JP2016057706A - 遊戯施設案内システム、情報サーバ、及び遊戯施設案内プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 効率的に複数の施設を利用可能にする。【解決手段】 実施形態の遊戯施設案内システムは、近距離無線通信をする第1通信機能と、第1通信機能と異なる無線通信をする第2通信機能とを有する情報サーバと、第1通信機能あるいは第2通信機能により情報サーバと通信する表示端末とを有する。情報サーバは、記憶手段と、書込み手段と、送信手段とを有する。記憶手段は、遊戯施設への来場者の識別情報と対応づけて、来場者の個人情報を含む来場者固定情報を記憶する。書込み手段は、来場者が使用する表示端末に、第1通信機能を利用して来場者固定情報を書き込む。送信手段は、来場者固定情報を書き込んだ表示端末に対して、識別情報に対応する来場者と関係する時間経過と共に変更される来場者動的情報を第2通信機能により送信する。表示端末は、来場者固定情報と来場者動的情報とをもとに、遊戯施設を案内する案内情報を表示する表示手段を有する。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、遊戯施設案内システム、情報サーバ及び遊戯施設案内プログラムに関する。
遊園地やテーマパークなどの遊戯施設には、広い施設エリア内に遊戯物や飲食店、物品販売する店舗など複数の施設が点在して設けられている。通常、遊戯施設への来場者は、複数の施設を効率的に利用したいという要望がある。しかし、来場者が多い場合には、来場者が利用したい遊戯物に長い順番待ちが発生することがある。一方、ほとんど待たないでも利用できる遊戯物もある。従って、複数の遊戯物を利用するため、空いている施設の順に回れば効率よく利用することができる。しかし、各施設の前に待ち時間が表示されていても、他の施設の待ち時間が表示されていないため、来場者は、何れの施設を先に利用すれば効率良く複数の施設を利用できるかは把握できない。
特に、家族や友人同士などグループで来場した場合、グループ内の各来場者は、同じ施設を一緒に利用するために、一緒に同じ施設の順番待ちする必要がある。すなわち、グループ内の各来場者が個々に遊戯施設内で行動すると、お互いにどこにいるか把握することができないため同じ行動をとる必要がある。グループ内の全ての来場者が携帯電話機を所有していれば、互いに携帯電話機を用いて連絡を取ることができるが、非常に手間がかかってしまう。
従来では、大規模遊戯施設等において、各施設の混雑度を含む情報を取得して、この混雑度をもとにした情報を来場者に提供するシステムが考えられている。
従来、各施設の待ち時間を取得することができるが、長い順番待ちが発生した施設については順番待ちをする必要がある。特に、グループで来場した場合には、個別に行動するとお互いの場所が把握できなくなるため、一緒に順番待ちをする必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、効率的に複数の施設を利用可能にする遊戯施設案内システム、情報サーバ及び遊戯施設案内プログラムを提供することである。
実施形態の遊戯施設案内システムは、近距離無線通信をする第1通信機能と、前記第1通信機能と異なる無線通信をする第2通信機能とを有する情報サーバと、前記第1通信機能あるいは前記第2通信機能により前記情報サーバと通信する表示端末とを有する。前記情報サーバは、記憶手段と、書込み手段と、送信手段とを有する。記憶手段は、遊戯施設への来場者の識別情報と対応づけて、前記来場者の個人情報を含む来場者固定情報を記憶する。書込み手段は、来場者が使用する前記表示端末に、前記第1通信機能を利用して前記来場者固定情報を書き込む。送信手段は、前記来場者固定情報を書き込んだ前記表示端末に対して、前記識別情報に対応する前記来場者と関係する時間経過と共に変更される来場者動的情報を前記第2通信機能により送信する。前記表示端末は、前記来場者固定情報と前記来場者動的情報とをもとに、前記遊戯施設を案内する案内情報を表示する表示手段を有する。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る遊戯施設案内システムの構成を示すブロック図である。
遊戯施設案内システムは、広い場所に複数の施設(遊戯物、飲食店、店舗など)が配置された例えば遊園地、テーマパーク、博物館などの遊戯施設において、来場者(来園者)が効率的に施設を利用することを可能にするサービスを提供する。以下、遊園地の来園者にサービスを提供する場合を例にして説明する。
図1は、本実施形態に係る遊戯施設案内システムの構成を示すブロック図である。
遊戯施設案内システムは、広い場所に複数の施設(遊戯物、飲食店、店舗など)が配置された例えば遊園地、テーマパーク、博物館などの遊戯施設において、来場者(来園者)が効率的に施設を利用することを可能にするサービスを提供する。以下、遊園地の来園者にサービスを提供する場合を例にして説明する。
遊戯施設案内システムは、複数の表示端末10(10−1,10−2,…,10−n)、端末管理装置20、複数の無線中継器21(21−1,21−2,…,21−h)、端末管理装置20、情報サーバ40、複数の受付装置47(図1において1つのみ示す)、受付装置47のそれぞれに接続されるスキャナ48、複数のNFC(near field communication)書込み装置49(図1において1つのみ示す)、複数のNFC読み取り装置50(50−1,50−2,…,50−m)、及び複数の施設表示装置60(60−1,60−2,…,60−k)、POS(Point of Sales)システム70、POSシステム70に接続されたNFC読み取り装置71及びプリンタ72を含む。携帯端末30は、例えば来園者が所有するもので、モバイルネットワーク300、インターネット400を介して、情報サーバ40と情報を送受信するために使用される。
表示端末10は、来園者に対して、来園時(受付時)に貸与されるもので、情報サーバ40から提供される情報を表示する。表示端末10は、来園者が複数人からなるグループ(家族、友人同士など)を構成する場合も、個別に来園者に貸与されるものとする。表示端末10は、例えば一般に電子棚札と称される表示デバイスにより実現することができる。表示端末10は、無線中継器21との間で通信する無線通信機能と、NFC書込み装置49あるいはNFC読み取り装置50との間で通信する近距離無線通信機能(NFC)を有する。
