JP2016048707A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化と信頼性が確保できる半導体装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】半導体基板10と、メモリセル領域MAに配置されたシリコン膜からなるシリンダー層間膜16と、シリンダー層間膜の周囲を囲むように配置された周辺埋設絶縁膜18と、シリンダー層間膜の上面に配置されたマスク絶縁膜19と、マスク絶縁膜及びシリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホール20の内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜21と、第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極22と、下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成する第2容量絶縁膜23と、第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に第3シリンダーホールを埋設する上部電極24と、メモリセル領域全体に配置され、シリンダー層間膜16の上面24uの所定領域に直接接触するプレート電極25を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、キャパシタを含む半導体装置の製造方法に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などに代表される半導体デバイスの高密度化に伴って、半導体デバイスを構成している様々な構成要素の占有面積が縮小されている。DRAMではキャパシタの専有面積の縮小は容量の低減を招くので、キャパシタの容量を確保するためには、キャパシタの高さをできるだけ高くする必要がある。これは、製造工程において、シリコン酸化膜などの絶縁膜からなるシリンダー層間膜に深いシリンダーホールを形成する必要があることを意味する。しかし、開口径が小さくなればなるほどシリンダーホールの形成自体が困難になる。このため、開口径の縮小に伴ってより深いシリンダーホールを形成することが極めて困難となってきた。この困難さを克服するために、シリコン酸化膜よりエッチングが容易なシリコン膜をシリンダー層間膜に用いてキャパシタを形成する方法が検討されている。特許文献1には、シリンダー層間膜に、シリコン酸化膜に代えて、多結晶シリコン膜を形成し、その多結晶シリコン膜に形成したシリンダーホールを利用してキャパシタを形成する方法が開示されている。
詳述すると、特許文献1の図11から図16には、半導体基板上のメモリセル領域に島状に形成された多結晶シリコン膜からなるシリンダー層間膜を用いてキャパシタを形成する方法が開示されている。この方法では、メモリセル領域内に配置されるシリンダー層間膜に複数のシリンダーホールを形成し、シリンダーホールの内壁を覆う第1容量絶縁膜を形成し、第1容量絶縁膜の表面を覆い下層コンタクトプラグに接続する断面凹形状の下部電極を形成し、下部電極の内面を覆う第2容量絶縁膜を形成し、第2容量絶縁膜の表面を覆い周辺回路領域まで延在する上部電極を形成することで、キャパシタが形成される。このキャパシタは、導体のシリンダー層間膜と、第1容量絶縁膜と、下部電極と、からなる第1キャパシタを含む。また、このキャパシタは、下部電極と、第2容量絶縁膜と、上部電極と、からなる第2キャパシタを含む。すなわち、このキャパシタは、下部電極の内外面をキャパシタとして用いるクラウン構造を持つ。このような構造の場合、第1キャパシタの上部電極を構成するシリンダー層間膜と、第2キャパシタの上部電極と、を同時に制御するために両者を電気的に接続する必要がある。特許文献1の図16には、シリンダー層間膜の上面に接続する第1コンタクトプラグと、周辺回路まで延在する上部電極の上面に接続する第2コンタクトプラグと、を上層配線で接続することにより、シリンダー層間膜と上部電極とを接続する構成が示されている。
US 2003/0008469 A1
近年、半導体装置の微細化に伴い、パターン形成に用いられるリソグラフィには極めて高度な制御性が要求される。そして、このような高度な制御性を実現するために、露光機には高い分解能が求められる。
ところが、高い分解能を有する露光機の焦点深度は浅い。そのため、加工対象物の表面に段差がある場合、段差に見合った必要な露光機の焦点深度を確保できず、焦点が合う領域と合わない領域が発生する。これは、高さ方向に段差を有する2つの平面に同時にパターンを形成することは極めて困難あるいは不可能であることを意味する。
特許文献1では、高い位置にあるシリンダー層間膜の上面に形成される配線と、低い位置のある上部電極の上面に形成される配線と、を同一配線で形成している。このため、この配線は、深さ方向に傾斜した配線となっている。しかしながら、半導体装置の微細化が進むと、このような深さ方向に傾斜した配線の形成は困難又は不可能となる。即ち、露光機の焦点を高い位置及び低い位置の一方に合致させざるを得なくなり、焦点が合っていない高い位置及び低い位置の他方では、パターン形成ができない、もしくはパターンが断線する。
このように、特許文献1に記載の半導体装置には、微細化に対応できないという問題点がある。
本発明の一形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上のメモリセル領域に配置されたシリコン膜からなるシリンダー層間膜と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、前記シリンダー層間膜の上面の所定領域を除く領域に配置されたマスク絶縁膜と、前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成する第2容量絶縁膜と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、前記上部電極の上面を覆うように前記メモリセル領域全体に配置され、前記シリンダー層間膜の上面の前記所定領域に直接接触するプレート電極と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の他の形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上のメモリセル領域に配置され、第1シリコン膜及び第2シリコン膜の積層膜からなるシリンダー層間膜と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上に配置されたマスク絶縁膜と、前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の前記メモリセル領域に位置する部分の上面を覆う第2容量絶縁膜と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、前記上部電極の上面を覆うように前記メモリセル領域全体に配置されるプレート電極と、前記プレート電極、前記上部電極、前記第2容量絶縁膜、前記マスク絶縁膜及び前記第2シリコン膜を貫通し、その一部が前記第1シリコン膜の内部に位置するように配置されたセルコンタクトプラグと、を含むことを特徴とする。
本発明のさらに他の形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上のメモリセル領域に配置されたシリコン膜からなるシリンダー層間膜と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上に配置されるマスク絶縁膜と、前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の上面であって所定領域を除く前記メモリセル領域に位置する部分を覆う第2容量絶縁膜と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、前記上部電極の上面を覆うように配置されるプレート電極と、前記プレート電極の上面に接続される第1セルコンタクトプラグと、前記所定領域において、前記マスク絶縁膜を貫通し、その一部が前記シリンダー層間膜の内部に位置するように配置された第2セルコンタクトプラグと、を含むことを特徴とする。
