JP2016033604A - 現像カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、現像剤の漏れをより確実に抑制することのできる現像カートリッジを提供すること。
【解決手段】
現像カートリッジ1は、現像フレーム31と、現像フレーム31内のトナーを担持するように構成される現像ローラ2と、現像ローラ2に担持されるトナーの厚みを規制するように構成される層厚規制ブレード4と、現像フレーム31と現像ローラ2の径方向において接触し、現像フレーム31からのトナーの漏れを抑制する基材層88と、基材層88と左右方向において接触し、現像ローラ2の周方向へのトナーの漏れを抑制するサイドスポンジ載置部76とを備え、基材層88は、基材層88とサイドスポンジ載置部76との接触面から左右方向外方に窪み、径方向に沿って延びる切込93を備え、切込93の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆するシール層89をさらに備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着される現像カートリッジに関する。
現像カートリッジとして、内部にトナーを収容する現像剤容器と、現像ローラとを備える現像装置が知られている。
このような現像装置として、現像剤容器からのトナーの漏れを防止するために、現像ローラの長手方向両端部と現像剤容器との隙間を埋める2つの端部シールを備える現像装置が知られている。
そして、この現像装置では、端部シールに、現像ローラの長手方向に沿って延びる切り込み部を設けることにより、端部シールが現像ローラの回転に引っ張られて、端部シールにおける現像ローラの回転方向の上流側端部が、現像剤容器から離間することによる隙間の発生を抑制している(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−080056号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の現像装置では、端部シールと現像剤容器との間の隙間の発生は抑制できるものの、一旦隙間が生じると、端部シールと現像剤容器との間に、トナーが圧入されてしまい、現像剤容器から漏出する場合がある。
端部シールと現像剤容器との間へのトナーの圧入を抑制するために、接着剤の充填や、別途シールの追加が検討されるが、作業工程の煩雑化や、構成の複雑化を招くおそれがある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成により、現像剤の漏れをより確実に抑制することのできる現像カートリッジを提供することにある。
(1)本発明の現像カートリッジは、現像剤を収容する筐体と、回転軸線について回転するように構成され、筐体内の現像剤を担持するように構成される現像剤担持体と、現像剤担持体の周面と接触するように構成される接触部材と、接触部材に対して、現像剤担持体とは反対側に配置され、接触部材と筐体との間をシールするシール部材と、シール部材の端面と当接する当接面を有する当接部材とを備え、シール部材および当接部材のいずれか一方は、当接面と直交する方向に延びる溝部を備え、接触部材は、接触部材と現像剤担持体とが対向する方向において、溝部を被覆することを特徴としている。
このような構成によれば、シール部材および当接部材のいずれか一方は、当接面と直交する方向に延びる溝部を備えており、その溝部が、接触部材と現像剤担持体とが対向する方向において、被覆部材によって被覆されている。
つまり、溝部は、シール部材および当接部材のいずれか他方、接触部材、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、シール部材と当接部材との間に、現像剤が圧入されても、閉鎖された溝部に現像剤を留めることができるので、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、シール部材と当接部材との間から、現像剤が外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
(2)また、シール部材は、回転軸線が延びる方向である第1方向において、現像剤担持体の端部に配置され、接触部材は、シール部材の表面に固定され、現像剤担持体とシール部材との間をシールするように構成され、当接部材は、第1方向と直交する方向において筐体から突出し、第1方向においてシール部材と隣接し、当接面は、シール部材の第1方向と交差する端面と当接し、溝部は、シール部材に形成され、第1方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、筐体と現像剤担持体との間をシールするシール部材において、第1方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、第1方向と直交する方向において筐体から突出する当接部材、シール部材と現像剤担持体との間をシールする接触部材、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、第1方向において隣接するシール部材と当接部材との間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
(3)また、シール部材は、回転軸線が延びる方向である第1方向において、現像剤担持体の端部に配置され、接触部材は、シール部材の表面に固定され、現像剤担持体と、シール部材との間をシールするように構成され、当接部材は、第1方向と直交する方向において筐体から突出し、第1方向においてシール部材と隣接し、当接面は、シール部材の第1方向と交差する端面と当接し、溝部は、当接部材に形成され、第1方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、第1方向と直交する方向において筐体から突出する当接部材において、第1方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、第1方向における現像剤担持体の端部に配置されるシール部材、接触部材と現像剤担持体との間に配置される当接部材、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、第1方向において隣接するシール部材と当接部材との間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
(4)また、現像剤担持体と接触する板状のブレードと、回転軸線が延びる方向である第1方向において、現像剤担持体の端部と筐体との間に配置されるサイドシールとを備え、サイドシールは、筐体と接触する第1部材と、現像剤担持体の表面と接触し、第1部材の表面に固定される第2部材とを備え、接触部材は、第2部材であり、シール部材は、ブレードと筐体との間に配置され、当接部材は、シール部材の厚み方向に沿って筐体から突出し、シール部材における厚み方向と交差する端面と接触し、溝部は、シール部材に形成され、厚み方向と直交する方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、筐体とブレードとの間に配置されるシール部材において、厚み方向と直交する方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、厚み方向に沿って筐体から突出する当接部材、サイドシールの第2部材、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、厚み方向と交差する方向において接触するシール部材と接触部材との間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
