JP2016051754A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リークパスの発生を抑えた半導体装置の製造方法を提供する。【解決手段】半導体装置10の製造方法は、シリコンを含む層を有する第1の基板を準備する工程と、前記シリコンを含む層に不純物をドープした後に、前記シリコンを含む層を加熱して機能部を形成する工程と、前記機能部を形成した後に、前記シリコンを含む層に素子分離を形成する工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
各種圧力センサーのうち、半導体圧力センサーは、小型、軽量、高感度であることから工業計測、医療などの分野で広く応用されている。中でも、外部から受ける圧力によってたわみ変形するダイヤフラムと、そのダイヤフラム上に熱拡散法、もしくはイオン注入法によって形成されるピエゾ抵抗素子と、ピエゾ抵抗素子への電気接続を行うための配線層などを含む電気回路部と、で構成され、シリコン基板を用いてワンチップ化された半導体圧力センサーの開発が進められている。
このような半導体圧力センサーは、圧力を受けたダイヤフラムの変形に伴って変動するピエゾ抵抗素子の抵抗値を検出することで圧力を測定している。ピエゾ抵抗素子を用いた半導体圧力センサーの感度性能は、S/N比、つまり「検出信号」対「雑音」比で決まる。ここで、検出信号はピエゾ抵抗素子の圧力に対する感度であるから、ダイヤフラムの構造が変形しやすく、曲げ応力が大きくなるほどよい。一方、雑音(ノイズ)はJohnson雑音(熱雑音)、Hooge雑音(1/f雑音)の2つの主要な雑音があり、中でもHooge雑音が支配的であるから、S/N比を大きくするためには、例えば、印加電圧を小さくする、キャリア数を大きくする、抵抗体のサイズを大きくするなどの方法によって、Hooge雑音を小さくすればよい。
Hooge雑音は、主に不純物を注入(ドープ)して拡散させるための熱処理時間が長く、温度が高温であるほど小さくできるので、半導体圧力センサーには、高温に長時間耐えられることが要求される。そのため、例えば特許文献1では、感圧素子領域の周囲を電気的絶縁体部、例えば、窒化シリコン層と酸化シリコン膜とで電気的に分離を行って、高温で長時間熱処理することを可能にした半導体圧力センサーが開示されている。このようにすれば、拡散方程式に従って拡散領域が広がり、ピエゾ抵抗素子(抵抗体)のサイズが大きくなり、Hooge雑音が小さくなる。その結果、半導体圧力センサーとして、ピエゾ抵抗素子の圧力に対する感度が向上し、S/N比が大きくなり、圧力を高感度に検出できることが知られていた。
特開昭62−54477号公報
しかしながら、シリコン基板(単結晶シリコン基板)を用いて機能部(ピエゾ抵抗素子)を形成する際に、素子分離(電気的絶縁体部)の端部の表面にあるシリコン酸化膜(酸化シリコン膜)が、例えば、ドープ後に行うアニールのような熱処理工程において高温に長時間さらされることによって、不純物を吸収してしまい、その結果、素子分離の端部と配線層との間にリークパスが発生してリーク電流が流れて無用な電力を消費してしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る半導体装置の製造方法は、シリコンを含む層を有する第1の基板を準備する工程と、前記シリコンを含む層に不純物をドープした後に、前記シリコンを含む層を加熱して機能部を形成する工程と、前記機能部を形成した後に、前記シリコンを含む層に素子分離を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、素子分離端部のシリコン酸化膜が、アニールなどの熱処理による高温に長時間さらされなくなるので、機能部端と素子分離端部でのストレスを低減することができる。また、機能部端からの不純物の吸出しも軽減することができる。従って、素子分離の端部と配線層との間に発生するリークパス(結晶欠陥)を低減させて、リーク電流が流れて無用な電力が消耗されることを低減することが可能である。
[適用例2]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記素子分離を形成する工程では、トレンチを形成するステップと、前記トレンチに絶縁物を配置するステップと、を含むことを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、素子分離領域を狭くしても第1の基板の表面近傍にドープされた不純物が、熱処理時に第1の基板の表面方向に拡散することを低減できるので、LOCOS法により素子分離を形成する場合と比較して、集積度を向上させることができる。