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上のメモリセル領域にシリコン膜からなるシリンダー層間膜を形成する工程と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、前記シリンダー層間膜の上面及び前記周辺埋設絶縁膜の上面にマスク絶縁膜を形成する工程と、前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2シリンダーの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、前記下部電極の内表面を覆いかつ第3シリンダーホールを形成するように第2容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆いかつ前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、前記メモリセル領域に含まれるキャパシタ領域以外の領域に形成された前記上部電極、前記第2容量絶縁膜及び前記マスク絶縁膜を除去し、前記シリンダー層間膜の上面の一部を露出させる工程と、前記上部電極の上面を覆い、かつ露出した前記シリンダー層間膜の上面の一部に直接接触するようにプレート電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の他の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上のメモリセル領域に第1シリコン膜及び第2シリコン膜の積層膜からなるシリンダー層間膜を形成する工程と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上にマスク絶縁膜を形成する工程と、前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2シリンダーホールの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の前記メモリセル領域に位置する部分の上面を覆うように第2容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、前記上部電極の上面を覆うようにプレート電極を形成する工程と、前記プレート電極、前記上部電極、前記第2容量絶縁膜、前記マスク絶縁膜及び前記第2シリコン膜を貫通し、前記第1シリコン膜の内部に達するセルコンタクトホールを形成する工程と、前記セルコンタクトホールを埋設するようにセルコンタクトプラグを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明のさらに他の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上のメモリセル領域にシリンダー層間膜を形成する工程と、前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上にマスク絶縁膜を形成する工程と、前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2シリンダーホールの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の上面を覆うように第2容量絶縁膜を形成する工程と、前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、前記上部電極の上面を覆うようにプレート電極を形成する工程と、前記メモリセル領域に含まれる特定領域を除いて前記メモリセル領域上に前記プレート電極、前記上部電極及び前記第2容量絶縁膜が残存するように、前記プレート電極、前記上部電極及び前記第2容量絶縁膜の一部を除去する工程と、上部層間絶縁膜を全面に形成する工程と、前記メモリセル領域の前記特定領域以外の領域において前記上部像間絶縁膜を貫通し前記プレート電極の一部を露出させる第1セルコンタクトホールと、前記メモリセル領域の前記特定領域において前記上部層間絶縁膜及び前記マスク絶縁膜を貫通しかつ前記シリンダー層間膜の内部に達する第2セルコンタクトホールとを同時に形成する工程と、前記第1セルコンタクトホールを埋設する第1セルコンタクトプラグと、前記第2セルコンタクトホールを埋設する第2セルコンタクトプラグとを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、深さ方向に傾斜した配線を用いることなくシリコン層間膜と上部電極とを電気的に接続した半導体装置及びその製造方法が得られる。これにより、信頼性の高い微細化された半導体装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のレイアウト平面図である。 図1及び図2に示す半導体装置の製造方法を説明するための工程図であって、図2のA−A’線断面に相当する部分を示す断面図である。 図3の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図4の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図5の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図6の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図7の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図8の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図9の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図10の工程に続く工程を説明するための断面図である。 図11の工程に続く工程を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置のレイアウト平面図である。 図1及び図2に示す半導体装置の製造方法を説明するための工程図であって、図14のA−A’線断面に相当する部分を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置のレイアウト平面図である。 図16におけるA−A’線断面図である。 図16におけるB−B’線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る半導体装置及びその製造方法について詳細に説明する。なお、以下の説明では、上下又は高低を意味する用語はZ軸方向に関して用いられる。また、用語「領域」は、X−Y平面に関して用いられ、Z軸方向に関して何ら限定するものではない。
(第1の実施の形態に係る半導体装置の構成)
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置である半導体記憶装置100の構成について説明する。図示の半導体記憶装置100は、DRAM(半導体チップ)であるが、本発明はDRAMに限らずそれ以外の半導体装置にも適用可能である。
図1は、半導体記憶装置100の部分断面図である。図2は、半導体記憶装置100の概略平面レイアウトを示す平面図である。なお、図1は、図2のA−A’線に対応する部分の断面図である。
最初に、図1を参照する。半導体記憶装置100は、例えばp型の単結晶シリコン基板からなる半導体基板10を含む。半導体基板10には、メモリセル領域MA及びその周囲を囲む周辺回路領域PAが画定されている。なお、メモリセル領域MAは、メモリマットと呼ばれることもある。
半導体基板10のメモリセル領域MAには、埋め込みゲート電極11及び容量拡散層11aを含む複数のスイッチングトランジスタが配置される。また、メモリセル領域MAには、図示しないビット線が配置される。半導体基板10の周辺回路領域PAにも図示しない周辺回路を構成する周辺トランジスタが配置される。
半導体基板10上には、ビット線、周辺トランジスタ等を覆うように第1(下部)層間絶縁膜12が配置される。第1層間絶縁膜12には容量拡散層11aに接続する容量コンタクトプラグ13が配置される。周辺回路領域PAに位置する第1層間絶縁膜12上には周辺配線14が配置される。第1層間絶縁膜12上には、周辺配線14を覆うようにシリコン窒化膜(SiN膜)からなる第1(下部)ストッパー膜15が配置される。
メモリセル領域MAに位置する第1ストッパー膜15上には不純物含有多結晶シリコン膜からなるシリンダー層間膜16が配置される。含有不純物にはn型不純物となるリン(P)やp型不純物となるボロン(B)などを用いることができる。いずれの場合も不純物濃度は1E20〜1E21(atoms/cm)とすることができる。
後に製造方法の説明で述べるように、この不純物含有多結晶シリコン膜は、不純物含有非晶質シリコン膜として成膜した後、熱処理によって不純物含有多結晶シリコン膜に変換したシリコン膜であることが好ましい。そのような方法で得られる不純物含有多結晶シリコン膜は、多結晶状態で成膜したシリコン膜より低い比抵抗を示す。後述のように、シリンダー層間膜16は第1キャパシタを構成する第1上部電極として機能させる。それゆえ、シリンダー層間膜16は低抵抗であることが望ましい。
シリンダー層間膜16は、上面16uを有すると共にメモリセル領域MAを区画するメモリセル領域端部40Aとなる側面を有している。周辺回路領域PAに位置する第1ストッパー膜15の上面には、シリンダー層間膜16の上面16uとZ方向(半導体基板10の上面に垂直な方向)の高さが等しい上面18uを有する周辺埋設絶縁膜18が配置される。周辺埋設絶縁膜18はシリコン酸化膜で構成することができる。
シリンダー層間膜16上には、一部の領域を除いてシリコン酸化膜(SiO膜)からなるマスク絶縁膜19が配置される。マスク絶縁膜19はキャパシタ領域41を区画するキャパシタ領域端部41Aとなる側面を有している。図1に示すように、キャパシタ領域端部41Aはメモリセル領域端部40AからX方向に後退した位置に配置される。したがって、キャパシタ領域端部41Aとメモリセル領域端部40Aの間にはシリンダー層間膜16の上面16uが露出する領域が存在する。この領域をコンタクト領域CAと称する。コンタクト領域CAのX方向の幅は、例えば100nmとする。
