JP2018172849A - 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の負担を軽減しながら鉄筋を計測するための情報を記録する。【解決手段】情報記録装置100は、取得部110と、検出部120と、記録制御部130を備える。取得部110は、配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得する。検出部120は、取得部110が取得した画像の周辺部であって画像中で鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出する。記録制御部130は、検出部120が第1周辺部から追跡対象を検出したときに、追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは追跡対象の検出後に新たに撮影された鉄筋群の画像である撮影画像又は検出画像若しくは撮影画像に基づいて生成された代用情報を、鉄筋群を構成する鉄筋であって追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録部140に記録する。【選択図】図1

Description

本発明は、配筋された鉄筋を計測するための情報を記録する情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
従来、鉄筋コンクリート造の建築物等の工事においては、配筋図等に基づいて正しく鉄筋が配置されているかをチェックする配筋検査が行われている。このような配筋検査では、検査の効率化や検査者の負担軽減等の観点から、配筋検査を支援するシステム(以下、「配筋検査支援システム」という)の導入が検討されている。
配筋検査支援システムの一例として、長手方向両端にマーカを設けた背景バーを検査対象の鉄筋の背後に設置した状態で撮影した画像から検査対象の鉄筋と背景バーとが重なる部分を抽出し、抽出部分から検査対象の鉄筋の本数等を算出する配筋検査支援システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−003981号公報
上記のシステムは、背景バーの両端のマーカが画像化されるように鉄筋を撮影する。検査対象の鉄筋全体がマーカ間に収まらない場合には、背景バーの設置と鉄筋の撮影とが何度も繰り返し行われることになるため、利用者には、背景バーを設置する位置を少しずつ移動させる作業が要求されることになる。この作業は、特に背景バーを鉄筋の背後に設置することが困難な環境では利用者に極めて大きな負担を強いることになる。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、利用者の負担を軽減しながら鉄筋を計測するための情報を記録する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得する取得部と、前記取得部が取得した画像の周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出する検出部と、前記検出部が前記第1周辺部から前記追跡対象を検出したときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する記録制御部を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得し、取得した画像の周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出し、前記第1周辺部から前記追跡対象が検出されたときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得し、取得した画像の周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出し、前記第1周辺部から前記追跡対象が検出されたときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する処理を実行させる。
上記の態様によれば、利用者の負担を軽減しながら鉄筋を計測するための情報を記録することができる。
配筋検査支援システム1の構成を例示した図である。 被写体Rsの撮影方法について説明するための図である。 画像中における被写体の移動方向について説明するための図である。 情報処理装置100のハードウェア構成を例示した図である。 情報処理装置100の機能構成を例示した図である。 検出部120の機能構成を例示した図である。 情報処理の一例を示すフローチャートである。 検出処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示す検出処理を説明するための図である。 記録制御処理の一例を示すフローチャートである。 検出部220の機能構成を例示した図である。 検出処理の別の例を示すフローチャートである。 図12に示す検出処理を説明するための図である。 情報処理装置300の機能構成を例示した図である。 検出処理の更に別の例を示すフローチャートである。 検出部420の機能構成を例示した図である。 検出処理の更に別の例を示すフローチャートである。 情報処理装置500の機能構成を例示した図である。 配筋検査支援システム2の構成を例示した図である。 情報処理装置600の機能構成を例示した図である。 配筋検査支援システム3の構成を例示した図である。 情報処理装置800の機能構成を例示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、配筋検査支援システム1の構成を例示した図である。図2は、被写体Rsの撮影方法について説明するための図である。図3は、画像中における被写体の移動方向について説明するための図である。図4は、情報処理装置100のハードウェア構成を例示した図である。
