JP2016060022A - ロボット上半身の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットの上半身の重量軽減を可能とする、ロボット上半身の支持構造を提供する。【解決手段】ロボットの腰骨部より上方に延在する柱状の背骨部と、背骨部に接続され該背骨部からロボットの側方に延在する上半身支持部と、ロボットの腕部が回転自在に取り付けられるとともに、該腕部の外部から該腕部を回転駆動させる所定のアクチュエータを少なくとも収容する収容空間を有する駆動ユニットと、を備え、上半身支持部と背骨部との接続点から側方に所定距離離れた、該上半身支持部上の第1接続点と、腰骨部上の第2接続点とで、駆動ユニットが該上半身支持部と該腰骨部に接続される、ロボットの上半身の支持構造である。【選択図】図4

Description

本発明は、ロボットの上半身の支持構造に関する。
近年、産業用ロボットだけでなく、民生用として様々な役目を担うロボットの研究開発が盛んになされている。ロボットの中でも直立歩行が可能な人間型ロボット(ヒューマノイドロボット)は、人間の行動を代替できるものとして期待されている。このような人間型ロボットでは、人間の動作を模すために多くの関節部が設けられており、また、その関節部において複数の自由度を有する多様な動作が求められる。そのため人間型ロボットの上半身には、関節部駆動のための多くのアクチュエータが搭載され、その重量が大きくなるため、上半身の支持構造が負担すべき荷重は小さくはない。
ここで、例えば特許文献1に示すロボットの上半身の支持構造は、2本の足に支えられた腰骨部から鉛直に背骨部が立てられている。そして、その背骨部に対して、肩部の位置に水平支持部材が上半身の左右側方に延在し、その先端にロボットの腕部が回転可能に取り付けられている(特に、特許文献1の図2Aを参照)。したがって、ロボットの腕部は、水平支持部材によって吊り下げられた状態で支持されていることになる。
特開2012−148366号公報
上記の特許文献に示すように、従来技術では、ロボットの背骨部から側方に延在している水平支持部材に腕部が回転可能に取り付けられる場合が多い。このようなロボットの上半身では、比較的重量のある腕部を背骨部から所定の距離離れた位置で支持することになる。その結果、腕部のモーメントを十分に支持するために、水平支持部材や背骨部の剛性を比較的高く保つ必要があり、ロボットの上半身全体の重量が増加する傾向にある。また、腕部がロボットの上半身を形成する骨格構造部材(すなわち、水平支持部材)に直接接続されていることから、腕部からの荷重を直接その骨格構造部材が受けることになる。この点からも、当該荷重に対する強度を確保するために上半身の重量増加が避けられない。
また、ロボットの上半身の重量増加は、脚等の下半身構造が支持すべき荷重が増加することを意味するため、下半身の強度的な面やロボット駆動のための消費エネルギーの面等からも好ましいものではない。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、ロボットの上半身の重量軽減を可能とする、ロボット上半身の支持構造を提供することを目的とする。
本発明において、上記課題を解決するために、比較的高い剛性を担保できる駆動ユニットに、腕部とその駆動用のアクチュエータを取り付け、且つ、その駆動ユニットをロボットの上半身を支える一部材として機能するように該上半身に取り付ける構成を採用した。これにより、上半身が駆動ユニット自体によって支持されるため、効率的に上半身の強度アップを図ることが可能となる。
詳細には、本発明は、ロボットの上半身の支持構造であって、前記ロボットの腰骨部より上方に延在する柱状の背骨部と、前記背骨部に接続され該背骨部から前記ロボットの側方に延在する上半身支持部と、前記ロボットの腕部が回転自在に取り付けられるとともに、該腕部の外部から該腕部を回転駆動させる所定のアクチュエータを少なくとも備える駆動ユニットと、を備える。そして、前記上半身支持部と前記背骨部との接続点から側方に所定距離離れた、該上半身支持部上の第1接続点と、前記腰骨部上の第2接続点とで、前記駆動ユニットが該上半身支持部と該腰骨部に接続される。
本発明に係るロボット上半身の支持構造は、背骨部、腰骨部を含むロボットの上半身において、少なくとも腕部を支持するための構造を含むものである。ここで、腰骨部は、ロボットの上半身の荷重を受ける骨格構造部であり、一般には腰骨部の上にロボットの上半身が配置される。したがって、腰骨部の上には、上半身の中心となる背骨部が上方に延在するように配置される。なお、本発明において「上方向」及び「下方向」は、重力負荷が作用する方向、例えば、鉛直方向を示す用語である。一例としては、ロボットが設置面から起立している場合に、腰骨部から頭部側への方向が上方向であり、その逆が下方向となる。
また、ロボットの上半身では、上半身支持部がロボットの側方に延在するように背骨部に接続される。この上半身支持部は、背骨部からロボットの両側方に延在してもよく、又は、片側の側方に延在してもよい。