[適用例3]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記素子分離を形成する工程では、LOCOS法により素子分離を形成するステップを含むことを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、STI(Shallow Trench Isolation)法で形成する場合と比較して、工程が簡単であり素子分離を容易に形成することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記機能部がピエゾ抵抗素子を有することを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を検出することによって、機能部が変形した変位量を高精度に測定することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記機能部がダイヤフラムに含まれていることを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、ダイヤフラムが変形した変位量を機能部にて検出することによって、半導体装置が受けた圧力を測定することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記ダイヤフラムが前記第1の基板の凹部の内底部に配置され、前記第1の基板に対して、前記凹部の開口部とは反対側に圧力基準室を形成する工程を含むことを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、半導体装置をCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスで機能部と、機能部を制御する半導体集積回路と、を一体化して製作できる。つまり、機能部と半導体集積回路とをワンチップ化することが可能になる。
さらに、ダイヤフラムが外部から受ける圧力と比較するために一定の気圧に密閉されている圧力基準室を形成する際に、新たな基板を必要としないので、半導体装置の低コスト化、低背化を実現できる。従って、短時間で効率よくダイヤフラムおよび圧力基準室を形成でき、生産性を向上させることができる。
[適用例7]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記ダイヤフラムが前記第1の基板の凹部の内底部に配置され、前記凹部の開口部を塞ぐように第2の基板を貼り合せて圧力基準室を形成する工程を含むことを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、第1の基板に対して、凹部の開口部とは反対側に圧力基準室を形成する必要がなくなる。そのため、スパッタリング法などを用いてマスキング位置を合わせる封止工程が省略できるので工程が容易になる。
[適用例8]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記半導体装置が物理量センサーであることを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、低消費電力化された半導体装置で物理量を測定することが可能になる。
[適用例9]上記適用例に記載の半導体装置の製造方法は、前記半導体装置が圧力センサーであることを特徴とする。
本適用例の半導体装置の製造方法によれば、低消費電力化された半導体装置で圧力を測定することが可能になる。
第1実施形態に係る圧力センサーの概略を示す平面図。 図1中のA−A線の断面図。 第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示すフローチャート。 (a)〜(f)第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示す工程図。 (g)〜(j)第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示す工程図。 (k)〜(n)第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示す工程図。 (a)〜(e)第1実施形態に係る圧力センサーの素子分離工程の詳細を示す工程図。 第1実施形態の変形例に係る圧力センサーの断面を示す断面図。 第2実施形態に係る圧力センサーの素子分離工程における断面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにして、説明を分かりやすくするため、各層や各部材の尺度を実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
<第1実施形態>
本実施形態に係る半導体装置10としての圧力センサー20の製造方法に沿って、半導体装置10の製造方法について説明する。なお、以下の図においては、同一または類似の構成要素には、同一または類似の参照符号を付して示す。
[圧力センサーの構造]
まず、第1実施形態に係る圧力センサーの構造について図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態に係る圧力センサーの概略を示す平面図である。図1に示すように、圧力センサー20は、後述するSOI基板14上に形成されている回路領域11とセンサー領域12とから構成されている。回路領域11には圧力を測定する電気的動作や信号を制御する制御回路として、例えば、CMOS回路のような半導体集積回路15が設けられており、センサー領域12には、圧力を検出する圧力検出部13が設けられている。
