JP2016060910A - 熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents
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Abstract
、偏光子の保護フィルムに適した、熱可塑性樹脂フィルムを提供すること。
【解決手段】メタクリル酸エステル単量体単位および芳香族ビニル単量体単位を含む樹脂(A)と、メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含まない樹脂(B)とを含有する熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂フィルムであって、
樹脂(A)が、樹脂(A)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、芳香族
ビニル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(B)が、樹脂(B)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、メタク
リル酸エステル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(A)中のメタクリル酸エステル単量体単位の含有量(WA)に対する樹脂(B)の
重量(WB)の比(WB/WA)が1より大きい熱可塑性樹脂フィルム。
【選択図】なし
Description
[1]メタクリル酸エステル単量体単位および芳香族ビニル単量体単位を含む樹脂(A)と、メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含まない樹脂(B)とを
含有する熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂フィルムであって、
樹脂(A)が、樹脂(A)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、芳香族
ビニル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(B)が、樹脂(B)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、メタク
リル酸エステル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(A)中のメタクリル酸エステル単量体単位の含有量(WA)に対する樹脂(B)の
重量(WB)の比(WB/WA)が1より大きい熱可塑性樹脂フィルム。
[2]前記樹脂組成物は、さらにゴム弾性体粒子を含有する上記[1]記載の熱可塑性樹脂フィルム。
[3]樹脂(A)がさらに環状酸無水物単量体単位を含み、前記樹脂組成物のメルトマスフローレートが1.2g/10min以上である上記[1]または[2]に記載の熱可塑性樹脂フィルム。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルムを、延伸して得られる延伸フィルム。
[5]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルムまたは[4]に記載の延伸フィルムからなる偏光子保護フィルム。
[6]偏光子の少なくとも一方の面に、上記[5]に記載の偏光子保護フィルムが配置された偏光板。
本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、樹脂組成物からなり、この樹脂組成物は、メタクリル酸エステル単量体単位および芳香族ビニル単量体単位を含む樹脂(A)と、
メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含まない樹脂(B)とを含有するものである。
樹脂組成物を構成する樹脂(A)は、メタクリル酸エステル単量体単位および芳香族ビニル単量体単位を含む樹脂である。
(式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ニトロ基または炭素数1〜12のアルキル基を表わし、nは1〜3の整数を表わす。)
で表される単量体単位が挙げられる。
(式中、R3およびR4は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基またはフェニル基を表わす。)
で表される環状酸無水物単量体単位が挙げられる。
樹脂組成物を構成する樹脂(B)は、メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含まない樹脂である。