端末管理装置20は、情報サーバ40の制御のもとで、無線中継器21を介して、複数の表示端末10のそれぞれと無線通信することができる。端末管理装置20は、表示端末10のそれぞれに割り当てられた表示端末IDと、来園者の個々を識別可能に定められた来園者IDとの関連付けを管理する。端末管理装置20は、関連付けが変更された場合に、該当する表示端末IDで識別される表示端末10で表示する画像を、新たに関連付けられる来園者IDで識別される来園者に対する情報を表すものに変更する。
無線中継器21は、遊園地敷地内の来園者が行動可能な全ての範囲で、表示端末10と無線通信が可能となるように配置される。情報サーバ40は、何れに配置された無線中継器21を介して表示端末10と通信可能であるかに応じて、表示端末10の位置を特定する。
携帯端末30は、モバイルネットワーク300及びインターネット400を介したデータ通信機能を備える。携帯端末30は、例えば、スマートフォンやタブレット端末(PC)などにより実現される。
受付装置47は、例えば遊園地の入り口近くの受付窓口などに設置される。受付装置47は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報機器により実現されるもので、キーボード、タブレットなどの入力デバイス、ディスプレイなどの表示装置を有する。また、受付装置47には、来園者に予め発行されたチケットに記録された来園者固有の識別情報(例えば二次元コード)などを光学的に読み取るスキャナ48が接続される。受付装置47は、スキャナ48により読み取られた識別情報を情報サーバ40に送信する。
NFC読み取り装置50は、表示端末10が近接(例えば10cm以内)されることにより、近距離無線通信機能(NFC)によるデータ通信をする。NFC読み取り装置50は、表示端末10に記録された端末識別情報(表示端末ID、あるいはNFCID)、表示端末10に記録された各種データ(来園者情報など)を読み取る。NFC読み取り装置50は、例えば、遊園地に設けられた各遊戯物などの入り口近くなどに設置される。
NFC書込み装置49は、表示端末10が近接(例えば10cm以内)されることにより、近距離無線通信機能(NFC)によるデータ通信をする。NFC書込み装置49は、表示端末10に対して各種データを記録させる。NFC書込み装置49は、例えば遊園地の入り口近くの受付窓口などに設置される。
なお、図1では、NFC読み取り装置50とNFC書込み装置49とを独立した構成としているが、NFCにより読み書きが可能な単一の構成としても良い。
なお、図1では、NFC読み取り装置50とNFC書込み装置49とを独立した構成としているが、NFCにより読み書きが可能な単一の構成としても良い。
施設表示装置60は、情報サーバ40の制御により、来園者に対する各種情報を表示する。施設表示装置60は、例えば、遊戯物の順番待ちをしている来園者に対して、遊戯物の順番を通知するための表示をする。施設表示装置60は、各遊戯物の近くや、遊園地内の各所に設けられる。
POSシステム70は、遊園地内に設けられた店舗における商品の販売を管理するシステムである。POSシステム70には、NFC読み取り装置71とプリンタ72が接続される。
NFC読み取り装置71は、商品を購入した来園者が持つ表示端末10が近接(例えば10cm以内)されることにより、近距離無線通信機能(NFC)によるデータ通信をする。NFC読み取り装置71は、表示端末10に記録された端末識別情報(表示端末ID、あるいはNFCID)、表示端末10に記録された各種データ(来園者情報など)を読み取る。
プリンタ72は、NFC読み取り装置71から読み取られた端末識別情報、あるいは来園者情報をもとに、商品を宅配業者により配送させるために必要な送り状(配送伝票)を印刷する。
プリンタ72は、NFC読み取り装置71から読み取られた端末識別情報、あるいは来園者情報をもとに、商品を宅配業者により配送させるために必要な送り状(配送伝票)を印刷する。
図2は、本実施形態における情報サーバ40の構成を示すブロック図である。
情報サーバ40は、例えば汎用のサーバ装置やコンピュータ装置によって実現することができる。情報サーバ40は、図2に示すように、CPU41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、通信デバイス45,46、及び伝送システム47を含む。伝送システム47は、CPU41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、通信デバイス45,46の間でデータを伝送する。伝送システム47は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
情報サーバ40は、例えば汎用のサーバ装置やコンピュータ装置によって実現することができる。情報サーバ40は、図2に示すように、CPU41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、通信デバイス45,46、及び伝送システム47を含む。伝送システム47は、CPU41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、通信デバイス45,46の間でデータを伝送する。伝送システム47は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
CPU41、ROM42、RAM43及び補助記憶デバイス44は、伝送システム47により接続されてコンピュータを構成する。
CPU41は、ROM42に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM42または補助記憶デバイス44に記憶されたアプリケーションプログラム(遊戯施設案内プログラムを含む)に基づいて、情報サーバ40としての機能を実現するための制御処理を実行する。CPU41は、遊戯施設案内プログラムを実行することにより、例えば後述する表示端末設定処理、案内情報更新処理、待ち管理処理、発送受け付け処理等を実行する機能を実現する。遊戯施設案内プログラムは、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して配布される。
