JP2017202249A - コントロールパネル、及び、ゲーミングマシン - Google Patents

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Takehisa Itagaki
武久 板垣
拓人 中山
Takuto Nakayama
拓人 中山
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Abstract

【課題】プレイヤの予想外のベットを防止することができるコントロールパネル、及び、ゲーミングマシンを提供する。【解決手段】コントロールパネル30は、夫々、外部から視認可能な表示装置40a・41a・42a・43a・44aを備え、有利さの違いにより異なる基本ベット額が設定された複数のクレジットボタン40・41・42・43・44と、夫々が異なる配当倍率に対応付けられた複数のベットボタン34・35・36・37・38と、を備え、複数のベットボタン34・35・36・37・38のうちの1つが入力を受け付けた場合、表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、夫々設定された基本ベット額と入力を受け付けたベットボタン34・35・36・37・38のいずれかに対応する配当倍率とを乗算した値を、表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、コントロールパネル、及び、ゲーミングマシンに関する。
従来、ゲーミングマシンとして、ディスプレイでシンボル列をスクロール表示させ、複数のペイラインが設定されたシンボル表示領域に複数のシンボルを再配置するものがある(例えば、特許文献1)。このようなゲーミングマシンにおいて、プレイヤは、複数のボタンが配置されたコントロールパネルを操作して、1回のゲームに対するベットの内容を決定する。
従来のコントロールパネルの1つとして、有効化されるペイライン数に対応する複数のライン数決定ボタンと、配当倍率に対応する複数のマルチプライヤ決定ボタンとが設けられているものがある。このようなコントロールパネルにおいて、ライン数決定ボタンの夫々には、有効化されるペイライン数と、このペイライン数に対応する基本のベット額とが一般的である。また、各マルチプライヤ決定ボタンには、対応する配当倍率が示されることが一般的である。プレイヤは、1つのライン数決定ボタンと、1つのマルチプライヤ決定ボタンとを選択してベット内容を決定し、コントロールパネルの別のボタンでゲームを開始することが可能となる。
ここで、実際にゲームの開始に伴って消費されるベット額は、選択されたライン数決定ボタンに対応する基本ベット額に、選択されたマルチプライヤ決定ボタンに対応する配当倍率を乗算した値となる。
米国特許出願公開第2005/0239540号明細書
ところで、ベット額は、ベット内容が決定されてゲームが開始された後にディスプレイに表示されることが一般的である。即ち、上記従来のゲーミングマシンでは、プレイヤは、既に消費されたベット額の履歴しか目視による確認はできなかった。従って、プレイヤが勘違いをしていた場合や、無意識にコントロールパネルの操作ミスをしていた場合でもこれから開始するゲームのベット額は確認できないため、プレイヤの予想外のベットを行ってしまう虞があった。
本発明は、上記の問題を鑑みてされたものであり、プレイヤの予想外のベットを防止することができるコントロールパネル、及び、ゲーミングマシンを提供することを目的とする。
本発明のコントロールパネルは、
夫々、外部から視認可能な表示装置を備え、有利さの違いにより異なる基本ベット額が設定された複数のベット額入力装置と、
夫々が異なる配当倍率に対応付けられた複数のマルチプライヤ入力装置と、
前記表示装置を制御するディスプレイコントローラと、
を備え、
前記ディスプレイコントローラは、
前記複数のマルチプライヤ入力装置のうちの1つが入力を受け付けた場合、前記複数のベット額入力装置の夫々の前記表示装置に、夫々設定された前記基本ベット額と入力を受け付けたマルチプライヤ入力装置に対応する配当倍率とを乗算した値を、表示することを特徴とする。
上記構成によれば、マルチプライヤ入力装置の1つが入力されることにより配当倍率が選択された場合、各ベット額入力装置の表示装置に、それぞれに対応する基本ベット額に配当倍率が乗算されて表示される。これにより、プレイヤは、ベット額入力装置の表示装置を視認することで、これから開始するゲームで必要な実際のベット額を確認することができるため、プレイヤの予想外のベットを防止することが可能となる。
また、本発明のゲーミングマシンは、上記コントロールパネルを備える。
上記構成によれば、マルチプライヤ入力装置の1つが入力されることにより配当倍率が選択された場合、各ベット額入力装置の表示装置に、それぞれに対応する基本ベット額に配当倍率が乗算されて表示される。これにより、プレイヤは、ベット額入力装置の表示装置を視認することで、これから開始するゲームで必要な実際のベット額を確認することができるため、プレイヤの予想外のベットを防止することが可能なゲーミングマシンを提供できる。
また、本発明のゲーミングマシンにおいて、
複数の変動表示領域を有し、前記変動表示領域の夫々において、複数のシンボルが配列されたシンボル列が変動表示された後、前記シンボル列に配列された一部のシンボルが、前記複数の変動表示領域においてマトリクスに配列された複数のブロックに1ずつ再配置されるシンボル表示装置と、
ゲームを実行し、前記ゲームに応じた前記シンボルの再配置となるように前記シンボル表示装置を制御するゲームコントローラと、
を有し、
前記ゲームコントローラは、
前記複数のブロックからなる表示枠に、入力を受け付けた前記ベット額入力装置に応じた数の有効ラインを有効化し、
有効化された前記有効ラインにおいて、所定数以上の同じ種類のシンボルが再配置された場合に当該種類のシンボルに応じたライン配当を付与し、
前記ディスプレイコントローラは、
前記複数のベット額入力装置の各表示装置に、有効化される有効ラインの数を表示する。
上記構成によれば、ベット額入力装置には有効化される有効ラインの数が示され、選択されたベット額入力装置に対応する数の有効ラインがゲームにおいて有効化される。これにより、複数のベット額入力装置の夫々には、必要なベット額に対応して、そのベット額によりゲームがどの程度有利になるかが示されるため、プレイヤの予想外のベットをより防止することが可能となる。
