JP2016049979A - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2016049979A
JP2016049979A JP2014174635A JP2014174635A JP2016049979A JP 2016049979 A JP2016049979 A JP 2016049979A JP 2014174635 A JP2014174635 A JP 2014174635A JP 2014174635 A JP2014174635 A JP 2014174635A JP 2016049979 A JP2016049979 A JP 2016049979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
packaging box
hole
opening
upper lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014174635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6706879B2 (ja
Inventor
章孝 中馬
Akitaka Nakauma
章孝 中馬
孝志 森
Takashi Mori
孝志 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI HOSO SHIKI KK
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
FUJI HOSO SHIKI KK
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI HOSO SHIKI KK, Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical FUJI HOSO SHIKI KK
Priority to JP2014174635A priority Critical patent/JP6706879B2/ja
Publication of JP2016049979A publication Critical patent/JP2016049979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6706879B2 publication Critical patent/JP6706879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】開封が容易で、且つ開封した蓋を再度閉じることが可能な、包装用箱を提供する。【解決手段】上部開口101及び下部開口102を有し、物品を収容可能な角筒状の本体部1と、上部開口を開閉可能に塞ぐ上蓋部2と、下部開口を塞ぐ下蓋部3と、を備え、本体部は、少なくとも上部開口の一部を構成する第1辺を有する第1面と、第1面と対向し、上部開口の一部を構成する第2辺を有する第2面と、を備え、上蓋部は、第2辺に折り曲げ可能に連結され、上部開口を塞ぐ上蓋フラップと、上蓋フラップの先端に折り曲げ可能に連結され、第1面の内面側に配置される差込フラップ22と、を備え、第1面は、第1辺から所定の距離をあけて形成された貫通孔141と、貫通孔と第1辺とを結ぶ一対の切り取り線142と、を備え、差込フラップは、第1面の内面側から、貫通孔を塞ぐように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装用箱に関する。
従来、商品を収容するために、紙やプラスチックなどのシート材で形成された包装用箱が利用されている。一般的に、包装用箱は、正面部、背面部、及び一対の側面部を有する角筒状の本体部を備えており、本体部の上部開口及び下部開口は、それぞれ上蓋部及び下蓋部により塞がれている。そして、上部開口は、本体部の背面部の上端縁に折り曲げ可能に連結される上蓋フラップと、この上蓋フラップの先端に折り曲げ可能に連結される差込フラップと、を備えている。上蓋フラップは、上部開口と同じ形状に形成され、差込フラップは、上蓋フラップが上部開口を閉じたときに、本体部の正面部の内面側に配置される。
そして、商品を包装用箱から取り出すには、本体部の上部開口において、正面部と差込フラップとの間に指を差し込み、差込フラップを上蓋フラップとともに引き上げることで、上部開口を開き、その後、商品を取り出す。しかしながら、商品の形状が大きく、例えば、商品の奥行き幅が正面部と背面部との距離とほぼ同じである場合には、正面部と差込フラップとの間に隙間が形成しがたいため、指を差し込み難く、これにより、上蓋部を開きにくいという問題があった。また、表面を内側に押し込み破断させることで開封するタイプの包装用箱も提案されているが、このタイプの包装用箱も、上述したように商品の形状が大きい場合には、商品が邪魔をして表面を押し込み難く、開封しにくいという問題があった。
これに対して、例えば、特許文献1には、包装用箱の上面にミシン目を形成し、このミシン目に沿って上面を開くことができるように構成されている。