ROM42は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを記憶する。またROM42は、CPU41が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM43は、CPU41が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM43は、CPU41が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス44は、アプリケーションプログラム、CPU41が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU41での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス44は、例えば表示端末管理テーブル44a(図4参照)、来園者情報テーブル44b(図5参照)、待ち管理データ44c(図6参照)、案内データ44dなどが記憶される。
表示端末管理テーブル44aは、来園者に貸与される表示端末10と来園者との対応を管理するためのデータである。来園者情報テーブル44bは、来園者個人に関するデータである。待ち管理データ44c(図6参照)は、遊園地に設けられた複数の施設(遊戯物、飲食店、店舗など)のそれぞれについて、順番待ちを管理するためのデータである。案内データ44dは、来園者に対して複数の施設を効率的に利用できるようにするための案内を提供するためのデータである。案内データ44dには、複数の施設の配置を示すレイアウトデータ(遊園地内地図)、来園者に提供するメッセージ(表示データ、音声データ)などが含まれる。以下、来園者情報テーブル44b、待ち管理データ44c、案内データ44dに含まれるデータの全て、あるいは一部を来園者情報と称する。来園者情報は、来園者によって予め登録された来園者固定情報(来場者固定情報)と、時間経過と共に変更される来園者動的情報(来場者動的情報)とを含む。来園者情報は、情報サーバ40の管理により、来園者が効率的に複数の施設を利用するためのサービスを提供するために、システム内で送受信される。
通信デバイス45は、インターネット400、モバイルネットワーク300を介して、携帯端末30と通信するためのデバイスである。
通信デバイス46は、端末管理装置20、受付装置47、NFC書込み装置49、NFC読み取り装置50、施設表示装置60、POSシステム70と通信するためのデバイスである。通信デバイス46は、有線あるいは無線によるネットワークを通じて通信することが可能である。
図3は、本実施形態における表示端末10とNFC読み取り装置50の構成を示すブロック図である。
本実施形態における表示端末10は、図3に示すように、コントローラ11、通信デバイス12、NFCユニット13、メモリ14、表示デバイス15、及び出力デバイス16を含む。
本実施形態における表示端末10は、図3に示すように、コントローラ11、通信デバイス12、NFCユニット13、メモリ14、表示デバイス15、及び出力デバイス16を含む。
コントローラ11は、CPU(central processing unit)、ROM(read-only memory)及びRAM(random-access memory)を含んだコンピュータの機能を有する。コントローラ11は、情報サーバ40からの指示に応じた画像を表示するため各部を制御する。
通信デバイス12は、無線中継器21と無線通信を行い、コントローラと端末管理装置20とのデータ通信を可能とする。通信デバイス12としては、例えばIEEE802.15.4に準拠した周知のデバイスが利用できる。
NFCユニット13は、表示端末10に近接されたNFC書込み装置49あるいはNFC読み取り装置50とNFCによるデータ通信を行う。NFCユニット13には、端末識別情報(NFCID13a)が設定される。NFCユニット13のNFCID13aは、NFC読み取り装置50のNFCユニット35によって読み取られる。
メモリ14は、不揮発性のデータ記憶デバイスであり、複数の表示端末10の個々を識別可能に定められたうちの1つの表示端末ID14a、情報サーバ40の制御により例えばNFC書込み装置49により書き込まれる来園者情報14bを記憶する。また、メモリ14は、表示デバイス15に表示する表示データを記憶する。
表示デバイス15は、情報サーバ40から通知に応じた画像を表示するものであり、コントローラ11の制御により表示内容を変更可能である。表示デバイス15としては、例えば電子ペーパー、LCD(Liquid Crystal Display)などを利用することができる。
出力デバイス16は、コントローラ11の制御により、来園者に対して各種通知をするためのデバイスである。出力デバイス16は、例えば音を出力するスピーカ、振動を発生させるバイブレータ、点灯/点滅が可能なLED(Light Emitting Diode)などを用いることができる。
伝送システム17は、コントローラ11、通信デバイス12、NFCユニット13、メモリ14及び表示デバイス15の間でデータを伝送する。伝送システム17は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
表示端末10は、例えば一般に電子棚札と称されるデバイスによって実現されるため、来園者が持ち歩くことが容易となるように軽量化することができる。特に、表示デバイス15を電子ペーパーとすることで、消費電力を少なくすることができる(バッテリの軽量化)。
また、本実施形態におけるNFC読み取り装置50は、図3に示すように、CPU31、ROM32、RAM33、NFCユニット35、及び通信デバイス37を含む。
CPU31は、ROM32に記憶されたプログラムに基づいて各部を制御する。
ROM32は、プログラムやデータ等を記憶する。
RAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。例えば、RAM33は、表示端末10から読み取ったデータ等を一時的に記憶する。
CPU31は、ROM32に記憶されたプログラムに基づいて各部を制御する。
ROM32は、プログラムやデータ等を記憶する。
RAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。例えば、RAM33は、表示端末10から読み取ったデータ等を一時的に記憶する。
NFCユニット35は、表示端末10が近接された際に、表示端末10のNFCユニット13との間でNFCによるデータ通信を行う。
通信デバイス37は、情報サーバ40と通信するためのデバイスである。
通信デバイス37は、情報サーバ40と通信するためのデバイスである。
