JP2016062067A - 出題装置、出題方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段と、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する第1制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
出題装置を用いた出題方法であって、
出題する問題を取得する処理を実行する第1処理と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する処理以外の処理を実行する第2処理と、
前記第1処理により取得された問題を出題する出題処理と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を実行させないように制御するとともに、前記出題処理にて前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理を実行するように制御する制御処理と、
を含むことを特徴としている。
出題装置のコンピュータを、
出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する制御手段、
として機能させることを特徴としている。
図1に示すように、本実施形態の学習システム100は、電子単語帳(学習用装置;図2参照)1と、携帯装置(出題装置;図3参照)2とを備え、電子単語帳1と携帯装置2とは、無線通信回線(例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線PAN(Personal Area Network))を介して情報通信可能に接続されている。
ここで、電子単語帳1及び携帯装置2は、例えば、同一のユーザにより所持され使用されるものであるが、互いに異なるユーザにより所持され使用されても良い。
図2は、学習システム100を構成する電子単語帳1の概略構成を示すブロック図である。
また、中央制御部101、メモリ102、記憶部103、動作制御部104、表示部105及び無線処理部107は、バスライン108を介して接続されている。
ここで、問題情報Qとしては、具体的には、例えば、英単語を出題してその意味を問う問題、所定の言語(例えば、日本語)で表された言葉に対応する英単語の綴りを問う問題、英単語の発音やアクセントを問う問題、英単語を使用した英作文を作成する問題等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
なお、記憶部103は、例えば、記憶媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記憶媒体からのデータの読み出しや記憶媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
なお、動作制御部104の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
表示制御部105bは、中央制御部101のCPUによる各種のプログラム(図示略)の実行に基づいて、実行されているプログラムに対応する画像データを生成し、生成された画像データを表示パネル105aに出力する。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部106は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部101に出力する。中央制御部101は、操作入力部106から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、英単語の問題の出題等)を各部に実行させる。
すなわち、無線処理部107は、所定の無線通信回線(例えば、Bluetooth等の無線PAN(Personal Area Network))を介して携帯装置2と通信可能に接続する通信手段を構成している。具体的には、無線処理部107は、例えば、通信アンテナ107aを介して携帯装置2との間で無線通信を行うための制御モジュールを具備している。
そして、無線処理部107は、例えば、予めペアリングと呼ばれる通信設定処理を行うことで、互いのデバイス情報や認証鍵のデータを無線信号により通信相手と交換する。これにより、その後、通信設定処理を毎回行わなくとも、例えば、電子単語帳1と携帯装置2とが電波が届かない範囲に離れれば通信接続が解除される一方で、電波が届く範囲に近づけば自動的に通信接続される。
具体的には、例えば、ユーザによる操作入力部106の所定操作に基づいて、或いは、デフォルトとして指定されている所定のタイミングで問題情報Qの送信指示が入力されると、中央制御部101のCPUは、メモリ102に記憶されている各問題に対する正誤に係る情報を取得して、所定期間(例えば、直近1日や1週間等)内でユーザが誤解答している問題を特定する。そして、中央制御部101のCPUは、特定されたユーザが誤解答している複数の問題及び解答に係る問題情報Qを記憶部103から取得して、無線処理部107に転送する。無線処理部107は、転送された問題情報Qを無線PANを介して携帯装置2に送信する。
図3は、学習システム100を構成する携帯装置2の概略構成を示すブロック図である。
また、中央制御部201、メモリ202、第1無線処理部203、記憶部204、動作制御部205、表示部206、第2無線処理部207及び送受話部208は、バスライン210を介して接続されている。
具体的には、中央制御部201は、携帯装置2の各部を制御するCPU(Central Processing Unit;図示略)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、携帯装置2用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
