JP2016062757A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルの異常時において安全弁が開裂した場合に安全弁近傍の雰囲気が冷却用流体によって希釈されない電池モジュールを提供する。
【解決手段】電池本体を外部から覆う筐体3、及び、筐体3に形成されている貫通孔13を塞ぐように設けられて電池本体からガスが発生した際に貫通孔13を介して筐体3内からガスを外部に排出する安全弁11を有する電池セル2と、電池セル2を収容し、電池セル2の周囲に冷却用流体Cが流通する収容ケース22と、収容ケース22内に設けられて、安全弁11を介して筐体3の外部に排出されるガスの圧力が予め定めた圧力以下となった際に、安全弁11により形成された筐体3の内外の連通状態を閉塞する蓋部32と、を備える電池モジュール1。
【選択図】図4

Description

本発明は、安全弁を有する非水電解質電池セルと、非水電解質電池セルを収容する収容ケースと、を有する電池モジュールに関する。
従来、複数の電池セル(単電池)を収容ケースに収容した形態の電池モジュール(組電池)においては、内部短絡等の要因により電池セルの内部の温度が異常に上昇した場合に電解液の発火を抑制したり消火したりすることができるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、特許文献2では、電池セルを冷却するために収容ケースのカバーに複数の冷却風通風孔を設け、電池セルの周囲に冷却用流体(冷却風)が流れるようにした電池モジュールにおいて、熱分解により不活性ガス(不燃性ガス)を発生する物質が電池セルの安全弁近傍に配置されている。
ここで、安全弁は電池セルの内圧が異常に高まった場合に電池セル内の内圧を開放して電池セルの破裂・飛散を防ぐための機構であり、多くはラプチャーディスクのように電池セル内外の圧力差が一定値に達すると不可逆に開裂するものが用いられる。
電池セルに異常が発生し、安全弁が開裂して電池セルの内部からの高温ガスが排出されると、この物質が高温ガスによって加熱されて不活性ガスが発生する。この不活性ガスによって安全弁近傍が不活性な雰囲気となることで、発火を防止する効果が発現する。
特開2001−332237号公報 特開2013−178900号公報
ところで、上記した電池モジュールにおいては、不活性ガスが排出される流路と、収容ケース内で電池セルを冷却するための冷却用流体の流路が共通であるため、冷却用流体の流量(風速)や電池セルの安全弁からの高温ガス発生流量等の条件によっては、電池セルの内部において不活性ガスと冷却用流体が混じり合いやすく、不活性ガスが希釈され発火防止の効果が十分発揮できないことがあるという課題があった。
また,不活性ガス(不燃性ガス)を発生する物質を搭載しない場合においても、電池セル内部に異常が発生して安全弁が作動した場合、安全弁部から外気が電池セル内に混入することは電池セル内への酸素の供給継続により不完全燃焼等の異常反応を継続させる作用があり、電池セルの発熱が持続してしまうおそれがある。このことはモジュール電池において異常発生電池セルに隣接する電池セルへの加熱を促進し、異常発生する現象を起こしかねない。この事態になると、モジュール電池内の電池セルに次々に異常が波及し、最終的にモジュール電池全体が焼損する重大な事態になりかねない。また、異常波及まで至らなくとも、電池セル内部での異常反応の継続は、電池セルの再発火のおそれがあることから、いずれにせよ電池セルの異常発生後は,その速やかな収束が必要である。
本発明は、安全弁を有する非水電解質電池セルと、同電池セルを収容する収容ケースと、を有する電池モジュールにおいて、電池セルの異常時において安全弁が開裂して電池が発火に至る状況になっても、安全弁近傍の不活性ガス雰囲気が冷却用流体によって希釈されずに発火防止効果を維持し、かつ異常発生後の電池セル内への外気混入を阻止することで異常波及や再発火の可能性を低減した安全性の高い非水電解質ない電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、電池モジュールは、電池本体、前記電池本体を外部から覆う筐体、及び、前記筐体に形成されている貫通孔を塞ぐように設けられて前記電池本体からガスが発生した際に前記貫通孔を介して前記筐体内から前記ガスを外部に排出する安全弁を有する電池セルと、前記電池セルを収容し、前記電池セルの周囲に冷却用流体が流通する収容ケースと、前記収容ケース内に設けられて、前記安全弁を介して前記筐体の外部に排出される前記ガスの圧力が予め定めた圧力以下となった際に、前記安全弁により形成された前記筐体の内外の連通状態を閉塞する蓋部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、電池セルの異常時において高温ガスが排出され、その排出速度が低下した後、蓋部が筐体の内外の連通状態を閉塞するため、冷却用流体によって安全弁近傍の不活性雰囲気が希釈されることを抑制することができる。また、電池セル安全弁部から電池セル内への外気の流入が遮断されるため、事後の異常反応(不完全燃焼等)が速やかに収束する。
上記電池モジュールにおいて、前記収容ケースは、上方が開放された収容ケース本体と、前記収容ケース本体の上部を覆い排出孔を有するカバーと、を有し、前記排出孔と前記貫通孔とを気密に接続する筒状のガス導出管を有し、前記蓋部は、前記ガス導出管の上端を閉塞する構成としてもよい。
このような構成によれば、異常時においては電池セルから排出されるガスがガス導出管に導入され、ガスの圧力が所定の圧力以下となった場合にガスがガス導出管と蓋部によって形成される空間に封印されるため、確実に安全弁の上方の空間を不活性雰囲気にすることができる。これにより、電池セル安全弁部から電池セル内への外気の流入が遮断されるため、事後の異常反応(不完全燃焼等)が速やかに収束する。