本発明は、プレイヤの予想外のベットを防止することができる。
ゲーミングマシンの概要を示す説明図である。 ゲーミングマシンの外観を示す斜視図である。 入賞の判定の説明図である。 コントロールパネルの概略図である。 スロットマシン及びコントロールパネルの内部構成を示す図である。 ベット額テーブルを示す図である。 メイン制御処理のフローチャートである。 ボタン表示制御処理のフローチャートである。
本発明のゲーミングマシンを図面に基づいて説明する。
(概要)
本実施形態のコントロールパネルは、プレイヤがベット対象を選択するために配置された複数のボタンの夫々に表示装置を設け、プレイヤが配当倍率を選択するごとに各表示装置に実際に必要なベット額を表示するものである。
図1に示すように、本実施形態のゲーミングマシンとしてのスロットマシン10は、コントロールパネル30を備えている。
コントロールパネル30は、ベット対象を選択するための複数のベット額入力装置として、クレジットボタン40・41・42・43・44(第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、及び、第5クレジットボタン44)を備えている。クレジットボタン40・41・42・43・44は、夫々、外部から視認可能な表示装置40a・41a・42a・43a・44aを備え、有利さの違いにより異なる基本ベット額が設定されている。
また、コントロールパネル30は、プレイヤが配当倍率を選択するための複数のマルチプライヤ入力装置として、ベットボタン34・35・36・37・38(1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、及び、10−BETボタン38)を備えている。複数のマルチプライヤ入力装置は、夫々が異なる配当倍率に対応付けられている。ベットボタン34・35・36・37・38は、外部から視認可能な表示装置34a・35a・36a・37a・38aを備え、配当倍率を表示する。
スロットマシン10のコントロールパネル30は、クレジットボタン40・41・42・43・44のうちの1つが入力を受け付けた場合、クレジットボタン40・41・42・43・44の夫々の表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、夫々設定された基本ベット額と入力を受け付けたベットボタン34〜38に対応する配当倍率とを乗算した値を、表示する。尚、「乗算した値を、表示する」とは、クレジットボタン40・41・42・43・44のうちの1つが入力を受け付けたタイミングで算出することに限定されない。例えば、あらかじめ算出された値が格納されたテーブルから値を取得するものであってもよい。
有利さの違い、とは、配当の得やすさの違いを示す。本実施形態では、有利さの違いは、ベット対象となる範囲が異なること、を示す。本実施形態において、ベット対象となる範囲は、スロットゲームにおいて入賞判定を行う有効ラインの数である。入賞判定は有効ラインごとに行われるため、有効ラインが多いほど配当が得やすくなる。具体的に、クレジットボタン40・41・42・43・44には、それぞれ3,9,27,81,243の数の有効ラインが設定されている。そして、クレジットボタン40・41・42・43・44には、それぞれ1,3,7,15,25クレジットの基本ベット額が設定されている。
図1に示すように、クレジットボタン40・41・42・43・44の夫々の表示装置40a・41a・42a・43a・44aには、設定されている有効ラインの数が表示されるようになっている。
尚、有利さの違い、ベット対象となる範囲が異なること、に限定されない。例えば、有利さの違いは、当選確率が異なること、を示してもよい。当選確率が異ならせる方法として、クレジットボタン40・41・42・43・44ごとに異なるシンボル列を用いてもよい。また、有利さの違いは、当選した場合の配当が異なること、を示してもよい。また、有利さの違いは、通常ゲームからボーナスゲームがトリガされるか否かの違いであってもよい。また、有利さの違いは、通常ゲームからボーナスゲームがトリガされた際のボーナスゲームにおける有利さの違いであってもよい。また、有利さの違いは、これらのいずれかの組み合わせであってもよい。尚、ボーナスゲームにおける有利さの違いは、例えばフリーゲーム数の差であってもよいし、フリーゲーム数を抽選で決定する場合にはその抽選テーブルの差であってもよい。
また、配当倍率とは、基本ベット額に乗算される値であり、さらに、当選した場合に配当に乗算される値である。即ち、1−BET34が入力された場合には、表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ1,3,7,15,25クレジットを表示する。また、2−BETボタン35が入力された場合には、表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ2,6,14,30,50クレジットを表示する。また、3−BETボタン36が入力された場合には、表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ3,9,21,45,75クレジットを表示する。また、5−BETボタン37が入力された場合には、表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ5,15,35,75,125クレジットを表示する。また、10−BETボタン38が入力された場合には、表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ10,30,70,150,250クレジットを表示する。
このように、ベットボタン34・35・36・37・38の1つが入力されることにより配当倍率が選択された場合、各クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aには、それぞれに対応する基本ベット額に配当倍率が乗算された値が表示される。これにより、プレイヤは、クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aを視認することで、これから開始するゲームで必要な実際のベット額を確認することができるため、プレイヤの予想外のベットを防止することが可能となる。