なお、NFC読み取り装置50は、情報サーバ40からの通知に応じた出力(表示、音声など)が可能な出力デバイスを有していても良い。
図4は、本実施形態における情報サーバ40により管理される表示端末管理テーブル44aの内容の一例を示す図である。
表示端末管理テーブル44aは、来園者に貸与される表示端末10と来園者との対応を管理するためのデータである。図4に示すように、表示端末管理テーブル44aは、来園者に貸与される表示端末10に設定された表示端末IDと、表示端末10のNFCユニット13に設定されたNFCID13aと、来園者に対して発行される来園者固有の来園者IDとが対応づけられたデータレコードの集合である。来園者が家族などのグループを構成している場合に、グループ内の他の来園者(同行者)に発行された来園者ID(同行者IDと称する)が対応づけて記録される。表示端末10を識別可能な端末識別情報(表示端末ID14aあるいはNFCID13a)と、来園者に固有の来園者IDを対応づけて表示端末管理テーブル44aに記録することで、表示端末10は、表示端末10を所持する来園者用として設定される。これにより、各遊戯物の近くに設置されたNFC読み取り装置50に近接された表示端末10から、NFCによりNFCユニット13に書き込まれたNFCID13a(あるいは表示端末ID14a)を読み込むことで、何れの来園者に貸与された表示端末10であるかを識別することができる。
表示端末管理テーブル44aは、来園者に貸与される表示端末10と来園者との対応を管理するためのデータである。図4に示すように、表示端末管理テーブル44aは、来園者に貸与される表示端末10に設定された表示端末IDと、表示端末10のNFCユニット13に設定されたNFCID13aと、来園者に対して発行される来園者固有の来園者IDとが対応づけられたデータレコードの集合である。来園者が家族などのグループを構成している場合に、グループ内の他の来園者(同行者)に発行された来園者ID(同行者IDと称する)が対応づけて記録される。表示端末10を識別可能な端末識別情報(表示端末ID14aあるいはNFCID13a)と、来園者に固有の来園者IDを対応づけて表示端末管理テーブル44aに記録することで、表示端末10は、表示端末10を所持する来園者用として設定される。これにより、各遊戯物の近くに設置されたNFC読み取り装置50に近接された表示端末10から、NFCによりNFCユニット13に書き込まれたNFCID13a(あるいは表示端末ID14a)を読み込むことで、何れの来園者に貸与された表示端末10であるかを識別することができる。
図5は、本実施形態における情報サーバ40により管理される来園者情報テーブル44bの内容の一例を示す図である。
来園者情報テーブル44bは、来園者個人に関するデータである。図5に示すように、来園者情報テーブル44bは、来園者ID、来園者個人情報、利用予定施設情報などのデータが対応づけられたデータレコードの集合である。来園者個人情報には、例えば来園者の氏名、年齢、身長、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス等のデータが含まれる。来園者個人情報と利用予定施設情報は、来園時、あるいはインターネット400を介したチケット購入時などに情報サーバ40に登録される。
来園者情報テーブル44bは、来園者個人に関するデータである。図5に示すように、来園者情報テーブル44bは、来園者ID、来園者個人情報、利用予定施設情報などのデータが対応づけられたデータレコードの集合である。来園者個人情報には、例えば来園者の氏名、年齢、身長、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス等のデータが含まれる。来園者個人情報と利用予定施設情報は、来園時、あるいはインターネット400を介したチケット購入時などに情報サーバ40に登録される。
図6は、本実施形態における情報サーバ40により管理される待ち管理データ44cの内容の一例を示す図である。
待ち管理データ44cは、複数の遊戯物(飲食店や店舗などを含む)のそれぞれについて、順番待ちを管理するためのデータである。図6に示すように、待ち管理データ44cは、複数の遊戯物の施設IDと対応づけて、順番待ちをしている来園者の人数を示す待ち人数、順番待ちをしている来園者を示す待ち来園者ID、順番待ちをしている各来園者の順番がくるまでの待ち予想時間、順番待ちをしている来園者あるいは複数の来園者を含むグループに割り当てられる順番待ちIDなどを示すデータが記録される。待ち管理データ44cに含まれる待ち人数、待ち予想時間、待ち来園者IDは、施設の運営状況、待ち来園者の追加などの状況変化に応じて動的に更新される。待ち予想時間は、順番待ちをしている来園者の数と、各遊戯物の1回当たりの運行時間をもとに算出される。
待ち管理データ44cは、複数の遊戯物(飲食店や店舗などを含む)のそれぞれについて、順番待ちを管理するためのデータである。図6に示すように、待ち管理データ44cは、複数の遊戯物の施設IDと対応づけて、順番待ちをしている来園者の人数を示す待ち人数、順番待ちをしている来園者を示す待ち来園者ID、順番待ちをしている各来園者の順番がくるまでの待ち予想時間、順番待ちをしている来園者あるいは複数の来園者を含むグループに割り当てられる順番待ちIDなどを示すデータが記録される。待ち管理データ44cに含まれる待ち人数、待ち予想時間、待ち来園者IDは、施設の運営状況、待ち来園者の追加などの状況変化に応じて動的に更新される。待ち予想時間は、順番待ちをしている来園者の数と、各遊戯物の1回当たりの運行時間をもとに算出される。
なお、表示端末管理テーブル44a、来園者情報テーブル44b、待ち管理データ44c、及び案内データ44dは、別々の記憶デバイスに記憶されていても良い。
次に、本実施形態における遊戯施設案内システムの動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
情報サーバ40は、CPU41により遊戯施設案内プログラムを実行することにより、以下に説明する表示端末設定処理、案内情報更新処理、待ち管理処理、発送受け付け処理を実行する。図7は、本実施形態における表示端末設定処理を示すフローチャート、図8は、本実施形態における案内情報更新処理を示すフローチャート、図9は、本実施形態における待ち管理処理を示すフローチャート、図10は、本実施形態における発送受け付け処理を示すフローチャートである。
