JP2016049865A - 軌陸車のカント補正シリンダ保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軌道上においてアウトリガジャッキによって車体を持ち上げた状態での作業装置による作業時に、作業時の負荷が作用することによるカント補正シリンダの破損を防止することのできる軌陸車のカント補正シリンダ保護装置を提供する。
【解決手段】車輪15に対して鉄輪16が下方に張り出された状態において、圧力センサによってカント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用したときに、鉄輪16を車体10の下部に格納する方向に移動させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、アウトリガジャッキによって車体を持ち上げた状態で、アウトリガジャッキに対して車体の幅方向の傾斜角度を調整するためのカント補正シリンダを備えた軌陸車のカント補正シリンダ保護装置に関するものである。
従来、アウトリガ装置を備えた軌陸車としては、道路走行用の車輪と車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用の鉄輪とを有する車体と、車体の幅方向に延びるとともに、幅方向両端にアウトリガジャッキが設けられたベースと、ベースに設けられたクレーン装置と、を備えたものが知られている。
クレーン装置を備えた軌陸車では、クレーン作業時の安定性の向上を図るために、ベースを幅方向に傾斜させることなく、アウトリガジャッキによって車体を持ち上げた状態でクレーン作業を行うことが望ましい。
しかし、クレーン装置を備えた軌陸車では、軌道上においてクレーン作業を行う場合に、軌道のレールと鉄輪とが互いに完全に離れる位置まで車体を持ち上げると、クレーン作業を終了して軌道走行を再開する際に脱線するおそれがある。このため、クレーン装置を備えた軌陸車では、軌道上においてクレーン作業を行う場合に、鉄輪の外周部に設けられたフランジがレールから外れない範囲内で、レールの上面と鉄輪の外周部を僅かに離間させる位置まで車体を持ち上げた状態でクレーン作業を行っている。
ところで、クレーン装置を備えた軌陸車が走行する軌道の曲線部分には、外側のレールの高さを内側のレールの高さよりも高く設定したカントが設けられている。
クレーン装置を備えた軌陸車は、カントが設けられた軌道上においてクレーン作業を行う場合に、ベースが車体のシャシフレームに固定されている状態で、ベースを幅方向に傾斜させることなく車体を持ち上げると、軌道の曲線部分の外側のレールの上面と鉄輪との間隔と比較して内側のレールの上面と鉄輪との間隔が大きくなり、内側のレールから鉄輪のフランジが外れるという問題点がある。
そこで、カントが設けられた軌道上においてクレーン作業を行う場合においてもレールから鉄輪のフランジが外れてしまうことのない軌陸車として、ベースを車体に対して車体の前後方向を軸として搖動自在に支持するとともに、車体に対してベースの成す角度を調整するためのカント補正シリンダを設けたものが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4782946号公報
しかし、前記カント補正シリンダは、アウトリガジャッキによって車体が持ち上げられた状態において、ベースに対して車体の成す角度を調整する程度の出力の油圧シリンダであり、クレーン作業における荷重を支持できるものではない。
このため、車体とベースとの角度が調整可能な軌陸車では、クレーン作業中において、クレーン作業の荷重を受けてアウトリガジャッキの下端が接地している地面が沈み、鉄輪の外周部がレールの上面に接触すると、カント補正シリンダにクレーン作業時の荷重が作用することになり、カント補正シリンダが破損するおそれがある。
本発明の目的とするところは、軌道上においてアウトリガジャッキによって車体を持ち上げた状態での作業装置による作業時に、作業時の負荷が作用することによるカント補正シリンダの破損を防止することのできる軌陸車のカント補正シリンダ保護装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、道路走行用の車輪と車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用の鉄輪とを有する車体と、車体の幅方向に延びるとともに、車体に対して車体の前後方向を軸として搖動自在に設けられ、幅方向両端にアウトリガジャッキが設けられたベースと、ベースに設けられ、所定の作業を行う作業装置と、車体に対してベースの成す角度を調整するためのカント補正シリンダと、カント補正シリンダに作用する負荷を検出する負荷検出手段と、車輪に対して鉄輪が下方に張り出された状態において、負荷検出手段によってカント補正シリンダに所定以上の負荷が作用したときに、鉄輪を車体の下部に格納する方向に移動させる鉄輪移動手段と、を備えている。