上記電池モジュールにおいて、前記蓋部は、前記ガス導出管の上端を閉塞する蓋部本体と、前記蓋部本体が上端に接合され、前記ガス導出管の内周側に摺動自在に配置された筒部と、前記筒部に形成され、前記蓋部本体が前記ガス導出管と離間する方向に摺動した際に前記筐体の内外を連通状態とするガス抜け孔と、を有してもよい。
このような構成によれば、蓋部本体がガスの流れ方向に沿って移動するため、ガスをより円滑に排出することができる。
上記電池モジュールにおいて、前記蓋部は、前記ガス導出管を閉塞する方向に付勢されていてよい。
このような構成によれば、ガスの圧力が所定の圧力以下となった場合における蓋部の復帰動作をより確実に行わせることができる。
上記電池モジュールにおいて、前記蓋部は、前記ガス導出管の上端を閉塞する蓋部本体と、前記蓋部本体を前記カバーに回動自在に固定するヒンジと、を有してもよい。
このような構成によれば、より簡素な構造で蓋部を構成することができる。
上記電池モジュールにおいて、前記蓋部の動作範囲を所定範囲以下に規制する規制部材を有してもよい。
上記電池モジュールにおいて、前記規制部材は、前記カバーに取り付けられて前記蓋部の上方に延在する干渉部を有するフック部材であってよい。
このような構成によれば、規制部材として例えばカバー状の部材を設ける必要がなくなるため、電池モジュールのコンパクト化を図ることができる。
上記電池モジュールにおいて、前記蓋部は球状をなして前記ガス導出管内を摺動可能に配置され、前記ガス導出管には、前記ガス導出管における前記カバーよりも上方に形成されているガス抜け孔であって、前記蓋部が前記ガス抜け孔よりも上方に移動することによって前記筐体の内外を連通状態とするガス抜け孔と、前記ガス導出管の上端を塞ぐ天板部材と、を有してもよい。
このような構成によれば、蓋部の形状が球状であるため、既存の球体を用いて蓋部とすることができる。
本発明によれば、電池セルの異常時においてガスが一定量排出された後、蓋部が筐体の内外の連通状態を閉塞することによって、冷却用流体によって安全弁近傍の不活性雰囲気が希釈されることを抑制することができる。また、電池セル安全弁部から電池セル内への外気の流入が遮断されるため、事後の異常反応(不完全燃焼等)が速やかに収束する。
本発明の第一実施形態の電池モジュールの斜視図である。 本発明の第一実施形態の電池モジュールの内部構造を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態の電池セルの構成を一部破断して示す斜視図である。 本発明の第一実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第一実施形態の蓋部の斜視図である。 本発明の第一実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルの異常時の様子を示す図である。 本発明の第一実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルのガス排出後の様子を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例の構成を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態の変形例の構成を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態の他の変形例の構成を示す部分断面図である。 本発明の第三実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第三実施形態の電池モジュールの構成を示す平面図である。 本発明の第三実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルの異常時の様子を示す図である。 本発明の第四実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第四実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルの異常時の様子を示す図である。 本発明の第四実施形態の変形例の構成を示す部分断面図である。 本発明の第五実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第五実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルの異常時の様子を示す図である。 本発明の第六実施形態の電池モジュールの構成を示す部分断面図である。 本発明の第六実施形態の電池モジュールの作用を説明するための断面図であり、電池セルの異常時の様子を示す図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の電池モジュール1について説明する。図1は、本実施形態の電池モジュール1を示す斜視図である。図2は、電池モジュール1の内部構造を示す斜視図である。図3は、電池モジュール1に設けられた電池セル2の構成を一部破断して示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、電池モジュール1は、複数の電池セル2と、複数の電池セル2が内部に収容され、電池セル2の周囲に冷却用流体が流通する収容ケース22と、を有している。収容ケース22は、上部が開放された立方体形状の収容ケース本体23と、収容ケース本体23の上部を覆うモジュールカバー24と、を有している。本実施形態のモジュールカバー24は、第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26とからなる二重構造となっている。第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26とには、電池セル2を冷却するための冷却用流体Cを通過させるための複数の冷却風通風孔27が形成されている。また、各々の電池セル2には、ガス排出装置30が取り付けられている。
