JP2016052865A - 助手席用エアバッグ及びそれを備えるエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルの接合作業を簡易化すること。
【解決手段】帯状のメインパネルと、前記メインパネルの長手方向の第1の中間部に接合されるサブパネルと、前記メインパネルの幅方向の第1の側縁部に接合される第1のサイドパネルと、前記幅方向で第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部に接合される第2のサイドパネルとを備え、前記サブパネルの前記幅方向の第2の中間部を第1の中間部の第1の側縁部寄りに接合する環状の第1の接合部と、第1の中間部の第1の接合部の内側に設けられる第1の孔と、第2の中間部の第1の接合部の内側に設けられる第2の孔と、前記サブパネルの前記幅方向の一対の外縁部を重ね合わせて接合する第2の接合部と、第1の側縁部と第1のサイドパネルの第1の外周部とを接合する第3の接合部と、第2の側縁部と第2のサイドパネルの第2の外周部とを接合する第4の接合部とを有する、助手席用エアバッグ。
【選択図】図1

Description

本発明は、助手席用エアバッグ及びそれを備えるエアバッグ装置に関する。
従来、メインチャンバとサブチャンバを備えるエアバッグが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平2−303951号公報
しかしながら、メインチャンバとサブチャンバを備えるエアバッグは、ガスがメインチャンバからサブチャンバに流通可能にメインチャンバとサブチャンバとを接合する必要があるため、チャンバの表面を構成するパネルの接合作業を簡易化することが難しい。
そこで、パネルの接合作業を簡易化できる、助手席用エアバッグ及びそれを備えるエアバッグ装置の提供を目的とする。
一つの案では、
帯状のメインパネルと、
前記メインパネルの長手方向の第1の中間部に接合され、前記長手方向の長さが前記メインパネルよりも短いサブパネルと、
前記メインパネルの幅方向の第1の側縁部に接合される第1のサイドパネルと、
前記幅方向で前記第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部に接合される第2のサイドパネルとを備え、
前記サブパネルの前記幅方向の第2の中間部を前記第1の中間部の前記第1の側縁部寄りに接合する環状の第1の接合部と、
前記第1の中間部の前記第1の接合部の内側に設けられる第1の孔と、
前記第2の中間部の前記第1の接合部の内側に設けられる第2の孔と、
前記サブパネルの前記幅方向の一対の外縁部を重ね合わせて接合する第2の接合部と、
前記第1の側縁部が前記第1のサイドパネルの第1の外周部を周回するように前記第1の側縁部と前記第1の外周部とを接合する第3の接合部と、
前記第2の側縁部が前記第2のサイドパネルの第2の外周部を周回するように前記第2の側縁部と前記第2の外周部とを接合する第4の接合部とを有する、助手席用エアバッグが提供される。
一態様によれば、パネルの接合作業を簡易化できる。
車両構造の一例を車両の側方からの視点で示す図である。 膨張展開した助手席用エアバッグの形態の一例を示す正面図である。 膨張展開した助手席用エアバッグの形態の一例を示す左斜視図である。 膨張展開した助手席用エアバッグの形態の一例を示す右斜視図である。 メインパネルとサブパネルとが接合される前の各構成の一例を示す平面図である。 メインパネルとサブパネルとの接合工程及び穴あけ工程の一例を示す図である。 サブパネルの外縁部同士を接合する工程の一例を示す図である。 第1のサイドパネルの一例を示す平面図である。 第2のサイドパネルの一例を示す平面図である。 膨張展開した助手席用エアバッグの形態の一例を示す左斜視図である。 膨張展開した助手席用エアバッグの形態の一例を示す右斜視図である。 メインパネルとサブパネルとが接合される前の各構成の一例を示す平面図である。 メインパネルとサブパネルとの接合工程及び穴あけ工程の一例を示す図である。 サブパネルの外縁部同士を接合する工程の一例を示す図である。 第1のサイドパネルの一例を示す平面図である。 第2のサイドパネルの一例を示す平面図である。