まず、図7のフローチャートを参照しながら、表示端末設定処理について説明する。図11は、本実施形態における表示端末設定処理を説明するための図である。表示端末設定処理は、来園者に対して、遊園地内で使用する表示端末10を割り当て、この表示端末10に来園者用の来園者情報を送信するための処理である。
来園者は、例えば遊園地の受け付け窓口において、携帯端末30を用いて来園者個人情報と利用予定施設情報をモバイルネットワーク300、インターネット400を通じて情報サーバ40に送信する(図11、S11)。例えば、携帯端末30は、情報サーバ40が提供するサービスを利用するためのアプリケーションを実行し、このアプリケーションの機能を利用して情報サーバ40に送信する。携帯端末30から来園者個人情報は、例えば来園者の氏名、年齢、身長、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス等を含む。利用予定施設情報は、来園者により予め設定された、遊戯施設内で利用を予定している施設を示す情報である。
この時、携帯端末30(アプリケーション)は、来園者情報を送信した携帯端末30(来園者)を識別するために、来園者識別情報を生成して、来園者個人情報と利用予定施設情報に付加して情報サーバ40に送信する。また、携帯端末30は、来園者識別情報を表示する。
情報サーバ40は、来園者個人情報と利用予定施設情報、来園者識別情報を受信すると(ACT A1)、受付装置47に送信する。受付装置47は、来園者個人情報と利用予定施設情報、来園者識別情報を表示する。
受付担当者は、来園者の携帯端末30に表示される来園者識別情報と、受付装置47に表示される来園者識別情報とを一致している場合に、来園者個人情報と利用予定施設情報が登録されたことを確認できる。
なお、前述した説明では、来園時に来園者個人情報と利用予定施設情報を登録するとしているが、来園前に情報サーバ40を登録しておくことも可能である。例えば、遊戯施設を利用するために予めチケット80を購入するものとする。チケット80は、例えば情報サーバ40がインターネット400を介して提供するチケット販売サービスを利用して、携帯端末30(あるいはパーソナルコンピュータなど)を用いてチケット80の購入の申し込みをすることができる。このチケット購入時に来園者個人情報と利用予定施設情報とを登録しておく。
情報サーバ40は、来園者個人情報と利用予定施設情報と、チケット購入申し込みに応じて発行した来園者識別情報とを対応づけて記録する。また、チケット80は、来園者識別情報を表すコード(例えば二次元コード)が印刷され、例えば郵送などによって利用者に送付される。
利用者は、来園時に、受付担当者にチケット80を提示する(図11、A12)。受付担当者は、スキャナ48によって、チケット80に印刷されたコード(二次元コード)を読み取らせる。受付装置47は、スキャナ48によって読み取ったコードが示す来園者識別情報を検出して情報サーバ40に送信する(図11、S13)。情報サーバ40は、来園者識別情報と対応づけて予め記録された来園者個人情報と利用予定施設情報を読み出す。
こうして、予め、来園者個人情報と利用予定施設情報とを登録しておくことで、チケット80を受付担当者に提示するだけで受け付けが完了するので、来園時の受け付けに要する時間を短縮することができる。
なお、前述した説明では、1人の来園者の情報を登録する場合について説明しているが、来園者が家族や友人同士などのグループで来園している場合には、複数分の同行者について来園者個人情報と利用予定施設情報を同時に登録することができる。
情報サーバ40は、来園者個人情報と利用予定施設情報を登録した来園者毎に来園者IDを発行する(ACT A2)。
来園者個人情報と利用予定施設情報の登録が確認されると、受付担当者は、それぞれの来園者に表示端末10を貸与するための作業をする。受付担当者は、来園者に貸与する表示端末10を、受付担当者の近くに設置されたNFC書込み装置49に近接させ、受付装置47を通じて、来園者別の来園者固定情報の送信を指示する。
情報サーバ40は、NFC書込み装置49を通じて、表示端末10に来園者ID、来園者個人情報を、来園者固定情報として送信する(ACT A3)(図11、S14,S15)。表示端末10は、NFC書込み装置49を介して受信される来園者ID、来園者個人情報(来園者固定情報)を来園者情報14bとしてメモリ14に記録する。
また、情報サーバ40は、表示端末管理テーブル44aに、情報の送信先の表示端末10の端末識別情報(NFCID13a、表示端末ID14a)と対応付けて来園者IDを記録する。同行者がいる場合には、情報サーバ40は、さらに同行者の来園者IDを同行者IDとして、表示端末管理テーブル44aに記録する。なお、表示端末10に書き込まれる来園者固定情報には、来園者IDの他、氏名、年齢、身長のデータを含む。
また、情報サーバ40は、来園者情報テーブル44bに、来園者IDと対応づけて、来園者個人情報と利用予定施設情報を記録する。
また、情報サーバ40は、端末管理装置20、無線中継器21を通じて、来園者に貸与した表示端末10に、来園者用の案内情報を表示するための来園者動的情報を送信する(ACT A4)(図11、S17)。表示端末10は、情報サーバ40から受信した来園者用の来園者動的情報をもとに、表示デバイス15において案内情報を表示させる(図12参照、詳細については後述する)。来園者用の案内情報(来園者動的情報)は、時間経過と共に更新される情報である。
これにより、表示端末10は、来園者用として設定される。なお、グループで来園した場合には、グループを構成する各来園者について前述と同様の処理が実行され、来園者毎に表示端末10が貸与される。
次に、案内情報を更新する案内情報更新処理について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
情報サーバ40は、一定時間が経過すると(ACT B1、Yes)、表示端末10に対して、全ての無線中継器21を通じて存在確認の通知を一斉送信する(ACT B2)。表示端末10は、無線中継器21を通じて存在確認の通知を受信すると、この通知に応じた返信をする。
情報サーバ40は、一定時間が経過すると(ACT B1、Yes)、表示端末10に対して、全ての無線中継器21を通じて存在確認の通知を一斉送信する(ACT B2)。表示端末10は、無線中継器21を通じて存在確認の通知を受信すると、この通知に応じた返信をする。
