JP2016060968A - 長短複合紡績糸およびそれを用いてなる織編物、防護材 - Google Patents

長短複合紡績糸およびそれを用いてなる織編物、防護材 Download PDF

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Abstract

【課題】耐切創性、耐摩耗性に優れた芯鞘構造の長短複合紡績糸および該紡績糸からなる耐切創性、耐摩耗性、軽量性、柔軟性、装着感に優れ、使用/洗濯の繰返しに対する長寿命(ロングライフ)化に繋がる織編物、防護材を提供すること。
【解決手段】(i)非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を芯部に配し、鞘部にアラミド短繊維束を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸、または、(ii)アラミド短繊維束を芯部に配し、鞘部に非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸であって、前記(i)および(ii)の長短複合紡績糸に占める非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸の割合が、5〜50質量%であることを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸、およびそれを用いてなる織編物、防護材、手袋である。
【選択図】図1

Description

本発明は、耐切創性および耐摩耗性に優れた長短複合紡績糸ならびに該長短複合紡績糸を用いてなる耐切創性、耐摩耗性、軽量性、柔軟性、装着感に優れる織編物、防護材に関する。さらに詳細には、耐切創性および耐摩耗性が付与されることで、切創、擦過などの危険が高い職場や過酷な環境下での長期の使用に耐えうる防護材に関する。
アラミド繊維を使用した手袋、腕カバー、前掛けなどの防護材は、当該繊維が刃物で切断されにくいので、木綿などを使用した従来の手袋、腕カバー、前掛け等の防護材に比べて耐切創性が画期的に高い。そのため、例えば自動車産業や、洗濯機、冷蔵庫などの家電製品産業において、バリの出た板金加工品を扱う作業、割れ易いガラス製品を扱うガラス産業、または金属片やガラス片が混入している可能性のある一般塵芥を扱うゴミ収集作業等の切創事故を起こし易い作業において、作業者の手や体を保護するために広く使用されてきた。しかしながら、当該作業者等からはより一層安全な手袋や腕カバー、前掛け等の防護材が強く要望されている。また、より一層軽量で柔軟性が高く作業性の良いものであることが望まれている。
一般に、アラミド繊維などの高強度繊維は、耐切創性に優れている一方で剛性が高いために、切創性と装着時の作業性の指標である柔軟性は、相互に取り合いの関係にある。
また、作業用手袋や作業衣などにおいては、着用者に作業の妨げとなる疲労感や不快感を与えることは好ましくなく、止むを得ない場合でもこれらは許される最小程度でなければならない。耐切創性が優れていても、手袋や腕カバー、前掛けなどの防護衣料では柔軟性が欠けていると着用者に疲労感を与え、さらに硬い繊維端の刺激はちくちく感のような不快感を着用者に与えるので、柔軟性があり、ちくちく感が少なく、軽量、耐切創性に優れる防護衣料を工業的に生産することは極めて重要なことである。
アラミド繊維は一般に、単糸繊度が太くなるにつれ、切断されにくくなることは特許文献1にも記載しているように明らかであり、手袋や腕カバー、前掛けなどの防護衣料の耐切創性の向上には、単糸繊度を大きくすることが原理的に有効である。従って、太いアラミド繊維を使用すれば耐切創性に優れた手袋等をつくることはできるが、短繊維の曲げ硬さは繊維径の増大とともに飛躍的に高くなるので、単純に従来の製造方法を適用しただけでは、手袋や織編物に柔軟性がなく、ちくちく感の多い手袋や織編物しかつくることができない。
特許文献2には、芯成分が無撚りのパラ系アラミド繊維で、鞘成分がPVA等の水溶性長繊維である長短複合紡績糸を、手編み機に供給して手袋を編み上げ80℃で湯洗いを行って水溶性長繊維を除去し、軽量、柔軟かつ耐切創性に優れた手袋をつくる提案がなされているが、柔軟性が付与されたことで手袋の耐切創性が低下する。また、特許文献3には、芯成分をアラミド繊維とし、鞘成分を高強力PVAフィラメント糸とすることで、耐切創性に優れる手袋を得る提案がなされているが、高強力PVA繊維は、アラミド繊維と同様に高弾性率繊維であるため、耐切創性が優れていても手袋の柔軟性が劣る。