<車両構造200及びエアバッグ装置100の構成>
図1は、一実施形態に係る車両構造200の一例を車両の側方からの視点で模式的に示す図である。車両構造200は、インストルメントパネル1と、フロントウィンドシールド4と、センターコンソール9と、助手席用のエアバッグ装置100とを備える車両構造の一例である。図1は、エアバッグ装置100に構成されるエアバッグ101が膨張展開した状態の一例を示す。
インストルメントパネル1は、車両の助手席の前方に位置する内装部位(「ダッシュボード」とも呼ばれる)である。フロントウィンドシールド4は、車両の前窓に設けられた板材であって、例えば、インストルメントパネル1の上面に対して車室側に傾斜して設けられたガラス板である。センターコンソール9は、助手席の前方に位置する内装部位と運転席の前方に位置する内装部位との間の内装部位である。
エアバッグ装置100は、助手席に座る乗員を保護する乗員保護装置の一例であり、インストルメントパネル1内に設けられた格納部3に収容される。エアバッグ101が膨張展開する前の非作動状態では、格納部3の開口面は、インストルメントパネル1に設けられた不図示の扉部によって塞がれる。
エアバッグ装置100は、インフレータ2と、エアバッグ101とを備える、助手席用エアバッグ装置の一例である。
インフレータ2は、不図示の制御回路からの制御信号に基づいて、エアバッグ101を膨張展開させるガスを供給するガス供給器(ガス発生器)の一例である。インフレータ2は、格納部3に収容され、取り付け口11に取り付けられる。取り付け口11は、エアバッグ101のメインパネル21に設けられた孔である。インフレータ2の一部分であるガス噴出部は、エアバッグ101のメインチャンバ14に向けて取り付け口11に挿入されて取り付けられ、メインパネル21の一対の取り付け端部26,27は、固定部28で縫製等により固定される。
なお、図示の形態は一例にすぎないので、例えば、取り付け端部26と取り付け端部27とを固定する手段、又は、エアバッグ101とインフレータ2と格納部3とを固定する手段は、他の固定形態でもよい。
エアバッグ101は、助手席用エアバッグの一例である。膨張する前のエアバッグ101は、インフレータ2から供給されるガスによって膨張展開可能に折り畳まれた形態で、格納部3に収容される。エアバッグ101は、インフレータ2から供給されるガスにより膨張することによって、インストルメントパネル1に設けられた不図示の扉部を押し開き、助手席に座る乗員に向けて膨張展開する乗員保護部材である。
エアバッグ101は、メインチャンバ14と、容量がメインチャンバ14よりも小さなサブチャンバ16とを有する。メインチャンバ14とサブチャンバ16とは、縫合等により接合部51で互いに接合され、インフレータ2から供給されるガスによって膨張展開する。孔35及び孔42は、インフレータ2から供給されるガスがメインチャンバ14からサブチャンバ16に流れることを可能にする通気口である。孔35は、メインチャンバ14の表面の一部を構成するメインパネル21に設けられ、孔42は、サブチャンバ16の表面の一部又は全部を構成するサブパネル40に設けられる。
<エアバッグ101の構成>
図2は、膨張展開したエアバッグ101の形態の一例を示す正面図である。車幅方向5は、車両の左右方向を示し、天地方向6は、車両の上下方向を示す。図3は、膨張展開したエアバッグ101の形態の一例を示す左斜視図である。図4は、膨張展開したエアバッグ101の形態の一例を示す右斜視図である。図示のエアバッグ101は、助手席が前列右側に位置する場合の助手席用エアバッグの一例である。
図2,3,4に示されるように、エアバッグ101は、メインパネル21と、サブパネル40と、左パネル23と、右パネル22とを備える。左パネル23と右パネル22は、車幅方向5に対置する一対のサイドパネルである。左パネル23は、車幅方向5の内側のパネルであり、右パネル22は、車幅方向5の外側のパネルである。
