JP2016060396A - 自動車のボンネット構造 - Google Patents

自動車のボンネット構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060396A
JP2016060396A JP2014190693A JP2014190693A JP2016060396A JP 2016060396 A JP2016060396 A JP 2016060396A JP 2014190693 A JP2014190693 A JP 2014190693A JP 2014190693 A JP2014190693 A JP 2014190693A JP 2016060396 A JP2016060396 A JP 2016060396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
hinge
vehicle
reinforcement
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014190693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6164184B2 (ja
Inventor
浩二 ▲高▼田
浩二 ▲高▼田
Koji Takada
耕三 石塚
Kozo Ishizuka
耕三 石塚
寛和 山内
Hirokazu Yamauchi
寛和 山内
隆志 ▲浜▼田
隆志 ▲浜▼田
Takashi Hamada
荘吉 菊池
Sokichi Kikuchi
荘吉 菊池
惇之 郡山
Atsushi Koriyama
惇之 郡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014190693A priority Critical patent/JP6164184B2/ja
Priority to US14/826,726 priority patent/US9868472B2/en
Priority to DE102015011326.7A priority patent/DE102015011326B4/de
Priority to CN201510573825.7A priority patent/CN105438273B/zh
Publication of JP2016060396A publication Critical patent/JP2016060396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164184B2 publication Critical patent/JP6164184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】ボンネットのヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット後部の後退防止とを両立することができる自動車のボンネット構造の提供を目的とする。【解決手段】ボンネットインナパネル26のロック部50とヒンジレインフォースメント40との間の部位に、上方への屈曲を促進する山折れ起点52が設けられ、山折れ起点52よりも後方の部位に、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形する補強部33と、ヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並んで設けられたことを特徴とする。【選択図】図6

Description

この発明は自動車のボンネット構造に関し、詳しくは、ボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、ボンネットの前部には車体側と係合するロック部が設けられた自動車のボンネット構造に関する。
一般に、自動車のボンネットはボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを備えており、該ボンネットはエンジンルーム上方を開閉可能に覆うように、その後部がヒンジを介して車体に軸支されている。
上述のボンネットには、少なくとも次の各要件が求められる。すなわち、走行振動や走行風の風圧などに起因して当該ボンネットに撓みや振動が発生しないように車体に確実に支持されていること、車両の衝突時(前突時)にボンネット後端がヒンジを介して車両後方へ後退移動しないこと、歩行者などの衝突物との衝突時において、その衝撃エネルギを吸収することができること、の各要件である。
そこで、ボンネットのヒンジ支持剛性を高めた場合、衝突物との衝突時における緩衝性能が低下したり、または、車両前突時においてボンネットヒンジのヒンジ軸に対する荷重入力の増大により、ボンネットの後退が増加することが懸念される。さらに、ボンネットヒンジを補強する構造を採用すると、当該ボンネットヒンジの重量やコストが増加する。
ところで、特許文献1、特許文献2には、車両の衝突時(前突時)にボンネット後端がヒンジを介して車両後方へ後退移動しないことを目的として、ボンネットインナパネルに脆弱部を設ける構成が開示されている。
すなわち、特許文献1には、ボンネットに、車両前方からの衝撃荷重が入力された時に、ストライカとヒンジとの間の前後方向略中間位置において該ボンネットを上方に折り曲げ変形させる中間脆弱部を形成すると共に、該中間脆弱部とヒンジとの間において当該ボンネットを下方に折り曲げ変形させる後方脆弱部を形成したものである。
特許文献1に開示された従来構造においては、車両衝突時に後方脆弱部にてボンネットを谷折り変形させ、中間脆弱部にてボンネットを山折り変形させるので、ボンネット後端がヒンジを介して車両後方へ後退移動することを防止できる利点がある反面、上記各脆弱部によりボンネットのヒンジ支持剛性に関しては不利となる。
特許文献2には、ボンネットインナパネルのヒンジレインフォースメント直前方と、ストライカ取付け部近傍との両部位に脆弱部をそれぞれ設けた構成が開示されている。
