JP6413760B2 - 熱交換器及びそれを用いた熱交換器ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、扁平管を用いた熱交換器に関する。
従来、薄い帯状の金属板を、僅かな連結部を残して幅方向に切断し、連結部で帯状金属板をつづら折りに曲折してフィン要素の集合体を構成し、そのフィン要素の集合体の表面側と裏面側とに扁平チューブを嵌着した2列の扁平チューブ列(扁平管列)を配置した熱交換器が知られている(特許文献1参照)。
また、側面が対向するように平行に配置された複数の扁平管と、 扁平管の配列方向に延びる板状に形成され、各扁平管が直交方向に差し込まれる切欠部を有する複数のフィンとを備え、フィンは、板状のフィン本体と、扁平管が接して扁平管を取り付ける取付部とを備える一方、フィン本体は、板状の本体部と、フィン本体の一部を折り曲げて形成されて本体部に連続し且つ各フィンの間隔を保持する複数のスペーサとした構成で1列の扁平管列を配置した熱交換器が知られている(特許文献2参照)。
特開2004―205124号公報 特開2012―163318号公報
ところで、上記のように、扁平管列を1列用いる熱交換器や2列用いる熱交換器が知られているが、これら特許文献1、2に開示されるものは、扁平管列が1列配置の場合と2列配置の場合とで共通の構造のフィンを用いるものではない。
一方、扁平管列を1列配置する場合でも2列配置する場合でも共通の構造のフィンを用いることができるようになれば、部品の製造効率を向上させることが可能であるため、部品の製造コストの低減が図れる。
そこで、本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであって、扁平管を1列配置する場合にも2列配置する場合にも共通の構造のフィンを用いることができる熱交換器及びそれを用いた熱交換器ユニットを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものである。
(1)本発明に係る熱交換器は、扁平管と、前記扁平管を挿入するための複数の切欠き部が等間隔で設けられたフィンと、を備え、前記フィンは、前記切欠き部の開口端側に凹凸部を有し、前記凹凸部は、隣り合う前記切欠き部同士の間から延びる凸部と前記扁平管の前記切欠き部の開口端側端部に隣接する凹部を交互に有しており、前記凸部と前記凹部は点対称の関係である。
(2)上記(1)の構成において、前記凹部には、リブが立てられている。
(3)また、上記(1)又は(2)の構成を有した熱交換器を二つ並べて配置して構成される熱交換器ユニットは、一方の前記熱交換器と他方の前記熱交換器の前記凹凸部同士が対向するように並べて配置され、一方の前記熱交換器の前記凹部に他方の前記熱交換器の前記凸部が配置される。
本発明によれば、扁平管を1列配置する場合にも2列配置する場合にも共通の構造のフィンを用いることができる熱交換器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器の使用の一例として空気調和機に熱交換器を用いた場合の図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器である扁平管熱交換器を示す図であり、(a)は扁平管熱交換器の平面図、(b)は扁平管熱交換器の正面図、(c)は扁平管熱交換器の側面図、(d)は扁平管熱交換器の要部側面断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器である扁平管熱交換器の要部拡大側面断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器である2つ扁平管熱交換器を組み合わせた熱交換器の扁平管熱交換器の組み合わせ方を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器である2つ扁平管熱交換器を組み合わせた熱交換器の扁平管熱交換器が組み合わさった状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器である2つ扁平管熱交換器を組み合わせた熱交換器の平面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器に用いられるフィンの隣接部の側端面にリブを立てた状態を示す図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
本発明に係る熱交換器は、一般的な空気調和機などに用いることができる熱交換器であり、先ず、本発明に係る熱交換器を用いた空気調和機の一例を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る熱交換器を用いた空気調和機の構成を示す図である。