収容ケース22内に収容された複数の電池セル2は、端子がバスバー12により電気的に直列または並列に接続されている。また、収容ケース22には、各々の電池セル2の充放電を制御する制御部15が設けられている。
図3に示すように、電池セル2は、中空容器状の筐体3と、筐体3内に交互に積層された正極4及び負極5と、正極4及び負極5に接するように筐体3内に配された電解液6と、正極4と負極5との間に配され電解液6(電池セル容器内に充填されている)を透過可能な絶縁性のセパレータ7と、筐体3に形成された端子8及び安全弁11とを備える。なお、本実施形態の電池セル2の筐体3には、後述するガス排出装置30(図4参照)を構成するガス導出管31(図4参照)が接合されているが、図3ではガス導出管31の図示を省略している。
本実施形態では、電池セル2は、リチウムイオン二次電池であり、電解液6として非水系電解液が採用されている。例えば、非水系電解液としては、有機溶媒に電解質が含有された有機電解液を挙げることができる。
セパレータ7は、ラミネート加工により負極5に取り付けられている。なお、セパレータ7は、負極5に代えて正極4を覆うようにラミネート加工されてもよい。また、セパレータ7は、正極4と負極5とが接触しないように正極4と負極5との間に介在されていれば単に正極4と負極5との間に介在されていてもよい。
筐体3に形成された端子8は、正極4に接続された正極端子9と、負極5に接続された負極端子10とを備える。本実施形態では、正極端子9及び負極端子10は、筐体3の蓋部材3aに配され、蓋部材3aから突出して設けられている。
安全弁11は、例えば電池セル2が過熱状態である場合に筐体3内に存在するガスを外部に放出させる弁である。安全弁11は、筐体3の蓋部材3aに形成されている貫通孔13(図4参照)と気密性を保つように配置され、所定の圧力や温度以上で開裂して開状態となるように形成されている。即ち、安全弁11が開状態となることによって筐体3の内外が連通状態となる。
例えば、安全弁11は、過熱状態にある電池セル2の筐体3の内圧によって破壊されて開く弁や、サーモワックスが溶融することにより開く弁など、公知の構成を適宜選択して採用することができる。本実施形態では、安全弁11は、正極端子9と負極端子10との間に配置されている。
図2に示すように、収容ケース22は、複数の電池セル2が互いに隙間を空けた状態で収容される容器状部材である。図4に示すように、収容ケース22内には、各々の電池セル2を冷却するための冷却用流体Cが流れるようになっている。本実施形態では、冷却用流体Cとして、例えば収容ケース22外部の空気(外気)をファン若しくは自然対流により収容ケース22内に取り入れて用いる。
図4に示すように、各々の電池セル2には、燃焼抑制手段16が設けられている。燃焼抑制手段16は、安全弁11の上方に配された支持部材17と、支持部材17に支持された収容体18と、を有している。
支持部材17は、筐体3の外面であって安全弁11が設けられた蓋部材3aに取り付けられている。具体的には、支持部材17は、電池セル2の筐体3において、安全弁11の近傍に、安全弁11との間に隙間を有して配置されている。本実施形態の支持部材17は、後述するガス排出装置30のガス導出管31の内周面に取り付けられている。
支持部材17は、収容体18の外縁部分が挿入される窪みを有する穴21が形成された板状とされている。本実施形態では、支持部材17に形成された穴21の開口は、安全弁11へと向けられている。これにより、支持部材17は、安全弁11から放出されるガスが収容体18に接するように収容体18を支持する。
収容体18は、燃焼抑制物質19(不燃性ガス発生部材)と、燃焼抑制物質19を内部に保持するパック部20とを有している。
燃焼抑制物質19は、所定温度以上に加熱されたときに熱分解して不燃性ガス(不活性ガス)を発生させる物質である。具体的には、燃焼抑制物質19は、熱分解されることによって窒素若しくは二酸化炭素を発生させる物質である。熱分解により窒素を発生させる物質の例としては、例えばアジ化ナトリウムやビステトラゾール化合物を挙げることができる。また、熱分解により二酸化炭素を発生させる物質の例としては、例えば炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、および炭酸ナトリウムなどを挙げることができる。
パック部20は、所定温度以上に加熱されたときに燃焼抑制物質19を外部に放出させる容器である。パック部20は、例えば所定温度以上で溶融する容器、所定温度以上で破損する容器、燃焼抑制物質19が熱分解したときに発生する不燃性ガスの圧力によって破れる密封容器、あるいは安全弁11の動作により穴が開けられる容器等を採用することができる。所定温度以上で溶融あるいは破損する容器の具体例としては、ポリエチレンやポリプロピレンを材料として形成された袋状部材や、アルミラミネートパック等を挙げることができる。
また、パック部20内には、燃焼抑制物質19として、消火剤として使用される薬剤がさらに含まれていてもよい。
ガス排出装置30は、安全弁11が開状態となった場合に、ガスを第一モジュールカバー25の外部に導き、安全弁11を介して排出されるガスの圧力が予め定めた圧力以下となった際に、安全弁11によって形成された筐体3の内外の連通状態を閉塞する装置である。
ガス排出装置30は、電池セル2の安全弁11上に設けられている筒状のガス導出管31と、ガス導出管31に取り付けられている蓋部32と、を有している。