しかしながら、特許文献2に開示された従来構造においては、上述の脆弱部を設ける関係上、ボンネットのヒンジ支持剛性については不利となるうえ、ボンネット側ヒンジブラケットの下方には脆弱部によるボンネット変形を促進させるために空間が必要不可欠となり、加えて、ヒンジ上方は衝突物緩衝用としては不利になるという問題点があった。
特開2009−35088号公報 特開2008−238919号公報
そこで、この発明は、ボンネットのヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット後部の後退防止とを両立することができる自動車のボンネット構造の提供を目的とする。
この発明による自動車のボンネット構造は、ボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、ボンネットの前部には車体側と係合するロック部が設けられた自動車のボンネット構造であって、上記ボンネットインナパネルのロック部とヒンジレインフォースメントとの間の部位に、上方への屈曲を促進する山折れ起点が設けられ、上記山折れ起点よりも後方の部位に、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形する補強部と、ヒンジレインフォースメント前端とが車幅方向に並んで設けられたものである。
上記構成によれば、補強部(剛性変化点)とヒンジレインフォースメント前端(剛性変化点)とが車幅方向に並ぶことにより、通常時のボンネット後部の曲げ剛性やヒンジ支持剛性の向上を図ることができる。
また、剛性変化点としての補強部とヒンジレインフォースメント前端とが車幅方向に並ぶことにより、前突時に当該剛性変化点に応力が集中して、補強部およびヒンジレインフォースメント前端が下向きに変形(下折れ、谷折れ)し、ヒンジを車体に押付ける曲げモードにして、下折れ変形を促進すると共に、荷重分散を図ることができる。
要するに、ボンネットのヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット後部の後退防止とを両立することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強部は凹溝により形成され、上記ヒンジレインフォースメントが該凹溝前縁まで延びているものである。
上記構成によれば、ヒンジレインフォースメントによって上記凹溝の口開き変形に対する補強ができ、軽量高剛性化を図ることができると共に、車両前突時には上記凹溝が強力に下折れ変形を促進し、ヒンジが車体に押付けられることで、前突荷重の分散を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ボンネットインナパネルに、下面に対して前方上方に傾斜した傾斜後面を有する中央隆起部が設けられ、上記傾斜後面の下縁よりも前方で上縁と同等乃至後方の側方に、上記ヒンジレインフォースメントの前端が設けられたものである。
上記構成によれば、中央隆起部の下縁を、上述のヒンジレインフォースメントで補強することができ、軽量高剛性化を図ることができる。また、ヒンジレインフォースメントの前端位置で通常時の剛性をコントロールすることもできる。
この発明の一実施態様においては、上記補強部に対し、上記ヒンジレインフォースメントよりも上方に前突荷重伝達経路が車両前後方向に延設されたものである。
上述の前突荷重伝達経路は中央隆起部の上面と側面とで形成してもよい。
上記構成によれば、前突荷重伝達経路がヒンジレインフォースメントよりも上方に存在するので、衝突初期に荷重を確実に後方へ伝達することができ、ヒンジレインフォースメントと前突荷重伝達経路との間の上下方向のオフセット量確保により、下折れ変形をより一層確実に促進することができる。
この発明の一実施態様においては、上記山折れ起点は上記ボンネットインナパネル下面から上方に窪んだ窪形状部と、該窪形状部から上方に延びる第1の縦壁とで形成され、上記補強部は上記ボンネットインナパネル上面から下方に窪んだ凹形状部と、該凹形状部から下方に延びる第2の縦壁とで形成されるものである。
上記構成によれば、山折れ起点と補強部とで変形による荷重吸収量の増大を図ることができる。またヒンジレインフォースメントに付勢される前突荷重を、下向きに折れ変形する当該ヒンジレインフォースメントから車体に荷重分散させて、ボンネット後部の後退をさらに防止することができる。加えて、上述の第2の縦壁により通常時の剛性確保を図ることができる。
この発明によれば、ボンネットのヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット後部の後退防止とを両立することができる効果がある。
本発明のボンネット構造を備えた自動車の前部斜視図 ボンネットアウタパネルを取外して自動車のボンネット構造を示す斜視図 図2の側面図 ボンネット構造を車幅方向中央部で縦断した状態にて示す断面図 (a)は図4の前部の拡大断面図、(b)は図4の後部の拡大断面図 ボンネットインナパネルの平面図 ボンネットインナパネルに対するヒンジレインフォースメントの取付け構造を示す側面図 図6の状態からスティフナを取外した状態で示すボンネットインナパネルの前部拡大平面図 図8の斜視図 (a)〜(d)は車両前突時におけるボンネットの変形状態を順に示す概略側面図
ボンネットのヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット後部の後退防止とを両立するという目的を、ボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、ボンネットの前部には車体側と係合するロック部が設けられた自動車のボンネット構造において、上記ボンネットインナパネルのロック部とヒンジレインフォースメントとの間の部位に、上方への屈曲を促進する山折れ起点が設けられ、上記山折れ起点よりも後方の部位に、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形する補強部と、ヒンジレインフォースメント前端とが車幅方向に並んで設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、自動車のボンネット構造を示し、図1は当該ボンネット構造を備えた自動車の前部斜視図であって、図1において、エンジンルーム1の上方を開閉可能に覆うボンネット10を設けている。