圧力検出部13は、ダイヤフラム30と、ダイヤフラム30上に配置されているピエゾ抵抗素子31と、などから構成されている。圧力検出部13は、ダイヤフラム30の変形に伴って変動するピエゾ抵抗素子31の抵抗値を検出することによって、圧力センサー20が受けた圧力を測定することができる。
本実施形態では、ダイヤフラム30の平面視形状は略矩形状であり、ピエゾ抵抗素子31はダイヤフラム30の外形に沿ってダイヤフラム30上に4つ配置されている。また、4つより多く配置されていてもよいが、その場合には半導体集積回路15の構成が複雑になる。
以下においては、検出手段がピエゾ抵抗素子31であるものを例に挙げて説明するが、検出手段は、ダイヤフラム30の歪みを検出することができるものであればよく、圧電素子であってもよいし、ダイヤフラム30の歪みを静電容量の変化として検出するものであってもよい。
ピエゾ抵抗素子31の抵抗値の検出方法としては、4つのピエゾ抵抗素子31を繋いで極微小な抵抗変動を出力電圧として検出するホイートストーンブリッジ構造が用いられており、一般的には、P型ドープシリコン層を抵抗素子とすることが多い。以下、本実施形態の圧力検出部13の具体的な構成について、図2を参照しながら各部を順次説明する。
図2は、図1中のA−A線の断面図である。なお、以下の図では、説明の便宜上、支持基板33と絶縁層34とが重なる方向から見た時の平面視において、絶縁層34側の面を上面、支持基板33側の面を下面とし、支持基板33に順に絶縁層34、およびSOI(Silicon On Insulator)層35が積層される方向を上方向、それとは反対の方向を下方向として説明する。
図2に示すように、圧力検出部13は、支持基板33、絶縁層34、SOI層35、窒化膜36、第1配線層37、第1酸化膜38、第2酸化膜39、第2配線層40、保護膜41、貫通孔42、被覆層43、側壁部45、圧力基準室49、電気回路部(図示せず)などから構成されている。
また、シリコンを含む層を有する第1の基板としてのSOI基板14は、支持基板33、支持基板33の上面に積層されている絶縁層34、さらに絶縁層34の上面に貼り合わされているSOI層35などから構成されている積層板である。
支持基板33は単結晶シリコン基板で構成されており、下面の一部を薄肉化して形成された凹部の内底部30aにダイヤフラム30が配置されている。つまり、ダイヤフラム30の上下方向の厚さは、支持基板33の外周部33aと比較して薄くなっており、外部から圧力を受けることによって変形しやすくなっている。ダイヤフラム30の平面視形状は、図1では略矩形状で図示されているが、これに限定されず、多角形、円形、だ円形などの形状であってもよい。
支持基板33は単結晶シリコン基板などの半導体基板であることが好ましいが、セラミックス基板、ガラス基板、サファイア基板、ダイヤモンド基板、合成樹脂基板などの各種基板を用いることができる。支持基板33に半導体基板を用いる場合には、予め、あるいは工程途中において半導体集積回路15、例えば、MOSトランジスターのようなCMOS回路などを作り込んでおくことができる。
絶縁層34はBOX(Buried Oxide)層と呼ばれる埋め込み酸化膜であり、SiO2を含む層で構成されている。SOI層35は、機能部としてのピエゾ抵抗素子31、層間絶縁膜である素子分離層32を含んで形成されており、単結晶シリコンで構成されているため、ピエゾ抵抗素子31の低消費電力化、微細化、3次元化などに有用である。また、素子分離の観点でも素子間のシリコン(Si)を残すことなく取り除いて分離できるため、高耐圧の素子を混載したりCMOS回路のラッチアップを低減したりすることが可能である。
素子分離層32は、後述するようにシリコン酸化膜で形成されており、ピエゾ抵抗素子31などの機能領域とSOI層35に含まれる他の領域とを電気的に分離している。
さらに、SOI層35には、CMOSプロセスで不純物の注入(ドープ)と各種電極および配線構造を付与することによって、トランジスターなどの半導体素子を含む電気回路部(図示せず)が形成されている。
SOI層35の上面には窒化膜36が設けられており、窒化膜36は、SOI層35や第1酸化膜38をエッチングする際にエッチングストッパーとしての機能を備えており、例えば、窒化シリコン(Si34)で構成されている。
次に、第1配線層37は、窒化膜36の上面に形成されている第1配線層底部37aと、上下方向に柱状に形成されている第1配線層柱部37bと、第1配線層柱部37bの上部に形成されている第1配線層上部37cと、から構成されており、SOI基板14に形成されている配線、つまり、電気回路部の一部を構成する配線に電気的に接続されている。
第1配線層底部37aの上面には第1酸化膜38が積層されており、さらに、第1酸化膜38の上面には第2酸化膜39が積層されている。第1酸化膜38、第2酸化膜39はCVD(Chemical Vapor Deposition)酸化膜であり、図2では共に1層構造で示されているが多層構造で構成してもよい。