ガス導出管31は、第一モジュールカバー25に形成されている排出孔28と、電池セル2の筐体3に形成されている貫通孔13とを気密に接続する円筒形状の煙突状部材である。排出孔28は、二つのモジュールカバー24のうち、電池セル2側(下側)に配置されている第一モジュールカバー25に形成されている。
ガス導出管31は、ガス導出管31の内径が安全弁11よりも大きくなるように形成されている。ガス導出管31の第一の端部は、全周に亘って貫通孔13の周囲の蓋部材3aに溶接されている。ガス導出管31の第一の端部とは反対側の第二の端部は、第一モジュールカバー25の排出孔28まで延在している。具体的には、ガス導出管31は、ガス導出管31の第二の端部が第一モジュールカバー25の上面と略同一平面上となるような長さを有している。
上述したような構成により、電池セル2の筐体3に形成されている貫通孔13からガスが排出された場合、ガスは、ガス導出管31を介して第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間の空間S1に導かれる。
蓋部32は、円筒形状の円筒部33と、通常時において円筒部33の一端を塞ぐ蓋部本体34と、を有している。円筒部33は、円筒部33の外周面がガス導出管31の内周面と摺動自在となるような外径となるように形成されている。換言すれば、蓋部32の円筒部33の外径は、ガス導出管31の内径よりもやや小さくなるように形成されている。蓋部32は、ガス導出管31の内周面に沿ってガス導出管31の軸方向に摺動可能な可動子として機能する。
蓋部本体34は、ガス導出管31の外径よりも大きな直径を有する円板形状をなしている。図5に示すように、蓋部本体34の第一の面は、円筒部33の第一の端部を閉塞するように、第一の端部の全周に亘って例えば溶接により接合されている。蓋部本体34の第一の面とは反対側の第二の面は、球面形状となるように形成されている。
蓋部本体34の第一の面上であって、円筒部33との接合部の外側には、環状のシール部材35が設けられている。シール部材35は、ガス導出管31に蓋部32を取り付けた際に、蓋部本体34の第一の面と第一モジュールカバー25との間の隙間の気密性を確保するためのシール材である。シール部材35としては、SIGRAFLEX(登録商標)などの耐熱性の高い黒鉛系材料によって形成されたガスケットが好ましい。シール部材35としては、金属により形成されたメタルガスケットの採用も可能である。
円筒部33の第一の端部近傍には、ガス抜け孔36が形成されている。ガス抜け孔36は、円筒部33の周面を貫通するように形成されている。ガス抜け孔36の大きさは、円筒部33の第一の端部とは反対側の第二の端部よりガスが流入した場合に、円滑にガスを排出できる大きさとされている。例えば、ガス抜け孔36は、円筒部33の第一の端部近傍に形成され、円筒部33の周方向に長い長円形とすることができる。ガス抜け孔36は、通常時においては、ガス導出管31によって塞がれている。
上述したような蓋部32は、蓋部本体34がガス導出管31と接触する閉状態において、筐体3の内部と外部との連通状態を閉塞し、蓋部本体34がガス導出管31より離間する方向(上方)に移動する開状態において、筐体3の内部と空間S1とを、貫通孔13、ガス導出管31、及びガス抜け孔36を介して連通させる。蓋部32は、通常時においては、蓋部32の重量によって閉状態とされている。
第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間の間隔Dは、蓋部32の高さより小さくなるように設定されている。即ち、第二モジュールカバー26は、蓋部本体34がガス導出管31より離間する方向に移動した場合において、蓋部本体34と第二モジュールカバー26とが干渉することによって、蓋部32がガス導出管31より離脱するのを防止するストッパーとして機能する。換言すれば、第二モジュールカバー26は、蓋部32の動作範囲を所定範囲以下に規制する規制部材として機能する。
図2に示すように、本実施形態のバスバー12は、バスバー12がガス排出装置30と干渉しないように配置されている。具体的には、バスバー12は、筐体3の上蓋の長手方向L1、又は筐体3の上蓋の長手方向に直交する方向L2に延在するように配置されており、筐体3の上蓋の長手方向L1に対して斜めに交差する方向には延在していない。
次に、電池モジュール1の作用について説明する。
電池モジュール1の運用時には、電池セル2は充放電によって発熱する。通常時には、電池セル2の熱は、収容ケース22内を対流する冷却用流体C(本実施形態では収容ケース22内に導入された外気)により収容ケース22外へと排熱される。
ところで、電池モジュール1の故障時(異常時)には、収容ケース22内に収容された電池セル2の一部または全部が過熱状態となることが考えられる。これは、各々の電池セル2における短絡や、冷却用流体Cの循環不良等による故障が考えられる。このような場合、各々の電池セル2における放熱が間に合わずに、電池セル2内に高温のガスが蓄積される可能性がある。
ここで、電池セル2が過熱状態であるときには、安全弁11近傍における電池セル2の内部圧力が所定圧力を超えたとき、又は安全弁11近傍における電池セル2の内部温度が所定温度を超えたときに、安全弁11を通じて、電解液6が気化してなるガスが筐体3の外部であって、ガス導出管31の内部に放出される。例えば、電池セル2が過熱状態であるとき安全弁11を通じて筐体3の外部に放出されるガスは高温のガスとなる。
ここで、収容体18は、安全弁11と対向する位置に設けられていることにより、安全弁11から放出された高温のガスの流路上に位置している(図4には、高温のガスが流れる方向が符号Xが付された矢印にて示されている。)。これにより、安全弁11から高温のガスが放出されたときに、収容体18に高温のガスが接する。すると、収容体18のパック部20は加熱されることにより溶融あるいは破損等によりパック部20の内外が連通された状態となり、パック部20内の燃焼抑制物質19が外部に放出される。