マスク絶縁膜19、シリンダー層間膜16及び第1ストッパー膜15を貫通して容量コンタクトプラグ13の上面を露出させる(第1)シリンダーホール20が配置される。シリンダーホール20の直径は例えば60nmとする。
シリンダーホール20の内側面には第1容量絶縁膜21が配置される。第1容量絶縁膜21は、酸化ジルコニウム膜(ZrO膜)及び酸化アルミニウム膜(AlO膜)を含んで構成されるが、これに限るものではない。第1容量絶縁膜21の厚さは例えば7nmとする。
第1容量絶縁膜21の表面を覆い容量コンタクトプラグ13の上面に接続する王冠(クラウン)形状の下部電極22が配置される。換言すると、第1容量絶縁膜21により形成される新たな(第2)シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極22が、容量コンタクトプラグ13の上面に接するように配置される。下部電極22は例えば窒化チタン(TiN)などの金属膜で構成される。下部電極22の厚さは例えば8nmとする。
下部電極22の内表面(内側面及び底面)を覆うように第2容量絶縁膜23が配置される。第2容量絶縁膜23は、また、下部電極22の上面、第1容量絶縁膜21の上面及びマスク絶縁膜19の上面をも覆う。第2容量絶縁膜23の厚さは例えば7nmとする。第2容量絶縁膜23は第1容量絶縁膜21と同じ構成でも良いが、異なっていても良い。
さらに、第2容量絶縁膜23の表面を覆い、第2容量絶縁膜により形成される新たな(第3)シリンダーホールを埋設するように上部電極24が配置される。上部電極24は例えば窒化チタンなどの金属膜で構成される。第2容量絶縁膜23及び上部電極24の各々の端部はマスク絶縁膜19の端部と同様に、キャパシタ領域端部41Aの位置に一致している。
上部電極24の上面24uに接して上部電極24を覆うようにプレート電極25及び第2(上部)ストッパー膜25Aが配置される。プレート電極25は、コンタクト領域CAにおいてシリンダー層間膜16の上面16uに直接接触(接続)する構成を有する。すなわち、シリンダー層間膜16はプレート電極25を介して上部電極24と電気的に接続される構成となっている。プレート電極25は、チタンシリサイド膜(TiSi膜)、TiN膜、W膜が順次積層された構成を有する。
第2ストッパー膜25A及び周辺埋設絶縁膜18の上面18uを覆うように第2(上部)層間絶縁膜25Bが配置される。第2層間絶縁膜25Bを貫通しプレート電極25の上面25uを露出させるセルコンタクトホール26aが配置される。セルコンタクトホール26a内にはプレート電極25の上面25uに接続するセルコンタクトプラグ27が配置される。さらに、第2層間絶縁膜25Bの上面に、セルコンタクトプラグ27の上面に接続するセル上層配線29が配置される。
周辺回路領域PAには、第2層間絶縁膜25B、周辺埋設絶縁膜18及び第1ストッパー膜15を貫通して周辺配線14を露出させる周辺コンタクトホール26bが配置される。周辺コンタクトホール26b内には周辺配線14の上面に接続する周辺コンタクトプラグ28が配置される。さらに、第2層間絶縁膜25Bの上面に、周辺コンタクトプラグ28の上面に接続する周辺上層配線30が配置される。
以上の構成に加え、図示しない、さらに上層の配線及び層間絶縁膜をさらに積層してDRAMからなる半導体記憶装置が構成される。
次に、図2を参照する。半導体記憶装置100は矩形の半導体チップ50として構成される。半導体チップ50は、複数のメモリセルが配置されるメモリセル領域MAと、メモリセルを駆動するための周辺回路が配置される周辺回路領域PAを有している。
メモリセル領域MAは、矩形のメモリセル領域端部40Aを有する。メモリセル領域端部40Aに接してメモリセル領域MAを囲む周辺回路領域PAが配置される。さらに、メモリセル領域MAは、複数のキャパシタ(24A、24B)が規則的に配置される矩形の領域であってキャパシタ領域端部41Aを有するキャパシタ領域41と、キャパシタ領域端部41Aに接してキャパシタ領域41を囲むコンタクト領域CAと、で構成される。キャパシタ領域41は、メモリセル領域MAの中央部に配置され、コンタクト領域CAはその周辺部に配置される。
コンタクト領域CAは、メモリセル領域端部40Aとキャパシタ領域端部41Aとに挟まれる矩形の帯状領域である。上部電極24はキャパシタ領域41の全体に配置され、プレート電極25は上部電極24を覆うようにメモリセル領域MAの全体に配置される。したがって、プレート電極25は、キャパシタ領域41の全体で上部電極24と接続されると共に、コンタクト領域CAの全領域でシリンダー層間膜16と接続される構成となる。
コンタクト領域CAのプレート電極25上には、Y方向に沿って配列される複数のセルコンタクトプラグ27が配置されている。また、これらのセルコンタクトプラグ27の上面に接続されるセル上層配線29がY方向に延在して配置されている。しかしながら、セルコンタクトプラグ27はプレート電極25の上面25uに接続されていればよく、コンタクト領域CAの上方に限らず、メモリセル領域MA内の任意の位置に配置してもよい。
上記のように、本実施の形態に係る半導体記憶装置100は、シリンダー層間膜(第1上部電極)16と第1容量絶縁膜21と下部電極22とからなる第1キャパシタ24Aと、下部電極22と第2容量絶縁膜23と上部電極(第2上部電極)24からなる第2キャパシタ24Bと、を有する構成となっている。すなわち、半導体記憶装置100に含まれるキャパシタは、下部電極22の外側面側に配置される第1キャパシタ24Aと内面側に形成される第2キャパシタ24Bを有するクラウン構造となっている。そして、このキャパシタは、2つの上部電極(シリンダー層間膜16、上部電極24)がプレート電極25を介して互いに電気的に接続される構成となっている。
以上説明したように、本実施の形態に係る半導体記憶装置100は、以下の構成を有している。即ち、半導体記憶装置は、半導体基板10を有する。半導体基板10上のメモリセル領域MAには、シリコン膜からなるシリンダー層間膜16が配置されている。また、半導体基板10上には、シリンダー層間膜16の周囲を囲むように周辺埋設絶縁膜18が配置されている。周辺埋設絶縁膜18の上面18uは、シリンダー層間膜16の上面16uに高さ方向(Z軸方向)に関して一致している。シリンダー層間膜16の上面16uの一部領域(コンタクト領域CA)を除く領域には、マスク絶縁膜19が配置されている。マスク絶縁膜19及びシリンダー層間膜16を貫通して形成された(第1)シリンダーホール20の内側面を覆うように第1容量絶縁膜21が配置され、それによって、第2シリンダーホールが形成される。半導体記憶装置100は、また、第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極22を有する。下部電極22の内表面を覆う第2容量絶縁膜23が配置され、第3シリンダーホールが形成される。第2容量絶縁膜23の表面を覆うと共に第3シリンダーホールを埋設する上部電極24が配置される。上部電極24の上面を覆うようにメモリセル領域MA全体にプレート電極25が配置される。プレート電極は、シリンダー層間膜16の上面の一部領域に直接接触している。
上記の構成により上部電極24とシリンダー層間膜16とは、リソグラフィを必要とする配線やコンタクトプラグを介さずに相互接続される。そのため、配線形成に起因する断線やショートなどの問題は発生しない。よって、信頼性の高いクラウン構造のキャパシタを得ることができる。また、上記構成は、シリンダー層間膜16とプレート電極25の接続及び上部電極24とプレート電極25の接続にコンタクトプラグを用いていない。具体的には、プレート電極25が、シリンダー層間膜16の上面16uのコンタクト領域CA内に位置する部分全体と、上部電極24の上面24uの全体と、に直接接触する構成となっている。それゆえ、接触面積を増大でき接触抵抗を低減できる。したがって、上記構成は、半導体記憶装置の高速動作に寄与できる。
また、上記構成によれば、メモリセル領域MA内においてシリンダー層間膜16とプレート電極25との接続を実現できる。これにより、周辺回路領域PAへ延びる配線が不要となり、装置の小型化が実現できる。
(第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法)
次に、半導体記憶装置100の製造方法について、図3〜図11を参照し、さらに図1及び図2を参照して説明する。
まず、図3を参照する。p型のシリコン単結晶からなる半導体基板10の表面側に、周知の方法により、図示しないnウェル、pウェル、素子分離領域を形成する。次に、メモリセル領域MAに位置する半導体基板10内にメモリセルを構成するスイッチングトランジスタを形成する。スイッチングトランジスタは埋め込みゲート電極11及び埋め込みゲート電極11に隣接する容量拡散層11aを含んで構成される。次に、メモリセル領域MAに図示しないビット線を形成し、周辺回路領域PAに周辺回路用のトランジスタを形成する。その後、ビット線及び周辺回路用のトランジスタを第1層間絶縁膜12で覆い、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により第1層間絶縁膜12の上面を平坦化する。次に、第1層間絶縁膜12内に容量拡散層11aに接続する容量コンタクトプラグ13を形成する。次に、周辺回路領域PAの第1層間絶縁膜12上に周辺配線14を形成する。次に、シリコン窒化膜からなる第1ストッパー膜15をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。
