JP2016045397A - 現像カートリッジ - Google Patents

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【課題】溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを抑制できる現像カートリッジを提供すること。【解決手段】ベース前傾斜溶着面35Bは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、ベース後傾斜溶着面35Dは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。同様に、カバー前傾斜溶着面56Fは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、カバー後傾斜溶着面62Aは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。そして、上下方向において、ベース前傾斜溶着面35Bとカバー前傾斜溶着面56Fとが重なり合い、ベース後傾斜溶着面35Dとカバー後傾斜溶着面62Aとが重なり合う。そのため、カバーフレーム34がベースフレーム33に対して溶着される際に下方に押圧されても、カバーフレーム34がベースフレーム33から受ける力を、前後方向において反対方向に分散させることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着されるように構成される現像カートリッジに関する。
従来より、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着される現像カートリッジが知られている。現像カートリッジは、略ボックス形状のフレームを備えており、フレーム内にトナーが充填されている。
このような現像カートリッジとして、第1フレームと第2フレームとから構成されるフレームを備える現像カートリッジが知られている。この現像カートリッジでは、第1フレームは、フレームの下側を構成する有底枠形状に形成される。また、第2フレームは、フレームの上側を構成する平面視略矩形の平板形状に形成される。そして、第1フレームに第2フレームを重ね合せ、第1フレームと第2フレームとの当接部分を溶着することにより、フレームが組み立てられる。また、第1フレームは、重ね合せ方向に対して傾斜する第1支持部側溶着面を有し、第2フレームは、重ね合せ方向に対して傾斜する第2支持部側溶着面を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−133761号公報
しかるに、上記特許文献1に記載の現像カートリッジでは、第1フレームの第1支持部側溶着面と第2フレームの第2支持部側溶着面とが当接される。そのため、第1フレームと第2フレームとの溶着の際に、重ね合せ方向に沿って押圧力を加えると、第2フレームの第2支持部側溶着面が第1フレームの第1支持部側溶着面から受ける反力は、重ね合せ方向との直交方向に発生する。その結果、第1フレームと第2フレームとの間で位置ずれが発生する場合がある。
そこで、本発明の目的は、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを抑制できる現像カートリッジを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の現像カートリッジは、現像ローラと、第1方向に延びる第1溶着面と、第1方向と交差する第2方向に延びる第2溶着面と、第1方向と交差するとともに第2方向とは異なる第3方向に延び、第1溶着面に対して第2溶着面の反対側に位置する第3溶着面と、を有する第1フレームと、第1溶着面に溶着される第4溶着面と、第2溶着面に溶着される第5溶着面と、第3溶着面に溶着される第6溶着面と、を有する第2フレームと、を備える。
このような構成によれば、第2溶着面は、第1溶着面が延びる第1方向と交差する第2方向に延びる。また、第3溶着面は、第1方向と交差するとともに第2方向とは異なる第3方向に延びる。そして、第2溶着面は、第5溶着面に溶着され、第3溶着面は、第6溶着面に溶着される。
そのため、第2フレームが第1フレームに対して溶着される際に第1フレームに向かって押圧されても、第2フレームが第1フレームから受ける力を第2溶着面と第5溶着面との溶着面と、第3溶着面と第6溶着面との溶着面とに分散させることができる。
その結果、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを抑制できる。
(2)また、第2溶着面と第3溶着面とは、第1溶着面と連続していてもよい。
このような構成によれば、第1フレームにおいて、第2溶着面および第3溶着面をバランスよく位置させることができる。
そのため、第1フレームに対して第2フレームが溶着される際に、第1フレームが第2フレームから受ける力をバランスよく分散させることができる。
その結果、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを一層抑制できる。
(3)また、第1フレームは、現像ローラの回転軸線が延びる方向である回転軸線方向に間隔を隔てて位置する第1側壁および第2側壁と、第1側壁と第2側壁とを連結する底壁であって、回転軸線方向と第1方向との両方に直交する第4方向において第2フレームと間隔を隔てて位置する底壁と、を備えてもよい。第2方向は、第4方向において第2フレームから底壁に向かうに従って、第1方向において一方に向かうように傾斜してもよい。第3方向は、第4方向において第2フレームから底壁に向かうに従って、第1方向において一方とは反対の他方に向かうように傾斜してもよい。
このような構成によれば、第2溶着面と第3溶着面とは、第4方向において第2フレームから底壁に向かうに従って、第1方向において反対方向に傾斜する。第2溶着面は、第5溶着面に溶着され、第3溶着面は、第6溶着面に溶着される。
そのため、第2フレームが第1フレームに対して溶着される際に第4方向に押圧されても、第2フレームが第1フレームから受ける力を第1方向において反対方向に分散させることができる。
その結果、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを一層抑制できる。
(4)また、現像カートリッジは、回転軸線方向において第1側壁と第2側壁とを連結し、第2フレームと溶着される連結壁をさらに備えてもよい。連結壁は、第3溶着面を有してもよい。
このような構成によれば、第1フレームにおいて、第2溶着面および第3溶着面を一層バランスよく位置させることができる。
その結果、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを一層抑制できる。
(5)また、現像カートリッジは、現像ローラの現像剤の厚さを規制するように構成される層厚規制部材と、第1フレームおよび第2フレームと、層厚規制部材との間に位置するシール部材であって、第1フレームと第2フレームとの境界に跨って位置するシール部材と、をさらに備えてもよい。
