JP2016064080A - 通常ゲームから移行するフリーゲームを実行するゲーミングマシン及びその制御方法 - Google Patents

通常ゲームから移行するフリーゲームを実行するゲーミングマシン及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より高いエンターテイメント性を実現可能にするゲーミングマシンを提供する。
【解決手段】通常ゲームからフリーゲームに移行した際、表示窓にFEATUREのシンボルが配置された場合に付与される配当の基礎となる基準配当値を決定するルーレット抽籤処理が行われる。このルーレット抽籤処理では、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、又は、非固定配当領域の何れの領域に停止するかが決定される。そして、固定配当領域に決定した場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値が付与される。また、非固定配当領域に決定した場合、付与される配当値をランダムに決定するミステリー配当抽籤処理が、更に実行され、当該配当抽籤によって決定された配当値が付与される。そして、上記で付与された配当値が基準配当値に設定される。
【選択図】図1

Description

一般に、ゲーミングマシンとして、プレイヤーがコントロールパネルに配設されるボタンを操作する毎に、シンボル表示装置の複数のシンボルを再配置するスロットマシンがある。このようなスロットマシンでは、シンボル表示装置に再配置された複数のシンボルの組み合わせによって、プレイヤーに対してペイアウト等の特典を付与する。
また、米国特許4097048号に開示されるスロットマシンでは、プレイヤーの多様な好みを考慮して、シンボルパターン、ゲームシナリオ、効果音のような演出、及び、ディスプレイ等に多様性を持たせている。
また、多様性を持たせることの一環として、米国特許4508345号では、ボーナスゲームを実行するスロットマシンが開示されている。また、米国特許7942733号では、プレイヤーが特定の条件でフリーゲームを享受することができるスロットマシンが開示されている。
米国特許4097048号明細書 米国特許4508345号明細書 米国特許7942733号明細書
このように、通常のゲームをプレイ可能にするだけでなく、様々な要素を付加することでゲーミングマシンのエンターテイメント性を向上させようとしている。このように、ゲーミングマシンは、ゲームにどのような要素を付加するかが、エンターテイメント性を高める上で重要となっている。
そこで、本発明は、より高いエンターテイメント性を実現可能にするゲーミングマシンを提供することを目的とする。
本発明は、通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンであって、
当該ゲーミングマシンは、
表示装置と、
コントローラと、を有し、
前記コントローラは、以下の処理を実行する。
(1A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与する処理、
(1B)前記(1A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記表示装置に、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、及び、非固定配当領域を複数有するルーレットを表示する処理、
(1C)前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、前記固定配当領域、及び、前記非固定配当領域の何れの領域に停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行する処理、
(1D)前記ルーレット抽籤の結果、
前記印が停止した領域が前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
前記印が停止した領域が前記非固定配当領域である場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与する処理、
(1E)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(1D)の処理で付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する処理。
上記構成によれば、通常ゲームからフリーゲームに移行する際に、フリーゲームで所定の条件を満たした場合に付与される配当の基礎となる基準配当値を決定するルーレット抽籤が行われる。このルーレット抽籤では、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、又は、非固定配当領域の何れの領域に停止するかが決定される。そして、固定配当領域に決定した場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値が付与される。また、非固定配当領域に決定した場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤が、更に実行され、当該配当抽籤によって決定された配当値が付与される。そして、上記で付与された配当値が基準配当値に設定されることになる。
これにより、フリーゲームでの基準配当値は、ルーレット抽籤、及び、配当抽籤の2段階の抽籤により決定されるため、プレイヤーは、フリーゲームでの基準配当値の決定プロセス及び演出に対して興味を持って楽しむことができる。
また、本発明は、上記のゲーミングマシンであって、
前記コントローラは、
前記(1A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権であり、更に、前記ルーレット抽籤を複数回実行できる条件を満たした場合、当該条件に応じた回数分の前記ルーレット抽籤を実行し、
前記(1E)の処理において、前記回数分の前記ルーレット抽籤の結果に従って付与される各配当値の総和を前記基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する。
上記構成によれば、ルーレット抽籤を複数回実行することができ、その複数回数分のルーレット抽籤の結果に従って付与される各配当値の総和を基準配当値にすることができる。これにより、プレイヤーは、ルーレット抽籤毎の結果に興味を持って楽しむことができる。
また、本発明は、上記のゲーミングマシンであって、
当該ゲーミングマシンは、
複数のシンボルを再配置することによって前記通常ゲーム及び前記フリーゲームの結果を表示するシンボル表示装置を有し、
前記ルーレット抽籤を複数回実行できる条件は、前記通常ゲーム及び前記フリーゲームの結果、前記シンボル表示装置に所定のシンボルが所定個数以上再配置されることであり、
前記コントローラは、当該シンボル表示装置に再配置された前記所定のシンボルの個数に応じた回数分の前記ルーレット抽籤を実行する。
複数回数分のルーレット抽籤の結果に従って付与される各配当値の総和を基準配当値にすることができる場合、プレイヤーにとって何回分のルーレット抽籤ができるかは、大きな関心事になる。
上記構成によれば、シンボル表示装置に再配置された所定のシンボルの個数に応じた回数分のルーレット抽籤を実行するため、プレイヤーは、シンボル表示装置に再配置されるシンボルが何であるかについて関心を持って楽しむことができる。
また、本発明は、上記のゲーミングマシンであって、
前記コントローラは、
前記フリーゲームにおいて、当該フリーゲームの結果付与された特典が、前記フリーゲームの再実行権である場合、再度、前記ルーレット抽籤を実行し、当該ルーレット抽籤の結果付与された配当値を、前記基準配当値に加算し、当該基準配当値を更新する処理を実行する。
上記構成によれば、フリーゲームの結果付与された特典が、フリーゲームの再実行権である場合、再度、ルーレット抽籤を行うことができ、更に、その結果付与された配当値を基準配当値に加算することができる。これにより、プレイヤーは、フリーゲームにおいても、フリーゲームの再実行権が付与されるか否かについて関心を持って楽しむことができる。
また、本発明は、通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンであって、
当該ゲーミングマシンは、
前記ルーレットに配置される領域ナンバーと、所定の配当値が対応付けられた複数の固定配当領域及び複数の非固定配当領域と、当籤確率とが対応付けられたルーレット抽籤テーブル、
配当値及び当籤確率が異なる複数の配当抽籤テーブル、
並びに、複数のテーブルコードと、前記複数の非固定配当領域に対応する前記領域ナンバーと、前記複数の配当抽籤テーブルと、当籤確率とが対応付けられた非固定配当領域移動テーブル、
を記憶する記憶装置と、
表示装置と、
コントローラと、を有し、
前記コントローラは、以下の処理を実行する。
(2A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与する処理、
(2B)前記(2A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記非固定配当領域移動テーブルに基づいて、前記テーブルコードを抽籤により決定する非固定配当領域移動抽籤を実行し、決定した前記テーブルコードに基づいて、前記複数の非固定配当領域に対応する前記配当抽籤テーブルを決定する処理、
(2C)前記非固定配当領域移動抽籤の結果に基づき、前記表示装置に、前記固定配当領域、及び、前記複数の非固定配当領域に対応付けられた前記領域ナンバーが配置されたルーレットを表示する処理、
(2D)前記ルーレット抽籤テーブルに基づいて、前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、何れの前記領域ナンバーに停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行する処理、
(2E)前記ルーレット抽籤の結果、
前記印が停止した領域ナンバーが前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
前記印が停止した領域ナンバーが前記非固定配当領域である場合、当該非固定配当領域に対応する前記配当抽籤テーブルに基づいて、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与する処理、
(2F)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(2E)の処理で付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する処理。
上記構成によれば、通常ゲームからフリーゲームに移行する際に、非固定配当領域移動テーブルに基づいて、テーブルコードを抽籤により決定する非固定配当領域移動抽籤を実行し、決定したテーブルコードに基づいて、複数の非固定配当領域に対応する配当抽籤テーブルを決定することができる。これにより、配当値及び当籤確率が異なる複数の配当抽籤テーブルが、抽籤により各非固定配当領域に対応付けられる。
これにより、非固定配当領域の配当抽籤における配当値・当籤確率が、通常ゲームからフリーゲームに移行する度に変更され、プレイヤーは、非固定配当領域における配当値・当籤確率が一様ではなく、変化することを毎回楽しむことができる。
通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンの制御方法であって、
当該ゲーミングマシンは、
表示装置と、
コントローラと、を有し、
前記コントローラを介して以下のステップが実行されるゲーミングマシンの制御方法である。
(3A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与するステップ、
(3B)前記(3A)のステップにおいて付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記表示装置に、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、及び、非固定配当領域を複数有するルーレットを表示するステップ、
(3C)前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、前記固定配当領域、及び、前記非固定配当領域の何れの領域に停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行するステップ、
(3D)前記ルーレット抽籤の結果、
前記印が停止した領域が前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
前記印が停止した領域が前記非固定配当領域である場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与するステップ、
(3E)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(3D)のステップで付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与するステップ。
