JP2016047706A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用状態と収納状態とで、高さが変化するピリオンステップであって、構造が簡単で部品点数を少なくすることができるピリオンステップを備えた鞍乗り型車両を提供することを課題とする。【解決手段】リヤクッション30の構成要素である調整機構45に、ピリオンステップ34を付設する。【効果】ピリオンステップ34をスパナーの代わりにして、調整機構45を回すと、高さ調整機構45を上下して、ピリオンステップ34の高さを変えることができる。ピリオンステップ34を直接的に調整機構45に取付けるため、部品点数の削減が図れる。【選択図】図2
Description
本発明は、運転者と同乗者が前後に並んで乗車可能な鞍乗り型車両に関する。
いわゆる、2人乗車可能な鞍乗り型車両には、同乗者が足を乗せるピリオンステップが備えられる。2人乗車可能な鞍乗り型車両は、運転者だけが乗って走行することができ、この場合は、ピリオンステップは、邪魔にならないように収納状態にすることが望まれる。
従来、ピリンステップの収納構造には、各種の構造のものが知られている(例えば、特許文献1(第2図、第3図)参照。)。
特許文献1の第3図に、使用状態のピリオンステップ(21)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)が示されており、ピリオンステップ(21)のステップ部(22)が、サイドカバー(11)から水平に突出しており、同乗者はステップ部(22)に足を載せることができる。
特許文献1の第2図に、収納状態のピリオンステップ(21)が示され、ステップ部(22)は、90°旋回した後に上げられ、結果、サイドカバー(11)内に隠される。
そのためには、縦パイプ(13)、この縦パイプ(13)に回転自在に且つ軸方向移動可能に収納されるロッド部(23)、上昇位置でロッド部(23)を保持するクリップ(16)などが必要なため、構造が全体的に複雑で部品点数が多くなり、コストが嵩む。
そのためには、縦パイプ(13)、この縦パイプ(13)に回転自在に且つ軸方向移動可能に収納されるロッド部(23)、上昇位置でロッド部(23)を保持するクリップ(16)などが必要なため、構造が全体的に複雑で部品点数が多くなり、コストが嵩む。
鞍乗り型車両のコストダウンが求められる中、構造が簡単で部品点数が少ないピリオンステップ構造が望まれる。
本発明は、使用状態と収納状態とで、高さが変化するピリオンステップであって、構造が簡単で部品点数を少なくすることができるピリオンステップを備えた鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者と同乗者が前後に並んで乗車可能で、前記同乗者が乗車時に足を載せる左右のピリオンステップを備え、後輪が左右のリヤクッションを介して車体フレームに連結されている鞍乗り型車両であって、
前記リヤクッションは、軸回りに回転することで、スプリングの長さや硬さを調整する調整機構を備えており、左の調整機構に前記左のピリオンステップが取付けられ、右の調整機構に前記右のピリオンステップが取付けられていることを特徴とする。
前記リヤクッションは、軸回りに回転することで、スプリングの長さや硬さを調整する調整機構を備えており、左の調整機構に前記左のピリオンステップが取付けられ、右の調整機構に前記右のピリオンステップが取付けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、調整機構は、リヤクッションが車両に取付けられた状態で、リヤクッションの下部に取付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ピリオンステップは、可倒構造であって、使用時に下方へ倒し、非使用時に立てて収納可能にすることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、左右の調整機構は、車体中心に対して線対称の形状とされていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、リヤクッションは、上部が車両前方、下部が車両後方になるように傾けて取付けられ、ピリオンステップは、収納時に左右とも車両前方に位置していることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、調整機構は、ピリオンステップの収納時に用いる段と、ピリオンステップの使用時に用いる段と、これらの段とは別に少なくとも1個の段と、これらの段部の一つに嵌合するストッパとを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、リヤクッションに備えられている調整機構に、ピリオンステップを取付けた。車体フレームから延ばすピリオンステップブラケットや、特許文献1に示される縦パイプ、ロッド部及びクリップが、不要であるため、部品点数の大幅な削減が図れる。その上、ピリオンステップを調整機構に取付けるため、構造が極めて簡単になる。