メインチャンバ14は、左パネル23と右パネル22のそれぞれの外周部と帯状のメインパネル21の両側の一対の側縁部とが線状の接合部53,54で縫合等により接合されることによって形成される膨張室である。接合部53は、メインパネル21の左縁部が左パネル23の外周部を周回するようにメインパネル21の左縁部と左パネル23の外周部とを接合する第3の接合部の一例である。接合部54は、メインパネル21の右縁部が右パネル22の外周部を周回するようにメインパネル21の右縁部と右パネル22の外周部とを接合する第4の接合部の一例である。
左パネル23は、少なくとも一つのベントホール25を有し、右パネル22は、少なくとも一つのベントホール24を有している。ベントホール24,25は、メインチャンバ14内のガスがメインチャンバ14外に排気されることを可能にする開口である。図2,3,4は、一つのベントホールが左パネル23と右パネル22のそれぞれに形成される形態例を示す。
サブチャンバ16は、左側面46と右側面45とが重なり合うように一枚のサブパネル40が接合部51を根元に折り返され、左側面46の左外縁部44と右側面45の右外縁部43とが線状の接合部52で縫合等により接合されることによって形成される膨張室である。
<エアバッグ101の製造方法>
次に、エアバッグ101の製造方法の一例を説明する。
図5は、サブパネル40とメインパネル21とが接合される前の各構成の一例を示す平面図である。図5の(A)は、サブパネル40の一例を示す平面図である。図5の(B)は、メインパネル21の一例を示す平面図である。メインパネル21とサブパネル40は、いずれも、シート状の一枚の基布である。
メインパネル21は、帯状のメインパネルの一例であり、例えば、左縁部34と、右縁部33と、一対の取り付け端部26,27と、中間部30と、一対の延伸部31,32とを有する。
左縁部34は、メインパネル21の幅方向8の一方の側縁部であり、メインパネル21の幅方向8の第1の側縁部の一例である。右縁部33は、メインパネル21の幅方向8の他方の側縁部であり、幅方向8で左縁部34とは反対側の第2の側縁部の一例である。左縁部34と右縁部33は、それぞれ、取り付け端部26から取り付け端部27までメインパネル21の長手方向7に延在する。
取り付け端部26は、メインパネル21の長手方向7の一方の先端部である。取り付け端部27は、メインパネル21の長手方向7の他方の先端部であり、長手方向7において取り付け端部26とは反対側の先端部である。例えば、取り付け端部26は、一対の取り付け孔86を有し、取り付け端部27は、一対の取り付け孔87を有する。
図5の(B)において、中間部30は、メインパネル21の長手方向7の第1の中間部の一例であり、一対の延伸部31,32の間に位置する。一対の延伸部31,32は、中間部30の長手方向7の両側に接続され、一方の延伸部31は、中間部30から取り付け端部26に向けて長手方向7に延伸し、他方の延伸部32は、中間部30から取り付け端部27に向けて長手方向7に延伸する。延伸部31は、インフレータ2のガス噴出部が挿入される取り付け口11を有する。
中間部30は、メインパネル21の幅方向8において一対の延伸部31,32に比べて幅広であり、中間部30の幅L5は、一対の延伸部31,32の幅L6よりも広い。中間部30は、エアバッグ101の膨張展開時に助手席の乗員の頭部を受け止める部位である。したがって、中間部30が幅方向8において一対の延伸部31,32に比べて幅広であることにより、助手席の乗員の頭部を確実に受け止めることができる。
中間部30の左縁部34は、一対の延伸部31,32の左縁部34に対して左方に突出し、中間部30の右縁部33は、一対の延伸部31,32の右縁部33に対して右方に突出する。中間部30の左縁部34と中間部30の右縁部33は、互いに平行な直線部分36を有し、延伸部31の左縁部34と延伸部31の右縁部33は、互いに平行な直線部分37を有し、延伸部32の左縁部34と延伸部32の右縁部33は、互いに平行な直線部分38を有する。