上述のエンジンルーム1の前方はフロントバンパ2で覆われており、エンジンルーム1の左右両側方は左右のフロントフェンダ3,3で覆われている。
上述のボンネット10の後方には、エンジンルーム1と車室とを車両の前後方向に仕切るダッシュロアパネル12(図2参照)上部のカウル部4から斜め後方かつ上方に延びるようにフロントウインド部材としてのフロントウインドガラス5が設けられており、このフロントウインドガラス5の左右両端部はフロントピラー6で支持されており、フロントウインドガラス5の上端部は、ルーフパネル7の前端部下面に接着固定されて車幅方向に延びるフロントヘッダで支持されている。
なお、図1において、8はサイドウインドガラス8aを備えたフロントドア、9は前輪である。
図2はボンネットアウタパネルを取外した状態で自動車のボンネット構造を示す斜視図、図3は図2の側面図、図4はボンネット構造を車幅方向中央部で縦断した状態にて示す断面図、図5の(a)は図4のボンネット前部の拡大断面図、図5の(b)は図4のボンネット後部の拡大断面図、図6はボンネットインナパネルの平面図、図7はボンネットインナパネルに対するヒンジレインフォースメントの取付け構造を示す側面図、図8は図6の状態からスティフナを取外した状態で示すボンネットインナパネルの前部拡大平面図、図9は図8の斜視図である。
図2,図3,図4に示すように、エンジンルーム1と車室11とを車両前後方向に仕切るダッシュロアパネル12を設け、このダッシュロアパネル12の上部には図4に示すように、カウルパネル13を接合固定すると共に、該カウルパネル13の下部前端から車両前方に延びるようにカウルフロントパネル14を接合固定し、さらに、該カウルフロントパネル14の前下部にカウルフロントレインフォースメント15を接合固定することで、オープンカウル構造のカウル部4を形成している。
上述のカウルフロントパネル14とカウルフロントレインフォースメント15との間には、車幅方向に延びる閉断面16が形成されており、これによりカウル剛性の向上を図っている。
また、図4に示すように、上述のカウル部4の上方にはカウルグリル17を設ける一方、カウル部4の前方にはカウルグリルフロント18を設けている。
図3に示すように、エプロンレインフォースメント(図示せず)の付け根部に位置するカウルサイドパネル19の上端折曲げ部19aには、ボンネットヒンジ20を介して上述のボンネット10が開閉可能に取付けられている。
上述のボンネットヒンジ20は、図7にも示すように、カウルサイドパネル19の上端折曲げ部19aにボルト、ナットなどの取付け部材21を用いて固定されるボディ側ヒンジブラケット22と、このボディ側ヒンジブラケット22にヒンジピン23を介して連結されるボンネット側ヒンジブラケット24とを備えており、このボンネット側ヒンジブラケット24が上述のボンネット10の後端部左右両サイド下面に連結固定されている。
図4に示すように、上述のボンネット10は鉄板製のボンネットアウタパネル25と、アルミニウムまたはアルミ合金製のボンネットインナパネル26とを有しており、該ボンネット10の後部がボンネットヒンジ20(図3,図7参照)を介して車体に軸支されている。
図6にボンネットアウタパネル25を取外した状態のボンネットインナパネル26を平面図で示すように、該ボンネットインナパネル26は前辺部26Fと左右の側辺部26L,26Rと、後辺部26Bとを有し、各辺部26F,26L,26R,26Bの端縁部がボンネットアウタパネル25の対応部にヘミング加工にて一体的に固定されている。
図6に示すように、上述の前辺部26Fに沿って凹設形成され車幅方向に延びる横溝27と、上述の左側の側辺部26Lに沿って凹設形成され車両前後方向に延びる側溝28と、上述の右側の側辺部26Rに沿って凹設形成され車両前後方向に延びる側溝29とで、平面視で後方側が開放されたコ字状の枠状溝30が形成されている。
図2,図3,図4,図6に示すように、上述の横溝27と左右の側溝28,29との各溝(つまり枠状溝30)で三方が囲繞されたボンネットインナパネル26の中間部には、車両正面視でボンネットアウタパネル25側に向けて上方に突出する形状の中央隆起部31が設けられている。
また、上述の中央隆起部31の後方に位置するようにボンネットインナパネル26の後辺部26Bに沿って車幅方向に延びる後側隆起部32が設けられている。
そして、上述の中央隆起部31と、その後方に位置する後側隆起部32とが前後方向に並んで設けられると共に、これら両隆起部31,32間には、補強部としての凹溝形状の深絞り溝33が車幅方向に延設形成されている。
上述の深絞り溝33は、複数回のプレス加工により深さが深い凹溝形状に形成されたものである。
ここで、上述の後側隆起部32は、図5の(b)、図7に示すように、前低後高状に傾斜する前壁32aと、側壁32bとを有すると共に、該後側隆起部32の上面前縁には、ボンネット後端から前方に離間して車幅方向に延びて、ボンネットアウタパネル25を支持する凸部32cが設けられており、この凸部32cにより上述の深絞り溝33の溝深さを更に深く形成すると共に、後側隆起部32の後縁に凸部を設ける構造に対して、ヒンジ支持剛性の向上およびボンネットアウタパネル25後部の張り剛性向上を図るように構成している。
また、上述の凸部32cの形状により、図5の(b)に示すように、車幅方向に延びる少なくとも1つの稜線X1を形成している。
図2,図6,図7に示すように、後側隆起部32の側壁32bの側方から深絞り溝33の側方を通って上述の中央隆起部31の後端にかけて左右のヒンジレインフォースメント40,40が取付けられている。