(ゲーミングマシンの概要:定義)
上記の『スロットマシン10』は、ゲーミングマシン300におけるゲーム端末の一種である。尚、本実施形態においては、スロットマシン10をゲーム端末の一例として説明するが、これに限定されるものではなく、何らかのベースゲームを独立して実行可能な端末コントローラを備えた機種をゲーム端末として適用できる。
本実施形態におけるベースゲームは、スロットマシン10により実行される。ベースゲームは、複数のシンボルを再配置するスロットゲームである。尚、ベースゲームは、スロットゲームに限定されるものではなく、スロットマシン10等のゲーム端末において独立して実行可能なゲームであればよい。即ち、ベースゲームは、共通ゲームに対立する概念のゲームである。例えば、通常ゲーム、及び、ボーナスゲームは、ベースゲームに区分される。
スロットゲームにおけるシンボルの再配置は、下側画像表示パネル141において行われる。スロットゲームは、通常ゲーム、ボーナスゲーム、及び、レスキュー処理等を有していてもよい。通常ゲームでは、遊技価値のベットを条件として、下側画像表示パネル141においてシンボルを再配置し、再配置されたシンボルに応じた通常配当を付与する処理を実行する。ボーナスゲームは、通常ゲームにおいてシンボルが所定条件で再配置された場合に実行される。
『ボーナスゲーム』とは、フィーチャーゲームと同義である。ボーナスゲームは通常ゲームよりも有利な遊技状態であれば、どのような種類のゲームであってもよい。また、プレイヤにとって有利な遊技状態、即ち、通常ゲームより有利な遊技状態であれば、他のボーナスゲームを合わせて採用してもよい。例えば、ボーナスゲームは、通常ゲームより多くの遊技価値を獲得し得る状態、通常ゲームより高い確率で遊技価値を獲得し得る状態、通常ゲームより遊技価値の消費数が少なくなる状態等の各種の状態を単独や組み合わせて実現されてもよい。
例えば、ボーナスゲームは、固定配当であってもよいし、通常ゲームよりも少ない(0も含む)遊技価値のベットを条件として実行されるフリーゲームであってもよい。また、通常ゲームよりもペイアウト率の高いシンボル抽籤テーブルを用いるものであってもよい。また、複数の選択肢をプレイヤに対して選択可能に提示するピックアップボーナスであってもよい。ピックアップボーナスの場合、選択肢に固定配当、フリーゲーム等を含んでいても良い。また、ピックアップボーナスの選択肢に、さらにプレイヤに選択肢を選択させるピックアップボーナスのトリガが含まれるものであってもよい。尚、ピックアップボーナスの選択肢はランダムに配置されている事が好ましい。また、ピックアップボーナスの選択肢は、プレイヤの選択前の段階で選択肢の内容を非表示としていることが好ましい。尚、本実施形態のボーナスゲームについては後に詳述する。レスキュー処理は、レスキュー開始条件が成立した場合に実行される。
『遊技価値』とは、コイン、紙幣又はこれらに相当する電子的な有価情報である。尚、本発明における遊技価値は、特に限定されるものではなく、例えば、メダル、トークン、電子マネー、チケット等の遊技媒体であってもよい。チケットは、特に限定されるものではなく、例えば、後述のバーコード付きチケット等であってもよい。また、上述したように、『遊技価値』は、遊技媒体に相当する電子的なゲームポイントであってもよい。
『フリーゲーム』とは、通常ゲームよりも遊技価値のベットを少なく実行可能であるゲームのことである。『遊技価値のベットを少なく実行可能』は、ベットが"0"の場合を含む。従って、『フリーゲーム』は、遊技価値のベットを条件とすることなく実行され、再配置されたシンボルに応じた量の遊技価値を支払うゲームのことであってもよい。換言すれば、『フリーゲーム』とは、遊技価値の消費を前提とせずに開始されるゲームであってもよい。これに対し、『通常ゲーム』は、遊技価値のベットを条件として実行され、再配置されたシンボルに応じた量の遊技価値を支払うゲームのことである。換言すれば、『通常ゲーム』とは、遊技価値の消費を前提として開始されるゲームのことである。
『再配置』とは、シンボルの配置が解除された後、再びシンボル501が配置される状態を意味する。『配置』とは、シンボルが外部のプレイヤに対して目視により確認可能な状態であることを意味する。
『再配置されたシンボルに応じた通常配当』とは、再配置されたウイニングコンビネーションに対応する通常配当を意味する。また、『再配置されたシンボルに応じたボーナス配当』とは、再配置されたウイニングコンビネーションに対応するボーナス配当を意味する。尚、『ウイニングコンビネーション』とは、賞を成立させることを意味する。ウイニングコンビネーションの詳細は後述する。
(機能フロー)
スロットマシンの基本的な機能について説明する。
〈ベット・スタートチェック〉
まず、スロットマシンは、BETボタンがプレイヤにより押されたか否かをチェックし、続いて、スピンボタンがプレイヤにより押されたか否かをチェックする。
〈シンボル決定〉
次に、スロットマシンは、スピンボタンがプレイヤにより押されると、通常モード用ビデオリールに配列された所定のシンボルを含む複数のシンボルの中から、表示窓に再配置するシンボルが抽選により決定される。
〈リール表示制御〉
次に、スロットマシンは、各リールの回転を開始させ、決定されたシンボルが表示窓を通してプレイヤに表示されるように各リールの回転を停止させる制御を行う(シンボル表示)。
〈入賞判定〉
次に、スロットマシンは、各リールの回転が停止されると、プレイヤに表示されたシンボルの組合せが入賞に係るものであるか否かを判定する。
〈特典付与〉
次に、スロットマシンは、プレイヤに表示されたシンボルの組合せが入賞に係るものであるとき、そのシンボルの組合せの種類に応じた特典をプレイヤに付与する。例えば、スロットマシンは、クレジットの付与に係るシンボルの組合せが表示されたとき、そのシンボルの組合せに応じた数のクレジットをプレイヤに付与する。また、通常モードにおいて、所定のシンボルの組み合わせが成立した場合には、フリーゲームが付与される。
また、スロットマシンには、上記特典のほか、ミステリーボーナスや、インシュランスといった特典が設けられていてもよい。ミステリーボーナスは、専用の抽選に当籤することによって、予め定められた額のコインの払い出しが行われるものである。スロットマシンは、スピンボタンが押されると、ミステリーボーナス用乱数値を抽出し、ミステリーボーナストリガーを成立させるか否かを抽選により決定する。