これにより、軌道上においてアウトリガジャッキによって車体を持ち上げた状態でカント補正シリンダに所定以上の負荷が作用すると、鉄輪が車体の下部に格納される方向に移動することから、カント補正シリンダの破損を招くような負荷がカント補正シリンダに対して作用することはない。
本発明によれば、カント補正シリンダの破損を招くような負荷がカント補正シリンダに対して作用することはないので、カント補正シリンダの破損を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す軌陸車の側面図である。 アウトリガジャッキを張り出した状態における車体とクレーン装置の関係を示す概略図である。 油圧供給装置及び制御系の概略図である。 シリンダ負荷軽減制御処理を示すフローチャートである。 鉄輪とレールとの関係を示す図である。 鉄輪とレールとの関係を示す図である。 鉄輪とレールとの関係を示す図である。
図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の転車台を備えた軌陸車1は、図1に示すように、トラック車体をベースに構成され、道路及び軌道Rを走行可能な車体10と、クレーン作業を行うためのクレーン装置20と、下方に張り出すことによって車体10を持ち上げて支持しながら車体10の向きを変更するための転車台30と、を備えている。
車体10は、前後方向に延びる幅方向一対のシャシフレーム11の前部に運転キャブ12が設けられている。シャシフレーム11の後側の上面には、幅方向一対のサブフレーム13が設けられ、その上部に荷物を積載するための荷台14が設けられている。また、運転キャブ12と荷台14との間には、クレーン装置20が設けられている。車体10は、シャシフレーム11の前側および後側の左右両側に道路走行用の車輪15を有し、エンジンを動力源として道路上を走行可能である。
また、車体10は、前側の車輪15の後方および後側の車輪15の後方に軌道走行用の鉄輪16を有している。鉄輪16は、サブフレーム13の左右両側から下方に延びる鉄輪支持部材17の下端側に回転自在に設けられている。鉄輪支持部材17は、それぞれサブフレーム13に固定された上部側部材17aと、上部側部材17aに対して前後方向に揺動自在に設けられた下部側部材17bと、上部側部材17aに対して下部側部材17bを動作させるための鉄輪出没シリンダ18と、を有している。鉄輪支持部材17は、鉄輪出没シリンダ18の伸縮動作によって、鉄輪16を車輪15よりも下方に張り出した状態である軌道走行位置と、鉄輪16を車体10の下部に格納した状態である格納位置に移動させることが可能である。鉄輪16は、油圧モータ19によって駆動する。
クレーン装置20は、幅方向一対のサブフレーム13の上面を架け渡すように幅方向に延びるブラケット21と、ブラケット21に対して車体10の前後方向を軸として搖動自在に設けられた幅方向に延びるベース22と、ベース22の幅方向両側に設けられたアウトリガジャッキ23と、ベース22の上面に旋回自在に設けられた旋回台24と、旋回台24に対して起伏自在に設けられたブーム25と、を備えている。クレーン装置20は、ブーム25の旋回動作、伸縮動作及び起伏動作を行うとともに、旋回台24の上部に設けられたウインチ24aによってブーム25の先端から垂下されるワイヤロープ26の巻き込みまたは繰り出しを行うことで、ワイヤロープ26に吊下された荷物Wを持ち上げて移動させるクレーン作業を行う。
アウトリガジャッキ23は、ベース22に対して幅方向外側に引き出すことができ、また、車体10の幅方向両側に格納することが可能である。アウトリガジャッキ23は、油圧式のジャッキシリンダ23aによって下方に伸長可能である。軌陸車1は、アウトリガジャッキ23を下方に伸長させて下端を接地させ、車体10の前側を持ち上げた状態でクレーン装置20によるクレーン作業を行う。
