JP2016050718A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016050718A
JP2016050718A JP2014176722A JP2014176722A JP2016050718A JP 2016050718 A JP2016050718 A JP 2016050718A JP 2014176722 A JP2014176722 A JP 2014176722A JP 2014176722 A JP2014176722 A JP 2014176722A JP 2016050718 A JP2016050718 A JP 2016050718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
fin group
heat transfer
fins
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6661880B2 (ja
Inventor
慶成 前間
Yoshinari Maema
慶成 前間
佑 廣崎
Yu Hirosaki
佑 廣崎
美弘 佐々木
Yoshihiro Sasaki
美弘 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2014176722A priority Critical patent/JP6661880B2/ja
Publication of JP2016050718A publication Critical patent/JP2016050718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6661880B2 publication Critical patent/JP6661880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】熱交換効率の低下を抑制する。【解決手段】銅製の第1の伝熱管11と、第1の伝熱管と交差し複数のフィンからなる第1フィン群12と、第1の伝熱管の端部を接続する銅製の接続部とを含む主熱交換器10と、第2の伝熱管21と、第2の伝熱管と交差し複数のフィンからなる第2フィン群22と、第2の伝熱管の端部に接続されるアルミ製のヘッダ23とを含み、主熱交換器の風上側に配置される補助熱交換器20とを備え、第1フィン群はフィンの積層方向の両端に第1側板14を有し、ヘッダは第2側板24を有し、第1側板と第2側板はヘッダと接続部とが所定の距離をもって配置されるように固定具によって固定され、第2フィン群は第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有する空気調和機1。【選択図】図4A

Description

本発明は、扁平管を用いたパラレルフロー型熱交換器及び円管を用いたクロスフィンチューブ型熱交換器を備える空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室内熱交換器としては、断面円形の伝熱管(以下、円管と呼ぶ)を用いたフィンチューブ熱交換器が使用されている。一般的なフィンチューブ熱交換器は、冷媒が流通する銅製の円管と、円管と交差するアルミ製のフィン群と、円管の端部を接続する銅製のU字管とを備えている。
近年、空気調和機に搭載される熱交換器においては、高価格である銅材の削減及び熱交換効率を向上させる目的で、銅製である従来の円管からアルミ製の扁平管への変更が検討されている(例えば、特許文献1参照)。アルミ製の熱交換器は、一般的に伝熱管として扁平管が用いられており、冷媒が流通するアルミ製の扁平管と、扁平管と交互に積層される波板状(コルゲート)のフィン群と、扁平管の端部に接続されるアルミ製のヘッダとを備えたパラレルフロー型熱交換器(以下、扁平管熱交換器と呼ぶ)が知られている。
空気調和機の室内機に搭載される室内熱交換器は、主熱交換器と、主熱交換器の風上側の一部に設けられた補助熱交換器とで構成されているものがある。現行の主熱交換器では、冷媒の分流構造が複雑化しているので、扁平管熱交換器のヘッダで現行の分流構造を再現することは難しい。しかし、分流構造が単純な補助熱交換器であれば扁平管熱交換器への変更は容易である。したがって、従来の円管を用いたフィンチューブ熱交換器(以下、円管熱交換器と呼ぶ)からなる主熱交換器の風上側の一部に扁平管熱交換器からなる補助熱交換器を設けた室内熱交換器が提案される。
図6〜図10は、円管熱交換器100からなる主熱交換器の風上側の一部に扁平管熱交換器200からなる補助熱交換器が設けられた室内熱交換器を示している。このとき、図8に示すように、扁平管熱交換器200のアルミ製ヘッダ201と、円管熱交換器100の銅製ヘアピン管101とが近接していると、水滴によるブリッジ等で電食が発生し、ヘッダ201が腐食する可能性があるので、図6及び図7に示すように、扁平管熱交換器200のヘッダ201は、円管熱交換器100のヘアピン管101と電食が生じない距離L1をもって配置する必要がある。