調整機構は回すことで上下するため、使用状態と収納状態とで、ピリオンステップの高さが変化する。
よって、本発明によれば、使用状態と収納状態とで、高さが変化するピリオンステップであって、構造が簡単で部品点数を少なくすることができるピリオンステップを備えた鞍乗り型車両が提供される。
よって、本発明によれば、使用状態と収納状態とで、高さが変化するピリオンステップであって、構造が簡単で部品点数を少なくすることができるピリオンステップを備えた鞍乗り型車両が提供される。
二人乗りに備えて、収納状態のピリオンステップを使用状態にすると、調整機構が回転し、リヤクッションの設定が二人乗りに適した、スプリングの長さと硬さになる。
逆に、一人乗りに備えて、使用状態のピリオンステップを収納状態にすると、調整機構が回転し、リヤクッションの設定が一人乗りに適した、スプリングの長さと硬さになる。
すなわち、本発明により、ピリオンステップの引き出し、収納を実施することで、リヤクッションの設定を一緒に行うことができる。
逆に、一人乗りに備えて、使用状態のピリオンステップを収納状態にすると、調整機構が回転し、リヤクッションの設定が一人乗りに適した、スプリングの長さと硬さになる。
すなわち、本発明により、ピリオンステップの引き出し、収納を実施することで、リヤクッションの設定を一緒に行うことができる。
さらに、調整機構の回転は、従来であれば専用のスパナーを使用するが、本発明によれば、ピリオンステップを握って回すこともできるため、専用のスパナーが不要となり、車載工具の点数を低減することができる。
請求項2に係る発明では、調整機構をリヤクッションの下部に取付ける。調整機構が上部にあるものと下部にあるものが実用に供されているが、高さの点から、下部にある方がピリオンステップの取付けに適している。
請求項3に係る発明では、ピリオンステップは、使用時に下方へ倒し、非使用時に立てて収納可能にする。引き上げるよりは下げる方が、小さな力でピリオンステップを倒すことができる。
請求項4に係る発明では、左右の調整機構は、車体中心に対して線対称の形状とされている。収納時に、左右のピリオンステップが共に車両前方(又は共に車両後方)に向くため、外観性が向上する。
請求項5に係る発明では、リヤクッションは、下部が上部よりも車両後方になるように傾けて取付けられ、ピリオンステップは、収納時に左右とも車両前方に位置している。
収納状態から使用状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップは上昇する。ピリオンステップを水平旋回させるよりは、上昇旋回させる方が、引き上げにより力が掛けやすい。
また、使用状態から収納状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップは下降する。ピリオンステップを水平旋回させるよりは、下降旋回させる方が、押し下げにより力が掛けやすい。
収納状態から使用状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップは上昇する。ピリオンステップを水平旋回させるよりは、上昇旋回させる方が、引き上げにより力が掛けやすい。
また、使用状態から収納状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップは下降する。ピリオンステップを水平旋回させるよりは、下降旋回させる方が、押し下げにより力が掛けやすい。
請求項6に係る発明では、調整機構は、ピリオンステップの収納時に用いる段と、ピリオンステップの使用時に用いる段と、これらの段とは別に少なくとも1個の段とを備えている。一人乗り仕様と二人乗り仕様に容易に変更することができる他、別の少なくとも1個の段を用いることで、スプリングの長さや硬さを細かく調節することができ、微妙な乗り心地を容易に変更可能となる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、鞍乗り型車両10は、ヘッドパイプ11、このヘッドパイプ11から下へ延びるダウンパイプ12、このダウンパイプ12の後部から立ち上がるピボットプレート13と、ダウンパイプ12から斜め上にサブパイプ14などから構成される車体フレーム15と、ヘッドパイプ11に転舵可能に取付けられるフロントフォーク16と、このフロントフォーク16の下部に回転自在に取付けられる前輪17と、フロントフォーク16の上部に取付けられる前照灯18及びメータケース19と、フロントフォーク16の上端に取付けられる操向ハンドル21と、ヘッドパイプ11の後方に配置され車体フレーム15で支持されるエンジン22と、このエンジン22から延出する排気管23と、エンジン22の前方に配置されるラジエータ24と、エンジン22の上方に配置され車体フレーム15で支えられる燃料タンク25と、この燃料タンク25の後方に配置され車体フレーム15で支えられるタンデムシート26と、ピボットプレート13にピボット軸27で止められ車両後方へ延びるスイングアーム28と、このスイングアーム28の後部に回転自在に取付けられエンジン22で駆動される後輪29と、スイングアーム28と車体フレーム15とを結ぶリヤクッション30とを備える二輪車である。