このような構成によれば、シール部材によって、第1フレームと第2フレームとからトナーが漏れることを抑制できる。
(6)また、第1フレームは、把持部をさらに備えてもよい。把持部は、第3溶着面を有してもよい。
このような構成によれば、第1フレームにおいて、第2溶着面および第3溶着面を一層バランスよく位置させることができる。
その結果、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを一層抑制できる。
本発明の現像カートリッジでは、溶着時における第1フレームと第2フレームとの間の位置ずれを抑制できる。
図1Aは、本発明の現像カートリッジの一実施形態としての現像カートリッジを左上方から見た状態を示す斜視図である。図1Bは、図1Aに示す現像カートリッジの現像フレームを示す側面図である。 図2は、図1Aに示す現像カートリッジを備えるプリンタの中央断面図である。 図3Aは、図1Aに示す現像カートリッジのカバーフレームを左下方から見た状態を示す斜視図である。図3Bは、図1Aに示す現像カートリッジのベースフレームを左上方から見た状態を示す斜視図である。 図4Aは、図1Aに示す現像カートリッジの現像フレームを右後方から見た状態を示す分解斜視図である。図4Bは、図1Aに示す現像カートリッジにおいて、現像ローラ、層厚規制ブレードおよびシール材を外した状態を示す背面図である。図4Cは、図4Bに示す現像カートリッジにおいて、シール材を取り付けた状態を示す背面図である。 図5Aは、図1Aに示す現像カートリッジの第2実施形態のカバーフレームを示す斜視図であって、左下方から見た状態を示す斜視図である。図5Bは、図1Aに示す現像カートリッジの第2実施形態のベースフレームを示す斜視図であって、左上方から見た状態を示す斜視図である。 図6は、図1Aに示す現像カートリッジの第2実施形態の現像フレームを示す側面図である。 図7Aは、図1Aに示す現像カートリッジの第3実施形態のカバーフレームを示す斜視図であって、左下方から見た状態を示す斜視図である。図7Bは、図1Aに示す現像カートリッジの第3実施形態のベースフレームを示す斜視図であって、左上方から見た状態を示す斜視図である。 図8は、図1Aに示す現像カートリッジの第3実施形態の現像フレームを示す側面図である。 図9Aは、図1Aに示す現像カートリッジの第4実施形態のカバーフレームを示す斜視図であって、左下方から見た状態を示す斜視図である。図9Bは、図1Aに示す現像カートリッジの第4実施形態のベースフレームを示す斜視図であって、左上方から見た状態を示す斜視図である。 図10は、図1Aに示す現像カートリッジの第4実施形態の現像フレームを示す側面図である。
1.現像カートリッジの概略
図1Aおよび図2に示すように、現像カートリッジ1は、現像フレーム31と、その現像フレーム31に備えられる現像ローラ2と、現像フレーム31に収容される供給ローラ3および層厚規制部材の一例としての層厚規制ブレード4とを備えている。後述するように、現像フレーム31内は、現像剤収容部の一例としてのトナー収容室5と、現像室7とに区画されている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ1の方向に言及するときには、現像カートリッジ1を水平に載置した状態を基準とする。具体的には、図1Aに示す方向矢印を基準とする。すなわち、図1Aの紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1Aの紙面右方が前方であり、図1Aの紙面左方が後方である。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1Aの紙面右下方手前が左方であり、図1Aの紙面左上方奥が右方である。また、左右方向は、回転軸線方向の一例であり、上下方向は、第4方向の一例であり、前後方向は、第1方向の一例である。
現像ローラ2は、現像フレーム31の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ2は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、左右方向に延びる回転軸線の一例としての第1軸線L1を中心として回転可能である。
供給ローラ3は、現像ローラ2の前下方に位置している。供給ローラ3は、現像カートリッジ1に回転可能に支持されている。供給ローラ3は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、左右方向に延びる第2軸線L2を中心として回転可能である。供給ローラ3は、現像ローラ2の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード4は、現像ローラ2の前上方に位置している。層厚規制ブレード4は、現像ローラ2の前端部に接触している。
トナー収容室5は、供給ローラ3および層厚規制ブレード4の前方に位置している。トナー収容室5は、現像剤の一例としてのトナーを収容するように構成されている。トナー収容室5は、アジテータ6を備えている。また、トナー収容室5の後方には、現像室7が位置している。
アジテータ6は、トナー収容室5内に回転可能に支持されている。
2.現像カートリッジの使用態様
図2に示すように、現像カートリッジ1は、画像形成装置11に装着されて使用される。
画像形成装置11は、電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置11は、装置本体12と、プロセスカートリッジ13と、スキャナユニット14と、定着ユニット15とを備えている。
装置本体12は、略ボックス形状を有している。装置本体12は、開口部16と、フロントカバー17と、給紙トレイ18と、排紙トレイ19とを有している。
開口部16は、装置本体12の前端部に位置している。開口部16は、プロセスカートリッジ13の通過を許容するように、装置本体12の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー17は、装置本体12の前端部に位置している。
給紙トレイ18は、装置本体12の底部に位置している。給紙トレイ18は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ19は、装置本体12の上壁の中央に位置している。排紙トレイ19は、用紙Pが載置されるように、装置本体12の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ13は、装置本体12の上下方向略中央に収容されている。プロセスカートリッジ13は、装置本体12に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ13は、ドラムカートリッジ20と、上記した現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ20は、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、転写ローラ23とを備えている。