第1酸化膜38と第2酸化膜39とが重なっている2層の酸化膜において、周囲を後述する側壁部45で囲まれている領域(以下、犠牲層と言う)をリリースエッチングすることによって圧力基準室49が形成される。
圧力基準室49の内部圧力(以下、基準圧力と言う)は、圧力検出部13が外部から受ける圧力(以下、外圧と言う)と比較するための基準となるように一定の気圧に保たれている。つまり、基準圧力と外圧との圧力差によってダイヤフラム30が変形して歪みを発生し、ダイヤフラム30の歪みの大きさに応じてピエゾ抵抗素子31の抵抗値が変化するので、外圧を受けていない時と外圧を受けている時との抵抗値を比較し、演算することによって外圧を精度よく測定することができる。
圧力センサー20は、基準圧力を減圧状態とした場合には、真空状態を基準として圧力を検出する絶対圧センサーとして用いることができ、基準圧力を略大気圧状態とした場合にはゲージ圧センサーとして用いることができる。基準圧力の状態は、圧力センサー20の用途に応じて、後述する被覆層43の封止条件を変えることによって決定される。
つまり、基準圧力は必ずしも大気圧より気圧が低い減圧状態でなくてもよく、略大気圧であってもよいし、大気圧より気圧が高い加圧状態であってもよいが、一般に、基準圧力は減圧状態に保たれており、本実施形態では10Pa以下となっている。
また、本実施形態の圧力センサー20は、ダイヤフラム30が支持基板33(SOI基板14)の下面の凹部の内底部30aに配置されており、SOI基板14に対して、凹部の開口部30bとは反対側に圧力基準室49を形成する工程を含んでいるので、圧力検出部13をCMOSプロセスによって半導体集積回路15と一体化して容易に製作できる。
すなわち、本実施形態の圧力センサー20は、ピエゾ抵抗素子31と、電気回路部と、半導体集積回路15と、が同じ面に形成されるので、半導体集積回路15と同じ製造プロセスにおいてワンチップ化して製造することができる。従って、ピエゾ抵抗素子31、電気回路部と、半導体集積回路15と、が別チップで構成されている場合に、チップ間を電気的に接続するために必要となるワイヤーボンディング工程やバンプなどを形成する工程が省略できる。そのため、設計者が意図しない抵抗や容量による損失またはノイズ成分の発生を低減させることが可能となる。
さらに、圧力基準室49を形成する際に新たな基板を必要とせず、ピエゾ抵抗素子31を正確かつ容易に微細加工できるので、圧力センサー20が、本実施形態のピエゾ抵抗素子31を有することによって、圧力センサー20の低コスト化、小型化・低背化を実現できる。従って、短時間で効率よくダイヤフラム30および圧力基準室49を形成でき、生産性を向上させることができる。
次に、第2配線層40は、上下方向に柱状に形成されている第2配線層柱部40bと、圧力基準室49、第2酸化膜39を覆うようにして形成されている第2配線層上部40cと、から構成され、第1配線層37と同様にアルミニウム(Al)で形成されている。
先述した第1配線層37および第2配線層40などによって形成されるパターン配線が、ピエゾ抵抗素子31と半導体集積回路15とを電気的に接続している電気回路部の一部を構成している。なお、図2では、電気回路部の図示を省略しているため、第2配線層40は、第2酸化膜39の上面と側壁部45を構成する部分だけを図示している。
また、第2配線層40には、犠牲層をリリースエッチングする際にエッチング液が導入される圧力基準室49に貫通している貫通孔42が設けられている。言い換えれば、貫通孔42は導入されるエッチング液によって犠牲層を除去し、圧力基準室49を形成するためのエッチング孔であり、第2配線層上部40cに間隔をあけて形成されている。
次に、側壁部45は、第1配線層柱部37b、第1配線層上部37c、第2配線層柱部40bなどから構成され、SOI基板14を平面視した時に、圧力基準室49を枠状に囲んでいる。言い換えれば、圧力基準室49は下面が窒化膜36、側面が側壁部45、上面が第2配線層上部40cからなる密閉された空間である。これらは、エッチング液、例えば、緩衝沸酸BHFに対して耐性があり、エッチングストッパーとしての機能を備えている。
側壁部45の上面には、後述する半導体プロセスで一般的なリリースエッチング工程において、SOI基板14を平面視した時に、側壁部45より外側に配置されている第1酸化膜38、第2酸化膜39がエッチングされないように保護膜41が積層されている。保護膜41は、エッチング液に耐えられる材料であればよく、例えば、窒化シリコン(Si34)、またはポリイミド、エポキシ、絶縁レジストなどの樹脂材料で構成されている表面保護膜(パシベーション膜)を用いることができる。
さらに、第2配線層40、保護膜41の上面には貫通孔42を塞ぐように被覆層43が積層されている。被覆層43は、第2配線層40に設けられている貫通孔42を封止して、圧力基準室49の気密を保っている。被覆層43は、例えば、スパッタリング法を用いてアルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)などの金属、その他の導電性材料などで形成されているが、これに限定するものではない。例えば、CVD法を用いた酸化シリコンや窒化シリコンなどの絶縁体、モリブデン(Mo)、タングステン(W)などの高融点金属で形成されていてもよい。