なお、パック部20が高温のガスにより溶融あるいは破損したときには、収容体18は支持部材17から外れる場合がある。この場合、支持部材17に形成された穴21は高温のガスの流路となり、高温のガスの流れを妨げることなく燃焼抑制物質19が高温のガス中に放出される。高温のガスに接触した燃焼抑制物質19は、ガスの熱により熱分解され、ガス中及びガスの周囲には不燃性のガスが充満する。また、不燃性のガスは、ガスの流れに沿って拡散する。従って、電池セル2を冷却するための外気中の酸素が高温のガスに接するのが抑制され、ガスが発火しにくくなる。
図6に示すように、異常時における安全弁11の作動時においては、ガスGがガス導出管31及び閉状態の蓋部32によって形成された安全弁上方空間S2に流れ込むことによって、ガスGが蓋部32を上方に押し上げる。即ち、ガスGが、蓋部本体34の下面に当接することによって、蓋部本体34がガス導出管31より離間する方向に摺動する。これにより、円筒部33のガス抜け孔36が第一モジュールカバー25上方の空間S1に露出し、ガスGがガス抜け孔36を介して第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間の空間S1に排出される。
図7に示すように、ガスが一定量排出された後においては、安全弁11からのガスの圧力が弱まるため、蓋部32は、蓋部32の重量によって下方に移動する。蓋部32が下方に移動することによって、ガス抜け孔36は、ガス導出管31によって塞がれる。さらに、蓋部32の下面に取り付けられているシール部材35が第一モジュールカバー25の上面に当接することによって、ガス導出管31と蓋部32の円筒部33との間から漏れ出るガスがシールされる。
以上説明したように、本実施形態の電池モジュール1によれば、各々の電池セル2を効率的に冷却することができ且つ安全性が高い。
本実施形態の電池モジュール1によれば、異常時において電解液6が気化してなる高温ガスが排出され、その排出速度が低下した後、蓋部32がガス導出管31を閉状態として筐体3の内外の連通状態を閉塞するため、冷却用流体Cと不燃性ガスとが混じり合わず、安全弁上方空間S2の雰囲気が不活性雰囲気に保ち易くすることができる。
また、電池セル安全弁部から電池セル2内への外気の流入が遮断されるため、事後の異常反応(不完全燃焼等)が速やかに収束する。
また、蓋部32とモジュールカバー24とがシール部材35によってシールされていることによって、通常時において、蓋部32の円筒部33とガス導出管31との間からガスが漏出することを防止することができる。
また、第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間隔が蓋部32の長さよりも小さく設定されていることによって、高温のガスによって蓋部32が上方に摺動した場合に蓋部32がガス導出管31から外れることを防止することができる。
さらに、燃焼抑制物質19が、高温のガスによって加熱されて不燃性ガスを発生させる物質であるので、電池セル2が過熱状態となって高温のガスが安全弁11から放出されたときに不燃性ガスを発生させることができる。これにより、通常の運用時に不燃性ガスが発生することがない。
また、燃焼抑制物質19がパック部20内に収容され、パック部20が支持部材17に取り付けられているので、電池モジュール1を移動させたり、電池モジュール1に振動が伝わったりした場合でも、燃焼抑制手段16と安全弁11との相対位置が維持される。
また、燃焼抑制物質19が収容されたパック部20が高温のガスの流路上に配置されているので、高温のガスが確実にパック部20に接し、燃焼抑制物質19が確実に高温のガスにより加熱される。
また、燃焼抑制物質19が熱分解により窒素を発生させる物質である場合には、人体への毒性が少ない気体によって電池セル2の火災を予防することができる。
なお、上記実施形態では、安全弁11の上方に燃焼抑制手段16を設ける構成としたが、燃焼抑制手段16を設けない構成とすることも可能である。即ち、ガス導出管31と蓋部32とによって形成される安全弁上方空間S2内は、酸素が電池セル2内の不完全燃焼によって消費されることにより、不活性ガス雰囲気となるため、燃焼抑制手段16は必須ではない。
(第一実施形態の変形例)
次に、上述の実施形態の変形例について説明する。図8に示すように、第一実施形態の変形例のガス導出管31は、その上端位置が第一モジュールカバー25よりも高くなっている。本変形例のガス導出管31の上端には、径方向の外周側に突出するフランジ部37が形成されている。蓋部32に設けられているシール部材35は、ガス導出管31のフランジ部37に当接して蓋部32とガス導出管31との間をシールする。
本変形例によれば、ガス導出管31の上端を第一モジュールカバー25と離間させることにより、電池セル2から排出されるガスの滞留・拡散を低減することができる。即ち、第一モジュールカバー25に形成されている冷却風通風孔27が蓋部32によって塞がれることがないため、冷却用流体Cの流れをより円滑にすることができる。
また、第一モジュールカバー25に形成されている冷却風通風孔27の開口率の制限を緩くすることができるため、第一モジュールカバー25の圧力損失が低減し、冷却用流体Cが流れ易くなる。これにより、電池モジュール1の冷却効率を高めることができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態の電池モジュール1Bを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