ここで、駆動ユニットは、ロボットの腕部の外部から該腕部を駆動する所定のアクチュエータを備えている。腕部の外にその駆動用の所定のアクチュエータを配置することで、回転駆動する腕部のモーメントを低下させることができ、以て、ロボットの上半身の重量軽減に寄与するものと考えられる。なお、駆動ユニットは、所定のアクチュエータを含むことより、構造的に比較的高い剛性を発揮する必要がある。そこで、この駆動ユニット全体の高剛性を踏まえて、本発明では駆動ユニットが上半身を支持するための構造体として利用される。
すなわち、上記のように、上半身支持部上の第1接続点と腰骨部上の第2接続点とで、駆動ユニットが上半身支持部と腰骨部に接続される。このように駆動ユニットを接続することで、駆動ユニットが持つ剛性を、上半身支持部を腰骨部の方から支えるために利用することが可能となる。ここで、第1接続点は、背骨部からロボットの側方において所定距離離れた位置にあり、一方で、第2接続点は、背骨部の下にある腰骨部上にあり、そのため、背骨部と第2接続点との距離は、上記所定距離より短くなる。そのため、ロボットの上半身において、背骨部、上半身支持部、駆動ユニットにより略三角形の支持フレームが形成されることになり、ロボットの上半身の強度を安定的なものとすることができる。更には、当該支持フレームにおいて、駆動ユニットの構造物そのものを支持フレームの一部として利用することになるため、ロボットの上半身の重量をいたずらに重くすることなくその強度アップを図ることが可能になる。
ロボットの上半身の重量軽減を可能とする、ロボット上半身の支持構造を提供することができる。
本発明に係る支持構造が適用されるロボットの正面図である。 図1に示すロボットの側面図である。 図1に示すロボットの背面図である。 図1に示すロボットにおいて、腕部と駆動ユニットを取り外した状態を示す図である。 図4において取り外された駆動ユニットを示す図である。 図1に示すロボットにおいて、駆動ユニットの内部の構成を示す図である。 図1に示すロボットの背面の一部を示す図である。 図1に示すロボットにおける駆動ユニット内のリンク機構の動作状態を示す第1の図である。 図1に示すロボットにおける駆動ユニット内のリンク機構の動作状態を示す第2の図である。 図1に示すロボットにおける駆動ユニット内のリンク機構の動作を説明する第1の図である。 図1に示すロボットにおける駆動ユニット内のリンク機構の動作を説明する第2の図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<ロボット10の構成>
図1〜図3に基づいて、本発明に係る支持構造が搭載されたロボット10の概略構成について説明する。図1はロボット10の正面図であり、図2はロボット10の左側面図であり、図3はロボット10の背面図である。なお、各図において、ロボット10の内部構造が把握できるように、左手を除きその本体カバーを省略した状態で示されている。なお、本実施例では、ロボット10の進行方向をx軸正方向、ロボット10からみて左手方向をy軸正方向、ロボット10における反重力方向をz軸正方向としたとき、x軸がロール軸、y軸がピッチ軸、z軸がヨー軸である。したがって、x軸回りの回転がロール動作、y軸回りの回転がピッチ動作、z軸回りの回転がヨー動作となる。また、本実施例における上方向とは、z軸正方向、すなわち反重力方向であり、一方で下方向とは、z軸負方向、すなわち重力方向とし、左右方向はロボット10から見たときの左右方向であり、y軸正方向が左方向、y軸負方向が右方向となる。
ロボット10は、人間型ロボットであり、人間の骨格構造を模したボディを有している。概略的には、図1においてz軸方向に延在している背骨部14及び後述する板金で形成された各種の骨部14a〜14d、背骨部14を支持するように背骨部14に連結された腰骨部15、更に腰骨部15を支持し図示しないロボット10の一対の脚部が接続される骨盤部16によってロボット10の上半身の骨格構造(以下、単に「上半身骨格構造」という)が形成されている。そして、背骨部14には、ロボット10の首部13が接続され、更にその上に頭部11が配置されている。なお、頭部11には、外部を撮影するためのカメラ12が搭載されている。この首部13を介した頭部11の背骨部14との接続により、頭部11は背骨部14に対してロール動作、ヨー動作が可能となるが、これらの動作のためのロボット内部構造は本発明の中核をなすものではないので、本明細書ではその詳細な説明は省略する。
また、ロボット10には、その上半身の駆動を司る駆動ユニット20が右上半身と左上半身のそれぞれに対応して配置されている。ここで、図4に示すように、背骨部14には、ロボット10の肩部分に位置する部位で、ロボット10の側方に向かって延在するように、ロボット前面側の前方鎖骨部14aとロボット背面側の背面鎖骨部14bが接続されている。更に、背骨部14には、ロボット10の胸部分(肩部分より下方の部位)に位置する部位で、同じようにロボット10の側方に向かって延在するように、ロボット前面側