また、図9に示すように、主熱交換器に補助熱交換器を固定する際には、それぞれに設けられた側板102、202同士を固定するという方法が用いられる。このとき、側板102、202同士の固定位置を調整することで、上記の距離Lを確保できるだけでなく、距離L1により生じる側方の隙間S1も側板102、202で遮蔽することが可能になる。
しかしながら、扁平管熱交換器200では、その製造段階において、ヘッダ201とフィン群203との間に隙間S2を設ける必要がある。そして、この隙間S2は、扁平管熱交換器200のフィン群203と円管熱交換器100のフィン群103との間に存在する大きな隙間S3に連通するため、フィン群203の設置範囲に比べて空気抵抗が小さい空気流入経路となってしまい、その結果、隙間S2を介して多くの空気が隙間S3に流入し、補助熱交換器である扁平管熱交換器200の熱交換効率が低下するという問題があった。さらに、フィン群203が上下方向に連通していないため、凝縮水の排水性がよくないという問題があった。
なお、図10に示すように、補助熱交換器である扁平管熱交換器200に、隙間S2を塞ぐシール部材204を設けることが考えられるが、このようなシール部材204を設けると、シール部材204の風下領域Rに空気が流入しづらくなるので、主熱交換器である円管熱交換器100の熱交換効率が低下するという問題があった。
特開2014−88993号公報
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、円管熱交換器の風上側に扁平管熱交換器を設けるにあたり、円管熱交換器のヘアピン管と扁平管熱交換器のヘッダとを電食防止のために離間させて配置した場合であっても、扁平管熱交換器のフィン群とヘッダとの間の隙間や、扁平管熱交換器のフィン群と円管熱交換器のフィン群との間の隙間に起因する熱交換効率の低下を抑制することができる空気調和機の提供を目的とする。併せて、ヘアピン管とヘッダとの隙間を確保するためのスペーサーを必要とせず、しかも、凝縮水の排水性を向上させることができる空気調和機の提供を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものである。
(1)本発明に係る1つの態様は、冷媒が流通する銅製の複数の第1の伝熱管と、前記第1の伝熱管と交差し積層された複数のフィンからなる第1フィン群と、前記第1の伝熱管の端部を接続する銅製の接続部とを含む主熱交換器と、冷媒が流通する複数の第2の伝熱管と、前記第2の伝熱管と交差し積層された複数のフィンからなる第2フィン群と、前記第2の伝熱管の端部に接続されるアルミ製のヘッダとを含み前記主熱交換器の風上側に配置される補助熱交換器と、を備えた空気調和機であって、前記第1フィン群はフィンの積層方向の両端に第1側板を有し、前記ヘッダは第2側板を有し、前記第1側板と第2側板は、前記ヘッダと前記接続部とが所定の距離をもって配置されるように固定具によって固定され、前記第2フィン群は、前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有することを特徴とする。
(2)上記(1)の空気調和機において、前記第2フィン群は、少なくとも両端のフィンが前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有していてもよい。
(3)上記(1)または(2)の空気調和機において、前記第1側板と前記第2側板とによって、前記ヘッダと前記第1フィン群との間の隙間を塞いでいてもよい。
(4)上記(1)〜(3)の空気調和機において、前記第2フィン群を構成する全てのフィンが、前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有してもよい。
本発明によれば、円管を用いた主熱交換器の風上側に扁平管を用いた補助熱交換器を設けた空気調和機において、主熱交換器のヘアピン管と補助熱交換器のヘッダとを電食防止のために離間させて配置した場合であっても、補助熱交換器のフィンとヘッダとの間の隙間から補助熱交換器のフィンと主熱交換器のフィンとの間の隙間に空気が流入することに起因する熱交換効率の低下を抑制することができる。併せて、ヘアピン管とヘッダとの隙間を確保するためのスペーサーを必要とせず、しかも、凝縮水の排水性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の暖房運転時の説明図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の冷房運転時の説明図である。 本発明の実施形態に係る室内熱交換器の構成を示す側面図である。 図3のA矢視図であり、第2フィン群の全部が第1フィン群側に近接している例を示している。 図3のA矢視図であり、第2フィン群の両端のフィンのみが第1フィン群に近接している例を示している。 本発明の実施形態に係る扁平管熱交換器の図であり、(a)は扁平管熱交換器の平面図、(b)は扁平管熱交換器の正面図、(c)は扁平管熱交換器の側面図、(d)はフィンの平面図である。 参考例1に係る室内熱交換器の構成を示す側面図である。 図6のA矢視図である。 参考例2のA矢視図である。 参考例3のA矢視図である。 参考例4のA矢視図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機の暖房運転時の説明図、図2は、本発明の実施形態に係る空気調和機の冷房運転時の説明図である。