中間部30は、左縁部34と右縁部33の両側に一対の延伸部31,32に対して同じ突出量で突出し、幅L7と幅L8は互いに等しい。幅L7は、中心線81と中間部30の左縁部34との最大距離であり、幅L8は、中心線81と中間部30の右縁部33との最大距離である。中心線81は、幅L6を二等分する直線であり、例えば、円形の取り付け口11の中心80を通る。
左縁部34と右縁部33は、それぞれ、中間部30と一対の延伸部31,32との間に曲線部分39を有する。曲線部分39が設けられることにより、中間部30が一対の延伸部31,32よりも幅広であっても、左縁部34と左パネル23の外周部82(図8参照)との接合作業、及び右縁部33と右パネル22の外周部83(図9参照)との接合作業が容易になる。例えば、左縁部34と右縁部33のそれぞれについて中間部30と一対の延伸部31,32との間の部分が直角である場合に比べて、縫合等による接合作業が容易になる。
サブパネル40は、中間部30に接合され、長手方向7の長さがメインパネル21よりも短いサブパネルの一例である。サブパネル40の長手方向7の長さL1は、メインパネル21の長手方向7の長さL3よりも短く、中間部30の長手方向7の長さL4よりも短い。サブパネル40の形状は、例えば、サブパネル40の幅方向8の長さL2が長さL1よりも長くなるように形成された長円形である。サブパネル40は、半円状の左外縁部44と、半円状の右外縁部43とを有する。
図6は、メインパネル21とサブパネル40との接合工程及び穴あけ工程の一例を示す図である。図6の(A)は、サブパネル40とメインパネル21とが接合部51で接合され、且つ、孔35,42が設けられた形態の一例を示す平面図である。図6の(B)は、図6の(A)の形態の断面B−Bでの断面図である。
サブパネル40がメインパネル21に重ね合わされてから、サブパネル40の中間部41が線状の接合部51でメインパネル21の中間部30に縫合等により接合される。中間部41は、サブパネル40の幅方向8の第2の中間部の一例である。接合部51は、中間部41を中間部30の左縁部34寄りに接合する環状の第1の接合部の一例である。
接合部51の長手方向7の長さL11は、接合部51の幅方向8の長さL12よりも長い。長さL11が長さL12よりも長いことにより、図2,3,4に示されるように、膨張展開時のサブチャンバ16を安定的に起立させることが可能となる。接合部51の形状が長円形である場合、サブチャンバ16をさらに安定的に起立させることができる。
孔35は、メインパネル21の中間部30に設けられ、環状の接合部51の内側に設けられる第1の孔の一例である。孔42は、サブパネル40の中間部41に設けられ、環状の接合部51の内側に設けられる第2の孔の一例である。孔35は、中間部30を貫通し、孔42は、中間部41を貫通する。孔35,42のそれぞれの数は、一つでもよいし、複数でもよい。孔35,42の外形は、それぞれ、円形であるが、円形以外の他の形状でもよい。
孔35,42は、中間部30と中間部41とが接合部51で接合された後に形成されることが好ましい。中間部30と中間部41とが接合部51で接合されていることによって、孔35,42の形成時に、孔35,45の形成位置のずれを抑えることができる。孔35,42は、重なり合うように形成されることで、2つの孔35,42を1回の穴あけ作業で形成することができ、メインチャンバ14からサブチャンバ16へのガスの流通を滑らかにすることができる(図1参照)。
図7は、サブパネル40の外縁部同士を接合する工程の一例を示す図である。図7の(A)は、左外縁部44と右外縁部43とが接合部52で接合された形態の一例を示す平面図である。図7の(B)は、図7の(A)の形態の左側面46側からの側面図である。図7の(C)は、図7の(C)の形態の断面C−Cにおける断面図である。
左側面46と右側面45とが互いに重なり合うように接合部51で折り返されてから、左外縁部44と右外縁部43とが線状且つ半円状の接合部52で縫合等により接合される。接合部52は、一対の右外縁部43と左外縁部44とを重ね合わせて接合する第2の接合部の一例である。これにより、側方視で半円状のサブチャンバ16が形成される。