即ち、第1無線処理部203は、例えば、通信アンテナ203aを介して電子単語帳1との間で無線通信を行うための制御モジュールを具備している。また、第1無線処理部203は、電子単語帳1から無線PANを介した通信により送信された問題情報Qを受信する。そして、第1無線処理部203の問題情報取得部203bは、受信された問題情報Qを取得し、メモリ202に転送して記憶させる。
なお、第1無線処理部203の構成及び機能は、電子単語帳1の無線処理部107と略同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、記憶部(記憶手段)204は、例えば、英単語の学習用等に出題される問題及び解答に係る問題情報Qを記憶する。具体的には、記憶部204は、メモリ202から問題情報取得部203bにより取得された問題情報Qを取得して記憶する。
なお、記憶部204は、例えば、記憶媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記憶媒体からのデータの読み出しや記憶媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
なお、動作制御部205の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
すなわち、処理実行部205aは、当該携帯装置2のユーザによる操作不可の状態を解除してユーザによる操作可の状態にする解除処理を実行する。具体的には、携帯装置2は、例えば、ユーザによる操作が行われないまま所定時間が経過したり、或いは、ユーザによる操作入力部209の所定の操作に基づいて、外部操作を受け付けない操作不可の状態(ロック状態)となる。このロック状態で、ユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいてロックを解除する指示(ロック解除指示)が入力されると、中央制御部201のCPUは、処理実行部205aにロック状態を解除してユーザによる操作可の状態(アンロック状態)にする解除処理を実行させる。
また、処理実行部205aは、当該携帯装置2を起動させる起動処理を実行する。具体的には、例えば、ユーザによる操作が行われないまま所定時間が経過したり、或いは、ユーザによる操作入力部209の所定の操作に基づいて、当該携帯装置2の各部への通電を停止した電源オフ状態となる。この電源オフ状態で、ユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいて電源を投入する指示(電源投入指示)が入力されると、中央制御部201のCPUは、処理実行部205aに当該携帯装置2を起動させて各部への通電を開始させる起動処理を実行させる。
すなわち、出題制御部(第1処理手段)205bは、例えば、記憶部204に記憶されている問題情報Qを取得する第1処理を実行する。また、出題制御部(出題手段)205bは、第1処理にて取得された問題情報Qに基づいて問題を出題する。具体的には、例えば、処理実行部205aにより解除処理が実行される前に、出題制御部205bは、出題制御プログラム(図示略)を実行することで、記憶部204に記憶されている問題情報Qから何れかの問題を取得して、表示部206の表示領域にロック解除画面に重畳させて表示させる。そして、表示部206に表示されている問題に対してユーザによる操作入力部209の所定操作(例えば、解答を選択する操作やアルファベットを入力する操作等)に基づいて解答が入力された場合に、出題制御部205bは、当該解答が正解であるか否かを判定する。
なお、起動処理の場合も同様に、処理実行部205aにより起動処理が実行される前に、出題制御部205bは、記憶部204に記憶されている問題情報Qから何れかの問題を取得して、表示部206の表示領域に表示させる。
また、出題制御部205bは、各問題に対する正誤に係る情報をメモリ202に転送して記憶させても良い。
すなわち、処理継続制御部(第1制御手段)205cは、第2処理(例えば、解除処理等)を実行するためのユーザの操作後に、当該ユーザの操作による第2処理を処理実行部205aに実行させないように制御するとともに、出題制御部205bに問題を出題させるように制御し、問題の出題後に、処理実行部205aに第2処理を実行させるように制御する。ここで、処理実行部205aに第2処理を実行させない制御と、出題制御部205bに問題を出題させる制御との順序は、同時であっても良いし、何れかの制御が先であっても良い。
そして、例えば、出題制御部205bにより表示部206に表示されている問題に対する解答が正解であると判定されると、処理継続制御部205cは、処理実行部205aに解除処理を継続して実行させ、当該携帯装置2のユーザによる操作不可のロック状態を解除してユーザによる操作可のアンロック状態にする。
なお、起動処理の場合も同様に、出題制御部205bにより出題された問題にユーザが正解した場合に、処理継続制御部205cは、処理実行部205aに起動処理を継続して実行させ、当該携帯装置2を起動させて各部への通電を開始させる。
すなわち、正解率算出部(算出手段)205dは、出題制御部205bにより出題された各問題の正解率をそれぞれ算出する。具体的には、例えば、出題制御部205bにより出題された問題の数(全体の出題数m)が所定数(例えば、20)になった場合に、正解率算出部205dは、メモリ202に記憶されている各問題に対する正誤に係る情報を取得して、各問題毎に正解率nk[p]をそれぞれ算出する。
ここで、「p」は、各問題に割り振られた識別番号(例えば、n個の場合、「0」〜「n-1」等)を表し、正解率算出部205dは、各問題の正解した回数nj[p]を出題数ni[p]で除算して正解率nk[p]をそれぞれ算出する。例えば、n個の問題の正解率nk[p]を算出する場合、正解率算出部205dは、先ず、識別番号「p=0」の問題の正解率nk[0]を算出する。その後、正解率算出部205dは、識別番号「p」を+1インクリメントして識別番号「p」が次の問題の正解率nk[p](例えば、識別番号「p=1」の問題の正解率nk[1]等)を算出する処理を、識別番号「p=n-1」の問題の正解率nk[n-1]を算出するまで繰り返し実行する。
そして、正解率算出部205dは、算出された各問題の正解率nk[p]に係る情報をメモリ202に転送して記憶させる。