次に、図4を参照する。第1ストッパー膜15上に、厚さ600nmのリン含有非晶質シリコン膜からなる第1シリンダー層間膜16aをプラズマCVD法により成膜する。原料ガスには例えばモノシラン(SiH)とホスフィン(PH)を用いることができる。成膜温度は400〜450℃の範囲とする。成膜された膜中の不純物濃度は、1E20〜1E21(atoms/cm)となるようにモノシランとホスフィンの供給量を制御する。上記温度条件のプラズマCVD法で成膜されたシリコン膜は非晶質となる。
次に、第1シリンダー層間膜16a上に、厚さ300nmの不純物を含有しない非晶質シリコン膜からなる第2シリンダー層間膜16bを熱CVD法により成膜する。熱CVD法は、反応エネルギーにプラズマを用いず、熱のみを用いる方法である。熱CVD法は、一般的にLP(Low Pressure)CVD法と呼ばれている。半導体基板が載置台に載置された定温の電気炉体に原料ガスを供給し、熱反応により半導体基板上に所望の成膜を行う。本実施の形態の場合、原料ガスにモノシランを用い、成膜温度は510〜535℃の範囲、例えば530℃とする。535℃を超えると成膜された膜中に結晶核が含まれるようになり、シリンダーホールのドライエッチング加工を阻害する原因となる。本工程により、第1シリンダー層間膜16aと第2シリンダー層間膜16bとからなるシリンダー層間膜16が形成される。
次に、メモリセル領域MAのシリンダー層間膜16(第2シリンダー層間膜16b)の上面を覆う図示しないマスク膜を形成する。形成したマスク膜をマスクとする異方性ドライエッチングを行い、周辺回路領域PAに上面が露出するシリンダー層間膜16を選択的に除去する。このエッチングには塩素含有プラズマを用いる。これにより、周辺回路領域PAには第1ストッパー膜15の上面が露出する。次に、マスク膜を選択的に除去する。
次に、図5を参照する。厚さが例えば1100nmのシリコン酸化膜を例えばHDP(High Density Plasma)CVD法により全面に成膜する。次に、CMP法を用いて、シリンダー層間膜16上に成膜されたシリコン酸化膜を除去する。これにより、周辺回路領域PAには、シリコン酸化膜からなる周辺埋設絶縁膜18が形成される。周辺埋設絶縁膜18は、シリンダー層間膜16の上面16uとZ方向の高さが同じ上面18uを有する。また、メモリセル領域MAを区画するメモリセル領域端部40Aは、周辺埋設絶縁膜18で囲まれた状態となる。なお、膜厚1100nmのシリコン酸化膜を全面に形成すると、メモリセル領域MA上にはシリコン酸化膜が突き出して形成されるため、周辺回路領域PAの上方には凹部が発生する。この状態でCMPを実施すると、広い面積を有する凹部ではディッシングというCMP特有の問題が生じる場合がある。これを回避するためには、この凹部に犠牲酸化シリコン膜を形成し、全体を疑似平坦化した後でCMPを実施することが好ましい。
次に、シリンダー層間膜16の上面16u及び周辺埋設絶縁膜18の上面18uに、厚さ150nmのシリコン酸化膜からなるマスク絶縁膜19をプラズマCVD法により成膜する。次に、リソグラフィと異方性ドライエッチング法によりマスク絶縁膜19にマスク開口19Aを形成する。マスク開口19Aは、マスク19の側面19aにより規定され、平面視において円形となるパターンで形成される。マスク開口19Aの直径は60nmとする。マスク開口19A内にはシリンダー層間膜16の上面16uが露出する。
次に、図6を参照する。マスク開口19Aの形成工程に連続して、上面16uが露出するシリンダー層間膜16と第1ストッパー膜15とを異方性ドライエッチングし、(第1)シリンダーホール20を形成する。シリンダー層間膜16のエッチングには塩素含有プラズマを用い、第1ストッパー膜15のエッチングにはフッ素含有プラズマを用いる。この段階でマスク絶縁膜19の残存膜厚が100nmとなるように、マスク絶縁膜19の成膜膜厚を予め調整しておく。これにより、シリンダーホール20の深さは約1000nmとなる。
アスペクトの高いシリンダーホールの形成の際には、種々の問題が発生することが知られている。以下、そのような問題に対する本実施の形態における対処法について説明する。
第1の問題は、シリンダーホールがボーイングすることである。すなわち、シリンダーホールが局所的に横方向に拡幅してしまう現象が生じる。これにより、隣接シリンダーホール間が狭くなり隣接する下部電極間が短絡しやすくなる。このボーイングは、開口上端からシリンダーホールの深さの1/4程度下方の位置に発生しやすいことが発明者の検討結果により明らかとなっている。本実施の形態では、この問題に対処するために、ボーイング発生位置に相当する深さ領域に不純物を含有しないシリコン膜からなる第2シリンダー層間膜16bを形成している。不純物非含有シリコン膜は、不純物含有シリコン膜に比べてエッチング速度が遅い。本実施の形態ではボーイングが発生しやすい領域に不純物を含有しないシリコン膜(第2シリンダー層間膜16b)を配置してボーイングの発生を抑制している。
第2の問題は、ボーイングの発生が抑制されたとしても、シリンダーホールの深さが深くなるのにしたがって直径が小さくなることである。この問題は、シリンダーホールの内面積を減少させる。その結果、得られるキャパシタの容量が小さくなり、半導体記憶装置の動作マージンを縮小する。本実施の形態では、この問題に対処するために、第1シリンダー層間膜16aを不純物含有シリコン膜で形成し、第2シリンダー層間膜16bを不純物非含有シリコン膜で形成している。この組み合わせでは、同じウェットエッチング液を用いた場合、不純物含有シリコン膜のエッチング速度が不純物非含有シリコン膜のそれに比べて速くなる。すなわち、直径が小さくなるシリンダーホール20の深い部分をエッチング速度の速い第1シリンダー層間膜16aで形成し、浅い部分をエッチング速度の遅い第2シリンダー層間膜16bで形成している。この構成により、シリンダーホール20を形成した後、ウェットエッチングを施すことにより第1シリンダー層間膜16aを選択的に拡幅することができる。つまり、シリンダーホールの径が深さ方向に沿って減少する量を低減することができる。
第3の問題は、シリンダー層間膜を多結晶シリコン膜で形成すると、加工精度が低下することである。成膜段階で多結晶状態となっているシリコン膜は、結晶粒の集合体となっている。すなわち、多結晶シリコン膜は粒界を伴って形成されている。この粒界部分は結晶部分に比べてエッチング速度が速くなる。このため、多結晶シリコン膜にシリンダーホールを形成するとその側面は微細な凹凸面で形成されることとなる。凹凸面は容量絶縁膜の絶縁性能を低下させ、リーク電流を増加させる。その結果、半導体記憶装置の信頼性が低下する。本実施の形態では、この問題に対処するために第1シリンダー層間膜16a及び第2シリンダー層間膜16bを共に非晶質シリコン膜で形成している。非晶質シリコン膜には粒界が存在しないので、シリンダーホール20の側面における微細な凹凸の発生を回避することができる。即ち、高い精度でシリンダー層間膜の加工が可能である。
再び、図6を参照する。シリンダーホール20を形成すると、第1シリンダー層間膜16aの側面16aa、第2シリンダー層間膜16bの側面16ba、マスク絶縁膜19の側面19aが露出する。この段階では、シリンダーホール20の第1シリンダー層間膜16aに形成された部分の直径が他の部分の直径よりも小さくなっている。次に、アンモニア水を用いるウェットエッチングにより、第1シリンダー層間膜16aの側面16aaをエッチングして拡幅する。前述のように、エッチング速度は、第2シリンダー層間膜16bに比べ第1シリンダー層間膜16aの方が速い。エッチング時間を短く設定することで、実質的に第1シリンダー層間膜16aを選択的にエッチングすることができる。なお、このエッチングによるシリンダーホール20の拡幅量は数nmと極めて小さいので図には示していない。
次に、図7を参照する。斜めイオン注入法により、厚さ300nmの第2シリンダー層間膜16bの全体にリンを導入する。導入されたリンの濃度が第1シリンダー層間膜と同じとなるように注入条件を調整する。これにより、シリンダー層間膜16の全体にわたって不純物が導入された状態となる。斜めイオン注入法を用いているので、半導体基板10内に形成されている容量拡散層11aへはイオンが注入されない。容量拡散層11aに過剰な不純物が注入されると半導体記憶装置の性能に悪影響を与えるので、容量拡散層11aへのイオン注入は回避する必要がある。
次に、1000℃、10秒の不純物活性化熱処理を施し、非晶質シリコン膜であるシリンダー層間膜16を多結晶シリコン膜に変換すると共に不純物を活性化させる。これにより、シリンダー層間膜16全体が導体となり第1上部電極として機能可能になる。
次に、図8を参照する。シリンダーホール20の内面を含む全面に厚さ7nmの第1容量絶縁膜21を周知のALD(Atomic Layer Deposition)法により成膜する。これによりシリンダーホール20内に新たな(第2)シリンダーホールが形成される。第1容量絶縁膜21は酸化ジルコニウム膜、酸化アルミニウム膜及び酸化チタン膜で構成されるが、これに限るものではない。
