JP2016063885A - 縫着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的に分厚いシート材を縫着することが可能で、縫い針が曲がったり、破損損傷することがなく、しかも、縫い針のシート材への穿設不足が生じず、縫着状態が完全で、使用の継続によっても縫い糸が解れることがなく、穴が開いたり、製品不良となることのない縫着装置を提供する。
【解決手段】シート材Sを載置するための載置テーブル18と、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して上下動可能に構成され、シート材Sに対して、下穴針54によって下穴Hを穿設する下穴穿設部56と、シート材Sに対して上下動可能に構成され、シート材Sに対して、下穴穿設部56によって穿設された下穴Hの位置において、縫い針58によって縫い糸Tによりシート材Sを縫着する縫着部60とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材を縫着するための縫着装置に関する。
従来より、上記のように分厚いシート材を縫着する装置としては、いわゆる工業用ミシンが知られており、広範に用いられている。
しかしながら、シート材が分厚くなるにしたがって、縫い針が曲がったり、破損損傷することがある。また、縫い針が破損損傷することがなくても、縫い針のシート材への穿設不足によって、縫着状態が完全でない場合がある。その結果、使用の継続によって縫い糸が解れてしまい、穴が開いたり、製品不良となることがある。
ところで、特許文献1(特開2010−193951公報)には、紙や布などの被加工物に、窪みや穴を形成するために、ミシンに装着される加工アタッチメントを備えるミシンが開示されている。
すなわち、図示しないが、特許文献1では、加工アタッチメントは、ミシンの押え棒に着脱可能に装着され、ミシンの針棒の上下動とともに、リンク機構によって針部材が上下動し、これにより、被加工物に対して、窪みや穴を形成することができるように構成されている。
また、特許文献2(特開2014−128500公報)には、針径を太くしないでも、安定してシート材に糸を貫通させることが可能な、シート材の糸目打ち装置が開示されている。
すなわち、図19に概略を図示したように、特許文献1の糸目打ち装置200は、シート材202を載置する載置テーブル204を備えている。
そして、図19(A)に示したように、この載置テーブル204上にシート材202を載置した後、シート材202を載置テーブル204の下方から負圧で吸引して保持するために、シート材202の上方には非通気性の合成樹脂フィルムによる密閉シート206が被せられる。
そして、この状態で、ヘッド208を下降させて、シート材202を押えるとともに、このヘッド208の下端から、下孔針210を突出させて、シート材202に、下穴212を形成した後、下孔針210を引き抜く。
その後、図19(B)に示したように、ヘッド208を上昇させて移動して、糸貫通針214を下穴212の位置に移動させて、ヘッド208を下降させて、シート材202を押える。この状態で、図19(C)に示したように、ヘッド208の下端から、糸貫通針214を突出させて、シート材202の下穴212に貫通させた後に引き抜く。
これにより、シート材202の下穴212に、糸216が貫通して、抜け防止機構により、糸216の上方に抜け防止用の結び目218が形成されるようになっている。
特開2010−193951公報 特開2014−128500公報
しかしながら、特許文献1のミシンは、紙や布などの被加工物に、窪みや穴を形成するためのものであって、本願発明が目的とするように、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材を縫着するための縫着装置に関するものではないことは明らかである。
また、特許文献1のミシンは、ミシンの針棒の上下動とともに、リンク機構によって針部材が上下動するように構成した加工アタッチメントを、ミシンの押え棒に着脱可能に装着する必要があり、構成が複雑であるとともに、この着脱に手間と時間が必要である。
さらに、特許文献1のミシンでは、被加工物に、窪みや穴を形成することはできても、同時に縫着することは不可能である。
一方、特許文献2は、シート材の予め設定された目打ち位置に、糸を貫通させて残すシート材の糸目打ち装置に関するものであって、本願発明が目的とするように、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材を縫着するための縫着装置に関するものではないことは明らかである。
従って、特許文献2の糸目打ち装置では、1目毎に糸216の上方に、抜け防止用の結び目218を形成する必要があるため、特許文献2の糸目打ち装置では具体的な構成は示されていないものの、複雑な構成の抜け防止機構が必要になることは明白である。
さらに、このような1目毎に抜け防止用の結び目218を形成するような特許文献2の糸目打ち装置では、連続的に縫着(縫製)を行うことは不可能である。
本発明は、このような現状に鑑み、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材や、複数のシート材を重ねて分厚くなったシート材を縫着することが可能で、縫い針が曲がったり、破損損傷することがなく、しかも、縫い針のシート材への穿設不足が生じず、縫着状態が完全で、使用の継続によっても縫い糸が解れることがなく、穴が開いたり、製品不良となることのない縫着装置を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の縫着装置は、
シート材を縫着するための縫着装置であって、
前記シート材を載置するための載置テーブルと、
前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、シート材に対して、下穴針によって下穴を穿設する下穴穿設部と、