図8は、左パネル23の一例を示す平面図である。図9は、右パネル22の一例を示す平面図である。左パネル23は、メインパネル21の左縁部34に接合される第1のサイドパネルの一例である。右パネル22は、メインパネル21の右縁部33に接合される第2のサイドパネルの一例である。左パネル23と右パネル22は、それぞれ、丸みを帯びた多角形のシート状に形成された一枚の基布である。
左パネル23は、メインパネル21の左縁部34に接合される外周部82を有し、外周部82と左縁部34は、対応する各接合箇所A1,B1,C1,D1で互いに接合される(図7,8参照)。このように、左縁部34が外周部82を周回するように左縁部34と外周部82とが縫合等により接合される。
右パネル22は、メインパネル21の右縁部33に接合される外周部83を有し、外周部83と右縁部33は、対応する各接合箇所E1,F1,G1,H1で互いに接合される(図7,9参照)。このように、右縁部33が外周部83を周回するように右縁部33と外周部83とが縫合等により接合される。
したがって、上述のように、サブパネル40とメインパネル21とを重ね合わせて穴あけ作業を行ってから、サブパネル40の外縁部同士を接合する簡易な接合作業を行うことで、サブチャンバ16を容易に形成できる。そして、メインパネル21の側縁部と一対のサイドパネルの外周部とを接合する簡易な接合作業を行うことで、ガスが流通可能にサブチャンバ16に接合するメインチャンバ14を容易に形成できる。このように、メインチャンバ14とサブチャンバ16とを有するエアバッグ101を簡易に製造することができる。
また、車両がオフセット衝突することにより、乗員の頭部が慣性でセンターコンソール9寄りに斜めに移動しても、膨張展開したエアバッグ101は、乗員の顔面をメインパネル21の中間部30で受け止めつつ、乗員の頭部の側面をサブチャンバ16の右側面45で受け止めできる。
<エアバッグ102の構成>
図10は、膨張展開したエアバッグ102の形態の一例を示す左斜視図である。図11は、膨張展開したエアバッグ102の形態の一例を示す右斜視図である。図示のエアバッグ102は、助手席が前列右側に位置する場合の助手席用エアバッグの一例である。上述のエアバッグ101と同様の構成についての説明は省略する。
図10,11に示されるように、エアバッグ102は、メインパネル61と、サブパネル40と、左パネル93と、右パネル92とを備える。左パネル93と右パネル92は、車幅方向5に対置する一対のサイドパネルである。エアバッグ102は、帯状のメインパネル61が非対称な点で、対称のメインパネル21を有する上述のエアバッグ101と異なる。
<エアバッグ102の製造方法>
次に、エアバッグ102の製造方法の一例を説明する。上述のエアバッグ102と同様の製造工程についての説明は省略する。
図12は、サブパネル40とメインパネル61とが接合される前の各構成の一例を示す平面図である。図12の(A)は、サブパネル40の一例を示す平面図である。図12の(B)は、メインパネル61の一例を示す平面図である。メインパネル61とサブパネル40は、いずれも、シート状の一枚の基布である。
メインパネル61は、帯状のメインパネルの一例であり、例えば、左縁部74と、右縁部73と、一対の取り付け端部26,27と、中間部70と、一対の延伸部71,72とを有する。
左縁部74は、メインパネル61の幅方向8の一方の側縁部であり、メインパネル61の幅方向8の第1の側縁部の一例である。右縁部73は、メインパネル61の幅方向8の他方の側縁部であり、幅方向8で左縁部74とは反対側の第2の側縁部の一例である。左縁部74と右縁部73は、それぞれ、取り付け端部26から取り付け端部27までメインパネル61の長手方向7に延在する。
中間部70は、メインパネル61の長手方向7の第1の中間部の一例であり、一対の延伸部71,72の間に位置する。
中間部70は、メインパネル61の幅方向8において一対の延伸部71,72に比べて幅広であり、中間部70の幅L25は、一対の延伸部71,72の幅L26よりも大きい。中間部70は、エアバッグ102の膨張展開時に助手席の乗員の頭部を受け止める部位である。したがって、乗員の頭部を受け止め可能なパネルの面積を広げることができる。