すなわち、出題頻度制御部(第2制御手段)205eは、正解率算出部205dにより算出された各問題の正解率に基づいて、出題制御部205bにより出題される各問題の出題頻度を制御する。具体的には、出題頻度制御部205eは、正解率算出部205dにより算出された正解率nk[p]が低い問題ほどより多く出題されるように各問題の最大出題数n_max[p]を算出する。例えば、出題頻度制御部205eは、下記式(1)に従って、各問題毎に、その正解率nk[p]を1から減算した値に所定の自然数y(例えば、20)を乗算して算出された値を当該問題の最大出題数n_max[p]として算出する。
各問題の最大出題数n_max[p]=(1- nk[p])×所定の自然数y …式(1)
例えば、正解率が「0.1」、「0.5」、「0.6」の問題がある場合、上記式(1)に従って算出される各問題の最大出題数は、正解率が「0.1」の問題では「18」となり、正解率が「0.5」の問題では「10」となり、正解率が「0.6」の問題では「8」となる。
なお、上記した各問題の最大出題数n_max[p]を算出する手法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、各問題の最大出題数n_max[p]はユーザが予め決めた値でも良い。
表示制御部206bは、中央制御部201のCPUによる各種のプログラム(図示略)の実行に基づいて、実行されているプログラムに対応する画像データを生成し、生成された画像データを表示パネル206bに出力する。
即ち、通信アンテナ207aは、当該携帯装置2が無線基地局(図示略)との通信で採用している所定の通信方式(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、GSM(Global System for Mobile Communications;登録商標)方式等)に対応したデータの送受信が可能なアンテナである。そして、第2無線処理部207は、所定の通信方式に対応する通信プロトコルに従って、この通信方式で設定される通信チャネルにより無線基地局との間で通信アンテナ207aを介してデータの送受信を行う。つまり、第2無線処理部207は、中央制御部201から出力されて入力される指示信号に基づいて、通信相手の外部機器に対して、当該外部機器の外部ユーザとの通話中の音声の送受信や、電子メールのデータの送受信を行う。
なお、第2無線処理部207の構成は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば、図示は省略するが、無線LANモジュールを搭載し、アクセスポイント(Access Point)を介して通信ネットワークNにアクセス可能な構成としても良い。
また、通信ネットワークNは、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信ネットワーク網と、IPネットワーク、VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ、インターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
具体的には、送受話部208は、マイク208a、スピーカ208b、データ変換部208c等を備えている。そして、送受話部208は、マイク208aから入力されるユーザの送話音声をデータ変換部208cによりA/D変換処理して送話音声データを中央制御部201に出力するとともに、中央制御部201の制御下にて、第2無線処理部207から出力されて入力される受話音声データ等の音声データをデータ変換部208cによりD/A変換処理してスピーカ208bから出力する。
具体的には、操作入力部209は、携帯装置2本体の電源のON/OFFに係る電源ボタン、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン、電話の発着信や電子メールの送受信等の実行指示に係る通信関連ボタン、テキストの入力指示に係る数字ボタンや記号ボタン等の各種ボタン(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部209は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部201に出力する。中央制御部201は、操作入力部209から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、電話の発着信、電子メールの送受信等)を各部に実行させる。
次に、本実施形態の学習システム100による学習処理について、図4を参照して説明する。
図4は、学習システム100による学習処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する学習処理にあっては、出題制御部205bが、英単語等の問題を出題する場合について説明する。
具体的には、出題制御部104aは、記憶部103に記憶されている問題情報Qから何れかの問題を選択して、表示部105に表示させる。そして、出題制御部104aは、ユーザによる操作入力部106の所定操作に基づいて解答が入力された場合に、当該解答が正解であるか否かを判定し、各問題に対する正誤に係る情報を取得する。
ここで、問題情報Qの送信指示が入力されていないと判定されると(ステップS2;NO)、中央制御部101のCPUは、処理をステップS1に戻し、それ以降の処理を逐次実行させる。
具体的には、中央制御部101のCPUは、メモリ102に記憶されている各問題に対する正誤に係る情報を取得して、所定期間内でユーザが誤解答している問題を特定し、特定されたユーザが誤解答している複数の問題及び解答に係る問題情報Qを記憶部103から取得して、無線処理部107に転送する。無線処理部107は、転送された問題情報Qを無線PANを介して携帯装置2に送信する。
ここで、ロック解除指示が入力されていないと判定されると(ステップS5;NO)、中央制御部201のCPUは、ロック解除指示が入力されたか否かの判定を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