さらに、特許文献4には、芯成分をポリエステルフィラメント糸とし、鞘成分をアラミド繊維とする長短複合紡績糸を用いて平織物を作製し、プリーツ性、防皺性などの形態保持性に優れ、耐切創性、耐熱性に優れた防護衣服をつくる提案がなされている。しかしながら、当該紡績糸では、パラ系アラミド繊維100%布帛の約80〜90%程度の耐切創性しか得られていないため、より一層高い切創性の達成を意図する場合には、必ずしも十分ではないのが実情である。
近年更なる性能向上が叫ばれる折、アラミド繊維を用いた防護衣料等の利用分野において、上記性能に加え、例えば作業用手袋においては、使用後に洗濯を行ない、それを繰り返して再利用する場合が多く、より長寿命(ロングライフ)化が望まれている。特に、紡績糸で構成された手袋については、使用と洗濯を繰り返していくうちに、摩擦や摩耗で糸がダメージを受けやすい傾向にあり、次第に糸が細く、手袋の厚みが薄くなることにより、耐切創性が低下するとともに、糸切れによって手袋に穴が開き使用できない状態となる。
特開平9−157981号公報 特開2001−131842号公報 特開2003−138410号公報 特開2000−256927号公報
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、耐切創性および耐摩耗性に優れた芯鞘構造の長短複合紡績糸、ならびに、該長短複合紡績糸からなる耐切創性、耐摩耗性、軽量性、柔軟性、装着感に優れ、使用/洗濯の繰返しに対する長寿命(ロングライフ)化に繋がる織編物、防護材を提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次の手段を採用するものである。すなわち、本発明は、以下の通りである。
(1)(i)非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を芯部に配し、鞘部にアラミド短繊維束を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸、または、(ii)アラミド短繊維束を芯部に配し、鞘部に非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸であって、
前記(i)および(ii)の長短複合紡績糸に占める非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸の割合が、5〜50質量%であることを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
(2)前記長短複合紡績糸の綿番手が5〜30番手であり、撚係数が1.5〜4.5の範囲である上記(1)に記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
(3)前記(i)の長短複合紡績糸は、芯部が非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸で、鞘部がアラミド短繊維束であり、該非水溶性合成繊維フィラメントが、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維およびポリオレフィン系繊維からなる群から選ばれる少なくとも1以上の繊維である、上記(1)または(2)に記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
(4)非水溶性合成繊維フィラメントがポリアミド繊維である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の長短複合紡績糸で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた織編物。
(6)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の長短複合紡績糸または上記(5)に記載の織編物で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた防護材。