上記方法によれば、通常ゲームからフリーゲームに移行する際に、フリーゲームで所定の条件を満たした場合に付与される配当の基礎となる基準配当値を決定するルーレット抽籤が行われる。このルーレット抽籤では、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、又は、非固定配当領域の何れの領域に停止するかが決定される。そして、固定配当領域に決定した場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値が付与される。また、非固定配当領域に決定した場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤が、更に実行され、当該配当抽籤によって決定された配当値が付与される。そして、上記で付与された配当値が基準配当値に設定されることになる。
これにより、フリーゲームでの基準配当値は、ルーレット抽籤、及び、配当抽籤の2段階の抽籤により決定されるため、プレイヤーは、フリーゲームでの基準配当値の決定プロセス及び演出に対して興味を持って楽しむことができる。
本発明は、より高いエンターテイメント性を実現可能にするゲーミングマシンを提供することができる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンのゲーム内容の概略を表した図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの機能フローを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンを含むゲームシステムを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのPAY LINEを示す説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの通常ゲームのシンボル配列を示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのフリーゲームのシンボル配列を示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの表示窓に表示されるリールの説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの液体表示装置に表示される内容の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのシンボル組合せテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのルーレット抽籤テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのルーレット抽籤回数対応テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの非固定配当領域移動テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの配当抽籤テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのメイン制御処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのベット・スタートチェック処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのフリーゲーム処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのFEATUREシンボル配当決定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示されるルーレットの説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの映像演出等をフローチャート化した説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの上側画像表示パネルに表示される演出画面の説明図である。
(本発明の概要)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシンのゲームフローの概略を表した図である。図1に表したように、本発明の実施形態に係るスロットマシンでは、通常ゲームと、通常ゲームから移行するフリーゲーム形式のスロットゲームが進行される。
スロットゲームは、ラインタイプ(Left to Right :一部スキャッタシンボルあり)である。スロットゲームは、機械式のリールが使用される。リールは、5本のリールを有する。すなわち、リールには、第1リール、第2リール、第3リール、第4リール、及び第5リールが存在する。そして、表示窓150には30本のPAY LINEが設定される。
通常ゲームでは、表示窓に再配置する、5つのリールに配列された複数のシンボルを、抽籤により決定する処理が行われ、決定した複数のシンボルを、表示窓に再配置し、PAY LINE上に再配置された複数のシンボルの組み合わせに応じて特典を付与する処理が行われる(S1)。
次に、付与された特典が、表示窓にFEATUREのシンボルが5個以上再配置されたことで付与されるフリーゲームの実行権(フリーゲームトリガー)である場合(S2)、ルーレット抽籤が行われる(S3)。このルーレット抽籤では、まず、表示装置に、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、及び、非固定配当領域を複数有するルーレットを表示する。
次に、ルーレットにおける当籤を報知する印が、固定配当領域、及び、非固定配当領域の何れの領域に停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行する(S3)。
そして、ルーレット抽籤の結果、印が停止した領域が固定配当領域である場合、停止した固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、印が停止した領域が非固定配当領域である場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与する(S4)。
その後、フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、(S4)の処理で付与された配当値を基準配当値とし、この基準配当値に基づいた配当を付与する(S5)。
(定義等)
本実施形態においては、スロットマシン1は、ゲーミングマシンの一例として説明するが、これに限定されるものではなく、何らかの通常ゲームを独立して実行し、当該通常ゲームから発展するフリーゲームを実行可能な装置であればよい。
本実施形態における通常ゲームは、スロットマシン1により実行される。通常ゲームは、複数のシンボル(図6等参照)を再配置するスロットゲームである。尚、スロットゲームにおけるシンボルの再配置は、機械リール装置(表示装置、及び、シンボル表示装置に相当)によって行われる。通常ゲームは、遊技価値のベットを条件として、機械リール装置によってシンボルを表示窓に再配置し、再配置されたシンボルに応じた配当を付与するゲームである。換言すれば、通常ゲームとは、遊技価値の消費を前提として開始されるゲームのことである。これに対して、本実施形態におけるフリーゲームは、通常ゲーム同様に、複数のシンボル(図7等参照)を再配置するスロットゲームである。フリーゲームは、通常ゲームよりも遊技価値のベットを少なく実行可能であるゲームのことである(『遊技価値のベットを少なく実行可能』は、ベットが“0”の場合を含む)。本実施形態では、『フリーゲーム』は、遊技価値のベットを条件とすることなく実行されるゲームのことである。換言すれば、『フリーゲーム』とは、遊技価値の消費を前提とせずに開始されるゲームである。
シンボルは、「RED7」、「BLUE7」、「3BAR」、「2BAR」、「1BAR」、「DOUBLE」、「BLANK」及び「FEATURE」の総称を意味する。
遊技価値とは、電子マネー等の電子的な有価情報である。尚、本発明における遊技価値は、特に限定されるものではなく、例えば、コイン、メダル、トークン、チケット等の遊技媒体であってもよい。チケットは、特に限定されるものではなく、例えば、クレジット数などのデータがコード化されたバーコードが付されたバーコード付きチケット等であってもよい。さらに、『遊技価値』は、有価情報を含まないゲームポイントであってもよい。
再配置とは、シンボルの配置が解除された後、再びシンボルが配置される状態を意味する。配置とは、シンボルが外部のプレイヤーに対して目視により確認可能な状態であることを意味する。具体的には、再配置は、リールの回転に伴ってリール上のシンボルが変動表示された後、リールの回転が停止してシンボルの変動表示が停止されることによって、シンボルが表示窓内に停止する状態である。
(機能フロー図の説明)
図2を参照して、本発明の実施形態に係るスロットマシンの基本的な機能について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの機能フローを示す図である。
〈ベット・スタートチェック〉
まず、スロットマシンは、BETボタンがプレイヤーにより押されたか否かをチェックし、続いて、スピンボタンがプレイヤーにより押されたか否かをチェックする。
〈シンボル決定〉
次に、スロットマシンは、スピンボタンがプレイヤーにより押されると、シンボル決定用乱数値を抽出し、複数のリールのそれぞれに応じて、リールの回転を停止させたときにプレイヤーに表示(再配置)するシンボルを決定する。
(リール制御)
次に、スロットマシンは、各リールの回転を開始させ、決定されたシンボルがプレイヤーに表示されるように各リールの回転を停止させる制御を行う
〈入賞判定〉
次に、スロットマシンは、各リールの回転が停止されると、プレイヤーに表示されたシンボルの組合せが入賞に係るものであるか否かを判定する
〈特典付与〉
次に、スロットマシンは、プレイヤーに表示されたシンボルの組合せが入賞に係るものであるとき、そのシンボルの組合せの種類に応じた特典をプレイヤーに付与する。例えば、スロットマシンは、クレジットの付与に係るシンボルの組合せが表示されたとき、そのシンボルの組合せに応じた数のクレジットをプレイヤーに付与する。
また、スロットマシンは、1回の単位ゲームごとに、ベットされたベット量の一部を、記憶装置に記憶された複数種類のプログレッシブ配当それぞれに累積加算してもよい。
また、スロットマシンは、フリーゲームトリガーに係るシンボルの組合せが表示されたとき、フリーゲームを開始する。なお、本発明の実施形態では、フリーゲームとして、遊技価値を消費することなく、前述の停止予定シンボルの決定に係る抽籤が所定回数にわたって行われるゲーム(フリーゲーム)が行われる。
また、スロットマシンは、ジャックポットトリガーに係るシンボルの組合せが表示されたとき、ジャックポット額のコインをプレイヤーに払い出すようにしてもよい。ジャックポットは、各スロットマシンにおいてプレイヤーが消費したコインの一部をジャックポット額として累積していき、ジャックポットトリガーが成立したスロットマシンがあったとき、そのスロットマシンに対して、累積したジャックポット額のコインを払い出す機能をいう。この場合、スロットマシンは、1回の遊技ごとに、ジャックポット額に蓄積する額(累積額)を算出し、外部制御装置へ送信する。外部制御装置は、各スロットマシンから送信されてきた累積額をジャックポット額に累積していく。
また、スロットマシンには、上記特典のほか、ミステリーボーナスや、インシュランスといった特典が設けられていてもよい。ミステリーボーナスは、専用の抽籤に当籤することによって、予め定められた額のコインの払い出しが行われるものである。スロットマシンは、スピンボタンが押されると、ミステリーボーナス用乱数値を抽出し、ミステリーボーナストリガーを成立させるか否かを抽籤により決定する。
インシュランスは、フリーゲームが長期間行われていない状況からプレイヤーを救済することを目的として設けられる機能である。本発明の実施形態では、インシュランスを有効とするか否かは、スロットマシンの管理者が任意に選択可能となっている。インシュランスを有効にする場合、所定のインシュランス加入額と引き換えになる。スロットマシンは、インシュランスが有効とされた場合、遊技回数のカウントを開始する。そして、スロットマシンは、フリーゲームなどによる多額の払い出しが行われることなく、カウントした遊技回数が予め定められた回数に達したとき、インシュランス用に設定された額のコインの払い出しを行う。
〈演出の決定〉
スロットマシンは、ディスプレイによる画像の表示、ランプによる光の出力、及びスピーカによる音の出力によって演出を行う。スロットマシンは、演出用乱数値を抽出し、抽籤により決定されたシンボルなどに基づいて、演出の内容を決定する。
[ゲームシステムの全体]
スロットマシンの基本的な機能についての説明は以上である。次に、図3を参照して、スロットマシンを含むゲームシステムについて説明する。図3は、本発明の実施形態に係るスロットマシンを含むゲームシステムを示す図である。
ゲームシステム300は、複数のスロットマシン1と、各スロットマシン1と通信回線301を介して接続された外部制御装置200とを備えている。
外部制御装置200は、複数のスロットマシン1を制御するものである。本発明の実施形態において、外部制御装置200は、複数のスロットマシン1を有する遊技施設に設置されているいわゆるホールサーバである。各スロットマシン1にはそれぞれ固有の識別番号が付されており、外部制御装置200は、識別番号により、各スロットマシン1から送られてくるデータの出所を判別している。また、外部制御装置200からスロットマシン1にデータを送信する場合にも、識別番号を用いて送信先を指定している。
