JP2016045286A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、複数の現像剤担持体が近接して対向する部分に蓄積した逆極性粒子を含む凝集塊による現像剤担持体のコート層の阻害を防止し、凝集塊に起因する画像不良を防止することである。【解決手段】非画像形成時において、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像剤担持体から像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも大きくなるように複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加した状態で、複数の現像剤担持体を回転させる第1制御と、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像剤担持体から像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも小さくなる、もしくはゼロとなるように、複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加もしくはOFFした状態で、一方の現像剤担持体を他方の現像剤担持体より速い周速度で回転させる第2制御と、の両方の制御を一連して行う除去制御を実行する。【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の現像剤担持体を有する現像装置を備えた、電子写真記録方法等により画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真を用いた複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置においては、像担持体表面に対して一様に帯電を行った後、半導体レーザーないしはLEDにより画像露光を行い、像担持体上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装置により現像剤像として可視像化した後、この可視像を転写材に転写し、転写した可視像(現像剤像)を定着装置により転写材に定着して出力する。
近年、画像形成装置に対する高速化、高画質化の要請も強くなっており、このような高速度出力を行う画像形成装置に設けられる現像装置として、現像剤を担持する現像剤担持体を複数備えるようにしたものがある。
具体的には、特許文献1または特許文献2に記載されるような、複数の現像剤担持体を設けた現像装置が提案されている。特許文献1に記載される現像装置は、現像剤として、磁性一成分現像剤を用いるものである。
さらに説明するとこの現像装置では、図1に示すように、現像剤を収納した現像装置4の、感光体2と対向した開口部に、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bとが近接して配置されている。
感光体2は図示矢印方向に回転し、第1の現像スリーブ41a及び第2の現像スリーブ41bは図示矢印方向に回転する。即ち、感光体2に対して第1の現像スリーブ41aが近接している位置では、感光体2の移動方向と第1の現像スリーブ41aの移動方向とは同じである。又、感光体2に対して第2の現像スリーブ41bが近接している位置では、感光体2の移動方向と第2の現像スリーブ41bの移動方向とは同じである。そして、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bとが近接して対向する部分(以下「SS部」という。)では、第1の現像スリーブ41aの移動方向と第2の現像スリーブ41bとの移動方向は逆方向である。
現像装置4内の現像剤は、撹拌搬送部材44,45によって第2の現像スリーブ41bの近傍に搬送され、更に第2の現像スリーブ41bの図示矢印方向の回転に伴ってSS部の近傍に送られる。ここで、現像剤がSS部をすり抜ける際に、その層厚が第1の現像スリーブ41aによって規制され、第2の現像スリーブ41bの表面に現像剤層が形成される。この現像剤層は、感光体2との最近接点近傍でその一部が現像に供されるが、現像に供されなかった現像剤は、現像装置4内に再び回収される。
一方、SS部の近傍まで搬送された現像剤のうち、第2の現像スリーブ41bの表面に担持されなかった現像剤は、第1の現像スリーブ41aの図示矢印方向の回転に伴って層厚規制部材42の近傍に搬送される。現像剤が層厚規制部材42と第1の現像スリーブ41aとの間の隙間(以下「SB部」という。)をすり抜ける際に、その層厚が層厚規制部材42によって規制され、第1の現像スリーブ41aの表面に現像剤層が形成される。この現像剤層は感光体2との最近接点近傍でその一部が現像に供されるが、現像に供されなかった現像剤は、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bとが近接して対向するSS部に送られる。SS部に送られた現像剤は、一部が現像装置4内に回収され、残りは第2の現像スリーブ41bへ移送され、第2の現像スリーブ41b上の現像剤層の一部となる。
