JP2016061079A - ドレーン工法及びドレーン工法の管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング20の先端部20aの内部に、ケーシング20に挿通されたドレーン材40が撮影されるように、動画撮影手段12を設置する。そして、ケーシング20の打設及び引き抜きを、設置した動画撮影手段12により撮影する映像を確認しながら行う。すなわち、動画撮影手段12の映像から、ケーシング20内への土砂浸入の有無、ケーシング20内のドレーン材40の状態、ドレーン材40の共上がり発生の有無等を確認する。これにより、ドレーン材40の共上がりの有無を正確に把握でき、更に、共上がりの要因や、共上がりが起きやすい状況を把握することができるため、施工作業を効率よく進めることが可能となる。
【選択図】図6
Description
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載のドレーン工法は、軟弱地盤に打設したケーシングを引き抜く際に、ケーシングの引き抜き速度と、動画撮影手段によって撮影した映像内のドレーン材の移動速度とを比較して、ドレーン材の共上がりの有無を判定するものである。ここで、撮影した映像内のドレーン材の移動速度は、ケーシングの引き抜き速度と同じ速度で軟弱地盤上側へ移動する動画撮影手段の、軟弱地盤中に打設したドレーン材に対する相対速度を示している。このため、ケーシングの引き抜き工程の全期間にわたって、ケーシングの引き抜き速度と、映像内のドレーン材の移動速度とが等しい場合は、ドレーン材が軟弱地盤中で移動していないことを示しており、ドレーン材の共上がりが発生していないことが分かる。これに対し、ケーシングの引き抜き工程中に撮影された動画の全撮影時間中に、ケーシングの引き抜き速度よりも、映像内のドレーン材の移動速度の方が遅いときがある場合や、ケーシングを引き抜いているにも関わらず、映像内のドレーン材が停止しているときがある場合は、ドレーン材が軟弱地盤中でケーシングと共に上方に移動していることを示しており、ドレーン材の共上がりが発生していることが分かる。このようにして判定することで、共上がり発生の有無を、より正確に把握するものである。
本項に記載のドレーン工法は、例えば、ケーシングの外周の一部を切り欠いて内部まで貫通させた設置用窓と、この設置用窓を閉じるための窓蓋とを、ケーシングの先端部に予め設けるものである。これにより、ケーシングの先端部の内部に対する、動画撮影手段の設置及び撤去作業を、ケーシングを分解することなく、設置用窓を介して行うこととなるため、作業効率が高まるものである。
本項に記載のドレーン工法の管理システムは、上記のような構成であることで、動画撮影手段により撮影した映像から、判定手段によって、ドレーン材の共上がり発生の有無を判定する。このため、上記(1)項のドレーン工法と同様に、共上がりの有無を正確に把握するものである。
本項に記載のドレーン工法の管理システムは、判定手段によって、共上がりの有無だけではなく、共上がりが発生しやすい状況を作り出し、又、共上がりの要因ともなる、ケーシング内への土砂浸入の有無を判定するものである。これにより、上記(1)項のドレーン工法に対応する同等の作用を奏するものである。
本項に記載のドレーン工法の管理システムは、上記のような構成であることで、判定手段によって、引き抜き速度検知手段の検知結果と、撮影映像内のドレーン材の移動速度とを、同期させて比較する。これにより、上記(2)項のドレーン工法と同じように、ドレーン材の共上がりの有無を判定するため、共上がりの有無をより正確に把握するものとなる。
本項に記載のドレーン工法の管理システムは、上記のような構成であることで、上記(3)項のドレーン工法に対応する同等の作用を奏するものである。
本項に記載のドレーン工法の管理システムは、上記のような構成であることで、ケーシングの打設時にはケーシングに追従するように送り出し、ケーシングの引き抜き時には絡まないように巻き取る必要のあるケーブルを、リールを用いて取り回すことで、作業効率を向上させるものである。