(7)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の長短複合紡績糸または上記(5)に記載の織編物で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた手袋。
本発明の芯鞘構造の長短複合紡績糸および織編物は、アラミド短繊維束と非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を用い、一方の糸で他方の糸を被覆させるようにしているので、アラミド短繊維100%紡績糸と同等以上の耐切創性および耐摩耗性を有している。さらに、合成繊維フィラメントの持つ軽量性と柔軟性を保持している。従って、手袋、腕カバー、前掛け、作業衣、スポーツ衣、アウトドアスポーツ衣等の防護材に好適な織編物を提供できる。これにより、使用/洗濯の繰返しに対する長寿命(ロングライフ)化を図ることが可能になる。
本発明の長短複合紡績糸(i)の一態様を示す正面図である。 図1に示した長短複合紡績糸の断面図である(実施例6〜9)。 本発明の長短複合紡績糸(ii)の一態様を示す正面図である。 図3に示した長短複合紡績糸の断面図である(実施例1〜3)。 図3に示した長短複合紡績糸の断面図である(実施例4〜5)。 混紡糸の断面図である(比較例3〜5)。 本発明の長短複合紡績糸の製造方法の一例を示す工程図である。
本発明の芯鞘構造の長短複合紡績糸は、非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸と、アラミド短繊維束とで構成され、当該長短複合紡績糸に占める該合成繊維フィラメントのウーリー加工糸の割合が5〜50質量%のものである。長短複合紡績糸の製造方法については、詳細を後述するが、紡績工程の精紡機においては、芯部および鞘部を構成する糸の種類は、精紡機に供給する両糸の送り出し量によって異なり、相対的に送り出し量の少ない糸が芯部となり、相対的に送り出し量の多い糸が鞘部となるので、糸の送り出し量を調整することで、芯部と鞘部の構成が異なる上記の(i)または(ii)の芯鞘構造の長短複合紡績糸を適宜に製造可能である。なお、両糸の送り出し量がほぼ等しい場合は、芯鞘構造とはならず単なる合撚糸となる。
また、前記(ii)の長短複合紡績糸の他の製造方法として、アラミド短繊維のみから単糸または双糸の紡績糸を製造し、そのアラミド短繊維紡績糸を芯部とし、鞘部に該合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を配した糸を、カバーリング機により製造可能である。
長短複合紡績糸に占める合成繊維フィラメントのウーリー加工糸が、5質量%未満の場合には、アラミド紡績糸100%品と同等以上の耐切創性、耐摩耗性、柔軟性を織編物に付与することができにくくなる。また、合成繊維フィラメントのウーリー加工糸が、50質量%を超える場合には、織編物の耐切創性、耐熱性の低下が現れ、アラミド繊維の優れた特性を損なう。合成繊維フィラメントのウーリー加工糸が複合紡績糸に占める好ましい割合は10〜45質量%、耐切創性と耐摩耗性の相乗効果が顕著に現れるという点では、10〜40質量%の範囲がより好ましい。
長短複合紡績糸を構成する合成繊維フィラメントのウーリー加工糸は、非水溶性であることが肝要である。ポリビニルアルコール繊維等の水溶性フィラメント糸は、熱水等に溶解する性質がある。本発明の長短複合紡績糸は、特に厳しい使用環境で用いられる防護材に適用できることが望まれるため、使用環境下で水や熱水に溶解するおそれのある合成繊維フィラメント糸は好ましくない。