前記シート材に対して上下動可能に構成され、シート材に対して、下穴穿設部によって穿設された下穴位置において、縫い針によって縫い糸によりシート材を縫着する縫着部と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成された下穴穿設部の下穴針によって、予めシート材に対して所定の位置に下穴を穿設することができる。
そして、シート材に対して上下動可能に構成された縫着部の縫い針によって縫い糸により、下穴穿設部によって穿設された下穴位置において、シート材を縫着することができる。
従って、予め下穴穿設部の下穴針によって穿設された下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、この下穴位置において確実に縫着することができる。
これにより、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材であっても縫着することが可能で、縫い針が曲がったり、破損損傷することがない。
しかも、縫い針のシート材への穿設不足が生じず、縫着状態が完全で、使用の継続によっても縫い糸が解れることがなく、穴が開いたり、製品不良となることのない縫着装置を提供することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される毎に、穿設された下穴位置において、前記縫着部の縫い針によって縫い糸によりシート材を縫着するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される毎に、穿設された下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸によりシート材を縫着するので、下穴位置において、確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記縫着部の縫い針をシート材の下穴位置まで移動する針位置変更移動機構を備えることを特徴とする。
このように、針位置変更移動機構によって、下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、縫着部の縫い針をシート材の下穴位置まで移動するようにしても良い。
これにより、縫着部の縫い針を下穴位置に正確に位置させて、下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、シート材を確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記シート材を載置した載置テーブルを移動して、前記縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するように構成されていることを特徴とする。
このように、下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、シート材を載置した載置テーブルを移動して、縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するようにしても良い。
これにより、シート材を載置した載置テーブルを移動するだけで、縫着部の縫い針を下穴位置に正確に位置させることができる。従って、この状態で、下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、シート材を確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記シート材を移動して、前記縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するように構成されていることを特徴とする。
このように、下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、シート材を移動して、縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するようにしても良い。
これにより、シート材自体を移動するだけで、縫着部の縫い針を下穴位置に正確に位置させることができる。従って、この状態で、下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、シート材を確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、
前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される際に、前記シート材を押える下穴穿設用シート材押え部材と、
前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、前記縫着部の縫い針によってシート材を縫着する際に、前記シート材を押える縫着用シート材押え部材と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される際に、載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成された、下穴穿設用シート材押え部材によって、シート材を押えることができる。
これにより、下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設する際に、シート材がずれたり、下穴針をシート材から引き抜く際に浮き上がったりすることがなく、シート材に対して予め所定の正確な位置に、下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設することができる。
また、縫着部の縫い針によってシート材を縫着する際に、載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成された、縫着用シート材押え部材によって、シート材を押えることができる。