図1に示すように、空気調和機1は、室内機2と室外機3とを備えて構成されている。
室外機3には、本発明に係る扁平管を用いた熱交換器(以下、扁平管熱交換器という)10からなる室外熱交換器5の他に、圧縮機6、膨張弁7及び四方弁8が設けられ、室内機2には、任意の熱交換器を用いて構成される室内熱交換器4が設けられている。
暖房運転時には、室外機3の圧縮機6から吐出した高温高圧のガス冷媒が四方弁8を介して室内機2の室内熱交換器4に流入し、室内熱交換器4(凝縮器)で空気と熱交換した冷媒は凝縮し液化する。
このように、室内熱交換器4が凝縮器として機能し、室内熱交換器4で冷媒と熱交換を行い加熱された室内空気が室内に吹き出されることによって、室内機2が設置された室内の暖房が行われる。
その後、高圧の液冷媒は、室外機3の膨張弁7を通過することによって減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となり室外熱交換器5へ流入し、室外熱交換器5(蒸発器)で外気と熱交換した冷媒はガス化する。
そして、その後、低圧のガス冷媒は、四方弁8を介して圧縮機6に吸入される。
冷房運転時には、室外機3の圧縮機6から吐出した高温高圧のガス冷媒が四方弁8を介して室外熱交換器5に流入し、室外熱交換器5(凝縮器)で外気と熱交換した冷媒は凝縮し液化する。
その後、高圧の液冷媒は、室外機3の膨張弁7を通過することによって減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となり、室内機2の室内熱交換器4へ流入し、室内熱交換器4(蒸発器)で空気と熱交換した冷媒はガス化する。
このように、室内熱交換器4が蒸発器として機能し、室内熱交換器4で冷媒と熱交換を行い冷却された室内空気が室内に吹き出されることによって、室内機2が設置された室内の冷房が行われる。
そして、その後、低圧のガス冷媒は、四方弁8を介して圧縮機6に吸入される。
次に、本発明に係る熱交換器の一例である扁平管熱交換器からなる熱交換器について詳細に説明する。
まず、扁平管列が1列配置となる場合を説明し、その後に、扁平管列が2列配置となる場合についての説明を行っていく。
図2は、本発明に係る扁平管熱交換器(室外熱交換器5)を示す図であり、1つの扁平管熱交換器を用いて扁平管列が1列設けられている場合を示すものである。
図2において(a)は扁平管熱交換器の平面図、(b)は扁平管熱交換器の正面図、(c)は扁平管熱交換器の側面図、(d)は(b)の扁平管熱交換器の切断線Xにおける断面図である。
また、図3は、図2(b)の扁平管熱交換器の切断線Xにおける拡大断面図である。
図2及び図3に示すように、扁平管熱交換器10は、冷媒が流通する複数の扁平管20と、扁平管20の両端に取り付けられる一対のヘッダ30と、扁平管20と交差させて空気を通過させるための隙間を設けて積層された複数のフィン40と、を備えて構成されたパラレルフロー型熱交換器である。
なお、本実施形態の扁平管20、ヘッダ30及びフィン40は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。
扁平管20は、断面が空気流通方向に延びた扁平な形状を有し、その内部には、複数の冷媒流路21が空気流通方向に平行に形成されている。
なお、冷媒流路21を有する扁平管20の断面を図3に示すが、その他の図における扁平管20の断面は、冷媒流路21を省略し、単なるハッチングとする。
扁平管20は、空気が通過するための所定の間隔で上下に平行に配置され、その両端部が一対のヘッダ30に接続される。
例えば、図2(b)に示す扁平管熱交換器10では、左右方向に伸びる複数の扁平管20が一対のヘッダ30を接続している。
ヘッダ30は、円筒形状を有しており、その内部には、ヘッダ30に接続される図示しない一方の接続管から流入する冷媒を複数の扁平管20に分流させたり、複数の扁平管20から流出する冷媒を合流させてヘッダ30に接続される図示しない他方の接続管に流出させたりするための冷媒流路(不図示)が形成されている。
つまり、一方のヘッダ30に流入した冷媒は、複数の扁平管20に分流される。そして、扁平管20に流入した冷媒は、内部の冷媒流路21を流れて他方のヘッダ30で合流して流出する。
このとき、扁平管20においては、複数の扁平管20を流れる冷媒と、各々の扁平管20の間の隙間を通過する空気との間で熱交換が行われる。
フィン40は、平板形状を有しており、空気が通過するための隙間を設けて平行に配置されている。
例えば、図2(b)に示す扁平管熱交換器10では、上下方向に沿う複数のフィン40を左右方向に所定の隙間を設けて配置されている。