中間部70は、左縁部74側に右縁部73側に突出するよりも大きく突出し、幅L27は幅L28よりも大きい。幅L27は、中心線81と中間部70の左縁部74との最大距離であり、幅L28は、中心線81と中間部70の右縁部73との最大距離である。中間部70が、左縁部74側に右縁部73側に突出するよりも大きく突出することにより、センターコンソール9に向かう乗員の頭部を確実に受け止めることができる。
直線部分36,37,38及び曲線部分39、並びにサブパネル40を有する点は、上述のエアバッグ101と同様である。
図13は、メインパネル61とサブパネル40との接合工程及び穴あけ工程の一例を示す図である。図13の(A)は、サブパネル40とメインパネル61とが接合部51で接合され、且つ、孔35,42が設けられた形態の一例を示す平面図である。図13の(B)は、図13の(A)の形態の断面D−Dでの断面図である。図13の説明は、図6での説明を援用することにより、省略する。
図14は、サブパネル40の外縁部同士を接合する工程の一例を示す図である。図14の(A)は、左外縁部44と右外縁部43とが接合部52で接合された形態の一例を示す平面図である。図14の(B)は、図14の(A)の形態の左側面46側からの側面図である。図14の(C)は、図14の(C)の形態の断面E−Eにおける断面図である。図14の説明は、図7での説明を援用することにより、省略する。
図15は、左パネル93の一例を示す平面図である。図16は、右パネル92の一例を示す平面図である。左パネル93は、メインパネル61の左縁部74に接合される第1のサイドパネルの一例である。右パネル92は、メインパネル61の右縁部73に接合される第2のサイドパネルの一例である。左パネル93と右パネル92は、それぞれ、丸みを帯びた多角形のシート状に形成された一枚の基布である。
左パネル93は、メインパネル61の左縁部74に接合される外周部84を有し、外周部84と左縁部74は、対応する各接合箇所A2,B2,C2,D2で互いに接合される(図14,15参照)。このように、左縁部74が外周部84を周回するように左縁部74と外周部84とが縫合等により接合される。つまり、図10の接合部53は、左縁部74が外周部84を周回するように左縁部74と外周部84とを接合する第3の接合部の一例である。
右パネル92は、メインパネル61の右縁部73に接合される外周部85を有し、外周部85と右縁部73は、対応する各接合箇所E2,F2,G2,H2で互いに接合される(図14,16参照)。このように、右縁部73が外周部85を周回するように右縁部73と外周部85とが縫合等により接合される。つまり、図11の接合部54は、右縁部73が外周部85を周回するように右縁部73と外周部85とを接合する第4の接合部の一例である。
メインパネル61は、中心線81に関して非対称であり、左縁部74の長さは、中間部70が右縁部73側よりも左縁部74側に大きく突出しているため、右縁部73の長さよりも長い。よって、図15,16に示されるように、外周部84の周長は、外周部85の周長よりも長い。
したがって、上述のエアバッグ101と同様、メインチャンバ14とサブチャンバ16とを有するエアバッグ102を簡易に製造することができる。また、車両がオフセット衝突することにより、乗員の頭部が慣性でセンターコンソール9寄りに斜めに移動しても、膨張展開したエアバッグ102は、乗員の顔面をメインパネル61の中間部70で受け止めつつ、乗員の頭部の側面をサブチャンバ16の右側面45で受け止めできる。
以上、助手席用エアバッグ及びそれを備えるエアバッグ装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、本実施形態のエアバッグは、助手席が前列左側に位置する場合の助手席用エアバッグに適用されてもよい。
また、上述の実施形態では、サブチャンバは、車幅方向の内側のサイドパネル寄りに設けられることで、センターコンソール9に向かって斜め方向に移動する乗員の頭部を確実に受け止めできる。しかしながら、サブチャンバは、車幅方向の外側のサイドパネル寄りに設けられてもよい。これにより、サブチャンバは、Aピラーに向かって斜め方向に移動する乗員の頭部を確実に受け止めできる。