合成繊維フィラメントは、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維およびポリオレフィン系繊維からなる群から選ばれる少なくとも1以上の繊維が好ましい。ポリアミド繊維としては、ナイロン66、ナイロン6等が挙げられる。ポリオレフィン系繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等があり、ポリエチレン繊維としては、高強力ポリエチレン繊維(例えば、東洋紡株式会社製、商品名「ダイニーマ」「ツヌーガ」、DSM社製、商品名「ダイニーマ」、ハネウエル社製、商品名「スペクトラ」)等が挙げられる。中でも、耐摩耗性、柔軟性や手袋の構成糸としての汎用性の点より、ポリアミド繊維が特に好ましい。これらの合成繊維フィラメントは、加工性に優れる点より、ウーリー加工糸が用いられる。合成繊維フィラメントのウーリー加工糸は、前記(ii)の長短複合紡績糸の場合、フィラメントカバリング糸を含み、フィラメント糸はモノフィラメント、マルチフィラメントのいずれでもよいが、複合加工性、芯、鞘のずれ防止の観点よりマルチフィラメント糸がより好ましい。一方、前記(i)の長短複合紡績糸の場合、芯成分を構成する合成繊維フィラメントのウーリー加工糸としてはマルチフィラメント糸が用いられる。
マルチフィラメント糸の繊度としては、33〜590dtexの範囲が好ましい。590dtexを超える場合には加工性が劣り、33dtex未満の場合には耐摩耗性や柔軟性の効果が低くなる。
長短複合紡績糸を構成するアラミド短繊維束は、アラミド短繊維を通常の短繊維紡績工程である打綿、梳綿、練条、粗紡などの工程を通すことにより得られるスライバーや粗糸、または精紡後の紡績糸の単糸や双糸からなる。また、繊維長を長くして(76〜160mm)一般の梳毛紡績を通したスライバーや粗糸の短繊維束を作製してもよい。
上記アラミド繊維としては、メタ系アラミド繊維、パラ系アラミド繊維が挙げられ、両繊維を任意の混紡率で混紡した混紡品であってもよく、あるいは各100%品で用いてもよく、要求される防護材の特性により選定するのがよい。中でも、耐切創性および耐熱性に優れる点より、パラ系アラミド繊維が好ましい。かかるパラ系アラミド繊維としては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(東レ・デュポン社製、商品名「ケブラー」(登録商標))、コポリパラフェニレン−3,4'−ジフェニルエーテルテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商品名「テクノーラ」)等がある。これらの繊維の中でも、特に耐切創性に優れているポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維が好ましい。
アラミド短繊維の繊維長は特に限定しないが、紡績方法に合わせ最適な繊維長を選択するのがよく、35〜160mmの範囲が好ましく、より好ましくは45〜130mの範囲である。また、良好な紡績性を得るために、短繊維の捲縮数は、約3〜約12山/インチが望ましい。
織編物や手袋等の耐切創性を保持しつつ、柔軟性を得るために、アラミド短繊維の単糸繊度は0.6〜5.0dtexの範囲が好ましく、0.9〜4.5dtexの範囲がより好ましく、1.0〜3.5dtexの範囲が特に好ましい。単糸繊度が小さすぎると耐切創性を保持しにくくなり、反対に大きすぎると柔軟性に欠け、特に上記(ii)の長短複合紡績糸の場合などは、合成繊維フィラメント糸で被覆しても、ちくちく感を解消しにくくなる。また、単糸繊度が大きすぎると、加工性が劣るだけでなく、特に上記(i)の長短複合紡績糸の場合などは、被覆する短繊維束の本数が少なくなることにより、織編物の耐摩耗性の向上効果が乏しくなる。
本発明の長短複合紡績糸の撚方向は、S、Zのいずれでもよく、下記式で表わされる撚係数Kは一般の紡績糸よりやや高めにするのが芯部を鞘部で覆う点で好ましく、K=1.5〜4.5の範囲が望ましい。撚係数を1.5より低くすると、芯、鞘の加工性が悪化し好ましくない。また、撚係数Kを4.5より高くすると強撚になりすぎて二重撚の発生が強くなって加工性が悪化し、また風合いの観点からも好ましくない。より好ましくはK=1.7〜4.0の範囲である。
撚係数 K=T/s1/2
ここで、T;撚数(回/インチ)、s;綿番手
長短複合紡績糸の太さは、用途にもよるが、通常30s〜5s番手の範囲で好ましく使われる。ここで、糸が細くなると番手数が大きくなる。5s未満では長短複合紡績糸の加工性が劣り、30sを超えると長短複合紡績糸の耐切創性が低下する。織編物や手袋の編立てに用いる長短複合紡績糸の形態は、紡績後の単糸でもよいし、単糸を2本引きそろえて単糸と逆方向に撚糸した双糸でもよく、双糸の番手は30/2s〜5/2sが望ましい。