特開2000−305352号公報 特開2004−29569号公報
このような複数の現像スリーブで現像を行うシステムにおいて、現像装置のSB部で第1の現像スリーブ41aの現像剤層が形成される際に、現像剤に含まれる外添剤の一部が、現像剤から分離し、SB部に凝集塊として蓄積する。さらに、SB部に蓄積した凝集塊の一部が、あるタイミングでSB部をすり抜けて、SS部に到達する。これらのSS部に移動した凝集塊は、図2に示すように、SS部近傍の長手位置のある箇所に留まり、徐々に蓄積する。一定量以上蓄積した凝集塊は、第2の現像スリーブ41bのコート層を阻害してしまう。第2の現像スリーブ41bのコート層を阻害されると、コート層を阻害されていない箇所よりも、コート層の厚みが薄くなる。この状況で画像形成を行うと、図2に示すように、長手方向で凝集塊が溜まった箇所と一致する箇所において、ハーフトーン画像上に縦白スジとなる画像不良を発生させてしまっていた。
そこで、本発明の目的は、第1の現像スリーブと第2の現像スリーブとが近接して対向する部分に蓄積した凝集塊による第2の現像スリーブのコート層の阻害を防止し、凝集塊に起因する画像不良を防止することである。
上記目的を達成するため、本発明は、像担持体と、前記像担持体に対して回転方向に沿って配置され、現像剤を担持する複数の現像剤担持体を有する現像装置と、前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加するための現像バイアス電源と、非画像形成時において、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記現像剤担持体から前記像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも大きくなるように前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加した状態で、前記複数の現像剤担持体を回転させる第1制御と、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記現像剤担持体から前記像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも小さくなる、もしくはゼロとなる、もしくは、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記像担持体から前記現像剤担持体へ向かう力が作用するように、前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加もしくはOFFした状態で、一方の現像剤担持体を他方の現像剤担持体より速い周速度で回転させる第2制御と、の両方の制御を一連して行う除去制御を実行可能な制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の現像剤担持体が近接して対向する部分に蓄積した逆極性粒子を含む凝集塊による現像剤担持体のコート層の阻害を防止し、凝集塊に起因する画像不良を防止することができ、長期にわたり画像不良の発生を抑えることができる。
現像装置の概略構成と凝集塊の発生部を示す模式図 現像装置の現像スリーブ近傍と出力画像を示す模式図 現像装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図 実施例1における画像形成装置全体のブロック図 実施例1における制御動作の流れを示すフローチャート 実施例1における現像装置のバイアス、駆動制御を示す図 通常作像時(画像形成モード時)のトナーの動きを示した図 後回転制御A1時の凝集塊の動きを示した図 後回転制御B1時の凝集塊の動きを示した図 後回転制御A1時の凝集塊にかかる電界の力を示した図 実施例2における後回転制御B2時に凝集塊にかかる電界の力を示した図 実施例1,2における、それぞれの後回転制御バイアスの効果を示す図 実施例2における制御動作の流れを示すフローチャート 実施例2における現像装置のバイアス、駆動制御を示す図 通常作像時(画像形成モード時)におけるトナーと外添剤にかかる力を示した図 通紙枚数とSS部にたまる凝集塊の量の関係を示した図 後回転制御の実行時間と凝集塊を減少量の関係を示した図 実施例3における制御動作の流れを示すフローチャート 出力画像の画像Dutyごとの通紙枚数とSS部にたまる凝集塊の量の関係を示した図 実施例4における制御動作の流れを示すフローチャート 凝集塊の大きさごとの凝集塊にかかる力を模式的に示した図 実施例5におけるトナー消費量と各後回転制御の時間の関係を示した図 実施例5における制御動作の流れを示すフローチャート 通紙枚数とSS部に蓄積する凝集塊の大きさの関係を表す図 トナー消費量と白スジが発生するまでの放置時間の関係を表す図 実施例6における制御動作の流れを示すフローチャート 実施例7における制御動作の流れを示すフローチャート 従来例における制御シーケンスを示すフローチャート