の前方胸骨部14cとロボット背面側の背面胸骨部14dが接続されている。これらの骨部14a〜14d及び背骨部14によって、背骨部14を挟んだロボット10の上半身内の左右に所定の空間が形成され、当該左右の所定の空間に駆動ユニット20がそれぞれ収まるように配置され、各骨部14a〜14dに対して駆動ユニット20が接続されることになる。これにより、2つの駆動ユニット20がロボット10内に取り付けられることになる。骨部14a〜14dは、背骨部14の厚さよりも薄い平板状の板金で形成されているため、背骨部14に対する駆動ユニット20の取り付けは、比較的弾性的に行われることになる。これら骨部14a〜14dは、本発明の上半身支持部に相当し、特に骨部14a、14cは、本発明の前方上半身支持部に相当し、骨部14b、14dは、本発明の背面上半身支持部に相当する。なお、駆動ユニット20の取り付けの詳細については、後述する。
<駆動ユニット20の構成>
図4には、ロボット10の左側の腕部50と、それに対応する左上半身用の駆動ユニット20とが一体となって、ロボット10の上半身骨格構造から取り外された状態が示されている。このように駆動ユニット20は、対応する腕部50とともにロボット10の上半身骨格構造から取り外し可能となるように構成されることで、ロボット10の組立性やメンテナンス性が好適に維持される。この駆動ユニット20内に、リンク機構からなる回転駆動機構が搭載されており、当該回転駆動機構によってアクチュエータからの出力が腕部50に伝えられ、その回転駆動が行われることになる。以下、図5及び図6に基づいて、当該回転駆動機構の詳細について説明する。なお、図5には、ロボット10の左上半身用の駆動ユニット20が開示されており、一方で、図6では、ロボット10の右上半身用の駆動ユニット20の詳細な構造が開示されている。なお、図6では、駆動ユニット20の内部を示すために、一部の構成(後述する外側基板21等の構成)は省略されている。また、本明細書においては、左上半身用の駆動ユニット20と右上半身用の駆動ユニット20は同一の構成を有しており、図5及び図6に基づいて行われる説明は、両側の駆動ユニット20及びその内部の回転駆動機構に適用されるものである。
駆動ユニット20は、ロボット10の上半身骨格構造に接続される外側基板21と内側基板22、及び両基板の間に配置されたスペーサ23で画定される収容空間を有する。外側基板21は、駆動ユニット20に腕部50が接続された状態において、ロボット10の外側、すなわち腕部50に近い側に配置される基板であり、本発明の第1ベース部材に相当する。また、内側基板22は、ロボット10の内側に配置される基板であり、本発明の第2ベース部材に相当する。なお、外側基板21には、腕部50をピッチ軸に回転自在となるように支持するための支持部材28が設けられ、当該支持部材28を介して腕部50が駆動ユニット20側に接続されることになる。この支持部材28としては、比較的モーメントの大きいロボット10の腕部50を限られた空間容積内で支持する点を考慮し、1個のベアリングでラジアル荷重、アキシアル荷重等のあらゆる方向の荷重を支持可能な支持部材を採用するのが好ましい。例えば、THK株式会社製のクロスローラリングを採用することが可能である。
そして、スペーサ23は、両基板の間隔を画定する長さを有する棒状の部材である。これらの外側基板21、内側基板22、スペーサ23による構成は、いわば駆動ユニット20の筐体を形成するものであり、当該筐体は、ロボット10の上半身骨格構造に固定され、そこに、3つのアクチュエータ24、25、及びアクチュエータ24に関連するリンク機構30が配置される。なお、アクチュエータ24、25が本発明の所定のアクチュエータに相当し、特に、アクチュエータ24は本発明の腕部ピッチ用アクチュエータに相当し、アクチュエータ25は本発明の腰骨部駆動用アクチュエータに相当する。
先ず、アクチュエータ24について説明する。アクチュエータ24は、サーボモータと
、本体部24aと、アクチュエータの軸方向に直線移動する出力軸24bとを有する、直動アクチュエータであり、外側基板21及び内側基板22に固定されている。出力軸24bの外周面には螺旋状のねじ溝が形成されており、本体部24aには、出力軸24bのねじ溝に螺合するボールねじナット(図示せず)が本体部24aに軸線の回りの回転のみが許容された状態で収納されている。そして、サーボモータが当該ボールねじナットを回転させるように本体部24aと接続されており、本体部24a内でボールねじナットの軸線方向の移動が制限されているため、サーボモータの駆動により出力軸24bが軸方向に直線運動、すなわち直動する。