図2(d)及び図3に示すように、フィン40は、フィン40の長手方向(図上下方向)に沿った風下側の片側端面に、その風下側の片側端面に沿って開口するように、扁平管20を挿入するための複数の切欠き部43が等間隔で形成されている。
そして、フィン40は切欠き部43の開放端を有する片側端面に凹凸部41が設けられている。
凹凸部41には、凸部44と凹部42が交互に配置されている。
凸部44は、隣り合う切欠き部43の間の部分に連続した凸形状の部分であって、凹部42は隣り合う凸部44の間に形成され、切欠き部43(扁平管20の切欠き部43の開口端側端部)に隣接する開口部である。
なお、凸部44と凹部42の形状は、点対称の形状である。つまり、凹凸部41には凸部44と凸部44を180度回転させた形状の凹部42が互い違いに配置されている。
さらに、扁平管20は、凹部42の切欠き部43側に近い部分42aに設けられた切欠き部43に向かって幅が小さくなる部分で切欠き部43の位置にガイドされるので幅が小さい切欠き部43に対してもスムーズに挿し込まれることになる。
したがって、上述のような形状に凹部42を形成しておくことでフィン40を扁平管20に取付ける作業の作業性を高めることができる。
なお、扁平管20が切欠き部43に挿入され、この切欠き部43の周囲と扁平管20との間でろう付けされることでフィン40と扁平管20とは一体的に接合されている。
例えば、少なくとも切欠き部43の周囲にろう材を設けたフィン40を準備しておき、扁平管20が切欠き部43に挿入された状態で加熱すれば、簡単にろう付けを行うことができる。
そして、上記で説明した扁平管熱交換器10を1つだけ用いて熱交換器を構成することで、1列の扁平管20が配置される熱交換器となる。
次に、この扁平管熱交換器10を2つ用いることで2列の扁平管が配置された熱交換器ユニット100を構成できることについて説明をする。
先ず、図3を参照しながら、より詳細なフィン40の形状等についての詳細説明を行った後に、具体的に2列の扁平管が配置された熱交換器が実現できることについて説明する。
図3に示すように、フィン40では、フィン40は切欠き部43の開放端を有する片側端面に凹凸部41が設けられている。凹凸部41には、凸部44と凹部42が交互に配置されている。凸部44は、隣り合う切欠き部43の間の部分に連続した凸形状の部分であって、凹部42は隣り合う凸部44の間に形成され、切欠き部43(扁平管20の端部)に隣接する開口部である。なお、凸部44と凹部42の形状は、点対称の形状である。
そして、凸部44には、片側端面に向かって幅が小さくなるようにテーパ44aが形成される。
一方、上述したように、凹部42の切欠き部43側に近い部分42aは、切欠き部43の幅に近づくように、片側端面に沿った方向(図上下方向)の幅が切欠き部43に向かって徐々に小さくなる形状にされているが、この形状は、凸部44に形成されているテーパ44aに対応するように幅が小さくなる形状になっている。
より具体的に、この凹部42と凸部44との形状の関係について説明すると、凹部42と凸部44の形状は、図3に、1つの凸部44と1つの凹部42の部分に形状の関係がわかり易いように点線のハッチングを設けているが、この部分を見ればわかるように、凸部44は凹部42の形状を反転させた状態に形成されている。
このように形成されていることで、2つの扁平管熱交換器10をきれいに一体化させ熱交換器ユニット100を形成することができる。
図4は2つの扁平管熱交換器(扁平管熱交換器10、10’)を組み合わせる組み合わせ方を説明するための図である。
図4に示す扁平管熱交換器10は、上記で説明してきた扁平管熱交換器10である。
一方、扁平管熱交換器10’は扁平管熱交換器10と同じ構成の扁平管熱交換器の上下を反転させ、扁平管熱交換器10の凹凸部41が形成されている片側端面に対して扁平管熱交換器10’の凹凸部41’が形成されている片側端面が対向するように配置したものである。
そして、図4においても、参考として、扁平管熱交換器10の1つの凸部44に点線のハッチングを行い、扁平管熱交換器10’の1つの凹部42’に点線のハッチングを行っているが、この凸部44と凹部42’の形状は、点対称となっているので、凸部44が凹部42’にほぼ隙間なく挿入できるようになっている。
2つの扁平管熱交換器(扁平管熱交換器10、10’)を組み合わせて熱交換器ユニット100を形成する際は、一方(一列目)の扁平管熱交換器10の積層されたフィン40に設けられた凹部42に、他方(二列目)の扁平管熱交換器10’の凸部44’が挿入され、また、一方(一列目)の扁平管熱交換器10の積層されたフィン40に設けられた凸部44が、他方(二列目)の扁平管熱交換器10’の凹部42’に挿入されるように組み合わせる。