インシュランスは、フリーゲームが長期間行われていない状況からプレイヤを救済することを目的として設けられる機能である。インシュランスを有効とするか否かは、スロットマシンの管理者が任意に選択可能となっている。インシュランスを有効にする場合、所定のインシュランス加入額と引き換えになる。スロットマシンは、インシュランスが有効とされた場合、遊技回数のカウントを開始する。そして、スロットマシンは、多額の払い出しが行われることなく、カウントした遊技回数が予め定められた回数に達したとき、インシュランス用に設定された額のコインの払い出しを行う。
〈演出の決定〉
スロットマシンは、ディスプレイによる画像の表示、ランプによる光の出力、及びスピーカによる音の出力によって演出を行う。スロットマシンは、演出用乱数値を抽出し、抽選により決定されたシンボルなどに基づいて、演出の内容を決定する。
尚、スロットマシンは、他の複数のスロットマシンと、所謂ホールサーバ等の外部制御装置とでゲームシステムを構成していてもよい。各スロットマシンにはそれぞれ固有の識別番号が付されており、外部制御装置は、識別番号により、各スロットマシンから送られてくるデータの出所を判別している。また、外部制御装置からスロットマシンにデータを送信する場合にも、識別番号を用いて送信先を指定している。
なお、ゲームシステムは、カジノ等の様々な遊技を行うことが可能な1つの遊技施設内に構築されてもよいし、複数の遊技施設間に構築されてもよい。また、1つの遊技施設内に構築される場合には、遊技施設のフロアやセクションごとにゲームシステムが構築されてもよい。通信回線は、有線であっても無線であってもよく、専用回線又は交換回線等を採用することが可能である。
また、上記ゲームシステムは、複数のスロットマシンと外部制御装置を通信回線で接続したネットワークタイプであるが、スロットマシンは、単独でゲームを実行するスタンドアローンタイプでもよい。
[スロットマシンの全体構造]
次に、スロットマシン10の全体構造について説明する。
スロットマシン10では、遊技価値として、電子マネーなどの電子的な有価情報が用いられる。なお、遊技価値はこれらに限定されるものではなく、例えば、コイン、メダル、トークン、バーコード付きチケットなどを採用することもできる。
図2に示すように、スロットマシン10の正面の中央には、下側画像表示パネル141が設けられている。下側画像表示パネル141は、液晶パネルからなり、ディスプレイを構成する。下側画像表示パネル141は、シンボル表示領域150を有する。
図3に示すように、シンボル表示領域150には、一列が上段、中段及び下段の3つのブロック領域に分けられた変動表示領域としての列領域が5つ設定されている(第1列領域〜第5列領域)。そして、第1列領域〜第5列領域にそれぞれビデオリールが表示される。本発明の実施形態において、ビデオリールとは、複数のシンボルがその周面に描かれた機械式リールの回転及び停止の動作を映像により表現するものである。ビデオリールには、複数のシンボルからなるシンボル列が割り当てられている。
シンボル表示領域150では、ビデオリールに割り当てられたシンボル列がそれぞれスクロールされ、所定時間の経過後、停止する。その結果、それぞれのシンボル列の一部(本発明の実施形態では連続する3個のシンボル)がシンボル表示領域150に表示される。シンボル表示領域150の第1列領域〜第5列領域には、ビデオリールに応じて、上段、中段及び下段の3つの領域にそれぞれ1個のシンボルが表示される。つまり、シンボル表示領域150において、15個のブロック領域が3行5列のマトリクスに配列され、ビデオリールの停止により個々のブロック領域にシンボルが1ずつ再配置される。
図3に示すように、本発明の実施形態では、入賞の判定は「LEFT TO RIGHT」タイプを採用している。これは、まず、5段階のWAYS BET(WAYS BET1、WAYS BET2、WAYS BET3、WAYS BET4、WAYS BET5)を選択することにより、シンボル表示領域150の5列×3行の15個の領域の中から、入賞判定の対象となる領域を決定する(有効領域の決定)。そして、入賞判定の対象となった領域に停止した同じ種類のシンボルが、第1列領域から第5列領域に架けて、連続して所定数繋がっていれば入賞となる。尚、同じ種類のシンボルとは、まったく同一の絵柄のシンボルに限らず、異なる絵柄のシンボルであってもゲームルールにおいて同種類に設定されていればよい。
具体的に、クレジットボタン40により「WAYS BET1」を選択した場合には、シンボル表示領域150の第1列領域の上段・中段・下段、第2列領域の中段、第3列領域の中段、第4列領域の中段、第5列領域の中段が入賞判定の対象となる(有効になる)。即ち、有効ライン数は3である。また、クレジットボタン41により「WAYS BET2」を選択した場合には、シンボル表示領域150の第1列領域の上段・中段・下段、第2列領域の上段・中段・下段、第3列領域の中段、第4列領域の中段、第5列領域の中段が入賞判定の対象となる(有効になる)。即ち、有効ライン数は9である。また、クレジットボタン42により「WAYS BET3」を選択した場合には、シンボル表示領域150の第1列領域の上段・中段・下段、第2列領域の上段・中段・下段、第3列領域の上段・中段・下段、第4列領域の中段、第5列領域の中段が入賞判定の対象となる(有効になる)。即ち、有効ライン数は27である。また、クレジットボタン43により「WAYS BET4」を選択した場合には、シンボル表示領域150の第1列領域の上段・中段・下段、第2列領域の上段・中段・下段、第3列領域の上段・中段・下段、第4列領域の上段・中段・下段、第5列領域の中段が入賞判定の対象となる(有効になる)。即ち、有効ライン数は81である。また、クレジットボタン44により「WAYS BET5」を選択した場合には、シンボル表示領域150の第1列領域の上段・中段・下段、第2列領域の上段・中段・下段、第3列領域の上段・中段・下段、第4列領域の上段・中段・下段、第5列領域の上段・中段・下段が入賞判定の対象となる(有効になる)。即ち、有効ライン数は243である。
例えば、「WAYS BET5」を選択した場合には、シンボル表示領域150の全ての領域が入賞判定の対象となる(有効化される)。なお、本実施形態では、「LEFT TO RIGHT」タイプを採用しているが、ビデオリールのシンボル列の3つの領域の何れかを結んで形成されるラインを、入賞ラインとするラインタイプを採用してもよい。