実開昭58−82326号公報
しかしながら、特許文献1の包装用箱では、一旦、上面を開いてしまうと、再度閉じることができず、開いたままになってしまう。そのため、商品を再度包装用箱に収容しても上面が開いたままになるため、埃が入るなどの問題があり、利用し難かった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、開封が容易で、且つ開封した蓋を再度閉じることが可能な、包装用箱を提供することを目的とする。
本発明に係る包装用箱は、上部開口及び下部開口を有し、物品を収容可能な角筒状の本体部と、前記上部開口を開閉可能に塞ぐ上蓋部と、前記下部開口を塞ぐ下蓋部と、を備え、前記本体部は、少なくとも前記上部開口の一部を構成する第1辺を有する第1面と、前記第1面と対向し、前記上部開口の一部を構成する第2辺を有する第2面と、を備え、前記上蓋部は、前記第2辺に折り曲げ可能に連結され、前記上部開口を塞ぐ上蓋フラップと、前記上蓋フラップの先端に折り曲げ可能に連結され、前記第1面の内面側に配置される差込フラップと、を備え、前記第1面は、前記第1辺から所定の距離をあけて形成された貫通孔と、前記貫通孔と前記第1辺とを結ぶ一対の切り取り線と、を備え、前記差込フラップは、前記第1面の内面側から、前記貫通孔を塞ぐように構成されている。
この構成によれば、第1面に貫通孔が形成されるとともに、この貫通孔と第1面の上端縁である第1辺との間に一対の切り取り線が形成されている。そのため、貫通孔に指を入れ、その上側の内周縁を引き上げると、貫通孔の上側の内周縁、第1辺、及び一対の切り取り線で囲まれた領域(以下、「切り取り領域」という)を第1面から離脱させることができるため、第1面の内面側に配置されている差込フラップを露出させることができる。これにより、露出した差込フラップを上蓋フラップとともに引き上げることができるため、上部開口を簡単に開くことができる。したがって、差込フラップを引き上げるに当たって、第1面と差込フラップとの間に指を入れがたい場合であっても、差込フラップを容易に引き上げることができる。そして、再度、差込フラップを第1面の内面側に配置すれば、上部開口を閉じることができる。したがって、本発明に係る包装用箱によれば、開封が簡単で、且つ再度閉じることができる。
また、この包装用箱に、第1面の両側から外力が加わった場合、切り取り領域の両側に配置された切り取り線に外力が作用し、この部分が折れ曲がるため、切り取り線に挟まれた切り取り領域が折れ曲がるのを防止することができる。特に、包装用箱を展開された状態から組み立てる場合には、外力が作用しやすいため、組み立て時に第1面が折れ曲がるのを防止することができる。
また、差込フラップが、第1面の内面側から、前記貫通孔を塞ぐように構成されているため、貫通孔を通じて外部から箱内に埃などが入るのを防止することができる。特に、収容される物品が差込フラップと接触するように配置されている場合には、貫通孔を介して差込フラップを押圧しても,物品により差込フラップが押し込まれないため、埃などの侵入を確実に防止することができる。
また、一対の切り取り線が、貫通孔と第1辺とを結ぶように配置されているため、切り取り領域を第1面から分離するには、切り取り領域を第1辺に向かって一方向に移動させればよい。したがって、切り取り線以外が破れるのを防止することができる。これにより、外観を綺麗に保つこともできる。
上記包装用箱において、前記貫通孔における、前記上部開口側の内周縁には、前記下部開口側に延びる突部を形成することができる。
この構成によれば、突部に指を引っ掛けて、上述した切り取り領域を引き上げることができるため、切り取り領域の分離を容易に行うことができる。また、突部によって切り取り領域が補強されるため、切り取り領域の強度を向上することができ、ひいては第1面の変形を防止することができる。さらに、突部により貫通孔の面積が小さくなるため、埃などの侵入をより確実に防止することができる。
上記包装用箱において、前記各切り取り線は、平行に並ぶ一対のミシン目により構成することができ、当該一対のミシン目は、貫通部分が相互にずれるように形成することができる。
この構成によれば、一対のミシン目の貫通部分が互いにずれるように各切り取り線が形成されているため、例えば、展開状態からの組み立て時のように、包装用箱にねじれが作用した場合であっても、切り取り線が破れるのを防止することができる。また、切り取り線が2つのミシン目により構成されることから、包装用箱の第1面の両側から外力が加わった場合、切り取り線がより折れ曲がりやすくなるため、切り取り線に挟まれた切り取り領域が折れ曲がるのを効果的に防止することができる。さらに、ミシン目の貫通部分が互いにずれるように形成されているため、切り取ったミシン目を再度合わせたときにミシン目同士を係合させることができる。したがって、例えば、テープや糊などで切り取り領域を上蓋フラップ又は差込フラップに固定していれば、正面部に再度配置することができるため、再封性を向上することができる。