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等の等の無置換または置換スチレン単量体;
メタクリル酸、アクリル酸等の不飽和カルボン酸単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル単量体;
無水マレイン酸等の環状酸無水物単量体;
フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等の環状イミド単量体が挙げられ、アクリル酸エステル単量体が好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、樹脂(A)と、樹脂(B)とを含有する樹脂組成物からなる。
2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−エトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−(2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,6−ジフェニル−4−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−N−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン―2−イル)−5−(2−(2−エチルヘキサノイルオキシ)エトキシ)フェノール、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2,4−ジ−tert−ブチルフェニル 3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、2,6−ジ−tert−ブチルフェニル 3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、n−ヘキサデシル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、n−オクタデシル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、
2−エチルヘキシル 2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートおよびエチル 2−シアノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)アクリレートなどが挙げられる。
2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−3−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2、2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、および、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
市販のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば株式会社ADEKA製の「アデカスタブLA31」(2,2’−メチレンビス(4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)、ケミプロ化成株式会社製の「Kemisorb279」(2,2’−メチレンビス(4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)および住化ケムテックス株式会社の「スミソーブ200」(2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール)などが挙げられる。
本発明の延伸フィルムは、上記本発明の熱可塑性樹脂フィルムを延伸してなるフィルムである。本発明の延伸フィルムは、本発明の熱可塑性樹脂フィルムと同様に、耐熱性に優れ、高温環境において収縮しにくく、さらには、延伸されていることから、機械的強度にも優れる。
本発明の熱可塑性樹脂フィルムおよび本発明の延伸フィルムは、いずれも偏光子保護フィルムとして好適である。偏光子保護フィルムは、偏光子の一方の面に配置して偏光子を保護するために用いられるフィルムである。本発明の熱可塑性樹脂フィルムおよび本発明の延伸フィルムは、偏光子保護フィルム以外に、窓やカーポート屋根材等の建築用採光部材、車窓等の車輌用採光部材、温室等の農業用採光部材、照明部材、前面フィルター等のディスプレイ部材等に積層してもよく、また、加飾フィルムとして、家電の筐体、車輌内装部材、内装用建築材料、壁紙、化粧板、玄関ドア、窓枠、巾木等に積層してもよい。