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。尚、この現像装置は、例えば以下に述べるような画像形成装置の中で使用されるが、必ずしもこの形態に限られるものではない。尚、背景技術にて説明した部分については説明を省略する。
〔実施例1〕
<画像形成装置>
図3は、本実施例に係る画像形成装置100(本実施例では、電子写真方式のレーザプリンタなどの画像形成装置)を示す概略構成図である。
本実施例に係る画像形成装置100は、矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される像担持体としての感光体2を備えている。感光体2の周囲には、感光体2の回転方向に沿って1次帯電器3、現像装置4、転写前帯電器5、転写ローラ6、クリーニング装置8、除電露光ランプ9が配設されており、現像装置4上方には露光装置1が配設されている。また、転写材(用紙)14の搬送方向(矢印方向)に対して、転写ローラ6の下流側には定着器11が配置されている。
上記した画像形成装置100による画像形成動作について説明する。画像形成時には、感光体2は駆動装置(不図示)の駆動により矢印方向(時計回り方向)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動され、帯電バイアスが印加された1次帯電器3により感光体2表面を所定の極性、電位に帯電する。本実施例においてのプロセススピードは500mm/sとする。
そして、帯電された感光体2表面に、露光装置1から画像情報に応じた画像露光Lが付与されることにより、感光体2表面の電位は画像露光された部分の電位が低下して、入力される画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、現像装置4により感光体2の帯電極性と同極性に帯電したトナーを静電潜像に付着させてトナー像として可視像化する。
感光体2として、外径108mmのa−Si感光体を用いている。また、転写部において転写ローラ6としては、導電性のスポンジ状のゴムローラであり、外径が20mm、硬度30°(Asker−C、500gf荷重で5秒後の読み値)のゴムローラを用いている。所定のタイミングでレジストレーション制御装置13に待機していた転写材14を転写部に搬送する。この感光体2と転写ローラ6とが対向する転写位置(転写部)において、定電流60μAを転写ローラ6に印加することで、感光体2から転写材14へトナー像を転写する。トナー像を転写された転写材14は、不図示の搬送装置によって定着器11まで搬送される。
定着器11は、定着ローラ15、加圧ローラ17からなり、定着ローラ15内に熱源となるハロゲンヒータ16を配置している。定着ローラ15はハロゲンヒータ16によって一定温度に温調されている。転写材14は、定着ローラ15、加圧ローラ17で形成された定着ニップ部に搬送され、定着ニップ部で加熱、加圧されてトナー像が転写材14上に定着され、外部に排出される。
一方、転写後の感光体2表面に残留している転写残トナーは、クリーニング装置8によって除去されて回収される。また、感光体2表面の残留電荷は除電露光ランプ9で除去され、次の画像形成動作に備える。
〔ビデオカウントに関する制御〕
この時、形成される画像はデジタル処理をされており、一枚ごとに画像比率(通紙する時の画像データの画素数比率(%))を算出、積算できるようになっている。この情報は図4に示すようにCPU105へ送られ、RAM107に積算される。詳細は実施例4で記述する。
<現像装置>
現像装置4は、簡易な構成であり、現像剤担持体である現像スリーブの寿命である150万回の出力まで保守不要である。また現像装置4は、図3に示すように、1つの現像剤収容部材40と、矢印のように同方向に回転する複数の現像スリーブ41a,41b、撹拌搬送部材44,45を有している。この現像装置4は、画像形成の反復により現像装置内のトナーが減少してくると、圧電素子43からの信号に基づき不図示の制御部により、トナー補給装置24からトナーを現像装置4へ供給する。