上記包装用箱において、前記差込フラップの、前記上蓋フラップからの突出長さを2cm以上とすることができる。これにより、貫通孔を大きくすることができ、指を入れやすくすることができる。また、差込フラップが大きくなることにより、切り取り領域を背後から支持する面積が大きくなるため、切り取り領域をより強く補強することができ、切り取り領域の折れ曲がりをさらに防止することができる。
上記包装用箱において、前記差込フラップは、当該差込フラップの幅が、前記上蓋フラップから離れるにしたがって小さくなるようなテーパ状に形成することができる。これにより、上蓋部を閉じるときに、差込フラップを、第1面の内面側に挿入しやすくなる。
本発明に係る包装用箱によれば、開封が容易で、且つ開封した蓋を再度閉じることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る包装用箱の斜視図である。 図1の包装用箱の展開図である。 図1の正面部の上部拡大図である。 包装用箱を開封する様子を示す断面図である。 包装用箱を開封する様子を示す斜視図である。 包装用箱を開封する様子を示す斜視図である。 包装用箱に外力が作用した様子を示す断面図である。
<1.包装用箱の概要>
以下、本発明に係る包装用箱の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は包装用箱の斜視図であり、図2は包装用箱の展開図である。
図1に示すように、本実施形態に係る包装用箱は、上下方向に長い縦長の直方体であり、商品(物品)が収容される角筒状の本体部1を備えている。そして、本体部1の下部開口にはいわゆるワンタッチ底により下蓋部3が形成されており、上部開口には開閉可能な上蓋部2が設けられている。まず、図2を参照しつつ、この包装用箱の展開図について説明する。以下の説明では、説明の便宜上、図2の横方向を幅方向、上下方向を縦方向と称して説明を行うことがある。
本実施形態に係る包装用箱は、図2に示すように展開することができ、プラスチック、紙などの変形可能な薄板状の材料で形成されている。この包装用箱の本体部1は、図2の右から左へ、矩形状に形成された第1側面部11、背面部12、第2側面部13、及び正面部14が、この順で連結されている。これら各部の連結部分はそれぞれ折り曲げ可能となっている。また、正面部14の左側の辺には、矩形状ののりしろ15が折り曲げ可能に連結されている。
正面部14は、包装用箱の正面を向く面であり、例えば、商品の名称などが表示されている。一方、背面部12は、正面部14と同じ大きさに形成され、包装用箱が組み立てられたときには、正面部14と対向する位置に配置される。そして、背面部12には、例えば、商品の使用方法、成分表,会社名などが表示される。第1側面部11及び第2側面部13は、同じ大きさに形成され、第1側面部11が正面部14に向かって左側に配置され、第2側面部13は第1側面部11と対向する位置、つまり正面部14に向かって右側に配置される。そして、本体部1の上部開口101及び下部開口102は、概ね正方形に形成されている。
次に正面部14について,さらに詳細に説明する。正面部14の上端付近には、正面視矩形状の貫通孔141が形成されており、この貫通孔141の幅Dは、正面部の幅Xよりも小さくなっている。また、この貫通孔141の両側から正面部14の上端縁に向かって一対の切り取り線142が形成されており、これによって、貫通孔141の上端縁、一対の切り取り線142、及び正面部14の上端縁(第1辺)によって囲まれた領域が、切り取り線142の切り取りにより、正面部14から離脱可能となる。以下、この領域を切り取り領域143と称することとする。
また、各切り取り線142は、次のように構成されている。図3に示すように、各切り取り線142は、平行に延びる一対のミシン目、つまり第1ミシン目1421及び第2ミシン目1422により形成されている。第1ミシン目1421は、貫通孔141の両側から上方に延びるように形成されており、第2ミシン目1422は、第1ミシン目1421よりも外側(第1側面部11側または第2側面部13側)に近接して配置されている。そして、第1ミシン目1421の貫通部分と第2ミシン目1422の貫通部分とは、互いにずれるように形成されている。
また、切り取り領域143の下端縁には、下方に延びる矩形状の突部144が形成されている。この突部144の幅は、貫通孔141の幅よりも小さくなっており、後述するように、この突部144に指を引っ掛けて切り取り領域143を正面部14から離脱させるようになっている。
次に、上蓋部2について説明する。上蓋部2は、背面部12の上端縁(第2辺)に折り曲げ可能に連結された矩形状の上蓋フラップ21、この上蓋フラップ21の先端に折り曲げ可能に連結された差込フラップ22、第1側面部11及び第2側面部13の上辺にそれぞれ折り曲げ可能に連結された第1上部横フラップ23、及び第2上部横フラップ24で構成されている。上蓋フラップ21は、本体部1の上部開口101とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されている。また、差込フラップ22は、上蓋部2が本体部1の上部開口101を閉じたとき、正面部14の背後に配置されるが、差込フラップ22は、正面部14の貫通孔141を塞ぐような大きさになっている。すなわち、差込フラップ22の上下方向の長さYは、正面部14の上端縁から貫通孔141の下端縁の長さよりも,長くなっている。具体的には、例えば、差込フラップ22の長さYは、2cm以上であることが好ましい。