本発明の偏光板は、偏光子の少なくとも一方の面に、本発明の偏光子保護フィルムが配置された偏光板である。偏光子保護フィルムと偏光子とは貼合されていることが好ましい。偏光子としては、公知の偏光子が挙げられる。偏光子の厚みは、通常5μm〜40μmである。
ルムを配置してもよい。透明樹脂フィルムと偏光子とは貼合されていることが好ましい。
透明樹脂フィルムとしては、トリアセチルセルロースフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アクリル系樹脂フィルム、アクリル系樹脂と
ポリカーボネート系樹脂との積層フィルムおよびオレフィン系樹脂フィルムが挙げられる
。
立って、貼合面のうち、少なくとも一方には、コロナ放電処理、プラズマ照射処理、電子
線照射処理またはその他の表面活性化処理を施しておくことが好ましい。本発明の偏光子
保護フィルムは、メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含
まない樹脂からなる偏光子保護フィルムと比較して、接着剤で偏光子と貼合したときに接
着強度に優れる。
ことができる。典型的には、水系接着剤、すなわち、接着剤成分を水に溶解または接着剤
成分を水に分散させたものや、活性エネルギー線の照射により硬化する成分を含む活性エ
ネルギー線硬化性接着剤を挙げることができる。中でも、生産性の観点から、活性エネル
ギー線硬化性接着剤が好ましい。
た組成物が好ましい。水系接着剤の主成分としてポリビニルアルコール系樹脂を用いる場
合、ポリビニルアルコール系樹脂としては、部分ケン化ポリビニルアルコールや完全ケン
化ポリビニルアルコールのほか、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、アセトアセ
チル基変性ポリビニルアルコール、メチロール基変性ポリビニルアルコール、アミノ基変
性ポリビニルアルコールのような、変性されたポリビニルアルコール系樹脂などが挙げら
れる。接着剤成分としてポリビニルアルコール系樹脂を用いる場合、その接着剤は、ポリ
ビニルアルコール系樹脂の水溶液として調製されることが多い。接着剤水溶液におけるポ
リビニルアルコール系樹脂の濃度は、水100重量部に対して、1重量部〜10重量部であることが好ましく、1重量部〜5重量部であることがより好ましい。
に、グリオキザールや水溶性エポキシ樹脂などの硬化性成分または架橋剤を添加すること
が好ましい。水溶性エポキシ樹脂としては、例えば、ジエチレントリアミンやトリエチレ
ンテトラミンのようなポリアルキレンポリアミンとアジピン酸のようなジカルボン酸との
反応で得られるポリアミドポリアミンに、エピクロロヒドリンを反応させて得られるポリ
アミドポリアミンエポキシ樹脂などが挙げられる。ポリアミドポリアミンエポキシ樹脂と
しては、市販品を使用してもよく、例えば、田岡化学株式会社製の「スミレーズレジン6
50」および「スミレーズレジン675」、星光PMC株式会社製の「WS−525」な
どが挙げられる。これら硬化性成分または架橋剤の添加量は、ポリビニルアルコール系樹
脂100重量部に対して、1重量部〜100重量部であることが好ましく、1重量部〜50重量部であることがより好ましい。その添加量が少ないと、接着性向上効果が小さくなり、一方でその添加量が多いと、接着剤層が脆くなることがある。
て、ポリエステル系アイオノマー型ウレタン樹脂とグリシジルオキシ基を有する化合物と
の混合物が挙げられる。ここでいうポリエステル系アイオノマー型ウレタン樹脂は、ポリ
エステル骨格を有するウレタン樹脂であって、その中に少量のイオン性成分(親水成分)
が導入されたものである。アイオノマー型ウレタン樹脂は、乳化剤を使用せずに直接、水
中で乳化してエマルジョンとなるため、水系の接着剤として好ましい。
射により硬化する成分(以下、単に「硬化性成分」ということがある)としては、エポキ
シ化合物、オキタセン化合物、アクリル系化合物などが挙げられる。エポキシ化合物やオ
キタセン化合物のようなカチオン重合性の化合物を用いる場合には、カチオン重合開始剤
が配合される。また、アクリル系化合物のようなラジカル重合性化合物を用いる場合には
ラジカル重合開始剤が配合される。中でも、エポキシ化合物を硬化性成分の一つとする接
着剤が好ましく、飽和炭素環に直接エポキシ基が結合している脂環式エポキシ化合物を硬
化性成分の一つとする接着剤がより好ましい。また、それにオキセタン化合物を併用して
もよい。
ピコート」シリーズ、DIC株式会社製の「エピクロン」シリーズ、新日鉄住金株式会社
製の「エポトート」シリーズ、株式会社ADEKA製の「アデカレジン」シリーズ、ナガ
セケムテックス株式会社製の「デナコール」シリーズ、ダウ・ケミカル社製の「ダウエポ
キシ」シリーズ、日産化学工業株式会社製の「テピック」などが挙げられる。