[圧力センサーの製造方法]
次に、本実施形態に係る半導体装置10としての圧力センサー20の製造方法を説明する。
図3は、第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示すフローチャートである。また、図4(a)〜(f)、図5(g)〜(j)、図6(k)〜(n)は、第1実施形態に係る圧力センサーの製造方法を示す工程図である。以下、図3、図4(a)〜(f)、図5(g)〜(j)、図6(k)〜(n)を参照して、半導体装置10としての圧力センサー20の製造方法について説明する。
(SOI基板を準備する工程 ST1)
SOI基板14の製造方法は、SIMOX(Separation by Implantation of Oxygen)方式、貼り合わせ方式などがある。ここでは、貼り合わせ方式として、図4(a)に示すように、支持基板33の上面に、CVD法などによりシリコン酸化膜、窒化酸化シリコン膜などで構成された絶縁層34を形成し、さらに絶縁層34の上面にSOI層35を貼り合せることによって形成されるSOI基板14を準備する。
(不純物注入工程 ST2)
図4(b)に示すように、SOI層35の上面のピエゾ抵抗素子31を形成する領域に、例えば、Bo(ボロン)、またはB(ホウ素)などの不純物をイオン注入法により注入(ドープ)する。
(熱処理工程 ST3)
図4(c)に示すように、SOI基板14を熱処理(アニール)して、注入された不純物を拡散させる。熱処理は、例えば、約1200℃の温度で3時間程度行う。これにより、SOI層35(SOI基板14)の表面近傍に注入された不純物が熱拡散して、ピエゾ抵抗素子31が形成される。
(素子分離工程 ST4)
図4(d)に示すように、STI法を用いて、SOI層35の表面を酸化して素子分離を行うことによって、SOI層35のうちピエゾ抵抗素子31が配置されている領域を除いて、シリコン酸化膜で構成された素子分離層32が形成される。以下に、STI法を用いて、素子分離をする方法について、図7を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る圧力センサーの素子分離工程の詳細を示す工程図である。
[トレンチ形成工程]
まず、図7(a)、(b)に示すように、SOI基板14(SOI層35)を熱酸化して、SOI基板14の最上面に配置されているSOI層35に酸化シリコン膜57を形成する。その後、CVD法を用いて酸化シリコン膜57の上面に窒化シリコン膜58を積層する。
次に、フォトリソグラフィーによって窒化シリコン膜58の上面にレジストマスク(図示せず)を形成し、パターニングしてSOI層35のトレンチ51に対応する部分を開口させる。そして、レジストマスクを介して下方向に窒化シリコン膜58、酸化シリコン膜57、SOI層35を順にエッチングしてトレンチ51を形成する。
[トレンチの内壁の酸化]
図7(c)に示すように、トレンチ51の内壁53を加熱して酸化する。
[絶縁物充填工程、平坦化工程]
図7(d)に示すように、CVD法などを用いて内壁53が酸化されたトレンチ51に絶縁物52を充填する。絶縁物52としては、TEOSを原料としたシリコン酸化膜が挙げられる。そして、絶縁物52を緻密化するために、トレンチ51内に絶縁物52を充填した後、絶縁物52が熱処理されてもよい。
図7(e)に示すように、例えばCMP法などにより、SOI層35の上面に形成されている不要な絶縁物52を平坦化し、その後、窒化シリコン膜58を剥離することによって、素子分離層132が完成する。こうして、SOI層35に含まれている素子分離層132が、ピエゾ抵抗素子31の配置領域を除いて形成されてST4が完了する。
以上のことから、STI法は後述するLOCOS法と比較して、バーズビークを生じる問題がなく、凹凸の少ない微細な素子分離層132を形成することが可能である。バーズビークとは、素子分離層132が、本来、機能素子(ピエゾ抵抗素子31)となるべき領域にも拡大される現象であり、バーズビークが発生すると、形成された機能素子の実際の寸法が設計された寸法より小さくなってしまう。
バーズビークを低減させるには熱酸化量を小さくすればよいが、熱酸化量を小さくすると、素子分離能力が低下してしまう。従って、半導体装置10が小型化されるにつれて、バーズビークの低減と素子分離能力の維持とを両立させることが困難になる。そこで、近年ではLOCOS法に代わるものとして、先述したように、バーズビークを低減することが可能なSTI法と呼ばれる素子分離をする方法が用いられている。
STI法を用いて素子分離を行う場合には、SOI基板14に垂直な方向(上下方向)におけるトレンチ51の大きさ、言い換えれば、トレンチ51の深さを大きくすることによってLOCOS法と比較して分離幅を狭くすることができる。また、横方向への分離膜の拡散を低減させることができるため、高い素子分離能力と小型化を両立した半導体装置10を実現させることができる。すなわち、従来よりも集積度を高めた半導体装置10を製造することが可能となる。