感光ドラム21は、ドラムカートリッジ20の後端部に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の後上方において、感光ドラム21と間隔を隔てて位置している。
転写ローラ23は、感光ドラム21の下方に位置している。転写ローラ23は、感光ドラム21の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、感光ドラム21の前方において、現像ローラ2が感光ドラム21に接触するように、ドラムカートリッジ20に離脱可能に装着されている。
スキャナユニット14は、プロセスカートリッジ13の上方に位置している。スキャナユニット14は、感光ドラム21に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット15は、プロセスカートリッジ13の後方に位置している。定着ユニット15は、加熱ローラ24と、加熱ローラ24の後下端部に圧接される加圧ローラ25とを備えている。
画像形成装置11が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の表面を一様に帯電する。スキャナユニット14は、感光ドラム21の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム21の表面に形成される。
また、アジテータ6は、トナー収容室5内のトナーを撹拌して、供給ローラ3に供給する。供給ローラ3は、アジテータ6によって供給されたトナーを現像ローラ2に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ2と供給ローラ3との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ2に担持される。層厚規制ブレード4は、現像ローラ2に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ2に担持されたトナーは、感光ドラム21表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム21の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ18から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム21と転写ローラ23との間に給紙される。感光ドラム21表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム21と転写ローラ23との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ24と加圧ローラ25との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ19に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ1は、図1Aおよび図1Bに示すように、上記した現像フレーム31を備えている。
(1)現像フレーム
現像フレーム31は、現像カートリッジ1の筐体を構成しており、略ボックス形状を有している。現像フレーム31は、第1フレームの一例としてのベースフレーム33と、第2フレームの一例としてのカバーフレーム34とを備えている。
(1−1)ベースフレーム
(1−1−1)ベースフレームの構成
ベースフレーム33は、図3Bおよび図4Aに示すように、現像フレーム31の下方部分を構成しており、上方および後方に向かって開放された有底枠形状を有している。ベースフレーム33は、1対の側壁35と、連結壁の一例としての前壁36と、底壁の一例としての下壁37とを一体的に備えている。
1対の側壁35のそれぞれは、前後方向に延びる側面視略矩形状の平板形状を有しており、左右方向に互いに間隔を隔てて位置している。1対の側壁35のそれぞれは、固定部41を備えている。なお、左方の側壁35が第1側壁の一例としての左側壁35Fであり、右方の側壁35が第2側壁の一例としての右側壁35Gである。
固定部41は、1対の側壁35のそれぞれの後方部分から上方に突出しており、1対の側壁35のそれぞれの後上端部の左右方向外側半分部分に位置している。固定部41は、ねじ挿通部42と、ブレード位置決めボス43と、カバーフレーム位置決めボス39とを備えている。ねじ挿通部42は、前後方向に延びる略筒形状を有している。ブレード位置決めボス43は、ねじ挿通部42の後端面から後方に沿って延びる略円筒形状を有している。カバーフレーム位置決めボス39は、ねじ挿通部42の前方に位置している。
前壁36は、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板形状を有しており、1対の側壁35の前端部間に架設されている。前壁36は、把持部の一例としての操作部38を有している。
操作部38は、前壁36において、左右方向における中央部分、かつ、上下方向における中央から上端までの部分から前方に向かって突出している。
下壁37は、前後方向に延びる湾曲板形状を有しており、1対の側壁35の下端部間、および、前壁36の下端部に架設されている。下壁37は、第1下壁部37A、第2下壁部37Bおよび第3下壁部37Cを一体的に備えている。
第1下壁部37Aは、下壁37の前後方向中央のやや後方部分から前端部までを構成しており、側面視において、上方が開放された緩やかな円弧形状を有している。
第2下壁部37Bは、第1下壁部37Aの後端部から連続して後方に延びており、側面視において、上方が開放された緩やかな円弧形状を有している。
第3下壁部37Cは、第2下壁部37Bの後端部から連続して後下方に側面視直線状に延びている。
1対の側壁35、前壁36、第1下壁部37Aおよび後述する前カバー部51によって囲まれる領域がトナー収容室5である。また、1対の側壁35、第2下壁部37B、第3下壁部37Cおよび後述する後カバー部52によって囲まれる領域が現像室7である。図2および図3Bに示すように、トナー収容室5内において、上記したアジテータ6が回転可能に支持されており、現像室7内において上記した現像ローラ2および供給ローラ3が回転可能に支持されている。
(1−1−2)ベース溶着面
図3Bおよび図4Aに示すように、ベースフレーム33の上面、すなわち、1対の側壁35のそれぞれの上端面と、前壁36の上端面とは、ベース溶着面40を構成している。
詳しくは、1対の側壁35のそれぞれは、第1溶着面の一例としてのベース中央溶着面35Aと、第3溶着面の一例としてのベース前傾斜溶着面35Bと、ベース前端溶着面35Cと、第2溶着面の一例としてのベース後傾斜溶着面35Dとを備えている。