続けて、出題制御部205bは、表示部206に表示されている問題に対してユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいて解答が入力された場合に、当該解答が正解であるか否かを判定する(ステップS7)。
一方、ステップS7にて、解答が正解であると判定されると(ステップS7;YES)、処理継続制御部205cは、処理実行部205aに解除処理を継続して実行させ、当該携帯装置2のユーザによる操作不可のロック状態を解除してユーザによる操作可のアンロック状態にする(ステップS8)。
これにより、学習処理を終了する。
次に、学習処理における携帯装置2によるメイン処理について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、携帯装置2によるメイン処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明するメイン処理は、学習処理にて携帯装置2が主として実行する処理である。また、上記した学習処理と同様に、出題制御部205bが、英単語の問題を出題する場合について説明する。
続けて、中央制御部201のCPUは、ユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいて処理実行部205aによりロックを解除するロック解除指示が入力されたか否かを判定する(ステップS12)。この判定処理は、上記した学習処理におけるステップS5における処理と同様である。
一方、ステップS12にて、ロック解除指示が入力されたと判定されると(ステップS12;YES)、動作制御部205は、出題制御部205bにより出題された問題の数を表す全体の出題数mを+1インクリメントして(ステップS13)、全体の出題数mが所定数(例えば、20)以下であるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、解答が正解でない(誤解答である)と判定されると(ステップS17;NO)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS13に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。すなわち、ステップS13にて、動作制御部205は、出題制御部205bにより出題された問題の数を表す全体の出題数mを+1インクリメントし、ステップS14にて、全体の出題数mが所定数(例えば、20)以下でないと判定(ステップS14;NO)されるか、或いは、ステップS17にて、解答が正解であると判定(ステップS17;YES)されるまで、上記の処理が繰り返し実行される。
そして、中央制御部201のCPUは、処理をステップS12に戻し、ロック解除指示が入力されたか否かを判定する(ステップS12)。
続けて、出題頻度制御部205eは、正解率算出部205dにより算出された正解率nk[p]が低い問題ほどより多く出題されるように、例えば、下記式(1)に従って各問題の最大出題数n_max[p]を算出する(ステップS20)。
各問題の最大出題数n_max[p]=(1- nk[p])×所定の自然数y …式(1)
続けて、中央制御部201のCPUは、ユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいてロック解除指示が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。この判定処理は、上記したステップS12における処理と同様である。
一方、ステップS22にて、ロック解除指示が入力されたと判定されると(ステップS22;YES)、出題制御部205bは、出題制御プログラムを実行することで、記憶部204に記憶されている問題情報Qに含まれる問題数の中で乱数pを生成する(ステップS23)。そして、出題制御部205bは、生成された乱数pに対応する問題の出題数ni[p]を+1インクリメントする(ステップS24)。また、出題制御部205bは、生成された乱数pに対応する問題を表示部206の表示領域にロック解除画面に重畳させて表示させる。
ここで、解答が正解でない(誤解答である)と判定されると(ステップS25;NO)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS23に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。すなわち、出題制御部205bは、乱数pを再度生成して(ステップS23)、生成された乱数pに対応する問題の出題数ni[p]を+1インクリメントする(ステップS24)。
ここで、当該問題の出題数が最大出題数n_max[p]以下であると判定されると(ステップS27;YES)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS22に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。
ここで、全ての問題について、各問題の出題数が最大出題数n_max[p]を超えていないと判定されると(ステップS28;NO)、中央制御部201のCPUは、ユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいてロック解除指示が入力されたか否かを判定する(ステップS29)。この判定処理は、上記したステップS22における処理と同様である。
ここで、乱数pに対応する問題の出題数が最大出題数n_max[p]以下でないと判定されると(ステップS31;NO)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS30に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。すなわち、出題制御部205bは、乱数pを再度生成し(ステップS30)、出題頻度制御部205eは、生成された乱数pに対応する問題の出題数が最大出題数n_max[p]以下であるか否かを判定する(ステップS31)。