図1及び図2に示すように、空気調和機1は、室内機2と室外機3とを備えている。室内機2は、後述する複数の円管13(第1の伝熱管)を用いた熱交換器10(以下、円管熱交換器10と呼ぶ)からなる主熱交換器と、主熱交換器の風上側の一部に後述する複数の扁平管21(第2の伝熱管)を用い、複数の扁平管の長さ方向両端に設けられた一対のヘッダ23を備えた熱交換器20(以下、扁平管熱交換器20と呼ぶ)熱交換器20からなる補助熱交換器を設けた室内熱交換器4と、室内熱交換器4の風下側に配置された送風機5とを備えており、送風機5の駆動に応じて吸込口5aから吸込まれた空気が室内熱交換器4を通過して吹出口5bから排出される。また、室外機3には、任意の熱交換器を用いて構成される室外熱交換器6の他に、圧縮機7、膨張弁8及び四方弁9が設けられている。なお、ここでは、主熱交換器として円管熱交換器を、補助熱交換器として扁平管熱交換器を取り上げて説明しているが、伝熱管の形状はそれぞれこれらに限定されるものではなく、種々のものを採用することができる。
図1に示すように、暖房運転時には、室外機3の圧縮機7から吐出した高温高圧のガス冷媒が四方弁9を介して室内機2の室内熱交換器4に流入する。室内熱交換器4(凝縮器)で空気と熱交換した冷媒は凝縮して液化する。このように、室内熱交換器4が凝縮器として機能し、室内熱交換器4で冷媒と熱交換を行い加熱された室内空気が室内に吹き出されることによって、室内機2が設置された室内の暖房が行われる。このとき、冷媒は、まず主熱交換器である風下側の円管熱交換器10に流入してから補助熱交換器である扁平管熱交換器20へ流入する。その後、高圧の液冷媒は、室外機3の膨張弁8を通過することによって減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となり室外熱交換器6へ流入する。室外熱交換器6(蒸発器)で外気と熱交換した冷媒はガス化する。その後、低圧のガス冷媒は、四方弁9を介して圧縮機7に吸入される。
図2に示すように、冷房運転時には、室外機3の圧縮機7から吐出した高温高圧のガス冷媒が四方弁9を介して室外熱交換器6に流入する。室外熱交換器6(凝縮器)で外気と熱交換した冷媒は凝縮して液化する。その後、高圧の液冷媒は、室外機3の膨張弁8を通過することによって減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となり、室内機2の室内熱交換器4へ流入する。室内熱交換器4(蒸発器)で空気と熱交換した冷媒はガス化する。このように、室内熱交換器4が蒸発器として機能し、室内熱交換器4で冷媒と熱交換を行い冷却された室内空気が室内に吹き出されることによって、室内機2が設置された室内の冷房が行われる。このとき、冷媒は、まず補助熱交換器である風上側の扁平管熱交換器20に流入してから主熱交換器である円管熱交換器10へ流入する。その後、低圧のガス冷媒は、四方弁9を介して圧縮機7に吸入される。
図3は、本発明の実施形態に係る室内熱交換器の構成を示す側面図、図4Aは、図3のA矢視図である。図3及び図4Aに示すように、室内熱交換器4の主熱交換器として設けられる円管熱交換器10は、冷媒が流通する銅製の円管11と、円管11と交差し複数の積層されたフィンからなるアルミ製の第1フィン群12と、円管11の端部を接続する銅製のU字管13(接続部)とを備えている。なお、U字管13は円管11と一体となっているものも含まれるものとする。
なお、本実施形態の円管熱交換器10は、空気調和機1の筐体内の前面側下部に略垂直に配置される第1円管熱交換器ユニット10aと、前面側上部に上部が後方に下部が前方に傾斜して配置される第2円管熱交換器ユニット10bと、正面側に上部が前方に下部が後方に傾斜して配置される第3円管熱交換器ユニット10cとを含み、これらの円管熱交換器ユニット10a、10b、10cを接続して構成されているが、本発明の円管熱交換器10は、1つの円管熱交換器ユニットで構成されるものでもよいし、4つ以上の円管熱交換器ユニットを連結して構成されるものであってもよい。
図5は、本発明の実施形態に係る扁平管熱交換器の図であり、(a)は扁平管熱交換器の平面図、(b)は扁平管熱交換器の正面図、(c)は扁平管熱交換器の側面図である。図3〜図5に示すように、室内熱交換器4の補助熱交換器として設けられる扁平管熱交換器20は、冷媒が流通するアルミ製の扁平管21と、扁平管21と交差し空気を通過させるための隙間を設けて積層された複数のフィンからなるアルミ製の第2フィン群22と、扁平管21の両端部に接続されるアルミ製のヘッダ23とを備えており、ヘッダ23がU字管13と電食を生じない距離L1をもって円管熱交換器10(第2円管熱交換器ユニット10b)の風上側に設けられる。
扁平管21は、断面が空気流通方向に延びた扁平な形状を有し、その内部には、空気流通方向に並ぶ複数の冷媒流路21aが並列状に形成されている。そして、扁平管21は、空気が通過するための隙間を設けて平行に配置され、その両端部が一対のヘッダ23に接続される。