安全弁11からのガスの圧力が弱まって、蓋部32が下がって安全弁上方空間S2を閉塞する際、電池セル2からの噴出物(ガス以外の固形成分)の噴出状況によっては、ガス導出管31と蓋部32の円筒部33との間の滑りが悪くなり、蓋部32が円滑に閉状態に復帰しないことが予想される。
図9に示すように、本実施形態の電池モジュール1Bにおいては、蓋部32Bの蓋本体と第二モジュールカバー26との間に、蓋部32Bを、蓋部32Bが閉状態となる方向に付勢する弾性部材38が配置されている。なお、図9は、異常時においてガスGが安全弁上方空間S2に流れ込むことによって、ガスGが蓋部32Bを上方に押し上げている様子を示す図である。
弾性部材38は、板バネであり、本実施形態の弾性部材38は、下方が凸となるように湾曲された平板形状をなしている。弾性部材38の両端部は、第二モジュールカバー26の下面に、例えばスポット溶接によって接合されている。弾性部材38の中央部は、蓋部32Bの第二の面(上面)に当接している。
なお、弾性部材38の両端部を第二モジュールカバー26ではなく蓋部本体34に接合するとともに、中央部を第二モジュールカバー26に当接させてもよい。
本実施形態の蓋部本体34Bは、弾性部材38との接触を安定させる目的で、平板状に形成されている。蓋部本体34Bは、第一実施形態と同様に、上面が球状に形成されていてもよい。
本実施形態の電池モジュール1Bによれば、ガス導出管31と蓋部32Bの円筒部33との間の滑りが悪くなり、蓋部32Bが円滑に閉状態に復帰しない場合においても、弾性部材38が蓋部32Bの復帰動作を補助することによって、蓋部32Bをより確実に作動させることができる。
また、板バネである弾性部材38のばね定数を調整することによって、電池セル2から排出されるガスGの圧力に対する蓋部32の挙動を調整することができる。
(第二実施形態の変形例)
次に、第二実施形態の変形例について説明する。図10は、本変形例の構成を示す部分断面図である。本変形例の弾性部材は、圧縮コイルばね39である。圧縮コイルばね39は、蓋部本体34Bと第二モジュールカバー26との間で突っ張り力を発生させるように配置されている。圧縮コイルばね39は、蓋部本体34と第二モジュールカバー26の少なくとも一方に、例えば、スポットによって接合されている。圧縮コイルばね39の本数は、平面視して円形の蓋部本体34Bの円形の縁部に沿って、複数(例えば、3個、又は4個)取り付けることが好ましいが、蓋部本体34Bの中央部に一つ設けてもよい。
上記変形例によれば、圧縮コイルばね39の本数を変更することによって、電池セル2から排出されるガスGの圧力に対する蓋部32Bの挙動を調整することができる。
また、図11に示すように、本変形例においては、圧縮コイルばね39の第一の端部を第二モジュールカバー26の下面に固定するとともに、第一の端部とは反対側の第二の端部を蓋部本体34に固定することによって、蓋部32Bの円筒部33(図10参照)を省略することができる。即ち、蓋部32Bを円板状の蓋部本体34Bのみで構成することもできる。
このような構成とすることによって、より少ない部品点数で、ガス排出装置30Bを構成することができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態の電池モジュール1Cを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の電池モジュール1Cにおいては、モジュールカバー24は第一モジュールカバー25のみで構成されている。即ち、本実施形態の収容ケース22のモジュールカバー24は、第一実施形態及び第二実施形態の二重構造とは異なり、第一モジュールカバー25のみの一段構造である。
本実施形態のガス排出装置30Cは、第一モジュールカバー25に固定されているフック部材40を有している。フック部材40は、蓋部32がガス導出管31より離脱するのを防止するストッパーとして機能する。
フック部材40は、S字形状をなし、第一の端部が第一モジュールカバー25の上面に、例えば、スポット溶接により接合されている。フック部材40は、フック部材40の第一の端部とは反対側の第二の端部が、蓋部32の上方に延在するように固定されている。フック部材40は、ガスの圧力によって蓋部32が上方に移動した際に、蓋部32がフック部材40に当接するように配置されている。即ち、フック部材40の第二の端部は、蓋部32の上方に延在する干渉部として機能する部位である。
図13に示すように、フック部材40は、蓋部本体34の円形の縁部に沿って周方向に複数が配置されている。本実施形態のフック部材40は、一つのガス排出装置30当たり四つのフック部材40が、等間隔に設けられている。また、隣り合うガス排出装置30のフック部材40は、フック部材40の取付位置が互いに干渉しないように配置されている。具体的には、隣り合うガス排出装置30のフック部材40は、円形の蓋部本体34の縁部の周方向にずらされて配置されている。
図14に示すように、電池セル2の異常時において、蓋部32がガスの圧力によって上方に移動すると、蓋部本体34がフック部材40に干渉することによって、蓋部32がガス導出管31から外れることがない。
上記実施形態によれば、第一モジュールカバー25にフック部材40を取り付けることによって、第二モジュールカバー26を省略することができる。これにより、電池モジュールの軽量コンパクト化、低コスト化が可能となる。
また、モジュールカバー24を二枚から一枚にすることによって、ガス流路の圧力損失を低減することができる。即ち、異常時において、電池セル2から排出されるガスの滞留・拡散を低減することができる。
さらに、複数のフック部材40を等間隔に取り付ける際、隣り合うガス排出装置30Cのフック部材40を円形の蓋部本体34の縁部の周方向にずらして配置することによって、電池セル2間のフック部材40の干渉を回避することができる。これにより、隣り合う電池セル2間の間隔を縮めることができ、電池モジュールのコンパクト化を図ることができる。