(5)また、現像剤担持体と接触する板状のブレードを備え、接触部材は、ブレードであり、シール部材は、ブレードと筐体との間に配置され、当接部材は、シール部材の厚み方向に沿って筐体から突出し、シール部材における厚み方向と交差する端面と接触し、溝部は、シール部材に形成され、厚み方向と直交する方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、筐体とブレードとの間に配置されるシール部材において、厚み方向と直交する方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、厚み方向に沿って筐体から突出する当接部材、ブレード、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、厚み方向と交差する方向において接触するシール部材と接触部材との間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
(6)また、現像剤担持体と接触する板状のブレードと、ブレードと筐体との間に配置され、層厚規制部材と筐体との間をシールするブレード裏シールとを備え、シール部材は、回転軸線が延びる方向である第1方向において、現像剤担持体の端部、かつ、現像剤担持体の回転方向において、ブレード裏シールと隣接するように配置され、接触部材は、シール部材の表面に固定され、現像剤担持体とシール部材との間をシールするように構成され、当接部材は、ブレード裏シールであり、溝部は、シール部材に形成され、回転方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、現像剤担持体の端部に配置され、ブレード裏シールと隣接するシール部材において、現像剤担持体の回転方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、ブレード裏シール、シール部材と現像剤担持体との間に配置される接触部材、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、シール部材とブレード裏シールとの間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
(7)また、現像剤担持体と接触する板状のブレードと、回転軸線が延びる方向である第1方向において、現像剤担持体の端部と筐体との間に配置されるサイドシールとを備え、接触部材は、ブレードであり、シール部材は、ブレードと筐体との間、かつ、現像剤担持体の回転方向において、サイドシールと隣接配置され、当接部材は、サイドシールであり、溝部は、シール部材に形成され、回転方向に延びていてもよい。
このような構成によれば、溝部は、筐体とブレードとの間に配置され、サイドシールと隣接するシール部材において、現像剤担持体の回転方向に延びるように備えられている。
そして、溝部は、サイドシール、ブレード、および、筐体によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、シール部材とサイドシールとの間に、現像剤が圧入された場合であっても、溝部に現像剤を留めることができ、それ以上の現像剤の漏出を抑制することができる。
本発明の現像カートリッジによれば、簡易な構成により、現像剤の漏れをより確実に抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態の現像カートリッジの中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジが装着される画像形成装置の中央断面図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジを後上方から見た分解斜視図である。 図4Aは、図3に示すサイドシールを後上方から見た斜視図である。図4Bは、図3に示すサイドシールを前下方から見た斜視図である。 図5Aは、図1に示す現像カートリッジの後面図である。図5Bは、図5Aに示す現像カートリッジから、現像ローラおよび層厚規制ブレードを取り外した状態を示す。 図6Aは、図5Bに示す現像カートリッジの要部拡大平面図である。図6Bは、本発明の第2実施形態の現像カートリッジの要部拡大平面図である。 図7Aは、本発明の第3実施形態の現像カートリッジの要部拡大後面図である。図7Bは、本発明の第4実施形態の現像カートリッジの要部拡大後面図である。 図8Aは、本発明の第5実施形態の現像カートリッジの要部拡大後面図である。図8Bは、本発明の第6実施形態の現像カートリッジの要部拡大後面図である。 図9Aは、本発明の変形例の現像カートリッジに装着されるサイドシールであって、湾曲前の状態を示す。図9Bは、図9Aに示すサイドシールの湾曲後の状態を示す。
1.現像カートリッジの概略
図1に示すように、現像カートリッジ1は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ2と、供給ローラ3と、ブレードの一例としての層厚規制ブレード4と、トナー収容部5とを備えている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ1の方向に言及するときには、現像カートリッジ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。なお、第1実施形態では、現像ローラ2の軸線方向、すなわち、左右方向が第1方向の一例であり、上下方向が第1方向と直交する方向の一例である。
現像ローラ2は、現像カートリッジ1の後端部において、回転可能に支持されている。現像ローラ2は、現像ローラ軸2Aと、現像ローラ本体2Bとを備えている。
現像ローラ軸2Aは、略円柱形状を有している。現像ローラ軸2Aは、左右方向に延びている。現像ローラ軸2Aは、金属からなる。現像ローラ軸2Aの左右方向端部は、後述する現像フレーム31の現像ローラ軸挿通穴66(図3参照)に挿通されている。
現像ローラ本体2Bは、略円筒形状を有している。現像ローラ本体2Bは、左右方向に延びている。現像ローラ本体2Bは、導電性を有するゴムからなる。現像ローラ本体2Bは、現像ローラ軸2Aの左右両端部を被覆せず、現像ローラ軸2Aの左右方向略中央を被覆している。
供給ローラ3は、現像ローラ2の前下方に配置されている。供給ローラ3は、現像カートリッジ1において、回転可能に支持されている。供給ローラ3は、供給ローラ軸3Aと、供給ローラ本体3Bとを備えている。