これにより、縫着部の縫い針によって縫着する際の、シート材がずれたり、縫い針をシート材から引き抜く際に浮き上がったりすることがなく、下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、シート材を確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記下穴穿設用シート材押え部材と縫着用シート材押え部材が、1つのシート材押え部材を併用することにより構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、下穴穿設用シート材押え部材と縫着用シート材押え部材が、1つのシート材押え部材で併用することができるので、部品点数も少なくなり、複雑な構成となることなく、コストを低減することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記1つのシート材押え部材が、下穴穿設部の下穴針の位置と、縫着部の縫い針の位置との間で移動できるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、1つのシート材押え部材を用いて、下穴穿設部の下穴針の位置と、縫着部の縫い針の位置との間で移動するだけで、シート材を確実に押えることができ、その結果、縫着部の縫着部の縫い針によって、シート材を正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記1つのシート材押え部材を、シート材の下穴位置に位置するようにし、前記縫着部の縫い針をシート材の下穴位置に位置に移動することによって、縫着部によって縫着するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、1つのシート材押え部材を、シート材の下穴位置に位置するようにし、シート材押え部材を移動する必要がないので、シート材を確実に押えることができるとともに、部品点数も少なくなり、複雑な構成となることなく、コストを低減することができる。
しかも、縫着部の縫い針をシート材の下穴位置に位置に移動するだけで、シート材を下穴位置において確実かつ正確に縫着することができる。
また、本発明の縫着装置は、前記縫い針の長さが、下穴針の長さ以上の長さに設定されていることを特徴とする。
このように縫い針の長さが、下穴針の長さ以上の長さに設定されているので、下穴穿設部の下穴針による下穴の穿設が不十分であっても、下穴針の長さ以上の長さに設定されている縫着部の縫い針によって、シート材の下穴を貫通して、縫い糸によってシート材を確実に縫着することが可能となる。
本発明によれば、載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成された下穴穿設部の下穴針によって、予めシート材に対して所定の位置に下穴を穿設することができる。
そして、シート材に対して上下動可能に構成された縫着部の縫い針によって縫い糸により、下穴穿設部によって穿設された下穴位置において、シート材を縫着することができる。
従って、予め下穴穿設部の下穴針によって穿設された下穴位置において、縫着部の縫い針によって縫い糸により、この下穴位置において確実に縫着することができる。
これにより、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材や、複数のシート材を重ねて分厚くなったシート材であっても縫着することが可能で、縫い針が曲がったり、破損損傷することがない。
しかも、縫い針のシート材への穿設不足が生じず、縫着状態が完全で、使用の継続によっても縫い糸が解れることがなく、穴が開いたり、製品不良となることのない縫着装置を提供することができる。
図1は、本発明の縫着装置の正面図である。 図2は、図1の縫着装置の上面図である。 図3は、図1の縫着装置のA方向の側面図である。 図4は、図1の縫着装置のB方向の側面図である。 図5は、図2の部分拡大図である。 図6は、図1のC−C線方向の拡大図である。 図7は、図3のD線方向の拡大図である。 図8は、図3のE方向の部分拡大図である。 図9は、図8のF方向の部分拡大図である。 図10は、図1のG方向の部分拡大図である。 図11は、本発明の縫着装置のの作動を示す部分拡大図である。 図12は、本発明の縫着装置の作動を示す部分拡大図である。 図13は、本発明の縫着装置の作動を示す部分拡大図である。 図14は、本発明の縫着装置の作動を示す部分拡大図である。 図15は、本発明の縫着装置の作動を示す部分拡大図である。 図16は、本発明の縫着装置の作動を示す部分拡大図である。 図17は、本発明の縫着装置10の別の実施例の概略を示す部分拡大図である。 図18は、本発明の縫着装置10の別の実施例の概略を示す部分拡大図である。 図19は、特許文献1の糸目打ち装置200を説明する概略図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の縫着装置の正面図、図2は、図1の縫着装置の上面図、図3は、図1の縫着装置のA方向の側面図、図4は、図1の縫着装置のB方向の側面図、図5は、図1の縫着装置のC方向の矢視図である。
図1〜図4において、符号10は、全体で本発明の縫着装置を示している。
本発明の縫着装置10は、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材や、複数のシート材を重ねて分厚くなったシート材を縫着するための縫着装置であり、このようなシート材以外のその他の縫着が必要なシート材であれば適用することができ、特にその対象が限定されるものではない。
図1〜図4に示したように、キャスター12により移動可能に構成されたベース14を備えており、このベース14上に、架台フレーム16が固定されている。そして、この架台フレーム16上に、シート材Sを載置するための載置テーブル18が設けられている。