ヘッダ23は、円筒形状を有しており、その内部には、流入する冷媒を複数の扁平管21に分流したり、複数の扁平管21から流出する冷媒を合流させるための冷媒流路(不図示)が形成されている。つまり、一方のヘッダ23に供給された冷媒は、複数の扁平管21に分流されて流入する。そして、扁平管21に流入した冷媒は、内部の冷媒流路21aを流れて他端側に到達し、他方のヘッダ23に流出する。このとき、扁平管21においては、扁平管21を流れる冷媒と、扁平管21間の隙間を通過する空気との間で熱交換が行われる。
第2フィン群22は、平面視(図5(a))又は正面視(図5(b))において扁平管21と交差する方向に延在する平板形状のフィン22aを、空気が通過するための隙間を設けて平行に配置されている。図5(d)に示すように、フィン22aは風上側の端部に扁平管21と嵌合する複数の切欠き部22bを有しており、これらの切欠き部22bを扁平管21と嵌合させた状態でろう付けすることにより、フィン22aと扁平管21とが一体的に接合される。
図5の(c)に示すように、第2フィン群22は、側面視において、その風下側端部がヘッダ23の風下側外郭線よりも距離L2をもって風下側に位置するように延出形成される。この距離L2は、円管熱交換器10の第1フィン群12の風上側端部からU字管13の風上側端部までの距離L3と、前述した距離L1とにもとづいて設定することができる。例えば、距離L1から距離L3を減じた値を距離L2に設定する。このようにすると、ヘッダ23がU字管13と電食を生じない距離L1をもって円管熱交換器10の風上側に扁平管熱交換器20を配置したとき、第2フィン群22の風下側端部を、第1フィン群12の風上側端部に近接又は接触させることができる。
図4Aに示すように、円管熱交換器10は、第1フィン群12の積層方向の両端の外側に第1側板14を有し、扁平管熱交換器20は、ヘッダ23の風下側に第2側板24を有している。第1側板14の風上側端部と第2側板24の風下側端部とは、互いに重合するとともに、固定具であるボルトBによって固定されている。このようにすると、ヘッダ23がU字管13と電食を生じない所定の距離L1を確保しつつ、扁平管熱交換器20を円管熱交換器10に固定することができるとともに、距離L1により生じる隙間を第1側板14と第2側板24とによって塞いでいるので、当該隙間から円管熱交換器10と扁平管熱交換器20との間に空気が流入することを回避できる。
扁平管熱交換器20は、その製造方法に起因し、ヘッダ23と第2フィン群22との間に隙間S2が生じる。ここで、扁平管熱交換器20の第2フィン群22と円管熱交換器10の第1フィン群12との間に大きな隙間S3(図9に示す参考例3参照)が存在する場合は、隙間S2が隙間S3に連通し、第2フィン群22の設置範囲に比べて空気抵抗が小さい空気流入経路となってしまうため、隙間S2を介して多くの空気が隙間S3に流入し、扁平管熱交換器20の熱交換効率が低下する虞があるが、本発明の実施形態に係る扁平管熱交換器20では、第2フィン群22の風下側端部が、第1フィン群12の風上側端部に近接又は接触するように延出形成し、隙間S3をきわめて微小にしているので、隙間S2から注入した空気をその下流側に位置する第1フィン群12に導くことができる。ここで、図4Aでは、 第2フィン群22を構成する全てのフィンが第1フィン群12側に近接している例を示しているが、第2フィン群22の構成はこれに限られることなく、例えば図4Bに示すように、第2フィン群22の両端のフィンのみを第1フィン群12に近接又は接触するようにしてもよい。ただしこの場合、第2フィン群22と第1フィン群12との間に生じた隙間に上下方向(図だと紙面に垂直方向)から空気が流入してしまう。よって、図4Aのように第2フィン群22の全部を第1フィン群12側に近接又は接触させることが好ましい。
以上に述べた本発明の実施形態によれば、空気調和機1は、冷媒が流通する銅製の円管11と、円管11と交差し空気を通過させるための隙間を設けて積層された複数のフィンからなる第1フィン群12と、円管11の端部を接続する銅製のU字管13とを含む主熱交換器10と、冷媒が流通する扁平管21と、扁平管21と交差し複数の積層されたフィンからなる第2フィン群22と、扁平管21の端部に接続されるアルミ製のヘッダ23とを含み、円管熱交換器10の風上側に配置される扁平管熱交換器20とを備え、第1フィン群12はフィンの積層方向の両端に第1側板14を有し、ヘッダ23は第2側板24を有し、第1側板14と第2側板24は、ヘッダ23とU字管13とが所定の距離をもって配置されるように固定具のボルトBによって固定され、第2フィン群22は、少なくとも両端のフィンが第1フィン群12の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有するので、扁平管熱交換器20の第1フィン群12とヘッダ23との間に隙間S2が存在しても、この隙間S2を介して第1フィン群12と第2フィン群22との間に多くの空気が流入することを阻止でき、その結果、扁平管熱交換器20の熱交換効率を向上させることができる。さらには、U字管13とヘッダ23の隙間を確保するためのスペーサーを必要とせず、しかも、凝縮水の排水性を向上させることができる。
また、本実施形態の構成によれば、隙間S2を塞ぐ必要がないので、隙間S2の風下領域における空気流通も良好になり、円管熱交換器10の熱交換効率も向上させることができる。