情報サーバ40は、表示端末10から存在確認の通知に対する返信があると、何れの無線中継器21によって受信されたかを判別する。情報サーバ40は、表示端末10からの返信を受信した無線中継器21が設置された場所に基づいて、表示端末10を貸与した来園者の現在位置を特定する(ACT B3)。これにより、情報サーバ40は、表示端末10を貸与した全ての来園者の現在位置を把握することができる。
情報サーバ40は、表示端末10に対して案内情報を通知するタイミング(例えば、予め決められた一定時間毎)になると(ACT B4、Yes)、来園者(表示端末10)毎に位置情報(来園者本人、同行者)、利用予定施設待ち時間、イベント情報などを、来園者動的情報として端末管理装置20、無線中継器21を通じて送信する(ACT B5)。
表示端末10は、来園者が遊戯施設内を移動しても、無線中継器21から送信される情報を受信することができる。表示端末10は、情報サーバ40から配信された来園者動的情報を受信し、案内情報を表示デバイス15に表示する(図11、S18,S19)。
図12には、本実施形態における表示端末10の表示デバイス15に表示される案内情報の一例を示している。例えば、表示端末10は、来園者固定情報と来園者動的情報とをもとに案内情報を表示する。
図12に示すように、表示端末10は、例えば来園者の氏名10a、遊戯施設に設けられた各施設の配置を示すレイアウト(遊園地内地図10b)、来園者の位置を示す来園者マーク10c、同行者の位置を示す同行者マーク10d、イベント情報10e、利用予定施設待ち時間10fなどを表示する。
図12に示すように、表示端末10は、例えば来園者の氏名10a、遊戯施設に設けられた各施設の配置を示すレイアウト(遊園地内地図10b)、来園者の位置を示す来園者マーク10c、同行者の位置を示す同行者マーク10d、イベント情報10e、利用予定施設待ち時間10fなどを表示する。
遊園地内地図10bには、来園者マーク10cと同行者マーク10dが表示されるため、グループで来園している場合であっても、お互いの位置を容易に把握することができる。なお、同行者マーク10dは、同行者毎に識別可能なとなるように表示することができる。また、利用予定施設待ち時間10f、来園者が予め登録した利用予定施設情報をもとに、該当する複数の施設の現在の待ち時間が一覧表示される。これにより、来園者は、各施設の待ち時間と、各施設の位置、現在位置をもとに、施設を回る順番などを動的に決めることができる。
次に、利用予定施設待ち時間10fに表示される各施設の待ち時間を管理する待ち管理処理について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。図13は、本実施形態における待ち管理処理を説明するための図である。
来園者は、利用しようとする施設に移動すると、施設の入り口近くに設置されたNFC読み取り装置50に表示端末10を近接させる(図13、S21)。NFC読み取り装置50は、近接された表示端末10とNFCによる通信を実行して、表示端末10の来園者情報14bに含まれる来園者IDを読み取る。NFC読み取り装置50は、表示端末10から読み取った来園者IDと、施設に固有の施設IDとを情報サーバ40に送信する(図13、S22)。これにより、来園者の施設への到着確認が可能となる。
来園者は、利用しようとする施設に移動すると、施設の入り口近くに設置されたNFC読み取り装置50に表示端末10を近接させる(図13、S21)。NFC読み取り装置50は、近接された表示端末10とNFCによる通信を実行して、表示端末10の来園者情報14bに含まれる来園者IDを読み取る。NFC読み取り装置50は、表示端末10から読み取った来園者IDと、施設に固有の施設IDとを情報サーバ40に送信する(図13、S22)。これにより、来園者の施設への到着確認が可能となる。
情報サーバ40は、NFC読み取り装置50から受信した施設IDの入場規制データと、来園者IDが示す来園者の来園者個人情報とをもとに、来園者が入場規制に適合しているか(利用可能であるか)を判別する(ACT C2)。例えば、入場規制に身長制限がある場合、情報サーバ40は、来園者の身長のデータと制限身長とを比較して、来園者が入場規制に適合しているかを判別する。
ここで、来園者が入場規制に適合していないと判別した場合(ACT C3、No)、情報サーバ40は、来園者が入場規制に適合していないことを示すNG応答をNFC読み取り装置50に送信する(ACT C4)(図13、S23)。NFC読み取り装置50は、情報サーバ40からのNG応答に応じて、入場不可を来園者に通知するための出力をする(表示または音声)。
一方、来園者が入場規制に適合していると判別した場合(ACT C3、Yes)、情報サーバ40は、来園者が入場規制に適合していることを示す適合をNFC読み取り装置50に送信すると共に、待ち管理データ44cの施設IDに対応する待ち人数を更新(+1)する(ACT C5)。NFC読み取り装置50は、情報サーバ40からの適合応答に応じて、入場可能(順番待ちに追加)を来園者に通知するための出力をする(表示または音声)。
また、情報サーバ40は、NFC読み取り装置50から受信した来園者IDを待ち来園者IDとして、待ち管理データ44cに記録する。また、情報サーバ40は、来園者に対する順番待ちIDを発行する。さらに、情報サーバ40は、待ち予想時間を算出して(ACT C7)、待ち予想時間を、端末管理装置20、無線中継器21を通じて送信する(ACT C8)。
順番待ちIDは、例えば遊戯施設が1回の運行によって利用可能な来園者毎に発行される。例えば、1回の運行によって20人の来園者が遊戯施設を利用できる場合、20人分の待ち来園者IDに対して同じ順番待ちIDが発行される。
また、待ち予想時間は、例えば遊戯施設の1回の運行に要する時間と、待ち人数(何回の運行分の順番待ちをしている来園者がいるか)に基づいて算出することができる。
また、待ち予想時間は、例えば遊戯施設の1回の運行に要する時間と、待ち人数(何回の運行分の順番待ちをしている来園者がいるか)に基づいて算出することができる。
なお、前述した説明では、情報サーバ40において入場規制を判別しているが、施設の入り口近くに設置されたNFC読み取り装置50に入場規制を判別する機能を設けることも可能である。この場合、NFC読み取り装置50は、表示端末10から来園者情報14bを読み取り、来園者情報14bに含まれる例えば身長のデータと、施設毎に決められた入場規制データ(制限身長)とを比較して、施設を利用可能であるか否かを判別する。NFC読み取り装置50は、入場規制に適合していると判別した場合に、この来園者の来園者IDを情報サーバ40に送信する。情報サーバ40は、NFC読み取り装置50から来園者IDを受信すると、図9に示すACT C5〜C8により、順番待ちを管理する。