アクチュエータ24の出力軸24bは、リンク機構30を構成する第1リンク部31と第2リンク部32のうち第1リンク部31に接続される。なお、このリンク機構30が、上記回転駆動機構に相当する。そして、第1リンク部31は、後述の図8、図9に示すように、基部31cの両端から同方向に延出した2つの壁部31aを有しており、そして、基部31cに平行となるように両壁部31aを繋ぐブリッジ31bが設けられている。この基部31cは、外側基板21と内側基板22に対して回転自在となるようにベアリングで支持され、第1支持点33が形成される。また、ブリッジ31bに、アクチュエータ24の出力軸24bが、第1リンク部31との向きが可変となるように接続され、その接続点が31eとされる。更に、基部31cを挟んでブリッジ31bとは反対側に、基部31cから延出する尾部31dが設けられている。尾部31dの延出方向は、ブリッジ31b上の接続点31eと第1支持点33とを結ぶ直線上ではなく、当該直線に対してアクチュエータ24が配置されていない方向、すなわち後述する第3支持点35が位置する方向となっている。そして、尾部31dの端部(基部31cとの接続部とは反対側の端部)において、第2リンク部32が回転自在となるようにベアリングで支持され、第2支持点34が形成される。
このように壁部31a、ブリッジ31b、基部31c、尾部31dをリンク本体として第1リンク部31は形成される。そして、第1リンク部31は、そのリンク本体を回転自在に支持する第1支持点33を基準とすると、その一方側にアクチュエータ24の出力軸24bが接続されるブリッジ31bが位置し、他方側に第2リンク部32が接続される尾部31dが位置することになる。そのため、アクチュエータ24の出力が作用する点、すなわちアクチュエータ24の出力が第1リンク部31に入力される接続点31eと、第1リンク部31を介した力を第2リンク部32側に伝える点、すなわちアクチュエータ24からの出力を第2リンク部32側に出力する第2支持点34とは、第1支持点33を基準にしてシーソーのように搖動する相関を有することになり、以て、第1リンク部31は搖動リンクとして形成されることになる。より具体的に言えば、接続点31eが上方に移動すれば第2支持点34は下方に移動し、逆に、接続点31eが下方に移動すれば第2支持点34は上方に移動するように、第1リンク部31が形成されている。このように第1リンク部31を揺動リンクとして形成することで、アクチュエータ24の出力伝達にようする機構の大きさ、特に、その長さ寸法を抑えることができる。また、第1リンク部31のシーソー形状を利用して、アクチュエータ24の出力の増幅を図ることも可能となり、この点はアクチュエータ24の小型化にも寄与する。
次に、第2リンク部32は、その一方の端部において上記の通り第2支持点34で第1リンク部31の尾部31dと回転自在に接続され、更に、他方の端部において、後述の図9に示すように、ロボット10の腕部50の端部に連結されたプレート51に対して回転自在となるようにベアリングで支持され、第3支持点35が形成される。このように第2支持点34及び第3支持点35を含む板状の本体を有するように第2リンク部32は形成され、そして、第2リンク部32は、第1リンク部31から伝わってきた力をプレート51へと伝達させる。このプレート51は、支持部材28を介して回転自在に取り付けられた腕部50の端部に連結されたプレートであり、腕部50のピッチ方向の回転に伴い腕部
50とともに回転する。そして、支持点35は、この腕部50のピッチ方向の回転中心よりも所定距離ずらした場所に位置しており、第1リンク部31及び第2リンク部32を介してプレート51へ伝達された力は、腕部50をピッチ方向に回転駆動させる駆動力となる。
このように、アクチュエータ24の駆動力は、第1リンク部31及び第2リンク部32からなるリンク機構30によって腕部50に伝達されることで、腕部50のピッチ方向の回転動作が生じることになる。そして、腕部50は、外側基板21上の支持部材28により支持され、また、第1リンク部31は外側基板21及び内側基板22上に回転支持されているため、第1リンク部31及び第2リンク部32の回転方向は、腕部50のピッチ回転方向と同じ方向となる。
次に、アクチュエータ25について説明する。アクチュエータ25もアクチュエータ24と同様に直動アクチュエータであり、外側基板21及び内側基板22に固定されている。アクチュエータ25の出力軸は、外側基板21及び内側基板22に支持点18aを介して回転自在に取り付けられた搖動リンク部18の一端側に接続されている。そして、搖動リンク部18の他端側では、支持点18bを介して伝達リンク部17が回転自在に接続され、当該伝達リンク部17は更に腰骨部15に接続されている。この揺動リンク部18は、上述の第1リンク部31と同じようにシーソー形状を有しており、そのため、アクチュエータ25の出力伝達にようする機構の大きさ、特に、その長さ寸法を抑えることができ、更に、アクチュエータ25の出力の増幅を図ることも可能となり、この点はアクチュエータ25の小型化にも寄与する。
ロボット10の左右の上半身において、アクチュエータ25の出力が腰骨部15に伝えられることで、図示しない腰骨部15の詳細な構成によりロボット10の上半身が骨盤部16に対してロール方向及びヨー方向に回転駆動することになる。なお、この骨盤部16に対する回転駆動のための構成については、本発明の中核をなすものではないため、その詳細な説明は省略する。
