JP2016055341A - プレス装置 - Google Patents

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Masaki Inoue
正樹 井上
木下 恭一
Kyoichi Kinoshita
恭一 木下
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Abstract

【課題】耐久性能の向上と騒音発生の抑制との両立を図ることのできるプレス装置を提供する。【解決手段】プレス装置は、一対のプレスロール21,22と、それらプレスロール21,22の加圧面21a,22aに一端が当接した状態のドクターブレード24,25とを有する。塗布部Gが形成された負極用金属箔31がプレスロール21,22の間を通過することにより、同塗布部Gが加圧される。ドクターブレード24,25の一端とプレスロール21,22の加圧面21a,22aとの接触部分T1,T2の少なくとも一部が、プレスロール21,22の回転軸L1,L2方向に対して傾斜した方向に延びている。【選択図】図2

Description

本発明は、プレスロールの加圧面に付着した異物を除去するためのドクターブレードを有するプレス装置に関するものである。
従来、一対のプレスロールを有するプレス装置がある。このプレス装置では、プレス体(加圧対象物)が、回転するプレスロールの間を通過することによって加圧される。また、加圧面に付着した異物を除去するためのドクターブレードを備えたプレス装置もある。このドクターブレードは、平板形状であり、一端がプレスロールの加圧面に当接している。そして、プレスロールの回転に伴い移動してきた加圧面の異物が、ドクターブレードによって掻き取られることで除去される。
こうしたプレス装置では、異物除去が繰り返されることによってドクターブレードが摩耗したり変形したりすることにより、ドクターブレードの振動が大きくなって騒音を発生してしまう。
そうした騒音発生を抑えるための装置としては例えば特許文献1の装置がある。この装置は、プリンタなどの画像形成装置であり、回転する像担持体ロールと、同像担持体ロールの表面に不要に残ったトナーを除去するブレードとを有する。そして、この装置では騒音が大きくなったときに、像担持体ロールとブレードとの接触圧を高くする等してそれらの接触部分に作用する摩擦力が大きくされる。これにより、ブレードの振動、ひいては騒音発生が抑えられる。
特開2010−145430号公報
上記プレス装置では、プレスロールによる加圧体の加圧に際して、プレスロールの加圧面に付着した異物が同加圧面に食い込んでしまうために、そうした異物をドクターブレードで掻き取るといったように異物除去が行われる。そのため、単にロール表面に付着した異物をブレードで除去するものと比較して、ドクターブレードに作用する力が大きくなり易い。こうしたプレス装置において、特許文献1の装置のようにドクターブレードの振動を抑えるべく同ブレードとプレスロールとの接触部分の摩擦力を大きくすると、ドクターブレードに作用する力が更に大きくなるために耐久性能の低下を招いてしまう。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、耐久性能の向上と騒音発生の抑制との両立を図ることのできるプレス装置を提供することにある。
上記課題を達成するためのプレス装置は、一対のプレスロールと、前記プレスロールの加圧面に一端が当接した状態のドクターブレードと、を有して、回転する前記プレスロールの間をプレス体が通過することで前記プレス体を加圧する。前記ドクターブレードの一端と前記プレスロールの加圧面との接触部分の少なくとも一部が、前記プレスロールの回転軸方向に対して傾斜した方向に延びている。
ドクターブレードの一端とプレスロールの加圧面との接触部分の全てがプレスロールの回転軸と平行に延びる構造のプレス装置では、加圧面からの異物除去に際して異物からドクターブレードに伝達される力が、ほぼプレスロールの円周方向の力だけになる。そのため、異物からドクターブレードに伝達される力が集中し易く、ドクターブレードの摩耗や変形を招き易い。
この点、上記プレス装置によれば、ドクターブレードの一端とプレスロールの加圧面との接触部分がプレスロールの回転軸方向に対して傾斜している部分では、加圧面からの異物除去に際して異物からドクターブレードに伝達される力が、プレスロールの円周方向の力だけでなく、回転軸方向の力を含むようになる。そのため、異物からドクターブレードに伝達される力を分散させることができ、ドクターブレードの摩耗や変形を抑えることができる。したがって、ドクターブレードの耐久性能を向上させることができる。しかも、ドクターブレードの摩耗や変形が抑えられる分だけ、同ブレードの振動を抑えることができるため、騒音発生を抑えることもできる。