尚、本実施形態では、擬似リールを表示するビデオリール方式を採用しているが、スロットマシン10はメカニカルリール方式のリール装置を備えた方式であってもよいし、ビデオリールとメカニカル方式とが混在されたものであってもよい。
下側画像表示パネル141の上方には、上側画像表示パネル131が設けられている。上側画像表示パネル131は、液晶パネルからなり、ディスプレイを構成する。上側画像表示パネル131は、演出にかかる画像や、遊技の内容の紹介やルールの説明を示す画像が表示される。
下側画像表示パネル141の下方には、各種ボタンが配されたコントロールパネル30をはじめ、PTS装置700やビルエントリー60が設けられている。
ビルエントリー60は、紙幣の適否を識別すると共に正規の紙幣をスロットマシン10に受け入れるものである。このビルエントリー60は、PTS装置700に電気的に接続されており、正規の紙幣を受け入れたときに、その紙幣の額に基づいた入力信号をPTS装置700に送信する。この入力信号には、受け入れた紙幣に関するクレジットデータ等の情報が含まれる。
PTS装置700は、LCD(liquid crystal display)、人体検出カメラ、マイク等が一体となったユニットである。人体検出カメラは、カメラ機能によって、プレイヤーの有無を検出可能にする。マイクは、プレイヤーが音声によってゲームに参加したり、音声認識によるプレイヤーの認証をしたりするのに使用される。また、PTS装置700には、カード挿入口が設けられており、ICカードを挿入できるようになっている。これにより、プレイヤーは、カード挿入口にICカードを挿入して、ICカードに記憶されたクレジットをスロットマシン10で使用することができる。
(コントロールパネル30)
図4に示すように、コントロールパネル30は、CHANGEボタン31、CASHOUT/TAKE WINボタン32を向かって左側領域に配置し、1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、10−BETボタン38、第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、第5クレジットボタン44を向かって中央領域に配置している。また、コントロールパネル30は、上述したビルエントリー60を向かって右側領域の上段に配置し、スピンボタン46を右側領域の下段に配置した態様で備えている。
CHANGEボタン31は、席を離れたりする際や遊技施設の係員に両替を要求する際に用いられる操作ボタンである。CASHOUT/TAKE WINボタン32は、スロットマシン10内部に預けられているコイン(クレジット)を清算する際に用いられる操作ボタンである。
第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、第5クレジットボタン44は、上述したように、シンボル表示領域150の5列×3行の15個の領域の中から、入賞判定の対象(有効化)となる領域を決定するボタンである。第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、第5クレジットボタン44は、それぞれ、表示装置40a・41a・42a・43a・44aを有している。
表示装置40a・41a・42a・43a・44aは、それぞれ、第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、第5クレジットボタン44の上面に設けられた液晶装置である。
1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、10−BETボタン38は、上述したように、基本ベット額に対する配当倍率を決定するボタンである。1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、10−BETボタン38は、それぞれ、表示装置34a・35a・36a・37a・38aを有している。
表示装置34a・35a・36a・37a・38aは、それぞれ、1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、10−BETボタン38の上面に設けられた液晶装置である。
本実施形態では、前述した5段階のWAYS BET(WAYS BET1、WAYS
BET2、WAYS BET3、WAYS BET4、WAYS BET5)の選択、及び、6種類のBETボタン(1−BETボタン34、2−BETボタン35、3−BETボタン36、5−BETボタン37、10−BETボタン38)の選択により、ベットするクレジット数(ベット額)が決定されることで、単位ゲームが開始される。
例えば、WAYS BETに必要なクレジット(WAYS BET1であれば1クレジット、WAYS BET2であれば3クレジット、WAYS BET3であれば7クレジット、WAYS BET4であれば15クレジット、WAYS BET5であれば25クレジット)に対して、BETボタンに対応するクレジット値を乗算した値が、単位ゲームを開始する際のベットしたクレジット数になる。例えば、第1クレジットボタン40、及び、2−BETボタン35を選択した場合には、「1」×「2」=2クレジットがベットされることになる。また、WAYS BET3ボタン42、及び、3−BETボタン36を選択した場合には、「7」×「3」=21クレジットがベットされることになる。また、WAYS BET5ボタン44、及び、10−BETボタン38を選択した場合には、「25」×「10」=250クレジットがベットされることになる。
スピンボタン46は、ビデオリールのスクロールを開始する際に用いられるボタンである。また、スピンボタン46は、下側画像表示パネル141に表示される選択肢を選択決定する際に用いられるボタンでもある。
[スロットマシンが備える内部の構成]
次に、図5を参照して、スロットマシン10、及び、スロットマシン10に設けられたコントロールパネル30の内部構成について説明する。