さらに、図1、図3に示したように、この架台フレーム16の図1において左側の端部16aには、架台フレーム16の下方に、公知のミシンと同様な構成の、下糸用のボビンを収容した釜機構20が備えられている。
なお、本明細書では、この釜機構20については、公知のミシンに備えられた機構であるので、ここでは簡単に説明し、その詳細な説明は省略する。
すなわち、図1〜図2、図4、図5に示したように、架台フレーム16の図1において右側の端部16bには、上方に延設され側方フレーム22が設けられている。この側方フレーム22の図1において前後方向手前側に、駆動モーター24が設けられており、この駆動モーター24の駆動軸にプーリー26が備えられている。
また、図4に示したように、側方フレーム22の中央には、第1の伝達プーリー28が回転可能に設けられており、駆動モーター24の駆動軸のプーリー26と、この第1の伝達プーリー28との間に、駆動ベルト30が装着されている。
さらに、図1〜図2に示したように、第1の伝達プーリー28には、この第1の伝達プーリー28とともに回転するように固定された第2の伝達プーリー32が設けられている。
そして、架台フレーム16の右側の下方の端部16bには、釜機構20を駆動する駆動軸34に連結された駆動プーリー36が設けられている。この第2の伝達プーリー32と、駆動プーリー36との間に、タイミングベルト38が装着されている。
これにより、図示しない制御装置の制御によって、駆動モーター24の駆動によって、プーリー26、第1の伝達プーリー28、第2の伝達プーリー32、駆動プーリー36を介して、駆動ベルト30、タイミングベルト38により、釜機構20が駆動されるようになっている。
また、この釜機構20の側部には、図1、図3に示したように、シート材Sを載置テーブル18の上で所定の送り方向に送る(移動)ための下爪送り機構40が設けられている。
すなわち、図4に示したように、図示しないが、駆動モーター24の駆動軸に伝達機構によって連結されて回転する第1のカム駆動軸42aに、上下方向への送りのための第1のリンク部材44が連結され、駆動モーター24の駆動軸に伝達機構によって連結されて回転する第2のカム駆動軸42bに、前後方向への送りのための第2のリンク部材46が、それぞれ連結されている。
そして、図4、図6、図13〜図16に示したように、第1のリンク部材44の下端に連結された第1の駆動軸44aと、第2のリンク部材46の下端に連結された第2の駆動軸46aによって、図3の矢印で示したように、上面に凹凸48aが形成された下爪部材48が上下に揺動しながら図1において前後方向に移動するように構成されている。
一方、図1、図2に示したように、側方フレーム22の上方部分には、図1において横方向に水平に延びる横方向支持フレーム50が設けられている。この横方向支持フレーム50の図1において左側の端部50aには、前述した釜機構20の上方に対向するように、縫着機構52が設けられている。
図1〜図3に示したように、縫着機構52は、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、後述するように、下穴針54によって下穴Hを穿設する下穴穿設部56を備えている。
また、縫着機構52は、下穴穿設部56に対して、横方向支持フレーム50の左側の端部50aの図1において右側よりに設けられ、シート材Sに対して、下穴穿設部56によって穿設された下穴Hの位置において、縫い針58によって縫い糸Tによりシート材Sを縫着する縫着部60を備えている。
下穴穿設部56は、図1、図3、図7に示したように、下穴針54が脱着自在に装着された下穴針支持部材62を備えている。この下穴針支持部材62は、ピストンシリンダー機構64の駆動軸に連結されており、リニアガイドなどのガイド部材66に案内されて、ピストンシリンダー機構64の作動によって、上下に移動できるように構成されている。
これにより、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、後述するように、下穴針54によって下穴H(図7参照)を穿設することができるように構成されている。
一方、縫着部60は、図1〜図4に示したように、駆動モーター24の駆動軸のプーリー26に、駆動ベルト30を介して回転するように連結された第1の伝達プーリー28の回転駆動軸68の端部68a(図7参照)に連結されている。
また、図7に示したように、回転駆動軸68の端部68aに連結されたリンク機構70によって、駆動モーター24の駆動によって、縫着部60の縫い針58が脱着自在に装着された縫い針支持部材72が、リニアガイドなどのガイド部材74に案内されて、上下に移動できるように構成されている。
すなわち、図7に示したように、リンク機構70は、回転駆動軸68の端部68aに連結された第1のリンク部材70aと、第1のリンク部材70aにリンク接続された第2のリンク部材70bと、第2のリンク部材70bにリンク接続された第3のリンク部材70cを備えている。
これにより、これらの第1のリンク部材70aと、第2のリンク部材70bと、第3のリンク部材70cによって、駆動モーター24の駆動軸の回転に連動して、駆動軸のプーリー26、駆動ベルト30、第1の伝達プーリー28の回転駆動軸68を介して、縫い針58が装着された縫い針支持部材72が、リニアガイドなどのガイド部材74に案内されて、上下に移動できるように構成されている。
さらに、図1、図2、図3に示したように、横方向支持フレーム50の左側の端部50aには、前述した下爪送り機構40の上方に対向するように、上爪送り機構76が備えられている。
この上爪送り機構76は、図2、図4、図8に示したように、前述したように、駆動モーター24の駆動軸に伝達機構によって連結されて回転する第1のカム駆動軸42aに、上下方向への送りのための第1のリンク部材44が連結され、この第1のリンク部材44の上端に、第1の揺動軸44bが接続されている。