上記プレス装置において、前記接触部分の全ての部分は、前記回転軸方向における一方の端部から他方の端部に向かうに連れて前記プレスロールの円周方向における一方側の位置になる形状であることが好ましい。
上記プレス装置によれば、プレスロールの加圧面のいずれの部分に異物が付着した場合であっても、異物除去に際して同異物からドクターブレードに伝達される力が、プレスロールの回転軸方向の力を含むようになる。そのため、異物からドクターブレードに伝達される力を好適に分散させることができる。
上記プレス装置において、前記接触部分は、前記プレスロールの円周方向において一方向に凸の湾曲形状であることが好ましい。
また上記プレス装置において、前記接触部分は、前記プレスロールの円周方向において一方向に凸の屈曲形状であることが好ましい。
これらプレス装置によれば、一方向に湾曲する形状や、一方向に屈曲する形状といった単純な形状を採用することにより、上記接触部分を、プレスロールの回転軸方向に対して傾斜した方向に延びている形状にすることができる。
上記プレス装置において、前記接触部分は、前記加圧面の前記回転軸方向における中央線を対称軸とする線対称の形状であることが好ましい。
上記プレス装置によれば、プレスロールとドクターブレードとの接触部分に作用する摩擦力のうちの同プレスロールの回転軸方向に作用する摩擦力を、加圧面の上記回転軸方向における中央線を対称軸として、その両側で対称にすることができる。そのため、プレスロールやドクターブレードを回転軸方向に移動させるように上記摩擦力が作用することが抑えられるため、プレス装置の安定性を高めることができる。
本発明によれば、耐久性能の向上と騒音発生の抑制との両立を図ることができる。
一実施形態のプレス装置を備えた生産設備を模式的に示す略図。 プレス装置を示す斜視図。 プレスロール及びドクターブレードを示す斜視図。 プレスロール及びドクターブレードを示す斜視図。 他の実施形態のプレスロール及びドクターブレードを示す斜視図。 他の実施形態のドクターブレードを示す斜視図。 他の実施形態のプレスロールを示す側面図。 他の実施形態のドクターブレードを示す斜視図。 他の実施形態のプレスロールを示す側面図。 他の実施形態のプレスロール及びドクターブレードを示す斜視図。
以下、プレス装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のプレス装置20は、負極電極を生産する生産設備10の一部である。なお、負極電極は、蓄電装置(二次電池や、電気二重層コンデンサ)の電極組立体の一部を構成し、セパレータを介して交互に正極電極と積層されるものである。また、負極電極は、矩形状の負極用金属箔の両面に矩形状の負極用活物質層を有するものである。
生産設備10は、長尺帯状の負極用金属箔31(本実施形態では銅箔)を供給する供給装置40と、負極用金属箔31に活物質合剤を塗布して、活物質合剤の層である塗布部Gを形成する塗工装置41と、塗布部Gを乾燥させる乾燥装置42とを備える。さらに、生産設備10は、乾燥後の塗布部Gを加圧するプレス装置20と、塗布部Gが形成された負極用金属箔31を巻き取る巻取装置43とを備える。なお、活物質合剤は、負極活物質、導電助剤、及びバインダ(結着剤)を混合し、溶媒を添加して混練したスラリー状のものである。
供給装置40は、長尺帯状の負極用金属箔31が巻装された供給ロール40aを備える。なお、負極用金属箔31は長手方向が供給ロール40aの周方向に延びる状態で供給ロール40aに巻装されている。供給ロール40aは、支持装置によって回転可能に支持されている。
塗工装置41は第1スリットダイ41aを備え、この第1スリットダイ41aの吐出口(図示略)は、負極用金属箔31の下方において、負極用金属箔31の第1面31aに対向配置されている。また、塗工装置41は第2スリットダイ41bを備え、この第2スリットダイ41bの吐出口(図示略)は、負極用金属箔31の上方において、負極用金属箔31の第2面31bに対向配置されている。