また、駆動ユニット20にはアクチュエータ25のみが含まれ、それに関連するリンクである搖動リンク部18及び伝達リンク部17は、駆動ユニット20には含まれない(図4に示す、駆動ユニットを取り外した状態を参照のこと。)。これは、駆動ユニット20の取外しに際して伝達リンク部17と腰骨部15との接続を外してしまうと、駆動ユニット20の筐体から搖動リンク部18及び伝達リンク部17がはみ出してしまい取扱いが難しくなるからである。もちろん、駆動ユニット20内に搖動リンク部18及び伝達リンク部17が含まれるように、駆動ユニット20を上半身骨格構造から取り外しても構わない。
次に、図7に基づいて、ロボット10の背面構造について説明する。図7は、駆動ユニット20の背面構成を示す図である。図7に示すように、プレート51上からロボット10の肩幅方向に沿って延出するバネ取付部52が設けられている。このバネ取付部52には、背面胸骨部14dとの間に付勢力を付与するバネ19が2本設けられている。背面胸骨部14dにおけるバネ19の接続位置は、19aで表される。
バネ取付部52は、腕部50とともにピッチ回転するプレート51上にあり、また、接続位置19aはロボット10の上半身骨格構造を形成する背面胸骨部14d側にあるため、バネ19による付勢力は、腕部50のピッチ回転に寄与するトルクを生み出すことになる。このバネ19による付勢力については、後述する。
<駆動ユニット20による支持構造>
上記の通り、駆動ユニット20は、その上部前方部位、上部背面部位で、外側基板21と内側基板22によって画定される収容空間にアクチュエータ24、25を収容した状態で、それぞれ前方鎖骨部14aと背面鎖骨部14bに接続されている。更に、駆動ユニット20は、その中央前方部位、中央背面部位で、それぞれ前方胸骨部14cと背面胸骨部14dに接続され、駆動ユニット20の下方では、アクチュエータ25の出力軸、揺動リンク部18、伝達リンク部17を介して、腰骨部15と接続されている。そして、各骨部14a〜14dとアクチュエータ20の外側基板21及び内側基板22との接続点が、本発明の第1接続点に相当し、揺動リンク等18を介した腰骨部15との接続点(支持点17a)が、本発明の第2支持点に相当する。
このような駆動ユニット20の上半身骨格構造との接続態様により、上半身支持部に相当する各骨部14a〜14dに対して、駆動ユニット20が下方から支えるように接続されることになる。そして、図からも分かるように第1接続点に相当する駆動ユニット20と各骨部14a〜14dの接続点は、ロボット10の肩幅に相当する距離だけ背骨部14からロボット10の側方に離れた位置にあり、支持点17aよりも更にロボット10の側方に位置する。また、第2接続点に相当する支持点17aは、背骨部14がつながる腰骨部15上の接続点であることを踏まえると、第1接続点、第2接続点、及び各骨部14a〜14dと背骨部14との接続点によって、略三角形の支持フレームが形成されることになる。すなわち、駆動ユニット20自体が、当該支持フレームの一辺に含まれることになる。
ここで、図からも分かるように、当該支持フレームにおいて、駆動ユニット20は、外側基板21と内側基板22が、それらの長手方向において第1接続点と第2接続点との間に延在した状態となる。外側基板21と内側基板22は、アクチュエータ24、25が固定される基板でもあるため、駆動ユニット20の筐体として機能すべく両基板の厚さは相応に厚くされる。したがって、外側基板21と内側基板22の剛性は比較的高く設定されている。
そこで、駆動ユニット20の各基板21、22が上記支持フレームの一辺に含まれると、各基板21、22の剛性を、そのままロボット10の上半身骨格構造、特に骨部14a〜14dの支持のために利用することができる。このことは、上半身骨格構造の支持のために特別の支持構造を設けなくても、ロボット10の上半身の強度アップを図ることができることを意味し、換言すれば、ロボット10の上半身の強度アップのために、上半身の重量が増加することを抑制することができる。
また、腕部50は骨部14a〜14dに直接接続はされておらず、駆動ユニット20の外側基板21に取り付けられている。そして、骨部14a〜14dは、上記の通り、板金で形成されているため、駆動ユニット20を弾性的に支持している。このように駆動ユニット20が弾性的に支持されることで、腕部50からの荷重の一部を、骨部14a〜14dの弾性力によって吸収することができる。そのため、腕部50が外側基板21に取り付けられている支持部材28で支持すべき荷重が軽減されることになるため、許容荷重が比較的低い支持部材28、例えば、許容されるラジアル荷重やアキシアル荷重が比較的低いクロスローラリングを使用することができる。これにより支持部材28の小型化が可能となり、この点からもロボット10の上半身の重量増加を抑制することができる。
更に、ロボット10の上半身の重量増加の抑制の観点から、駆動ユニット20に形成される上記収容空間に、腕部50を駆動するためのアクチュエータ24が固定収容された状態で、上半身骨格構造に接続される構成も有用と言える。アクチュエータ24が腕部50の外部に配置されることで、腕部50の内部に配置される場合と比べて腕部50の重量を軽減することができる。腕部50は回転駆動される部材であるため、その軽量化は、腕部