また、クレーン装置20は、図2に示すように、アウトリガジャッキ23によって車体10の前側を持ち上げた状態で、ベース22に対する車体10の幅方向の傾きを調整するためのカント補正シリンダ27を有している。カント補正シリンダ27は、シリンダロッド側及びシリンダチューブ側の一方の端部がブラケット21に固定された連結部材21aに連結され、他方の端部がベース22に連結されている。
また、軌陸車1は、車体10の前側に位置する鉄輪出没シリンダ18及びカント補正シリンダ27を、それぞれ駆動させるための油圧供給装置40を備えている。
油圧供給装置40は、図3に示すように、各アクチュエータに供給する作動油を吐出するための油圧ポンプ41と、油圧ポンプ41から吐出された作動油の流れを調整するためのコントロールバルブ42,43と、油圧ポンプ41の吐出側と各鉄輪出没シリンダ18及びカント補正シリンダ27とを接続するための油圧回路44と、を備えている。
油圧ポンプ41は、PTO機構を介して取り出されるエンジンの駆動力によって駆動する。
コントロールバルブ42,43は、4方向4ポート3位置電磁弁である。コントロールバルブ42は、第1〜第4ポート42a,42b,42c,42dを有している。コントロールバルブ43は、第1〜第4ポート43a,43b,43c,43dを有している。
油圧回路44は、図3に示すように、鉄輪出没シリンダ18、カント補正シリンダ27、油圧ポンプ41及びコントロールバルブ42,43を、鋼管や高圧ホース等によって接続している。
具体的には、油圧ポンプ41の吸入側が作動油タンク45に接続されている。油圧ポンプ41の吐出側は、コントロールバルブ42の第1ポート42a及びコントロールバルブ43の第1ポート43aに互いに並列に接続されている。また、油圧ポンプ41の吐出側は、リリーフ弁46を介して作動油タンク45に接続されている。コントロールバルブ42の第2ポート42b及びコントロールバルブ43の第2ポート43bは、互いに並列にリターンフィルタ47を介して作動油タンク45に接続されている。コントロールバルブ42の第3ポート42cは、鉄輪出没シリンダ18の伸長側供給口18aに接続されている。コントロールバルブ42の第4ポート42dは、鉄輪出没シリンダ18の縮小側供給口18bに接続されている。コントロールバルブ43の第3ポート43cは、カント補正シリンダ27の伸長側供給口27aに接続されている。コントロールバルブ43の第4ポート43dは、カント補正シリンダ27の縮小側供給口27bに接続されている。
また、軌陸車1は、コントローラ50を備えている。コントローラ50は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ50の入力側には、図3に示すように、油圧回路44のカント補正シリンダ27の伸長側供給口27a及び縮小側供給口27bのそれぞれの近傍に設けられ、カント補正シリンダ27のシリンダチューブの伸長側及び縮小側の室内のそれぞれの圧力を検出するための負荷検出手段としての圧力センサ51,52が接続されている。圧力センサ51,52は、カント補正シリンダ27のシリンダチューブ内の圧力が所定圧力以上となるとオンの状態となり、所定の圧力信号を送信する圧力スイッチである。
また、コントローラ50の出力側には、図3に示すように、コントロールバルブ42,43の各ソレノイドと、エラーや警報を報知するための報知手段としての警報ブザー53と、が接続されている。
以上のように構成された軌陸車のカント補正シリンダ保護装置において、軌陸車1が道路上を走行する際には、鉄輪16が格納位置にある。
軌陸車1を道路から軌道Rに載線する際には、まず、軌陸車1を踏切に進入させて、転車台30で車体10を持ち上げる。次に、転車台30で車体10を持ち上げた状態で、使用者が車体10を回転させるとともに、鉄輪16を軌道走行位置とする。最後に、転車台30を格納して車体10を下降させて軌道R上に載せる。
軌道R上において、クレーン装置20によってクレーン作業を行う場合には、アウトリガジャッキ23を車体10の幅方向外側に張り出すと共に下方に伸長させ、アウトリガジャッキ23の下端を接地させて車体10の前側を持ち上げる。
アウトリガジャッキ23によって車体10の前側を持ち上げたときには、鉄輪16の外周部を軌道RのレールR1から離れた状態とするが、鉄輪16の幅方向内側に設けられたフランジ16aの端部は幅方向一対のレールR1の間に位置するようにする。これにより、クレーン作業を終了して車体10を下降させたときには、車体10の前側の鉄輪16が脱線することなく確実にレールR1の上に載ることになる。