次に、出題制御部205bは、表示部206に表示されている問題に対してユーザによる操作入力部209の所定操作に基づいて入力された解答が正解であるか否かを判定する(ステップS33)。この判定処理は、上記したステップS25における処理と同様である。
ここで、解答が正解でない(誤解答である)と判定されると(ステップS33;NO)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS30に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。
そして、出題頻度制御部205eは、出題制御部205bにより出題された問題の出題数が最大出題数n_max[p]以下であるか否かを判定する(ステップS35)。この判定処理は、上記したステップS27における処理と同様である。
一方、ステップS35にて、問題の出題数が最大出題数n_max[p]以下でないと判定されると(ステップS35;NO)、中央制御部201のCPUは、処理をステップS28に戻し、それ以降の各処理の実行を制御する。
続けて、出題頻度制御部205eは、正解率算出部205dにより算出された正解率nk[p]が低い問題ほどより多く出題されるように各問題の最大出題数n_max[p]を再度算出する(ステップS37)。この算出処理は、上記したステップS20における処理と同様である。
具体的には、例えば、携帯装置2のユーザによる操作不可の状態を解除して操作可の状態にする解除処理が実行される前に、問題を出題し、出題された問題にユーザが正解した場合に、解除処理にて当該携帯装置2のユーザによる操作不可の状態を解除して操作可の状態にすることができる。また、例えば、当該携帯装置2を起動させる起動処理が実行される前に、問題を出題し、出題された問題にユーザが正解した場合に、起動処理を継続して当該携帯装置2を起動することができる。すなわち、例えば、日常的に携帯装置2を操作する機会が多いユーザにとっては、ユーザが携帯装置2に対して所定の操作を行う毎に問題が出題されることとなり、学習する機会をより多く提供することができ、反復的な学習を効率良く行うことができる。
例えば、正解率の低い問題ほどより多く出題するように各問題の出題頻度を制御するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、正解した問題についても期間が経過すると、ユーザが忘れてしまう虞があるため、正解した日時から所定期間が経過した後に再度出題するようにしても良い。
また、正解率算出部205dや出題頻度制御部205e等を具備するか否かも適宜任意に変更可能である。
本実施形態では、ユーザが正解した場合に処理を継続して実行させる例について示したが、ユーザの答えが不正解の場合も、例えば、正解を示した後に処理を継続して実行させても良い。また、ユーザが答えなくても所定時間後に処理を継続して実行させても良い。
また、ユーザの操作後に第2処理を実行し、所定時間後に第2処理を一旦停止させ、問題を出題させて、ユーザが問題に解答した後や所定時間後に、再び第2処理を継続させても良い。
すなわち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、第1処理ルーチン、第2処理ルーチン、出題処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、第1処理ルーチンにより中央制御部201のCPUを、出題する問題を取得する第1処理を実行する手段として機能させるようにしても良い。また、第2処理ルーチンにより中央制御部201のCPUを、ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する手段として機能させるようにしても良い。また、出題処理ルーチンにより中央制御部201のCPUを、第1処理により取得された問題を出題する手段として機能させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部201のCPUを、第2処理を実行するためのユーザの操作後に、当該ユーザの操作による第2処理を実行させないように制御するとともに、問題を出題させるように制御し、問題の出題後に、第2処理を実行させるように制御する手段として機能させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段と、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する第1制御手段と、
を備えたことを特徴とする出題装置。
<請求項2>
前記第2処理手段は、当該出題装置のユーザによる操作不可の状態を解除して操作可の状態にする解除処理を実行し、
前記第1制御手段は、前記解除処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記解除処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記解除処理を実行させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の出題装置。
<請求項3>
前記第2処理手段は、当該出題装置を起動させる起動処理を実行し、
前記第1制御手段は、前記起動処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記起動処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記起動処理を実行させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の出題装置。
<請求項4>
前記出題手段により出題された各問題の正解率をそれぞれ算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された正解率に基づいて、前記出題手段により出題される各問題の出題頻度を制御する第2制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の出題装置。