次に、第1容量絶縁膜21の保護膜になると共に下部電極22の一部となる厚さ3nmの第1TiN膜22aをALD法により全面に成膜する。これにより、第2シリンダーホール内に新たなシリンダーホール20aが形成される。
次に、塩素含有プラズマを用いる異方性ドライエッチング法により、マスク絶縁膜19の上面及びシリンダーホール20aの底面に成膜されている第1TiN膜22a及び第1容量絶縁膜21を除去する。これによりシリンダーホール20aの底面に容量コンタクトプラグ13の上面が露出する。第1容量絶縁膜21は、マスク絶縁膜19の側面19a及びシリンダー層間膜16の側面16ba,16aaを覆うように残留する。また、下部電極の一部となる第1TiN膜22aは、第1容量絶縁膜21の表面(第2シリンダーホールの内側面)を覆うように残留する。
ここで、第1TiN膜22aを形成することなしに第1容量絶縁膜21の異方性ドライエッチングを行ったとすると、シリンダーホール20の側面に形成された第1容量絶縁膜21も異方性ドライエッチングの雰囲気に曝される。その結果、シリンダーホール20の側面に形成された第1容量絶縁膜21はダメージを受ける。そして、最終的に第1容量絶縁膜21のリーク電流が増大し、第1容量絶縁膜21はキャパシタの容量絶縁膜として機能しなくなってしまう。そこで、本実施の形態では第1容量絶縁膜21を第1TiN膜22aで保護した状態で異方性ドライエッチングを実施する。これによりリーク電流の増大を回避することができる。第1容量絶縁膜21はシリンダー層間膜16と下部電極とを絶縁分離する機能を有すると共に第1キャパシタの容量絶縁膜として機能する。
次に、図9を参照する。シリンダーホール20aの内面を含む全面に、厚さ7nmの第2TiN膜をALD法により成膜する。次に、塩素含有プラズマを用いる異方性ドライエッチング法によりマスク絶縁膜19の上面に形成されている第2TiN膜を除去する。このエッチングでは、異方性を発現するバイアス電圧条件を小さくし、異方性を弱めた条件でエッチングする。これにより、シリンダーホール20aの底面に形成された第2TiN膜は除去されずに残存する。残存する第1TiN膜と残存する第2TiN膜とで下部電極が構成される。換言すると、下部電極22は、シリンダーホール20aの底面に形成され容量コンタクトプラグ13に接続する第2TiN膜と、シリンダーホール20aの側面に形成され第1TiN膜22aと合体した第2TiN膜と、で構成される。下部電極22は、各々のシリンダーホール20内に独立して存在する。この段階で、シリンダー層間膜(第1上部電極)16と、第1容量絶縁膜21と、下部電極22と、からなる第1キャパシタ24Aが形成される。シリンダー層間膜16は全ての第1キャパシタ24Aに共有される構成となる。
次に、図10を参照する。下部電極22の表面(内表面及び上面)を含む全面に厚さ7nmの第2容量絶縁膜23を形成する。これによりシリンダーホール20a内に新たな(第3)シリンダーホールが形成される。第2容量絶縁膜23は、第1容量絶縁膜21と同様に形成することができる。
次に、第2容量絶縁膜23の表面を覆い、第3シリンダーホールを埋設する厚さ10nmの上部電極24をALD法により形成する。上部電極24は、下部電極22と同様にTiN膜で形成することができる。この段階で、下部電極22、第2容量絶縁膜23、上部電極24からなる第2キャパシタ24Bが形成される。上部電極24は全ての第2キャパシタ24Bに共有される構成となる。
次に、図11を参照する。図2に示したキャパシタ領域41を覆う図示しないキャパシタ領域マスク膜を形成する。次に、キャパシタ領域マスク膜をマスクとする異方性ドライエッチング法により、上面が露出している上部電極24、第2容量絶縁膜23及びマスク絶縁膜19を順次エッチングする。これにより、周辺埋設絶縁膜18の上面18uとシリンダー層間膜16の一部の上面16uとが露出する。シリンダー層間膜16の上面16uが露出した領域がコンタクト領域CAを規定する。コンタクト領域CAは図2に示したように、メモリセル領域端部40Aに沿って、キャパシタ領域41の外周を囲んで形成される帯状の領域となる。次に、キャパシタ領域マスク膜を除去する。
次に、図12を参照する。全面にプレート電極25及び第2ストッパー膜25Aを形成する。プレート電極25は、シリサイド層と、バリヤ層と、低抵抗層の三層構造とすることができる。例えば、チタンシリサイド(TiSi)膜、TiN膜、W膜を順次スパッタ法で成膜することによりプレート電極25を形成することができる。この場合、TiN膜からなる上部電極24の上面24u、コンタクト領域CAに位置する多結晶シリコン膜からなるシリンダー層間膜16の上面16u及び周辺埋設絶縁膜18の上面18uのいずれにも、TiSi膜、TiN膜、W膜からなる3層膜が形成される。なお、シリサイド膜にはTiSi膜に限らずコバルトシリサイド(CoSi)膜やニッケルシリサイド(NiSi)膜を用いても良い。また、シリサイド膜は、Ti、Co、Niなどの金属原子層をスパッタ法により成膜した後、熱処理によりシリサイド化する方法を用いて形成しても良い。この場合、金属原子層とシリコンとの反応によってシリサイド膜が形成されるので、コンタクト領域CAに位置するシリコン膜からなるシリンダー層間膜16の上面にのみシリサイド膜が形成される。その他の領域に形成された金属原子層はシリサイド膜を形成しないので熱処理後に除去する。
第2ストッパー膜25Aは、例えばシリコン窒化膜である。プラズマCVD法を用いてプレート電極25の全面にシリコン窒化膜を形成し、第2ストッパー膜25Aとする。
上記のように、コンタクト領域CAのシリンダー層間膜16の上面16uにはシリサイド層と、バリヤ膜となるTiN膜と、低抵抗のW膜が形成される。これにより、コンタクト領域CAにおけるシリンダー層間膜16との接触抵抗を低減すると共に電極自体の抵抗が低減されたプレート電極25を形成することができる。
次に、リソグラフィと異方性ドライエッチング法により、メモリセル領域MAを覆うマスク膜を形成した後、周辺埋設絶縁膜18上に形成されている第2ストッパー膜25A及びプレート電極25を除去する。これにより、メモリセル領域MA内に第2ストッパー膜25A及びプレート電極25が形成される。次に、マスク膜を除去する。
上記のように、プレート電極25を形成することにより、第1キャパシタ24Aを構成する第1上部電極(シリンダー層間膜16)と第2キャパシタ24Bを構成する第2上部電極(上部電極24)とが接続される。本実施の形態では、各々の電極を接続するためのコンタクトプラグや配線を必要としない。したがって、コンタクトプラグや配線を用いることなく各々の上部電極を接続できるので配線の断線やショートに起因する不都合を回避できる。
次に、再び図1及び図2を参照する。第2ストッパー膜25A及び周辺埋設絶縁膜18を覆うように全面にシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜25Bを形成する。次に、CMP法により第2層間絶縁膜25Bの表面を平坦化する。次に、リソグラフィと異方性ドライエッチング法により、第2層間絶縁膜25Bと第2ストッパー膜25Aとを貫通するセルコンタクトホール26aをコンタクト領域CAに形成する。これによりプレート電極25の上面25uが露出する。同様に、第2層間絶縁膜25Bと第1ストッパー膜15とを貫通する周辺コンタクトホール26bを周辺配線14上に形成する。これにより周辺配線14の上面が露出する。シリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜25Bの異方性ドライエッチングにはフッ素含有プラズマを用いる。この場合、プレート電極25を構成するW膜もエッチングされるが、本実施の形態では第1ストッパー膜15、第2ストッパー膜25Aを各々のW膜の上面に形成しているので、エッチング条件の調整により各々のW膜が過剰にエッチングされることを回避できる。
次に、周知のCVD法により、セルコンタクトホール26a及び周辺コンタクトホール26bを埋設するように、全面にW膜を形成する。その後、CMP法により第2層間絶縁膜25B上に形成されたW膜を除去する。これによりセルコンタクトプラグ27及び周辺コンタクトプラグ28が形成される。次に、スパッタ法により金属膜を成膜した後、リソグラフィと異方性ドライエッチング法によりセル上層配線29及び周辺上層配線30を形成する。セル上層配線29は、複数のセルコンタクトプラグ27の上面に接触するように、周辺上層配線30は、複数の周辺コンタクトプラグ28の上面に接触するように形成される。これにより、図2に示すように、複数のセルコンタクトプラグ27はセル上層配線29により相互に接続される。また、複数の周辺コンタクトプラグ28は周辺上層配線30により相互に接続される。
その後、図示しないさらに上層の配線や層間絶縁膜を積層して半導体記憶装置100が完成する。
本実施の形態では、セルコンタクトプラグ27を各々分離された個別のセルコンタクトホール26a内に形成しているが、これに限るものではない。セルコンタクトプラグ27に代えて、連続する溝を埋設するライン状のコンタクトプラグとすることもできる。ライン状コンタクトプラグではプレート電極25との接触面積を拡大できるので接触抵抗を個別に形成されたセルコンタクトプラグ27の場合よりも低減できる。前述のようにセルコンタクトプラグ27はメモリセル領域内であれば、配置位置の制限はない。