また、第1上部横フラップ23と第2上部横フラップ24は同じ大きさの矩形状に形成されている。第1上部横フラップ23の幅は、第1側面部11の上辺とほぼ同じであり、第1側面部11からの突出長さは、正面部14の幅の半分よりやや短い長さである。第2上部横フラップ24も同様である。
続いて、下蓋部3について説明する。下蓋部3は、いわゆるワンタッチ底により形成されている。具体的には、第1側面部11の下端縁に折り曲げ可能に連結された第1小フラップ31、第2側面部13の下端縁に折り曲げ可能に連結された第2小フラップ32、背面部12の下端縁に折り曲げ可能に連結された第1大フラップ33、及び正面部14の下端縁に折り曲げ可能に連結された第2大フラップ34、により構成されている。両小フラップ31、32は、台形状に形成されており、長い斜辺が、下部開口102の対角線に沿って、下部開口102の中心まで延びている。一方、両大フラップ33、34は、三角形状のフラップ本体331、341を備えており、このフラップ本体331,341の一方の辺(以下、折り曲げ辺という)333,343は、下部開口102の対角線に沿って延びている。そして、この折り曲げ辺333,343には折り曲げ可能に三角形状の糊しろ332,342が連結されている。折り曲げ辺333,343は、対角線に沿って、下部開口102の中心まで延びており、この中心において、糊しろ332,342と、フラップ本体331,341とは、約90度の角度αで交差しており、この交差部分が後述する係合部を構成している。
<2.包装用箱の組立>
次に、上記のように構成された包装用箱の組み立てについて説明する。まず、図2のように展開された状態から本体部1を組み立てる。具体的には、各部11〜14の連結部分を折り曲げることで、角筒状に形成する。このとき、のりしろ15も正面部14に対して折り曲げられ、折り曲げられたのりしろ15を、接着材により第1側面部11の裏面に接着する。こうして、本体部1が、内部空間を有する角筒状に形成される。
次に、本体部1の下部開口102を閉じる下蓋部3を組み立てる。まず、第1大フラップ33の折り曲げ辺333を折り曲げつつ、糊しろ332を、これと隣接する第1小フラップ31に接着する。これにより、第1大フラップ33の折り曲げ辺333と、第1小フラップ31の短い斜辺とが、下部開口102の対角線に一致する。同様に、第2大フラップ34の折り曲げ辺343を折り曲げつつ、糊しろ342を、これと隣接する第2小フラップ32に接着する。これにより、第2大フラップ34の折り曲げ辺343と、第2小フラップ32の短い斜辺とが、上記対角線に一致する。この状態で、すべてのフラップが同一平面に位置するように移動させると、第1大フラップ33と第1小フラップ31とで形成された係合部と、第2大フラップ34と第2小フラップ32とで形成された係合部と、が係合し、下部開口102を塞ぐ正方形状の下蓋部3が形成される。
これに続いて、本体部1の上部開口101から、商品を本体部1の内部空間へ収容する。次に、本体部1の上部開口101を閉じる上蓋部2を組み立てる。すなわち、両上部横フラップ23,24を折り曲げた後、上蓋フラップ21を折り曲げ、上部開口101を塞ぐとともに、差込フラップ22を正面部の内面側に差し込む。最後に、上蓋フラップ21と、正面部14の上端部、つまり切り取り領域143とを固定するように、接着テープ5を取り付ける。こうして、包装用箱が組み立てられる。
<3.包装用箱の使用方法>
包装用箱から商品を取り出すには、まず、図4に示すように、正面部14の貫通孔141に指を入れ、突部144を起立させるように折り曲げつつ、切り取り領域143を正面部14から切り取る。すなわち、突部144とともに切り取り領域143を引き上げることで、図5に示すように、一対のミシン目1421,1422が切り離され、突部144と切り取り領域143とが正面部14から離脱する。これにより、正面部14の背後に配置されている差込フラップ22が、正面部14の上端縁から貫通孔141の下端縁に亘って大きく露出するため、使用者は、露出した差込フラップ22に指を引っ掛け、差込フラップ22とともに上蓋フラップ21を上方に引き上げる。これにより、図6に示すように、本体部1の上部開口101が開放され、商品Aを取り出すことができる。このとき、切り取り領域143は正面部14から離脱するものの,接着テープ5により上蓋フラップ21に固定されているため、包装用箱からは離脱しない。