これによって、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’は、図5に示すように、きれいに一体化させることができ、このように一体化させると図6に示すように、2つの扁平管熱交換器(扁平管熱交換器10、10’)が一体化した扁平管列が2列配置された熱交換器ユニット100となる。
なお、図6は、図2(a)に対応する平面図である。
また、この扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’を一体化した熱交換器ユニット100は、図5に示すように、扁平管20と扁平管20’とが千鳥配置されるように2つの扁平管の列(扁平管20の列、及び、扁平管20’の列)が配置された状態の熱交換器ユニットになっている。
ここで、上述では、図3を参照しながら、凹部42の切欠き部43側に近い部分42aが、切欠き部43の幅L2に近づくように、片側端面に沿った方向の幅が切欠き部43に向かって徐々に小さくなるように形成されていることの作用効果として、切欠き部43に扁平管20を挿し込み易くなることを述べたが、この部分は、扁平管20を挿し込み易くできるだけでなく、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’を組み合わせるときの作業性の向上効果も有している。
つまり、図3を参照しながら、扁平管熱交換器10において、凸部44には、片側端面に向かって幅が小さくなるようにテーパ44aが形成されており、そして、凹部42の切欠き部43側に近い部分42aが、凸部44に形成されているテーパ44aに対応するように、切欠き部43の幅に近づくように、片側端面に沿った方向(図上下方向)の幅が切欠き部43に向かって徐々に小さくなる形状とされていることは、既に説明した通りである。
そして、扁平管熱交換器10’も設計自体は、扁平管熱交換器10と変わるところがないので、凹部42’及び凸部44’は、上記凹部42及び凸部44と同様の形状となっている。
したがって、図4に示す状態から図5に示す状態になるように、凹部42、42’に凸部44’、44が挿入されていくときに、凸部44’、44のテーパ44a’、44aが、凹部42、42’の切欠き部43、43’側に近い部分42a、42a’に形成されているテーパ44a、44a’に対応するように幅が小さくなる形状によってガイドされ、容易に扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’の間の位置合わせが行われるので、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’を組み合わせるときの作業性が良い。
一方、このようにして扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’とで構成された熱交換器では、次のような作用効果も有する。
図5に矢印で示すように、風上側から風下側にフィン同士の間(フィン40同士の間及びフィン40’同士の間)を流れる空気は、風上側に配置される扁平管熱交換器10の扁平管20同士の間を通った後、風下側に配置される扁平管熱交換器10’の扁平管20’同士の間を通るが、扁平管20と扁平管20’との位置関係が千鳥配置となっているので扁平管20の表面から離れた位置を通る空気F1は扁平管20’の表面の近くを通過し、扁平管20’の表面から離れた位置を通る空気F2は、扁平管20の表面の近くを通過する。
このように、扁平管20と扁平管20’との位置関係を千鳥配置とすることで、フィン同士の間(フィン40同士の間及びフィン40’同士の間)を流れる空気は、必ず上流側又は下流側の扁平管熱交換器10、10’の扁平管(扁平管20、20’)の近くを通過する。その結果、内部に冷媒が流通し、空気との温度差が大きい扁平管20、20’の付近を多くの空気が通過するので熱交換効率が高くなる。
さらに、図5を見るとわかるように、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’との間の繋がり部分は、上述したように凹部42、42’と点対称の形状である凸部44’、44が挿入された状態になっているので、この部分に隙間がほとんどできないようになっている。
この部分に隙間があると、当該隙間を介してフィン(フィン40、40’)に直交する方向(紙面方向)にも空気の通ることができる空気流路が形成されることになるが、この空気流路を流れる空気は、先ほど、図5で説明した空気F1、F2の流れる方向に直交する方向に流れる空気のため、空気F1、F2の流れを阻害する。
しかしながら、図5に示した本実施形態の場合、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’との間の繋がり部分には、ほとんど隙間がないので、空気F1、F2の流れを阻害する空気の流れを抑制することが可能であり、一層、熱交換効率を高くすることができる。