ベース中央溶着面35Aは、1対の側壁35のそれぞれの中央部分の上端面であって、平面視略矩形状を有しており、前後方向に延びている。
ベース前傾斜溶着面35Bは、ベース中央溶着面35Aから連続して第3方向の一例としての前下方に延びている。ベース前傾斜溶着面35Bは、1対の側壁35のそれぞれの前方部分の上端面であって、平面視略矩形状を有し、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。
ベース前端溶着面35Cは、ベース前傾斜溶着面35Bから連続して前方に延びている。ベース前端溶着面35Cは、1対の側壁35のそれぞれの前端部分の上端面であって、平面視略矩形状を有しており、前後方向に延びている。
ベース後傾斜溶着面35Dは、ベース中央溶着面35Aから連続して第2方向の一例としての後下方に延びている。ベース後傾斜溶着面35Dは、1対の側壁35のそれぞれの後方部分の上端面であって、平面視略矩形状を有し、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。詳しくは、ベース後傾斜溶着面35Dは、1対の側壁35のそれぞれの後方部分の上端面のうち、上記した固定部41の固定部分を除く部分である。具体的には、ベース後傾斜溶着面35Dは、1対の側壁35のそれぞれの後上端部の左右方向内側半分部分に位置している。
これにより、1対の側壁35のそれぞれの上端面は、中央部分が前後方向に延び、中央部分から前後方向外方に向かうに従って下方に傾斜するように屈曲している。
前壁36は、ベース前溶着面36Aを有している。
ベース前溶着面36Aは、前壁36の上端面であって、平面視略矩形状を有しており、左右方向に延びている。ベース前溶着面36Aの左端部は、左方の側壁35のベース前端溶着面35Cの前端部と連続しており、ベース前溶着面36Aの右端部は、右方の側壁35のベース前端溶着面35Cの前端部と連続している。
前壁36のベース前溶着面36Aと、1対の側壁35のそれぞれのベース中央溶着面35A、ベース前傾斜溶着面35B、ベース前端溶着面35Cおよびベース後傾斜溶着面35Dとが、ベース溶着面40を構成している。
これにより、ベース溶着面40は、平面視において、後方が開放される略コ字形状を有している。
(1−2)カバーフレーム
(1−2−1)カバーフレームの構成
カバーフレーム34は、図3Aおよび図4Aに示すように、現像フレーム31の上方部分を構成しており、ベースフレーム33を上方から被覆している。カバーフレーム34は、平面視略矩形状の平板形状を有している。カバーフレーム34は、前カバー部51と、後カバー部52とを備えている。
前カバー部51は、カバーフレーム34の前方部分であって、トナー収容室5を上方から被覆しており、平面視略矩形状の平板形状を有している。前カバー部51は、前蓋部53と、鍔部54とを備えている。
前蓋部53は、前カバー部51の中央部分に位置しており、上方に向かって膨出しつつ、左右方向および前後方向に広がっており、平面視略矩形状を有している。
鍔部54は、平面視において、前蓋部53を囲むように、前蓋部53に対して左右両方および前方に位置している。鍔部54は、後方に向かって開放される平面視略コ字状を有している。鍔部54は、前鍔部55と、1対の横鍔部56とを備えている。
前鍔部55は、前蓋部53の前下端部から前方に突出する平面視略矩形状の平板形状を有しており、左右方向に延びている。
1対の横鍔部56のそれぞれは、前蓋部53の左右両下端部から左右方向外方に突出する平面視略矩形状の平板形状を有しており、前後方向に延びている。左方の横鍔部56の前端部は、前鍔部55の左端部に連続しており、右方の横鍔部56の前端部は、前鍔部55の右端部に連続している。1対の横鍔部56のそれぞれの後端部は、前後方向において、前蓋部53の後端部よりも後方に突出している。これにより、1対の横鍔部56は、後述する後カバー部52を左右方向において挟むように位置している。また、1対の横鍔部56のそれぞれは、位置決め穴56Dを有している。
位置決め穴56Dは、1対の横鍔部56のそれぞれの後端部に位置している。位置決め穴56Dは、1対の横鍔部56のそれぞれを厚み方向に貫通しており、平面視において、前後方向に長い楕円形状を有している。位置決め穴56Dの長軸は、位置決めボス39の外径よりもやや大きい。
後カバー部52は、前カバー部51から後方に突出している。後カバー部52は、カバーフレーム34の前方部分であって、現像室7を上方から被覆しており、平面視略矩形状の平板形状を有している。後カバー部52は、後蓋部61と、1対の後傾斜鍔部62と、載置部63とを備えている。
後蓋部61は、前蓋部53の後端部から、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜した後、後方に延びており、左右方向に延びる平面視略矩形状を有している。
1対の後傾斜鍔部62のそれぞれは、後蓋部61の左右方向両端部から左右方向外方に突出している。1対の後傾斜鍔部62のそれぞれは、平面視略矩形の平板形状を有しており、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。1対の後傾斜鍔部62のそれぞれの前端部は、前蓋部53の左右方向両端部に連続している。図1Aおよび図4Aに示すように、1対の後傾斜鍔部62のそれぞれは、その一部が層厚規制ブレード4によって上方から覆われている。
図3Aおよび図4Aに示すように、載置部63は、後蓋部61の後端部、および、1対の後傾斜鍔部62のそれぞれの後端部に連続しており、左右方向に延びる背面視略矩形の平板形状を有している。載置部63は、その左右方向両下端部に、上方に向かって窪む凹部63Aを備えている。凹部63Aは、後傾斜鍔部62の後端部と連続している。
(1−2−2)カバー溶着面
図3Aに示すように、前鍔部55の下面と、1対の横鍔部56のそれぞれの下面と、1対の後傾斜鍔部62のそれぞれの下面とが、カバー溶着面70を構成している。
詳しくは、前鍔部55の下面が、カバー前溶着面55Aを構成している。また、1対の横鍔部56のそれぞれは、中央鍔部56Aと、前傾斜鍔部56Bと、前端鍔部56Cとを備えており、1対の後傾斜鍔部62のそれぞれの下面が、第5溶着面の一例としてのカバー後傾斜溶着面62Aを構成している。
さらに詳述すると、1対の横鍔部56のそれぞれにおいて、中央鍔部56Aは、前蓋部53の左右方向の両下端部から左右方向外方に突出する平面視略矩形状の平板形状を有しており、前後方向に延びている。詳しくは、中央鍔部56Aは、前蓋部53の前後方向中央部分および後方部分における左右両下端部から左右方向外方に突出しており、かつ、前後方向に延びている。中央鍔部56Aの後端部は、前後方向において、前蓋部53の後端部よりも後方に突出している。中央鍔部56Aの下面が、第4溶着面の一例としてのカバー中央溶着面56Eを構成している。