これまで説明したように、ST2、ST3、ST4の順に工程を実施することによって、ST4を実施する際には、すでにST2、ST3が完了している。従って、素子分離層32の端部の表面32aに形成されているシリコン酸化膜がアニールなどの熱処理により高温に長時間さらされることがない。
その結果、機能部端と素子分離端部でのストレスを低減し、素子分離層32の端部の表面32aと第1配線層37などの配線層との間にリークパスが発生することを低減できるので、リーク電流が流れて無用な電力が消耗されることを低減できる。
(第1配線層底部形成工程 ST5)
次に、図4(e)に示すように、SOI基板14の上面にスパッタリング法、CVD法などにより窒化膜36を積層する。さらに、窒化膜36の上面に第1配線層底部37aを形成する。第1配線層底部37aは、例えば、アルミニウム(Al)をスパッタリングし、フォトリソグラフィーによりパターニングして形成されるが、電気伝導率(導電率)の高い材料である白金(Pt)、金(Au)、銅(Cu)を用いてもよい。
また、モリブデン(Mo)、タングステン(W)などの高融点金属でもよく、電気回路部を構成する導電材料や配線材料と同じであることが好ましい。また、第1配線層37を導電性ポリシリコンで形成してもよい。第1配線層底部37aはピエゾ抵抗素子31と電気的に接続されている。
(第1酸化膜形成工程 ST6)
図4(f)に示すように、第1配線層底部37aの上面に、犠牲層の一部を構成する第1酸化膜38を積層する。半導体プロセスにおいて、第1酸化膜38は層間膜(IMD(Inter Metal Dielectric))として、例えば、シリコン酸化膜、TEOS(Tetra ethoxy silane)などで構成されており、CVD法、スパッタリング法などによって形成される。
第1酸化膜38は、その後、例えば、PSG(Phospho Silicate Glass)膜を用いて平坦化される。半導体プロセスの世代によっては、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて平坦化されてもよい。
(第1配線層柱部・第1配線層上部形成工程 ST7)
次に、図5(g)に示すように、フォトリソグラフィーにより第1酸化膜38をパターニングして、第1配線層底部37aと電気的に接続する孔(露出部)を形成し、その孔に先述した側壁部45の一部を構成する第1配線層柱部37bを形成する。
さらに、第1酸化膜38の上面に、SOI基板14を平面視した時に、第1配線層柱部37bと一部が重なるように、側壁部45の一部を構成する第1配線層上部37cを積層する。第1配線層柱部37b、および第1配線層上部37cは、例えば、アルミニウム(Al)を用いたスパッタリング法、または、CVD法などにより形成し、フォトリソグラフィーによりパターニングすることで、互いに電気的に接続するように形成される。
(第2酸化膜形成工程 ST8)
図5(h)に示すように、第1配線層上部37c、および第1酸化膜38の上面に、第1酸化膜38と共に犠牲層の一部を構成する第2酸化膜39を積層する。第2酸化膜39も層間膜として、例えば、CVD法、スパッタリング法などによって、シリコン酸化膜、PSG膜などで構成されている。
図5(h)では、第2酸化膜39は1層構造で図示しているが、例えば3層構造で構成されていてもよい。その場合は、まず、第1層としてCVD酸化膜を積層し、その上面に第2層としてSOG(Spin On Glass)膜を形成し、CMP法などによって平坦化処理される。さらに、その上面に第3層として再度CVD酸化膜を積層する。
(第2配線層形成工程 ST9)
図5(i)に示すように、第2酸化膜39の一部にフォトリソグラフィーにより第1配線層上部37cと電気的に接続する孔(露出部)を形成し、その孔に側壁部45の一部を構成する第2配線層柱部40bを形成する。
その後、第2酸化膜39の上面に、SOI基板14を平面視した時に、第2配線層柱部40bと一部が重なるように第2配線層上部40cを積層する。第2配線層柱部40b、第2配線層上部40cは、第1配線層37と同様に、アルミニウム(Al)を用いたスパッタリング法、または、CVD法などにより形成し、フォトリソグラフィーによりパターニングすることで、互いに電気的に接続するように形成される。
さらに、第2配線層上部40cに、犠牲層(第1酸化膜38、第2酸化膜39)をエッチングするエッチング液が導入されるための貫通孔42をエッチングにより形成する。
(保護膜形成工程 ST10)
図5(j)に示すように、CVD法などによって保護膜41を積層し、フォトリソグラフィーによりパターニングして第2配線層40に設けられている貫通孔42が露出するように開口を設ける。
(リリースエッチング工程 ST11)
次に、図6(k)に示すように、貫通孔42よりエッチング液が導入され、犠牲層としての側壁部45で囲まれている第1酸化膜38、および第2酸化膜39がエッチングされることによって圧力基準室49が形成される。この場合のエッチング液としては、沸酸(HF)や緩衝沸酸(BHF)などが挙げられる。あるいは、エッチングガスとして沸酸系ガス(蒸気)を供給してドライエッチングすることによってエッチングすることも可能である。