また、本実施形態の構成によれば、扁平管熱交換器20が、ヘッダ23がU字管13と電食を生じない距離L1をもって円管熱交換器10の風上側に設けられるだけでなく、距離L1により生じる隙間が、第1側板14と第2側板24とによって塞いでいるので、当該隙間から扁平管熱交換器20と円管熱交換器10との間に空気が流入することも回避できる。
また、第1側板14と第2側板24は、固定具であるボルトBによって固定されているので、ヘッダ23がU字管13と電食を生じない距離L1を確保しつつ、扁平管熱交換器20を円管熱交換器10に固定することができる。
また、第2フィン群22を構成する全てのフィンが、第1フィン群12の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有するので、扁平管熱交換器20と円管熱交換器10との間の隙間を広範囲で無くし、当該隙間における気流の乱れ等を防止することができる。さらに、第2フィン群22が風下側において上下方向に連通しているので、扁平管熱交換器20であっても、凝縮水の排水性を向上させることができる。特にこの点は、コルゲートフィンを用いた扁平管熱交換器に比べてより顕著な効果である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1…空気調和機、2…室内機、3…室外機、4…室内熱交換器、5…送風機、5a…吸込口、5b…吹出口、6…室外熱交換器、7…圧縮機、8…膨張弁、9…四方弁、10…円管熱交換器、11…円管、12…第1フィン群、13…ヘアピン管、14…第1側板、20…扁平管熱交換器、21…扁平管、21a…冷媒流路、22…第2フィン群、22a…フィン、22b…切欠き部、23…ヘッダ、24…第2側板、

Claims (4)

  1. 冷媒が流通する銅製の複数の第1の伝熱管と、前記第1の伝熱管と交差し積層された複数のフィンからなる第1フィン群と、前記第1の伝熱管の端部を接続する銅製の接続部とを含む主熱交換器と、
    冷媒が流通する複数の第2の伝熱管と、前記第2の伝熱管と交差し積層された複数のフィンからなる第2フィン群と、前記第2の伝熱管の端部に接続されるアルミ製のヘッダとを含み前記主熱交換器の風上側に配置される補助熱交換器と、を備えた空気調和機であって、
    前記第1フィン群はフィンの積層方向の両端に第1側板を有し、前記ヘッダは第2側板を有し、
    前記第1側板と第2側板は、前記ヘッダと前記接続部とが所定の距離をもって配置されるように固定具によって固定され、
    前記第2フィン群は、前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第2フィン群は、少なくとも両端のフィンが前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1側板と前記第2側板とによって、前記ヘッダと前記第1フィン群との間の隙間を塞いでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記第2フィン群を構成する全てのフィンが、前記第1フィン群の風上側端部に近接又は接触するように延出した風下側端部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気調和機。

JP2014176722A 2014-09-01 2014-09-01 空気調和機 Active JP6661880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176722A JP6661880B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176722A JP6661880B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050718A true JP2016050718A (ja) 2016-04-11
JP6661880B2 JP6661880B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=55658355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176722A Active JP6661880B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6661880B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112902307A (zh) * 2021-02-08 2021-06-04 南京慧和建筑技术有限公司 一种新风换热器及含有该换热器的空调系统
CN113474600A (zh) * 2019-03-05 2021-10-01 三菱电机株式会社 热交换器以及制冷循环装置
CN113757807A (zh) * 2020-06-01 2021-12-07 广东美的暖通设备有限公司 风管式空调装置