前傾斜鍔部56Bは、中央鍔部56Aから連続して前下方に延びている。前傾斜鍔部56Bは、前蓋部53の前方部分の左右方向両下端部から左右方向外方に突出する平面視略矩形状の平板形状を有しており、側面視において傾斜している。詳しくは、前傾斜鍔部56Bは、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。前傾斜鍔部56Bの下面が、第6溶着面の一例としてのカバー前傾斜溶着面56Fを構成している。
前端鍔部56Cは、前傾斜鍔部56Bから連続して前方に延びている。前端鍔部56Cは、前蓋部53の前端部分における左右方向両下端部から左右方向外方に突出する平面視略矩形状の平板形状を有しており、前後方向に延びている。左方の前端鍔部56Cの前端部は、前鍔部55の左前端部と連続しており、右方の前端鍔部56Cの前端部は、前鍔部55の右前端部と連続している。前端鍔部56Cの下面がカバー前端溶着面56Gを構成している。
そして、前鍔部55のカバー前溶着面55Aと、1対の横鍔部56のそれぞれのカバー中央溶着面56E、カバー前傾斜溶着面56Fおよびカバー前端溶着面56Gと、1対の後傾斜鍔部62のそれぞれのカバー後傾斜溶着面62Aとがカバー溶着面70を構成している。
カバー溶着面70は、底面視において、後方が開放される略コ字形状を有している。
(1−2−3)溶着リブ
カバー溶着面70には、溶着リブ71が位置している。溶着リブ71は、カバー溶着面70から下方に向かって凸条に突出している。
溶着リブ71は、底面視において、カバー前溶着面55Aに沿って左右方向外方に延びた後、1対のカバー前端溶着面56G、カバー前傾斜溶着面56Fおよびカバー中央溶着面56Eの下面に沿って後方に延び、さらに、1対のカバー後傾斜溶着面62Aに沿って後方に延びており、その後端部は、1対のカバー後傾斜溶着面62Aの後端部に位置している。これにより、溶着リブ71は、底面視において、後方が開放される略コ字形状を有している。
(2)シール材
図4Aおよび図4Cに示すように、後カバー部52の載置部63には、シール部材の一例としてのシール材80が取り付けられる。
シール材80は、樹脂製のスポンジ等から形成されており、左右方向に延びる背面視略矩形の平板形状を有している。シール材80の左右方向の長さは、載置部63の左右方向の長さとほぼ同一であり、シール材80の上下方向の長さは、載置部63の上下方向の長さよりも短い。
4.現像フレームの組み立て
図4Aおよび図4Bに示すように、現像フレーム31を組み立てる際は、カバーフレーム34をベースフレーム33の上方に位置させた後、ベースフレーム33の上端面にカバーフレーム34の下端面を重ね合せるようにしてベースフレーム33をカバーフレーム34に向けて押圧しつつ、これらの当接面を溶着する。
詳しくは、ベースフレーム33のカバーフレーム位置決めボス39にカバーフレーム34の位置決め穴56Dが嵌るように、ベースフレーム33に対してカバーフレーム34を上方から重ね合せる。
すると、ベースフレーム33のベース溶着面40にカバーフレーム34のカバー溶着面70が当接する。具体的には、ベース前溶着面36Aにカバー前溶着面55Aが当接し、1対のベース前端溶着面35Cのそれぞれに1対のカバー前端溶着面56Gのそれぞれが当接し、1対のベース前傾斜溶着面35Bのそれぞれに1対のカバー前傾斜溶着面56Fのそれぞれが当接し、1対のベース中央溶着面35Aのそれぞれに1対のカバー中央溶着面56Eのそれぞれが当接し、1対のベース後傾斜溶着面35Dのそれぞれに1対のカバー後傾斜溶着面62Aのそれぞれが当接する。
この状態においては、ベース前溶着面36Aにカバー前溶着面55Aが沿っており、1対のベース前端溶着面35Cのそれぞれに1対のカバー前端溶着面56Gのそれぞれが沿っており、1対のベース前傾斜溶着面35Bのそれぞれに1対のカバー前傾斜溶着面56Fのそれぞれが沿っており、1対のベース中央溶着面35Aのそれぞれに1対のカバー中央溶着面56Eのそれぞれが沿っており、1対のベース後傾斜溶着面35Dのそれぞれに1対のカバー後傾斜溶着面62Aのそれぞれが沿っている。
そして、カバーフレーム34をベースフレーム33に向けて下方に押圧しつつ、カバー溶着面70の溶着リブ71を超音波溶着する。
すると、溶着リブ71が溶解し、ベースフレーム33とカバーフレーム34とが溶着される。
このとき、1対のベース前傾斜溶着面35Bのそれぞれに対して、1対のカバー前傾斜溶着面56Fのそれぞれが上方から押圧し、また、1対のベース後傾斜溶着面35Dのそれぞれに対して、1対のカバー後傾斜溶着面62Aのそれぞれが上方から押圧する。
これにより、1対のカバー前傾斜溶着面56Fのそれぞれは、1対のベース前傾斜溶着面35Bのそれぞれから前上方に向かう反力を受ける。そして、その反力は、上方に向かう反力と前方に向かう反力に分散される。
一方、1対のカバー後傾斜溶着面62Aのそれぞれは、1対のベース後傾斜溶着面35Dのそれぞれから後上方に向かう反力を受ける。そして、その反力は、上方に向かう反力と後方に向かう反力に分散される。
そのため、カバーフレーム34とベースフレーム33とを溶着する際に、カバーフレーム34が受ける反力は、前後方向において、中央部分を中心として反対方向に分散される。
5.現像フレームへのシール材の貼着
上記したように、カバーフレーム34とベースフレーム33とを溶着した後は、図4Cに示すように、現像フレーム31にシール材80を貼着する。具体的には、カバーフレーム34の載置部63にシール材80を貼着する。
カバーフレーム34とベースフレーム33とを溶着した状態においては、載置部63の凹部63Aは、ベースフレーム33のベース後傾斜溶着面35Dに当接している。そして、シール材80の左右方向両端部が凹部63Aを後方から覆うように、載置部63にシール材80を貼着する。
このとき、凹部63Aとベース後傾斜溶着面35Dとの境界に、シール材80の左右方向両端部が跨って貼着されている。詳しくは、前後方向に見たときに、シール材80の左右方向両端部は、凹部63Aとベース後傾斜溶着面35Dとの境界に重なっており、さらには、溶着部分81よりも左右方向内方の境界と重なっている。
その後、層厚規制ブレード4をベースフレーム33のブレード位置決めボス43によって位置決めしつつ、図示しないねじをブレード位置決めボス43に螺合することにより、層厚規制ブレード4をベースフレーム33に取り付ける。
この状態において、シール材80は、カバーフレーム34の凹部63A、および、ベースフレーム33のベース後傾斜溶着面35Dと、層厚規制ブレード4との間に位置している。
6.作用効果
(1)この現像カートリッジ1によれば、図3Aおよび図3Bに示すように、ベース前傾斜溶着面35Bは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、ベース後傾斜溶着面35Dは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。同様に、カバー前傾斜溶着面56Fは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、カバー後傾斜溶着面62Aは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。そして、上下方向において、ベース前傾斜溶着面35Bとカバー前傾斜溶着面56Fとが重なり合い、ベース後傾斜溶着面35Dとカバー後傾斜溶着面62Aとが重なり合う。また、これらの前後方向中央では、上下方向において、ベース中央溶着面35Aとカバー中央溶着面56Eとが重なり合う。