なお、ゲームシステム300は、カジノ等の様々な遊技を行うことが可能な1つの遊技施設内に構築されてもよいし、複数の遊技施設間に構築されてもよい。また、1つの遊技施設内に構築される場合には、遊技施設のフロアやセクションごとにゲームシステム300が構築されてもよい。通信回線301は、有線であっても無線であってもよく、専用回線又は交換回線等を採用することが可能である。
[スロットマシンの全体構造]
次に、図4を参照して、スロットマシン1の全体構造について説明する。図4は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの全体構成を示す図である。
スロットマシン1では、遊技価値として、電子マネーなどの電子的な有価情報が用いられる。なお、遊技価値はこれらに限定されるものではなく、例えば、コイン、メダル、トークン、バーコード付きチケットなどを採用することもできる。
スロットマシン1は、キャビネット11と、キャビネット11の上側に設置されたトップボックス12と、キャビネット11の前面に設けられたメインドア13とを備えている。また、キャビネット11には、ランプ111が設けられている。
メインドア13には、5つのリール101,102,103,104,105からなるリール装置M1(表示装置に相当)が設けられている。リール装置M1の前面には、リールカバー135が設けられている。尚、リールカバー135の前面には、プレイヤーにゲーム状況を報知する液晶表示装置134や透明パネルが設けられている。この液晶表示装置134は、タッチパネル137を備えている。リールカバー135は、中央部に表示窓150を有している。表示窓150には、各リール101〜105に応じて、上段、中段、下段の3つの領域それぞれに1個のシンボル501(図8参照)が表示される。即ち、表示窓150には、5列、3行の計15個のシンボル501が視認可能に表示される。また、各リール101,102,103,104,105の外周面には、22個のシンボルが描かれている(図6、図7参照)。この22個のシンボル501は、リール101,102,103,104,105の回転方向に沿って連続して配されており、シンボル列を形成している。シンボル列は、「RED7」、「BLUE7」、「3BAR」、「2BAR」、「1BAR」、「DOUBLE」、「BLANK」及び「FEATURE」が組み合わされて構成されている。また、メインドア13にはスピーカ112が設けられている。
また、スロットマシン1は、図5に示すように、表示窓150に再配置されたシンボル501の入賞判定を行うPAY LINEが設定されている。そして、本実施形態では、図5に示すように、合計で30個のPAY LINE1〜30を形成している。なお、本実施形態では、ゲーム実行時には、ベットしたベット量にかかわらず、30個のPAY LINE全てが一律に有効化される。なお、PAY LINEの各々を、プレイヤーの選択に応じて有効化できるように構成されていてもよい。尚、以下の説明において、PAY LINE形式による入賞をライン入賞、スキャッタ形式による入賞をスキャッタ入賞という場合もある。
リール装置M1(シンボル表示装置に相当)は、図8に示すように、外周面にシンボル501が配列されたリール101,102,103,104,105を回転駆動することによりシンボル501を表示窓150に再配置するものである。尚、以後の説明においては、前方から向かって左端から順番に第1リール101、第2リール102、第3リール103、第4リール104、第5リール105とも称する。
上記のように構成されたリール101,102,103,104,105の内周側には、それぞれバックライト装置(図示せず)が配設されている。バックライト装置は、リール101,102,103,104,105の内周側からリールの外周面方向に照明光を出射し、リールの外周面を透過した照射光が表示窓150の外部から視認されるように配設されている。バックライト装置は、照明光を出射するときの光量を複数段階に変更可能な仕様になっており、照明光を用いた演出の自由度を高めることを可能にしている。また、バックライト装置は、夫々多色発光可能にされており、各シンボルについて照明光を照らすようになっている。
尚、本実施形態では、スロットマシン1がメカニカルリール方式のリール装置M1を備えた場合について説明しているが、本発明のスロットマシン1は、擬似リールを表示するビデオリール方式であってもよいし、ビデオリールとメカニカル方式とが混在されたものであってもよい。
液晶表示装置134には、図9に示すように、ゲームの状況を報知するメーターが表示される。例えば、クレジットメータ401は、現在の総クレジット数を表示する。初期値は0である。数値は、遊技価値の投入、BET、ゲーム結果によって増減される。また、トータルベットメータ402は、“合計ベット(=ベット×ライン)”を表示する。ゲームプレイ毎に数値が再計算される。ゲームメッセージエリア403は、現在のゲーム状況を説明するメッセージを表示する。ライン・ベットメータ404は、ベットされたPAY LINEの数及びベット数を表示する。ウインメータ405は、獲得した賞の合計クレジットをインクリメント表示する。
トップボックス12の前面には、上側画像表示パネル131が設けられている。上側画像表示パネル131は、液晶パネルからなり、ディスプレイを構成する。上側画像表示パネル131は、演出にかかる画像や、遊技の内容の紹介やルールの説明を示す画像が表示される。
リール装置M1の下方には、各種ボタンが配されたコントロールパネル30をはじめ、PTS装置700やビルエントリー60が設けられている。
ビルエントリー60は、紙幣の適否を識別すると共に正規の紙幣をキャビネット11内に受け入れるものである。このビルエントリー60は、PTS装置700に電気的に接続されており、正規の紙幣を受け入れたときに、その紙幣の額に基づいた入力信号をPTS装置700に送信する。この入力信号には、受け入れた紙幣に関するクレジットデータ等の情報が含まれる。
PTS装置700は、LCD(liquid crystal display)、人体検出カメラ、マイク等が一体となったユニットである。人体検出カメラは、カメラ機能によって、プレイヤーの有無を検出可能にする。マイクは、プレイヤーが音声によってゲームに参加したり、音声認識によるプレイヤーの認証をしたりするのに使用される。また、PTS装置700には、カード挿入口が設けられており、ICカードを挿入できるようになっている。これにより、プレイヤーは、カード挿入口にICカードを挿入して、ICカードに記憶されたクレジットをスロットマシン1で使用することができる。
(コントロールパネル30)
コントロールパネル30は、HELPボタン31、CASHOUTボタン32を向かって左側領域に配置し、30−BETボタン34、60−BETボタン35、90−BETボタン36、120−BETボタン37、150−BETボタン38を中央領域に配置し、スピンボタン46を向かって右側領域に配置している。
HELPボタン31は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押されるボタンであり、HELPボタン31が押下されると、上側画像表示パネル131に各種のヘルプ情報が表示される。CASHOUTボタン32は、スロットマシン1内部に預けられているクレジットを清算する際に用いられる操作ボタンである。
30−BETボタン34は、1回押下する毎に、プレイヤーの現在所有するクレジットが30ずつベットされるボタンである。60−BETボタン35は、60ベットでゲームを開始するためのボタンである。また、90−BETボタン36は、90ベットでゲームを開始するためのボタンである。また、120−BETボタン37は、120ベットでゲームを開始するためのボタンである。また、150−BETボタン38は、150ベットでゲームを開始するためのボタンである。なお、本実施形態では、通常ゲームを始めるために、最低ベットとして30ベットが必要であり、30個のPAY LINE1〜30全てが一律に有効化される。
スピンボタン46は、リール101,102,103,104,105のスクロールを開始する際に用いられるボタンである。
(シンボル配列)
次に、図6及び図7を参照して、スロットマシン1の第1リール101、第2リール102、第3リール103、第4リール104、第5リール105が有するシンボル501の配列について説明する。なお、図6は、通常ゲームで使用するシンボル配列である。また、図7は、フリーゲームで使用するシンボル配列である。
図6及び図7に示すシンボルテーブルは、リールの外周面に表示されるシンボル501の配列を示している。第1リール101、第2リール102、第3リール103、第4リール104、第5リール105にはそれぞれ、コードナンバー「0」〜「21」に対応する22個のシンボル501から構成されるシンボル列が割り当てられている。
図6及び図7に示すように、シンボルの種類には、「RED7」、「BLUE7」、「3BAR」、「2BAR」、「1BAR」、「DOUBLE」、「BLANK」及び「FEATURE」(フリーゲームでは「F#FEATURE」)が設けられている。尚、「FEATURE」(「F#FEATURE」)、は、各リール101〜105に2個ずつ、合計10個設けられている。また、「FEATURE」(「F#FEATURE」)は、フリーゲームのトリガー(リトリガー)の成立に必要となるシンボルである。
また、図6及び図7に示すように、それぞれのコードナンバー「0」〜「21」に対応する22個のシンボルには、通常ゲーム及びフリーゲームに対応する重み(WEIGHT)の値が設定されている。この重みの値は、対応するシンボル501が表示窓150の中段に再配置される確率値である。例えば、図6に示すように、第1リール101のコードナンバー「0」に対応する「FEATURE」は、1/66の確率で表示窓150の中段に再配置される。また、第2リール102のコードナンバー「4」に対応する「3BAR」は、3/68の確率で表示窓150の中段に再配置される。
なお、フリーゲームでは、図7に示すシンボルテーブルが使用され、図6に示した通常ゲームに対応する重み(WEIGHT)とは異なる、フリーゲームに対応する重み(WEIGHT)の値が設定されている。
[スロットマシンが備える回路の構成]
次に、図10を参照して、スロットマシン1が備える回路の構成について説明する。図10は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。
ゲーミングボード50は、内部バスによって互いに接続されたCPU51、ROM52及びブートROM53と、メモリカード54に対応したカードスロット55と、GAL(Generic Array Logic)56に対応したICソケット57とを備えている。
メモリカード54は、不揮発性メモリからなり、ゲームプログラムを記憶している。ゲームプログラムには、遊技進行に係るプログラム、画像や音による演出を実行するための演出プログラムが含まれている。
また、カードスロット55は、メモリカード54を挿抜可能なように構成されており、IDEバスによってマザーボード70に接続されている。従って、カードスロット55からメモリカード54を抜き取り、メモリカード54に別のゲームプログラムを書き込み、そのメモリカード54をカードスロット55に差し込むことにより、スロットマシン1で行われるゲームの種類や内容を変更することができる。
GAL56は、OR固定型アレイ構造を有するPLD(Programmable Logic Device)の一種である。GAL56は、複数の入力ポートと出力ポートとを備えており、入力ポートに所定の入力があると、対応するデータを出力ポートから出力する。
また、ICソケット57は、GAL56を着脱可能なように構成されており、PCIバスによってマザーボード70に接続されている。メモリカード54を別のプログラムが書き込まれたものに差し替えるか、又は、メモリカード54に書き込まれたプログラムを別のものに書き換えることによって、スロットマシン1で行われる遊技の内容を変更することができる。
内部バスによって互いに接続されたCPU51、ROM52及びブートROM53は、PCIバスによってマザーボード70に接続されている。PCIバスは、マザーボード70とゲーミングボード50との間の信号伝達を行うとともに、マザーボード70からゲーミングボード50への電力供給を行う。
ROM52には、認証プログラムが記憶される。ブートROM53には、予備認証プログラム及びCPU51が予備認証プログラムを起動するためのプログラム(ブートコード)等が記憶されている。認証プログラムは、ゲームプログラムを認証するためのプログラム(改竄チェックプログラム)である。予備認証プログラムは、上記認証プログラムを認証するためのプログラムである。認証プログラム及び予備認証プログラムは、対象となるプログラムが改竄されていないことの認証を行う手順(認証手順)に沿って記述されている。
マザーボード70は、メインCPU71と、ROM72と、RAM73と、通信インターフェイス82とを備えている。ROM72とRAM73は、記憶装置に相当する。
ROM72は、フラッシュメモリ等のメモリデバイスからなり、メインCPU71により実行されるBIOS等のプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。メインCPU71によってBIOSが実行されると、所定の周辺装置の初期化処理が行われる。また、ゲーミングボード50を介して、メモリカード54に記憶されているゲームプログラムの取込処理が開始される。
そして、本発明におけるプロセッサは、上記メインCPU71とROM72とRAM73と、ゲームプログラムを記憶したメモリカード54とを含み、ゲームプログラムをメインCPU71で実行することによってスロットマシンを制御するように構成している。当該プロセッサは、このような構成に限らず、メモリカード54ではなくROM72に対してゲームプログラムを記憶しておくような構成を採用することができるのは言うまでもない。