(封止工程 ST12)
図6(l)に示すように、ST11が終了し、圧力基準室49を洗浄した後、保護膜41に覆われていない部分が封止されるように、第2配線層上部40cから保護膜41の上面にかけて被覆層43を積層する。被覆層43は、先述したように、例えば、スパッタリング法を用いてアルミニウム(Al)などの導電性材料で形成されている。このようにして、貫通孔42は被覆層43により封止され、犠牲層がリリースエッチングによって除去された空間となる。つまり、圧力基準室49が気密状態に維持された密閉空間となる。
(研削工程 ST13)
図6(m)に示すように、ダイヤフラム30を形成するのに必要な板厚を残して、支持基板33の下面を研削して支持基板33の板厚を薄くする。
(ダイヤフラム形成工程 ST14)
最後に、図6(n)に示すように、支持基板33の下面に、例えば、ドライエッチングを行うことによってダイヤフラム30を形成する。なお、ダイヤフラム30を形成する方法としては、ドライエッチングに限らず、ウェットエッチングなどであってもよい。
これにより圧力検出部13が形成され、この圧力検出部13を回路領域11の半導体集積回路15と組み合わせることにより、圧力センサー20が完成する。なお、圧力センサー20が有する電気回路部に含まれるMOSトランジスターなどの能動素子、コンデンサー、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線などの回路は、上述した例えば、ST4、ST5、ST7、ST9などの工程の途中で作り込んでおくことができる。
以上のことから、本実施形態の圧力センサー20の製造方法によれば、素子分離層32の端部の表面32aに形成されているシリコン酸化膜がアニールにより高温にさらされなくなるので、不純物などの吸収を低減することができる。その結果、素子分離層32の端部の表面32aのシリコン酸化膜と第1配線層37などの配線層との間に発生するリークパスを低減させて、リーク電流が流れることを低減することができる。従って、圧力センサー20を低消費電力化することが可能となる。
なお、本実施形態の半導体装置10では、半導体基板上にCMOSプロセスと同様の半導体製造工程を実施して、圧力検出部13を有する圧力センサー20について説明しているが、本発明は圧力センサー20に限らない。例えば、加速度検出素子、角速度検出素子などの圧力検出部13以外の各種の機能素子を備えている物理量検出素子に変更することによって、加速度センサー、ジャイロセンサー、触覚センサーなどの物理量センサーにも適用可能である。
また、本実施形態では半導体基板を用いて、機能素子(ピエゾ抵抗素子31)が半導体集積回路15と一体化している半導体装置10で説明しているが、半導体基板以外の基板を用いてもよい。あるいは、機能素子が半導体集積回路以外の電気回路部と接続されているものであってもよい。
<変形例>
次に、第1実施形態の変形例に係る圧力センサー120の構造について図面を参照して説明する。変形例に係る圧力センサー120の製造工程は、上記の第1実施形態の圧力センサー20の製造工程と比較して、圧力基準室を形成する製造方法が異なるものである。上記第1実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1実施形態と異なる工程を中心に説明する。
図8は第1実施形態の変形例に係る圧力センサー120(圧力検出部113)の断面を示す断面図である。図8に示すように、第1実施形態と同様に、ダイヤフラム30が支持基板33の凹部の内底部30aに配置されている。しかし、変形例では支持基板33の凹部の開口部30bを塞ぐように、第2の基板としてのガラス台座61を支持基板33の下面の外周部33aに貼り合わせて、圧力基準室149を形成する製造方法を含んでいることが第1実施形態と異なっている。
以下に変形例に係る圧力センサー120の製造工程のうち、第1実施形態と異なる部分について説明する。
[圧力センサーの製造方法]
本変形例においても、第1実施形態で説明したST11までは同じ製造工程である。
ST11を終了し、第2配線層40の上面に被覆層43を積層せずに、貫通孔42をそのまま外部に解放された状態にする。すなわち、第1実施形態では圧力基準室49を形成した部分が、本変形例では、外部と連通してダイヤフラム30に外圧を伝えることが可能な受圧室69となっている。
次に、第1実施形態と同様に、ダイヤフラム30を形成するのに必要な板厚を残して、支持基板33の下面を研削して支持基板33の板厚を薄くして、支持基板33の下面に外周部33aよりも薄肉なダイヤフラム30を形成する。
次に、支持基板33(SOI基板14)の下面の外周部33aに、例えば、陽極接合によってガラス台座61を接合する。このようにして、支持基板33とガラス台座61に挟まれて形成された空間に圧力基準室149が形成される。