飽和炭素環に直接エポキシ基が結合している脂環式エポキシ化合物としては、市販品を
使用してもよく、例えば、ダイセル化学工業株式会社製の「セロキサイド」シリーズおよ
び「サイクロマー」シリーズ、ダウ・ケミカル社製の「サイラキュア」シリーズなどが挙
げられる。
オキセタン化合物としては、市販品を使用してもよく、例えば、東亞合成株式会社製の
「アロンオキセタン」シリーズ、宇部興産株式会社製の「ETERNACOLL」シリー
ズなどが挙げられる。
の「カヤキュア」シリーズ、ダウ・ケミカル社製の「サイラキュア」シリーズ、サンアプ
ロ株式会社製の光酸発生剤である「CPI」シリーズ、ミドリ化学株式会社製の光酸発生
剤である「TAZ」、「BBI」および「DTS」、株式会社ADEKA製の「アデカオ
プトマー」シリーズ、ローディア社製の「RHODORSIL」シリーズなどが挙げられ
る。
増感剤を用いることで、反応性が向上し、硬化物層の機械強度や接着強度をさらに向上さ
せることができる。光増感剤としては、例えば、カルボニル化合物、有機硫黄化合物、過
硫化物、レドックス系化合物、アゾおよびジアゾ化合物、アントラセン系化合物、ハロゲ
ン化合物、光還元性色素などが挙げられる。
合することができる。添加剤としては、例えば、イオントラップ剤、酸化防止剤、連鎖移
動剤、粘着付与剤、熱可塑性樹脂、充填剤、流動調整剤、可塑剤、消泡剤などが挙げられ
る。さらに、その接着性を損なわない範囲で、カチオン重合とは別の反応機構で硬化する
硬化性成分を配合することもできる。
、両者を硬化させるための活性エネルギー線の照射は、同時に行うことが好ましい。
も、利用の容易さ、並びに活性エネルギー線硬化性接着剤の調製の容易さ、安定性および
硬化性能の観点から、紫外線が好ましい。紫外線の光源としては、例えば、低圧水銀灯、
中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイ
クロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプなどが挙げられる。
押出機:スクリュー径65mm、一軸、ベント付きの押出機〔東芝機械(株)製〕。
Tダイ:幅800mm、リップ間隔1mmのマルチマニホールド型ダイ〔日立造船(株)製〕。
第1冷却ロール:金属弾性ロール
第2冷却ロール:金属ロール
第3冷却ロール:金属ロール
実施例1〜実施例6および比較例1〜比較例5で使用した熱可塑性樹脂を以下に示す。各々の樹脂の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定により求めた。なお、樹脂A1、樹脂A2および樹脂Cの重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnはポリスチレン換算で求めた。樹脂B1の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、ポリメチルメタクリレート換算で求めた。
樹脂A1を構成するすべての単量体単位の合計100重量%に対する、メタクリル酸メチル単量体単位の含有割合は20重量%であり、スチレン単量体単位の含有割合は65重量%であり、無水マレイン酸単量体単位の含有割合は15重量%であった。
また、樹脂A1の重量平均分子量(Mw)は150,000であり、数平均分子量(Mn)は68,000であり、Mw/Mnは2.2であった。
樹脂A2を構成するすべての単量体単位の合計100重量%に対する、メタクリル酸メチル単量体単位の含有割合は26重量%であり、スチレン単量体単位の含有割合は57重量%であり、無水マレイン酸単量体単位の含有割合は17重量%であった。
樹脂A2の重量平均分子量(Mw)は150,000であり、数平均分子量(Mn)は66,000であり、Mw/Mnは2.3であった。
樹脂Cを構成するすべての単量体単位の合計100重量%に対する、メタクリル酸メチル単量体単位の含有割合は39重量%であり、スチレン単量体単位の含有割合は47重量%であり、無水マレイン酸単量体単位の含有割合は14重量%であった。
樹脂Cの重量平均分子量(Mw)は220,000であり、数平均分子量(Mn)は83,000であり、Mw/Mnは2.6であった。
樹脂B1の重量平均分子量(Mw)は160,000であり、数平均分子量(Mn)は85,000であり、Mw/Mnは1.9であった。
紫外線吸収剤として、以下に示すX1、Y1、Y2を用い、紫外線吸収剤X1:紫外線吸収剤Y1:紫外線吸収剤Y2(重量比)が、0.7:0.6:1.2となるように混合して用いた。
紫外線吸収剤X1:ケミプロ化成株式会社製の紫外線吸収剤「Kemisorb102」(吸収極大:波長280nm、モル吸光係数:68.3L/mol・cm、重量平均分子量:508.9、トリアジン系紫外線吸収剤)