RAM73には、メインCPU71が動作する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。例えば、前述のゲームプログラムや認証プログラムの取込処理を行った際、これらを記憶することができる。また、RAM73には、上記プログラムを実行する際の作業用の領域が設けられている。例えば、遊技回数、ベット量、クレジット付与数、プログレッシブ配当それぞれの配当値などを記憶する領域や、抽籤により決定したシンボル(コードナンバー)を記憶する領域などが設けられている(例えば、クレジット付与数記憶領域や、フリーゲーム用クレジット合計記憶領域や、クレジット数記憶領域、基準配当値記憶領域、フリーゲーム用クレジット付与数記憶領域)。
また、RAM73には、シンボル組合せテーブル(図11参照)ルーレット抽籤テーブル(図12参照)、ルーレット抽籤回数対応テーブル(図13参照)、非固定配当領域移動テーブル(図14参照)、MYSTERY1〜4の配当抽籤テーブル(図15)等の各種テーブルが格納されている。
通信インターフェイス82は、PTS装置700や外部制御装置200との通信を行うためのものである。PTS装置700は、ビルエントリー60から入力信号を受け付けたときに、その入力信号に含まれるクレジットデータを、通信インターフェイス82を介してメインCPU71に送信する。また、PTS装置700は、カード挿入口にICカードが挿入されたときに、そのICカードに記憶されたクレジットデータを、通信インターフェイス82を介してメインCPU71に送信する。また、PTS装置700は、通信インターフェイス82を介してメインCPU71から受信した制御信号に基づいて、カード挿入口に挿入されたICカードに対してクレジットデータの書き込みを行う。
また、マザーボード70には、後述するドアPCB(Printed Circuit Board)90及び本体PCB110が、それぞれUSBによって接続されている。さらに、マザーボード70には、電源ユニット81が接続されている。電源ユニット81からマザーボード70に電力が供給されると、マザーボード70のメインCPU71が起動するとともに、PCIバスを介してゲーミングボード50に電力が供給されてCPU51が起動される。
ドアPCB90及び本体PCB110には、スイッチやセンサなどの入力装置や、メインCPU71により動作が制御される周辺装置が接続されている。ドアPCB90には、コントロールパネル30、及び冷陰極管93が接続されている。
コントロールパネル30には、前述の各ボタンに対応して、HELPスイッチ31S、CASHOUTスイッチ32S、30−BETスイッチ34S、60−BETスイッチ35S、90−BETスイッチ36S、120−BETスイッチ37S、150−BETスイッチ38、スピンスイッチ46Sが設けられている。各スイッチは、対応するボタンがプレイヤーによって押されたことを検出し、メインCPU71に対して信号を出力する。
冷陰極管93は、上側画像表示パネル131の背面側に設置されるバックライトとして機能するものであり、メインCPU71から出力される制御信号に基づいて点灯する。
本体PCB110には、ランプ111、スピーカ112、グラフィックボード130、液体表示装置136、タッチパネル137、インデックス検出回路151、位置変更検出回路152、バックライト制御回路153、モータ駆動回路154が接続されている。また、インデックス検出回路151、位置変更検出回路152、バックライト制御回路153、及びモータ駆動回路154は、リール装置M1に接続されている。
ランプ111は、メインCPU71から出力される制御信号に基づいて点灯する。スピーカ112は、メインCPU71から出力される制御信号に基づいてBGM等の音を出力する。
グラフィックボード130は、メインCPU71から出力される制御信号に基づいて、上側画像表示パネル131により行う画像の表示を制御する。このグラフィックボード130は、画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを記憶するビデオRAM等を備えている。なお、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、メモリカード54から読み出されてRAM73に記憶されたゲームプログラム内に含まれている。
液晶表示装置134は、メインCPU71から出力される制御信号に基づいて、画像を表示する。タッチパネル137は、液晶表示装置134上でプレイヤーの指などが触れた位置を検出し、その検出した位置に対応した信号をメインCPU71に対して出力する。
モータ駆動回路154には、リール101,102,103,104,105の回転を行うステッピングモータが接続されている。また、モータ駆動回路154は、FPGA(Field Programmable Gate Array)及びドライバを含む。FPGAは、プログラミング可能なLSI等の電子回路であり、ステッピングモータの制御回路として機能する。ドライバは、ステッピングモータに入力するパルスの増幅回路として機能する。
インデックス検出回路151は、回転中のリール101,102,103,104,105の位置を検出するものであり、さらに、リール101,102,103,104,105の脱調を検出可能である。
位置変更検出回路152は、リール101,102,103,104,105の回転が停止した後におけるリール101,102,103,104,105の停止位置の変更を検出する。例えば、位置変更検出回路152は、実際には入賞に係るシンボル501の組合せではないにも拘わらず、不正などの外的な作用によって、入賞に係るシンボル501の組合せになるように停止位置が変更された場合、リール101,102,103,104,105の停止位置の変更を検出する。位置変更検出回路152は、例えば、リール101,102,103,104,105の内側部分に所定間隔で取り付けられたフィン(図示せず)を検出することにより、リール101,102,103,104,105の停止位置の変更を検出可能に構成されている。
尚、ステッピングモータの励磁方式は、特に限定されるものではなく、1−2相励磁方式や2相励磁方式を採用することが可能である。また、ステッピングモータにかえて、DCモータを採用してもよい。DCモータが採用される場合、本体PCB110には、偏差カウンタ、D/A変換器、サーボ増幅器が順に接続され、サーボ増幅器にDCモータが接続されることになる。また、DCモータの回転位置は、ロータリエンコーダによって検出され、ロータリエンコーダから偏差カウンタに対してDCモータの現在の回転位置がデータとして供給される。
バックライト制御回路153は、バックライト装置に個別に駆動電力を供給するように接続されている。そして、バックライト制御回路153は、メインCPU71からの指令を受けて、照明光を出射するときの光量を複数段階に変更制御可能となっている。また、リール101,102,103,104,105の内周面に設けられた5つのバックライト装置は、バックライト制御回路153を介して、表示窓150に停止した15個のシンボル501に対して個別に照明光を出射可能となっている。
(シンボル組合せテーブルの構成)
次に、図11を参照して、シンボル組合せテーブルについて説明する。図11は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの通常ゲーム及びフリーゲームにおけるシンボル組合せテーブルを示す図である。
通常ゲーム及びフリーゲームにおけるシンボル組合せテーブルは、入賞(WIN)に係るシンボルの組合せに対する配当を規定している。スロットマシン1では、各リール101〜105のスクロールが停止され、有効とされたPAY LINE1〜30(図5参照)上に表示されたシンボルの組合せが、シンボル組合せテーブルにより規定されているシンボルの組合せと一致する場合に、入賞が成立する。そして、入賞に応じて、配当やフリーゲームの開始といった特典がプレイヤーに与えられる。なお、PAY LINE1〜30上に表示されたシンボルの組合せが、シンボル組合せテーブルにより規定されているシンボルの組合せの何れとも一致しない場合には、入賞が不成立(いわゆるハズレ)となる。
基本的に、「RED7」、「BLUE7」、「3BAR」、「2BAR」、「1BAR」の各種類のシンボルについては、3つのシンボル、4つのシンボル、又は5つのシンボルが、有効となったPAY LINE1〜30上に表示された場合に、入賞が成立する。また、「RED7」及び「BLUE7」が混合したシンボルの組合わせに対しても、『Mixed RED7 / BLUE7』として、入賞が成立する(図11参照)。また、「3BAR」、「2BAR」、「1BAR」が混合したシンボルの組合わせに対しても、『Mixed 3BAR / 2BAR / 1BAR』として、入賞が成立する。
また、「DOUBLE」は、「FEATURE」以外のシンボルを代替するシンボルである(本実施形態では、第2リール102及び第4リール104に配置されている)。また、「DOUBLE」を含むシンボルの組み合わせが、PAY LINE1〜30上に表示され、入賞が成立した場合には、「DOUBLE」のシンボルが1個含まれていれば、成立した入賞に対する配当が2倍になり、「DOUBLE」のシンボルが2個含まれていれば、成立した入賞に対する配当が4倍になる。例えば、PAY LINE上に「3BAR」が3つ揃った場合、通常であれば20の配当が付与される(図11)。一方、PAY LINE上に、「DOUBLE」のシンボルを1個含む3つの「3BAR」が揃った場合、20の配当の2倍の40が付与される。
また、「FEATURE」のシンボルは、フリーゲームのトリガーになるスキャッタシンボルである。具体的には、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示された場合、スキャッターペイとして配当が付与される。更に、通常ゲーム中に、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示された場合、フリーゲームトリガーとして7回のフリーゲームが付与される。また、フリーゲーム中に、表示窓150に、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示された場合は、リトリガー(フリーゲームの再実行権)として本実施形態では5回のフリーゲームが更に付与される。なお、「FEATURE」のシンボルは、各リール101〜105に2個ずつ配置されており、合計で10個配置されている。
(ルーレット抽籤テーブル、及び、ルーレット抽籤回数対応テーブル)
次に、図12及び図13を参照して、ルーレット抽籤テーブル、及び、ルーレット抽籤回数対応テーブルについて説明する。
本実施形態のスロットマシン1は、通常ゲームにおいて「FEATURE」のシンボルが表示窓150に5個以上再配置されると、フリーゲームトリガーとして7回分のフリーゲームに移行する(フリーゲームの実行権付与)。このフリーゲームにおいては、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが1個以上表示された場合、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボルの個数に応じた配当が付与される。そして、この「FEATURE」のシンボル1個に対する配当を基準配当値として決定する演出(後述する『FEATUREシンボル配当決定処理』)が実行される。
上記「FEATURE」のシンボル1個に対する配当を基準配当値として決定する『FEATUREシンボル配当決定処理』の過程のルーレット抽籤処理(後述)で参照されるのが、図12に示すルーレット抽籤テーブルである。また、ルーレット抽籤処理を実行する回数を決定するルーレット抽籤回数判定処理(後述)で参照されるのが、図13に示すルーレット抽籤回数対応テーブルである。
図13に示すルーレット抽籤回数対応テーブルでは、通常ゲーム又はフリーゲームにおいて、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボルの個数に、ルーレット抽籤処理を実行する抽籤回数が対応付けられている。例えば、通常ゲームにおいて、表示窓150に「FEATURE」のシンボルが7個再配置された場合、図13に示すルーレット抽籤回数対応テーブルが参照されて、ルーレット抽籤処理を3回実行することが決定される。
図12に示すルーレット抽籤テーブルでは、ルーレット201(図20参照)に配置される領域ナンバー(No.0〜13)と、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域(「No.0:1000」、「No.1:15」、「No.3:30」、「No.4:150」、「No.6:20」、「No.7:200」、「No.8:15」、「No.10:100」、「No.11:25」、「No.13:20」)及び非固定配当領域(ミステリーアワード領域:「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)と、ウエイト(当籤確率)とが対応付けられている。そして、ルーレット抽籤処理で図12に示すルーレット抽籤テーブルが参照されると、ウエイトに従って抽籤が行われ、例えば、1/100の確率により「No.0」の領域ナンバーに決定した場合、配当値として「1000」が付与される。
(非固定配当領域移動テーブル)
次に、図14を参照して、非固定配当領域移動テーブルについて説明する。