補給されたトナーは、撹拌搬送部材44,45によって現像スリーブ41a、41bまで搬送され、画像形成動作を継続することを可能にする。ここで、2つの現像スリーブ41a,41bは、非磁性部材であるφ20のA6063製円筒の上に、表面加工をした後、カーボンコートで塗工を施したものであり、その表面粗さRaは0.95μmである。なお、この表面粗さの測定には、接触式表面粗さ計(サーフコーダー(商標)SE−3300(株)小坂研究所製)を用い、また測定条件はカットオフ値:0.8mm、測定長さ:2.5mm、送りスピード:0.1mm/s、縦倍率5000倍とした。
感光体2の回転方向上流側の現像剤担持体である第1の現像スリーブ41aは内部に7つの固定された永久磁石(不図示)を備え、下流側の現像剤担持体である第2現像スリーブ41bは内部に5つの固定された永久磁石(不図示)を備えている。図1に示すように、第1の現像スリーブ41a近傍のトナーは、層厚規制部材(磁性板状部材)42により、層厚G2を所定の厚さ(ここでは0.23mm)に規制されている。一方、第2の現像スリーブ41b近傍のトナーは、第1の現像スリーブ41aの永久磁石のN極と、第2現像スリーブ41bの永久磁石のS極の作用により、薄層化されるようになっている。
図1に示すように、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bは、現像剤を収納した現像装置4の、感光体2と対向した開口部に、非接触で近接して配置されている。第1及び第2の現像スリーブ41a,41bの間の間隙Gabは、0.25mmである。また、第1及び第2の現像スリーブ41a,41bは、感光体2に対してその回転方向に沿って感光体2とは非接触で近接して対向して配置されている。第1の現像スリーブ41と感光体2との間隙をG1a、第2の現像スリーブ41bと感光体2との間隙をG1bで示している。なお、この間隙G1a,G1bは、第1及び第2現像スリーブ41a、41bと同心に配設された不図示のスペーサローラにより保持されている。
感光体2は図示矢印方向に回転し、第1の現像スリーブ41a及び第2の現像スリーブ41bは図示矢印方向に回転する。即ち、感光体2に対して第1の現像スリーブ41aが近接している位置では、感光体2の移動方向と第1の現像スリーブ41aの移動方向とは同じである。また、感光体2に対して第2の現像スリーブ41bが近接している位置では、感光体2の移動方向と第2の現像スリーブ41bの移動方向とは同じである。そして、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bとが近接して対向する部分(以下「SS部」という。)では、第1の現像スリーブ41aの移動方向と第2の現像スリーブ41bとの移動方向は逆方向である。
現像装置4内の現像剤は、撹拌搬送部材44,45によって第2の現像スリーブ41bの近傍に搬送され、更に第2の現像スリーブ41bの図示矢印方向の回転に伴ってSS部の近傍に送られる。ここで、現像剤がSS部をすり抜ける際に、その層厚が第1の現像スリーブ41aによって規制され、第2の現像スリーブ41bの表面に現像剤層が形成される。この現像剤層は、感光体2との最近接点近傍でその一部が現像に供されるが、現像に供されなかった現像剤は、現像装置4内に再び回収される。
一方、SS部の近傍まで搬送された現像剤のうち、第2の現像スリーブ41bの表面に担持されなかった現像剤は、第1の現像スリーブ41aの図示矢印方向の回転に伴って層厚規制部材42の近傍に搬送される。現像剤が層厚規制部材42と第1の現像スリーブ41aとの間の隙間(以下「SB部」という。)をすり抜ける際に、その層厚が層厚規制部材42によって規制され、第1の現像スリーブ41aの表面に現像剤層が形成される。この現像剤層は感光体2との最近接点近傍でその一部が現像に供されるが、現像に供されなかった現像剤は、第1の現像スリーブ41aと第2の現像スリーブ41bとが近接して対向するSS部に送られる。SS部に送られた現像剤は、一部が現像装置4内に回収され、残りは第2の現像スリーブ41bへ移送され、第2の現像スリーブ41b上の現像剤層の一部となる。
図1において、109は現像バイアス電源を示している。本実施例においては、前述の間隙G1a,G1bを0.22mmとすると共に、この間隙G1a,G1bには現像バイアス電源109からDCバイアスと、振幅1100V、周波数2.8kHzの矩形波をACバイアスとして印加するようにしている。