50のモーメント低下、ひいては回転駆動時の荷重低下に帰結する。その結果、上半身骨格構造の耐荷重性を大きく上げる必要がなくなり、以て、上半身の重量増加の抑制に資するものと考えられる。なお、アクチュエータ24を腕部50の外部に配置した上で、腕部50を回転駆動するためには、アクチュエータ24の直動の出力軸からの出力を、後述するリンク機構30の動作によって腕部50に伝える構成が極めて有用である。
<リンク機構30の動作>
リンク機構30は、上記の通り第1リンク部31と第2リンク部32により構成されており、アクチュエータ24の駆動力を腕部50に連結されたプレート51に伝達することで、腕部50がピッチ方向に回転駆動されることになる。そして、このリンク機構30の動作の詳細について、図8、図9、図10に基づいて説明する。
図8は、腕部50が鉛直下方向に延在している状態、すなわち腕部50が支持部材28によって回転自在に支持されている状態において腕部50が重力成分にならって最も下方向に延在している最下方位置にある状態での、リンク機構30を中心とした駆動ユニット20内の状態を表している。一方で、図9は、腕部50が水平方向に延在している状態、すなわち腕部50が支持部材28によって回転自在に支持されている状態において腕部50が最下方位置から重力成分に逆らって上昇された水平上昇位置にある状態での、リンク機構30を中心とした駆動ユニット20内の状態を表している。すなわち、図8は、腕部50の自重によるアクチュエータ24に対する重力負荷が最小となる状態を表し、図9は、当該重力負荷が最大となる状態を表している。
また、図10は、リンク機構30を構成する各リンク部の状態を把握しやすいように、各リンク部をzy平面に投射した状態で表している。そのため、第1リンク部31は、接続点31eと第1支持点33とを結ぶ直線と第1支持点33と第2支持点34とを結ぶ直線とが折れ曲がったくの字形状で表されている。なお、具体的には、図10の左図(a)は、図8に示すように腕部50が最下方位置にある場合のリンク機構30の状態を表しており、図10の右図(b)は、図9に示すように腕部50が水平上昇位置にある場合のリンク機構30の状態を表している。
ここで、ロボット10において腕部50が最下方位置から水平上昇位置まで上昇駆動される場合のリンク機構30の動作について説明する。ロボット10において腕部50が最下方位置にある場合、図8に示すように、アクチュエータ24の出力軸24bが駆動ユニット20内で最も上方に位置した状態にある。そのため、図10(a)に示すように、第2支持点34は、該第2支持点34が採り得る位置の中で最も下方に位置する状態となる。そのため、この第2支持点34の位置に影響され、第2リンク部32がプレート51を下方に引き込んだ状態となり、以て、図10(a)に示すプレート51の状態を介した、腕部50の最下方位置が決定されることになる。
このように図8(a)に示す状態から、アクチュエータ24の駆動により出力軸24bが本体部24aに引き込まれていくと(すなわち、ロボット10において出力軸24が下方に直動していくと)、図10(a)において、第1リンク部31は、第1支持点33を中心として反時計回りに回転していくことになる。すなわち、出力軸24bの下方への直動により、接続点31eは下方に移動するとともに第2支持点34は上方に移動する。この結果、第2リンク部32が、プレート51を時計方向に押し出すことになり、以て、図10において腕部50がプレート51の回転に伴って時計方向に回転上昇することになり、図10(b)に示す水平上昇位置に到達することになる。
ここで、この腕部50の回転上昇の過程において、第1支持点33と第2支持点34を結ぶ直線(以下、「第1直線」という)と、第2支持点34と第3支持点35を結ぶ直線
(以下、「第2直線」という)とが為す角度θ(以下、「リンク間角度」という)に着目する。第1支持点33は、外側基板21及び内側基板22と第1リンク部31との間に形成されるため、第1支持点33の位置は第1リンク部31の状態にかかわらず外側基板21等に対して不変である。そして、図10(a)に示す状態から第1リンク部31が反時計回りに回転していくと、この第1支持点33を中心として第2支持点34が上昇し、当初鋭角であったリンク間角度θは、90度を超えて鈍角となり、最終的な図10(b)に示す状態では、180度に近い角度となる。すなわち、第一リンク部31の反時計回りの回転により、リンク間角度θは180度に近づくように徐々に開いていき、第3支持点35が第1支持点33からより離間するように上昇していく。
この結果、図10(b)に示すような腕部50が水平に上昇した状態では、第1支持点33と第2支持点34を結ぶ第1直線と、第2支持点34と第3支持点35を結ぶ第2直線が、概ね一直線上に、且つ、z軸に沿うように延在することになる。このとき、腕部50の重力成分による重力負荷は最大となるが、リンク機構30における3つの支持点33、34、35が、第1支持点33上に概ね一直線上に並んでいる。そのため、腕部50から伝わる重力負荷は、外側基板21等に支持されている第1支持点33でその多くを支持することができるため、接続点31eを介してアクチュエータ24側に伝達される負荷を軽減することができる。