タンデムシート26は、前部が運転者席31となり、運転者だけの乗車することができる他、後部が同乗者席32となるため、運転者と同乗者が前後に並んで乗車可能となる。
運転者はステップ33に足を載せる。同乗者はピリオンステップ34に足を載せる。ただし、図1ではピリオンステップ34は収納状態にあるため、使用状態にした後に、同乗者は足を載せる。
運転者はステップ33に足を載せる。同乗者はピリオンステップ34に足を載せる。ただし、図1ではピリオンステップ34は収納状態にあるため、使用状態にした後に、同乗者は足を載せる。
リヤクッション30の構造を次に説明する。
図2に示すように、リヤクッション30は、ダンパ36とスプリング37を備えるストラットダンパである。
ダンパ36は、ダンパチューブ38と、このダンパチューブ38に内蔵されるダンパピストンと、このダンパピストンから延びるダンパロッド39とからなる。
図2に示すように、リヤクッション30は、ダンパ36とスプリング37を備えるストラットダンパである。
ダンパ36は、ダンパチューブ38と、このダンパチューブ38に内蔵されるダンパピストンと、このダンパピストンから延びるダンパロッド39とからなる。
ダンパロッド39の先端にスプリングリテーナ(ばね受け)を兼ねるカップ状のケース41が取付けられ、このケース41に上部アイプレート(穴付き板)42が一体形成されている。この上部アイプレート42はボルトで車体フレーム(図1、符号15)に止められる。
ダンパチューブ38は底43で塞がれており、この底43に下部アイプレート44が一体形成され、この下部アイプレート44がボルトでスイングアーム(図1、符号28)に止められる。
さらに、ダンパチューブ38の軸方向途中に、スプリングアジャスタと呼ばれる調整機構45が回転可能に嵌められている。ダンパチューブ38の軸方向途中に小判型のストッパ46が取付けられており、このストッパ46で調整機構45の回転(空転)が抑制される。
さらに、ダンパチューブ38の軸方向途中に、スプリングアジャスタと呼ばれる調整機構45が回転可能に嵌められている。ダンパチューブ38の軸方向途中に小判型のストッパ46が取付けられており、このストッパ46で調整機構45の回転(空転)が抑制される。
調整機構45の一端にばね受け47が設けられ、このばね受け47とケース41でスプリング37が保持される。ばね受け47の高さ位置が変わると、スプリング37の長さが変わる。
本発明では、調整機構45に、ピリオンステップ34を取付けたことを構造的な特長とする。
本発明では、調整機構45に、ピリオンステップ34を取付けたことを構造的な特長とする。
図3は、調整機構45の展開図であり、金属板を打ち抜き形成することより、本体48の上辺に鋸歯状に山部49と谷部51が交互に形成される。併せて、下辺からの距離がd1である浅い段52と、下辺からの距離d2が距離d1よりも十分に大きい深い段53と、両段52、53を繋ぐ斜面54が形成される。両段52、53は、図示するような凹状段が望ましいが、平坦な段であってもよい。ストッパ46、46は180°ピッチで2個ダンパチューブ38に設けられている。
一端55が他端56に当たるように、丸める。そして、一端55に他端56を接合して円筒を形成する。そして、山部49を花びらのように、90°折り曲げてばね受け47を形成する。90°折り曲げは円筒形成の前でも差し支えない。以上により調整機構45が出来上がる。
本体48に一対のプレート57を溶接し、ピン58でピリオンステップ34を取付ける。
本体48に一対のプレート57を溶接し、ピン58でピリオンステップ34を取付ける。
調整機構45の作用を次に述べる。
図4(a)にて、想像線で示すピリオンステップ34は収納状態に相当する。使用状態にするには、矢印(1)のように倒して水平にする。次に、ピリオンステップ34を矢印(2)のように横旋回させる。すると、ストッパ46に斜面54が競り上がる。
結果、図4(b)に示すように、調整機構45は高低差Hだけ上昇する。スプリング37は縮められ反力が増加する。この高低差Hは、図3に示すd1とd2の差(d2−d1)に相当する。