一方、第1及び第2の現像スリーブ41a,41bが担持するトナーは負帯電性を有し、その重量平均粒径は5.8μmである。なお、このトナーの粒径分布は種々の方法により測定できる。本実施例においては米国コールター社製のコールターカウンタTA−II(商標)型を用いて以下のように測定した。すなわち、電解液として1%NaCl水溶液中に界面活性剤を数滴加えたものに数mgの試料を数分間だけ超音波分散させ、100μmのアパーチャーを通して2〜40μmの粒子の粒度分布を計数することにより測定した。トナーの結着樹脂としては、一般的にはスチレン系のスチレンアクリル共重合体、スチレンブタジエン共重合体やフェノール樹脂、ポリエステル等が用いられるが、本実施例では、スチレンアクリル共重合体とスチレンブタジエン共重合体を8:2の割合で用いた。
電荷制御剤(通常はトナーに内添されているが外添も可能)にニグロシン、4級アンモニウム塩、トリフェニルメタン、イミダゾール等がポジトナー用に用いられるが、本実施例では、トリフェニルメタンを(樹脂成分100に対して)2部内添した。
又、加熱定着用トナーの場合、所謂ワックスを内添分散させるが、このワックスとしては例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、パラフィン等が用いられる。トナーは磁性を有するため、これにマグネタイト、フェライト等の酸化鉄を分散させるが、その量は60〜100部程度が一般的である。トナーに対する外添剤としては、主には流動性付与のためのシリカを0.1〜5重量部程度外添する。このシリカはトナー粒子と第1及び第2の現像スリーブ41a,41bの間に介在して第1及び第2の現像スリーブ41a,41bの摩耗を軽減する機能を果たす。それとともにシリカは、トナー同士の凝集を防いで第1及び第2の現像スリーブ41a,41bに接しているトナーと接していないトナーの入れ替わりを促進する機能を果たす。更に、トナーにはチタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化プラセオジム、酸化ランタン、酸化ネオジム等を外添する場合もある。これらは感光体2に対する研磨剤の役割を果たし、結果として感光体2にフィルム状に付着するトナーを研磨除去する効果が得られる。
画像形成時は第1及び第2の現像スリーブ41a,41bは、感光体2の速度(500mm/s)に対し、それぞれ1.05倍、0.95倍で回転させる。これにより、第1の現像スリーブ41a上のトナーの常温常湿での平均帯電量は+4〜+6μC/g、塗布量は0.4〜0.6mg/cmとなる。第2の現像スリーブ41b上のトナーの常温常湿での平均帯電量は+3〜+5μC/g、塗布量は0.3〜0.6mg/cmとなる。
〔装置構成〕
まず、図4を用いて、画像形成装置100の駆動制御に関して簡単に説明する。本制御を行う制御手段としてのコントローラ101は、CPU105、RAM107、ROM106等を含む。コントローラ101において、CPU105は、ROM106からプログラムを読み出して実行することで各処理を実行する。RAM107は、CPU105がプログラムを実行するときに必要となるデータ等を保持する。なお、RAM107は、以下に説明する制御に用いる画像形成を行った枚数X、後回転制御を行う規定の枚数Yを保持する。ROM106は、CPU105が実行する、画像形成装置を制御するための制御プログラムを保持している。
このコントローラ101には、感光体2を駆動する感光体駆動モータM1、現像スリーブ41a,41bを駆動するスリーブ駆動モータM2、感光体2を画像情報に応じて露光する露光装置1が接続されている。さらにコントローラ101には、感光体2を帯電させる1次帯電器3に帯電バイアスを印加する帯電バイアス電源108、現像スリーブ41a,41bに現像バイアスを印加する現像バイアス電源109等が接続されている。
コントローラ101において、CPU105が、RAM107に必要となるデータ等を保持し、または保持したデータ等を用いつつ、ROM106からプログラムを読み出して実行することで画像形成装置の動作を制御する。すなわち、CPU105が、制御プログラムに従って、感光体駆動モータM1、スリーブ駆動モータM2、露光装置1、帯電バイアス電源108、現像バイアス電源109等の動作を制御する。なお、コントローラ101が行う凝集塊を除去する制御動作については後述する。
〔作像時→後回転時のバイアスシーケンス〕
図5に本実施例で用いた制御シーケンスを示す。まず、画像形成終了後(S100)、前回除去制御をしてから画像形成を行った通紙枚数のカウントXを加算する(S101)。すぐに、後回転が開始され(S102)、通紙枚数Xが規定の枚数Y(本実施例では、2000枚とした)を超えているかを判断する(S103)。