図6,図7に示すように、このヒンジレインフォースメント40は正面視で凹形状に形成され、ヒンジレインフォースメント40それ自体の剛性向上を図っており、かつ、図7に示すように、該ヒンジレインフォースメント40の前後両部はリベット41,41を用いてボンネットインナパネル26に結合されると共に、ヒンジレインフォースメント40の前後方向中間部はボルト、ナットなどの取付け部材42,42を用いてボンネットインナパネル26および、ボンネット側ヒンジブラケット24に共締め固定されている。
このように、ヒンジレインフォースメント40を、後側隆起部32の側方から深絞り溝33の側方を通って中央隆起部31の後端まで延ばすことにより、左右のヒンジレインフォースメント40,40間に車幅方向に架け渡される深絞り溝33で、ボンネット10の車幅方向中央部位の上下曲げ剛性を高めると共に、ヒンジレインフォースメント40により深絞り溝33の口開き変形やボンネット10後部の上下曲げ変形を防止すべくその剛性向上を図るように構成している。
すなわち、中央隆起部31を有するボンネット10において、ボンネット10後部のヒンジ支持剛性を高めて、走行振動や走行風の風圧などに起因するボンネット10の撓みや振動の発生を防止するように構成したものである。
上述の深絞り溝33は、図4,図5の(b)に示すように、その溝前部に一段深く、かつ車幅方向に延びる副溝33aが形成されており、この副溝33aの形成により、該副溝33aに沿う複数の稜線X2,X3,X4が形成されている。
図2,図6に示すように、上述の深絞り溝33は、平面視でその車幅方向中央部が車両前方に突出するように湾曲しており、湾曲中央部33c(副溝33aを含む深絞り溝33の湾曲中央部)が上述のヒンジレインフォースメント40の前端よりも車両前方に位置している。
上述の深絞り溝33の湾曲構造により、ヒンジレインフォースメント40前端よりも前方部位までヒンジ支持剛性の向上を図り、さらに、該湾曲構造により、深絞り溝33の口開き変形に対する剛性向上を図るように構成したものである。
図2,図6に示すように、上述の枠状溝30における左右の側溝28,29は、ボンネットインナパネル26の左右両側部において左右の各側辺部26L,26Rに沿って前後方向に延びる溝であって、これら左右の側溝28,29は、上述の深絞り溝33よりも下方に窪むように形成されており、同図に示すように各側溝28,29の側部において深絞り溝33の溝底部よりも下方位置に上述のヒンジレインフォースメント40が固定されている。
そして、上述の左右の各側溝28,29により深絞り溝33および後側隆起部32を補強すると共に、ヒンジレインフォースメント40が深絞り溝33よりも下方位置に固定されていることで、当該ヒンジレインフォースメント40上方におけるインパクタ緩衝用(つまり衝突物緩衝用)のクラッシュスペースの拡大を図るように構成したものである。
ところで、前述の中央隆起部31は、衝突物との衝突時に衝撃エネルギを吸収するものであり、図2に示すように、この実施例では、中央隆起部31の上部は凹凸形状に形成されている。
すなわち、該中央隆起部31は、上部前側に位置して車幅方向に延びる凸部31aと、この凸部31aの後方において車幅方向に延びる凸部31bと、この凸部31bのさらに後方において車幅方向に延びる凸部31cと、中央隆起部31の上部後側に位置して車幅方向に延びる凸部31dと、上記各凸部31a,31b間、凸部31b,31c間、凸部31c,31d間において車幅方向に延びる凹部31e,31f,31gと、を有するものである。
また、上述の中央隆起部31は、図2,図6に示すように凸部31aから斜め前方下方に延びる傾斜前面31hと、凸部31dから斜め後方下方に延びる傾斜後面31iと、中央隆起部31の上部左右から斜め下方外方に延びる左右の各傾斜側面31j,31kと、を備えている。
一方、図4,図5の(a)、図8,図9に示すように、ボンネットインナパネル26の前部車幅方向中央には、上述の横溝27と対応する位置にストライカレインフォースメント50を取付けており、このストライカレインフォースメント50とボンネットインナパネル26とを挟持するようにストライカ51を取付けている。
このストライカ51は、ボンネットインナパネル26の前部車幅方向中央から下方に突出するように設けられており、該ストライカ51は車体側のラッチと係合可能に構成されている。
図4,図5の(a)に示すように、上述の中央隆起部31の傾斜前面31hとボンネットインナパネル26の前端部(前辺部26F)との間には、上述のストライカ51の取付け部から上方に離間するように補強部材としてのスティフナ60を架設している。
そして、上述の深絞り溝33と枠状溝30とスティフナ60とにより、通常時のボンネット剛性を確保しつつ、中央隆起部31と後側隆起部32とスティフナ60とにより、全体的に慣性質量をボンネット10上部(ボンネットアウタパネル25側)に集中させつつ、上下方向のクラッシュストロークを大きくし、衝突物緩衝時の反力を初期に高く、後期に低く持続する反力特性を確保するように構成している。
図2,図6に示すように、上述のスティフナ60には前後複数の開口61,62が形成されており、後側の開口61と前側の開口62との間には前後方向に湾曲して車幅方向に延びる横ビード63が形成されており、該横ビード63の左右両部には、車幅方向外方に湾曲して前後方向に延びる縦ビード64,64が形成されており、補強ビードそれ自体が折れ起点となって衝突物の緩衝ストロークが低減することを防止すべく構成している。
図8,図9にボンネットインナパネル26を拡大して示すように、上述の中央隆起部31の上部と下部とには略環状の稜線X5,X6が形成されている。
上述の中央隆起部31の前側の左右のコーナ部には、上下の稜線X5,X6を寸断する一対のスリット43,43と、一対のスリット43,43間に位置する柱状部44とが設けられている。上述のスリット43および一対のスリット43は中央隆起部31のコーナ部に沿って斜め上下方向に延びるものであって、一対のスリット43,43により衝突物の衝突エネルギ吸収時における変形抵抗の増大や底付きを防止すると共に、上記柱状部44にて通常時の剛性確保を図り、かつ衝突物緩衝時の初期反力向上を図るように構成している。