図4(a)にて、想像線で示すピリオンステップ34は収納状態に相当する。使用状態にするには、矢印(1)のように倒して水平にする。次に、ピリオンステップ34を矢印(2)のように横旋回させる。すると、ストッパ46に斜面54が競り上がる。
結果、図4(b)に示すように、調整機構45は高低差Hだけ上昇する。スプリング37は縮められ反力が増加する。この高低差Hは、図3に示すd1とd2の差(d2−d1)に相当する。
スプリング37の反力を調整する場合、従来は特殊なスパナーを使用するが、本発明によれば、ピリオンステップ34が取っ手の役割を果たすため、特殊なスパナーは不要となる。
また、従来は車体フレームからステップブラケットを延ばし、このステップブラケットにピリオンステップを取付けていた。ステップブラケットは、一般に車体前後方向又は上下方向に延びる比較的大きな部材であり、重量も嵩む。
この点、本発明では、図2に示すように、小さなプレート57で済ませることができ、大きくて重いステップブラケットは不要となる。
この点、本発明では、図2に示すように、小さなプレート57で済ませることができ、大きくて重いステップブラケットは不要となる。
好ましくは、図5に示すように、左の調整機構45L(Lは左を示す添え字)は、矢印(2)のように左旋回して使用状態とし、右の調整機構45R(Rは右を示す添え字)は、矢印(3)のように右旋回して使用状態とする。
そのため、左右の調整機構45L、45Rは、車体中心59に対して線対称の形状とする。
そのため、左右の調整機構45L、45Rは、車体中心59に対して線対称の形状とする。
この例では、収納状態で左のピリオンステップ34Lと右のピリオンステップ34Rが共に車両前方にあるため、外観性が高まる。
なお、収納状態で左のピリオンステップ34Lと右のピリオンステップ34Rが共に車両後方にあるようにしてもよい。
なお、収納状態で左のピリオンステップ34Lと右のピリオンステップ34Rが共に車両後方にあるようにしてもよい。
また、収納状態ではピリオンステップ34L、34Rが目立たないため、収納状態で左のピリオンステップ34Lは車両前方にあり、右のピリオンステップ34Rが車両後方にあるようにしてもよい。または、その逆でもよい。
図1に示すリヤクッション30は、上部が車両前方、下部が車両後方になるように傾いて取付けられており、収納状態でピリオンステップ34は車両前方に位置している。
なお、リヤクッション30を、傾けることなく鉛直に配置することは差し支えない。また、リヤクッション30を、上部が車両後方、下部が車両前方になるように傾けることも可能である。
配置姿勢は自由に選択できるものの、リヤクッション30は、上部が車両前方、下部が車両後方になるように傾けることが推奨される。その理由を次に述べる。
なお、リヤクッション30を、傾けることなく鉛直に配置することは差し支えない。また、リヤクッション30を、上部が車両後方、下部が車両前方になるように傾けることも可能である。
配置姿勢は自由に選択できるものの、リヤクッション30は、上部が車両前方、下部が車両後方になるように傾けることが推奨される。その理由を次に述べる。
図6(a)は比較例を示し、リヤクッション30は鉛直に配置されている。この場合、ピリオンステップ34は水平に回される(矢印(4)、正しくは矢印は、図面の奥から手前に向く。)。
一方、図6(b)は実施例を示し、リヤクッション30は上部が前、下部が後になるように、斜めに配置されている。ピリオンステップ34には矢印(5)のように斜め上に力が加えられる。
一方、図6(b)は実施例を示し、リヤクッション30は上部が前、下部が後になるように、斜めに配置されている。ピリオンステップ34には矢印(5)のように斜め上に力が加えられる。
人間工学的には、身体の上下動を利用できることから単なる水平旋回よりは、斜め上にや斜め下へ回す方が、力を入れやすい。
すなわち、収納状態から使用状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップ34は上昇する。ピリオンステップ34を矢印(4)のように水平旋回させるよりは、矢印(5)のように上昇旋回させる方が、引き上げにより力が掛けやすい。
また、使用状態から収納状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップ34は下降する。ピリオンステップ34を水平旋回させるよりは、下降旋回させる方が、押し下げにより力が掛けやすい。
すなわち、収納状態から使用状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップ34は上昇する。ピリオンステップ34を矢印(4)のように水平旋回させるよりは、矢印(5)のように上昇旋回させる方が、引き上げにより力が掛けやすい。
また、使用状態から収納状態に移行するときに回転させると、ピリオンステップ34は下降する。ピリオンステップ34を水平旋回させるよりは、下降旋回させる方が、押し下げにより力が掛けやすい。