そのため、カバーフレーム34がベースフレーム33に対して溶着される際に下方に押圧されても、カバーフレーム34がベースフレーム33から受ける力を、前後方向において反対方向に分散させることができる。
その結果、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを抑制できる。
また、ベース前傾斜溶着面35Bとカバー前傾斜溶着面56Fとの接合部分、ベース後傾斜溶着面35Dとカバー後傾斜溶着面62Aとの接合部分は、溶着リブ71によって溶着される。
そのため、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを一層抑制できる。
(2)また、この現像カートリッジ1によれば、図3Aに示すように、カバー前傾斜溶着面56Fは、中央鍔部56Aのカバー中央溶着面56Eと連続し、かつ、中央鍔部56Aのカバー中央溶着面56Eに対して前方に位置する。カバー後傾斜溶着面62Aは、中央鍔部56Aのカバー中央溶着面56Eと連続し、かつ、中央鍔部56Aのカバー中央溶着面56Eに対して後方に位置する。
そのため、カバーフレーム34において、カバー後傾斜溶着面62Aおよびカバー前傾斜溶着面56Fをバランスよく位置させることができる。
同様に、図3Bに示すように、ベース前傾斜溶着面35Bは、ベース中央溶着面35Aと連続し、かつ、ベース中央溶着面35Aに対して前方に位置する。ベース後傾斜溶着面35Dは、ベース中央溶着面35Aと連続し、かつ、ベース中央溶着面35Aに対して後方に位置する。
そのため、ベースフレーム33において、ベース前傾斜溶着面35Bとベース後傾斜溶着面35Dとをバランスよく位置させることができる。
その結果、カバーフレーム34がベースフレーム33に対して溶着される際に、カバーフレーム34がベースフレーム33から受ける力をバランスよく分散させることができる。
よって、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを一層抑制できる。
(3)また、この現像カートリッジ1によれば、図4Cに示すように、シール材80は、前後方向に見たときに、シール材80の左右方向両端部は、凹部63Aとベース後傾斜溶着面35Dとの境界に重なっており、より詳しくは、溶着部分81よりも左右方向内方の境界と重なっている。
そのため、シール材80によって、ベースフレーム33とカバーフレーム34との間であって、溶着部分81よりも左右方向内方部分からトナーが漏れることを抑制できる。
また、ベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを抑制することにより、凹部63Aとベース後傾斜溶着面35Dとの境界からトナーが漏れることを抑制できる。
7.変形例
図5A〜図10を参照して、現像カートリッジ1の変形例を説明する。なお、以下の変形例において、上記第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態
(1−1)第2実施形態の現像カートリッジの詳細
第2実施形態では、前壁36に溶着面が位置する。
詳しくは、図5Bおよび図6に示すように、ベースフレーム33では、前壁36の上端面は、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。前壁36の上端面が、ベース前溶着面36Bである。ベース前溶着面36Bは、第3溶着面の一例を構成している。
また、第2実施形態では、1対の側壁35のそれぞれでの上端面では、ベース前傾斜溶着面35Bおよびベース前端溶着面35Cが位置しておらず、ベース中央溶着面35Aの前端部が前方に向かって延びており、ベース前溶着面36Bの左右方向両端部と連続している。
また、操作部38の上端面は、平面視略矩形状を有しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、操作部38の上端面は、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。操作部38の上端面は、前壁36のベース前溶着面36Bと連続している。すなわち、操作部38は、ベース前溶着面36Bの前方側に連続している。操作部38の上端面が、ベース操作部溶着面38Aである。
図5Aおよび図6に示すように、カバーフレーム34では、鍔部54において、第1実施形態における前鍔部55に代えて、前蓋部53の前下端部から前方に突出する部分が、前傾斜鍔部85として構成されている。
前傾斜鍔部85は、平面視略矩形状の平板形状を有しており、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。前傾斜鍔部85の下面が、カバー前傾斜溶着面85Aである。カバー前傾斜溶着面85Aが、第6溶着面の一例を構成している。前傾斜鍔部85の左右方向中央部分の前端部からは、突出鍔部86が前方に突出している。
突出鍔部86は、平面視略矩形状の平板形状を有しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、突出鍔部86は、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。突出鍔部86の下面が、カバー突出溶着面86Aである。カバー突出溶着面86Aには、下方に向かって突出する凸条の溶着リブ87が位置している。溶着リブ87は、溶着リブ71と連続している。
そして、ベースフレーム33とカバーフレーム34との溶着の際には、ベース前溶着面36Bとカバー前傾斜溶着面85Aとが当接し、ベース操作部溶着面38Aとカバー突出溶着面86Aとが当接し、溶着リブ71とともに溶着リブ87が超音波溶着される。
これにより、ベースフレーム33とカバーフレーム34とが溶着される。そして、ベース前溶着面36Bとカバー前傾斜溶着面85Aとの溶着部分に、操作部38と突出鍔部86との溶着部分、詳しくは、ベース操作部溶着面38Aとカバー突出溶着面86Aとの溶着部分が連続する。
(1−2)第2実施形態の作用効果
第2実施形態の現像カートリッジ1によれば、図5Aおよび図5Bに示すように、ベース前溶着面36Bは、前方に向かうに従って下方に傾斜している。同様に、カバー前傾斜溶着面85Aは、前方に向かうに従って下方に傾斜している。そして、上下方向において、ベース前溶着面36Bとカバー前傾斜溶着面85Aとが重なり合う。
これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、操作部38は、ベース前溶着面36Bの前方側に連続している。