そして、供給ロール40aから送り出された負極用金属箔31の第1面31aに、第1スリットダイ41aの吐出口から活物質合剤が連続的に塗布されて、第1面31aに塗布部Gの層が形成される。また、供給ロール40aから送り出された負極用金属箔31の第2面31bに、第2スリットダイ41bの吐出口から活物質合剤が連続的に塗布されて、第2面31bに塗布部Gの層が形成される。
乾燥装置42は乾燥機42aを備える。この乾燥機42aは熱源からの熱により空気を加熱するとともに、内部を通過する負極用金属箔31に周囲から熱風を供給する。巻取装置43は、巻取ロール43aを備える。巻取ロール43aは、一定の回転速度で回転して、塗布部Gが形成された負極用金属箔31を巻取る。この巻取りに伴い、塗布部Gが形成された負極用金属箔31が順次乾燥機42a内を通過するようになるため、その通過に際して同塗布部Gが乾燥されるようになる。乾燥装置42を通過した後において塗布部Gは、プレス装置20によってロールプレスされる。本実施形態では、負極用金属箔31の両面に設けられた塗布部Gが、プレス装置20によって加圧されるプレス体である。
プレス装置20は、円柱状の一対のプレスロール21,22を備える。これらプレスロール21,22は、一定の間隔を置いて、外周面同士が対向する位置に配置されている。また、一対のプレスロール21,22は、互いに異なる方向に回転する。そしてプレス装置20では、一対のプレスロール21,22の間を、両面に塗布部Gが設けられている負極用金属箔31が通過する。このとき負極用金属箔31の両面の塗布部Gが、一対のプレスロール21,22に挟み込まれることによって加圧される。詳しくは、一方のプレスロール21の外周面(加圧面21a)によって負極用金属箔31の第1面31aの塗布部Gが加圧されるとともに、他方のプレスロール22の外周面(加圧面22a)によって負極用金属箔31の第2面31bの塗布部Gが加圧される。
図2に示すように、プレス装置20は、2枚の平板形状のドクターブレード24,25を有している。一方のドクターブレード24は短手方向の一端がプレスロール21の加圧面21aに当接した状態で配置されており、他方のドクターブレード25は短手方向の一端がプレスロール22の加圧面22aに当接した状態で配置されている。
図3に示すように、ドクターブレード25は、プレスロール22の回転軸L2に対して傾斜した状態で配置されている。また、ドクターブレード25の一端であり、プレスロール22の加圧面22aとの接触部分T2は、一方向に湾曲した形状である。さらに、上記接触部分T2は、その全ての部分が、回転軸L2方向における一方の端部(図3の左側)から他方の端部(図3の右側)に向かうに連れて上記プレスロール22の円周方向における一方側(回転方向前側:図3の上側)の位置になる形状である。
図4に示すように、ドクターブレード24は、プレスロール21の回転軸L1に対して傾斜した状態で配置されている。また、ドクターブレード24の一端であり、プレスロール21の加圧面21aとの接触部分T1は、一方向に湾曲した形状である。さらに、上記接触部分T1は、その全ての部分が、プレスロール21の回転軸L1方向における一方の端部(図4の左側)から他方の端部(図4の右側)に向かうに連れて上記プレスロール21の円周方向における一方側(回転方向前側:図4の下側)の位置になる形状である。
上記プレス装置20では、プレスロール21,22の加圧面21a,22aに異物Mが付着した場合に、その異物Mが以下のように除去される。
図3に示すように、プレスロール22の加圧面22aに異物Mが付着すると、この異物Mが、プレスロール22の回転に伴い移動してドクターブレード25の一端に突き当たる。これにより、異物Mは、ドクターブレード25の一端によってプレスロール22の加圧面22aの表面から掻き取られて除去される。
また図4に示すように、プレスロール21の加圧面21aに異物Mが付着した場合には、異物Mが、プレスロール21の回転に伴い移動してドクターブレード24の一端に突き当たる。これにより、異物Mは、ドクターブレード24の一端によってプレスロール21の加圧面21aの表面から掻き取られて除去される。