また、前述したように、駆動モーター24の駆動軸に伝達機構によって連結されて回転する第2のカム駆動軸42bに、前後方向への送りのための第2のリンク部材46が連結され、この第2のリンク部材46の上端に、第2の揺動軸46bが接続されている。
そして、図4、図13〜図16に示したように、第1のリンク部材44の上端に連結された第1の揺動軸44bと、第2のリンク部材46の上端に連結された第2の揺動軸46bによって、図3の矢印で示したように、下面に凹凸78aが形成された略L字形状の上爪部材78が上下に揺動しながら前後方向に移動するように構成されている。
これにより、後述するように、下爪送り機構40の下爪部材48の凹凸48aと、上爪送り機構76の上爪部材78の凹凸78aに挟持されて、縫着部60の縫い針58によって縫着されたシート材Sが、載置テーブル18上を前進方向に送り出されるように構成されている。
さらに、図8、図9に示したように、横方向支持フレーム50の左側の端部50aには、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して上下動可能に構成された、シート材押え機構80を備えている。
すなわち、シート材押え機構80は、シート材押え部材82を備えており、シート材押え部材82は、横方向支持フレーム50の左側の端部50aに固定されたピストンシリンダー機構84の駆動軸84aに連結されている。そして、シート材押え部材82は、リニアガイドなどのガイド部材86に案内されて、ピストンシリンダー機構84の作動によって、上下に移動できるように構成されている。
また、シート材押え部材82には、図9に示したように、前述した下穴穿設部56の下穴針54、縫着部60の縫い針58を通すための針孔82aが設けられている。
これにより、シート材押え部材82によって、シート材Sを押えることができ、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設する際に、シート材Sがずれたり、下穴針54をシート材Sから引き抜く際に浮き上がったりすることがなく、シート材Sに対して予め所定の正確な位置に、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設することができる。
また、縫着部60の縫い針58によってシート材Sを縫着する際に、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して上下動可能に構成された、シート材押え部材82によって、シート材Sを押えることができる。
これにより、縫着部60の縫い針58によって縫着する際の、シート材Sがずれたり、縫い針をシート材Sから引き抜く際に浮き上がったりすることがなく、下穴Hの位置において、縫着部60の縫い針58によって縫い糸により、シート材Sを確実かつ正確に縫着することができる。
この実施例の場合には、図8、図9に示したように、シート材押え機構80のシート材押え部材82は、横方向支持フレーム50の左側の端部50aに固定されており、横方向には移動しないように構成されている。
このため、後述するように、本発明の縫着装置10では、針位置変更移動機構88によって、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、縫着部60の縫い針58をシート材Sの下穴Hの位置まで移動するように構成されている。
これにより、1つのシート材押え部材82で、下穴穿設用シート材押え部材と縫着用シート材押え部材として併用することできるので、部品点数も少なくなり、複雑な構成となることなく、コストを低減することができる。
しかも、縫着部60の縫い針58をシート材Sの下穴Hの位置に移動するだけで、シート材Sを下穴Hの位置において確実かつ正確に縫着することができる。
しかしながら、図示しないが、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して上下動可能に構成され、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hが穿設される際に、シート材Sを押える下穴穿設用シート材押え部材と、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して上下動可能に構成され、縫着部60の縫い針58によってシート材Sを縫着する際に、シート材Sを押える縫着用シート材押え部材とを別個に備えるようにしても良い。
さらに、図示しないが、1つのシート材押え部材82が、下穴穿設部56の下穴針54の位置と、縫着部60の縫い針58の位置との間で移動できるように構成しても良い。このように構成することによって、1つのシート材押え部材82を用いて、下穴穿設部56の下穴針54の位置と、縫着部60の縫い針58の位置との間で移動するだけで、シート材Sを確実に押えることができ、その結果、縫着部60の縫い針58によって、シート材Sを正確に縫着することができる。
また、図1〜図3に示したように、本発明の縫着装置10では、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、縫着部60の縫い針58をシート材Sの下穴Hの位置まで移動するための針位置変更移動機構88が備えられている。
すなわち、針位置変更移動機構88は、横方向支持フレーム50の左側の端部50aに設けられたピストンシリンダー機構90を備えている。このピストンシリンダー機構90の駆動軸90aに、下穴穿設部56と縫着部60を支持する支持フレーム92が連結され、リニアガイドなどのガイド部材94に案内されて、ピストンシリンダー機構90の作動によって、下穴穿設部56と縫着部60を支持する支持フレーム92が、図1において左右方向に移動することができるように構成されている。