また、本実施の形態では、シリンダー層間膜16をリン含有シリコン膜で構成する例について説明したが、ボロン含有シリコン膜とすることもできる。この場合は、原料ガスとしてモノシランに加えジボラン(B)もしくは3塩化ホウ素(BCl)を用い、成膜温度を350から400℃の範囲とする条件のCVD法により形成することができる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態に係る半導体記憶装置200の構成について、図13及び図14を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、シリンダー層間膜16を構成する第2シリンダー層間膜16bを不純物非含有シリコン膜のまま残存させることにある。これに伴って、第1キャパシタ24Aを構成する第1上部電極(シリンダー層間膜16)と第2キャパシタ24Bを構成する第2上部電極(上部電極24)との接続方式が一つのコンタクトプラグを介して上下方向に接続される構成となる点も異なっている。以下、第1の実施の形態と重複する説明は割愛し、異なる構成について説明する。
図13及び図14を参照する。メモリセル領域MAの第1ストッパー膜15上に第1シリンダー層間膜16aと第2シリンダー層間膜16bが配置される。第1シリンダー層間膜16aは、不純物としてリンを含有する多結晶シリコン膜で構成され導体として機能する。第2シリンダー層間膜16bは、不純物を含有しない多結晶シリコン膜16bbと、不純物としてリンを含有する多結晶シリコン膜16bcと、で構成される。リンの濃度はいずれの場合も第1実施の形態と同じである。不純物を含有しない多結晶シリコン膜16bbは導体ではないため第1上部電極として機能しない。リン含有多結晶シリコン膜16bcは、シリンダーホール20を構成する側面16ba(図6参照)に接して配置される。すなわち、リン含有多結晶シリコン膜16bcは、側面16baに沿ってZ方向に延在し第1シリンダー層間膜16aの上面に接続される側面導体16bcとなる。したがって、本実施の形態において、第1キャパシタ24Aの第1上部電極16は、第1シリンダー層間膜16aと、第2シリンダー層間膜16bの一部となる側面導体16bcと、で構成される。
本実施の形態では、マスク絶縁膜19が周辺埋設絶縁膜18上にも残存する構成となる。したがって、キャパシタ領域41を区画するキャパシタ領域端部41Aとなるマスク絶縁膜19の側面が存在しない。そこで本実施の形態では、メモリセル領域MAの中央部に所定サイズのキャパシタ領域41を画定し、そのキャパシタ領域41とメモリセル領域端部40Aの間に位置する領域をコンタクト領域CAとする。
第2容量絶縁膜23、上部電極24、プレート電極25は、メモリセル領域MAに位置するマスク絶縁膜19上に配置される。したがって、第2容量絶縁膜23、上部電極24、プレート電極25は、いずれもメモリセル領域端部40Aに一致する同一の端部を有している。キャパシタ領域41とメモリセル領域端部40Aの間に位置するコンタクト領域CAにセルコンタクトプラグ27が配置される。
セルコンタクトプラグ27は、第2層間絶縁膜25B、プレート電極25、上部電極24、第2容量絶縁膜23、マスク絶縁膜19、不純物非含有多結晶シリコン膜からなる第2シリンダー層間膜16bを貫通し、その一部が第1シリンダー層間膜16aの内部に位置するように配置される。つまり、セルコンタクトプラグ27の底面27aは、第1シリンダー層間膜16aの上面よりも低い位置にある。第2シリンダー層間膜16bは導体ではないので電気的な接続を確保できない。したがって、導体であり上部電極として機能する第1シリンダー層間膜16aまでセルコンタクトプラグ27を配置する必要がある。これにより、第2キャパシタ24Bの第2上部電極(上部電極24)と第1キャパシタ24Aの第1上部電極(第1シリンダー層間膜16a)とはセルコンタクトプラグ27を介してZ軸方向(上下方向)に接続される構成となる。側面導体16bcは、その下面に接続される第1シリンダー層間膜16a及びセルコンタクトプラグ27を介して上部電極24に接続される構成となる。側面導体16bcがない場合、不純物非含有多結晶シリコン膜が第1容量絶縁膜21に接する構成となるが、不純物非含有多結晶シリコン膜は導体ではないためキャパシタとして機能しない。
本実施の形態では、セルコンタクトプラグ27をコンタクト領域CAに配置することが必要である。キャパシタ領域41にはキャパシタ(24A,24B)が配置されているのでセルコンタクトプラグ27を配置することができないからである。図14では複数のセルコンタクトプラグ27が独立したセルコンタクトホール26a(図13参照)内にそれぞれ配置されている。しかしながら、第1の実施の形態と同様に、セルコンタクトプラグ27に代えて、連続する溝内に配置されるライン状のコンタクトプラグとしても良い。なお、図14ではメモリ領域MAのX方向の両端に位置するコンタクト領域CAにセルコンタクトプラグ27が配置される構成を示しているが、これに限らずキャパシタ領域41を囲むように全周に配置しても良い。また、各辺に半分ずつ配置するなど、メモリセル領域の周縁に沿って配置されるコンタクト領域CA内において複数のセルコンタクトプラグ27を任意に配置することが可能である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置200の製造方法において、第1の実施の形態と異なる点は、図15に示すように、シリンダーホール20を形成した後、側面導体16bcを形成する点にある。その他の工程は第1の実施の形態に倣って製造することができる。
側面導体16bcを形成するには、気相拡散法や固相拡散層を用いることができる。気相拡散法としては、例えば、650〜750℃のホスフィン(PH)雰囲気中に半導体基板を晒す方法を用いる。これにより、不純物非含有シリコン膜からなる第2シリンダー層間膜16bの表面に吸着したPHのリンがシリコン中に拡散し、リン含有シリコン相6bcを形成する。上記の温度では非晶質シリコン膜(第2シリンダー層間膜16b)は多結晶シリコン膜に変換される。したがって、気相拡散処理が終了した段階では、リン含有シリコン層はリン含有多結晶シリコン層からなる導体に変化している。気相拡散法の他、800〜1000℃のオキシ塩化リン(POCl)と酸素の混合ガス中に半導体基板を晒す方法やCVD法により形成したPSG(Phospho-Silicate Glass)膜からリンを固相拡散させる方法などを用いることができる。側面導体16bcのX方向の厚さは2〜3nmの範囲で形成される。
本実施の形態では、第1の実施の形態で用いたイオン注入法を用いることなく、キャパシタの上部電極として機能する側面導体を部分的に形成してキャパシタを構成することができる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、セルコンタクトホール26aを形成する際に、シリコン酸化膜、金属膜、シリコン酸化膜、シリコン膜の4層材料を連続してドライエッチングする必要がある。このため、セルコンタクトホール26aを周辺コンタクトホール26bと同時に形成する上で整合性を取りにくい場合がある。本実施の形態では、プレート電極25及びシリンダー層間膜16の各々の上面に独立したコンタクトプラグを形成し、それらのコンタクトプラグを上層配線で接続する。本実施の形態は、コンタクトプラグ及びコンタクトプラグを接続するための配線を用いるものであるが、いずれも同一平坦面上でのリソグラフィでパターン形成が可能であり、配線の断線やショートに起因する不都合は生じない。
図16は、本実施の形態に係る半導体記憶装置300の概略平面レイアウトを示す平面図である。図16に示すように、本実施の形態では、第2容量絶縁膜23、上部電極24及びプレート電極25の端部がメモリセル領域端部40Aに一致する領域と、キャパシタ領域端部41Aに一致する領域(所定領域)を有するように、第2容量絶縁膜23、上部電極24及びプレート電極25が配置されている。この構成により、コンタクト領域CAには、シリンダー層間膜16の上方にプレート電極25が存在する第1コンタクト領域CAaと、プレート電極25が存在しない第2コンタクト領域CAbと、が共存する構成となる。本実施の形態では、第1コンタクト領域CAaと第2コンタクト領域CAbがメモリ領域端部40Aに沿って交互に配置されている。換言すると第1コンタクト領域CAa及び第2コンタクト領域CAbは、それぞれ、メモリセル領域の周縁に沿って周期的に配置されている。しかしながら、第1コンタクト領域CAaと第2コンタクト領域CAbの配置はこれに限るものではない。
図17は第1コンタクト領域CAaをX方向に通過するA−A’線断面を、図18は第2コンタクト領域CAbをX方向に通過するB−B’線断面を、各々示している。