上述の枠状溝30のうち、車幅方向に延びる横溝27には、図5の(a)、図8,図9に示すように、当該横溝27よりも一段深く、かつ、車幅方向に延びる副溝27aが凹設形成されている。そして、該副溝27aの前後両部には車幅方向に延びる稜線X7,X8が形成されている。
また、図6,図8,図9に示すように、中央隆起部31の傾斜前面31hの左右には一対の開口部45,45が開口形成されている。さらに、同図に示すように、中央隆起部31の凹部31e、凹部31gには、軽量化用の開口部46…が複数開口形成されている。
加えて、図6に示すように、上述の中央隆起部31の各凸部31a,31b,31c,31dと、後側隆起部32の凸部32cとにおけるトップデッキ面には、ボンネットインナパネル26をボンネットアウタパネル25に対して接着固定する充填剤47(図6において小径の白抜き丸印にて示す)が設けられるものである。
なお、図示の便宜上、図2,図3,図7〜図9においては充填剤47の図示を省略している。
ところで、図3,図6に示すように、ボンネットインナパネル26のロック部を構成するストライカレインフォースメント50と上述のヒンジレインフォースメント40との間の部位には、車両前突時にボンネット10の上方への屈曲(山折れ変形)を促進する山折れ起点52が設けられている。
この実施例では、上述の山折れ起点52は、ボンネットインナパネル26の下面、詳しくは側溝28,29の底壁部から上方に窪んだ窪形状部53と、この窪形状部53から上方に延びる第1の縦壁としての中央隆起部31の傾斜側面31j,31kとで形成されている。
上述の山折れ起点52,52を設けることで、図6に示すように、左右の山折れ起点52,52を車幅方向に結ぶ山折れラインL3が形成されている。
上述の山折れ起点52,52よりも後方の部位に、図3,図6に示すように、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形(谷折れ変形)する補強部としての深絞り溝33と、ヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並んで設けられている。
上述の深絞り溝33とヒンジレインフォースメント40の前端とは、何れも剛性変化点として作用し、これら深絞り溝33とヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並ぶことで、通常時のボンネット10後部の曲げ剛性およびヒンジ支持剛性の向上を図るように構成している。
また、剛性変化点としての深絞り溝33とヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並ぶことにより、前突時に当該剛性変化点に応力が集中して、深絞り溝33およびヒンジレインフォースメント40前端が下向きに変形(下折れ変形、谷折れ変形)し、ボンネットヒンジ20(詳しくは、ボンネット側ヒンジブラケット24)を車体に押付ける曲げモードにして、下折れ変形を促進すると共に、荷重分散を図るように構成している。
つまり、ボンネット10のヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット10後部の後退防止とを両立するように構成したものである。
図2,図3,図7に示すように、補強部としての深絞り溝33は凹溝により形成されており、図7に示す如く、上述のヒンジレインフォースメント40の前端が該深絞り溝33(つまり凹溝)前縁まで車両前方に延びている。
そして、ヒンジレインフォースメント40によって上記凹溝(深絞り溝33)の口開き変形に対する補強を図って、軽量高剛性化を図ると共に、車両前突時には上記深絞り溝33が強力に下折れ変形を促進し、ボンネットヒンジ20が車体に押付けられることで、前突荷重の分散を図るように構成している。
図6,図7に示すように、上述のヒンジレインフォースメント40の前端は、中央隆起部31の傾斜後面31iの下縁よりも前方で、傾斜後面31iの上縁と同等乃至後方の側方に位置するように設けられている。
これにより、中央隆起部31の下縁を、上述のヒンジレインフォースメント40で補強して、軽量高剛性化を図ると共に、ヒンジレインフォースメント40の前端位置で通常時の剛性をコントロールし得るように構成している。
図3,図6に示すように、補強部としての深絞り溝33に対して、ヒンジレインフォースメント40よりも上方に前突荷重伝達経路Z(具体的には中央隆起部31の上面と傾斜側面31j,31k)が車両前後方向に延設されている。
これにより、前突荷重伝達経路Z(中央隆起部31の上面と傾斜側面31j,31k)がヒンジレインフォースメント40よりも上方に存在することで、衝突初期に荷重を確実に後方へ伝達すると共に、ヒンジレインフォースメント40と前突荷重伝達経路Zとの間の上下方向のオフセット量の確保により、下折れ変形をより一層確実に促進するように構成している。
上述の前突荷重伝達経路Z(中央隆起部31の上面と傾斜側面31j,31k)の後方において、深絞り溝33と、ヒンジレインフォースメント40前端とを車幅方向に並んで設けることにより、図6に示すように、当該左右のヒンジレインフォースメント40,40前端を車幅方向に結ぶ谷折れラインL4が形成されている。
図3,図6に示すように、上述の補強部としての深絞り溝33は、ボンネットインナパネル26上面から下方に窪んだ凹形状部と、該凹形状部から下方に延びる第2の縦壁33b(詳しくは、図6に示す深絞り溝33の溝底部と左右の側溝28,29との間の縦壁)とで形成されており、この第2の縦壁33bにより通常時の剛性確保を図るように構成している。
さらに、図3に示すように、上述の窪形状部53と、第1の縦壁である中央隆起部31の傾斜側面31j,31kとから成る山折れ起点52を設け、この山折れ起点52の後方部位に、上述の凹形状部と第2の縦壁33bとで形成された深絞り溝33を設けることにより、山折れ起点52と補強部(深絞り溝33)とで変形による荷重吸収量の増大を図り、またヒンジレインフォースメント40に付勢される前突荷重を、下向きに折れ変形する当該ヒンジレインフォースメント40から車体に荷重分散させて、ボンネット10後部の後退を抑制するように構成したものである。