上記ルーレット抽籤テーブル(図12参照)には、4つの非固定配当領域(「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)が設けられている。そして、本実施形態では、後述するMYSTERYポジション決定処理において、4つの非固定配当領域に、後述する配当値及び当籤確率が異なる4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)の何れかを対応付ける。このMYSTERYポジション決定処理において参照されるのが、非固定配当領域移動テーブルである。
非固定配当領域移動テーブルでは、図14に示すように、24個のテーブルコード(TABLE A〜X)と、非固定配当領域に対応する4つの領域ナンバー(No.2,No.5,No.9,No.12)と、4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)と、Weight(当籤確率:各1/24)とが対応付けられている。例えば、MYSTERYポジション決定処理において、非固定配当領域移動テーブルを参照し当籤確率1/24で、テーブルコード(TABLE E)が当籤した場合、領域ナンバー(No.2)には、MYSTERY1の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.5)には、MYSTERY4の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.9)には、MYSTERY2の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.12)には、MYSTERY3の配当抽籤テーブルが対応付けられる。
(MYSTERY1〜4の配当抽籤テーブル)
次に、図15を参照して、MYSTERY1〜4の配当抽籤テーブルについて説明する。
例えば、上記のようにMYSTERYポジション決定処理の結果、領域ナンバー(No.2)には、MYSTERY1の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.5)には、MYSTERY4の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.9)には、MYSTERY2の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.12)には、MYSTERY3の配当抽籤テーブルが対応付けられた場合、ルーレット抽籤テーブルの4つの非固定配当領域(No.2,No.5,No.9,No.12)には、それぞれ、配当抽籤テーブル(「No.2:MYSTERY1」、「No.5:MYSTERY4」、「No.9:MYSTERY2」、「No.12:MYSTERY3」)が対応付けられる。
MYSTERY1の配当抽籤テーブルでは、5個のナンバー(No.0〜No.4)と、配当(300、250、200、150、100)と、Weight(当籤確率:1/30、1/30、1/30、12/30、15/30、)とが対応付けられている。また、MYSTERY2の配当抽籤テーブルでは、5個のナンバー(No.0〜No.4)と、配当(150、100、75、50、30)と、Weight(当籤確率:1/30、1/30、1/30、12/30、15/30、)とが対応付けられている。また、MYSTERY3の配当抽籤テーブルでは、5個のナンバー(No.0〜No.4)と、配当(50、30、25、20、15)と、Weight(当籤確率:6/30、7/30、11/30、5/30、1/30、)とが対応付けられている。また、MYSTERY4の配当抽籤テーブルでは、5個のナンバー(No.0〜No.4)と、配当(100、75、50、40、30)と、Weight(当籤確率:2/30、2/30、13/30、11/30、2/30、)とが対応付けられている。このように、4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)は、配当値及びWeight(当籤確率)が異なるように設定されている。
(ルーレット抽籤中の画面説明)
図20を参照して、後述する『FEATUREシンボル配当決定処理』において実行されるルーレット抽籤処理時に、上側画像表示パネル131に表示される映像画面について説明する。
ルーレット抽籤処理時には、図20に示すように、上側画像表示パネル131に、ルーレット201が表示される。このルーレット201は、ハートマーク202の回りに、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域(「No.0:1000」、「No.1:15」、「No.3:30」、「No.4:150」、「No.6:20」、「No.7:200」、「No.8:15」、「No.10:100」、「No.11:25」、「No.13:20」)、及び、非固定配当領域(「No.2:MYSTERY1」、「No.5:MYSTERY4」、「No.9:MYSTERY2」、「No.12:MYSTERY3」)が配置されている。そして、ルーレット201の各固定配当領域及び各非固定配当領域を、No.0からNo.13の時計回りの順番で、当籤を報知するための印202が点灯表示される(光度を高める)。これにより、ルーレット201の各固定配当領域及び各非固定配当領域を、No.0からNo.13の時計回りの順番で印202が点灯表示され、ルーレットの回転が演出表示される。なお、固定配当領域とは、ルーレットにおいて所定の配当値が対応付けられた当籤領域である。また、非固定配当領域は、固定配当領域以外の領域であり、本実施形態では、非固定配当領域に対応する配当値が予め決まっておらず、非固定配当領域に対応する配当値が抽籤により決定する当籤領域である。
[プログラムの内容]
次に、図16〜図19を参照して、スロットマシン1により実行されるプログラムについて説明する。
(メイン制御処理)
まず、図16を参照して、メイン制御処理について説明する。
はじめに、スロットマシン1に電源が投入されると、メインCPU71は、ゲーミングボード50を介して、メモリカード54から認証したゲームプログラム及びゲームシステムプログラムを読み出し、RAM73に書き込む(ステップS11)。
次に、通常ゲームを開始するために、メインCPU71は、1ゲーム終了時初期化処理を行う(ステップS12)。例えば、BET数や抽籤により決定されたシンボルなど、RAM73の作業領域において1回の通常ゲームごとに不要となるデータがクリアされる。
次に、メインCPU71は、後で図17を参照して説明するベット・スタートチェック処理を行う(ステップS13)。この処理では、30−BETスイッチ34S、60−BETスイッチ35S、90−BETスイッチ36S、120−BETスイッチ37S、150−BETスイッチ38、スピンスイッチ46Sなどの入力のチェックなどが行われる。
次に、メインCPU71は、シンボル抽籤処理を行う(S14)。この処理では、シンボル決定用乱数値に基づいて停止予定シンボルが決定される。
具体的には、はじめに、メインCPU71は、シンボル決定用の乱数値を抽出する。次に、メインCPU71は、各リール101〜105の停止予定シンボルを抽籤により決定する。メインCPU71は、各リール101〜105に応じて抽籤を行い、22個のシンボルの何れかを停止予定シンボルとして決定する。このとき、停止予定シンボルは、図6に示した重み(WEIGHT)に従った確率で決定される。そして、メインCPU71は、決定した各リール101〜105の停止予定シンボルをRAM73に設けられているシンボル格納領域に格納する。
次に、メインCPU71は、演出内容決定処理を行う(ステップS15)。メインCPU71は、演出用乱数値を抽出し、予め定められた複数の演出内容の何れかを抽籤により決定する。
次に、メインCPU71は、シンボル表示制御処理を行う(ステップS16)。この処理では、各リール101〜105のシンボル配列のスクロールが開始され、ステップS14のシンボル抽籤処理において決定された停止予定シンボルが所定の位置(表示窓150の中段の領域)に停止される。つまり、停止予定シンボルを含む15個のシンボルが表示窓150内に再配置される。例えば、第1リール101において、停止予定シンボルがコードナンバー「10」のシンボルであり、これを中段の領域に表示する場合であれば、コードナンバー「9」、「10」及び「11」の各シンボル(「BLANK」、「BLUE7」、「BLANK」)が表示窓150内の上段、中段及び下段のそれぞれに再配置される。
次に、メインCPU71は、クレジット付与数決定処理を行う(ステップS17)。この処理では、RAM73に格納されたシンボル組合せテーブル(図11参照)を参照して、有効となったPAY LINE1〜30上に表示されたシンボルの組合せに基づいて配当が決定され、RAM73に設けられたクレジット付与数記憶領域に格納される。
次に、メインCPU71は、フリーゲームトリガー(フリーゲームの実行権)が成立したか否かを判別する(ステップS18)。本実施形態におけるフリーゲームに移行する際のフリーゲームトリガーは、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示されることである。メインCPU71は、フリーゲームトリガーが成立したと判別したときには(S18:YES)、後述するフリーゲーム処理を行う(ステップS19)。
次に、メインCPU71は、ステップS19の処理の後、又は、ステップS18においてフリーゲームトリガーが成立していないと判別したときには(S18:NO)、配当があるか否かを判定する(S20)。これは、ステップS17又はステップS19の処理にて配当が付与されているか否かを判定する。そして、配当があると判定されると(S20:YES)、クレジット付与処理を行う(ステップS21)。メインCPU71は、クレジット付与数記憶領域、及び、フリーゲーム用クレジット合計記憶領域に格納されている値を、RAM73に設けられているクレジット数記憶領域に格納されている値に加算する。なお、CASHOUTスイッチ32Sの入力に基づいて、メインCPU71がPTS装置700を制御して、クレジット数記憶領域に格納されている値を示すクレジットデータとして、カード挿入口に挿入されたICカードに書き込んでもよい。この処理が行われた後、又は、ステップS20の処理において配当がないと判定された場合(S20:NO)、ステップS12に戻る。
(ベット・スタートチェック処理)
次に、図17を参照して、ベット・スタートチェック処理について説明する。
はじめに、メインCPU71は、PTS装置700からクレジットデータを受信したか否かを判別する(ステップS41)。なお、PTS装置700からメインCPU71へのクレジットデータの送信は、カード挿入口にICカードが挿入されたとき、及び、ビルエントリー60が正規の紙幣を受け入れたときに行われる。
メインCPU71は、クレジットデータを受信したと判別したときには(S41:YES)、受信したクレジットデータが示す額をクレジット数記憶領域に格納されている値に加算する(ステップS42)。
メインCPU71は、ステップS42の後、又はステップS41においてクレジットデータを受信していないと判別したときには(S41:NO)、クレジット数記憶領域に格納されている値は0であるか否かを判別する(ステップS43)。メインCPU71は、クレジット数記憶領域に格納されている値は0ではないと判別したときには(S43:NO)、BETボタン(30−BETボタン34、60−BETボタン35、90−BETボタン36、120−BETボタン37、150−BETボタン38)の操作受付を許可する(ステップS44)。
次に、メインCPU71は、BETボタンの操作を検出したか否かを判別する(ステップS45)。メインCPU71は、BETボタンがプレイヤーによって押されたことをBETスイッチ(30−BETスイッチ34S、60−BETスイッチ35S、90−BETスイッチ36S、120−BETスイッチ37S、150−BETスイッチ38S)により検出したときは、BETボタンの種別に基づいて、RAM73に設けられているBET数記憶領域に格納されている値に加算し、クレジット数記憶領域に格納されている値を減算する(ステップS46)。
次に、メインCPU71は、BET数記憶領域に格納されている値は最大であるか否かを判別する(ステップS47)。メインCPU71は、BET数記憶領域に格納されている値は最大であると判別したときには(S47:YES)、BET数記憶領域に格納されている値の更新を禁止する(ステップS48)。メインCPU71は、ステップS48の後、又はステップS47においてBET数記憶領域に格納されている値は最大ではないと判別したときには(S47:NO)、スピンボタン46の操作受付を許可する(ステップS49)。
メインCPU71は、ステップS49の後、ステップS45においてBETボタンの操作を検出していないと判別したとき(S45:NO)、又はステップS43においてクレジット数記憶領域に格納されている値は0であると判別したときには(S43:YES)、スピンボタン46の操作を検出したか否かを判別する(ステップS50)。メインCPU71は、スピンボタン46の操作を検出していないと判別したときには(S50:NO)、ステップS41に移る。
一方で、メインCPU71は、スピンボタン46の操作を検出したと判別したときには(S50:YES)、ベット・スタートチェック処理を終了する。
(フリーゲーム処理)
次に、図18を参照して、フリーゲーム処理について説明する。図18は、本発明の実施形態に係るスロットマシンのフリーゲーム処理のフローチャートを示す図である。