S103において、通紙枚数Xが規定の枚数Yを超えている場合、S104へ進み、第1及び第2の現像スリーブ41a,41b間の凝集物を除去する除去制御としての後回転制御A1を行う。続けてS105で前記除去制御としての後回転制御B1を行う。この時、除去制御としての後回転制御A1,B1の実行時間T1は60秒とした。この後回転制御A1,B1を実行した後、通紙枚数のカウンタXをリセットし(S106)、後回転を終了する(S107)。なお、除去制御としての後回転制御A1,B1については後述する。
一方、S103において、通紙枚数Xが規定の枚数Y以下の場合は、前述のS104〜S106を行わず、すなわち除去制御としての後回転制御A1,B1を行わず、S107に移行して後回転を終了する。その後、作像動作全体を終了する(S108)。
〔作像時、後回転制御時のバイアス制御値の記述〕
次に図6を用いて前述の作像時(画像形成モード時)、後回転制御時の画像形成装置100におけるバイアス制御について説明する。
本実施例ではBAE方式を用いており、図7に示すように負の帯電を帯びたトナーが、感光体2上の現像電位Vdc +300Vより高い帯電電位Vd +600V部に移動することで画像を形成する。一方、露光部は現像しない白地部であり、感光体2上の電位は現像電位Vdc 300Vより低いVl 150Vとなっている。
画像形成モード時はこの現像バイアスに、前述のACバイアス1100V(図6の画像形成モード時を参照)が加わる。この状態で感光体2が駆動し、感光体上の潜像がトナーによって現像され、現像されたトナー画像が転写材に転写される。
この時、図1に示すように、現像装置4のSB部で第1の現像スリーブ41aの現像剤層が形成される際に、現像剤に含まれる外添剤の一部が、現像剤から分離し、SB部に凝集塊として蓄積する。さらに、SB部に蓄積した凝集塊の一部が、あるタイミングでSB部をすり抜けて、SS部に到達する。これらのSS部に移動した凝集塊は、図2に示すように、SS部近傍の長手位置のある箇所に留まり、徐々に蓄積する。
そのため、画像形成終了後にSS部に凝集塊が蓄積している可能性が高い場合(図5のS103にてYESの場合)には、まず除去制御としての後回転制御A1によりSS部に移動した凝集塊を飛ばす。図6に示すように、後回転制御A1時は、感光体2は転写ローラ6から離れた状態で駆動しており、感光体上は全面が露光されVl 150Vとなっている。
一方、現像バイアスVdcは+700Vに設定されており、現像時とは逆極性の強いバイアスが現像スリーブにかかっている。凝集塊の元となっている外添剤はトナーと逆極性の正帯電性であることが分かっている。そのため、前述したように凝集塊がSS部に移動した状態で現像スリーブを回転させることで図8に示すように凝集塊の原因である外添剤を現像スリーブ41a,41b間のSS部から感光体2へ飛ばすことができる。即ち、本実施例では、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像スリーブ41a,41bから感光体2の方向へ作用する力が、通常画像形成時よりも大きくなるような現像バイアスを印加した状態で、現像スリーブを回転させる第1制御(後回転制御A1)が実行可能である。この時(非画像形成時)、図6に示すように現像バイアスにACバイアスはかかっていない。なお、感光体2に飛ばされた凝集塊は、感光体2が回転しているため、クリーニング装置8によって除去、回収される。本実施例において、後回転制御A1時に、現像バイアスにACバイアスを印加しない理由は、バイアス印加によるリークを防止しながら効率的に凝集塊を吐き出すために、ACバイアスの比率を下げて、DCバイアスの比率を高めている。
さらに除去制御としての後回転制御A1に連続して、除去制御としての後回転制御B1を行う。後回転制御B1時は、前述の後回転制御A1時に飛ばなかった大きな凝集塊に対し、現像スリーブを回転することで、凝集塊を図9(b)に示すように砕いて、SS部から追い出すことができる。
図6に示すように、後回転制御B1時は、感光体の電位は0Vであり、感光体は回転駆動していない。なおかつ、現像バイアスをかけずに、一方の現像剤担持体である上側の第1の現像スリーブ41aは、他方の現像剤担持体である下側の第2の現像スリーブ41bより速い周速度で回転している。図9(b)において、第1の現像スリーブ41aの周速度をslv1(mm/sec)、第2現像スリーブ41bの周速度をslv2(mm/sec)とし、両者の関係はslv1>slv2となっている。本実施例では、通常画像形成時において、第1の現像スリーブ41aの周速度>第2現像スリーブ41bの周速度、の関係を満たしている。このため、本実施例では、後回転制御A1、後回転制御B1のいずれも通常画像形成時と同じ速度(駆動)条件で行っている。但し、通常画像形成時と異なる駆動条件で行ってもよい。例えば、より凝集塊を砕くために後回転制御B1における速度比率(slv1/slv2)を、通常画像形成時よりも大きくしてもよい。また、後回転制御B1におけるslv1を通常画像形成時よりも大きくしてもよい。