紫外線吸収剤Y1:株式会社ADEKA製の紫外線吸収剤「LAF70」(吸収極大:波長356nm、モル吸光係数:65.7L/mol・cm、重量平均分子量:699.9、トリアジン系紫外線吸収剤)
紫外線吸収剤Y2:株式会社ADEKA社製の紫外線吸収剤「アデカスタブLA31」(吸収極大:波長350nm、モル吸光係数:18.0L/mol・cm、重量平均分子量:658、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤)
[熱可塑性樹脂フィルムの作製]
押出機、Tダイおよび第1〜第3冷却ロールを、図1に示すように配置した。次いで、樹脂A1、樹脂A2または樹脂C、樹脂B1および紫外線吸収剤を表1に示す割合で混合して得られた樹脂組成物を押出機にて溶融混練し、それぞれを設定温度260℃のTダイに供給した。
Tダイから押し出したフィルム状の溶融樹脂を、対向配置した第1冷却ロールと第2冷却ロールとの間に挟み込み、第3冷却ロールに巻き掛けて成形・冷却し、厚み120μmの熱可塑性樹脂フィルムを得た。
なお、第1冷却ロールの表面温度は80℃、第2冷却ロールの表面温度80℃、第3冷却ロールの表面温度は100℃であった。これらの温度は、各冷却ロールの表面温度を実測した値である。
なお、実施例6における樹脂A2および樹脂B1の合計量100重量部に対する樹脂A2、樹脂B1および紫外線吸収剤の使用量は、それぞれ樹脂A2の使用量が約25重量部、樹脂B1の使用量が約75重量部、紫外線吸収剤の使用量が約2.5重量部である。
<シャルピー衝撃強度>
JIS K7111−1に従い、得られた熱可塑性樹脂フィルムを、幅10mmに切り出して測定した。
<鉛筆硬度>
JIS K5600に従い測定した。
得られた熱可塑性樹脂フィルムを、それぞれ二軸延伸し、延伸フィルムを作製した。まず、各熱可塑性樹脂フィルムを、熱風循環式の炉の前後に備えらえた2組のニップロール対の間を通して縦延伸を行った。炉は1m間隔の4つのゾーンに分けて温度設定をすることができる炉を使用した。炉の入り口側の第1ゾーンを室温に、その次の第2ゾーンを、熱可塑性樹脂フィルムの作成に用いた樹脂組成物のガラス転移温度(Tg)と同じ温度に、その次の第3ゾーンと出口側の第4ゾーンとを、Tgより10℃高い温度に、それぞれ設定した。入り口側のニップロールを通過するフィルムの速度を2mm/minとし、出口側のニップロールを通過するフィルムの速度を4.4mm/minとすることで、縦方向の延伸倍率が2.2倍の長尺の縦延伸フィルムを作製した。
次に、作製した縦延伸フィルムを縦方向の長さが1mとなるように裁断して、縦方向の長さが1mである縦延伸フィルムを得、この縦方向の長さが1mである縦延伸フィルムをテンター横延伸機に導入して横延伸を行った。横延伸は長さ4mの熱風循環式の炉内で行い、炉内温度はTgより10℃高い温度に設定した。炉内を通る速度は1mm/minとし、延伸倍率は2倍とした。以上のようにして、縦方向の延伸倍率が2.2倍、横方向の延伸倍率が2倍の二軸延伸フィルムを得た。得られた二軸延伸フィルムの厚みは40μmであった。
延伸フィルムの作製に用いた熱可塑性フィルムの延伸時のハンドリング性を、以下の方法により評価した。
熱可塑性樹脂フィルムを縦延伸して得た縦延伸フィルムを裁断して、縦方向の長さが1mである縦延伸フィルム10枚を得た。得られた10枚の縦延伸フィルムについて、それぞれ横延伸を行って、10枚の2軸延伸フィルムを得た。この縦延伸と横延伸とにおいて、延伸により破断したフィルムが0枚であった場合、ハンドリング性が良好と判断し、○と評価し、1枚以上のフィルムが破断した場合、ハンドリング性が不良と判断し、×と評価した。評価結果を表3に示す。
平均重合度約2,400、ケン化度99.9モル%以上で厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルムを、30℃の純水に浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.02/2/100である水溶液に30℃で浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が12/5/100である水溶液に56.5℃でさらに浸漬した。浸漬後のフィルムを8℃の純水で洗浄した後、65℃で乾燥して、ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向された偏光子を得た。延伸は、主に、ヨウ素染色及びホウ酸処理の工程で行い、合計の延伸倍率は5.3倍、得られた偏光子の厚みは27μmであった。
得られた偏光子の両面に、保護フィルムとして二軸延伸したフィルムを、それぞれその貼合面にコロナ処理を施した後、紫外線硬化接着剤(東亞合成(株)製”アロニックス”)を塗工し、貼合ロールにより貼合した。その後、紫外線を照射し、前記接着剤を硬化させて、偏光板を得た。なお、紫外線照射は、260nm〜320nmの波長域での積算光量が200mJ/cm2となるよう行った。