ところで、図6に平面図で示すように、上述のボンネットインナパネル26には、上述の山折れラインL3、谷折れラインL4に加えて、中央隆起部31の傾斜前面31hにおいて左右の開口部45,45およびスリット43,43を車幅方向に結ぶ谷折れラインL1(衝突物との衝突時に谷折れ変形するライン)と、中央隆起部31の前側コーナ部に形成された左右の柱状部44,44をその下部から上部に結んだ後に、左右の柱状部44,44の上部相互間を、凸部31a後面に沿って車幅方向に結ぶプリ山折れラインL2(前置山折れ起点部)と、が形成されている。
図10の(a)〜(d)は車両前突時におけるボンネット10の変形状態をその変形の順に示す概略側面図である。
図10の(a)に示すように、車両前突時には、まずプリ山折れラインL2(前置山折れ起点部)に応力が集中すると共に、前突荷重伝達経路Z(中央隆起部31の上面と傾斜側面31j,31k)を介して後方に荷重が伝達される。
次に、図10の(b)に示すように、プリ山折れラインL2が曲がり、ボンネット10が山折れ変形すると共に、上述の前突荷重伝達経路Zから後方に伝達される荷重により、剛性変化点(深絞り溝33とヒンジレインフォースメント40の前端)に応力が集中して、深絞り溝33が谷折れ変形を開始する。
次に、図10の(c)に示すように、深絞り溝33の谷折れ変形の進行により、ボンネットヒンジ20のボンネット側ヒンジブラケット24が車体に干渉して、応力を分散する一方で、ボンネット側ヒンジブラケット24と車体との干渉により行き場を失った応力が山折れ起点52に集中する。
次に、図10の(d)に示すように、上述の山折れ起点52により中央隆起部31が山折れ変形して、荷重を吸収することで、前突荷重のボンネット10後方への伝達量を低減させると共に、深絞り溝33がさらに谷折れ変形することで、前突荷重のボンネット10後方への伝達量をより一層減少させるので、ヒンジピン23への後退荷重が減少して、ボンネット10後部の車両後方への移動を防止する。このため、ボンネット10はヒンジピン23の前方において三つ折り状態に変形する。
なお、図10において、αは通常時(前突前)のストライカ51の位置を示す。また、図3において、48はカウルシールである。さらに、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
このように、上記実施例の自動車のボンネット構造は、ボンネットアウタパネル25とボンネットインナパネル26とを有するボンネット10の後部が車体にヒンジ(ボンネットヒンジ20参照)を介して軸支され、ボンネット10の前部には車体側と係合するロック部(ストライカレインフォースメント50参照)が設けられた自動車のボンネット構造であって、上記ボンネットインナパネル26のロック部(ストライカレインフォースメント50)とヒンジレインフォースメント40との間の部位に、上方への屈曲を促進する山折れ起点52が設けられ、上記山折れ起点52よりも後方の部位に、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形する補強部(深絞り溝33参照)と、ヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並んで設けられたものである(図3,図4,図6参照)。
この構成によれば、補強部としての深絞り溝33(剛性変化点)とヒンジレインフォースメント40前端(剛性変化点)とが車幅方向に並ぶことにより、通常時のボンネット10後部の曲げ剛性やヒンジ支持剛性の向上を図ることができる。
また、剛性変化点としての補強部(深絞り溝33)とヒンジレインフォースメント40前端とが車幅方向に並ぶことにより、前突時に当該剛性変化点に応力が集中して、補強部(深絞り溝33)およびヒンジレインフォースメント40前端が下向きに変形(下折れ変形、谷折れ変形)し、ボンネットヒンジ20を車体に押付ける曲げモードにして、下折れ変形を促進すると共に、荷重分散を図ることができる。
要するに、ボンネット10のヒンジ支持剛性の確保と、車両前突時におけるボンネット10後部の後退防止とを両立することができる。
この発明の一実施形態においては、上記補強部(深絞り溝33参照)は凹溝により形成され、上記ヒンジレインフォースメント40が該凹溝(深絞り溝33)前縁まで延びているものである(図7参照)。
この構成によれば、ヒンジレインフォースメント40によって上記凹溝(深絞り溝33参照)の口開き変形に対する補強ができ、軽量高剛性化を図ることができると共に、車両前突時には上記凹溝(深絞り溝33)が強力に下折れ変形を促進し、ボンネットヒンジ20が車体に押付けられることで、前突荷重の分散を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記ボンネットインナパネル26に、下面に対して前方上方に傾斜した傾斜後面31iを有する中央隆起部31が設けられ、上記傾斜後面31iの下縁よりも前方で上縁と同等乃至後方の側方に、上記ヒンジレインフォースメント40の前端が設けられたものである(図6,図7参照)。
この構成によれば、中央隆起部31の下縁を、上述のヒンジレインフォースメント40で補強することができ、軽量高剛性化を図ることができる。また、ヒンジレインフォースメント40の前端位置で通常時の剛性をコントロールすることもできる。
この発明の一実施形態においては、上記補強部(深絞り溝33)に対し、上記ヒンジレインフォースメント40よりも上方に前突荷重伝達経路Zが車両前後方向に延設されたものである(図3,図7参照)。
この実施例では、上述の前突荷重伝達経路Zは中央隆起部31の上面と側面31j,31kとで形成されている。