これにより、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、縫着部60の縫い針58をシート材Sの下穴Hの位置まで移動することができ、シート材Sに対して、下穴穿設部56によって穿設された下穴Hの位置において、縫い針58によって縫い糸Tによりシート材Sを縫着することができるように構成されている。
さらに、本発明の縫着装置10では、このように下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、縫着部60の縫い針58をシート材Sの下穴Hの位置まで移動する作動に応じて、縫い糸Tのテンションを一定に保つテンション保持装置96を備えている。
すなわち、テンション保持装置96では、図10に示したように、縫い糸Tが巻装された糸ゴマ98から繰り出された縫い糸Tが、鉛直に立設されたガイド部材100のガイド孔100aを介して、案内ローラ102、たるみ取りレバー104の案内孔104a、天秤部材106のガイド孔106aを通って、縫い針58に案内されるように構成されている。
そして、このたるみ取りレバー104は、図10に示したように、バネ部材108によって、図10の矢印で示した方向に、たるみ取りレバー104を付勢している。これによって、縫着部60の縫い針58が、待機位置(下穴穿設位置)からシート材Sの下穴Hの位置(縫着位置)まで移動した際に、縫い糸Tの弛みをなくして、テンションを一定に保つことができ、縫い糸Tが絡まったりすることがなく、確実にシート材Sを縫着することができるように構成されている。
なお、本発明の縫着装置10では、縫着部60の縫い針58の長さが、下穴穿設部56の下穴針54の長さ以上の長さに設定されているのが望ましい。
このように縫着部60の縫い針58の長さが、下穴穿設部56の下穴針54の長さ以上の長さに設定されているので、下穴穿設部56の下穴針54による下穴Hの穿設が不十分であっても、下穴針54の長さ以上の長さに設定されている縫着部60の縫い針58によって、シート材Sの下穴Hを貫通して、縫い糸Tによってシート材Sを確実に縫着することが可能となる。
なお、図1において、符号11は、手動で縫着部60の縫い針58の上下の位置を微調整するための昇降ハンドル、符号13は、縫着装置10の制御を行うための制御盤を示している。
このように構成される本発明の縫着装置10について、以下に、図11〜図12に基づいて説明する。
なお、図11〜図12は、本発明の縫着装置10の作動を理解し易くするために、簡易的に示したものであって、図1〜図10の縫着装置10の詳細部分を省略して示している。
図11は、本発明の縫着装置10が、下穴穿設位置にある状態を示す概略図である。
すなわち、図11に示した状態では、針位置変更移動機構88のピストンシリンダー機構90を作動させて駆動軸90aを縮めて、下穴穿設部56の下穴針54の位置を、釜機構20の針孔位置に移動させた状態となっている。
この状態で、ピストンシリンダー機構64を作動させることによって、リニアガイドなどのガイド部材66(図7参照)に案内されて、下穴針支持部材62に装着された下穴針54を上下動させることによって、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、シート材押え部材82の針孔82aを介して、下穴針54によって下穴Hを穿設するように構成されている。
この際、シート材押え機構80のピストンシリンダー機構84(図8参照)を作動させて、リニアガイドなどのガイド部材86に案内されて、シート材押え部材82が下方に移動して、シート材押え部材82によって、シート材Sを押えるようになっている。
これにより、シート材押え部材82によって、シート材Sを押えることができ、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設する際に、シート材Sがずれたり、下穴針54をシート材Sから引き抜く際に浮き上がったりすることがなく、シート材Sに対して予め所定の正確な位置に、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設することができる。
次に、このように下穴穿設部56の下穴針54によって、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、下穴針54によって下穴Hを穿設した後、シート材押え機構80のピストンシリンダー機構84を作動させて、シート材押え部材82が上方に移動して、シート材Sから離間するようにする。
この状態で、図12に示した状態となるようにする。すなわち、図12に示した状態では、針位置変更移動機構88のピストンシリンダー機構90を作動させて駆動軸90aを伸長させて、縫着部60の縫い針58を釜機構20の針孔位置に移動させた状態(縫着位置)となっている。
この状態で、図7に示したように、リンク機構70の第1のリンク部材70aと、第2のリンク部材70bと、第3のリンク部材70cによって、駆動モーター24の駆動軸の回転に連動して、駆動軸のプーリー26、駆動ベルト30、第1の伝達プーリー28の回転駆動軸68を介して、縫い針58が装着された縫い針支持部材72が、リニアガイドなどのガイド部材74に案内されて、シート材押え部材82の針孔82a(図9参照)を介して、上下に移動する。
この作動と連動して、駆動モーター24の駆動によって、プーリー26、第1の伝達プーリー28、第2の伝達プーリー32、駆動プーリー36を介して、駆動ベルト30、タイミングベルト38により、釜機構20が駆動される。
これによって、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、下穴針54によって穿設された下穴Hの位置において、シート材Sの縫着がなされるようになっている。
なお、この際、シート材押え機構80のピストンシリンダー機構84を作動させて、リニアガイドなどのガイド部材86に案内されて、シート材押え部材82が下方に移動して、シート材押え部材82によって、シート材Sを押えるようになっている。