次に、図面を参照しながら、本発明の長短複合紡績糸の製造方法について、一例を挙げて説明する。図7は長短複合紡績糸の製造工程図である。
上記(i)の長短複合紡績糸のように、非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を芯部に配し、鞘部にアラミド短繊維束を配した芯鞘構造の場合、鞘成分のアラミド短繊維束1がスライバーや粗糸の場合、例えば一対のテーパーフロントローラー6からなるフロントトップローラーおよびフロントボトムローラーを有するリング精紡機により、トランペット3を介してバックローラー4、エプロンドラフトローラー5を経て、フロントローラー6の送り出し量の高い側へ通し、芯成分の合成繊維フィラメント束2をフロントローラー6の送り出し量の低い側へガイドを介して通した後、アラミド短繊維束1と同時にフロントローラー6より紡出し、合成繊維フィラメント束2を中心にアラミド短繊維束1が実撚付与時に順次巻回され、芯成分の連続糸条を長短複合紡績糸の撚方向に沿ってこより状に包み込む状態で糸形成させることにより得ることができる。長短複合紡績糸(i)の正面図を図1に、断面図を図2に示すが、図中、1はアラミド短繊維束、2は非水溶性合成繊維フィラメントである。非水溶性合成繊維フィラメント2は表面に存在せず、アラミド短繊維束1に隠れて見え隠れする状態で存在する。
反対に、上記(ii)の長短複合紡績糸のように、鞘成分が連続糸条である合成繊維フィラメント束の場合、例えば一対のテーパーフロントローラー6からなるフロントトップローラーおよびフロントボトムローラーを有するリング精紡機により、トランペット3を介してバックローラー4、エプロンドラフトローラー5を経て、フロントローラーの送り出し量の高い側へ通し、芯成分のアラミド短繊維束1をフロントローラーの送り出し量の低い側へガイドを介して通した後、合成繊維フィラメント束2と同時にフロントローラーより紡出し、アラミド短繊維束1を中心に合成繊維フィラメント束2が実撚付与時に順次巻回され、芯成分のアラミド短繊維糸条を長短複合紡績糸の撚方向に沿ってこより状に包み込む状態で糸形成させることにより得ることができる。長短複合紡績糸(ii)の正面図を図3に、断面図を図4に示すが、図中、1はアラミド短繊維束、2は非水溶性合成繊維フィラメントである。非溶性合成繊維フィラメント2は、長短複合紡績糸のうち5〜50質量%の比率で存在するため、アラミド短繊維束1の一部を覆った状態で存在する。
図7の工程図は、精紡機のドラフト、加撚の概要を示すもので、精紡機に供給される短繊維束1がトランペット3を介してバックローラー4に供給され、エプロンドラフトローラー5を経て、一対のフロントローラー6の送り出し量の高い側(径の大きい側)に把持される。一方、合成繊維フィラメント束2はフロントローラー6の送り出し量の低い側(径の小さい側)へガイド7を介して供給する。フロントローラー6に把持され出てきた両成分を間隔3〜15mmの範囲にとり合体させ、リング、トラベラで実撚を付与し通常の方法で管糸に巻き取る。
なお、送り出し量の低い側と高い側との糸の供給量を、芯鞘部の繊維の割合や被覆状態などにより適宜調整することが好ましい。
本発明の耐切創性および耐摩耗性を有する長短複合紡績糸を単糸あるいは双糸として、織物や編物に加工する。該織編物は、本発明の長短複合紡績糸100%で構成することが、該長短複合紡績糸が有する耐切創性および耐摩耗性等の優れた特性が如何なく発揮される点で好ましいが、交織交編のように他の繊維や糸との併用でもよい。好ましくは、長短複合紡績糸が織物や編物等製品全体の重量のうち、50〜100%の範囲とするのがよい。
さらに、本発明の防護材は、全てを、かかる長短複合紡績糸または織編物で構成してもよく、またはそれらを部分的に使用することでもよい。例えば、作業用手袋では、作業内容により指先部分や掌部分だけのように、特定の部分に本発明の長短複合紡績糸や織編物等を使うことができる。織編物や防護材には、必要に応じ、樹脂コーティングを施すこともできる。