ところで、図3では、調整機構45の本体48に、浅い段52と深い段53とを設け、使用時に浅い段52をストッパ46に嵌合し、収納時に深い段53をストッパ46に嵌合させる。段52、53の一方を選択するため、調整作業は楽である。反面、スプリング37の微調整に難がある。スプリング37の微調整を可能にする構造例を次に説明する。
図7に示すように、調整機構45は、本体48の下辺に、深い段53と、浅い段52と、この浅い段52よりも浅い第1段61と、浅い段52より深い第2段62と、深い段53より深い第3段63とを備えている。図示するように、第1段61、浅い段52、第2段62、深い段53、第3段63がこの順で並んでいる。結果、5段階にスプリング37の長さを変更することができ、より細かな調整が可能となる。なお、段の数は任意に増減することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両、15…車体フレーム、26…タンデムシート、29…後輪、30…リヤクッション、30L…左のリヤクッション、30R…右のリヤクッション、31…運転者席、32…同乗者席、34…ピリオンステップ、34L…左のピリオンステップ、34R…右のピリオンステップ、37…スプリング、45…調整機構、45L…左の調整機構、45R…右の調整機構、46…ストッパ、52…使用時に用いる段(浅い段)、53…収納時に用いる段(深い段)、59…車体中心、61〜63…別の段。
Claims (6)
- 運転者と同乗者が前後に並んで乗車可能で、前記同乗者が乗車時に足を載せる左右のピリオンステップ(34L、34R)を備え、後輪(29)が左右のリヤクッション(30L、30R)を介して車体フレーム(15)に連結されている鞍乗り型車両(10)であって、
前記リヤクッション(30L、30R)は、軸回りに回転することで、スプリング(37)の長さや硬さを調整する調整機構(45L、45R)を備えており、左の調整機構(45L)に前記左のピリオンステップ(34L)が取付けられ、右の調整機構(45R)に前記右のピリオンステップ(34R)が取付けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記調整機構(45L、45R)は、前記リヤクッション(30L、30R)が車両に取付けられた状態で、前記リヤクッション(30L、30R)の下部に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
- 前記ピリオンステップ(34L、34R)は、可倒構造であって、使用時に下方へ倒し、非使用時に立てて収納可能にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
- 前記左右の調整機構(45L、45R)は、車体中心(59)に対して線対称の形状とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
- 前記リヤクッション(30L、30R)は、上部が車両前方、下部が車両後方になるように傾けて取付けられ、前記ピリオンステップ(34L、34R)は、収納時に左右とも車両前方に位置していることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
- 前記調整機構(45L、45R)は、前記ピリオンステップ(34L、34R)の収納時に用いる段(53)と、前記ピリオンステップ(34L、34R)の使用時に用いる段(52)と、これらの段(52、53)とは別に少なくとも1個の段(61)と、これらの段部(52、53、61)の一つに嵌合するストッパ(46)とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021049815A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
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- 2014-08-28 JP JP2014173844A patent/JP2016047706A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2021049815A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
JP7009427B2 (ja) | 2019-09-24 | 2022-01-25 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
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