配筋検査支援システム1は、被写体Rsである配筋された鉄筋群を検査するシステムであり、例えば、鉄筋の配置や鉄筋の本数を検査する。配筋検査支援システム1は、デジタルカメラ10と、情報処理装置100とを備えている。
図1では、デジタルカメラ10と情報処理装置100は有線ケーブルで接続されている。デジタルカメラ10と情報処理装置100は、相互にデータを授受できるように構成されていればよく、有線に限らず無線により通信可能に接続されてもよい。また、デジタルカメラ10と情報処理装置100は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬記録媒体を介して、データを授受しても良い。
デジタルカメラ10は、被写体Rsを撮影する撮影装置である。デジタルカメラ10は、動画撮影機能を有するデジタルビデオカメラであり、動画撮影機能に加えて静止画撮影機能を有することが望ましい。即ち、デジタルカメラ10は、少なくともデジタルビデオカメラであり、さらにデジタルスチルカメラであることが望ましい。
デジタルカメラ10は、図2に示すように、被写体Rsである検査対象の鉄筋群と交差するように撮影領域SAを移動しながら被写体Rsの動画撮影を行い、動画像を情報処理装置100へ出力する。なお、デジタルカメラ10自体は移動せずに、向きを替えることで撮影領域SAを移動してもよい。図3に示すように、撮影領域SAが移動する方向(以降、第1方向と記す。)と、画像中において被写体が移動する方向(以降、第2方向と記す。)は、互いに反対である。なお、以降では、画像中において被写体が移動する第2方向を、単に、移動方向、若しくは、画像の移動方向とも記す。
情報処理装置100は、動画像を処理することで配筋検査における鉄筋計測に用いられる情報(以降、鉄筋計測用情報と記す。)を記録装置に記録する記録制御装置である。情報記録装置100は、例えば、標準的なコンピュータであり、図4に示すように、プロセッサ101、メモリ102、ストレージ103、インタフェース装置104、及び、可搬記録媒体106が挿入される可搬記録媒体駆動装置105を備え、これらがバス107によって相互に接続されている。
プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などであり、プログラムを実行してプログラムされた処理を行う。
メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。メモリ102は、プログラムの実行の際に、ストレージ103または可搬記録媒体106に記憶されているプログラムまたはデータを一時的に記憶する。ストレージ103は、上述した記録装置の一例であり、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリである。ストレージ103は、鉄筋計測用情報を含む各種データ、プログラム等の記憶に用いられる。
インタフェース装置104は、情報処理装置100以外の装置(例えば、デジタルカメラ10)とデータをやり取りする回路である。可搬記録媒体駆動装置105は、光ディスクやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体106を収容するものである。可搬記録媒体106は、ストレージ103を補助する役割を有する。ストレージ103及び可搬記録媒体106は、それぞれプログラムを記憶した非一過性のコンピュータ読取可能記憶媒体の一例である。
なお、図4に示す構成は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例であり、情報処理装置100はこの構成に限定されるものではない。情報処理装置100は、汎用装置ではなく専用装置であってもよい。情報処理装置100は、プログラムを実行するプロセッサの代わりに又は加えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの電気回路を備えてもよく、それらの電気回路により、後述する処理が行われてもよい。
配筋検査支援システム1では、情報処理装置100がデジタルカメラ10から出力された動画像を処理することで鉄筋計測用情報を記録装置に記録する。以下、情報処理装置100で行われる鉄筋計測用情報を記録する情報処理について説明する。
図5は、情報処理装置100の機能構成を例示した図である。図6は、検出部120の機能構成を例示した図である。図5及び図6を参照しながら、情報処理に関連する情報処理装置100の機能構成について説明する。
情報処理装置100は、図5に示すように、取得部110と、検出部120と、記録制御部130と、記録部140と、鉄筋計測部150を備えている。
取得部110は、配筋された鉄筋群と交差するように第1方向に撮影領域を移動しながら撮影された鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得する。より具体的には、取得部110は、デジタルカメラ10から出力された動画像から静止画像を切り出す処理を繰り返すことで、複数の静止画像を撮影順に取得する。さらに、取得部110は、取得した静止画像を撮影順に検出部120へ出力する。
取得部110は、動画像のフレーム毎に静止画像を切り出してもよく、任意のフレームにおいて選択的に静止画像を切り出してもよい。選択的に切り出す場合には、先に切り出された静止画像と次に切り出す静止画像の間で少なくとも一部の撮影領域が重複するように、切り出しタイミングを決定すればよい。なお、以降では、動画像から切り出した静止画像をフレーム画像と記す。また、静止画撮影機能により撮影した静止画像を撮影画像と記し、フレーム画像と区別する。