二軸延伸フィルムの高温環境における機械的強度を評価するために、下記の方法によって、二軸延伸フィルムの80℃での高温引張弾性率を測定した。値が高いほど、偏光子に貼り合わせた際、高温環境において、偏光フィルムの収縮を抑制する強度が高く、良好である。
二軸延伸フィルムを、縦延伸方向を長辺として、縦方向120mm、横方向25mmの長方形に切り出し、チャック間距離を90mmとして縦方向に引張速度5mm/minで、80℃で引張試験を行った。引張強度が3MPaから6MPaとなる領域での応力−歪み曲線の傾きから、高温引張弾性率を算出した。算出した結果を表3に示す。
二軸延伸フィルムの波長260nmにおける光線透過率と波長380nmにおける光線透過率を、日立ハイテクフィールディング株式会社製の分光光度計U−4100を用いて、測定した。結果を表3に示す。
偏光板の、偏光フィルムの延伸方向と平行な方向をMDと、偏光フィルムの延伸方向と垂直な方向をTDとして、作製した偏光板から、MD方向の長さが100mm、TD方向の長さが100mmである偏光板を切り出した。切り出した偏光板を80℃に設定されたオーブンに設置して250時間保持した。偏光板を取り出してMD方向の長さとTD方向の長さを、それぞれノギスで測定し、MD方向、TD方向それぞれの収縮率を下記式に従って算出した。結果を表4に示す。
収縮率(%)=100×{100−(80℃加熱後の長さ(mm))}/100
偏光板中の偏光フィルムと保護フィルムとの間のはく離強さを以下に示す方法により評価した。
作製した偏光板を300時間放置した後、200mm×25mmの大きさの長方形に裁断した。一方の保護フィルムの表面にアクリル系粘着剤層を設け、粘着剤層をガラス板に貼り付けた。粘着剤層が設けられた保護フィルムと偏光フィルムとの間にカッターの刃を入れ、長さ方向に端から30mmを剥がして、その剥がした部分を試験機のつかみ部でつかんだ。この状態の試験片を、温度23℃、相対湿度55%の雰囲気中、JIS K6854−2:1999「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第2部:180度はく離」に準じて、つかみ移動速度300mm/分で180度はく離試験を行い、つかみ部の30mmを除く170mmの長さにわたる平均はく離力を求めた。結果を表5に示す。
実施例7〜実施例11および比較例6〜比較例8で使用した熱可塑性樹脂を以下に示す。各々の樹脂の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定により求めた。なお、樹脂A3および樹脂A4の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnはポリスチレン換算で求めた。樹脂B2の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、ポリメチルメタクリレート換算で求めた。
樹脂A3を構成するすべての単量体単位の合計100重量%に対する、メタクリル酸メチル単量体単位の含有割合は21重量%であり、スチレン単量体単位の含有割合は57重量%であり、無水マレイン酸単量体単位の含有割合は22重量%である。
樹脂A3の重量平均分子量(Mw)は193,000であり、数平均分子量(Mn)は88,000であり、Mw/Mnは2.2である。
樹脂A4を構成するすべての単量体単位の合計100重量%に対する、メタクリル酸メチル単量体単位の含有割合は21重量%であり、スチレン単量体単位の含有割合は57重量%であり、無水マレイン酸単量体単位の含有割合は22重量%である。
樹脂A4の重量平均分子量(Mw)は127,000であり、数平均分子量(Mn)は58,000であり、Mw/Mnは2.19であった。
樹脂B2の重量平均分子量(Mw)は101,000であり、数平均分子量(Mn)は58,000であり、Mw/Mnは1.8であった。
ゴム弾性体粒子としては、以下のゴム1およびゴム2を用いた。
ゴム1:ダウ・ケミカル日本株式会社製の「PARALOIDTMEXL-2678」(ブタジエン系ゴム粒子、粉末状)を用いた。このゴム1の屈折率は1.516であり、粒子径は200nmである。
[熱可塑性樹脂フィルムの作製]
樹脂A1、樹脂A2、樹脂A3、樹脂A4、樹脂B1、樹脂B2、ゴム1、ゴム2および紫外線吸収剤を表6に示す割合で混合して樹脂組成物を得た。なお、紫外線吸収剤は、Y2〔アデカスタブLA31〕のみを用いた。得られた樹脂組成物を実施例1〜6および比較例1〜5と同様に、図1に示す押出機、Tダイおよび第1〜第3冷却ロールを用いて熱可塑性樹脂フィルムを得た。このとき、熱可塑性樹脂フィルムの厚みは、表8に示す通りであった。