供給ローラ軸3Aは、略円柱形状を有している。供給ローラ軸3Aは、左右方向に延びている。供給ローラ軸3Aは、金属からなる。供給ローラ軸3Aの左右方向端部は、後述する軸シール63(図3参照)の図示しない供給ローラ軸挿通穴に挿通されている。
供給ローラ本体3Bは、略円筒形状を有している。供給ローラ本体3Bは、左右方向に延びている。供給ローラ本体3Bは、導電性を有するスポンジからなる。供給ローラ本体3Bは、供給ローラ軸3Aの左右両端部を被覆せず、供給ローラ軸3Aの左右方向略中央を被覆している。供給ローラ本体3Bは、現像ローラ本体2Bの前下端部に接触している。
層厚規制ブレード4は、現像ローラ2の前上方に配置されている。層厚規制ブレード4は、現像ローラ2の前端部に接触している。
トナー収容部5は、供給ローラ3および層厚規制ブレード4の前方に配置されている。トナー収容部5は、現像剤の一例としてのトナーを収容するように構成されている。トナー収容部5は、アジテータ6を備えている。
アジテータ6は、トナー収容部5内に回転可能に支持されている。
2.現像カートリッジの使用態様
図2に示すように、現像カートリッジ1は、画像形成装置11に装着されて使用される。
画像形成装置11は、電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置11は、装置本体12と、プロセスカートリッジ13と、スキャナユニット14と、定着ユニット15とを備えている。
装置本体12は、略ボックス形状に形成されている。装置本体12は、開口部16と、フロントカバー17と、給紙トレイ18と、排紙トレイ19とを有している。
開口部16は、装置本体12の前端部に配置されている。開口部16は、プロセスカートリッジ13の通過を許容するように、装置本体12の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー17は、装置本体12の前端部に配置されている。フロントカバー17は、略板状を有している。フロントカバー17は、上下方向に延び、その下端部を支点として装置本体12の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー17は、開口部16を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ18は、装置本体12の底部に配置されている。給紙トレイ18は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ19は、装置本体12の上壁に配置されている。排紙トレイ19は、用紙Pが載置されるように、装置本体12の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ13は、装置本体12の上下方向略中央に収容されている。プロセスカートリッジ13は、装置本体12に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ13は、ドラムカートリッジ20と、上記した現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ20は、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、転写ローラ23とを備えている。
感光ドラム21は、ドラムカートリッジ20の後端部に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の後方において、感光ドラム21と間隔を隔てて配置されている。
転写ローラ23は、感光ドラム21の下方に配置されている。転写ローラ23は、感光ドラム21の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、感光ドラム21の後方において、現像ローラ2が感光ドラム21の前下端部に接触するように、ドラムカートリッジ20に装着されている。
スキャナユニット14は、プロセスカートリッジ13の上方に配置されている。スキャナユニット14は、感光ドラム21に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット15は、プロセスカートリッジ13の後方に配置されている。定着ユニット15は、加熱ローラ24と、加熱ローラ24の後上端部に圧接される加圧ローラ25とを備えている。
画像形成装置11が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の表面を一様に帯電する。スキャナユニット14は、感光ドラム21の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム21の表面に形成される。
また、アジテータ6は、トナー収容部5内のトナーを撹拌して、供給ローラ3に供給する。供給ローラ3は、アジテータ6によって供給されたトナーを現像ローラ2に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ2と供給ローラ3との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ2に担持される。層厚規制ブレード4は、現像ローラ2に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ2に担持されたトナーは、感光ドラム21表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム21の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ18から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム21と転写ローラ23との間に給紙される。感光ドラム21表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム21と転写ローラ23との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ24と加圧ローラ25との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ19に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
(1)現像カートリッジの構成
現像カートリッジ1は、図1および図3に示すように、筐体の一例としての現像フレーム31と、ブレードシール32と、2つのサイドシール33と、2つのサイドスポンジ34と、ロアフィルム35と、上記した層厚規制ブレード4とを備えている。
(1−1)現像フレーム
現像フレーム31は、略ボックス形状を有している。現像フレーム31の後端部は、開放されている。現像フレーム31は、ベースフレーム38と、カバーフレーム39とを備えている。
ベースフレーム38は、有底枠形状を有している。ベースフレーム38は、1対の側壁42と、下壁43と、前壁44とを一体として備えている。
1対の側壁42のそれぞれは、ベースフレーム38の左右方向両端部のそれぞれに配置されている。1対の側壁42のそれぞれは、前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。1対の側壁42のそれぞれは、図3に示すように、シール支持部48と、現像ローラ取付部49と、ブレード取付部50とを一体として備えている。