また、リンク機構30において、腕部50が水平上昇位置の近傍の位置にある場合、腕部50が最下方位置の近傍の位置にある場合と比べて、アクチュエータ24の出力軸24bの変位量に対する腕部50に連結されたプレート51の回転量の比率が小さくなるように、第1リンク部31と第2リンク部32の形状、寸法が決定されている。この結果、アクチュエータ24に搭載されるサーボモータの変位量に対する、腕部50の変位量の比率である減速比が、腕部50が水平上昇位置に近づくほど大きく設定されることになる。そのため、腕部50が最下方位置の近傍にある場合は、比較的減速比は小さいものの、腕部50による重力負荷は小さいため、アクチュエータ24に対する影響度は小さく保てる。一方で、腕部50による重力負荷が相対的に大きくなる水平上昇位置の近傍においては、減速比をより大きくすることで、腕部50による重力負荷のアクチュエータ24への影響度を可及的に軽減でき、以て、アクチュエータ24の小型化を図ることができる。
また、ロボット10においては、図7に示すようにバネ19による付勢力の付与が行われている。この点について、図11に基づいて説明する。図11は、腕部50の回転角度に対する、腕部50による重力負荷の推移、及びバネ19の付勢力の推移を、それぞれ線L1、L2で表している。なお、図11の横軸は、腕部50が最下方位置にある場合(図10(a)に示す状態の場合)を回転角度が0度とし、腕部50が水平上昇位置にある場合(図10(b)に示す状態の場合)を回転角度が90度とするものである。また、バネ19の付勢力は、図11に示す回転角度の範囲においては、腕部50を上昇回転させるトルクを発生させる向きに付与されている。
ここで、線L1から分かるように、腕部50が最下方位置から水平上昇位置まで回転上昇していくと、その重力負荷が次第に上昇していく。このとき、バネ19の付勢力は、線L2から分かるように、腕部50が水平上昇位置に到達する前の領域(概ね回転角度が50度から75度となる位置であり、「所定負荷領域」という。)において付勢力が線L1で示される重力負荷より大きくなるように、その取付位置やバネ定数が決定されている。このようなバネ19の設計により、腕部50による重力負荷が比較的大きくなる領域では、バネ19の付勢力により腕部50を効果的に支持することができ、アクチュエータ24に掛かる負荷を軽減することができる。なお、所定負荷領域よりも腕部50による重力負荷が更に大きくなる領域(腕部50の回転角度が概ね75度から90度となる位置)では、上記の通り、リンク機構30による減速比が相対的に大きくなるため、図11に示すよ
うにバネ19の付勢力が負荷重力と比べて低下しても、アクチュエータ24に掛かる重力負荷を軽減できる。
また、図11に示すように、所定負荷領域よりも腕部50による重力負荷が小さくなる領域(腕部50の回転角度が概ね0度から50度となる位置)では、上記の通り、リンク機構30による減速比は相対的には小さいが、腕部50による重力負荷自体が相対的に小さいため、図11に示すようにバネ19の付勢力が負荷重力と比べて低下しても、アクチュエータ24に掛かる重力負荷は、アクチュエータ24の小型化を阻害する程のものではない。
このようにリンク機構30による減速比との相関を考慮してバネ19による付勢力を設定することで、腕部50の回転駆動範囲の全体において、アクチュエータ24に掛かる重力負荷を軽減でき、アクチュエータ24の小型化を図ることができる。
ここで、図10に戻り、リンク機構30について再び言及する。図10(b)のように腕部50が水平上昇位置にある場合、第1支持点33を基準として第2支持点34、第3支持点35がz軸に沿って概ね直線状に並ぶことで、上記の通り、腕部50による重力負荷を第1支持点33で効率的に支持することができる。このとき、第1リンク部31は、上記の通り、第3支持点35側に偏って折れ曲がった形状(くの字形状)に形成されている。そのため、第1リンク部31の接続点31eが図10(a)に示す状態から図10(b)に示す状態に変位する場合、第1リンク部31の折れ曲がった形状により第1支持点33と第2支持点34とを結ぶ第1直線と、第2支持点34と第3支持点35とを結ぶ第2直線とが、より直線状に近づきやすい。リンク機構30において、腕部50が水平上昇位置にある場合に、第1直線と第2直線とがより直線に近い状態となることで、第1支持点33による重力負荷の支持による効果を享受しやすい。したがって、第1リンク部31における上記折れ曲がり形状は、この第1支持点33による重力負荷の支持を考慮して設計すればよい。
また、第1リンク部31における上記折れ曲がり形状は、第1直線と第2直線が直線状になった状態からの第1リンク部31の回転駆動のしやすさの観点からも決定するのが好ましい。第1直線と第2直線が直線状になった場合に、仮に、接続点31eと第1支持点33とを結ぶ直線が、第1直線等の延長上に位置してしまうと、図10(b)に示す状態から図10(a)に示す状態へと戻すときに、第1リンク部31にそのためのトルクを付与しにくくなる。そこで、第1リンク部31の回転駆動のしやすさを考慮して、第1リンク部31における折れ曲がり形状を決定するのが好ましい。