検出部120は、取得部110が取得したフレーム画像の周辺部から追跡対象を検出し、検出結果を記録制御部130へ出力する。より具体的には、検出部120は、第1方向とは反対方向である移動方向の周辺部(以降、第1周辺部と記す。)から追跡対象を検出する。
検出部120は、図6に示すように、設定部121と、対象検出部122と、周辺判定部123と、識別情報生成部124を備えている。
設定部121は、追跡対象を設定する。追跡対象は、特にこれに限らないが、鉄筋群に含まれる鉄筋である。設定部121は、鉄筋群に含まれる鉄筋のいずれかを追跡対象に設定してもよい。
利用者が追跡対象を指示することで、設定部121は、利用者の指示に従って追跡対象に設定してもよい。また、利用者がフレーム画像を指定することで、設定部121は、指定されたフレーム画像を解析し、解析した結果に基づいて追跡対象を設定してもよい。また、設定部121は、利用者からの指示なしに追跡対象を設定しても良い。設定部121は、例えば、検出部120へ最初に入力されたフレーム画像を解析した結果に基づいて、追跡対象を設定してもよい。
対象検出部122は、取得部110が取得したフレーム画像から追跡対象を検出する。具体的には、対象検出部122は、先に入力されたフレーム画像で検出された追跡対象の情報を利用してその後に入力されたフレーム画像から追跡対象を検出する。即ち、追跡アルゴリズムを用いて追跡対象を追跡することで、追跡対象を検出する。なお、以降では、対象検出部122で追跡対象が検出されたフレーム画像のことを検出画像と記す。
対象検出部122は、任意の追跡アルゴリズムを適用し得る。例えば、領域を対象にしたテンプレートマッチング法、更新テンプレートマッチング法、アクティブ探索法、Mean-shift法、Particle Filter法などを用いてもよい。また、領域を対象にして追跡対象を学習により頑健に追跡するTLD(Tracking-Learning-Detection)法を用いてもよい。また、追跡対象が鉄筋の場合、対象とする領域が細長くなるため、特徴点ベースの追跡手法であるKLT法や、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Feature)などの特徴点を追跡する手法も有用である。
周辺判定部123は、対象検出部122で検出された追跡対象の、検出画像中の位置が第1周辺部に属しているか否かを判定する。そして、第1周辺部に属していると判定すると、周辺判定部123は、第1周辺部から追跡対象が検出されたことを示す検出結果を記録制御部130へ出力する。
第1周辺部は、撮影領域の移動により比較的早い時期に撮影領域外に位置することになる対象が撮影された部分のことである。第1周辺部は、より具体的には、上述したように、画像の移動方向の周辺部のことである。
識別情報生成部124は、周辺判定部123により追跡対象の検出画像中の位置が第1周辺部に属していると判定されると、その検出画像に基づいて識別情報を生成する。識別情報は、被写体Rsである鉄筋群を構成する鉄筋であって追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する情報である。識別情報は、具体的には、例えば、識別情報により識別される鉄筋(以降、識別対象鉄筋と記す。)の検出画像中における位置を示す座標情報、識別対象鉄筋の姿勢情報、又は、識別対象鉄筋の回転情報などを含む。
なお、追跡対象が鉄筋である場合には、識別対象鉄筋は、追跡対象である鉄筋(以降、追跡対象鉄筋と記す。)と同じであってもよい。また、所定範囲とは、追跡対象から大きく離れていない範囲という程度の意味であり、例えば、追跡対象から配筋された鉄筋のピッチの数倍以内の距離に収まる範囲である。
記録制御部130は、検出部120が第1周辺部から追跡対象を検出したときに、検出画像又は検出画像に基づいて生成された代用情報を、識別情報と関連付けて記録部140に記録する。上述した鉄筋計測用情報は、記録制御部130により記録部140に関連付けて記録される情報であり、本実施形態では、関連付けて記録される検出画像又は代用情報と識別情報のことである。
また、代用情報とは、鉄筋計測時に検出画像の代わりに用いられ得る情報のことである。代用情報は、鉄筋計測時に鉄筋の本数が計数される場合であれば、鉄筋の本数が計数可能な情報であり、例えば、検出画像に含まれる鉄筋の部分を線で表示した線画であってもよく、検出画像に含まれる鉄筋の位置を示す座標情報であってもよい。代用情報を記録部140に記録する場合には、記録制御部130は、検出画像に基づいて代用情報を生成する。
記録部140は、上述した記録装置であり、例えば、図4に示すストレージ103である。なお、図5では、記録部140が情報記録装置100に内蔵されている例が示されているが、記録部140は、情報記録装置100に接続された外付け装置であってもよい。また、記録部140は、情報記録装置100とは異なるロケーションに設置された、通信ネットワークを介して通信可能なファイルサーバやデータベースサーバなどであってもよい。
鉄筋計測部150は、記録部140に関連付けて記録された鉄筋計測用情報に基づいて、鉄筋計測処理を行う。鉄筋計測処理は、例えば、鉄筋の本数を計数する処理、鉄筋の径を計測する処理、配筋された鉄筋のピッチを計測処理などである。鉄筋計測部150は、さらに、計測結果(計数結果を含む)を設計情報と比較して設計情報どおりに配筋されているかどうかを検査する検査処理を行ってもよい。なお、鉄筋計測部150は、情報記録装置100とは異なる装置に設けられても良い。
図7は、情報処理の一例を示すフローチャートである。図8は、検出処理の一例を示すフローチャートである。図9は、図8に示す検出処理を説明するための図である。図10は、記録制御処理の一例を示すフローチャートである。図7から図10を参照しながら、情報処理について具体的に説明する。