シール支持部48は、側壁42の後部において、上下方向に延びている。シール支持部48は、ブレードシール支持部53と、サイドシール支持部54と、軸シール支持部55とを備えている。
ブレードシール支持部53は、シール支持部48の上端部に配置されている。ブレードシール支持部53は、後面視略矩形状を有している。ブレードシール支持部53は、第1突出部57を備えている。
第1突出部57は、ブレードシール支持部53の下端部に配置されている。第1突出部57は、ブレードシール支持部53の後面から後方へ突出し、左右方向に延びている。第1突出部57の左右方向外端部は、後述する現像ローラ取付部49に対して左右方向内方に間隔を隔てて位置している。
サイドシール支持部54は、ブレードシール支持部53の下方に配置されている。サイドシール支持部54は、ブレードシール支持部53の下端部から連続して下方へ延び、現像ローラ本体2Bの周面に沿うように下方へ向かうにつれて後方へ湾曲し、後方へ延びている。サイドシール支持部54は、第2突出部59を備えている。
第2突出部59は、サイドシール支持部54の後端部に配置されている。第2突出部59は、サイドシール支持部54の左右方向略中央から上方へ突出している。第2突出部59は、平面視略矩形状を有している。
軸シール支持部55は、サイドシール支持部54の上下方向略中央に配置されている。軸シール支持部55は、サイドシール支持部54の後面から前下方へ凹み、左右方向に延びている。軸シール支持部55は、略角筒形状を有している。軸シール支持部55の左右方向両端部は、開放されている。軸シール支持部55は、軸シール63を支持している。
軸シール63は、略角柱形状を有している。軸シール63は、左右方向に延びている。軸シール63は、スポンジなどの弾性部材からなる。軸シール63は、図示しない供給ローラ軸挿通穴を有している。軸シール63の後面は、現像ローラ本体2Bの周面に沿うように、側面視略円弧形状を有している。軸シール63の後面は、サイドシール支持部54の後面と略面一である。
現像ローラ取付部49は、シール支持部48の左右方向外端部から後方へ延びている。現像ローラ取付部49は、側面視略矩形の略板状を有している。現像ローラ取付部49は、現像ローラ軸挿通穴66を備えている。
現像ローラ軸挿通穴66は、現像ローラ取付部49の後端部に配置されている。現像ローラ軸挿通穴66は、後端部が開放された側面視略円形状を有している。現像ローラ軸挿通穴66は、現像ローラ取付部49を左右方向に貫通している。現像ローラ軸挿通穴66の内径は、現像ローラ2の現像ローラ軸2Aの直径よりも大きい。
ブレード取付部50は、シール支持部48の上端部から連続して上方へ突出している。ブレード取付部50は、略角柱形状を有している。ブレード取付部50は、前後方向に延びている。ブレード取付部50の後面は、上下方向に延びている。ブレード取付部50は、ねじ穴68を備えている。
ねじ穴68は、ブレード取付部50の上端部に配置されている。ねじ穴68は、ブレード取付部50の後面から前方に向かって凹んでいる。ねじ穴68は、後面視略円形状を有している。
下壁43は、図1に示すように、前後方向に沿って湾曲しながら延びる略板状を有している。詳しくは、下壁43の前方部分は、供給ローラ3の回転軌跡、および、アジテータ6の回転軌跡に沿う断面視略W字状を有しており、下壁43の後方部分は、後方に向かって延びている。下壁43は、図3および図6Aに示すように、ロアフィルム載置部75と、2つの当接部材の一例としてのサイドスポンジ載置部76とを備えている。
ロアフィルム載置部75は、下壁43の後端部に配置されている。ロアフィルム載置部75の上面は、前方に向かうにつれて、上方に向かって傾斜している。これにより、ロアフィルム載置部75の上部は、サイドシール支持部54の後端部の上面よりも上方に位置している。
2つのサイドスポンジ載置部76のそれぞれは、ロアフィルム載置部75の左右方向両端部の前端部に連続して、前方に延びている。サイドスポンジ載置部76の上面は、前後方向に沿って延びている。サイドスポンジ載置部76は、サイドシール支持部54の後端部の上面よりも上方に位置している。言い換えると、サイドスポンジ載置部76は、下壁43から現像ローラ2の径方向内方に突出している。サイドスポンジ載置部76の左右方向外面は、当接面の一例としての端面77として画定されている。
前壁44は、図1に示すように、下壁43の前端部に連続して上方へ延びている。前壁44は、正面視略矩形状を有している。前壁44の左右方向両端部は、1対の側壁42の前端部に連続している。
カバーフレーム39は、図1および図3に示すように、ベースフレーム38の上方に配置されている。カバーフレーム39は、平面視略矩形の略板状を有している。カバーフレーム39の前端部は、ベースフレーム38の前壁44の上端部に溶着されている。カバーフレーム39の左右両端部は、ベースフレーム38の1対の側壁42の上端部に溶着されている。カバーフレーム39は、ブレードシール支持部79を備えている。
ブレードシール支持部79は、カバーフレーム39の後方において、ベースフレーム38の1対の側壁42の後端部間に配置されている。ブレードシール支持部79は、平面視略矩形の略板状を有している。ブレードシール支持部79の左右方向両端部は、ベースフレーム38の1対の側壁42に溶着されている。ブレードシール支持部79は、図3および図5Bに示すように、複数のリブ80を備えている。
複数のリブ80は、ブレードシール支持部79の上下方向両端部に交互となるように、千鳥状に配置されている。複数のリブ80のそれぞれは、ブレードシール支持部79の後面から後方へ向かって突出し、左右方向に延びている。複数のリブ80のそれぞれは、後面視略矩形状を有している。
(1−2)ブレードシールおよびサイドシール
ブレードシール32は、樹脂製のスポンジからなる。ブレードシール32は、左右方向に延びる略角柱形状を有している。ブレードシール32は、ブレードシール本体83と、2つの第1膨出部84と、2つの第2膨出部85と、2つのブレードシール係合部86とを備えている。
ブレードシール本体83は、左右方向に延びる略角柱形状を有している。
2つの第1膨出部84のそれぞれは、ブレードシール32の左右方向略中央に配置されている。2つの第1膨出部84のそれぞれは、ブレードシール本体83の下面から下方へ向かって突出し、左右方向に延びる後面視略矩形状を有している。2つの第1膨出部84のそれぞれは、ブレードシール32の下端部において、互いに左右方向に間隔を隔てて配置されている。
2つの第2膨出部85のそれぞれは、ブレードシール32の左右方向両端部に配置されている。2つの第2膨出部85のそれぞれは、ブレードシール本体83の下面から下方へ向かって突出し、左右方向に延びる後面視略矩形状を有している。
2つのブレードシール係合部86のそれぞれは、ブレードシール32の左右方向両端部のそれぞれにおいて、2つの第2膨出部85のそれぞれの左右方向外方に1つずつ配置されている。2つのブレードシール係合部86のそれぞれは、2つの第2膨出部85のそれぞれの下面から下方へ向かって突出している。2つのブレードシール係合部86のそれぞれは、後面視略矩形状を有している。