図17には、第1コンタクト領域CAaに第1セルコンタクトプラグ27Aを配置した構成が示されている。第1セルコンタクトプラグ27Aは、第1セルコンタクトホール26aa内に配置されている。すなわち、第1セルコンタクトプラグ27Aはプレート電極25を貫通することなく、プレート電極25の上面25uに接続されている。一方、図18には第2セルコンタクトプラグ27Bを配置した構成が示されている。第2セルコンタクトプラグ27Bは、第2セルコンタクトホール26ab内に配置されている。すなわち、第2セルコンタクトプラグ27Bは、第2層間絶縁膜25B及びマスク絶縁膜19を貫通し、その一部がシリンダー層間膜16の内部に位置して配置され、シリンダー層間膜16に電気的に接続されている。第2層間絶縁膜25B及びマスク絶縁膜19及びシリンダー層間膜16は、いずれもシリコン酸化膜である。したがって、第1セルコンタクトプラグ27A及び第2セルコンタクトプラグ27Bがそれぞれ内部に配置される第1及び第2コンタクトホール26aa、26abは、いずれも基本的にシリコン酸化膜のドライエッチングだけで形成できる。また、同一平面上でのリソグラフィによりコンタクトホールパターンを形成できるので、リソグラフィにおける焦点深度の違いに起因するパターンサイズのばらつきを回避できる。
第1セルコンタクトプラグ27A及び第2セルコンタクトプラグ27Bは、セル上層配線29で相互に接続される。これにより、プレート電極25すなわち上部電極24はシリンダー層間膜16と電気的に接続される。上層配線29及び30も同一平面上でのリソグラフィにより形成される配線パターンで構成されるので配線の断線やショートは発生しない。また、本実施の形態では第2の実施の形態とは異なり、第1及び第2セルコンタクトホール26aa、26abをシリコン酸化膜のエッチングのみで形成するので、周辺コンタクトホール26bを形成する工程との整合性を確保でき、同一工程で実施することができる。
以上本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく種々の変形、変更が可能である。特に、成膜材料、成膜方法、エッチング方法、膜厚等は単なる例示に過ぎず適宜選択可能である。
10 半導体基板
11 埋め込みゲート電極
11a 容量拡散層
12 第1層間絶縁膜
13 容量コンタクトプラグ
14 周辺配線
15 第1ストッパー膜
16 シリンダー層間膜(第1上部電極)
16a 第1シリンダー層間膜
16aa 側面
16b 第2シリンダー層間膜
16ba 側面
16bb 多結晶シリコン膜
16bc 多結晶シリコン膜(側面導体)
16u 上面
18 周辺埋設絶縁膜
18u 上面
19 マスク絶縁膜
19A マスク開口
19a 側面
20 シリンダーホール
20a シリンダーホール
21 第1容量絶縁膜
22 下部電極
22a 第1TiN膜
23 第2容量絶縁膜
24 上部電極
24u 上面
24A 第1キャパシタ
24B 第2キャパシタ
25 プレート電極
25A 第2ストッパー膜
25B 第2層間絶縁膜
25u 上面
26a セルコンタクトホール
26b 周辺コンタクトホール
26aa 第1セルコンタクトホール
26ab 第2セルコンタクトホール
27 セルコンタクトプラグ
27a 底面
27A 第1セルコンタクトプラグ
27B 第1セルコンタクトプラグ
28 周辺コンタクトプラグ
29 セル上層配線
30 周辺上層配線
40A メモリセル領域端部
41 キャパシタ領域
41A キャパシタ領域端部
50 半導体チップ
100 半導体記憶装置
200 半導体記憶装置
300 半導体記憶装置

Claims (19)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上のメモリセル領域に配置されたシリコン膜からなるシリンダー層間膜と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、
    前記シリンダー層間膜の上面の所定領域を除く領域に配置されたマスク絶縁膜と、
    前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、
    前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、
    前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成する第2容量絶縁膜と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、
    前記上部電極の上面を覆うように前記メモリセル領域全体に配置され、前記シリンダー層間膜の上面の前記所定領域に直接接触するプレート電極と、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記シリンダー層間膜の上面の前記所定領域は、前記メモリセル領域の周辺部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記プレート電極の表面を覆う上部ストッパー膜と、
    前記上部ストッパー膜及び前記周辺埋設絶縁膜を覆う上部層間絶縁膜と、
    前記上部層間絶縁膜及び前記上部ストッパー膜を貫通して前記プレート電極に接触するセルコンタクトプラグと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記セルコンタクトプラグは前記メモリセル領域の前記周辺部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板と前記シリンダー層間膜及び前記周辺埋設絶縁膜の各々との間に配置された下部層間絶縁膜及び下部ストッパー膜と、
    前記下部層間絶縁膜と前記下部ストッパー膜との間に配置された周辺配線と、
    前記上部層間絶縁膜、前記周辺埋設絶縁膜及び前記下部ストッパー膜を貫通して前記周辺配線に接触する周辺コンタクトプラグと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置。
  6. 前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記セルコンタクトプラグの上面に接触するセル上層配線と、
    前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記周辺コンタクトプラグの上面に接触する周辺上層配線と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 半導体基板と、
    前記半導体基板上のメモリセル領域に配置され、第1シリコン膜及び第2シリコン膜の積層膜からなるシリンダー層間膜と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、
    前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上に配置されたマスク絶縁膜と、
    前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、
    前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、
    前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の前記メモリセル領域に位置する部分の上面を覆う第2容量絶縁膜と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、
    前記上部電極の上面を覆うように前記メモリセル領域全体に配置されるプレート電極と、
    前記プレート電極、前記上部電極、前記第2容量絶縁膜、前記マスク絶縁膜及び前記第2シリコン膜を貫通し、その一部が前記第1シリコン膜の内部に位置するように配置されたセルコンタクトプラグと、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  8. 前記セルコンタクトプラグは前記メモリセル領域の周辺部に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記メモリセル領域において前記プレート電極の表面を覆うと共に前記メモリセル領域以外の領域において前記マスク絶縁膜の表面を覆う上部層間絶縁膜をさらに含み、
    前記セルコンタクトプラグは前記上部層間絶縁膜を貫通して配置されている、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体基板と前記シリンダー層間膜及び前記周辺埋設絶縁膜の各々との間に配置された下部層間絶縁膜及び下部ストッパー膜と、
    前記下部層間絶縁膜と前記下部ストッパー膜との間に配置された周辺配線と、
    前記上部層間絶縁膜、前記マスク絶縁膜、前記周辺埋設絶縁膜及び前記下部ストッパー膜を貫通して前記周辺配線に接触する周辺コンタクトプラグと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記セルコンタクトプラグの上面に接触するセル上層配線と、
    前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記周辺コンタクトプラグの上面に接触する周辺上層配線と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 半導体基板と、