情報記録装置100では、配筋された鉄筋群の動画像が入力されると、プロセッサ101が図7に示す情報処理を開始する。
プロセッサ101は、まず、画像取得処理(ステップS100)を行う。画像取得処理では、プロセッサ101は、動画像からフレーム画像を切り出す。切り出されたフレーム画像は、例えば、メモリ102に一時的に記憶される。
プロセッサ101は、画像取得処理が終了すると、検出処理(ステップS200)と記録制御処理(ステップS300)を行う。検出処理と記録制御処理については、後述する。
プロセッサ101は、記録制御処理が終了すると、終了判定処理(ステップS400)を行う。終了判定処理では、プロセッサ101は、予め設定されている終了条件を満たしているかを判定する。終了条件を満たしていないと判定すると、プロセッサ101は、ステップS100からステップS400の処理を繰り返す。そして、終了条件を満たしていると判定すると、プロセッサ101は、図7に示す情報処理を終了する。
なお、終了条件については特に限定しないが、以下に典型的な終了条件について説明する。プロセッサ101は、画像取得処理で取得したフレーム画像から終了を示すマーカを検出したときに、終了条件を満たすと判定してもよい。また、プロセッサ101は、利用者が終了指示を情報記録装置100に入力したときに、終了条件を満たすと判定してもよい。また、プロセッサ101は、デジタルカメラ10の姿勢を検出し、情報記録装置100が所定の姿勢(例えば下を向いた姿勢)にあるときに終了条件を満たすと判定してもよい。
情報記録装置100では、画像取得処理が終了すると、プロセッサ101が図8に示す検出処理を開始する。
プロセッサ101は、まず、追跡対象が設定済みか否かを判定し(ステップS201)、設定されていない場合には、追跡対象を設定する(ステップS202)。その後、プロセッサ101は、フレーム画像から追跡対象を検出し(ステップS203)、検出した追跡対象の位置がフレーム画像の第1周辺部に属するか否かを判定する(ステップS204)。追跡対象の位置が第1周辺部に属していない場合には、プロセッサ101は、検出処理を終了する。一方、追跡対象の位置が第1周辺部に属している場合には、プロセッサ101は、フレーム画像に基づいて識別情報を生成し(ステップS205)、その後、検出処理を終了する。
情報記録装置100では、図8に示す検出処理がフレーム画像毎に繰り返し行われる。これにより、図9に示すように、最初に入力された画像P1に基づいて、例えば鉄筋R1上に追跡対象T1が設定される。また、その後に入力された画像の中から追跡対象T1が第1周辺部に位置する画像P2が特定され、その画像P2に基づいて識別情報が生成される。
情報記録装置100では、検出処理が終了すると、プロセッサ101が図10に示す記録制御処理を開始する。
プロセッサ101は、まず、ステップS200の検出処理において第1周辺部から追跡対象が検出されたか否かを判定する(ステップS301)。追跡対象が第1周辺部から検出されていない場合には、プロセッサ101は、記録制御処理を終了する。一方、追跡対象が第1周辺部から検出されている場合には、プロセッサ101は、そのフレーム画像(検出画像)又はそのフレーム画像に代わる代用情報をステップS205で生成した識別情報と関連付けてストレージ103に記録し(ステップS302)、その後、記録制御処理を終了する。
本実施形態に係る情報記録装置100によれば、被写体にマーカを付けることなく撮影された鉄筋群の動画像から、鉄筋計測用情報を生成して記録することができる。このため、利用者の負担を軽減しながら鉄筋計測用情報を記録することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る情報記録装置のハードウェア構成は、情報記録装置100のハードウェア構成と同様である。本実施形態に係る情報記録装置の機能構成は、検出部120の代わりに検出部220を備える点が情報記録装置100の機能構成とは異なり、その他の機能構成は同様である。
図11は、検出部220の機能構成を例示した図である。検出部220は、取得部110が取得したフレーム画像の第1周辺部から追跡対象を検出し、検出結果を記録制御部130へ出力する点は、第1の実施形態に係る検出部120と同様である。
検出部220は、図11に示すように、設定部121の代わりに設定部221を備える点と、周辺判定部123の代わりに周辺判定部223を備える点が、検出部120とは異なる。
設定部221は、追跡対象を設定する点については設定部121と同様である。設定部221は、検出部220が第1周辺部から追跡対象を検出したときに、検出画像に基づいて追跡対象を更新する点が、設定部121とは異なる。
設定部221は、検出部220が第1周辺部から追跡対象を検出したときに、検出画像の移動方向とは反対方向の周辺部(以降、第2周辺部と記す。)に基づいて追跡対象を更新する。具体的には、設定部221は、例えば、検出画像の第2周辺部に位置する鉄筋のいずれかを追跡対象に設定することで、追跡対象を更新してもよい。
周辺判定部223は、設定部221に追跡対象を更新するタイミング通知する点が、周辺判定部123とは異なる。その他の点は、周辺判定部123と同様である。
図12は、本実施形態に係る検出処理の一例を示すフローチャートである。図13は、図12に示す検出処理を説明するための図である。
本実施形態に係る情報記録装置では、画像取得処理が終了すると、プロセッサ101が図12に示す検出処理を開始する。なお、ステップS501からステップS505の処理は、図8のステップS201からステップS205の処理と同様である。