2つのサイドシール33のそれぞれは、図3および図4Aに示すように、シール部材の一例としての基材層88と、接触部材の一例としてのシール層89とを備えている。
基材層88は、ウレタン樹脂などの樹脂からなるスポンジや、シリコンゴム、天然ゴムなどのエラストマーである。基材層88は、図4Aおよび図4Bに示すように、基材層本体90と、サイドシール係合部91とを備えている。
基材層本体90は、後面視略矩形の略板状を有している。基材層本体90は、サイドシール支持部54の湾曲に沿って上下方向に湾曲しながら延びている。基材層本体90の左右方向寸法は、サイドシール支持部54の左右方向寸法と略同じである。また、基材層本体90は、溝部の一例としての切込93を備えている。
切込93は、基材層本体90の後下端部における左右方向内面から、左右方向外方に向かって切り欠かれている。切込93は上下方向に沿って延びている。言い換えると、切込93は、軸線方向に向かって窪み、径方向に沿って延びている。切込93は、平面視略矩形状を有している。
サイドシール係合部91は、基材層88の上端部において、ブレードシール32のブレードシール係合部86の左右方向内方に配置されている。サイドシール係合部91は、基材層本体90の上端部の左右方向内端部から連続して上方へ延びている。サイドシール係合部91は、略角柱形状を有している。
シール層89は、基材層本体90の左右方向内方略4/5の範囲における前面に接着されている。シール層89の左右方向内端部は、基材層本体90の左右方向内端部と略同じである。また、シール層89の下端部は、基材層本体90の下端部と略同じであり、シール層89の上端部は、基材層本体90の上端部よりも上方に突出している。シール層89は、不織布や、カシミヤ系の繊維部材や、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポリエステル系繊維などの織物などからなる。シール層89は、切込93を上方から被覆している。
(1−3)サイドスポンジ、および、ロアフィルム
2つのサイドスポンジ34のそれぞれは、図3に示すように、平面視略矩形の略板状を有している。サイドスポンジ34のそれぞれは、樹脂製のスポンジからなる。
ロアフィルム35は、PETなどの可撓性材料からなる。ロアフィルム35は、フィルム本体96と、2つの舌片部97とを備えている。
フィルム本体96は、左右方向に延びる略シート状を有している。
2つの舌片部97のそれぞれは、フィルム本体96の前上方における左右方向外端部から連続して、外方に向かって延びる略シール状を有している。2つの舌片部97のそれぞれは、平面視略矩形状を有している。
(1−4)層厚規制ブレード
層厚規制ブレード4は、図1および図5Aに示すように、第1挟持部材100と、第2挟持部材101と、ブレード部材102とを備えている。
第1挟持部材100は、カバーフレーム39のブレードシール支持部79の上方に配置されている。第1挟持部材100は、左右方向に長い断面視略L字形の屈曲板形状を有している。詳しくは、第1挟持部材100は、前後方向に延び、その前端部において下方へ屈曲している。第1挟持部材100の前端部は、ブレードシール支持部79の上端部の前方に向かい合っている。第1挟持部材100は、2つの固定部104を備えている。
2つの固定部104のそれぞれは、第1挟持部材100の前端部の左右方向両端部のそれぞれから上方に突出している。2つの固定部104のそれぞれは、正面視略矩形の略板状を有している。2つの固定部104のそれぞれは、図示しない貫通穴を有している。2つの固定部104のそれぞれは、1対のブレード取付部50のそれぞれの後面に接触している。2つの固定部104のそれぞれは、ねじ106がベースフレーム38のねじ穴68に螺合されることにより、ベースフレーム38のブレード取付部50の後面に固定されている。
第2挟持部材101は、第1挟持部材100の上方に配置されている。第2挟持部材101は、左右方向に長い断面視略L字形の屈曲板形状を有している。詳しくは、第2挟持部材101は、第1挟持部材100の上方において前後方向に延び、その前端部において、ブレード部材102の上端部に後方から向かい合うように下方へ屈曲している。第2挟持部材101は、ねじ107により、第1挟持部材100に固定されている。
ブレード部材102は、左右方向に長い正面視略矩形の略板状を有している。ブレード部材102は、上下方向に延びている。ブレード部材102の上端部は、第1挟持部材100の前端部と、第1挟持部材100の前端部との間に挟持されている。
(2)ブレードシール、サイドシール、サイドスポンジ、および、ロアフィルムの組み付け状態
ブレードシール32は、図1に示すように、カバーフレーム39のブレードシール支持部79の後面と、層厚規制ブレード4との間に圧縮されるようにして、配置されている。具体的には、図5Bに示すように、ブレードシール本体83は、複数の上部のリブ80と、複数の下部のリブ80との間に配置されており、ブレードシール本体83の左右方向端部の前面は、ベースフレーム38のブレードシール支持部53の後面に接触している。また、2つの第1膨出部84のそれぞれは、左右方向略中央の下部のリブ80の左右方向両外方にそれぞれ配置されている。つまり、2つの第1膨出部84のそれぞれは、対応する2つの下部のリブ80の間に挟まっている。また、2つの第2膨出部85は、左右方向両端部のリブ80と、1対の側壁42のそれぞれの現像ローラ取付部49との間に配置されている。2つの第2膨出部85のそれぞれの左右方向内方の下面のそれぞれは、1対の側壁42のそれぞれの第1突出部57の上面に接触している。また、2つのブレードシール係合部86のそれぞれは、現像ローラ取付部49と第1突出部57との間に配置されている。
つまり、2つのブレードシール係合部86のそれぞれは、第1突出部57よりも下方に位置している。
2つのサイドシール33のそれぞれは、図3および図6Aに示すように、ブレードシール32の左右方向両端部のそれぞれの下方のサイドシール支持部54において、下壁43の2つのサイドスポンジ載置部76のそれぞれと、1対の側壁42の現像ローラ取付部49のそれぞれとの間に配置されている。つまり、2つのサイドシール33のそれぞれは、現像ローラ2の径方向において、現像フレーム31と接触している。基材層本体90の下端部は、図5Bおよび図6Aに示すように、第2突出部59の前端部に当接している。基材層本体90の下端部における左右方向内面は、図6Aに示すように、サイドスポンジ載置部76の端面77に当接している。なお、サイドシール支持部54、および、サイドスポンジ載置部76の連続部分と、基材層本体90の角との隙間は、公知の接着剤が介在されることによって埋められている。
こうして、基材層88の切込93は、その左右方向内方が、サイドスポンジ載置部76の端面77によって閉鎖され、その下端部が現像フレーム31によって閉鎖され、その上端部、すなわち、切込93の径方向における現像フレーム31と反対側の端部がシール層89によって閉鎖された閉鎖空間とされている。言い換えると、切込93は、サイドスポンジ載置部76の端面77と直交する方向に延びており、切込93における現像ローラ2とシール層89とが対向する方向における端部がシール層89によって被覆されている。