CN114251737A (zh) * 2021-12-31 2022-03-29 美的集团武汉暖通设备有限公司 天花机及空调器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318087A (ja) * 2001-02-07 2002-10-31 Modine Mfg Co 熱交換器
JP2009281693A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置
JP2010025456A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Sharp Corp 熱交換器ユニット及びこれを使用する空気調和機の室内機
JP2010038439A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Sharp Corp 熱交換器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318087A (ja) * 2001-02-07 2002-10-31 Modine Mfg Co 熱交換器
JP2009281693A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器、その製造方法及びこの熱交換器を用いた空調冷凍装置
JP2010025456A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Sharp Corp 熱交換器ユニット及びこれを使用する空気調和機の室内機
JP2010038439A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Sharp Corp 熱交換器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474600A (zh) * 2019-03-05 2021-10-01 三菱电机株式会社 热交换器以及制冷循环装置
CN113474600B (zh) * 2019-03-05 2023-02-17 三菱电机株式会社 热交换器以及制冷循环装置
CN113757807A (zh) * 2020-06-01 2021-12-07 广东美的暖通设备有限公司 风管式空调装置
CN113757807B (zh) * 2020-06-01 2023-06-02 广东美的暖通设备有限公司 风管式空调装置
CN112902307A (zh) * 2021-02-08 2021-06-04 南京慧和建筑技术有限公司 一种新风换热器及含有该换热器的空调系统
CN114251737A (zh) * 2021-12-31 2022-03-29 美的集团武汉暖通设备有限公司 天花机及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6661880B2 (ja) 2020-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9651317B2 (en) Heat exchanger and air conditioner
JP6278904B2 (ja) 冷媒分配器及びこの冷媒分配器を用いたヒートポンプ装置
JP5163763B2 (ja) 空気調和機用熱交換器
JP2016205744A (ja) 熱交換器および空気調和機
JP6223596B2 (ja) 空気調和装置の室内機
WO2015004720A1 (ja) 熱交換器、及び空気調和機
JP2006284134A (ja) 熱交換器
JP6120978B2 (ja) 熱交換器及びそれを用いた空気調和機
JP6214670B2 (ja) 熱交換器及びその熱交換器を用いた冷凍サイクル装置
JP6661880B2 (ja) 空気調和機
JP2010078287A (ja) 空気調和機
JP6239159B2 (ja) 冷凍サイクル装置
EP2982924A1 (en) Heat exchanger
WO2017135442A1 (ja) 熱交換器
JP2011112315A (ja) フィンチューブ型熱交換器及びこれを用いた空気調和機
JP2018138826A (ja) 空気調和装置
JP6413760B2 (ja) 熱交換器及びそれを用いた熱交換器ユニット
JP5591285B2 (ja) 熱交換器および空気調和機
JP5404571B2 (ja) 熱交換器及び機器
JP6582373B2 (ja) 熱交換器
JP6987227B2 (ja) 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP6885857B2 (ja) 空気調和機
JP5664272B2 (ja) 熱交換器及び空気調和機
JP6583729B2 (ja) 熱交換器
JP2016121838A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191024

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6661880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151