この構成によれば、前突荷重伝達経路Zがヒンジレインフォースメント40よりも上方に存在するので、衝突初期に荷重を確実に後方へ伝達することができ、ヒンジレインフォースメント40と前突荷重伝達経路Zとの間の上下方向のオフセット量確保により、下折れ変形をより一層確実に促進することができる。
この発明の一実施形態においては、上記山折れ起点52は上記ボンネットインナパネル26下面から上方に窪んだ窪形状部53と、該窪形状部53から上方に延びる第1の縦壁(中央隆起部31の傾斜側面31j,31k参照)とで形成され、上記補強部(深絞り溝33)は上記ボンネットインナパネル26上面から下方に窪んだ凹形状部と、該凹形状部から下方に延びる第2の縦壁33bとで形成されるものである(図3,図6参照)。
この構成によれば、山折れ起点52と補強部(深絞り溝33)とで変形による荷重吸収量の増大を図ることができる。またヒンジレインフォースメント40に付勢される前突荷重を、下向きに折れ変形する当該ヒンジレインフォースメント40から車体に荷重分散させて、ボンネット10後部の後退をさらに防止することができる。加えて、上述の第2の縦壁33bにより通常時の剛性確保を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のヒンジは、実施例のボンネットヒンジ20に対応し、
以下同様に、
ロック部は、ストライカ51を介して車体側と係合されるストライカレインフォースメント50に対応し、
補強部および凹溝は、深絞り溝33に対応し、
第1の縦壁は、中央隆起部31の傾斜側面31j,31kに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、ボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、ボンネットの前部には車体側と係合するロック部が設けられた自動車のボンネット構造について有用である。
10…ボンネット
20…ボンネットヒンジ(ヒンジ)
25…ボンネットアウタパネル
26…ボンネットインナパネル
31…中央隆起部
31i…傾斜後面
31j,31k…傾斜側面(第1の縦壁)
33…深絞り溝(補強部、凹溝)
33b…第2の縦壁
40…ヒンジレインフォースメント
50…ストライカレインフォースメント(ロック部)
52…山折れ起点
53…窪形状部
Z…前突荷重伝達経路

Claims (5)

  1. ボンネットアウタパネルとボンネットインナパネルとを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、
    ボンネットの前部には車体側と係合するロック部が設けられた自動車のボンネット構造であって、
    上記ボンネットインナパネルのロック部とヒンジレインフォースメントとの間の部位に、上方への屈曲を促進する山折れ起点が設けられ、
    上記山折れ起点よりも後方の部位に、車幅方向に延びて車両前後方向の耐力以上の入力荷重で下向きに変形する補強部と、ヒンジレインフォースメント前端とが車幅方向に並んで設けられた
    自動車のボンネット構造。
  2. 上記補強部は凹溝により形成され、上記ヒンジレインフォースメントが該凹溝前縁まで延びている
    請求項1記載の自動車のボンネット構造。
  3. 上記ボンネットインナパネルに、下面に対して前方上方に傾斜した傾斜後面を有する中央隆起部が設けられ、
    上記傾斜後面の下縁よりも前方で上縁と同等乃至後方の側方に、上記ヒンジレインフォースメントの前端が設けられた
    請求項1または2記載の自動車のボンネット構造。
  4. 上記補強部に対し、上記ヒンジレインフォースメントよりも上方に前突荷重伝達経路が車両前後方向に延設された
    請求項1〜3の何れか1項に記載の自動車のボンネット構造。
  5. 上記山折れ起点は上記ボンネットインナパネル下面から上方に窪んだ窪形状部と、該窪形状部から上方に延びる第1の縦壁とで形成され、
    上記補強部は上記ボンネットインナパネル上面から下方に窪んだ凹形状部と、該凹形状部から下方に延びる第2の縦壁とで形成される
    請求項1〜4の何れか1項に記載の自動車のボンネット構造。
JP2014190693A 2014-09-19 2014-09-19 自動車のボンネット構造 Active JP6164184B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190693A JP6164184B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 自動車のボンネット構造
US14/826,726 US9868472B2 (en) 2014-09-19 2015-08-14 Bonnet structure of automotive vehicle
DE102015011326.7A DE102015011326B4 (de) 2014-09-19 2015-08-28 Kühlerhaubenstruktur eines Kraftfahrzeuges
CN201510573825.7A CN105438273B (zh) 2014-09-19 2015-09-10 汽车的机盖结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190693A JP6164184B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 自動車のボンネット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016060396A true JP2016060396A (ja) 2016-04-25