なお、フック部材40の数は四つに限ることはなく、蓋部32のストッパーとしての機能を果たすことができれば、一つでもよい。
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態の電池モジュール1Dを図面に基づいて説明する。
図15に示すように、本実施形態のガス排出装置30Dの蓋部32Dは、円形板形状の蓋部本体34Dと、蓋部本体34Dと第一モジュールカバー25とを接続するヒンジ部材42とを有している。蓋部本体34Dは、蓋部本体34Dの外径がガス導出管31の外径よりもやや大きくなるように形成されている。蓋部本体34Dの一方の面には、第一実施形態と同様にシール部材35が設けられている。
ヒンジ部材42は、蓋部本体34Dを、蓋部本体34Dがガス導出管31を閉塞する閉状態と蓋部本体34Dがガス導出管31から離間する開状態との間で回動自在とする蝶番機構である。
また、本実施形態の第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間の間隔Dは、蓋部本体34Dが90°以下の所定角度(例えば30°)回動した際に、蓋部本体34Dが第二モジュールカバー26に干渉するような間隔とされている。
図16に示すように、電池セル2の異常時において、蓋部本体34DがガスGの圧力によってガス導出管31より離間するように回動し、ガスGは、第一モジュールカバー25と第二モジュールカバー26との間の空間S1に排出される。ガスGの圧力が弱まると、蓋部本体34Dの重量により、蓋部本体34Dはガス導出管31を閉塞する。
(第四実施形態の変形例)
次に第四実施形態の電池モジュール1Dの変形例について説明する。図17に示すように、本変形例の電池モジュール1Dにおいては、第三実施形態と同様に、モジュールカバー24は、第一モジュールカバー25のみで構成されている。
本実施形態のガス排出装置30Dは、第一モジュールカバー25に取り付けられている爪状部材44を有している。爪状部材44は、一端が約90°折り曲げられた棒状の部材であり、一方向に延在する爪状部材本体部45と、爪状部材本体部45と直交する方向に延在する爪部46とを有している。
爪状部材44は、爪状部材本体部45の延在方向が第一モジュールカバー25と直交するように、爪状部材本体部45の爪部46が設けられている端部とは反対側の端部が第一モジュールカバー25に固定されている。爪状部材44は、例えば、スポット溶接によって、第一モジュールカバー25に接合されている。爪状部材44は、蓋部本体34が90°以下の所定角度(例えば30°)回動した際に、蓋部本体34が爪部46に干渉するように取り付けられている。
上記実施形態によれば、第三実施形態の電池モジュール1Cと同様に、モジュールカバー24を二枚から一枚にすることができる。
また、爪状部材44の形状を変更することによって、容易に、蓋部32の開状態における開度を変更することができる。
また、上述した爪状部材44の代替として、蓋部本体34Dのヒンジ部材42とは反対側の縁部と第一モジュールカバー25とを接続するワイヤ(ケーブル)を用いることができる。即ち、蓋部本体34Dの開放側部分にワイヤの一端を固定し、ワイヤの一端とは反対側の端部を第一モジュールカバー25に固定して蓋部本体34Dが開放する範囲を規制してもよい。
ワイヤを用いる場合、ガス排出後の蓋部32Dの閉状態において、ワイヤが蓋部本体34Dとガス導出管31による安全弁上方空間S2の気密性確保に影響を及ぼさないようにする必要がある。例えば、ワイヤをシール部材35の内側の位置で接続することで気密性への影響を回避することができる。
(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態の電池モジュール1Eを図面に基づいて説明する。
図18に示すように、本実施形態のガス排出装置30Eは、第一モジュールカバー25上方に延在する煙突状のガス導出管31Eと、ガス導出管31Eの上端を閉塞する天板部材48と、を有している。
本実施形態の蓋部32Eは、球状(ボール状)をなし、ガス導出管31Eの内部を摺動自在に封入されている。
蓋部32Eは、その直径がガス導出管31Eの内径よりもやや小さくなるように形成されている。
ガス導出管31Eには、ガス抜け孔36が形成されている。ガス抜け孔36は、ガス導出管31Eの周面を貫通するように形成されている。ガス抜け孔36は、ガス導出管31Eにおける第一モジュールカバー25よりやや上方に形成され、ガス導出管31の周方向に長い長円形とすることができる。
ガス導出管31Eの内周面であって、燃焼抑制手段16のやや上方には、通常時において蓋部32Eを支持する突条49が形成されている。突条49は、ガス導出管31の内周面に全周に亘って形成されており、内周側の縁部が円形をなしている。これにより、球状の蓋部32Eは突条49の全周に接触する。
天板部材48の高さは、球状の蓋部32Eが上方に移動し天板部材48に当接した状態で、少なくとも蓋部32Eの中心がガス抜け孔36の上端より上方に位置するように設定されている。
次に、本実施形態のガス排出装置30Eの作用について説明する。通常時において、蓋部32Eは突条49によって支持され、安全弁上方空間S2は蓋部32Eによって閉塞される。図19に示すように、電池セル2の異常時においては、ガスGの圧力により、球状の蓋部32Eが変位する。球状の蓋部32Eの変位量はガス導出管31Eの上端に取り付けられている天板部材48によって規定される。蓋部32Eが上方に移動することによって、高温のガスGはガス導出管31E及びガス抜け孔36を介してモジュールカバー24の上方に排出される。