    前記半導体基板上のメモリセル領域に配置されたシリコン膜からなるシリンダー層間膜と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に配置され、かつ前記シリンダー層間膜の上面に一致する上面を有する周辺埋設絶縁膜と、
    前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上に配置されるマスク絶縁膜と、
    前記マスク絶縁膜及び前記シリンダー層間膜を貫通して形成された第1シリンダーホールの内側面を覆うように配置されて第2シリンダーホールを形成する第1容量絶縁膜と、
    前記第2シリンダーホールの内側面に接する外側面を有する有底筒状の下部電極と、
    前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の上面であって所定領域を除く前記メモリセル領域に位置する部分を覆う第2容量絶縁膜と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設する上部電極と、
    前記上部電極の上面を覆うように配置されるプレート電極と、
    前記プレート電極の上面に接続される第1セルコンタクトプラグと、
    前記所定領域において、前記マスク絶縁膜を貫通し、その一部が前記シリンダー層間膜の内部に位置するように配置された第2セルコンタクトプラグと、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  13. 前記所定領域は、前記メモリセル領域の周縁に沿って間隔を開けて配置された複数の小領域であることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記プレート電極の表面を覆うと共に前記所定領域において前記マスク絶縁膜の表面を覆う上部層間絶縁膜をさらに含み、
    前記第1セルコンタクトプラグ及び前記第2セルコンタクトプラグは前記上部層間絶縁膜を貫通して配置されている、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の半導体装置。
  15. 前記半導体基板と前記シリンダー層間膜及び前記周辺埋設絶縁膜の各々との間に配置された下部層間絶縁膜及び下部ストッパー膜と、
    前記下部層間絶縁膜と前記下部ストッパー膜との間に配置された周辺配線と、
    前記層間絶縁膜、前記マスク絶縁膜、前記周辺埋設絶縁膜及び前記下部ストッパー膜を貫通して前記周辺配線に接触する周辺コンタクトプラグと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記第1セルコンタクトプラグ及び前記第2セルコンタクトプラグの上面に接触するセル上層配線と、
    前記上部層間絶縁膜上に配置され、前記第周辺コンタクトプラグの上面に接触する周辺上層配線と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 半導体基板上のメモリセル領域にシリコン膜からなるシリンダー層間膜を形成する工程と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、
    前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、
    前記シリンダー層間膜の上面及び前記周辺埋設絶縁膜の上面にマスク絶縁膜を形成する工程と、
    前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、
    前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、
    前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2シリンダーの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の内表面を覆いかつ第3シリンダーホールを形成するように第2容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆いかつ前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、
    前記メモリセル領域に含まれるキャパシタ領域以外の領域に形成された前記上部電極、前記第2容量絶縁膜及び前記マスク絶縁膜を除去し、前記シリンダー層間膜の上面の一部を露出させる工程と、
    前記上部電極の上面を覆い、かつ露出した前記シリンダー層間膜の上面の一部に直接接触するようにプレート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 半導体基板上のメモリセル領域に第1シリコン膜及び第2シリコン膜の積層膜からなるシリンダー層間膜を形成する工程と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、
    前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、
    前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上にマスク絶縁膜を形成する工程と、
    前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、
    前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、
    前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2シリンダーホールの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の前記メモリセル領域に位置する部分の上面を覆うように第2容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極の上面を覆うようにプレート電極を形成する工程と、
    前記プレート電極、前記上部電極、前記第2容量絶縁膜、前記マスク絶縁膜及び前記第2シリコン膜を貫通し、前記第1シリコン膜の内部に達するセルコンタクトホールを形成する工程と、
    前記セルコンタクトホールを埋設するようにセルコンタクトプラグを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 半導体基板上のメモリセル領域にシリンダー層間膜を形成する工程と、
    前記シリンダー層間膜の周囲を囲むように前記半導体基板上に周辺埋設絶縁膜を形成する工程と、
    前記周辺埋設絶縁膜の上面を前記シリンダー層間膜の上面に一致させる工程と、
    前記シリンダー層間膜上及び前記周辺埋設絶縁膜上にマスク絶縁膜を形成する工程と、
    前記マスク絶縁膜に開口を形成する工程と、
    前記開口が形成された前記マスク絶縁膜をマスクとして前記シリンダー層間膜をエッチングして第1シリンダーホールを形成する工程と、
    前記第1シリンダーホールの内側面を覆いかつ第2シリンダーホールを形成するように第1容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2シリンダーホールの内側面及び底面を覆うように下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の内表面を覆い第3シリンダーホールを形成すると共に前記マスク絶縁膜の上面を覆うように第2容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2容量絶縁膜の表面を覆うと共に前記第3シリンダーホールを埋設するように上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極の上面を覆うようにプレート電極を形成する工程と、
    前記メモリセル領域に含まれる特定領域を除いて前記メモリセル領域上に前記プレート電極、前記上部電極及び前記第2容量絶縁膜が残存するように、前記プレート電極、前記上部電極及び前記第2容量絶縁膜の一部を除去する工程と、
    上部層間絶縁膜を全面に形成する工程と、
    前記メモリセル領域の前記特定領域以外の領域において前記上部像間絶縁膜を貫通し前記プレート電極の一部を露出させる第1セルコンタクトホールを形成する工程と、
    前記メモリセル領域の前記特定領域において前記上部層間絶縁膜及び前記マスク絶縁膜を貫通しかつ前記シリンダー層間膜の内部に達する第2セルコンタクトホールを形成する工程と、
    前記第1セルコンタクトホールを埋設する第1セルコンタクトプラグと、前記第2セルコンタクトホールを埋設する第2セルコンタクトプラグとを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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CN116209257A (zh) * 2023-05-05 2023-06-02 长鑫存储技术有限公司 半导体器件及其制备方法

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