ところで、軌陸車1が走行する軌道Rの曲線部分には、外側のレールR1の高さを内側のレールR1の高さよりも高く設定したカントが設けられている。
カントが設けられた軌道R上においては、アウトリガジャッキ23を張り出して車体10を持ち上げると、軌道Rの外側のレールR1の上面と鉄輪16との間隔と比較して内側のレールR1の上面と鉄輪との間隔が大きくなり、内側のレールR1から鉄輪16のフランジが外れる。そこで、軌陸車1は、カント補正シリンダ27によってベース22に対して車体10を傾斜させ、車体10の幅方向両側の鉄輪16のフランジ16aが内側のレールR1及び外側のレールR1の間に位置するようにしている。
この状態でクレーン作業を継続すると、クレーン作業時のブーム25から吊り下げた荷物Wの重さ等の荷重がアウトリガジャッキ23に作用するため、アウトリガジャッキ23の下端が接している地面が沈む場合がある。この場合において、鉄輪16の外周部がレールR1の上面に接触すると、カント補正シリンダ27にクレーン作業時の荷重が作用することになり、カント補正シリンダ27が破損するおそれがある。
クレーン作業時の荷重が作用することによるカント補正シリンダ27の破損を防止するために、コントローラ50は、図4に示すように、カント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用したときに、カント補正シリンダ27に作用する負荷を軽減するためのシリンダ負荷軽減制御処理を行う。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、圧力センサ51または圧力センサ52の検出圧力が所定以上の圧力か否かを判定する。検出圧力が所定以上の圧力であると判定した場合にはステップS2に処理を移し、検出圧力が所定以上の圧力であると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移す。
(ステップS2)
ステップS1において検出圧力が所定以上の圧力であると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、鉄輪16を格納する動作を開始し、ステップS3に処理を移す。
具体的には、コントロールバルブ42を操作して車体10の前側の鉄輪出没シリンダ18の縮小を開始する。
(ステップS3)
ステップS3においてCPUは、警報ブザー53によって警告音を出力してステップS1に処理を移す。
(ステップS4)
ステップS1において検出圧力が所定以上の圧力であると判定しなかった場合に、ステップS4においてCPUは、鉄輪16を格納する動作を停止してシリンダ負荷軽減制御処理を終了する。
ここで、図5は、鉄輪16の外周部がレールR1に接触しておらず、カント補正シリンダ27にクレーン作業時の負荷が作用していない状態を示す。また、図6は、鉄輪16の外周部がレールR1に接触してカント補正シリンダ27にクレーン作業時の負荷が作用し、鉄輪16の格納動作を開始する状態を示す。さらに、図7は、鉄輪16の格納動作を行って鉄輪16の外周部がレールR1から離れることで、カント補正シリンダ27にクレーン作業時の負荷が作用しなくなり、鉄輪16の格納動作を停止する状態を示す。
上記のようにシリンダ負荷軽減制御処理において鉄輪16の格納動作が実行された場合には、警報ブザー53の警告音が出力される。これにより、作業者は、鉄輪16の外周部がレールR1の上面に接触してカント補正シリンダ27にクレーン作業時の荷重が作用した状態を認識することができる。
警告音を聞いた作業者は、クレーン作業を中止してアウトリガジャッキ23の張り出し作業を再度行い、クレーン作業を再開すればよい。
このように、本実施形態の軌陸車のカント補正シリンダ保護装置によれば、車輪15に対して鉄輪16が下方に張り出された状態において、圧力センサ51,52によってカント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用したときに、鉄輪16を車体10の下部に格納する方向に移動させている。
これにより、カント補正シリンダ27が破損するほどの負荷がカント補正シリンダ27に対して作用することはないので、カント補正シリンダ27の破損を防止することが可能となる。