こうして、来園者は、施設近くに設置されたNFC読み取り装置50に対して表示端末10を近接させるだけで、施設の利用の順番待ちを登録することができる。また、情報サーバ40は、各施設について、待ち人数、待ち予想時間、待ち来園者ID、順番待ちIDを管理することができる。情報サーバ40は、待ち管理データ44cに登録されたデータをもとに、前述した案内情報更新処理のACT B5において、それぞれの来園者の利用予定施設に応じて、各施設についての利用予定施設待ち時間を送信することができる。
図14は、本実施形態における表示端末10の表示デバイス15に表示される、順番待ちした場合の案内情報の一例を示している。
図14に示すように、表示端末10は、例えば利用予定施設待ち時間10fにおいては、順番待ちをした施設(図14では「施設3」)を、他の施設とは異なる形態によって表示すると共に、来園者に対して発行された順番待ちID10g(図14では「S325」)を表示する。また、表示端末10は、施設毎の待ち時間を表示する。
図14に示すように、表示端末10は、例えば利用予定施設待ち時間10fにおいては、順番待ちをした施設(図14では「施設3」)を、他の施設とは異なる形態によって表示すると共に、来園者に対して発行された順番待ちID10g(図14では「S325」)を表示する。また、表示端末10は、施設毎の待ち時間を表示する。
表示端末10に表示される案内情報は、前述した案内情報更新処理によって、所定のタイミングで情報サーバ40から送信される来園者動的情報をもとに更新される。従って、来園者が遊戯施設内の何れに移動しても、表示端末10は、無線中継器21を通じて来園者動的情報を受信して、案内情報を更新することができる(図13、S25)。
従って、来園者は、順番待ちをした施設において順番待ちをする必要がない。来園者は、利用予定施設待ち時間10fに表示される、順番待ちIDが表示された施設の待ち時間を見て、待ち時間が「0」に近くなったら施設に移動すれば良い。
また、情報サーバ40は、各施設が運行されるごとに、例えば施設(「施設3」)の近くに設置された施設表示装置60において、次の運行の順番に該当する順番待ちIDを送信する(図13、S26)。施設表示装置60は、図13に示すように、情報サーバ40から受信した順番待ちIDを表示する。従って、来園者は、施設表示装置60に表示される順番待ちIDと、表示端末10に表示される順番待ちIDとを比較して、自分の順番になったことを確認できる。
なお、表示端末10は、情報サーバ40から受信した予約待ちをしている施設の待ち時間が、予め決められた時間(例えば10分)となった場合に、出力デバイス16から該当施設への移動を促す出力をしても良い。例えば、表示端末10は、メッセージ表示、メッセージ音声の出力、警告音の発生、振動発生、LEDの点灯/点滅などによって、該当施設への移動を促す。
また、表示端末10の遊園地内地図10bには、同行者の位置が同行者マーク10dによって表示される。従って、グループの各来園者は、他の同行者が既に施設近くに移動していること、あるいは自分のみが離れていることなどを容易に把握することができる。すなわち、グループの各来園者は、一緒に順番待ちをしていなくても、順番前には全員が施設近くに、容易に集まることができる。
特に、同行者マーク10dが同行者毎に識別可能に表示されている場合、携帯端末30を用いて個別に連絡することもできる。例えば、情報サーバ40は、同行者の位置を示すデータに、同行者の氏名(一部でも良い)のデータを付加して表示端末10に送信する。表示端末10は、同行者マーク10dの近傍に、同行者の氏名を表示することができる。
なお、来園者は、施設を利用する前に、施設に設けられたNFC読み取り装置50に表示端末10を近接させる。NFC読み取り装置50は、表示端末10から来園者IDを受信して情報サーバ40に送信する。情報サーバ40は、NFC読み取り装置50から受信した来園者IDが、順番待ちIDとして待ち管理データ44cに記録されているかを判別する。すなわち、情報サーバ40は、次の運行に対応する順番待ちIDが設定された、順番待ちに登録されている来園者であるかを判別する。情報サーバ40は、順番待ちに登録されている来園者ではないと判別した場合、NFC読み取り装置50に利用NGを通知する。こうして、来園者によって表示端末10をNFC読み取り装置50に近接させるだけで、順番待ちの登録を確認することができる。
情報サーバ40は、施設の運行が終了すると、待ち管理データ44cから、施設を利用する前にNFC読み取り装置50から読み取られた来園者IDに該当する、待ち来園者IDと順番待ちIDを削除すると共に、待ち人数を更新(施設を利用した来園者分を削減)する。待ち管理データ44cの更新後の情報は、案内情報更新処理によって、各来園者の表示端末10に送信される。
次に、店舗において商品を購入する時の発送受け付け処理について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。図15は、本実施形態における発送受け付け処理を説明するための図である。
来園者は、店舗で購入した商品を宅配業者により配送させる場合、POSシステム70に接続されたNFC読み取り装置71に表示端末10を近接させる(図15、S31)。NFC読み取り装置71は、表示端末10から来園者IDを読み出し、POSシステム70に送信する(図15、S32)。POSシステム70は、NFC読み取り装置71によって読み取られた来園者IDを情報サーバ40に送信する(図15、S33)。
来園者は、店舗で購入した商品を宅配業者により配送させる場合、POSシステム70に接続されたNFC読み取り装置71に表示端末10を近接させる(図15、S31)。NFC読み取り装置71は、表示端末10から来園者IDを読み出し、POSシステム70に送信する(図15、S32)。POSシステム70は、NFC読み取り装置71によって読み取られた来園者IDを情報サーバ40に送信する(図15、S33)。
情報サーバ40は、POSシステム70を通じて、表示端末10から読み取られた来園者IDを受信すると(ACT D1)、来園者情報テーブル44bに登録された、来園者IDに対応する来園者個人情報を読み出す。情報サーバ40は、来園者個人情報中の送り状(配送伝票)の印刷に必要なデータ、すなわち氏名、住所、電話番号のデータを読み出してPOSシステム70に送信する(ACT D2)(図15、S34)。