熱可塑性樹脂フィルムの高温環境における機械的強度を評価するための第2の方法として、下記の方法によって熱可塑性樹脂フィルムの80℃での高温引張弾性率を測定した。
熱可塑性樹脂フィルムは押出方向を長辺として、縦方向100mm、横方向25mmの長方形に切り出し、チャック間距離を50mmとして縦方向に引張速度1mm/minで、80℃で引張試験を行った。引張強度が3MPaから6MPaとなる領域での応力−歪み曲線の傾きから、高温引張弾性率を算出した。算出した結果を表8に示す。
熱可塑性樹脂フィルムの光線透過率を評価するための第2の方法として、波長260nmにおける光線透過率と波長380nmにおける光線透過率を、株式会社 島津製作所製の分光光度計UV−2450を用いて、測定した。結果を表8に示す。
実施例7および8で得られた熱可塑性樹脂フィルムを、実施例1〜6および比較例1〜5と同様の条件で、それぞれ二軸延伸し、延伸フィルムを作製した。得られた二軸延伸フィルムの厚みは20μmであった。実施例7および8の熱可塑性樹脂フィルムのハンドリング性はいずれも良好であった。延伸前の熱可塑性樹脂フィルムと同様の方法で、延伸後の延伸フィルムの高温引張弾性率を測定した結果、実施例7の延伸フィルムは2090MPa、実施例8の延伸フィルムは1869MPaであった。
ポリビニルアルコールフィルムの厚みを60μmに、合計の延伸倍率を5.6倍に変更した以外は偏光子1と同様の方法にて偏光子2を作製した。得られた偏光子2の厚みは22μmであった。
偏光子2の片面に、実施例7〜11、比較例6〜8の熱可塑性樹脂フィルムをそれぞれその貼合面にコロナ処理を施した後、紫外線硬化接着剤(東亞合成(株)製”アロニックス”)を塗工し、偏光子2のもう片方の面に、シクロオレフィン系樹脂の二軸延伸品であり、貼合面に予めコロナ処理を施した位相差フィルムを、エポキシ化合物を主成分とする別の紫外線硬化性接着剤を塗工して、熱可塑性樹脂フィルム/偏光子/位相差フィルムとして貼合した。その後、紫外線を照射し、前記接着剤を硬化させて、偏光板を得た。なお、紫外線照射は、260nm〜320nmの波長域での積算光量が200mJ/cm2となるよう行った。
得られた偏光板の、偏光フィルムの延伸方向と平行な方向をMDとし、偏光フィルムの延伸方向と垂直な方向をTDとして、作製した偏光板から、MD方向の長さが100mm、TD方向の長さが100mmである偏光板を切り出した。切り出した偏光板を80℃のオーブン中に投入し、250時間保持した。株式会社ニコン製の二次元寸法測定器“NEXIV VMR−12072” を用いて、オーブン投入前後の寸法を測定した。そして、以下の式により求めた値を収縮率(%)とした。測定結果を表9に示す。
2 ダイ
3 フィルム状の溶融樹脂
4 冷却ユニット
5 第1冷却ロール
6 第2冷却ロール
7 第3冷却ロール
A 熱可塑性樹脂フィルム
Claims (6)
- メタクリル酸エステル単量体単位および芳香族ビニル単量体単位を含む樹脂(A)と、
メタクリル酸エステル単量体単位を含み、芳香族ビニル単量体単位を含まない樹脂(B)とを含有する樹脂組成物からなる熱可塑性樹脂フィルムであって、
樹脂(A)が、樹脂(A)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、芳香族ビニル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(B)が、樹脂(B)を構成するすべての単量体単位100重量%に対して、メタクリル酸エステル単量体単位の含有割合が50重量%以上である樹脂であり、
樹脂(A)中のメタクリル酸エステル単量体単位の含有量(WA)に対する樹脂(B)の重量(WB)の比(WB/WA)が1より大きい熱可塑性樹脂フィルム。 - 樹脂組成物は、さらにゴム弾性体粒子を含有する請求項1に記載の熱可塑性樹脂フィルム。
- 樹脂(A)がさらに環状酸無水物単量体単位を含み、前記樹脂組成物のメルトマスフローレートが1.2g/10min以上である請求項1〜請求項2のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルム。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルムを、延伸して得られる延伸フィルム。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルムまたは請求項4に記載の延伸フィルムからなる偏光子保護フィルム。
- 偏光子の少なくとも一方の面に、請求項5に記載の偏光子保護フィルムが配置された偏光板。
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