<請求項5>
前記第1処理手段は、所定の通信回線を介した通信により問題を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の出題装置。
<請求項6>
出題する問題を記憶する記憶手段を更に備え、
前記第1処理手段は、前記記憶手段に記憶されている問題を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の出題装置。
<請求項7>
前記出題手段は、表示手段の表示領域に問題を表示させ、
前記表示領域に表示された問題の解答を入力する操作入力部を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の出題装置。
<請求項8>
出題装置を用いた出題方法であって、
出題する問題を取得する処理を実行する第1処理と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する処理以外の処理を実行する第2処理と、
前記第1処理により取得された問題を出題する出題処理と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を実行させないように制御するとともに、前記出題処理にて前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理を実行するように制御する制御処理と、
を含むことを特徴とする出題方法。
<請求項9>
出題装置のコンピュータを、
出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 電子単語帳
2 携帯装置
201 中央制御部
203 第1無線処理部
203a 問題情報取得部
204 記憶部
205 動作制御部
205a 処理実行部
205b 出題制御部
205c 処理継続制御部
205d 正解率算出部
205e 出題頻度制御部
209 操作入力部
Claims (9)
- 出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段と、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する第1制御手段と、
を備えたことを特徴とする出題装置。 - 前記第2処理手段は、当該出題装置のユーザによる操作不可の状態を解除して操作可の状態にする解除処理を実行し、
前記第1制御手段は、前記解除処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記解除処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記解除処理を実行させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の出題装置。 - 前記第2処理手段は、当該出題装置を起動させる起動処理を実行し、
前記第1制御手段は、前記起動処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記起動処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記起動処理を実行させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の出題装置。 - 前記出題手段により出題された各問題の正解率をそれぞれ算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された正解率に基づいて、前記出題手段により出題される各問題の出題頻度を制御する第2制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の出題装置。 - 前記第1処理手段は、所定の通信回線を介した通信により問題を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の出題装置。
- 出題する問題を記憶する記憶手段を更に備え、
前記第1処理手段は、前記記憶手段に記憶されている問題を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の出題装置。 - 前記出題手段は、表示手段の表示領域に問題を表示させ、
前記表示領域に表示された問題の解答を入力する操作入力部を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の出題装置。 - 出題装置を用いた出題方法であって、
出題する問題を取得する処理を実行する第1処理と、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する処理以外の処理を実行する第2処理と、
前記第1処理により取得された問題を出題する出題処理と、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を実行させないように制御するとともに、前記出題処理にて前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理を実行するように制御する制御処理と、
を含むことを特徴とする出題方法。 - 出題装置のコンピュータを、
出題する問題を取得する第1処理を実行する第1処理手段、
ユーザの操作に応じて、問題を取得する第1処理以外の第2処理を実行する第2処理手段、
前記第1処理手段により取得された問題を出題する出題手段、
前記第2処理を実行するための前記ユーザの操作後に、当該ユーザの操作による前記第2処理を前記第2処理手段に実行させないように制御するとともに、前記出題手段に前記問題を出題させるように制御し、前記問題の出題後に、前記第2処理手段に前記第2処理を実行させるように制御する制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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