ゲームコントローラ70は、スロットマシン10の内部のゲーム用回路基板上に設けられる。ディスプレイコントローラ170は、コントロールパネル内部に、ゲームコントローラ70のゲーム用回路基板とは別のコントロールパネル用回路基板上に設けられる。ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170は、それぞれ、ゲーム用回路基板、及び、コントロールパネル用回路基板に設けられたCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170は、これらハードウェアと上記のような記憶装置内のソフトウェアとが協働して構築されている。尚、ディスプレイコントローラ170をゲームコントローラ70と別に設けることに限定されず、ゲームコントローラ70がディスプレイコントローラ170の機能を有していてもよい。
例えば、ゲームコントローラ70の記憶装置には、CPUが動作する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。例えば、ゲームコントローラ70は、外部記憶装置から前述のゲームプログラム及びゲームシステムプログラムや認証プログラムの取込処理を行った際、これらを記憶することができる。また、ゲームコントローラ70の記憶装置には、上記プログラムを実行する際の作業用の領域が設けられている。例えば、遊技回数、BET数、払出数、クレジット数などを記憶する領域や、抽選により決定したシンボル(コードナンバー)を記憶する領域などが設けられている。
ゲームコントローラ70は、上述のように、ゲームを実行し、ゲームに応じたシンボルの再配置となるようにシンボル表示装置150を制御する。また、ゲームコントローラ70は、上述のように、複数のブロックからなる3行5列の表示枠に、入力を受け付けたクレジットボタン40・41・42・43・44に応じた数の有効ラインを有効化し、有効化された有効ラインにおいて、所定数以上の同じ種類のシンボルが再配置された場合に当該種類のシンボルに応じたライン配当を付与する。即ち、ゲームコントローラ70は、記憶装置内のゲームプログラムやゲームシステムプログラムをCPUで実行することによってスロットマシンを制御するように構成している。ディスプレイコントローラ170は、グラフィックボードを有し、クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aに必要となるベット額を表示する。
コントロールパネル30には、前述の各ボタンに対応して、CHANGEスイッチ31S、CASHOUTスイッチ32S、1−BETスイッチ34S、2−BETスイッチ35S、3−BETスイッチ36S、5−BETスイッチ37S、10−BETスイッチ38S、第1クレジットスイッチ40S、第2クレジットスイッチ41S、第3クレジットスイッチ42S、第4クレジットスイッチ43S、第5クレジットスイッチ44S、スピンスイッチ46Sが設けられている。各スイッチは、対応するボタンが遊技者によって押されたことを検出し、ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170に対して信号を出力する。ゲームコントローラ70は各スイッチからの信号に基づいてベットの制御を行う。ディスプレイコントローラ170は各スイッチからの信号に基づいて、ボタン34〜38及び40〜44に設けられた表示装置34a〜38a及び40a〜44aの制御を行う。
また、ゲームコントローラ70には、デジタルサイネージ、スピーカ、タッチパネル等の他に、グラフィックボード130、電源ユニット81、通信インターフェイス82が接続されている。
グラフィックボード130は、ゲームコントローラ70から出力される制御信号に基づいて、上側画像表示パネル131及び下側画像表示パネル141のそれぞれにより行う画像の表示を制御する。グラフィックボード130は、画像データを生成するVDPや、VDPによって生成される画像データを記憶するビデオRAM等を備えている。
また、グラフィックボード130は、ゲームコントローラ70から出力される制御信号に基づいて、画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを一時的に記憶するビデオRAM等を備えている。なお、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、記憶装置のゲームプログラム内に含まれている。
通信インターフェイス82は、PTS装置700や外部制御装置との通信を行うためのものである。PTS装置700は、ビルエントリー115から入力信号を受け付けたときに、その入力信号に含まれるクレジットデータを、通信インターフェイス82を介してゲームコントローラ70に送信する。また、PTS装置700は、カード挿入口にICカードが挿入されたときに、そのICカードに記憶されたクレジットデータを、通信インターフェイス82を介してゲームコントローラ70に送信する。また、PTS装置700は、通信インターフェイス82を介してゲームコントローラ70から受信した制御信号に基づいて、カード挿入口に挿入されたICカードに対してクレジットデータの書き込みを行う。
また、ゲームコントローラ70は、ディスプレイコントローラ170に対して、既知の通信プロトコル及び通信接続を用いて、信号を送信可能にされている。例えば、ゲームコントローラ70は、ディスプレイコントローラ170に対して、現在が各種ボタンの受け付け許可状態であるか否かを示す信号を送信する。
(データテーブル)
ディスプレイコントローラ170は、記憶装置にクレジットボタン40・41・42・43・44と、ベットボタン34・35・36・37・38とを対応付けたベット額テーブルを有している。
図6に示すように、ベット額テーブル複数の配当倍率(1−BET、2−BET、3−BET、5−BET、10−BET)と、複数の基本ベット(3WAYS、9WAYS、27WAYS、81WAYS、243WAYS)と、に対応付けられたベット額が格納されている。
例えば、第2クレジットボタン41が入力された場合には、2−BETの行の各クレジット数(2,6,14,30,50)が、表示装置40a・41a・42a・43a・44aにそれぞれ表示されることになる。
[プログラムの内容]
次に、スロットマシン10のゲームコントローラ70により実行されるプログラムについて説明する。
(メイン制御処理)
まず、図7を参照して、メイン制御処理について説明する。