次に、商品Aを包装用箱に再度収容する場合には、まず、商品Aを上部開口101から本体部1に収容する。続いて、第1及び第2上部横フラップ23,24で上部開口101を塞いだ後、その上を上蓋フラップ21で覆いつつ、差込フラップ22を正面部14の内面側に配置する。このとき、上蓋フラップ21に接着テープ5で固定されている切り取り領域143を、両切り取り線142の間に配置する。ここで、両切り取り線142、及び切り取り領域143の両側は、ミシン目1421、1422を切断したことにより、凹凸をなしているため、切り取り線142と、切り取り領域143の側部とを係合させることができる。その結果、切り取り領域143を切り取り線142の間に固定することができる。こうして、包装用箱の再封が完了する。
<4.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、正面部14に貫通孔141が形成されるとともに、この貫通孔141と正面部14の上端縁との間に一対の切り取り線142が形成されている。そのため、貫通孔141に指を入れ、その上側の内周縁を引き上げると、その上方の切り取り領域143が正面部14から離脱するため、正面部14の内面側に配置されている差込フラップ22を露出させることができる。これにより、露出した差込フラップ22を上蓋フラップ21とともに引き上げることができるため、上部開口101を簡単に開くことができる。したがって、例えば、図4に示すように、商品Aの前後の幅が本体部1の前後幅とほぼ同じであり、正面部14と差込フラップ22との間に指を入れがたい場合であっても、差込フラップ22を容易に引き上げることができる。そして、再度、差込フラップ22を正面部14の内面側に配置すれば、上部開口101を閉じることができる。したがって、本実施形態に係る包装用箱によれば、開封が簡単で、且つ再度閉じることができる。
また、図7に示すように、この包装用箱に、正面部14の両側から外力Fが加わった場合、切り取り領域143の両側に配置された切り取り線142に外力Fが作用し、この部分が折れ曲がるため、切り取り線142に挟まれた切り取り領域143が折れ曲がるのを防止することができる。特に、包装用箱を展開状態から組み立てる場合には、外力が作用しやすいため、組み立て時に正面部14が折れ曲がるのを防止することができる。
さらに、差込フラップ22が、正面部14の内面側から、貫通孔141を塞ぐように配置されているため、貫通孔141を通じて外部から包装用箱内に埃などが入るのを防止することができる。特に、図4に示すように、収容される商品Aが差込フラップ22と接触するように配置されている場合には、貫通孔141を介して差込フラップ22を押圧しても,商品Aにより差込フラップ22が押し込まれないため、埃などの侵入を確実に防止することができる。
また、一対の切り取り線142が、貫通孔141と正面部14の上端縁とを結ぶように配置されているため、切り取り領域143を正面部14から分離するには、切り取り領域143を上方に向かって一方向に移動させればよい。したがって、切り取り線142以外が破れるのを防止でき、また切り取り領域143を簡単に正面部14から離脱させることができる。これにより、外観を綺麗に保つこともできる。また、突部144以外は折れ曲がることがないため、これによっても、外観を綺麗に保つことができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
下蓋部3の形態は特には限定されず、下部開口102を閉じることができればよい。したがって、例えば、上蓋部2と同様に構成することもできる。
貫通孔141の形状も特には限定されず、差込フラップ22の前側で、指を挿入可能であればよい。例えば、突部144は指を引っ掛けやすいため、設けることが好ましいが、指が引っ掛けることができれば、その形状は特には限定されない。また、指で貫通孔141の上縁を引っ掛けることができれば、突部144は必ずしも必要ではない。
差込フラップ22の形状は、貫通孔141を内側から塞ぐことができれば、特には限定されないが、例えば、差込フラップ22の幅(図2の左右の長さ)が、上蓋フラップ21から先端側にいくにしたがって小さくなるようなテーパ状に形成することができる。これにより、上蓋部2を閉じるときに、差込フラップ22を、正面部14の内面側に挿入しやすくなる。
切り取り線142は、上記のような一対のミシン目1421,1422以外でもよく、指の力で切り取り領域143を正面部14から引きちぎることができれば、特には限定されず、ミシン目のように正面部14を貫通する以外に、例えば、薄肉状に形成することで、切り取り線とすることもできる。また、切り取り線の上端と下端以外を貫通させておくこともできる。
上蓋フラップ21と切り取り領域143は、テープ5によって固定されていたが、例えば、糊などによって切り取り領域143の裏面と差込フラップ22とが固定されていてもよい。このような構成によっても、切り取り領域143とともに差込フラップ22を上方にスライドさせ、上蓋フラップ21を上方に引き上げることで上部開口を簡単に開くことができ、ミシン目1421、1422を有する場合には、再封時に切り取り線142と、切り取り領域143の側部とを係合させることができるなど、テープ5によって上蓋フラップ21と切り取り領域143とを固定する場合と同様の効果が得られる。