そのため、ベース前溶着面36Bが傾斜している分だけ、操作部38を後方側に位置させることができる。その結果、現像カートリッジ1の小型化を図れる。
また、前壁36の上端面にベース前溶着面36Bが位置している。
そのため、ベースフレーム33において、ベース後傾斜溶着面35Dおよびベース前溶着面36Bをバランスよく位置させることができる。
その結果、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを一層抑制できる。
(2)第3実施形態
(2−1)第3実施形態の現像カートリッジの詳細
第3実施形態では、ベースフレーム33とカバーフレーム34との接合面では、前後方向に延びる溶着面を挟んで、前上方に延びる溶着面が前方に位置し、後上方に延びる溶着面が後方に位置する。
すなわち、ベース前端溶着面35Cにカバー前端溶着面56Gが当接し、第2溶着面の一例としてのベース前傾斜溶着面35Bに第5溶着面の一例としてのカバー前傾斜溶着面56Fが当接し、第3溶着面の一例としてのベース操作部後側溶着面38Bに第6溶着面の一例としてのカバー突出部溶着面91Aが当接する。
詳しくは、図7Bおよび図8に示すように、操作部38の上端面には、ベース操作部後側溶着面38Bと、ベース操作部前側溶着面38Cとが位置している。
ベース操作部後側溶着面38Bは、操作部38の上端面の後方部分に位置しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、ベース操作部後側溶着面38Bは、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。ベース操作部後側溶着面38Bは、前壁36のベース前溶着面36Aの左右方向中央部分に連続している。
ベース操作部前側溶着面38Cは、左右方向に長い平面視略矩形状の平板形状を有し、ベース操作部後側溶着面38Bから連続して前方に延びている。ベース操作部前側溶着面38Cは、操作部38の上端面の前方部分に位置している。
図7Aおよび図8に示すように、カバーフレーム34では、前鍔部55の左右方向中央部分の前端部から、突出鍔部90が前方に突出している。
突出鍔部90は、傾斜突出部91と、前側突出部92とを備えている。
傾斜突出部91は、平面視略矩形状の平板形状を有しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、傾斜突出部91は、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。傾斜突出部91の下面が、カバー突出部溶着面91Aである。
前側突出部92は、傾斜突出部91から連続して前方に延びている。前側突出部92は、左右方向に長い平面視略矩形の平板形状を有している。前側突出部92の下面が、カバー突出部前側溶着面92Aである。カバー突出部前側溶着面92Aおよびカバー突出部溶着面91Aには、下方に向かって突出する凸条の溶着リブ93が位置している。溶着リブ93は、溶着リブ71に連続している。
また、第3実施形態では、ベースフレーム33のベース前端溶着面35Cが第1溶着面を構成し、カバーフレーム34のカバー前端溶着面56Gが第4溶着面を構成している。
そして、ベースフレーム33とカバーフレーム34との溶着の際には、ベース操作部後側溶着面38Bとカバー突出部溶着面91Aとが当接し、ベース操作部前側溶着面38Cとカバー突出部前側溶着面92Aとが当接し、ベース前端溶着面35Cとカバー前端溶着面56Gとが当接し、溶着リブ71とともに溶着リブ93が超音波溶着される。
これにより、ベースフレーム33とカバーフレーム34とが溶着される。そして、ベース前溶着面36Aとカバー前溶着面55Aとの溶着部分に、操作部38と突出鍔部90との溶着部分、詳しくは、ベース操作部後側溶着面38Bとカバー突出部溶着面91Aとの溶着部分が連続する。
なお、ベースフレーム33では、1対のベース後傾斜溶着面35Dが後方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜し、カバーフレーム34では、1対のカバー後傾斜溶着面62Aが後方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜しているが、これらは、前後方向に延びていてもよい。
(2−2)第3実施形態の作用効果
第3実施形態の現像カートリッジ1によれば、図7Aおよび図7Bに示すように、ベース前傾斜溶着面35Bは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、ベース操作部後側溶着面38Bは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。同様に、カバー前傾斜溶着面56Fは、前方に向かうに従って下方に傾斜し、カバー突出部溶着面91Aは、後方に向かうに従って下方に傾斜している。そして、上下方向において、ベース前傾斜溶着面35Bとカバー前傾斜溶着面56Fとが重なり合い、ベース操作部後側溶着面38Bとカバー突出部溶着面91Aとが重なり合う。また、ベース前端溶着面35Cとカバー前端溶着面56Gとが重なり合う。
これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、操作部38の上端面に、ベース操作部後側溶着面38Bが位置している。
そのため、ベースフレーム33において、ベース前傾斜溶着面35Bおよびベース操作部後側溶着面38Bをバランスよく位置させることができる。
その結果、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを一層抑制できる。
(3)第4実施形態
(3−1)第4実施形態の現像カートリッジの詳細
第4実施形態では、ベースフレーム33とカバーフレーム34との接合面では、前後方向に延びる溶着面の前方に間隔を隔てて前下方に延びる溶着面が位置する。
すなわち、第3溶着面の一例としてのベース操作部前側溶着面38Eに第6溶着面の一例としてのカバー突出部前側溶着面97Aが当接する。
詳しくは、図9Bおよび図10に示すように、操作部38の上端面には、ベース操作部後側溶着面38Dと、ベース操作部前側溶着面38Eとが位置している。
ベース操作部後側溶着面38Dは、操作部38の上端面の後方部分に位置しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、ベース操作部後側溶着面38Dは、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。ベース操作部後側溶着面38Dは、前壁36のベース前溶着面36Aの左右方向中央部分に連続している。