1 インストルメントパネル
2 インフレータ
3 格納部
4 フロントウィンドシールド
5 車幅方向
6 天地方向
7 長手方向
8 幅方向
9 センターコンソール
11 取り付け口
14 メインチャンバ
16 サブチャンバ
21 メインパネル
22,92 右パネル(第2のサイドパネルの一例)
23,93 左パネル(第1のサイドパネルの一例)
24 右ベントホール
25 左ベントホール
26,27 取り付け端部
28 固定部
30,70 中間部(第1の中間部の一例)
31,32,71,72 延伸部
33 右縁部
34 左縁部
35 孔
36,37,38 直線部分
39 曲線部分
40 サブパネル
41 中間部(第2の中間部の一例)
42 孔
43 右外縁部
44 左外縁部
45 右側面
46 左側面
51 第1の接合部
52 第2の接合部
53 第3の接合部
54 第4の接合部
61 メインパネル
80 中心
81 中心線
82,84 外周部(第1の外周部の一例)
83,85 外周部(第2の外周部の一例)
86,87 取り付け孔
100 エアバッグ装置
101,102 助手席用エアバッグ
200 車両構造

Claims (9)

  1. 帯状のメインパネルと、
    前記メインパネルの長手方向の第1の中間部に接合され、前記長手方向の長さが前記メインパネルよりも短いサブパネルと、
    前記メインパネルの幅方向の第1の側縁部に接合される第1のサイドパネルと、
    前記幅方向で前記第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部に接合される第2のサイドパネルとを備え、
    前記サブパネルの前記幅方向の第2の中間部を前記第1の中間部の前記第1の側縁部寄りに接合する環状の第1の接合部と、
    前記第1の中間部の前記第1の接合部の内側に設けられる第1の孔と、
    前記第2の中間部の前記第1の接合部の内側に設けられる第2の孔と、
    前記サブパネルの前記幅方向の一対の外縁部を重ね合わせて接合する第2の接合部と、
    前記第1の側縁部が前記第1のサイドパネルの第1の外周部を周回するように前記第1の側縁部と前記第1の外周部とを接合する第3の接合部と、
    前記第2の側縁部が前記第2のサイドパネルの第2の外周部を周回するように前記第2の側縁部と前記第2の外周部とを接合する第4の接合部とを有する、助手席用エアバッグ。
  2. 前記第1の接合部の前記長手方向の長さは、前記第1の接合部の前記幅方向の長さよりも長い、請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  3. 前記第1の接合部の形状は、長円形である、請求項2に記載の助手席用エアバッグ。
  4. 前記メインパネルは、前記第1の中間部から前記長手方向に延伸する一対の延伸部を有し、
    前記第1の中間部は、前記幅方向において前記一対の延伸部よりも幅広である、請求項1から3のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ。
  5. 前記第1の側縁部と前記第2の側縁部は、それぞれ、前記第1の中間部と前記一対の延伸部との間に曲線部分を有し、請求項4に記載の助手席用エアバッグ。
  6. 前記第1の中間部は、前記第1の側縁部側に前記第2の側縁部側に突出するよりも大きく突出する、請求項4又は5に記載の助手席用エアバッグ。
  7. 前記第1の外周部の周長は、前記第2の外周部の周長よりも長い、請求項6に記載の助手席用エアバッグ。
  8. 前記第1のサイドパネルは、車幅方向の内側のパネルであり、前記第2のサイドパネルは、車幅方向の外側のパネルである、請求項1から7のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグと、前記助手席用エアバッグを膨張させるガスを供給するガス供給器とを備える、エアバッグ装置。
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