また、サイドシール33のサイドシール係合部91の上端部は、図5Bに示すように、側壁42の第1突出部57の下面に当接している。サイドシール係合部91の左右方向外面は、ブレードシール32のブレードシール係合部86の左右方向内面に当接している。
なお、シール層89の後面は、現像ローラ本体2Bの左右方向端部の周面に接触している。
2つのサイドスポンジ34のそれぞれは、図3および図5Bに示すように、2つのサイドスポンジ載置部76のそれぞれの上面に公知の接着剤などにより接着されている。これにより、サイドスポンジ34の上面は、サイドシール33の後下端部の上面と略面一となり、サイドスポンジ34の左右方向外端部は、サイドシール33のシール層89の左右方向内面と当接している。
ロアフィルム35は、その後端部が下壁43のロアフィルム載置部75に公知の接着剤などにより接着されている。図5Bに示すように、2つの舌片部97のそれぞれは、サイドスポンジ34の上面、および、サイドシール33の後下端部の上面に跨って配置されている。ロアフィルム35の前端部は、現像ローラ本体2Bの下端部に接触されている。
4.現像カートリッジ内のトナーの流動
現像カートリッジ1では、図1および図5Bに示すように、ブレードシール32によって、現像フレーム31と層厚規制ブレード4との間からのトナーの漏れを抑制している。そして、ブレードシール32は、現像ローラ2の周方向において、その第2膨出部85が第1突出部57に接触していることにより、現像ローラ2の軸線方向へのトナーの漏れを抑制している。
また、現像カートリッジ1では、図5Aおよび図5Bに示すように、サイドシール33によって、現像フレーム31と現像ローラ2との間からのトナーの漏れを抑制している。そして、サイドシール33は、現像ローラ2の軸線方向において、その基材層88がサイドスポンジ載置部76と接触していることにより、現像ローラ2の周方向へのトナーの漏れを抑制している。
なお、現像カートリッジ1は、画像形成装置11から着脱可能に構成されており、その着脱動作時や、出荷搬送時において、移動による振動や落下による衝撃が加わる場合がある。このような場合には、ブレードシール32の第2膨出部85と、第1突出部57との間に隙間が発生し、軸線方向に沿ってトナーが圧入される場合がある。また、サイドシール33の基材層88と、サイドスポンジ載置部76との間に隙間が発生し、周方向に沿ってトナーが圧入される場合がある。
5.作用効果
この現像カートリッジ1によれば、図4Aおよび図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88は、サイドスポンジ載置部76の端面77から左右方向外方に窪み、径方向に沿って延びる切込93を備えており、その切込93の径方向における現像フレーム31と反対側の端部がシール層89によって被覆されている。
つまり、切込93は、その左右方向内端部が、サイドスポンジ載置部76によって閉鎖され、その径方向両端部が、シール層89、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、基材層88とサイドスポンジ載置部76の端面77との間に、周方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込93にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、基材層88とサイドスポンジ載置部76との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
6.第2実施形態
図6Bを参照して、現像カートリッジ1の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88が、溝部の一例としての切込93を備えている。これに対し、第2実施形態では、サイドシール33の基材層88が、切込93を備えておらず、図6Bに示すように、下壁43のサイドスポンジ載置部76が、溝部の一例としての切込112を備えている。
切込112は、サイドスポンジ載置部76の左右方向外面から、左右方向内方に向かって窪んでいる。切込112は、上下方向に沿って延びている。言い換えると、切込112は、サイドスポンジ載置部76の端面77と直交する方向である軸線方向に向かって窪み、径方向に沿って延びている。切込112は、平面視略矩形状を有している。
そして、サイドスポンジ34は、切込112を上方から被覆している。言い換えると、サイドスポンジ34は、切込112の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆している。つまり、第2実施形態において、サイドスポンジ34が接触部材の一例である。
第2実施形態の現像カートリッジ1によれば、図6Bに示すように、サイドスポンジ載置部76は、サイドシール33の基材層88と当接する端面77から左右方向内方に窪み、径方向に沿って延びる切込112を備えており、その切込112の径方向における現像フレーム31と反対側の端部がサイドスポンジ34によって被覆されている。
つまり、切込112は、その左右方向内端部が、サイドシール33の基材層88によって閉鎖され、その径方向両端部が、サイドスポンジ34、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、サイドスポンジ載置部76の端面77と基材層88との間に、周方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込112にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、サイドスポンジ載置部76と基材層88との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
7.第3実施形態
図7Aを参照して、現像カートリッジ1の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88が、溝部の一例としての切込93を備えている。これに対し、第3実施形態では、サイドシール33の基材層88が、切込93を備えておらず、図7Aに示すように、ブレードシール32が溝部の一例としての切込114を備えている。
切込114は、ブレードシール32の第2膨出部85の下面、すなわち、第2膨出部85と第1突出部57との接触面から上方に向かって窪み、前後方向に沿って延びている。言い換えると、切込114は、周方向に向かって窪み、径方向に沿って延びている。切込114は、後面視略矩形状を有している。
そして、サイドシール33のシール層89の上方部分が切込114を後方から被覆している。言い換えると、シール層89は、切込114の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆している。
つまり、第3実施形態において、ブレードシール32がシール部材の一例であり、第1突出部57が当接部材の一例であり、シール層89が接触部材の一例である。また、第3実施形態において、前後方向が厚み方向の一例であり、上下方向が厚み方向と直交する方向の一例である。