なお、本実施例では、腕部50の回転支持のための支持部材28として、上記のようにクロスローラリングを使用することができる。当該クロスローラリングは、多方面からの荷重を支持することが可能な支持部材である。そのため、腕部50に関する負荷の支持については当該クロスローラが好適に作用し、その分、腕部50のピッチ回転を司るアクチュエータ24に求められる剛性を小さくでき、この点からもアクチュエータ24の小型化を図ることができる。
<変形例>
上記の実施例では、腕部50に対して上昇回転方向の付勢力を付与するために、バネ19が、背面胸骨部14dとプレート51との間に設けられているが、この態様に代えて、リンク機構30を構成する第1リンク部31又は第2リンク部32とロボット10の上半身骨格構造との間にバネ19を配置してもよい。ただし、両リンク部は図10に示すように、腕部50の回転駆動範囲において大きく状態が変化する場合もあるため、バネ19を接続する際には両リンク部と干渉しない位置に接続する必要がある。
10・・・ロボット、14・・・背骨部、14a・・・前方鎖骨部、14b・・・背面鎖骨部、14c・・・前方胸骨部、14d・・・背面胸骨部、15・・・腰骨部、17a・・・・支持点、19・・・バネ、20・・・駆動ユニット、21・・・外側基板、22・・・内側基板、24、25・・・アクチュエータ、28・・・支持部材、30・・・リンク機構、31・・・第1リンク部、31a・・・壁部、31b・・・ブリッジ、31c・・・基部、31d・・・尾部、31e・・・接続点、32・・・第2リンク部、33・・・第1支持点、34・・・第2支持点、35・・・第3支持点、50・・・腕部、51・・・プレート

Claims (6)

  1. ロボットの上半身の支持構造であって、
    前記ロボットの腰骨部より上方に延在する柱状の背骨部と、
    前記背骨部に接続され該背骨部から前記ロボットの側方に延在する上半身支持部と、
    前記ロボットの腕部が回転自在に取り付けられるとともに、該腕部の外部から該腕部を回転駆動させる所定のアクチュエータを少なくとも備える駆動ユニットと、
    を備え、
    前記上半身支持部と前記背骨部との接続点から側方に所定距離離れた、該上半身支持部上の第1接続点と、前記腰骨部上の第2接続点とで、前記駆動ユニットが該上半身支持部と該腰骨部に接続される、
    ロボット上半身の支持構造。
  2. 前記背骨部は、所定の厚さを有する柱状の部材であり、
    前記上半身支持部は、前記所定の厚さより薄い板状に形成された部材であり、
    前記駆動ユニットは、
    前記腕部が回転自在に取り付けられた第1ベース部材と、
    前記第1ベース部材に対向する位置に配置され、且つ該第1ベース部材との間に前記所定のアクチュエータを少なくとも収容する収容空間が形成されるように該第1部材に対して固定された第2ベース部材と、
    を有し、
    前記所定のアクチュエータは、前記収容空間に収容された状態で前記第1ベース部材と前記第2ベース部材のうち少なくとも何れかに対して固定され、
    前記第1接続点と前記第2接続点との間に、前記駆動ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が延在するように、該駆動ユニットが前記上半身支持部と前記腰骨部に接続される、
    ロボット上半身の支持構造。
  3. 前記上半身支持部は、前記背骨部を挟んで前記ロボットの前方に位置する前方上半身支持部と、該ロボットの背面に位置する背面上半身支持部と、を有し、
    前記駆動ユニットは、前記前方上半身支持部と前記背面上半身支持部に挟まれるように、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材の前方側が該前方上半身支持部に接続され、且つ、該第1ベース部材及び該第2ベース部材の背面側が該背面上半身支持部に接続される、
    請求項2に記載のロボット上半身の支持構造。
  4. 前記駆動ユニットは、
    前記腕部をピッチ方向に回転駆動するための腕部ピッチ用アクチュエータを前記所定のアクチュエータとして備える、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のロボット上半身の支持構造。
  5. 前記駆動ユニットは、
    前記腰骨部に対する前記ロボットの上半身の回転駆動を行う腰骨部駆動用アクチュエータを、更に前記所定のアクチュエータとして備える、
    請求項4に記載のロボット上半身の支持構造。
  6. 前記駆動ユニットは、前記腕部が前記第1ベース部材に取り付けられた状態で、前記上半身支持部及び前記腰骨部との接続が解消可能となるように形成される、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載のロボット上半身の支持構造。
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