本発明の防護材は、厳しい使用環境条件が要求される用途に特に適しており、これには、直接防護目的として使用されるものはもちろん、結果的に防護機能が果たされるものも含まれ、具体的には、作業用または工業用手袋、腕カバー、前掛け、足首カバーの他、作業靴、地下足袋、溶接用作業衣;スポーツ用として、スポーツ用上着、同ズボン、野球やサッカー用のソックス、フェンシングユニフォーム;溶接作業用カーテン、消防服、消防用ホース、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の実施例および比較例における各物性値の測定方法は次の通りである。
[切創力および耐切創性(切れ難さCut resistance )]
JIS T 8052:2005「防護服−機械的特性−鋭利物に対する切創抵抗性試験方法」に準拠し、手袋の手の平部の切創力(N)を測定した。切創力(N)を織編物の目付で除して、耐切創性を求めた。切創力の値が大きいほど切れ難いと判定した。
[耐摩耗性]
欧州規格EN388に準拠した。試験機にはマーチンデール試験機を用いた。試験時には、試験片と摩擦紙(OAKEY Glass Quality Cabinet Paper Grade F2 Grit 100)を準備し、押圧荷重9kPaの条件で試験片に穴が開くまでの回数を測定した。
[手袋編み立て性]
7ゲージタイプの手袋編み機(株式会社島精機製作所)を使用し、編成後の手袋の編目の状態にて、問題の有無を判定した。
以下に示す実施例において、実施例1〜3はリング精紡機による長短複合紡績糸(ii)の製造例(図3〜4参照)、実施例4〜5はカバーリング機による長短複合紡績糸(ii)の製造例(図5参照)、実施例6〜9はリング精紡機による長短複合紡績糸(i)の製造例(図1〜2参照)。
(実施例1〜3)
芯成分のアラミド短繊維糸条として、繊度2.5dtex、繊維長51mmのパラ系アラミド短繊維(東レ・デュポン(株)製“Kevlar(R)”、引張強度20.3cN/dtex、捲縮数約8山/インチ)100%を用い、通常の紡績方法により、太さ0.7g/mの粗糸を作製した。鞘成分の非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸として、連続糸条であるウーリーナイロンマルチフィラメント糸(56dtexまたは78dtexまたは122dtex)を用いた。
上記の糸条を、一対のテーパーローラーを有するリング精紡機に仕掛け、連続糸条のウーリーナイロンマルチフィラメント糸を、トランペットを通してフロントローラーの送り出し量の高い側へバックローラーから供給し、フロントローラーの送り出し量の低い供給側へアラミド短繊維の粗糸をガイドを通して供給し、ドラフトし合体させ、撚係数がK=3.8、撚り方向がZ撚りの芯鞘構造の長短複合紡績糸の番手を20(綿番手)とした。このとき、鞘成分のウーリーナイロン糸が長短複合紡績糸に占める割合が18%と26%と41%の3種(実施例1〜3)の、芯部がアラミド短繊維で鞘部がウーリーナイロン糸で構成される長短複合紡績糸の単糸を得た。この芯部がアラミド短繊維で鞘部がウーリーナイロン糸で構成される長短複合紡績糸を2本引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.7の逆(S)撚りを加えて、糸番手が20/2(綿番手)の双糸を得た。
(実施例4)
実施例1で用いた繊度2.5dtexのパラ系アラミド短繊維100%を、リング精紡機に仕掛け、撚係数がK=2.9、撚り方向がZ撚り、糸番手が23(綿番手)の紡績糸の単糸を得たのち、その単糸2本を引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.3の逆(S)撚りを加えて、糸番手が23/2(綿番手)のパラ系アラミド紡績糸双糸を得た。次いで、芯部に該紡績糸双糸を、鞘部にウーリーナイロンマルチフィラメント糸78dtexを用いて、通常のカバーリング機にて、撚係数がK=3.3、撚り方向がZ撚り、糸番手が10(綿番手)の芯鞘構造の長短複合(紡績)糸を得た。このとき、鞘成分のウーリーナイロン糸は複合(紡績)糸に占める割合が13%であった。
(実施例5)
芯部としてパラ系アラミド紡績糸の糸番手が25/2(綿番手)を、鞘部としてウーリーナイロンマルチフィラメント糸122dtexを用いた以外は、実施例4と同じ方法にて、通常のカバーリング機にて、撚係数がK=3.3、撚り方向がZ撚り、糸番手が10(綿番手)の芯鞘構造の長短複合(紡績)糸を得た。このとき、鞘成分のウーリーナイロン糸は長短複合(紡績)糸に占める割合が18%であった。