JP6164184B2 JP6164184B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=55796892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014190693A Active JP6164184B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 自動車のボンネット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6164184B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106894914A (zh) * 2017-03-24 2017-06-27 张家港润盛科技材料有限公司 一种汽车发动机的铝制罩盖
EP3293090A1 (en) * 2016-09-09 2018-03-14 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Hood of vehicle
FR3128437A1 (fr) * 2021-10-25 2023-04-28 Psa Automobiles Sa Capot pour véhicule automobile comprenant une doublure en forme d’arche

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6268180A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Nissan Motor Co Ltd 車体用樹脂製外板パネルの接合部構造
JPS6387186U (ja) * 1986-11-27 1988-06-07
JP2013230776A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Honda Motor Co Ltd 車両用フード

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6268180A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Nissan Motor Co Ltd 車体用樹脂製外板パネルの接合部構造
JPS6387186U (ja) * 1986-11-27 1988-06-07
JP2013230776A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Honda Motor Co Ltd 車両用フード

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3293090A1 (en) * 2016-09-09 2018-03-14 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Hood of vehicle
US10259422B2 (en) 2016-09-09 2019-04-16 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Hood of vehicle
CN106894914A (zh) * 2017-03-24 2017-06-27 张家港润盛科技材料有限公司 一种汽车发动机的铝制罩盖
FR3128437A1 (fr) * 2021-10-25 2023-04-28 Psa Automobiles Sa Capot pour véhicule automobile comprenant une doublure en forme d’arche

Also Published As

Publication number Publication date
JP6164184B2 (ja) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9868472B2 (en) Bonnet structure of automotive vehicle
JP6112083B2 (ja) 車体前部構造
JP4853101B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP4286884B2 (ja) 自動車の車体構造
JP4407755B2 (ja) 車両用フード構造
KR101097018B1 (ko) 측면 충돌 성능을 강화시킨 자동차용 도어
JP6191632B2 (ja) 車両用カウル部構造
KR100676948B1 (ko) 차량용 후드구조
JP7360628B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6187423B2 (ja) 自動車のボンネット構造
JP6164184B2 (ja) 自動車のボンネット構造
JP6411932B2 (ja) 車体の後部構造
CN214138710U (zh) 车身侧部结构
JP6484433B2 (ja) 自動車のカウル構造
JP5151495B2 (ja) 自動車のフードストッパ構造
JP6016246B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6225858B2 (ja) 自動車のボンネット構造
JP7177816B2 (ja) 車体前部構造
JP4116279B2 (ja) 自動車の車体後部構造
JP5577214B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP6119705B2 (ja) 自動車のボンネット構造
JP6221164B2 (ja) 車体構造
JP6052310B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2019055693A (ja) 車両用バックドアインナパネル
JP6112002B2 (ja) 車両カウルサイド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6164184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150