各実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
(X1−L/2)≦0 ・・・・(1)
式(1)に示すX1は、図10に示すように対象物19における一端(紙面左)から最も厚さのある位置までの幅である。Lは、対象物19の幅である。“/”は、除算を表す(以下、各実施形態においても同様)。
式(2)に示す“*”は、積算を表す。X2は、対象物19における厚み差である。即ち、X2は、対象物19における厚さの薄い位置と厚さの厚い位置との厚み差である。βは、対象物19の弾性変形係数と加圧ローラの変形係数とから求めることができる係数である。但し、本実施形態を例に説明する本発明は、前述した構成には限定されない(以下、各実施形態においても同様)。例えば、係数βは、加圧装置11を稼動するに際して、加圧装置11を調整していることから分かっている場合に、その判明している変形関係から求めてもよい。或いは、係数βは、対象物19を実測することにより判明している変形関係から求めてもよい(以下、各実施形態においても同様)。
YGRL=X2*|X1−L/2|/(L/2) ・・・・(3)
このように、加圧装置11は、求めた両端の厚み差YGRLに基づいて、その厚み差YGRLを解消することできる。その結果、例えば、対象物19は、図10の点線Fに示すように直線となる。しかしながら、両端の厚み差YGRLが解消された対象物19の厚さは、図10の実線Bに示すように目標とする対象物19の厚さと異なる。その理由は、対象物19の弾性力及び復元力、加圧装置11の加圧力等の影響によって、所望の厚さに補正したい量と、求めた押圧位置の補正量とは同じにならないためである。
補正量YG=α*th ・・・・(4)
式(4)に示す係数αは、対象物19の弾性変形係数や加圧装置11における加圧力等の設計値から求めてもよい。しかしながら、上述した係数βと同様に、係数αは、加圧装置11を稼動するに際して、加圧装置11を調整していることから分かっている場合に、その判明している変形関係から求めてもよい。或いは、係数αは、対象物19を実測することにより判明している変形関係から求めてもよい。
・YGL=α(X2*|X1−L/2|/(L/2)+βX2)、
・YGR=α*βX2、
・YBL=βX2及び
・YBR=βX2となる。
・YGL=α*βX2、
・YGR=α(X2*|X1−L/2|/(L/2)+βX2)、
・YBL=βX2及び
・YBR=βX2となる。
上述した実施形態において図面に示した演算部は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。これらの各ソフトウェアモジュールは、専用のハードウェアによって実現してもよい。但し、これらの図面に示した演算部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図13を参照して説明する。
・ROM(Read_Only_Memory)302、
・RAM(Random_Access_Memory)303、
・ハードディスク304(記憶装置)、
・外部装置との通信インタフェース(Interface:以降、「I/F」と称する)305、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記憶媒体307に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ308。
2 第1ローラ
3 第2ローラ
4、4−1、4−2 第1補正部
5、5−1、5−2 第2補正部
6、6−1乃至6−8 軸受部
7 加圧部
8 演算部
9 軸
10 軸
11 加圧装置
12 第1加圧ローラ
13 第2加圧ローラ
14、14−1、14−2 補正シリンダ
15、15−1、15−2 押圧モータ
17 加圧シリンダ
18 測定器
19 対象物
101 厚み情報
300 情報処理装置
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 ハードディスク
305 通信インタフェース
306 バス
307 記憶媒体
308 リーダライタ
Claims (8)
- 対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求める演算手段と、
前記補正力に基づき前記ローラの曲げを補正する第1補正手段と、
前記補正量に基づき前記押圧位置を補正する第2補正手段と、を備える
ことを特徴とする加圧装置。 - 前記演算手段は、
前記幅方向と平行または略平行な前記ローラにおける長手方向の一端側の前記補正量と他端側の前記補正量とを求め、
前記第2補正手段は、
前記一端側の補正量と前記他端側の補正量とに基づいて、前記押圧位置を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。 - 前記演算手段は、
前記判別結果に応じて、前記厚み情報に基づき求めた前記対象物における前記幅方向の両端の厚さの差を示す厚み差に基づいて、前記一端側の補正量または前記他端側の補正量の何れかを求める
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加圧装置。 - 同時または略同時に、前記第1補正手段は、前記ローラの曲げを補正し、前記第2補正手段は、前記押圧位置を補正する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の加圧装置。 - 所定の距離または時間間隔毎に、前記対象物における前記幅方向の厚さを測定し、測定した厚さとその厚さを測定した位置とを前記厚み情報として与える測定手段を、さらに、備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の加圧装置。 - 対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求める
ことを特徴とする演算制御装置。 - 対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求め、
前記補正力に基づき前記ローラの曲げを補正し、
前記補正量に基づき前記押圧位置を補正する
ことを特徴とする加圧方法。 - 対象物を搬送する方向に対して直角または略直角な幅方向の厚さを示す厚み情報に基づいて、最も厚さのある位置の前記幅方向における対象物の中心位置からのずれを判別し、その判別結果に応じて、前記対象物を押圧するローラの曲げを補正する補正力と近接する前記ローラ間の押圧位置を補正する補正量とを求める機能を、
コンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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2014
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