はじめに、スロットマシン10に電源が投入されると、ゲームコントローラ70は、ゲームプログラム及びゲームシステムプログラムを読み出し、RAMに書き込む(S11)。
次に、ゲームを開始するために、ゲームコントローラ70は、1ゲーム終了時初期化処理を行う(S12)。例えば、ベット数や抽選により決定されたシンボルなど、RAMの作業領域において1回の通常モードでのゲームごとに不要となるデータがクリアされる。
次に、ゲームコントローラ70は、後述するベット・スタートチェック処理を行う(S13)。この処理では、1−BETスイッチ34S、2−BETスイッチ35S、3−BETスイッチ36S、5−BETスイッチ37S、10−BETスイッチ38S、第1クレジットスイッチ40S、第2クレジットスイッチ41S、第3クレジットスイッチ42S、第4クレジットスイッチ43S、第5クレジットスイッチ44S、スピンスイッチ46Sなどの入力のチェックなどが行われる。
次に、ゲームコントローラ70は、シンボル抽選処理を行う(S14)。この処理では、ビデオリールに配列された複数のシンボルの中から、シンボル表示領域4の中段の領域に表示するシンボルを、停止予定シンボルとして決定する。これにより、シンボル表示領域150(上段の領域、中段の領域、下段の領域)に表示される15個のシンボルが決定される。
そして、ゲームコントローラ70は、決定した停止予定シンボルをRAMに設けられているシンボル格納領域に格納する。
次に、ゲームコントローラ70は、演出内容決定処理を行う(S15)。ゲームコントローラ70は、演出用乱数値を抽出し、予め定められた複数の演出内容の何れかを抽選により決定する。
次に、ゲームコントローラ70は、シンボル表示制御処理を行う(S16)。このシンボル表示制御処理では、ビデオリールのスクロールが開始され、所定時間経過後、S14の通常モードシンボル抽選処理において決定された停止予定シンボルがシンボル表示領域150の中段に順次停止される。つまり、停止予定シンボルを含む15個のシンボルがシンボル表示領域150内に再配置される。即ち、シンボル表示領域150の上段及び下段には、停止予定シンボルに前後するコードナンバーに対応するシンボルが再配置される。
次に、ゲームコントローラ70は、払出数決定処理を行う(S17)。この処理では、RAMに格納されたシンボル組み合わせテーブルに基づいて、シンボル表示領域150のWAYS BETにより入賞判定の対象となった領域に、同じ種類のシンボルが、第1列領域から第5列領域に架けて、所定数繋がって、入賞が成立したか否かを判断する。そして、入賞及びBET数カウンタの値(ベットしたクレジットタイプ)に応じて、配当やフリーゲームの実行権の付与といった特典が付与される。付与された配当は、RAMに設けられた払出数記憶領域に格納される。
次に、払出処理を行う(S18)。ゲームコントローラ70は、払出数記憶領域に格納されている値を、RAMに設けられているクレジット数カウンタの値に加算する。
次に、ゲームコントローラ70は、フリーゲームトリガーが成立したか否かを判別する(S19)。本実施形態におけるフリーゲームに移行する際のトリガーは、「FEATURE」のシンボルが、WAYS BETにより有効となった領域とは関係なく、第1列領域から第5列領域に架けて連続して3個以上再配置されることである。
ゲームコントローラ70は、フリーゲームトリガーが成立したと判別したときには(S19:YES)、後述するフリーゲーム処理を行う(S20)。そして、フリーゲーム処理の後、または、フリーゲームトリガーが成立しないと判別した場合(S19:NO)、ステプS12へ移行し、単位ゲームが繰り返し可能にされる。
[プログラムの内容]
次に、コントロールパネル30のディスプレイコントローラ170により実行されるプログラムについて説明する。
(ボタン表示制御処理)
図8を参照して、コントロールパネル30のディスプレイコントローラ170が実行するボタン表示制御処理について説明する。
はじめに、ディスプレイコントローラ170は、ボタン操作が行われたか否かを判定する(S41)。ディスプレイコントローラ170は、ボタン操作が行われたか否かは、1−BETスイッチ34S、2−BETスイッチ35S、3−BETスイッチ36S、5−BETスイッチ37S、10−BETスイッチ38S、第1クレジットスイッチ40S、第2クレジットスイッチ41S、第3クレジットスイッチ42S、第4クレジットスイッチ43S、第5クレジットスイッチ44S、からの信号の有無により判定する。ボタン操作が行われない場合(S41:NO)、ステップS41を繰り返して待機状態となる。
一方、ボタン操作が行われた場合(S41:YES)、ディスプレイコントローラ170は、現在が各ボタンに対する受付許可状態であるか否かを判定する。受付許可状態でない場合(S43:NO)、ステップS41を繰り返して待機状態となる。
一方、受付許可状態である場合、ディスプレイコントローラ170は、ベットボタン34・35・36・37・38のいずれかが操作されたか否かを判定する(S45)。ベットボタン34・35・36・37・38のいずれかが操作された場合(S45:YES)、ディスプレイコントローラ170は、操作されたベットボタンの配当倍率を一時記憶装置等に記憶して設定する(S47)。その後、ディスプレイコントローラ170は、ベット額テーブル(図6参照)から、配当倍率(1−BET、2−BET、3−BET、5−BET、10−BETのいずれか)に対応する基本ベット(3WAYS、9WAYS、27WAYS、81WAYS、243WAYS)に格納されたベット額のリストを取得する(S49)。
そして、ディスプレイコントローラ170は、第1クレジットボタン40、第2クレジットボタン41、第3クレジットボタン42、第4クレジットボタン43、及び、第5クレジットボタン44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aの表示を、取得したリストで更新する(S51)。
ステップS51の後、または、ステップS45において、ベットボタン34・35・36・37・38のいずれも操作されないと判定した場合(S45:NO)、ディスプレイコントローラ170は、操作されたボタンの表示装置(表示装置34a・35a・36a・37a・38a、及び、表示装置40a・41a・42a・43a・44aのいずれか1つ)を強調表示する(S53)。その後、ステップS41を繰り返して待機状態となる。
(発明概要)