ところで、凹部42、42’及び凸部44、44’の形状が扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’を組み合わせるときに、自然と位置合わせができる形状になっていることは上述した通りであるが、この組み合わせ作業時に、凸部44や凸部44’が、フィン(フィン40、40’)の表面に直交する方向にズレて、フィン40とフィン40’の一部が重なる場合がある。
このようなフィン40とフィン40’との重なりを防止するとともに、扁平管熱交換器10と扁平管熱交換器10’を組み合わせるときの更なるガイド機能を向上させるために、凸部44、44’の側端面にリブを立てるようにしても良い。
図7は、フィンの凸部44の側端面にリブを立てた状態の一例を示す斜視図であり、上述したように、フィン40とフィン40’とは、配置時の向きなどが変わるだけであり、構成自体は変わらないので、ここでは、代表して、フィン40の凸部44の側端面にリブ42bを設けた場合を示している。
フィン40’においてもこのリブ42bと同様のリブ42b’を設けるようにするとよい。
なお、図7では、凸部44の側端面に立てたリブ42bが同じ側に立てられている場合を示しているが、このように同じ側に立てることに限定されるものではなく、リブ42bのうちのいくつかが図7で示す方向とは逆側に立てられていても良い。
このようなリブ42bを設けておくことで、上述したように、凸部44や凸部44’が、フィン(フィン40、40’)の表面に直交する方向に少しずれたとしても、リブ42bがあるため、凸部44、44’が凹部42’、42から外れて、フィン40とフィン40’の一部が重なるようなことが抑制される。
以上のように、扁平管熱交換器10を1つだけ用いることで扁平管列を1列配置とした熱交換器が構成できるとともに、扁平管熱交換器10と同じ構成の扁平管熱交換器10’を加え、2つの扁平管熱交換器10、10’を用いることで扁平管列が2列配置である熱交換器ユニット100を構成することができる。
そして、この2列配置の熱交換器ユニット100を構成するために用いる扁平管熱交換器10のフィン40と扁平管熱交換器10’のフィン40’とは、同じ設計のフィンである。
したがって、本実施形態の開示に従えば、扁平管を1列配置する場合にも2列配置する場合にも共通の構成のフィンを用いて熱交換器を構成することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、本発明に係る熱交換器が、室内熱交換器として使用される場合について示してきたが、本発明に係る熱交換器の具体態な使用形態は任意であり、室内熱交換器に限定されるものでない。
また、凹部42及び凸部44の形状も、上記実施形態で開示される形状に限定されるものではなく、凹部42に凸部44が挿入される状態を仮定したときに、凹部42内に凸部44がほぼ隙間なく挿入されるような形状であればよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形及び改良を実施しても良く、本発明の技術的範囲が、そのような変形及び改良を行ったものを含むことは、当業者にとって、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
4 室内熱交換器
5 室外熱交換器
6 圧縮機
7 膨張弁
8 四方弁
10、10’ 扁平管熱交換器
20、20’ 扁平管
21 冷媒流路
30、30’ ヘッダ
40、40’ フィン
41、41’ 凹凸部
42、42’ 凹部
42a、42a’ 切欠き部側に近い部分
43、43’ 切欠き部
44、44’ 凸部
44a、44a’ テーパ
42b、42b’ リブ
100 熱交換器ユニット

Claims (2)

  1. 扁平管と、
    前記扁平管を挿入するための複数の切欠き部が等間隔で設けられたフィンと、を備え、 前記フィンは、前記切欠き部の開口端側に凹凸部を有し、 前記凹凸部は、隣り合う前記切欠き部同士の間から延びる凸部と前記扁平管の前記切欠き部の開口端側端部に隣接する凹部を交互に有しており、前記凸部と前記凹部は点対称の関係であり、
    前記凹部には、リブが立てられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器を二つ並べて配置して構成される熱交換器ユニットにおいて、一方の前記熱交換器と他方の前記熱交換器の前記凹凸部同士が対向するように並べて配置され、一方の前記熱交換器の前記凹部に他方の前記熱交換器の前記凸部が配置されることを特徴とする熱交換器ユニット。
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