本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)ドクターブレード24,25の短手方向の一端であって、プレスロール21,22の加圧面21a,22aとの接触部分T1,T2がプレスロール21,22の回転軸L1,L2方向に対して傾斜している。この傾斜している部分では、加圧面21a,22aからの異物Mの除去に際して異物Mからドクターブレード24,25に伝達される力が、プレスロール21,22の円周方向の力(図3及び図4に矢印B1で示す力)だけでなく、回転軸L1,L2方向の力(図3及び図4に矢印B2で示す力)を含むようになる。そのため、異物Mからドクターブレード24,25に伝達される力を分散させることができ、ドクターブレード24,25の摩耗や変形を抑えることができる。したがって、ドクターブレード24,25の耐久性能を向上させることができる。しかも、ドクターブレード24,25の摩耗や変形が抑えられる分だけ、同ブレード24,25の振動を抑えることができるため、騒音発生を抑えることもできる。ちなみに、接触部分T1,T2の全てがプレスロール21,22の回転軸L1,L2と平行に延びる構造のプレス装置では、加圧面21a,22aからの異物除去に際して異物からドクターブレード24,25に伝達される力が、ほぼプレスロール21,22の円周方向の力だけになる。そのため、異物からドクターブレード24,25に伝達される力が集中し易く、ドクターブレード24,25の摩耗や変形を招き易い。
(2)プレスロール21,22の加圧面21a,22aに付着した異物Mは、負極用金属箔31の塗布部Gへの加圧時に、加圧面21a,22aの表面において円周方向に押し込まれる。仮に、プレスロール21,22の回転に際してドクターブレード24,25から異物Mに対して円周方向の力(図3及び図4に矢印A1で示す力)のみが作用する構成を採用すると、その力が加圧面21a,22aに異物Mを更に押し込むように作用する。そのため、この場合には加圧面21a,22aから異物Mを除去し難く、異物Mの除去に際してドクターブレード24,25に伝達される力が大きくなり易い。
この点、上記プレス装置20では、ドクターブレード24,25から異物Mに対して、円周方向の力(図3及び図4に矢印A1で示す力)が作用することに加えて、回転軸L1,L2方向の力(図3及び図4に矢印A2で示す力)が作用する。そのため、プレスロール21,22の加圧面21a,22aにおいて円周方向に押し込まれた異物Mが円周方向と交差する方向から押圧されるようになって、異物Mが除去され易くなる。しかも、異物Mの除去が容易になる分だけ、異物Mからドクターブレード24,25に伝達される力が小さくなって、ドクターブレード24,25の摩耗や変形を抑えることができる。
(3)上記接触部分T1,T2の全ての部分は、回転軸L1,L2方向における一方の端部から他方の端部に向かうに連れてプレスロール22の円周方向における一方側の位置になる形状である。そのため、プレスロール21,22の加圧面21a,22aのいずれの部分に異物Mが付着した場合であっても、異物Mの除去に際して同異物Mからドクターブレード24,25に伝達される力が回転軸L1,L2方向の力(図3及び図4に矢印B2で示す力)を含むようになる。したがって、異物Mからドクターブレード24,25に伝達される力を好適に分散させることができる。
(4)ドクターブレード24,25の接触部分T1,T2はプレスロール21,22の加圧面21a,22aの幅方向全体にわたり設定されている。そのため、加圧面21a,22aから剥離した異物Mの少なくとも一部をプレスロール21,22の側方に誘導することができる。例えば上側に配置されるプレスロール22の加圧面22aから剥離した異物Mを、回転軸L2方向における加圧面22aの一方の端部(図2の右奥)に誘導することができる。そのため、加圧面22aから剥離させた異物Mを負極用金属箔31の上面(詳しくは、第2面31b及び塗布部G)以外に排出することができ、同異物Mがプレス装置20を通過した後の負極用金属箔31上に落下することを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
○ 図5に示すように、ドクターブレード35の短手方向の一端であるプレスロール22の加圧面22aとの接触部分を、プレスロール22の円周方向において一方向に凸の湾曲形状にしてもよい。また、もう一つのドクターブレードの短手方向の一端であるプレスロール21の加圧面21aとの接触部分についても同様に、プレスロール21の円周方向において一方向に凸の湾曲形状にすることができる。なお、この場合、ドクターブレードにおけるプレスロール21,22の加圧面21a,22aとの接触部分の形状は、プレスロール21,22の回転方向前側に向かって凸の湾曲形状(図5に示す形状)に限らず、プレスロール21,22の回転方向後ろ側に向かって凸の湾曲形状でもよい。こうしたプレス装置によれば、一方向に湾曲する形状といった単純な形状を採用することにより、上記接触部分を、プレスロール21,22の回転軸L1,L2方向に対して傾斜した方向に延びている形状にすることができる。