なお、この状態で、テンション保持装置96によって、図10に示したように、バネ部材108によって、図10の矢印で示した方向に、たるみ取りレバー104を付勢している。これによって、縫着部60の縫い針58が、待機位置(下穴穿設位置)からシート材Sの下穴Hの位置(縫着位置)まで移動した際に、縫い糸Tの弛みをなくして、テンションを一定に保つことができ、縫い糸Tが絡まったりすることがなく、確実にシート材Sを縫着することができるように構成されている。
次に、このように下穴穿設部56の下穴針54によって、載置テーブル18に載置したシート材Sに対して、下穴針54によって下穴Hを穿設した後、シート材押え機構80のピストンシリンダー機構84を作動させて、シート材押え部材82が上方に移動して、シート材Sから離間するようにする。
この状態で、図4、図6、図13〜図16に示したように、下爪送り機構40の第1のリンク部材44の下端に連結された第1の駆動軸44aと、第2のリンク部材46の下端に連結された第2の駆動軸46aによって、図3の矢印で示したように、上面に凹凸48aが形成された下爪部材48が上下に揺動しながら図1において前後方向に移動する。
なお、図13、図14は、図4の裏側(縫着部60側)から見た図を示している。
この下爪送り機構40の作動に連動して、図4、図13〜図16に示したように、上爪送り機構76の第1のリンク部材44の上端に連結された第1の揺動軸44bと、第2のリンク部材46の上端に連結された第2の駆動軸46bによって、図3の矢印で示したように、下面に凹凸78aが形成された略L字形状の上爪部材78が上下に揺動しながら前後方向に移動するように構成されている。
これにより、下爪送り機構40の下爪部材48の凹凸48aと、上爪送り機構76の上爪部材78の凹凸78aに挟持されて、縫着部60の縫い針58によって縫着されたシート材Sが、載置テーブル18上を前進方向に送り出されるように構成されている。
すなわち、図13の矢印に示したように、下爪送り機構40の第1のリンク部材44の下端に連結された第1の駆動軸44aと、上爪送り機構76の第1のリンク部材44の上端に連結された第1の揺動軸44bとが移動し、これにより、下爪送り機構40の下爪部材48と上爪送り機構76の上爪部材78とが上下に移動するように構成されている。
が移動する。
また、図14の矢印に示したように、下爪送り機構40の第2のリンク部材46の下端に連結された第2の駆動軸46aと、上爪送り機構76の第2のリンク部材46の上端に連結された第2の揺動軸46bとが移動し、これにより、下爪送り機構40の下爪部材48と上爪送り機構76の上爪部材78とが前後方向に移動するように構成されている。
これらの一連の作動により、図15(A)〜図16(C)に示した一連の作動で示したように、下爪送り機構40の下爪部材48の凹凸48aと、上爪送り機構76の上爪部材78の凹凸78aに挟持されて、縫着部60の縫い針58によって縫着されたシート材Sが、載置テーブル18上を前進方向に送り出されるように構成されている。
(実施例2)
図17は、本発明の縫着装置10の別の実施例の概略を示す部分拡大図である。
この実施例の縫着装置10は、図1〜図16に示した縫着装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の縫着装置10では、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、図示しない、載置テーブル移動機構によって移動して、シート材Sを載置した載置テーブル18を移動して、縫着部60の縫い針58の位置まで、シート材Sの下穴Hの位置を移動するように構成されている。
このように、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、シート材Sを載置した載置テーブル18を移動して、縫着部60の縫い針58の位置まで、シート材Sの下穴Hの位置を移動するようにしても良い。
これにより、シート材Sを載置した載置テーブル18を移動するだけで、縫着部60の縫い針58を下穴Hの位置に正確に位置させることができる。従って、この状態で、下穴Hの位置において、縫着部60の縫い針58によって縫い糸Tにより、シート材Sを確実かつ正確に縫着することができる。
(実施例3)
図18は、本発明の縫着装置10の別の実施例の概略を示す部分拡大図である。
この実施例の縫着装置10は、図1〜図16に示した縫着装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の縫着装置10では、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、シート材S自体を、図示しない、シート材移動機構によって移動して、縫着部60の縫い針58の位置まで、シート材Sの下穴Hの位置を移動するように構成されている。
なお、この場合、図18に示したように、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設する際には、載置テーブル18の下方に下穴穿設用の溝部材110を設けておけばよい。
このように、下穴穿設部56の下穴針54によって下穴Hを穿設した後、シート材Sを移動して、縫着部60の縫い針58の位置まで、シート材Sの下穴Hの位置を移動するようにしても良い。
これにより、シート材S自体を移動するだけで、縫着部60の縫い針58を下穴Hの位置に正確に位置させることができる。従って、この状態で、下穴Hの位置において、縫着部60の縫い針58によって縫い糸により、シート材を確実かつ正確に縫着することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材や、複数のシート材を重ねて分厚くなったシート材を縫着するための縫着装置に適用したが、その他の比較的に分厚いシート材を縫着する場合に適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、テント、ヨットなどの帆布、鞄、財布などの革製品などの比較的に分厚いシート材や、複数のシート材を重ねて分厚くなったシート材を縫着するための縫着装置に適用することができる。