ベース操作部前側溶着面38Eは、ベース操作部後側溶着面38Dから連続して前下方に延びている。ベース操作部前側溶着面38Eは、操作部38の上端面の前方部分に位置しており、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。換言すれば、ベース操作部前側溶着面38Eは、後方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。
図9Aおよび図10に示すように、カバーフレーム34では、前鍔部55の左右方向中央部分の前端部から、突出鍔部95が前方に突出している。
突出鍔部95は、後側突出部96と、前側突出部97とを備えている。
後側突出部96は、平面視略矩形状の平板形状を有しており、前方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。換言すれば、後側突出部96は、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。後側突出部96の下面が、カバー突出部後側溶着面96Aである。
前側突出部97は、後側突出部96から連続して前下方に延びている。前側突出部97は、平面視略矩形状の平板形状を有しており、前方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。換言すれば、前側突出部97は、後方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。前側突出部97の下面が、カバー突出部前側溶着面97Aである。
カバー突出部前側溶着面97Aおよびカバー突出部後側溶着面96Aには、下方に向かって突出する凸条の溶着リブ98が位置している。溶着リブ98は、溶着リブ71に連続している。
そして、ベースフレーム33とカバーフレーム34との溶着の際には、ベース操作部後側溶着面38Dとカバー突出部後側溶着面96Aとが当接し、ベース操作部前側溶着面38Eとカバー突出部前側溶着面97Aとが当接し、溶着リブ71とともに溶着リブ98が超音波溶着される。
これにより、ベースフレーム33とカバーフレーム34とが溶着される。そして、ベース前溶着面36Aとカバー前溶着面55Aとの溶着部分に、操作部38と突出鍔部95との溶着部分、詳しくは、ベース操作部後側溶着面38Dとカバー突出部後側溶着面96Aとの溶着部分が連続する。
なお、ベースフレーム33では、1対のベース前傾斜溶着面35Bが前方に向かうにつれて下方に傾斜し、カバーフレーム34では、1対のカバー前傾斜溶着面56Fが前方に向かうにつれて下方に傾斜しているが、これらは、前後方向に延びていてもよい。
(3−2)第4実施形態の作用効果
第3実施形態の現像カートリッジ1によれば、図9Aおよび図9Bに示すように、ベース操作部前側溶着面38Eは、前方に向かうに従って下方に傾斜している。同様に、カバー突出部前側溶着面97Aは、前方に向かうに従って下方に傾斜している。そして、上下方向において、ベース操作部前側溶着面38Eとカバー突出部前側溶着面97Aとが重なり合う。
これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、操作部38の上端面に、ベース操作部前側溶着面38Eが位置している。
そのため、ベースフレーム33において、ベース後傾斜溶着面35Dおよびベース操作部前側溶着面38Eをバランスよく位置させることができる。
その結果、溶着時におけるベースフレーム33とカバーフレーム34との間の位置ずれを一層抑制できる。
1 現像カートリッジ
2 現像ローラ
4 層厚規制ブレード
33 ベースフレーム
34 カバーフレーム
35B ベース前傾斜溶着面
35C ベース前端溶着面
35D ベース後傾斜溶着面
36A ベース前溶着面
36B ベース前溶着面
38 操作部
38A ベース操作部溶着面
38B ベース操作部後側溶着面
38E ベース操作部前側溶着面
55A カバー前溶着面
56A 中央鍔部
56F カバー前傾斜溶着面
56G カバー前端溶着面
62A カバー後傾斜溶着面
80 シール材
81 溶着部分
85A カバー前傾斜溶着面
91A カバー突出部溶着面
97A カバー突出部前側溶着面

Claims (6)

  1. 現像ローラと、
    第1方向に延びる第1溶着面と、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2溶着面と、前記第1方向と交差するとともに前記第2方向とは異なる第3方向に延び、前記第1溶着面に対して前記第2溶着面の反対側に位置する第3溶着面と、を有する第1フレームと、
    前記第1溶着面に溶着される第4溶着面と、前記第2溶着面に溶着される第5溶着面と、前記第3溶着面に溶着される第6溶着面と、を有する第2フレームと、を備えることを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記第2溶着面と前記第3溶着面とは、前記第1溶着面と連続していることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記第1フレームは、前記現像ローラの回転軸線が延びる方向である回転軸線方向に間隔を隔てて位置する第1側壁および第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する底壁であって、前記回転軸線方向と前記第1方向との両方に直交する第4方向において前記第2フレームと間隔を隔てて位置する底壁と、を備え、
    前記第2方向は、前記第4方向において前記第2フレームから前記底壁に向かうに従って、前記第1方向において一方に向かうように傾斜し、
    前記第3方向は、前記第4方向において前記第2フレームから前記底壁に向かうに従って、前記第1方向において前記一方とは反対の他方に向かうように傾斜することを特徴とする、請求項1または2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記回転軸線方向において前記第1側壁と前記第2側壁とを連結し、前記第2フレームと溶着される連結壁をさらに備え、
    前記連結壁は、前記第3溶着面を有することを特徴とする、請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記現像ローラの現像剤の厚さを規制するように構成される層厚規制部材と、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームと、前記層厚規制部材との間に位置するシール部材であって、前記第1フレームと前記第2フレームとの境界に跨って位置するシール部材と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記第1フレームは、把持部をさらに備え、
    前記把持部は、前記第3溶着面を有することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
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