POSシステム70は、情報サーバ40から受信した来園者情報(氏名、住所、電話番号)のデータをもとに、プリンタ72によって、送り状(配送伝票)に氏名、住所、電話番号を印刷させる。
また、情報サーバ40は、POSシステム70に来園者情報を送信した来園者に対して、来園者個人情報に含まれる電子メールアドレスを宛先として、商品の発送受付、商品の発送手続きの完了(受付・発送情報)などの内容を含む電子メールを、インターネット400を通じて送信する(ACT D3)(図15、S36)。なお、情報サーバ40は、POSシステム70から来園者が購入した商品の情報(商品名、個数、商品画像など)を受信して、電子メールに添付する。
来園者は、例えば携帯端末30によって情報サーバ40からの電子メールを受信し、商品の発送受付、商品の発送手続きの完了などを確認することができる。
こうして、来園者は、表示端末10をNFC読み取り装置71に近接させるだけで、商品を宅配業者により配送させるために必要な送り状(配送伝票)を作成することができる。すなわち、来園者は、手書きによって配送伝票に氏名、住所、電話番号を記入する必要がないので、送り状(配送伝票)の作成に要する手間と時間を大幅に少なくすることができる。また、店舗は、商品購入の手続き待ちをする来園者に対して、長い時間待たせる必要がなく、サービス向上を図ることができる。
なお、来園者は、遊戯施設を出る際に、表示端末10を受け付け窓口などに返却する。表示端末10は、窓口担当者による操作によって、表示端末10に記録されたデータを消去する。また、情報サーバ40は、表示端末管理テーブル44a、来園者情報テーブル44b、待ち管理データ44cに記録されたデータを削除する。これにより、表示端末10は、他の来園者に貸与可能な状態となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…表示端末、11…コントローラ、12…通信デバイス、13…NFCユニット、14…メモリ、14a…表示端末ID、15…表示デバイス、16…出力デバイス、20…端末管理装置、21…無線中継器、30…携帯端末、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…補助記憶デバイス、35…NFCユニット、36…タッチパネル、37…通信デバイス、40…情報サーバ、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…補助記憶デバイス、44a…表示端末管理テーブル、44b…来園者情報テーブル、44c…待ち管理テーブル、44d…案内データ、46…通信デバイス、47…受付端末、70…POSシステム、72…プリンタ、300…モバイルネットワーク、400…インターネット。
Claims (6)
- 近距離無線通信をする第1通信機能と、前記第1通信機能と異なる無線通信をする第2通信機能とを有する情報サーバと、
前記第1通信機能あるいは前記第2通信機能により前記情報サーバと通信する表示端末とを有する遊戯施設案内システムであって、
前記情報サーバは、
遊戯施設への来場者の識別情報と対応づけて、前記来場者の個人情報を含む来場者固定情報を記憶する記憶手段と、
来場者が使用する前記表示端末に、前記第1通信機能を利用して前記来場者固定情報を書き込む書込み手段と、
前記来場者固定情報を書き込んだ前記表示端末に対して、前記識別情報に対応する前記来場者と関係する時間経過と共に変更される来場者動的情報を前記第2通信機能により送信する送信手段とを有し、
前記表示端末は、
前記来場者固定情報と前記来場者動的情報とをもとに、前記遊戯施設を案内する案内情報を表示する表示手段を有する遊戯施設案内システム。 - 前記情報サーバは、前記遊戯施設に配置された複数の無線中継器を介した前記第2通信機能による通信をもとに、前記表示端末の前記遊戯施設内の位置を特定する位置特定手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記来場者動的情報として、前記位置特定手段により特定された位置を示す情報を送信する請求項1記載の遊戯施設案内システム。 - 前記記憶手段は、前記識別情報と対応づけて、前記来場者との同行者を示す同行者識別情報を記憶し、
前記送信手段は、前記来場者動的情報として、前記同行者の位置を示す情報を送信する請求項2記載の遊戯施設案内システム。 - 前記情報サーバは、前記遊戯施設内の複数の施設のそれぞれと対応して、前記第1通信機能により前記表示端末から受信する前記来場者固定情報をもとに、前記複数の施設の順番待ちを管理する待ち管理手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記来場者動的情報として、前記管理手段により管理された順番待ちの情報を送信する請求項1記載の遊戯施設案内システム。 - 表示端末に情報を送信する情報サーバであって、
遊戯施設への来場者の識別情報と対応づけて、前記来場者の個人情報を含む来場者固定情報を記憶する記憶手段と、
来場者が使用する前記表示端末に、近距離無線通信をする第1通信機能を利用して前記来場者固定情報を書き込む書込み手段と、
前記来場者固定情報を書き込んだ前記表示端末に対して、前記識別情報に対応する前記来場者と関係する時間経過と共に変更される来場者動的情報を前記第1通信機能と異なる無線通信をする第2通信機能により送信する送信手段とを有する情報サーバ。 - 表示端末に情報を送信するコンピュータを、
遊戯施設への来場者の識別情報と対応づけて、前記来場者の個人情報を含む来場者固定情報を記憶する記憶手段と、
来場者が使用する前記表示端末に、近距離無線通信をする第1通信機能を利用して前記来場者固定情報を書き込む書込み手段と、
前記来場者固定情報を書き込んだ前記表示端末に対して、前記識別情報に対応する前記来場者と関係する時間経過と共に変更される来場者動的情報を前記第1通信機能と異なる無線通信をする第2通信機能により送信する送信手段として機能させるための遊戯施設案内プログラム。
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JP2014181672A JP2016057706A (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 遊戯施設案内システム、情報サーバ、及び遊戯施設案内プログラム |
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