10 縫着装置
11 昇降ハンドル
12 キャスター
13 制御盤
14 ベース
16 架台フレーム
16a 左側の端部
16b 右側の端部
18 載置テーブル
20 釜機構
22 側方フレーム
24 駆動モーター
26 プーリー
28 第1の伝達プーリー
30 駆動ベルト
32 第2の伝達プーリー
34 駆動軸
36 駆動プーリー
38 タイミングベルト
40 下爪送り機構
42a 第1のカム駆動軸
42b 第2のカム駆動軸
44 第1のリンク部材
44a 第1の駆動軸
44b 第1の揺動軸
46 第2のリンク部材
46a 第2の駆動軸
46b 第2の揺動軸
48 下爪部材
48a 凹凸
50 横方向支持フレーム
50a 左側の端部
52 縫着機構
54 下穴針
56 下穴穿設部
58 縫い針
60 縫着部
62 下穴針支持部材
64 ピストンシリンダー機構
66 ガイド部材
68 回転駆動軸
68a 端部
70 リンク機構
70a 第1のリンク部材
70b 第2のリンク部材
70c 第3のリンク部材
72 針支持部材
74 ガイド部材
76 上爪送り機構
78 上爪部材
78a 凹凸
80 シート材押え機構
82 シート材押え部材
82a 針孔
84 ピストンシリンダー機構
84a 駆動軸
86 ガイド部材
88 針位置変更移動機構
90 ピストンシリンダー機構
90a 駆動軸
92 支持フレーム
94 ガイド部材
96 テンション保持装置
98 糸ゴマ
100 ガイド部材
100a ガイド孔
102 案内ローラ
104 たるみ取りレバー
104a 案内孔
106 天秤部材
106a ガイド孔
108 バネ部材
110 溝部材
200 糸目打ち装置
202 シート材
204 載置テーブル
206 密閉シート
208 ヘッド
210 下孔針
212 下穴
214 糸貫通針
216 糸
218 抜け防止用の結び目
H 下穴
S シート材
T 糸

Claims (10)

  1. シート材を縫着するための縫着装置であって、
    前記シート材を載置するための載置テーブルと、
    前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、シート材に対して、下穴針によって下穴を穿設する下穴穿設部と、
    前記シート材に対して上下動可能に構成され、シート材に対して、下穴穿設部によって穿設された下穴位置において、縫い針によって縫い糸によりシート材を縫着する縫着部と、
    を備えることを特徴とする縫着装置。
  2. 前記下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される毎に、穿設された下穴位置において、前記縫着部の縫い針によって縫い糸によりシート材を縫着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の縫着装置。
  3. 前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記縫着部の縫い針をシート材の下穴位置まで移動する針位置変更移動機構を備えることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の縫着装置。
  4. 前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記シート材を載置した載置テーブルを移動して、前記縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の縫着装置。
  5. 前記下穴穿設部の下穴針によって下穴を穿設した後、前記シート材を移動して、前記縫着部の縫い針の位置まで、シート材の下穴位置を移動するように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の縫着装置。
  6. 前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、前記下穴穿設部の下穴針によって下穴が穿設される際に、前記シート材を押える下穴穿設用シート材押え部材と、
    前記載置テーブルに載置したシート材に対して上下動可能に構成され、前記縫着部の縫い針によってシート材を縫着する際に、前記シート材を押える縫着用シート材押え部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の縫着装置。
  7. 前記下穴穿設用シート材押え部材と縫着用シート材押え部材が、1つのシート材押え部材を併用することにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の縫着装置。
  8. 前記1つのシート材押え部材が、下穴穿設部の下穴針の位置と、縫着部の縫い針の位置との間で移動できるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の縫着装置。
  9. 前記1つのシート材押え部材を、シート材の下穴位置に位置するようにし、前記縫着部の縫い針をシート材の下穴位置に位置に移動することによって、縫着部によって縫着するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の縫着装置。
  10. 前記縫い針の長さが、下穴針の長さ以上の長さに設定されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の縫着装置。
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