そのため、現像バイアスをかけずに、上側の第1の現像スリーブ41aが下側の第2の現像スリーブ41bより周速度が速い空回転を行うと、図9(a)に示すようにSS部に移動した凝集塊は、現像スリーブ41a,41b間に侵入しやすくなる。そして、凝集塊は、現像スリーブ41a,41b間にて、図9(b)に示すように砕かれながら、SS部から追い出されて現像装置4側に入っていく。尚、凝集塊を効率的に移動させる為には、下側の第2の現像スリーブ41bの周速度は、上側の第1の現像スリーブ41aの周速度の95%以下となるように速度差を設けることが好ましい。
このように後回転制御A1に連続して後回転制御B1を用いることで、後回転制御A1で飛ばない大きな凝集塊を砕いてSS部から取り除くことができる。
上記後回転制御A1時は、図10に示すように、凝集塊に対して、感光体2方向へ強いバイアスがかかっており、SS部から遠ざかる方向に力が加わっている。そのため、SS部に凝集塊が入らない。しかし、後回転制御B1時は、図11に示すように、バイアスがかかっていないため、凝集塊がSS部に入り、砕かれてSS部から取り除かれる。そのため、白スジを良化させることができる。
図12に、現像スリーブにかけるバイアスごとの凝集塊を取り除く効果を示した。実施例1で示した後回転制御A1時は、感光体2の電位に対して現像スリーブの電位が大きく、その電位差Vbackが画像形成モード時と同極性であり、画像形成モード時より大きい。そのため、後回転制御A1時は、(トナーをSS部に引き付ける方向であるが)トナーと逆極性の外添剤を含む小さな凝集塊はSS部から感光体に飛ばされる。一方、後回転制御B1時は、感光体2の電位に対して現像スリーブの電位が小さく(本実施例では現像バイアスをOFFした状態)、その電位差Vbackが画像形成モード時と同極性もしくは逆極性であり、画像形成モード時より小さい。即ち、本実施例では、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像スリーブ41a,41bから感光体2へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも小さくなる、もしくはゼロとなるように現像バイアスを印加もしくはOFFしている。この状態で、一方の現像剤担持体を他方の現像剤担持体より速い周速度で回転させる第2制御(後回転制御B1)が実行可能である。そのため、後回転制御B1時は、(トナーをSS部から遠ざける方向であるが)正規帯電トナーと逆極性の外添剤(逆極性粒子)を含む大きな凝集塊はSS部に引き付けられSS部にて崩される。
このように除去制御として、後回転制御A1(第1制御)と後回転制御B1(第2制御)を連続して組み合わせて行うことで、SS部に存在する凝集塊を取り除き、スジを良化させることができる。
なお、本実施例では、後回転制御A1に連続して後回転制御B1を行うことを例示したが、後回転制御A1と後回転制御B1の順番はどちらでもよい。この後回転制御A1と後回転制御B1の2つを連続して組み合わせて行うことで、SS部に存在する凝集塊を取り除き、スジを良化させることができる。但し、より好ましくは、本実施例のように、後回転制御A1を、後回転制御B1よりも先に行う方が、凝集塊の抑制効果が高くて好ましい。この理由は、定かではないが、後回転制御B1を先に行う場合は、後回転制御A1で吐き出されない凝集塊が後回転制御B1時に逆に凝集してしまうことが考えられる。また、本実施例では、後回転制御A1に連続して後回転制御B1を行ったが、後回転制御A1と、後回転制御B1の間に別の制御を入れても良い。少なくとも後回転制御A1と、後回転制御B1の両方を一連して非画像形成時に行えばよい。
〔比較例〕
次に、比較例として、従来の後回転シーケンスを図28を用いて説明する。図28は、比較例の画像形成装置100の作像シーケンスを示したフローチャートである。
比較例の画像形成装置では、画像形成終了後(S900)、通常の後回転が開始(S901)、終了する(S902)。その後、作像動作全体を終了する(S903)。
比較例における後回転動作は、バイアスは画像形成モード時の白地部と同じであり、凝集塊を飛ばす効果も、崩す効果も小さく、スジの解消にはつながらない。
〔実験条件〕
以上の図5及び図28に示すフローチャートを用いて、画像Dutyが10%の画像を100枚×500JOBで画像形成し、スジのランクを比較した。スジの評価に使用しているスジランクは、1〜10の段階で用いており、数値が高いほどスジが目立たず、良い画像とされる。なお、通常の一般的な画像を形成した場合、視認が可能なランクはランク5である。
〔結果、比較の表〕