プロセッサ101は、検出した追跡対象の位置がフレーム画像の第1周辺部に属していると判定し(ステップS504YES)、フレーム画像に基づいて識別情報を生成すると(ステップS505)、検出対象を更新し(ステップS506)、その後、検出処理を終了する。なお、ステップS505とステップS506の処理は、どちらを先に行ってもよく、又は時間的に並列して行ってもよい。
本実施形態に係る情報記録装置では、図13に示すように、追跡対象が第1周辺部に位置する画像(画像P2、画像P3)が特定されたときに、その画像に基づいて識別情報が生成されるとともに、新たな追跡対象(追跡対象T2、追跡対象T3)が設定されて、追跡対象が更新される。これにより、追跡対象を更新しながら追跡処理を半永久的に継続することができる。
本実施形態に係る情報記録装置によっても、情報記録装置100と同様に、被写体にマーカを付けることなく撮影された鉄筋群の動画像から、鉄筋計測用情報を生成して記録することができる。
また、本実施形態に係る情報記録装置によれば、追跡対象を更新することで、追跡対象毎に鉄筋計測用情報を生成することが可能であり、より多くの鉄筋計測用情報を得ることができる。さらに、検出画像の第1周辺部から追跡対象を検出したときにその検出画像に含まれる物体を新たな検出対象に設定することで、追跡対象毎に生成される鉄筋計測用情報の撮影領域の一部を重複させることができる。これにより、配筋された鉄筋群全体の鉄筋計測用情報を漏れなく記録することができる。特に、第2周辺部の物体を新たな検出対象に設定することで、撮影領域の重複を少なくすることができるため、配筋された鉄筋群全体の鉄筋計測用情報を効率的に記録することができる。
従って、本実施形態に係る情報記録装置によっても、利用者の負担を軽減しながら鉄筋計測用情報を記録することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る情報記録装置300は、動画像を処理することで鉄筋計測用情報を記録装置に記録する記録制御装置であり、その点は、情報記録装置100と同様である。情報処理装置300は、ハードウェア構成についても情報記録装置100と同様であるが、機能構成については情報記録装置100とは異なっている。
図14は、情報処理装置300の機能構成を例示した図である。情報処理装置300は、検出部120の代わりに検出部320を備える点、記録制御部130の代わりに記録制御部330を備える点、鉄筋計測部150の代わりに鉄筋計測部350を備える点が、情報記録装置100とは異なる。
検出部320は、第1周辺部から追跡対象を検出したときに、検出結果を記録制御部330へ出力する点は、検出部120と同様である。検出部320は、第1周辺部から追跡対象を検出したときに、デジタルカメラ10に対して撮影画像の撮影を指示する撮影指示を出力する点が、検出部120とは異なる。なお、デジタルカメラ10は、検出部320からの出力された撮影指示に従って鉄筋群の撮影画像を撮影し、情報処理装置300(取得部110)へ出力する。
記録制御部330は、検出部320が第1周辺部から追跡対象を検出したときに、検出画像の代わりに、検出後に新たに撮影された鉄筋群の静止画像である撮影画像又は撮影画像に基づいて生成された代用情報を、識別情報と関連付けて記録部140に記録する点が、記録制御部130とは異なる。
鉄筋計測部350は、記録部140に関連付けて記録された鉄筋計測用情報に基づいて、鉄筋計測処理を行う点は、鉄筋計測部150と同様である。鉄筋計測部350は、鉄筋計測用情報が撮影画像又は撮影画像に基づいて生成された代用情報と識別情報とを含む点が、鉄筋計測部150とは異なる。
図15は、本実施形態に係る検出処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る情報記録装置では、画像取得処理が終了すると、プロセッサ101が図15に示す検出処理を開始する。なお、ステップS601からステップS604の処理は、図8のステップS201からステップS204の処理と同様である。
プロセッサ101は、検出した追跡対象の位置がフレーム画像の第1周辺部に属していると判定すると(ステップS604YES)、デジタルカメラ10へ撮影画像の撮影を指示する(ステップS605)。そして、デジタルカメラ10で新たに撮影された鉄筋群の静止画像である撮影画像を取得する(ステップS606)。さらに、プロセッサ101は、ステップS606で取得した撮影画像に基づいて識別情報を生成し(ステップS607)、検出対象を更新し(ステップS608)、その後、検出処理を終了する。なお、ステップS605からステップS607までの一連の処理とステップS608の処理については、どちらを先に行ってもよく、又は時間的に並列して行ってもよい。
本実施形態に係る情報記録装置によっても、第1及び第2の実施形態に係る情報記録装置と同様に、被写体にマーカを付けることなく撮影された鉄筋群の動画像から、鉄筋計測用情報を生成して記録することができる。また、第2の実施形態に係る情報記録装置と同様に、より多くの鉄筋計測用情報を得て、配筋された鉄筋群全体の鉄筋計測用情報を漏れなく記録することができる。従って、利用者の負担を軽減しながら鉄筋計測用情報を記録することができる。
さらに、本実施形態に係る情報記録装置によれば、第1周辺部から追跡対象を検出したときにデジタルカメラ10へ撮影画像の撮影を指示することで、静止画像である撮影画像を用いた鉄筋計測情報を記録することができる。静止画撮影機能を用いて撮影した撮影画像は動画像から切り出したフレーム画像(検出画像)に比べて一般に高精細な画像であり、また、動画像において生じるローリングシャッター歪を含まない。2次元平面内のどの位置に追跡対象が存在するかが分かればよい検出処理とは異なり、鉄筋計測処理では、歪が与える悪影響が比較的大きい。このため、撮影画像を用いた鉄筋計測情報を記録することで、検出画像を用いた鉄筋計測情報を記録した場合に比べて、鉄筋計測の精度の向上に貢献することができる。
[第4の実施形態]