カント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用したことを報知する警報ブザー53を備えている。
これにより、カント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用している状態を作業者に認識させることが可能となるので、作業者に対してアウトリガジャッキ23の張り出しの作業のやり直しを促すことができ、クレーン作業時の安全性を向上することが可能となる。
圧力センサ51,52によってカント補正シリンダ27内の圧力を検出することによってカント補正シリンダ27に作用する負荷を検出している。
これにより、カント補正シリンダ27の破損を招く原因であるカント補正シリンダ27内の圧力を負荷として直接検出できるので、カント補正シリンダ27に作用する負荷を正確に検出することができる。
尚、前記実施形態では、圧力センサ51,52によってカント補正シリンダ27に作用する負荷を検出するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、アウトリガジャッキ23によって車体10を持ち上げた状態で、ベース22に対する車体10の成す角度の変位を検出することで、カント補正シリンダ27に作用する負荷を検出するようにしてもよい。また、例えば、アウトリガジャッキ23によって車体10を持ち上げた状態で、ロードセルによってカント補正シリンダ27のベース22やブラケット21との接続部に作用する荷重を検出することで、カント補正シリンダに作用する負荷を検出するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、作業装置としてクレーン装置20を備えた軌陸車1を示したが、これに限られるものではない。アウトリガジャッキに対して車体の幅方向の角度を調整するカント補正シリンダを備えたものであれば、クレーン装置以外の作業装置を備えた軌陸車を本発明に適用することも可能である。
また、前記実施形態では、カント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用したことを検出した場合に、警報ブザー53によって警告音を出力するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、警告音の代わりに、または警告音とともに、カント補正シリンダ27に所定以上の負荷が作用している旨をコントロールパネル等の表示部に表示するようにしてもよい。
1…軌陸車、10…車体、15…車輪、16…鉄輪、17…鉄輪支持部材、18…鉄輪出没シリンダ、20…クレーン装置、22…ベース、23…アウトリガジャッキ、27…カント補正シリンダ、50…コントローラ、51,52…圧力センサ、R…軌道。

Claims (3)

  1. 道路走行用の車輪と車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用の鉄輪とを有する車体と、
    車体の幅方向に延びるとともに、車体に対して車体の前後方向を軸として搖動自在に設けられ、幅方向両端にアウトリガジャッキが設けられたベースと、
    ベースに設けられ、所定の作業を行う作業装置と、
    車体に対してベースの成す角度を調整するためのカント補正シリンダと、
    カント補正シリンダに作用する負荷を検出する負荷検出手段と、
    車輪に対して鉄輪が下方に張り出された状態において、負荷検出手段によってカント補正シリンダに所定以上の負荷が作用したときに、鉄輪を車体の下部に格納する方向に移動させる鉄輪移動手段と、を備えた
    ことを特徴とする軌陸車のカント補正シリンダ保護装置。
  2. カント補正シリンダに所定以上の負荷が作用したことを報知する報知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車のカント補正シリンダ保護装置。
  3. カント補正シリンダは、油圧駆動のシリンダであり、
    負荷検出手段は、カント補正シリンダ内の圧力を検出することによってカント補正シリンダに作用する負荷を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の軌陸車のカント補正シリンダ保護装置。
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