図1は、本発明の実施の形態に係るドレーン工法の管理システム10の構成を示している。図示のように、ドレーン工法の管理システム10は、動画撮影手段12、表示手段14、判定手段16、及び、引き抜き速度検知手段18を含んでいる。動画撮影手段12は、詳しくは後述するが、ドレーン材の打設に用いるケーシングの、先端部の内部に設置されるものであり、ケーシング内のドレーン材の状態をリアルタイムで撮影する。動画撮影手段12には、リアルタイムで動画を撮影可能な、各種の小型カメラを使用できる。
又、引き抜き速度検知手段18は、軟弱地盤中に打設したケーシングを引き抜く際に、ケーシングの引き抜き速度を検知するものであり、各種の速度検知器を利用できる。
更に、図1では図示していないが、ドレーン工法の管理システム10は、動画撮影手段12により撮影した映像を記録する記録手段を有していてもよい。例えば、表示手段14がディスプレイを備えたコンピュータで構成されている場合は、表示手段14により映像の記録を行ってもよく、又、判定手段16がコンピュータで構成されている場合は、判定手段16により映像の記録を行ってもよい。
S30(打設工程):図5(a)に示すように、作業台船50のヤグラ52から、ケーシング20及びドレーン材40を、水中の軟弱地盤SGへ打設する。又、打設開始と共に、動画撮影手段12によるケーシング20の先端部20aの内部の撮影(記録)と、判定手段16による判定とを開始する。この際、打設深度が徐々に深くなるケーシング20に追従するように、ドレーン材用リール54を介してドレーン材40を繰り出し、又、ケーブル用リール56を介してケーブル12aを送り出していく。そして、図5(b)に示すように、ケーシング20及びドレーン材40を、設計深度まで打設する。
ここまでの工程により、本発明の実施の形態に係るドレーン工法が終了となる。なお、上記では、水上の作業台船50から、水中の軟弱地盤SGにドレーン材40を打設する場合を例にして説明したが、本発明の実施の形態に係るドレーン工法は、これに限定されることなく、地上の軟弱地盤SGに対するドレーン材40の打設にも適用できるものである。
Claims (4)
- 軟弱地盤中にドレーン材を打設するドレーン工法であって、
前記ドレーン材の打設に用いるケーシングの先端部の内部に、前記ドレーン材が撮影されるように動画撮影手段を設置し、該動画撮影手段により撮影する映像を確認しながら、前記ケーシングの打設及び引き抜きを行うことを特徴とするドレーン工法。 - 前記ケーシングを引き抜く際に、前記ケーシングの引き抜き速度と、前記動画撮影手段による撮影映像内の前記ドレーン材の移動速度とを比較して、前記ドレーン材の共上がりの有無を判定することを特徴とする請求項1記載のドレーン工法。
- 軟弱地盤中にドレーン材を打設するドレーン工法の管理システムであって、
前記ドレーン材の打設に用いるケーシングの先端部の内部に、前記ドレーン材を撮影するように設置される動画撮影手段と、
該動画撮影手段により撮影した映像を表示するための表示手段と、
前記動画撮影手段により撮影した映像に基づいて、前記ドレーン材の共上がりの有無を判定する判定手段とを含むことを特徴とするドレーン工法の管理システム。 - 前記ケーシングの引き抜き速度を検知する引き抜き速度検知手段を含み、
前記判定手段は、前記引き抜き速度検知手段の検知結果と、前記動画撮影手段による撮影映像内の前記ドレーン材の移動速度とを比較して、前記ドレーン材の共上がりの有無を判定するものであることを特徴とする請求項3記載のドレーン工法の管理システム。
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JP2014190185A JP2016061079A (ja) | 2014-09-18 | 2014-09-18 | ドレーン工法及びドレーン工法の管理システム |
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- 2014-09-18 JP JP2014190185A patent/JP2016061079A/ja active Pending
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