本実施形態に係る情報記録装置のハードウェア構成は、情報記録装置100のハードウェア構成と同様である。本実施形態に係る情報記録装置の機能構成は、検出部120の代わりに検出部420を備える点が情報記録装置100の機能構成とは異なり、その他の機能構成は同様である。
図16は、検出部420の機能構成を例示した図である。検出部420は、取得部110が取得したフレーム画像の第1周辺部から追跡対象を検出する点は、検出部120と同様である。
検出部420は、図15に示すように、設定部121の代わりに設定部221を備える点、周辺判定部123の代わりに周辺判定部223を備える点、記録条件判定部421を備える点、識別情報生成部124の代わりに識別情報生成部422を備える点が、検出部120とは異なる。
また、検出部420と検出部220を比較すると、検出部420は、記録条件判定部421を備える点と、識別情報生成部124の代わりに識別情報生成部422を備える点が、検出部220とは異なる。
記録条件判定部421は、検出画像に含まれる鉄筋の長さについての条件である記録条件を満たしているか否かを判定する。
記録条件は、例えば、検出画像の第1周辺部に含まれる鉄筋の長さが所定長さ以上であるという条件でもよい。ここで、所定長さは計測対象外の鉄筋であると判断することができる程度に短い長さである。配筋された鉄筋群では通常は凡そ一定の長さの鉄筋が連続して並んでいる。この点を考慮すると、第1周辺部で条件を満たさない鉄筋が検出された場合には、それ以降(即ち、第1周辺部から第1方向側)にも同様に条件を満たさない鉄筋が並んでいることが想定される。このため、第1周辺部に含まれる鉄筋の長さについての条件を記録条件とすることで、不必要な情報を鉄筋計測情報として記録することを避けることができる。
また、記録条件は、例えば、検出画像の第1周辺部に含まれる鉄筋の長さ又は検出画像の第2周辺部に含まれる鉄筋の長さの少なくとも一方が所定長さ以上であるという条件でもよい。配筋された鉄筋群に部分的に短い鉄筋が含まれることが稀にある。第1周辺部に含まれる鉄筋の長さと第2周辺部に含まれる鉄筋の長さの両方についての条件を記録条件とすることで、上記のような稀がケースで生じ得る誤った判定を回避することができる。
また、記録条件は、例えば、更新前の追跡対象である鉄筋から更新後の追跡対象である鉄筋までの間に存在する鉄筋のうち所定長さ以上の鉄筋の割合が所定の割合以上であるという条件でもよい。このような記録条件とすることで、上記のような稀がケースで生じ得る誤った判定を更に確実に回避することができる。
識別情報生成部422は、記録条件判定部421が記録条件を満たしていると判断したときに、識別情報を生成する。
本実施形態に係る情報記録装置では、記録制御部130は、検出部420が第1周辺部から追跡対象を検出し、且つ、記録条件判定部421が記録条件を満たしていると判定したときに、検出画像又は代用情報を、識別情報と関連付けて記録装置に記録する。
図17は、本実施形態に係る検出処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る情報記録装置では、画像取得処理が終了すると、プロセッサ101が図17に示す検出処理を開始する。なお、ステップS701からステップS704の処理は、図8のステップS201からステップS204の処理と同様である。
プロセッサ101は、検出した追跡対象の位置がフレーム画像の第1周辺部に属していると判定すると(ステップS704YES)、検出対象を更新すると共に(ステップS705)、そのフレーム画像(検出画像)を解析し(ステップS706)、記録条件を満たしているか否かを判定する(ステップS707)。記録条件を満たしていない場合には、プロセッサ101は、検出処理を終了する。一方、記録条件を満たしている場合には、プロセッサ101は、検出画像に基づいて識別情報を生成し(ステップS708)、その後、検出処理を終了する。なお、ステップS705の処理とステップS706からステップS708までの一連の処理については、どちらを先に行ってもよく、又は時間的に並列して行ってもよい。
本実施形態に係る情報記録装置によっても、第1から第3の実施形態に係る情報記録装置と同様に、被写体にマーカを付けることなく撮影された鉄筋群の動画像から、鉄筋計測用情報を生成して記録することができる。また、第2の実施形態に係る情報記録装置と同様に、より多くの鉄筋計測用情報を得て、配筋された鉄筋群全体の鉄筋計測用情報を漏れなく記録することができる。従って、利用者の負担を軽減しながら鉄筋計測用情報を記録することができる。
さらに、本実施形態に係る情報記録装置によれば、記録条件を満たしていない場合には、たとえ第1周辺部から追跡対象が検出された場合であっても、鉄筋計測用情報の記録を行わずに追跡対象の更新のみを行う。これにより、不必要な情報を鉄筋計測情報として記録することを避けることができる。
[第5の実施形態]
本実施形態に係る情報処理装置500は、ハードウェア構成についても情報記録装置100と同様であるが、機能構成については情報記録装置100とは異なっている。
図18は、情報処理装置500の機能構成を例示した図である。情報処理装置500は、動画像を記録する第2記録部510を備える点が、情報記録装置100とは異なる。なお、図18では、第2記録部510は、記録部140とは別の機能構成要素として記載されているが、記録部140と同じハードウェア(例えば、ストレージ103)であってもよい。
利用者は、例えば、現場でデジタルカメラ10を用いて鉄筋群を撮影した動画を、可搬記録媒体を介して、オフィスなどの現場とは異なるロケーションに設置された情報処理装置500の第2記録部510にコピーする。これにより、情報処理装置500は、第2記録部510から動画を適宜読み出すことができるため、情報記録装置100と同様に動作することができる。