まず、メインCPU71は、後述するFEATUREシンボル配当決定処理を実行する(S101)。フリーゲームにおいては、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが1個以上表示された場合、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボルの個数に応じた配当が付与される。そして、このFEATUREシンボル配当決定処理では、詳細は後述するが、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当である基準配当値を決定する。決定された基準配当値は、図21に示すように、上側画像表示パネル131に、[FEATURE]1個の配当の項目として表示される。
次に、メインCPU71は、RAM73のフリーゲーム数カウンタに7回のフリーゲーム数を加算して格納する(S102)。この際、図39に示すように、上側画像表示パネル131に、「7 FREE GAMES START」のメッセージを表示する(図45参照)。
次に、メインCPU71は、ステップS12の処理と同様に、1ゲーム終了時初期化処理を行う(ステップS103)。例えば、フリーゲームにおいて、抽籤により決定されたシンボルなど、RAM73の作業領域において1回のフリーゲームごとに不要となるデータがクリアされる。
次に、メインCPU71は、S14と同様のシンボル抽籤処理を行う(ステップS104)。具体的には、はじめに、メインCPU71は、シンボル決定用の乱数値を抽出する。次に、メインCPU71は、各リール101〜105の停止予定シンボルを抽籤により決定する。メインCPU71は、各リール101〜105に応じて抽籤を行い、22個のシンボルの何れかを停止予定シンボルとして決定する。このとき、停止予定シンボルは、図7に示した重み(WEIGHT)に従った確率で決定される。そして、メインCPU71は、決定した各リール101〜105の停止予定シンボルをRAM73に設けられているシンボル格納領域に格納する。
次に、メインCPU71は、ステップS15の処理と同様に、演出内容決定処理を行う(ステップS105)。次に、メインCPU71は、S16の処理同様にシンボル表示制御処理を行う(ステップS106)。
次に、メインCPU71は、S17の処理同様にクレジット付与数決定処理を行う(ステップS107)。この処理では、RAM73に格納されたシンボル組合せテーブル(図11参照)を参照して、有効となったPAY LINE1〜30上に表示されたシンボルの組合せに基づいて配当が決定され、RAM73に設けられたフリーゲーム用クレジット付与数記憶領域に格納される。
更に、S107では、S106のシンボル表示制御処理の結果、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボルの個数を判定し、判定した「FEATURE」のシンボルの個数に対して、FEATUREシンボル配当決定処理のS215の処理で、RAM73の基準配当値記憶領域に格納した基準配当値(表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当)を乗算した値(基準配当値 × 「FEATURE」のシンボルの個数)を、RAM73に設けられたフリーゲーム用クレジット付与数記憶領域に格納する。
このとき、図40に示すように、上側画像表示パネル131に基準配当値を表示した後、『基準配当値 × 「FEATURE」のシンボルの個数=配当』を表示する。例えば、図40に示すように、基準配当値が「50」であり、「FEATURE」のシンボルの個数が4個であった場合、上側画像表示パネル131に、「50 × 4=200クレジット」の表示がなされる。
次に、メインCPU71は、リトリガーが成立したか否かを判別する(ステップS108)。本実施形態におけるリトリガーは、表示窓150の何れかに、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示されることである。メインCPU71は、リトリガーが成立したと判別したときには(S108:YES)、再度、FEATUREシンボル配当決定処理を実行する(S109)。なお、リトリー後にFEATUREシンボル配当決定処理により付与された配当値は、最初のフリーゲームトリガーの時にFEATUREシンボル配当決定処理により付与された基準配当値に加算して付与され、基準配当値が更新される。従って、リトリガーが成立すると、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当である基準配当値が増えていき、プレイヤーにとって有利になる。
次に、メインCPU71は、RAM73のフリーゲーム数カウンタに5回のフリーゲーム数を加算して格納する(S110)。
次に、メインCPU71が、リトリガーが成立していないと判別したとき(S108:NO)又はS110の処理後、メインCPU71は、フリーゲームクレジット付与処理を行う(ステップS111)。このフリーゲームクレジット付与処理では、メインCPU71は、前述のステップS107のクレジット付与数決定処理にてフリーゲーム用クレジット付与数記憶領域に格納された値を、フリーゲーム用クレジット合計記憶領域に格納されている値に加算する。フリーゲーム用クレジット合計記憶領域は、フリーゲーム中に決定された配当の合計を記憶する領域である。そして、フリーゲーム処理が終了すると、メインCPU71は、ステップS21のクレジット付与処理にて、フリーゲーム用クレジット合計記憶領域に格納されている値をRAM73に設けられているクレジット数記憶領域に格納されている値に加算する。つまり、フリーゲームにおいて決定された配当の合計がまとめて付与されることになる。
次に、メインCPU71は、フリーゲーム数カウンタに格納されている値を1減算する(S112)。次に、メインCPU71は、フリーゲーム数カウンタに格納されている値は0であるか否かを判別する(S113)。メインCPU71は、フリーゲーム数カウンタに格納されている値は0ではないと判別したときには(S113:NO)、S103の処理に移る。
一方で、フリーゲーム数カウンタに格納されている値は0であると判別したときには(S113:YES)、フリーゲーム処理を終了する。フリーゲーム処理が終了すると、図16を参照して説明したステップS20の処理に移る。
(FEATUREシンボル配当決定処理)
次に、図19を参照して、FEATUREシンボル配当決定処理について説明する。図19は、本発明の実施形態に係るスロットマシンのFEATUREシンボル配当決定処理のフローチャートを示す図である。
まず、メインCPU71は、ルーレット抽籤回数判定処理を実行する(S201)。このルーレット抽籤回数判定処理では、メインCPU71が、S16又はS106のシンボル表示制御処理の結果、表示窓150に「FEATURE」のシンボルが何個再配置されているかを判定する。
次に、メインCPU71は、前述したルーレット抽籤回数対応テーブル(図13)を参照して、S201の処理で判定した「FEATURE」のシンボルの個数に対応するルーレット抽籤回数を決定し、決定したルーレット抽籤回数を、RAM73のルーレット抽籤回数カウンタに加算する(S202)。例えば、表示窓150に「FEATURE」のシンボルが6個再配置された場合、ルーレット抽籤回数対応テーブルを参照し、2回のルーレット抽籤回数が、ルーレット抽籤回数カウンタに加算される。なお、この際、図32に示すように、ルーレット抽籤回数カウンタの値は、「HEART PRIZE SELECTION」250の表示項目に表示され、付与されるフリーゲーム回数は、「FREE GAMES」251の表示項目に表示される。
次に、メインCPU71は、MYSTERYポジション決定処理(非固定配当領域移動抽籤に相当)を実行する(S203)。このMYSTERYポジション決定処理は、図12に示すルーレット抽籤テーブルにおける、4つの非固定配当領域(「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)に、4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)の何れかを対応付ける処理である。
具体的には、メインCPU71は、前述した非固定配当領域移動テーブル(図14)を参照して、抽籤を行い、24個のテーブルコード(TABLE A〜X)の中から1つのテーブルコードを決定する。このとき、テーブルコードは、図14に示したWEIGHTに従った当籤確率(1/24)で決定される。そして、メインCPU71は、決定したテーブルコードに従い、ルーレット抽籤テーブルにおける、4つの非固定配当領域(「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)に、4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)を対応付ける。例えば、MYSTERYポジション決定処理において、非固定配当領域移動テーブルを参照し当籤確率1/24で、テーブルコード(TABLE E)が当籤した場合、ルーレット抽籤テーブルにおいて、領域ナンバー(No.2)には、MYSTERY1の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.5)には、MYSTERY4の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.9)には、MYSTERY2の配当抽籤テーブルが対応付けられ、領域ナンバー(No.12)には、MYSTERY3の配当抽籤テーブルが対応付けられる。
次に、メインCPU71は、ルーレット表示処理を実行する(S204)。このルーレット表示処理では、図20に示すルーレット201を上側画像表示パネル131に表示する。まず、図33に示すように、上側画像表示パネル131にルーレット201が表示される。次に、図34に示すように、上側画像表示パネル131にルーレットの説明が表示される。次に、図35に示すように、S202の処理で決定したルーレット抽籤回数についての説明を表示する。次に、上側画像表示パネル131に、図20に示すように、4つの非固定配当領域(「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)には、S203の処理で決定した4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)が対応付けて表示される。
次に、メインCPU71は、ルーレット抽籤処理を実行する(S205)。具体的には、メインCPU71は、前述したルーレット抽籤テーブル(図12)を参照して、抽籤を行い、14個の領域ナンバー(No.0〜13)の中から1つの領域ナンバーを決定する。このとき、領域ナンバーは、図12に示したウエイトに従った当籤確率で決定される。
次に、メインCPU71は、演出内容決定処理を行う(ステップS206)。メインCPU71は、演出用乱数値を抽出し、予め定められた複数の演出内容の何れかを抽籤により決定する。
次に、メインCPU71は、ルーレット表示制御処理を実行する(S207)。このルーレット表示制御処理では、印202が、図20に示すルーレット201の各固定配当領域及び各非固定配当領域を、No.0からNo.13の時計回りの順番で印202が点灯表示され、ルーレットの回転が演出表示される。そして、印202は、S205で決定した領域ナンバーで停止する。
次に、メインCPU71は、S207の処理により、印202が停止した領域が、非固定配当領域(「No.2:MYSTERY1」、「No.5:MYSTERY4」、「No.9:MYSTERY2」、「No.12:MYSTERY3」)であるか否かを判定する(S208)。
メインCPU71は、印202が停止した領域が、非固定配当領域であると判定した場合(S208:YES)、ミステリー配当抽籤処理を実行する(S209)。このミステリー配当抽籤処理では、停止した非固定配当領域(「No.2:MYSTERY1」、「No.5:MYSTERY4」、「No.9:MYSTERY2」、「No.12:MYSTERY3」)に対応する配当抽籤テーブル(図15参照)を使用して抽籤が行われる。例えば、印202が停止した領域が、「No.2:MYSTERY1」であれば、メインCPU71は、図15に示すMYSTERY1の配当抽籤テーブルを参照して抽籤を行い、5個のナンバー(No.0〜No.4)の中から1つのナンバーを決定する。このとき、ナンバーは、図15のMYSTERY1の配当抽籤テーブルに示したウエイトに従った当籤確率により決定される。
なお、印202が停止した領域が、非固定配当領域であると判定した場合(S208:YES)、図46に示すように、上側画像表示パネル131では、非固定配当領域(図46では、No.2のMYSTERY1)が、中央のハート形状のミステリーアワード看板241に拡大移行する演出表示がなされる。
次に、メインCPU71は、ミステリー配当抽籤演出処理を実行する(S210)。このミステリー配当抽籤演出処理では、メインCPU71は、図47に示すように、メーター242に『スタート』の文字を表示する。次に、図15の適用される配当抽籤テーブルに対応付けられた配当値を順番にスクロール表示した後、図47に示すように、S209のミステリー配当抽籤処理で決定したナンバーに対応する配当値を、メーター242に停止表示する。例えば、印202が停止した領域が、「No.2:MYSTERY1」であれば、図15のMYSTERY1の配当抽籤テーブルに対応付けられた、「300」、「250」、「200」、「150」、「100」の配当値が、メーター242においてスクロール表示される。その後、S209のミステリー配当抽籤処理で決定したナンバーが「4」であれば、MYSTERY1の配当抽籤テーブルを参照して、ナンバー「4」に対応する配当値「100」が、メーター242に停止表示される(図47参照)。