(比較例1)
実施例1で用いた繊度2.5dtexのパラ系アラミド短繊維100%を、リング精紡機に仕掛け、撚係数がK=2.9、撚り方向がZ撚り、糸番手20(綿番手)の紡績糸単糸を得たのち、その単糸2本を引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.3の逆(S)撚りを加えて、糸番手が20/2(綿番手)のパラ系アラミド100%紡績糸双糸を得た。
(比較例2)
繊度1.7dtexのパラ系アラミド短繊維を用いた以外は、比較例1と同じ方法にて糸番手が20/2(綿番手)のパラ系アラミド100%紡績糸双糸を得た。
実施例および比較例で得た紡績糸を5本、7ゲージタイプの手袋編み機(株式会社島精機製作所)に供給して、手の平部の目付約530〜約600g/mの手袋を編みあげた。実施例および比較例で得た複合紡績糸の構成、およびこれらの複合紡績糸を用いて編み上げた手袋を上記試験法により評価した結果を表1に示す。
表1に示すように、芯部をアラミド紡績糸、鞘部をウーリーナイロン糸で構成した本発明の長短複合紡績糸を用いることにより、ナイロン繊維の割合が13〜41%の実施例においては、アラミド100%紡績糸に比べて、手袋の耐切創性、耐摩耗性ともに高くなっていることがわかる。アラミド紡績糸で編成した手袋は、よく知られた耐切創性に優れる手袋であるところ、本発明により、アラミド紡績糸をそれ自身よりも耐切創性が劣る合成繊維でカバーしたにも拘わらず、耐摩耗性および耐切創性に優れた手袋となり、しかも肌触りが良好で(ちくちく感がない)かつ柔軟性に優れる作業性の良い手袋を得た。
(実施例6〜9)
実施例1で用いたウーリーナイロンマルチフィラメント糸(78dtexまたは122dtex)を芯成分に用い、実施例1で用いたアラミド短繊維糸条を鞘成分に用いた。
上記の糸条を、一対のテーパーローラーを有するリング精紡機に仕掛け、アラミド短繊維の粗糸をトランペットを通してフロントローラーの送り出し量の高い側へバックローラーから供給し、フロントローラーの送り出し量の低い供給側へ連続糸条のウーリーナイロンマルチフィラメント糸をガイドを通して供給し、ドラフトし合体させ、撚係数がK=3.8、Z撚りの芯鞘構造の長短複合紡績糸の番手を20(綿番手)とした。このとき、芯成分のウーリーナイロン糸が長短複合紡績糸に占める割合が26%と42%の2種の、芯部がウーリーナイロン糸で鞘部がアラミド短繊維で構成される長短複合紡績糸の単糸を得た。この芯部がアラミド短繊維で鞘部がウーリーナイロン糸で構成される長短複合紡績糸を2本引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.7の逆(S)撚りを加えて、糸番手が20/2(綿番手)の双糸を得た(実施例7、実施例9)。
また、この芯部がアラミド短繊維で鞘部がウーリーナイロン糸で構成される長短複合紡績糸1本と、比較例1で用いた繊度2.5dtexのパラ系アラミド短繊維100%の糸番手20(綿番手)の紡績糸単糸1本とを引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.7の逆(S)撚りを加えて、糸番手が20/2(綿番手)の双糸を得た(実施例6、実施例8)。
実施例6〜9で得た長短複合紡績糸を5本、7ゲージタイプの手袋編み機(株式会社島精機製作所)に供給して、手の平部の目付約540〜約600g/mの手袋を編みあげた。実施例で得た長短複合紡績糸の構成、およびこれらの長短複合紡績糸を用いて編み上げた手袋を、上記試験法により評価した結果を表1に示す。
表1に示すように、芯部をウーリーナイロン糸、鞘部をアラミド紡績糸で構成した本発明の長短複合紡績糸は、ナイロン繊維の割合が13%の実施例6、21%の実施例8、26%の実施例7のいずれの場合においても、アラミド100%紡績糸に比べて、耐切創性が約11%〜21%向上した。また、ナイロン繊維の割合が42%の実施例9では、耐切創性を維持した状態で耐摩耗性が約1.8倍になった。すなわち、芯糸を耐摩耗性に優れる合成繊維で構成し、それをアラミド紡績糸で覆うことにより、耐切創性および耐摩耗性に優れる長短複合紡績糸が得られること、またナイロン繊維の太さの影響は小さいことがわかった。
(比較例3〜5)