従って、本実施形態に係る情報処理装置500によっても、情報記録装置100と同様の効果を得ることができる。なお、情報処理装置500は、例えば、デジタルカメラ10と同じ現場に持ち込んで使用してもよい。この場合でも、動画像を第2記録部510に記録することで、鉄筋計測情報を記録する情報処理を、動画像の撮影タイミングによって制限されることなく行うことができるといったメリットがある。
[第6の実施形態]
図19は、本実施形態に係る配筋検査支援システム2の構成を例示した図である。図20は、配筋検査支援システム2に含まれる情報処理装置600の機能構成を例示した図である。
配筋検査支援システム2は、図19に示すように、デジタルカメラ10と、情報処理装置600と、鉄筋検査装置700とを備える。情報処理装置600と鉄筋検査装置700はいずれも、例えば標準的なコンピュータである。デジタルカメラ10と情報処理装置600は被写体Rsと同じロケーション(即ち、現場)で用いられるのに対して、鉄筋検査装置700は、被写体Rsとは異なるロケーション(例えば、オフィスやデータセンタなど)に設置されている。
情報処理装置600は、図20に示すように、鉄筋計測部150を備えていないという点で、第1の実施形態に係る情報記録装置100とは異なる。その他の点は、情報記録装置100と同様である。その一方で、鉄筋検査装置700が鉄筋計測部150に相当する機能を有する。
本実施形態に係る配筋検査支援システム2では、鉄筋計測用情報を記録する上述した情報処理までは情報処理装置600を用いて現場で行い、鉄筋計測処理は鉄筋検査装置700で行われる。
本実施形態に係る配筋検査支援システム2によっても、配筋検査支援システム1と同様の効果を得ることができる。また、配筋検査支援システム2では、コンピュータに対して比較的負担の大きな処理である鉄筋計測処理を情報処理装置600とは別の装置で行うことができるため、情報処理装置600を比較的低いスペックのコンピュータで構成することができる。
[第7の実施形態]
図21は、本実施形態に係る配筋検査支援システム3の構成を例示した図である。図22は、配筋検査支援システム3に含まれる情報処理装置800の機能構成を例示した図である。
配筋検査支援システム3は、図21に示すように、情報処理装置800を備えている。情報処理装置800は、例えば、タブレット型のコンピュータであり、第1の実施形態に係る配筋検査支援システム1のデジタルカメラ10と情報記録装置100の両方の機能を備えている。
情報処理装置800は、図22に示すように、撮影部810を備える点が、情報記録装置100とは異なる。その他の点は、情報記録装置100と同様である。
本実施形態に係る配筋検査支援システム3によっても、配筋検査支援システム1と同様の効果を得ることができる。また、配筋検査支援システム3は、デジタルカメラが情報処理装置800に組み込まれているため、配筋検査支援システム1と比較して可搬性に優れている。従って、工事現場のような屋外の環境での使用に好適である。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための具体例を示したものであり、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、動画像から切り出したフレーム画像に基づいて追跡対象を検出する例を示したが、追跡に使用される画像は、動画像に限らない。例えば、撮影領域を移動しながら連続して撮影された複数の静止画像(撮影画像)であってもよい。
また、上述した実施形態では、追跡対象が第1周辺部から検出されたときに鉄筋計測用情報を記録する例を示したが、例えば、追跡開始時(つまり、追跡対象を最初に設定するとき)や追跡終了時(つまり、終了判定を満たしたとき)にも鉄筋計測用情報を記録しても良い。その場合、計測対象の鉄筋の始点、終点の座標情報を識別情報として記録することが望ましい。計測対象の鉄筋の始点、終点は、被写体に設けられたマーカによって特定されてもよく、利用者の入力によって特定されても良い。また、計測対象の鉄筋の始点、終点の座標情報を記録しない場合には、鉄筋計測処理の際に画像から鉄筋の始点と終点を判断してもよい。
また、上述した実施形態では、識別情報として、識別対象鉄筋の検出画像中における位置を示す座標情報、識別対象鉄筋の姿勢情報、又は、識別対象鉄筋の回転情報を例示したが、識別対象鉄筋を識別するためのこれ以外の他の情報を更に含んでもよい。例えば、撮影領域の移動速度や移動量、追跡対象周辺の部分画像などを含んでも良い。
また、上述した実施形態では、1つ追跡対象を追跡する例を示したが、複数の追跡対象を同一の鉄筋上に設定してもよい。このように設定することで、より確実に追跡対象鉄筋を追跡することができる。
また、上述した実施形態では、追跡対象を第1方向と交差する方向に配置された鉄筋に設定する例を示したが、第1方向と交差する方向に配置された鉄筋上であっても、第1方向に沿って配置された鉄筋と重なる領域には設定しないことが望ましい。そのような領域に追跡対象を設定すると、追跡の難易度が上昇してしまうからである。
また、上述した実施形態では、追跡対象が第1周辺部から検出されたときに鉄筋計測用情報を記録する例を示したが、異なる基準で鉄筋計測用情報を記録しても良い。例えば、撮影領域が計測対象の鉄筋の所定本数分だけ移動する毎に鉄筋計測用情報を記録しても良い。
また、上述した実施形態では、画像又は代用情報を識別情報と関連付けて記録する例を示したが、記録した画像を表示する際には、識別情報により識別される鉄筋に仮想的なマーカを付加して表示してもよい。これにより、重複して記録された撮影領域を容易に視認することができる。