本発明のコントロールパネル30は、
夫々、外部から視認可能な表示装置40a・41a・42a・43a・44aを備え、有利さの違いにより異なる基本ベット額が設定された複数のクレジットボタン40・41・42・43・44と、
夫々が異なる配当倍率に対応付けられた複数のベットボタン34・35・36・37・38と、
表示装置40a・41a・42a・43a・44aを制御するディスプレイコントローラ170と、
を備え、
ディスプレイコントローラ170は、
複数のベットボタン34・35・36・37・38のうちの1つが入力を受け付けた場合、複数のクレジットボタン40・41・42・43・44の夫々の表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、夫々設定された基本ベット額と入力を受け付けたベットボタン34・35・36・37・38のいずれかに対応する配当倍率とを乗算した値を、表示する。
上記構成によれば、ベットボタン34・35・36・37・38の1つが入力されることにより配当倍率が選択された場合、各クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、それぞれに対応する基本ベット額に配当倍率が乗算されて表示される。これにより、プレイヤは、クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aを視認することで、これから開始するゲームで必要な実際のベット額を確認することができるため、プレイヤの予想外のベットを防止することが可能となる。
本発明のスロットマシン10は、コントロールパネル30を備える。
上記構成によれば、ベットボタン34・35・36・37・38の1つが入力されることにより配当倍率が選択された場合、各クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、それぞれに対応する基本ベット額に配当倍率が乗算されて表示される。これにより、プレイヤは、クレジットボタン40・41・42・43・44の表示装置40a・41a・42a・43a・44aを視認することで、これから開始するゲームで必要な実際のベット額を確認することができるため、プレイヤの予想外のベットを防止することが可能なゲーミングマシンを提供できる。
複数の変動表示領域を有し、この変動表示領域の夫々において、複数のシンボルが配列されたシンボル列が変動表示された後、シンボル列に配列された一部のシンボルが、複数の変動表示領域においてマトリクスに配列された複数のブロックに1ずつ再配置されるシンボル表示装置150と、
ゲームを実行し、ゲームに応じたシンボルの再配置となるようにシンボル表示装置150を制御するゲームコントローラ70と、
を有し、
ゲームコントローラ70は、
複数のブロックからなるシンボル表示装置150の表示枠に、入力を受け付けたクレジットボタン40・41・42・43・44に応じた数の有効ラインを有効化し、
有効化された有効ラインにおいて、所定数以上の同じ種類のシンボルが再配置された場合に当該種類のシンボルに応じたライン配当を付与し、
ディスプレイコントローラ170は、
複数のクレジットボタン40・41・42・43・44の各表示装置40a・41a・42a・43a・44aに、有効化される有効ラインの数を表示する。
上記構成によれば、クレジットボタン40・41・42・43・44には有効化される有効ラインの数が示され、選択されたクレジットボタン40・41・42・43・44に対応する数の有効ラインがゲームにおいて有効化される。これにより、複数のクレジットボタン40・41・42・43・44の夫々には、必要なベット額に対応して、そのベット額によりゲームがどの程度有利になるかが示されるため、プレイヤの予想外のベットをより防止することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判定し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を十分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
10 スロットマシン
30 コントロールパネル
40・41・42・43・44 クレジットボタン
34・35・36・37・38 ベットボタン
70 ゲームコントローラ
141 下側画像表示パネル
170 ディスプレイコントローラ

Claims (3)

  1. 夫々、外部から視認可能な表示装置を備え、有利さの違いにより異なる基本ベット額が設定された複数のベット額入力装置と、
    夫々が異なる配当倍率に対応付けられた複数のマルチプライヤ入力装置と、
    前記表示装置を制御するディスプレイコントローラと、
    を備え、
    前記ディスプレイコントローラは、
    前記複数のマルチプライヤ入力装置のうちの1つが入力を受け付けた場合、前記複数のベット額入力装置の夫々の前記表示装置に、夫々設定された前記基本ベット額と入力を受け付けたマルチプライヤ入力装置に対応する配当倍率とを乗算した値を、表示することを特徴とするコントロールパネル。
  2. 請求項1のコントロールパネルを備えたことを特徴とするゲーミングマシン。
  3. 複数の変動表示領域を有し、前記変動表示領域の夫々において、複数のシンボルが配列されたシンボル列が変動表示された後、前記シンボル列に配列された一部のシンボルが、前記複数の変動表示領域においてマトリクスに配列された複数のブロックに1ずつ再配置されるシンボル表示装置と、
    ゲームを実行し、前記ゲームに応じた前記シンボルの再配置となるように前記シンボル表示装置を制御するゲームコントローラと、
    を有し、
    前記ゲームコントローラは、
    前記複数のブロックからなる表示枠に、入力を受け付けた前記ベット額入力装置に応じた数の有効ラインを有効化し、
    有効化された前記有効ラインにおいて、所定数以上の同じ種類のシンボルが再配置された場合に当該種類のシンボルに応じたライン配当を付与し、
    前記ディスプレイコントローラは、
    前記複数のベット額入力装置の各表示装置に、有効化される有効ラインの数を表示することを特徴とする請求項2に記載のゲーミングマシン。
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