ガスGが一定量排出された後においては、安全弁11からのガスGの圧力が弱まるため、蓋部32Eは、蓋部32Eの重量によって下方に移動し、突条49の内周側縁部に接する。これによって、安全弁上方空間S2は閉塞される。
上記実施形態によれば、蓋部32Eの形状が球状であるため、既存の球体を用いて蓋部32Eとすることができる。また、第三実施形態と同様に、モジュールカバー24を二枚から一枚にすることができる。
(第六実施形態)
以下、本発明の第六実施形態の電池モジュール1Fを図面に基づいて説明する。
図20に示すように、本実施形態の蓋部32Fは、第一実施形態と同様の形状を有する蓋部本体34及び円筒部33と、蓋部本体34に取り付けられている複数のフック部材40Fと、を有している。
フック部材40Fは、蓋部32がガス導出管31より離脱するのを防止するストッパーとして機能する。
フック部材40Fは、S字形状をなし、第一の端部が蓋部本体34の上面に、接合されている。フック部材40Fは、フック部材40Fの第一の端部とは反対側の第二の端部が、冷却風通風孔27を介して第一モジュールカバー25の下方に延在するように固定されている。即ち、フック部材40Fは、ガスの圧力によって蓋部32が上方に移動した際に、フック部材40Fの第二の端部が第一モジュールカバー25の下面に引っ掛かるように配置されている。
フック部材40Fは、蓋部本体34の円形の縁部に沿って周方向に複数が配置されている。本実施形態のフック部材40Fは、一つのガス排出装置30当たり四つのフック部材40Fが、等間隔に設けられている。フック部材40Fの数はこれに限らず、一つの蓋部32について二つ以上取り付けられていればよい。
図21に示すように、電池セル2の異常時において、蓋部32がガスの圧力によって上方に移動すると、フック部材40Fが第一モジュールカバー25の下面に干渉することによって、蓋部32がガス導出管31から外れることがない。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第四実施形態のガス排出装置30に蓋部本体34に第二実施形態と同様の弾性部材38を設けて、蓋部本体34を下方に付勢してもよい。
1,1B,1C,1D,1E,1F 電池モジュール
2 電池セル
3 筐体
3a 蓋部材
4 正極(電池本体)
5 負極(電池本体)
6 電解液
7 セパレータ
8 端子
9 正極端子
10 負極端子
11 安全弁
12 バスバー
13 貫通孔
15 制御部
16 燃焼抑制手段
17 支持部材
18 収容体
19 燃焼抑制物質
20 パック部
21 穴
22 収容ケース
23 収容ケース本体
24 モジュールカバー
25 第一モジュールカバー
26 第二モジュールカバー
27 冷却風通風孔
28 排出孔
30,30B,30C,30D,30E,30F ガス排出装置
31,31E ガス導出管
32,32B,32D,32E 蓋部
33 円筒部
34,34D 蓋部本体
35 シール部材
36 ガス抜け孔
37 フランジ部
38 弾性部材
39 圧縮コイルばね
40,40F フック部材
42 ヒンジ部材
44 爪状部材
45 爪状部材本体部
46 爪部
48 天板部材
49 突条
C 冷却用流体
S1 空間
S2 安全弁上方空間

Claims (8)

  1. 電池本体、前記電池本体を外部から覆う筐体、及び、前記筐体に形成されている貫通孔を塞ぐように設けられて前記電池本体からガスが発生した際に前記貫通孔を介して前記筐体内から前記ガスを外部に排出する安全弁を有する電池セルと、
    前記電池セルを収容し、前記電池セルの周囲に冷却用流体が流通する収容ケースと、
    前記収容ケース内に設けられて、前記安全弁を介して前記筐体の外部に排出される前記ガスの圧力が予め定めた圧力以下となった際に、前記安全弁により形成された前記筐体の内外の連通状態を閉塞する蓋部と、を備える電池モジュール。
  2. 前記収容ケースは、上方が開放された収容ケース本体と、前記収容ケース本体の上部を覆い排出孔を有するカバーと、を有し、
    前記排出孔と前記貫通孔とを気密に接続する筒状のガス導出管を有し、
    前記蓋部は、前記ガス導出管の上端を閉塞する請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記蓋部は、
    前記ガス導出管の上端を閉塞する蓋部本体と、
    前記蓋部本体が上端に接合され、前記ガス導出管の内周側に摺動自在に配置された筒部と、
    前記筒部に形成され、前記蓋部本体が前記ガス導出管と離間する方向に摺動した際に前記筐体の内外を連通状態とするガス抜け孔と、を有する請求項2に記載の電池モジュール。
  4. 前記蓋部は、前記ガス導出管を閉塞する方向に付勢されている請求項2又は請求項3に記載の電池モジュール。
  5. 前記蓋部は、
    前記ガス導出管の上端を閉塞する蓋部本体と、
    前記蓋部本体を前記カバーに回動自在に固定するヒンジと、を有する請求項2に記載の電池モジュール。
  6. 前記蓋部の動作範囲を所定範囲以下に規制する規制部材を有する請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  7. 前記規制部材は、前記カバーに取り付けられて前記蓋部の上方に延在する干渉部を有するフック部材である請求項6に記載の電池モジュール。
  8. 前記蓋部は球状をなして前記ガス導出管内を摺動可能に配置され、
    前記ガス導出管には、前記ガス導出管における前記カバーよりも上方に形成されているガス抜け孔であって、前記蓋部が前記ガス抜け孔よりも上方に移動することによって前記筐体の内外を連通状態とするガス抜け孔と、前記ガス導出管の上端を塞ぐ天板部材と、を有する請求項2に記載の電池モジュール。
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