また、上述した実施形態では、配筋検査支援システムは、ステレオカメラを備えても良く、配筋検査支援システムに含まれる情報処理装置は、ステレオカメラで取得した画像を用いて情報処理を行ってもよい。例えば、ステレオカメラで取得される一方の動画像に対して上述した画像取得処理と検出処理を行い、第1周辺部から追跡対象が検出されたときに、視差を有する2枚の撮影画像を取得してもよい。この方式は、奥行きの情報を必要とする鉄筋計測処理が行われる場合に特に好適である。また、ステレオカメラで取得される両方の動画像に対して上述した画像取得処理と検出処理を行ってもよい。これにより、より確実に追跡対象を追跡することができる。
1、2、3・・・配筋検査支援システム、10・・・デジタルカメラ、100、300、500、600、700、800・・・情報処理装置、101・・・プロセッサ、102・・・メモリ、103・・・ストレージ、104・・・インタフェース装置、105・・・可搬記録媒体駆動装置、106・・・可搬記録媒体、107・・・バス、110・・・取得部、120、220、320、420・・・検出部、121、221・・・設定部、122・・・対象検出部、123、223・・・周辺判定部、124、422・・・識別情報生成部、130、330・・・記録制御部、140・・・記録部、150、350・・・鉄筋計測部、421・・・記録条件判定部、510・・・第2記録部、810・・・撮影部、P1、P2、P3・・・画像、R1、R2、R3・・・鉄筋、Rs・・・被写体、SA・・・撮影領域、T1、T2、T3・・・追跡対象

Claims (10)

  1. 配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得する取得部と、
    前記取得部が取得した画像の周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出する検出部と、
    前記検出部が前記第1周辺部から前記追跡対象を検出したときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する記録制御部を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記検出部は、
    前記取得部が取得した画像から前記追跡対象を検出する対象検出部と、
    検出された前記追跡対象の前記検出画像中の位置が前記第1周辺部に属しているか否かを判定する周辺判定部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記検出部は、前記追跡対象を設定する設定部を備え、
    前記設定部は、前記検出部が前記第1周辺部から前記追跡対象を検出したときに、前記検出画像に基づいて前記追跡対象を更新する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記検出部は、前記追跡対象を設定する設定部を備え、
    前記設定部は、前記検出部が前記第1周辺部から前記追跡対象を検出したときに、前記検出画像の前記移動方向とは反対方向の周辺部である第2周辺部に基づいて前記追跡対象を更新する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記設定部は、前記鉄筋群に含まれる鉄筋のいずれかを前記追跡対象に設定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、さらに、
    前記検出画像に含まれる鉄筋の長さについての条件である記録条件を満たしているか否かを判定する記録条件判定部を備え、
    前記記録制御部は、前記検出部が前記第1周辺部から前記追跡対象を検出し、且つ、前記記録条件判定部が前記記録条件を満たしていると判定したときに、前記検出画像若しくは前記撮影画像又は前記代用情報を、前記識別情報と関連付けて前記記録装置に記録する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置において、
    前記記録条件は、前記検出画像の前記第1周辺部に含まれる鉄筋の長さが所定長さ以上であるという条件である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項6に記載の情報処理装置において、
    前記記録条件は、
    前記検出画像の前記第1周辺部に含まれる鉄筋の長さ又は前記検出画像の前記第2周辺部に含まれる鉄筋の長さの少なくとも一方が所定長さ以上であるという条件である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得し、
    取得した画像の前記周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出し、
    前記第1周辺部から前記追跡対象が検出されたときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    配筋された鉄筋群と交差するように撮影領域を移動しながら撮影された前記鉄筋群の複数の画像を撮影順に取得し、
    取得した画像の周辺部であって画像中で前記鉄筋群が移動する方向である移動方向の周辺部である第1周辺部から追跡対象を検出し、
    前記第1周辺部から前記追跡対象が検出されたときに、前記追跡対象が検出された画像である検出画像若しくは前記追跡対象の検出後に新たに撮影された前記鉄筋群の画像である撮影画像又は前記検出画像若しくは前記撮影画像に基づいて生成された代用情報を、前記鉄筋群を構成する鉄筋であって前記追跡対象から所定範囲内に存在する鉄筋を識別する識別情報と関連付けて記録装置に記録する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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