上記実施形態では、本体部1が上下方向に長い例を示したが、この長さは特には限定されない。また、上記実施形態では、四角筒状の包装用箱について説明したが、必ずしも四角筒状でなくてもよく、断面多角形状であってもよい。すなわち、上蓋フラップが折り曲げ可能に連結された面と、この面と対向する面に貫通孔と一対の切り取り線が形成されていればよい。また、これらの面は曲面でもよい。
1 :本体部
2 :上蓋部
3 :下蓋部
12 :背面部(第2面)
14 :正面部(第1面)
21 :上蓋フラップ
22 :差込フラップ
101 :上部開口
102 :下部開口
141 :貫通孔
142 :切り取り線
144 :突部
1421 :第1ミシン目
1422 :第2ミシン目

Claims (5)

  1. 上部開口及び下部開口を有し、物品を収容可能な角筒状の本体部と、
    前記上部開口を開閉可能に塞ぐ上蓋部と、
    前記下部開口を塞ぐ下蓋部と、を備え、
    前記本体部は、少なくとも
    前記上部開口の一部を構成する第1辺を有する第1面と、
    前記第1面と対向し、前記上部開口の一部を構成する第2辺を有する第2面と、
    を備え、
    前記上蓋部は、
    前記第2辺に折り曲げ可能に連結され、前記上部開口を塞ぐ上蓋フラップと、
    前記上蓋フラップの先端に折り曲げ可能に連結され、前記第1面の内面側に配置される差込フラップと、
    を備え、
    前記第1面は、
    前記第1辺から所定の距離をあけて形成された貫通孔と、
    前記貫通孔と前記第1辺とを結ぶ一対の切り取り線と、
    を備え、
    前記差込フラップは、前記第1面の内面側から、前記貫通孔を塞ぐように構成されている、包装用箱。
  2. 前記貫通孔において、前記上部開口側の内周縁には、前記下部開口側に延びる突部が形成されている、請求項1に記載の包装用箱。
  3. 前記各切り取り線は、平行に並ぶ一対のミシン目により構成され、
    当該一対のミシン目は、貫通部分が相互にずれるように形成されている、請求項1または2に記載の包装用箱。
  4. 前記差込フラップにおける前記上蓋フラップからの突出長さが、2cm以上である、請求項1から3のいずれかに記載の包装用箱。
  5. 前記差込フラップは、当該差込フラップの幅が、前記上蓋フラップから離れるにしたがって小さくなるようなテーパ状に形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の包装用箱。
JP2014174635A 2014-08-28 2014-08-28 包装用箱 Active JP6706879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014174635A JP6706879B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 包装用箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014174635A JP6706879B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 包装用箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049979A true JP2016049979A (ja) 2016-04-11
JP6706879B2 JP6706879B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=55657789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014174635A Active JP6706879B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 包装用箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6706879B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019031291A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 小林製薬株式会社 包装用箱
JP2020164217A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 朝日印刷株式会社 改ざん防止機能付き包装用箱

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57156421U (ja) * 1981-03-27 1982-10-01
JPH0240029U (ja) * 1988-09-09 1990-03-19
JPH076112U (ja) * 1993-06-30 1995-01-27 凸版印刷株式会社 フロッピーディスク用ケース