繊維長51mmのナイロン短繊維のステープルと、実施例1で用いたパラ系アラミド短繊維とを表1に示す比率(質量比)にて、打綿工程で混ぜ合わせた後、常法により紡績工程の梳綿、練条、粗紡、リング精紡の各工程を通し、撚り係数がK=2.9の撚りを加えて糸番手が20(綿番手)の紡績糸混紡単糸を得た。これを2本引き揃え、ダブルツイスターで撚係数がK=2.3の逆撚りを加えて、糸番手が20/2(綿番手)の双糸を得た。得られた混紡糸の断面図を図6に示す。
比較例3〜5で得た混紡糸を5本、7ゲージタイプの手袋編み機(株式会社島精機製作所)に供給して、手の平部の目付約530〜約550g/mの手袋を編みあげた。比較例で得られた複合紡績糸の構成、およびこれらの複合紡績糸を用いて編み上げた手袋を、前記試験法により評価した結果を表1に示す。
表1に示すように、パラ系アラミド短繊維とナイロン短繊維との混紡糸では、ナイロン混紡率が高くなるに従って耐摩耗性がやや向上する傾向が見られた。しかし、耐切創性が低下してしまい、アラミド繊維本来の耐切創性を維持した複合紡績糸は得られなかった。
Figure 2016060968
本発明の芯鞘構造の長短複合紡績糸は、手袋の他、消防服、レーシングスーツ、製鉄・溶接用作業服などの防護衣料として好適に用いられる。
1:アラミド短繊維束
2:非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸
3:トランペット
4:バックローラー
5:エプロンドラフトローラー
6:テーパーフロントローラー
7:ガイド

Claims (7)

  1. (i)非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を芯部に配し、鞘部にアラミド短繊維束を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸、または、(ii)アラミド短繊維束を芯部に配し、鞘部に非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸を配した芯鞘構造の長短複合紡績糸であって、
    前記(i)および(ii)の長短複合紡績糸に占める非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸の割合が、5〜50質量%であることを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
  2. 前記長短複合紡績糸の綿番手が5〜30番手であり、撚係数が1.5〜4.5の範囲である、請求項1に記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
  3. 前記(i)の長短複合紡績糸は、芯部が非水溶性合成繊維フィラメントのウーリー加工糸で、鞘部がアラミド短繊維束であり、該非水溶性合成繊維フィラメントが、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維およびポリオレフィン繊維からなる群から選ばれる少なくとも1以上の繊維である、請求項1または2に記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
  4. 非水溶性合成繊維フィラメントがポリアミド繊維である、請求項1〜3のいずれかに記載の耐摩耗性と耐切創性に優れた長短複合紡績糸。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の長短複合紡績糸で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた織編物。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の長短複合紡績糸または請求項5に記載の織編物で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた防護材。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の長短複合紡績糸または請求項5に記載の織編物で構成したことを特徴とする耐摩耗性と耐切創性に優れた手袋。
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