つまり、本変形例においては、外部から圧力を受ける受圧部は窒化膜36の上面になる。そのため、窒化膜36が外部からの圧力を受けて変形して発生した歪みが、SOI基板14を介してダイヤフラム30に伝わり、その歪みの大きさに応じてダイヤフラム30が変形することによって圧力基準室149の圧力と比較して外圧を測定することになる。
以上のことから、第1実施形態では、圧力基準室49がSOI基板14に対して凹部の開口部30bとは反対側に配置されていたが、本変形例においては、圧力基準室49を凹部の開口部30bとは反対側に配置する必要がなくなる。そのため、スパッタリング法などを用いてマスキング位置を合わせる封止工程が省略できるので製造工程が容易になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る圧力センサー20の製造方法を図9に沿って説明する。
第2実施形態に係る圧力センサー20の製造工程は、上記第1実施形態の圧力センサー20の製造工程と比較して、素子分離工程ST4が異なるものである。上記第1実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1実施形態と異なるST4を中心に説明する。
(素子分離工程 ST4)
図9は第2実施形態に係る圧力センサーの素子分離工程における断面図である。図9に示すように、本実施形態は、第1実施形態で説明したSTI法に代わって、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって素子分離をする圧力センサー20の製造方法である。
具体的には、図9に示すように、SOI層35にLOCOSを形成したい箇所を除いてSiN膜を形成し、このSiN膜をマスクとして熱酸化することによって素子分離層32が形成される。
このようなLOCOS法を用いることによって、STI法と比較して、容易に素子分離をすることが可能になる。
10…半導体装置、11…回路領域、12…センサー領域、13…圧力検出部、14…SOI基板、15…半導体集積回路、20…圧力センサー、30…ダイヤフラム、30a…内底部、30b…開口部、31…ピエゾ抵抗素子、32…素子分離層、32a…端部の表面、33…支持基板、33a…外周部、34…絶縁層、35…SOI層、36…窒化膜、37…第1配線層、37a…第1配線層底部、37b…第1配線層柱部、37c…第1配線層上部、38…第1酸化膜、39…第2酸化膜、40…第2配線層、40b…第2配線層柱部、40c…第2配線層上部、41…保護膜、42…貫通孔、43…被覆層、45…側壁部、49…圧力基準室、51…トレンチ、52…絶縁物、53…内壁、57…酸化シリコン膜、58…窒化シリコン膜、61…ガラス台座、69…受圧室、113…圧力検出部、120…圧力センサー、132…素子分離層、149…圧力基準室。

Claims (9)

  1. シリコンを含む層を有する第1の基板を準備する工程と、
    前記シリコンを含む層に不純物をドープした後に、前記シリコンを含む層を加熱して機能部を形成する工程と、
    前記機能部を形成した後に、前記シリコンを含む層に素子分離を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記素子分離を形成する工程では、
    トレンチを形成するステップと、
    前記トレンチに絶縁物を配置するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記素子分離を形成する工程では、LOCOS法により素子分離を形成するステップを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記機能部がピエゾ抵抗素子を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記機能部がダイヤフラムに含まれていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ダイヤフラムが前記第1の基板の凹部の内底部に配置され、前記第1の基板に対して、前記凹部の開口部とは反対側に圧力基準室を形成する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ダイヤフラムが前記第1の基板の凹部の内底部に配置され、前記凹部の開口部を塞ぐように第2の基板を貼り合せて圧力基準室を形成する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体装置が物理量センサーであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体装置が圧力センサーであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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TWI820072B (zh) * 2017-12-28 2023-11-01 日商昭榮化學工業股份有限公司 半導體奈米粒子、及芯-殼型半導體奈米粒子

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