JPH10175630A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Dainippon Printing Co Ltd 吊下片付き紙箱
JP2004075081A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Dainippon Printing Co Ltd 易開封密封カートン
JP2004168378A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Dainippon Printing Co Ltd カートン用切れ目線
JP3177116U (ja) * 2012-05-09 2012-07-19 富山スガキ株式会社 包装箱

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57156421U (ja) * 1981-03-27 1982-10-01
JPH0240029U (ja) * 1988-09-09 1990-03-19
JPH076112U (ja) * 1993-06-30 1995-01-27 凸版印刷株式会社 フロッピーディスク用ケース
JPH10175630A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Dainippon Printing Co Ltd 吊下片付き紙箱
JP2004075081A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Dainippon Printing Co Ltd 易開封密封カートン
JP2004168378A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Dainippon Printing Co Ltd カートン用切れ目線
JP3177116U (ja) * 2012-05-09 2012-07-19 富山スガキ株式会社 包装箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019031291A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 小林製薬株式会社 包装用箱
JP7133296B2 (ja) 2017-08-04 2022-09-08 小林製薬株式会社 包装用箱
JP2020164217A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 朝日印刷株式会社 改ざん防止機能付き包装用箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP6706879B2 (ja) 2020-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4606141B2 (ja) プラスチック箱
JP6035000B2 (ja) 梱包陳列兼用箱
JP5420089B1 (ja) 梱包箱
JP2014015223A (ja) 外装用段ボール箱
JP6299352B2 (ja) 吊り下げ包装箱
JP6706879B2 (ja) 包装用箱
JP7133296B2 (ja) 包装用箱
JP6808938B2 (ja) 包装箱
JP5420053B1 (ja) 梱包箱
JP2014108819A (ja) 包装箱
JP3071023U (ja) 吊り下げ式包装用箱
JP6424017B2 (ja) 連結箱、及びこれを備える包装用容器
JP3177596U (ja) 包装箱
JP2010208674A (ja) 紙箱
JP4763388B2 (ja) 組立包装箱
JP3235080U (ja) 化粧品用包装箱
JP6259788B2 (ja) 梱包箱
JP3215847U (ja) フラップ付包装箱
JP2020033038A (ja) 包装箱ならびにそのボックスブランクおよびスリーブ
JP3191651U (ja) 組立て紙箱の把手部の係止構造
JP2014058339A (ja) 展示機能付き包装箱
JP6627362B2 (ja) 包装箱
JP6110108B2 (ja) 段ボール箱用シート、段ボール箱及び機密古紙密封方法
JP6890483B2 (ja) 包装用箱
JP5164578B2 (ja) 包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190508

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190820

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20191004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6706879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250