次に、S210の処理後、又は、メインCPU71が、印202が停止した領域が非固定配当領域ではないと判定した場合(S208:NO)、メインCPU71は、配当値付与処理を実行する(S211)。この配当値付与処理では、S210からS211に移行してきた場合には、図15に示す配当抽籤テーブルを参照して、S210の処理で、メーター242に停止表示された配当値を、RAM73に設けられた基準配当値記憶領域に加算して格納する。一方、印202が停止した領域が非固定配当領域ではないと判定した場合(S208:NO)は、印が停止した領域が固定配当領域であると判断して、停止した固定配当領域に対応する配当値を、RAM73に設けられた基準配当値記憶領域に加算して格納する。
次に、メインCPU71は、基準配当値の総和表示処理を実行する。この基準配当値の総和表示処理では、図48に示すように、上側画像表示パネル131において、メーター242が消えて、S210の処理でメーター242に停止表示されていた配当値が、基準配当値記憶領域に記憶された値に合算され、合算された値がミステリーアワード看板241に表示される演出がなされる。なお、固定配当領域の場合は、固定配当領域に対応する配当値が、基準配当値記憶領域に記憶された値に合算され、合算された値がミステリーアワード看板241に表示される演出がなされる。
次に、メインCPU71は、ルーレット抽籤回数カウンタに格納されている値を1減算する(S213)。次に、メインCPU71は、ルーレット抽籤回数カウンタに格納されている値は0であるか否かを判別する(S214)。メインCPU71は、ルーレット抽籤回数カウンタに格納されている値は0ではないと判別したときには(S214:NO)、S205の処理に移る。この際、メインCPU71は、図36及び図37に示すように、上側画像表示パネル131に、ルーレット抽籤回数カウンタに格納されている値を表示して、残りのルーレット抽籤回数をプレイヤーに知らせる。
一方、ルーレット抽籤回数カウンタに格納されている値は0であると判別したときには(S214:YES)、メインCPU71は、基準配当値決定処理を実行する(S215)。この基準配当値決定処理では、RAM73の基準配当値記憶領域に格納されている値を、フリーゲーム処理において、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当である基準配当値に決定する。
この際、基準配当値記憶領域に記憶された値の内訳を表示する(図38)。具体的には、図38に示すように、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数に従った回数分のルーレット抽籤の結果付与された配当値を、それぞれ個別に表示する。例えば、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が2回だった場合、表示項目261に、1回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値と、2回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値を表示する。なお、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が7回だった場合、表示項目261に、『The total of 7 HEART PRIZES won』のメッセージを表示する(図38参照)。
なお、S108の処理でリトリガーが成立している場合は、図44に示すように、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262を、表示項目261にまとめて表示したうえで、リトリガーが成立した後にS201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数に従った回数分のルーレット抽籤の結果付与された配当値を、それぞれ個別に表示する。例えば、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が2回だった場合、表示項目261に、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262と、1回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値263と、2回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値264を表示する(図44参照)。なお、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が7回だった場合、表示項目261に、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262と、『The total of 7 HEART PRIZES won』のメッセージを表示する(図44参照)。
その後、本FEATUREシンボル配当決定処理を終了する。FEATUREシンボル配当決定処理が終了すると、図18を参照して説明したS102の処理に移る。
(演出説明)
次に、図22〜図31を参照して、上記処理の過程で上側画像表示パネル131に表示される画面や、表示窓150の演出状態について説明する。
通常ゲームでは、図22に示すように、メイン制御処理のシンボル表示制御処理(S16)によって、各リール101〜105のシンボル配列のスクロールが開始され(図22の22−1参照)、ステップS14のシンボル抽籤処理において決定された停止予定シンボルが所定の位置(表示窓150の中段の領域)に停止される。その結果、有効となったPAY LINE1〜30上に表示されたシンボルの組合せに基づいて配当が付与される(図22の22−2参照)。なお、高額配当が付与される場合、図49に示すように、上側画像表示パネル131に、「BIG WIN」の表示、及び、「GREAT」の表示を行う。
一方、図22の(22−3)に示すように、表示窓150に、「FEATURE」のシンボルが5個以上表示され、フリーゲームトリガーが成立した場合、図22の(22−4)に示すように、上側画像表示パネル131に「FEATURE WIN」の表示をする。
次に、図23の(23−1)に示すように、上側画像表示パネル131において、S202の処理において決定したルーレット抽籤回数を「セレクション名」の項目に表示し、S102の処理で付与されたフリーゲーム数を加算した、フリーゲーム数カウンタの値を「フリーゲームズ」の項目に表示する。
次に、図23の(23−2)に示すように、リール101〜105のバックライトを消灯させ、表示窓150を暗くする演出が行われ後、図23の(23−3)に示すように、上側画像表示パネル131にフリーゲームの導入映像が表示される。
次に、図24の(24−1)に示すように、上側画像表示パネル131に「セレクション名」として、ルーレット抽籤回数を表示する。次に、ルーレット抽籤の説明を上側画像表示パネル131に説明する(図24の24−2〜24−5参照)。この際、S108の処理でリトリガーが成立した場合は、リトリガーの説明をする(図24の24−4参照)。また、今回のルーレット抽籤において全クレジットを獲得できる場合は、その旨を報知する説明をする(図24の24−5参照)。
一方、ルーレット抽籤において全クレジットを獲得している場合は、「Congratulations ! You won all HEART PRIZE」のメッセージを表示する(図24の24−6)。その後、図24の(24−7)に示すように、フリーゲームの開始を知らせるメッセージを、上側画像表示パネル131に表示する。
次に、再度、図25の(25−1)に示すように、上側画像表示パネル131に、残りのルーレット抽籤回数を表示する。その後、S204のルーレット表示処理により、ルーレット201を上側画像表示パネル131に表示する(図25の25−2)。そして、S207のルーレット表示制御処理により、ルーレット201の回転が演出表示される(図25の25−3)。その後、ルーレット201の印202が固定配当領域に停止した場合、停止した固定配当領域に対応する配当値が表示され(図25の25−4)、ミステリーアワード看板241に表示された値に合算される演出がなされる(図26の26−1)。
一方、ルーレット201の印202が非固定配当領域に停止した場合(図27の27−1)、上側画像表示パネル131では、停止した非固定配当領域が、中央のハート形状のミステリーアワード看板241に拡大移行する演出がなされる(図27の27−2)。その後、S210のミステリー配当抽籤演出処理によって、図15の適用される配当抽籤テーブルに対応付けられた配当値を順番にスクロール表示した後(図27の27−3参照)、図47に示すように、S209のミステリー配当抽籤処理で決定したナンバーに対応する配当値を、メーター242に停止表示する(図28の28−1参照)。その後、メーター242に停止した配当値を、ミステリーアワード看板241に表示し(図28の28−2)、メーター242に停止表示されていた配当値を、基準配当値記憶領域に記憶された値に合算し、合算された値がミステリーアワード看板241に表示される演出がなされる(図28の28−3)。
次に、上側画像表示パネル131に対する、図26の(26−1)又は図28の(28−3)の演出の後、基準配当値記憶領域に記憶された値の内訳を表示する(図26の26−2)。具体的には、図38に示すように、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数に従った回数分のルーレット抽籤の結果付与された配当値を、それぞれ個別に表示する。例えば、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が2回だった場合、表示項目261に、1回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値と、2回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値を表示する。なお、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が7回だった場合、表示項目261に、『The total of 7 HEART PRIZES won』のメッセージを表示する(図38参照)。
なお、S108の処理でリトリガーが成立している場合は、図44に示すように、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262を、表示項目261にまとめて表示したうえで、リトリガーが成立した後に、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数に従った回数分のルーレット抽籤の結果付与された配当値を、それぞれ個別に表示する(図26の26−3参照)。例えば、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が2回だった場合、表示項目261に、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262と、1回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値263と、2回目のルーレット抽籤の結果付与された配当値264を表示する(図44参照)。なお、S201及びS202の処理で付与されたルーレット抽籤回数が7回だった場合、表示項目261に、最初のフリーゲームトリガーの時に付与された配当値の合計262と、『The total of 7 HEART PRIZES won』のメッセージを表示する(図44参照)。
次に、図26の(26−4)又は(26−5)に示すように、上側画像表示パネル131に、フリーゲームにおいて、表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当である基準配当値に関する説明を表示する。具体的には、図38又は図44に示すように、「XX credits awarded each time 1 FEATURE appears during the free games」のメッセージを表示する。なお、図44では、ルーレット201の固定配当領域及び非固定配当領域に対応する配当値が、全て表示されている場合に、「Congratulations ! You won all HEART PRIZE」のメッセージを表示する。
次に、図26の(26−6)に示すように、フリーゲームの開始を知らせるメッセージを、上側画像表示パネル131に表示する。
次に、フリーゲーム処理におけるシンボル表示制御処理(S106)によって、各リール101〜105のシンボル配列のスクロールが開始され(図29の29−1参照)、ステップS104のシンボル抽籤処理において決定された停止予定シンボルが所定の位置(表示窓150の中段の領域)に停止される(図29の29−2)。この時、表示窓150に、「FEATURE」のシンボルが再配置された場合、上側画像表示パネル131に、『基準配当値 × 「FEATURE」のシンボルの個数=配当』を表示する(図29の29−2)。その後、上側画像表示パネル131に、付与される配当を「ウイン!XXクレジット」のメッセージとして表示する(図29の29−3)。
その後、S113の処理でフリーゲーム数カウンタに格納されている値は0ではないと判別したときには(フリーゲームの終了)、図29の(29−4)に示すように、フリーゲーム中に獲得した配当の合計を「トータルウイン」として表示する。