第3実施形態の現像カートリッジ1によれば、図7Aに示すように、ブレードシール32は、ブレードシール32の第2膨出部85における第1突出部57との接触面から上方、すなわち、周方向に窪み、径方向に沿って延びる切込114を備えており、その切込114の径方向における現像フレーム31と反対側の端部がサイドシール33のシール層89によって被覆されている。
つまり、切込114は、その下端部が、第1突出部57によって閉鎖され、その径方向両端部が、サイドシール33のシール層89、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、ブレードシール32と第1突出部57との間に、軸線方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込114にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、ブレードシール32と第1突出部57との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
8.第4実施形態
図7Bを参照して、現像カートリッジ1の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88が、溝部の一例としての切込93を備えている。これに対し、第4実施形態では、サイドシール33の基材層88が、切込93を備えておらず、図7Bに示すように、ブレードシール32が第3実施形態と同一の溝部の一例としての切込114を備えている。また、シール層89の上端部は、基材層本体90の上端部よりも上方に突出しておらず、基材層本体90の上端部と略同じになっている。
そして、図7Bにおいては図示しないが、層厚規制ブレード4が切込114を後方から被覆している。言い換えると、層厚規制ブレード4は、切込114の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆している。
つまり、第4実施形態において、ブレードシール32がシール部材の一例であり、第1突出部57が当接部材の一例であり、層厚規制ブレード4が接触部材の一例である。また、第4実施形態において、前後方向が厚み方向の一例であり、上下方向が厚み方向と直交する方向の一例である。
第4実施形態の現像カートリッジ1によれば、図7Bに示すように、ブレードシール32は、ブレードシール32の第2膨出部85における第1突出部57との接触面から上方、すなわち、周方向に窪み、径方向に沿って延びる切込114を備えており、その切込114の径方向における現像フレーム31と反対側の端部が層厚規制ブレード4によって被覆されている。
つまり、切込114は、その下端部が、第1突出部57によって閉鎖され、その径方向両端部が、層厚規制ブレード4、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、ブレードシール32と第1突出部57との間に、軸線方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込114にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、ブレードシール32と第1突出部57との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
9.第5実施形態
図8Aを参照して、現像カートリッジ1の第5実施形態を説明する。なお、第5実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88が、溝部の一例としての切込93を備えている。これに対し、第5実施形態では、サイドシール33の基材層88は、切込93を備えておらず、図8Aに示すように、溝部の一例としての切込119を備えている。
切込119は、基材層88の上面、すなわち、基材層88とブレードシール32との接触面から下方に向かって窪み、前後方向に沿って延びている。言い換えると、切込119は、周方向に向かって窪み、径方向に沿って延びている。切込119は、後面視略矩形状を有している。
そして、サイドシール33のシール層89が切込119を後方から被覆している。言い換えると、シール層89は、切込119の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆している。
つまり、第5実施形態において、サイドシール33の基材層88がシール部材の一例である、ブレードシール32が当接部材の一例であり、サイドシール33のシール層89が接触部材の一例である。また、第5実施形態において、現像ローラ2の周方向が回転方向の一例である。
第5実施形態の現像カートリッジ1によれば、図8Aに示すように、サイドシール33の基材層88は、基材層88とブレードシール32との接触面から下方、すなわち、周方向に窪み、径方向に沿って延びる切込119を備えており、その切込119の径方向における現像フレーム31と反対側の端部がサイドシール33のシール層89によって被覆されている。
つまり、切込119は、その上端部が、ブレードシール32によって閉鎖され、その径方向両端部が、シール層89、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、基材層88とブレードシール32との間に、軸線方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込119にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、基材層88とブレードシール32との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
10.第6実施形態
図8Bを参照して、現像カートリッジ1の第6実施形態を説明する。なお、第6実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、図6Aに示すように、サイドシール33の基材層88が、溝部の一例としての切込93を備えている。これに対し、第6実施形態では、サイドシール33の基材層88が、切込93を備えておらず、図8Bに示すように、ブレードシール32が、溝部の一例としての切込121を備えている。
切込121は、ブレードシール32のブレードシール係合部86の下面、すなわち、ブレードシール32と基材層88との接触面から上方に向かって窪み、前後方向に沿って延びている。言い換えると、切込121は、周方向に向かって窪み、径方向に沿って延びている。切込121は、後面視略矩形状を有している。
そして、図8Bにおいて図示しないが、層厚規制ブレード4が切込121を後方から被覆している。言い換えると、層厚規制ブレード4は、切込121の径方向における現像フレーム31と反対側の端部を被覆している。
つまり、第6実施形態において、ブレードシール32がシール部材の一例であり、サイドシール33の基材層88が当接部材の一例であり、層厚規制ブレード4が接触部材の一例である。また、第6実施形態において、現像ローラ2の周方向が回転方向の一例である。