○ 図6に示すように、ドクターブレード45を一方向に湾曲した板状の部材にしてもよい。この場合には、図7に示すように、ドクターブレード45の短手方向の一端であるプレスロール22の加圧面22aとの接触部分が同加圧面22aの回転軸L2方向における中央線L3を対称軸とする線対称の形状になるように、ドクターブレード45を配置してもよい。こうしたプレス装置によれば、ドクターブレード55の接触部分に作用する摩擦力のうちの回転軸L2方向に作用する摩擦力を、加圧面22aの回転軸L2方向における中央線L3を対称軸として、その両側で対称にすることができる。なお、上記接触部分は、中央線L3を対称軸とする線対称の形状でなくてもよい。また、もう一つのドクターブレードについても同様に、一方向に湾曲した形状の部材にしてもよい。
○ 図8及び図9に示すように、ドクターブレード55の短手方向の一端であって、プレスロール22の加圧面22aとの接触部分を、プレスロール22の円周方向において一方向に凸の屈曲形状にしてもよい。この場合、図8に示すように、ドクターブレード55は一方向に屈曲した板状の部材である。また、もう一つのドクターブレードの短手方向の一端であるプレスロール21の加圧面21aとの接触部分についても同様に、プレスロール21の円周方向において一方向に凸の屈曲形状にすることができる。なお、ドクターブレードの接触部分の形状は、プレスロール21,22の回転方向後ろ側に向かって凸の屈曲形状(図9に示す形状)に限らず、プレスロール21,22の回転方向前側に向かって凸の屈曲形状でもよい。こうしたプレス装置によれば、一方向に屈曲する形状といった単純な形状を採用することにより、上記接触部分を、プレスロール21,22の回転軸L1,L2方向に対して傾斜した方向に延びている形状にすることができる。
また、図8及び図9に示すプレス装置は、ドクターブレード55の短手方向の一端であって、プレスロール22の加圧面22aとの接触部分が、プレスロール22の加圧面22aの回転軸L2方向における中央線L3を対称軸とする線対称の形状である。こうしたプレス装置によれば、ドクターブレード55の接触部分に作用する摩擦力のうちの回転軸L2方向に作用する摩擦力を、加圧面22aの回転軸L2方向における中央線L3を対称軸として、その両側で対称にすることができる。そのため、プレスロール22やドクターブレード55を回転軸L2方向に移動させるように上記摩擦力が作用することが抑えられるため、プレス装置の安定性を高めることができる。なお、上記接触部分は、中央線L3を対称軸とする線対称の形状でなくてもよい。
○ 図10に示すように、ドクターブレード65を回転軸L2方向に並んだ状態で配置されている複数(図10に示す例では6枚)のブレード65a,65b,65c,65d,65e,65fによって構成してもよい。この場合には、各ブレード65a〜65fの長手方向の一端がプレスロール22の加圧面22aとの接触部分になる。
G…塗布部、L1,L2…回転軸、L3…中央線、T1,T2…接触部分、20…プレス装置、21,22…プレスロール、21a,22a…加圧面、24,25,35,45,55,65…ドクターブレード。

Claims (5)

  1. 一対のプレスロールと、前記プレスロールの加圧面に一端が当接した状態のドクターブレードと、を有して、回転する前記プレスロールの間をプレス体が通過することで前記プレス体を加圧するプレス装置において、
    前記ドクターブレードの一端と前記プレスロールの加圧面との接触部分の少なくとも一部が、前記プレスロールの回転軸方向に対して傾斜した方向に延びていることを特徴とするプレス装置。
  2. 前記接触部分の全ての部分は、前記回転軸方向における一方の端部から他方の端部に向かうに連れて前記プレスロールの円周方向における一方側の位置になる形状である請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記接触部分は、前記プレスロールの円周方向において一方向に凸の湾曲形状である請求項1に記載のプレス装置。
  4. 前記接触部分は、前記プレスロールの円周方向において一方向に凸の屈曲形状である請求項1に記載のプレス装置。
  5. 前記接触部分は、前記加圧面の前記回転軸方向における中央線を対称軸とする線対称の形状である請求項1または請求項3または請求項4に記載のプレス装置。
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