一方で、フリーゲーム処理におけるS108において、表示窓150に、「FEATURE」のシンボルが5個以上再配置された場合は、リトリガーと判断され、図30の(30−1)に示すように、上側画像表示パネル131に、リトリガーを知らせるメッセージと、追加して付与されるフリーゲーム数が表示される(図41参照)。その後、図30の(30−2)に示すように、追加して付与されるフリーゲーム数を、フリーゲーム数カウンタ表示270に表示されているフリーゲーム数に、加算する。なお、リトリガー時には、図42及び図43に示すように、上側画像表示パネル131に、再度、ルーレット201が表示され、リトリガー時のルーレット抽籤に関する説明が表示される。
更に、表示窓150に、「FEATURE」のシンボルが再配置されているため、上側画像表示パネル131に、『基準配当値 × 「FEATURE」のシンボルの個数=配当』を表示する(図30の30−3)。その後、上側画像表示パネル131に、付与される配当を「ウイン!XXクレジット」のメッセージとして表示する(図31の31−1)。その後、上側画像表示パネル131に、リトリガーを表示する(図31の31−2)。
上記構成によれば、通常ゲームからフリーゲームに移行する際に、フリーゲームで表示窓150にFEATUREのシンボルが配置された場合に付与される配当の基礎となる基準配当値(表示窓150に表示された「FEATURE」のシンボル1個あたりの配当)を決定するルーレット抽籤処理が行われる。このルーレット抽籤処理では、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、又は、非固定配当領域の何れの領域に停止するかが決定される。そして、固定配当領域に決定した場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値が付与される。また、非固定配当領域に決定した場合、付与される配当値をランダムに決定するミステリー配当抽籤処理が、更に実行され、当該配当抽籤によって決定された配当値が付与される。そして、上記で付与された配当値が基準配当値に設定されることになる。
これにより、フリーゲームでの基準配当値は、ルーレット抽籤処理、及び、ミステリー配当抽籤処理の2段階の抽籤により決定されるため、プレイヤーは、フリーゲームでの基準配当値の決定プロセス及び演出に対して興味を持って楽しむことができる。
上記構成によれば、通常ゲーム又はフリーゲームにおいて、表示窓150に配置された「FEATURE」のシンボルの個数によって、ルーレット抽籤処理を実行する回数を決めることができ、その回数分のルーレット抽籤処理の結果に従って付与される各配当値の総和を基準配当値にすることができる。これにより、プレイヤーは、ルーレット抽籤処理毎の結果に興味を持って楽しむことができる。
また、複数回数分のルーレット抽籤処理の結果に従って付与される各配当値の総和を基準配当値にすることができる場合、プレイヤーにとって何回分のルーレット抽籤ができるかは、大きな関心事になる。
上記構成によれば、リール101〜105が表示窓150に再配置されたFEATUREのシンボルの個数に応じた回数分のルーレット抽籤処理を実行するため、プレイヤーは、表示窓150に再配置されるシンボルが何であるかについて関心を持って楽しむことができる。
また、フリーゲームの結果、リトリガーである場合、再度、ルーレット抽籤処理を行うことができ、更に、その結果付与された配当値を基準配当値に加算することができる。これにより、プレイヤーは、フリーゲームにおいても、リトリガーが付与されるか否かについて関心を持って楽しむことができる。
また、通常ゲームからフリーゲームに移行する際に、非固定配当領域移動テーブルに基づいて、テーブルコードを抽籤により決定するMYSTERYポジション決定処理を実行し、決定したテーブルコードに基づいて、4つの非固定配当領域(「No.2:MYSTERY」、「No.5:MYSTERY」、「No.9:MYSTERY」、「No.12:MYSTERY」)に、4つの配当抽籤テーブル(MYSTERY1〜4)を対応付けることができる。これにより、配当値及び当籤確率が異なる4つの配当抽籤テーブルが、抽籤により各非固定配当領域に対応付けられる。
これにより、非固定配当領域のミステリー配当抽籤処理における配当値・当籤確率が、通常ゲームからフリーゲームに移行する度に変更され、プレイヤーは、非固定配当領域における配当値・当籤確率が一様ではなく、変化することを毎回楽しむことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判定し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を十分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各処理は、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各処理では、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各処理における処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各処理における処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各処理を行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
1 スロットマシン
71 メインCPU71(コントローラ)
M1 リール装置(表示装置)
71 メインCPU
73 RAM
101〜105 リール
131 上側画像表示パネル
150 表示窓

Claims (6)

  1. 通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンであって、
    当該ゲーミングマシンは、
    表示装置と、
    コントローラと、を有し、
    前記コントローラは、以下の処理を実行する。
    (1A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与する処理、
    (1B)前記(1A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記表示装置に、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、及び、非固定配当領域を複数有するルーレットを表示する処理、
    (1C)前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、前記固定配当領域、及び、前記非固定配当領域の何れの領域に停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行する処理、
    (1D)前記ルーレット抽籤の結果、
    前記印が停止した領域が前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
    前記印が停止した領域が前記非固定配当領域である場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与する処理、
    (1E)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(1D)の処理で付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する処理。
  2. 請求項1に記載のゲーミングマシンであって、
    前記コントローラは、
    前記(1A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権であり、更に、前記ルーレット抽籤を複数回実行できる条件を満たした場合、当該条件に応じた回数分の前記ルーレット抽籤を実行し、
    前記(1E)の処理において、前記回数分の前記ルーレット抽籤の結果に従って付与される各配当値の総和を前記基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する。
  3. 請求項2に記載のゲーミングマシンであって、
    当該ゲーミングマシンは、
    複数のシンボルを再配置することによって前記通常ゲーム及び前記フリーゲームの結果を表示するシンボル表示装置を有し、
    前記ルーレット抽籤を複数回実行できる条件は、前記通常ゲーム及び前記フリーゲームの結果、前記シンボル表示装置に所定のシンボルが所定個数以上再配置されることであり、
    前記コントローラは、当該シンボル表示装置に再配置された前記所定のシンボルの個数に応じた回数分の前記ルーレット抽籤を実行する。
  4. 請求項1に記載のゲーミングマシンであって、
    前記コントローラは、
    前記フリーゲームにおいて、当該フリーゲームの結果付与された特典が、前記フリーゲームの再実行権である場合、再度、前記ルーレット抽籤を実行し、当該ルーレット抽籤の結果付与された配当値を、前記基準配当値に加算し、当該基準配当値を更新する処理を実行する。
  5. 通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンであって、
    当該ゲーミングマシンは、
    前記ルーレットに配置される領域ナンバーと、所定の配当値が対応付けられた複数の固定配当領域及び複数の非固定配当領域と、当籤確率とが対応付けられたルーレット抽籤テーブル、
    配当値及び当籤確率が異なる複数の配当抽籤テーブル、
    並びに、複数のテーブルコードと、前記複数の非固定配当領域に対応する前記領域ナンバーと、前記複数の配当抽籤テーブルと、当籤確率とが対応付けられた非固定配当領域移動テーブル、
    を記憶する記憶装置と、
    表示装置と、
    コントローラと、を有し、
    前記コントローラは、以下の処理を実行する。
    (2A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与する処理、
    (2B)前記(2A)の処理において付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記非固定配当領域移動テーブルに基づいて、前記テーブルコードを抽籤により決定する非固定配当領域移動抽籤を実行し、決定した前記テーブルコードに基づいて、前記複数の非固定配当領域に対応する前記配当抽籤テーブルを決定する処理、
    (2C)前記非固定配当領域移動抽籤の結果に基づき、前記表示装置に、前記固定配当領域、及び、前記複数の非固定配当領域に対応付けられた前記領域ナンバーが配置されたルーレットを表示する処理、
    (2D)前記ルーレット抽籤テーブルに基づいて、前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、何れの前記領域ナンバーに停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行する処理、
    (2E)前記ルーレット抽籤の結果、
    前記印が停止した領域ナンバーが前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
    前記印が停止した領域ナンバーが前記非固定配当領域である場合、当該非固定配当領域に対応する前記配当抽籤テーブルに基づいて、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与する処理、
    (2F)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(2E)の処理で付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与する処理。
  6. 通常ゲームと当該通常ゲームから発展するフリーゲームとを実行するゲーミングマシンの制御方法であって、
    当該ゲーミングマシンは、
    表示装置と、
    コントローラと、を有し、
    前記コントローラを介して以下のステップが実行されるゲーミングマシンの制御方法である。
    (3A)通常ゲームを実行し、当該通常ゲームの結果に応じて特典を付与するステップ、
    (3B)前記(3A)のステップにおいて付与される特典が前記フリーゲームの実行権である場合、前記表示装置に、所定の配当値が対応付けられた固定配当領域、及び、非固定配当領域を複数有するルーレットを表示するステップ、
    (3C)前記ルーレットにおける当籤を報知する印が、前記固定配当領域、及び、前記非固定配当領域の何れの領域に停止するかを抽籤するルーレット抽籤を実行するステップ、
    (3D)前記ルーレット抽籤の結果、
    前記印が停止した領域が前記固定配当領域である場合、当該固定配当領域に対応付けられた配当値を付与し、
    前記印が停止した領域が前記非固定配当領域である場合、付与される配当値をランダムに決定する配当抽籤を実行し、当該配当抽籤によって決定された配当値を付与するステップ、
    (3E)前記フリーゲームを実行し、当該フリーゲームの結果、所定の条件を満たした場合に、前記(3D)のステップで付与された前記配当値を基準配当値とし、当該基準配当値に基づいた配当を付与するステップ。
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