第6実施形態の現像カートリッジ1によれば、図8Bに示すように、ブレードシール32は、ブレードシール32と基材層88との接触面から上方、すなわち、周方向に窪み、径方向に沿って延びる切込121を備えており、その切込121の径方向における現像フレーム31と反対側の端部が層厚規制ブレード4によって被覆されている。
つまり、切込121は、その下端部が、サイドシール33の基材層88によって閉鎖され、その径方向両端部が、層厚規制ブレード4、および、現像フレーム31によって閉鎖されることにより、閉鎖空間とされている。
そのため、ブレードシール32と基材層88との間に、軸線方向に沿ってトナーが圧入されても、閉鎖された切込121にトナーを留めることができるので、それ以上のトナーの漏出を抑制することができる。
その結果、簡易な構成により、ブレードシール32と基材層88との間から、トナーが外部に漏出することをより確実に抑制することができる。
11.変形例
溝部の形状は、上記した形状に限定されず、例えば、図9Aに示すように、サイドシール33の基材層88に対して、公知の刃物などにより略線状の切込123を形成し、図9Bに示すように、サイドシール33を湾曲させることによって、径方向外方が広がるような溝部を形成することもできる。
また、溝部の個数は、限定されず、上記した各実施形態のように各1つずつではなく、複数個備えることもできる。
また、例えば、上記した現像ローラ2に代えて、磁気ローラやブラシローラなどの現像剤担持体を適用することもできる。
このような変形例においても、上記した各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 現像カートリッジ
2 現像ローラ
4 層厚規制ブレード
31 現像フレーム
57 第1突出部
76 サイドスポンジ載置部
88 基材層
89 シール層
93 切込
112 切込
114 切込
119 切込
121 切込
123 切込

Claims (7)

  1. 現像剤を収容する筐体と、
    回転軸線について回転するように構成され、前記筐体内の現像剤を担持するように構成される現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の周面と接触するように構成される接触部材と、
    前記接触部材に対して、前記現像剤担持体とは反対側に配置され、前記接触部材と前記筐体との間をシールするシール部材と、
    前記シール部材の端面と当接する当接面を有する当接部材と
    を備え、
    前記シール部材および前記当接部材のいずれか一方は、前記当接面と直交する方向に延びる溝部を備え、
    前記接触部材は、前記接触部材と前記現像剤担持体とが対向する方向において、前記溝部を被覆する
    ことを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記シール部材は、前記回転軸線が延びる方向である第1方向において、前記現像剤担持体の端部に配置され、
    前記接触部材は、前記シール部材の表面に固定され、前記現像剤担持体と前記シール部材との間をシールするように構成され、
    前記当接部材は、前記第1方向と直交する方向において前記筐体から突出し、前記第1方向において前記シール部材と隣接し、
    前記当接面は、前記シール部材の前記第1方向と交差する端面と当接し、
    前記溝部は、前記シール部材に形成され、前記第1方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記シール部材は、前記回転軸線が延びる方向である第1方向において、前記現像剤担持体の端部に配置され、
    前記接触部材は、前記シール部材の表面に固定され、前記現像剤担持体と、前記シール部材との間をシールするように構成され、
    前記当接部材は、前記第1方向と直交する方向において前記筐体から突出し、前記第1方向において前記シール部材と隣接し、
    前記当接面は、前記シール部材の前記第1方向と交差する端面と当接し、
    前記溝部は、当接部材に形成され、前記第1方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記現像剤担持体と接触する板状のブレードと
    前記回転軸線が延びる方向である第1方向において、前記現像剤担持体の端部と前記筐体との間に配置されるサイドシールと
    を備え、
    前記サイドシールは、前記筐体と接触する第1部材と、前記現像剤担持体の表面と接触し、前記第1部材の表面に固定される第2部材とを備え、
    前記接触部材は、前記第2部材であり、
    前記シール部材は、前記ブレードと前記筐体との間に配置され、
    前記当接部材は、前記シール部材の厚み方向に沿って前記筐体から突出し、前記シール部材における前記厚み方向と交差する端面と接触し、
    前記溝部は、前記シール部材に形成され、前記厚み方向と直交する方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記現像剤担持体と接触する板状のブレードを備え、
    前記接触部材は、前記ブレードであり、
    前記シール部材は、前記ブレードと前記筐体との間に配置され、
    前記当接部材は、前記シール部材の厚み方向に沿って前記筐体から突出し、前記シール部材における前記厚み方向と交差する端面と接触し、
    前記溝部は、前記シール部材に形成され、前記厚み方向と直交する方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記現像剤担持体と接触する板状のブレードと、
    前記ブレードと前記筐体との間に配置され、前記層厚規制部材と前記筐体との間をシールするブレード裏シールと
    を備え、
    前記シール部材は、前記回転軸線が延びる方向である第1方向において、前記現像剤担持体の端部、かつ、前記現像剤担持体の回転方向において、前記ブレード裏シールと隣接するように配置され、
    前記接触部材は、前記シール部材の表面に固定され、前記現像剤担持体と前記シール部材との間をシールするように構成され、
    前記当接部材は、前記ブレード裏シールであり、
    前記溝部は、前記シール部材に形成され、前記回転方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記現像剤担持体と接触する板状のブレードと、
    前記回転軸線が延びる方向である第1方向において、前記現像剤担持体の端部と前記筐体との間に配置されるサイドシールと
    を備え、
    前記接触部材は、前記ブレードであり、
    前記シール部材は、前記ブレードと前記筐体との間、かつ、前記現像剤担持体の回転方向において、前記サイドシールと隣接配置され、
    前記当接部材は、前記サイドシールであり、
    前記溝部は、前記シール部材に形成され、前記回転方向に延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
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