以下の表1に示すように、本実施例によれば、通紙枚数Xが規定の枚数Yを超えた場合に、後回転制御A1,B1の動作を実施することで、凝集塊に起因する白スジランクを良化させ、スジを目立たないようにすることができた。
〔表1〕
Figure 2016045286
〔実施例2〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例1とほぼ同様の構成であり、重複する説明は省略する。
実施例1でバイアスをかけずに行った後回転制御B1に対し、実施例2の後回転制御B2では、現像スリーブに後回転制御A2(後回転制御A1と同様)とは逆方向のバイアスをかけることで、より凝集塊がSSニップに入りやすくなるように制御している。即ち、本実施例では、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像スリーブ41a,41bへ向かう力が作用するように、現像スリーブに現像バイアスを印加している。なお、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、現像スリーブ41a,41bへ向かう力が作用するのであれば、現像バイアスをOFFした状態であってもよい。この状態で、一方の現像剤担持体を他方の現像剤担持体より速い周速度で回転させる第2制御(後回転制御B2)を行っている。
図11に、本実施例に係る画像形成装置における後回転制御B2時にかかる電界の力を示す。後回転制御A2時は図10に示すようにSS部から凝集塊を遠ざける方向(感光体2に向かう方向)に力が加わっているが、後回転制御B2時はSS部に凝集塊が入る方向に力が加わる。更に詳しくは、後回転制御B2時は、トナーを飛ばさずに、凝集塊に含まれる外添剤を引き付ける方向に力が加わる。そのため、本実施例における後回転制御B2時は、実施例1における後回転制御B1時と比べ、よりSS部に凝集塊が入りやすくなる。
図12に、現像装置にかけるバイアスごとの凝集塊を取り除く効果を示す。実施例2における後回転制御A2時は、実施例1における後回転制御A1時と同様に、小さな凝集塊を飛ばす効果がある、一方、実施例2における後回転制御B2時は、実施例1における後回転制御B1時に比べて、大きな塊をより崩す効果がある。
一方、実施例1における後回転制御B1時には現像バイアス(0V)をかけなかったのに対し、実施例2における後回転制御B2は、SS部における凝集塊の効果をより出すためのバイアスを現像スリーブにかける。ここで、強いバイアスをかけると感光体2に現像スリーブ上のトナーが飛翔し、無駄となってしまう。そのため、後回転制御B2時には、画像形成モード時より小さなバイアスをかける。具体的には、本実施例では、後回転制御B2時に画像形成モード時のバイアスより小さい50V(図12参照)をかけ、トナーを飛ばさずに、凝集塊に含まれる外添剤を引き付けるようにしている。
〔装置構成〕
本実施例に係る画像形成装置100の駆動に関しては、前述した実施例1にて図4に示した構成と同様であり、図4を用いて説明した構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔作像時→後回転時のバイアスシーケンス〕
図13に本実施例で用いた制御シーケンスを示す。本実施例で用いる制御シーケンスは、実施例1の後回転制御B1に相当する後回転制御B2のみが異なり、その他は前述した実施例1にて図5に示した制御シーケンスとほぼ同様である。そのため、異なる後回転制御B2の説明を除き、ここでは説明を省略する。図13中、S205を除く、S200〜S208は、図5におけるS105を除く、S100〜S108と同様である。
実施例における後回転制御B2(S205)は、前述したように、実施例1の後回転制御B1は現像バイアスをかけずに行ったのに対し、図12に示すように現像スリーブに後回転制御A1(A2)とは逆方向のバイアスをかける制御を行っている。
〔作像時のバイアス制御値の記述〕
次に図14を用いて前述の作像時、後回転制御時の画像形成装置におけるバイアス制御について説明する。
本実施例ではBAE方式を用いており、図7に示すように負の帯電を帯びたトナーが、感光体2上の現像電位Vdc +300Vより高い帯電電位Vd +600V部に移動することで画像を形成する。一方、露光部は現像しない白地部であり、感光体2上の電位は現像電位Vdc 300Vより低いVl 150Vとなっている。
画像形成時ではこの現像バイアスに、前述のACバイアス1100V(図14の画像形成モード時を参照)が加わる。この状態で感光体2が駆動し、感光体上の潜像がトナーによって現像され、現像されたトナー画像が転写材に転写される。
画像形成終了後にSS部に凝集塊が蓄積している可能性が高い場合(図13のS203にてYESの場合)には、まず除去制御としての後回転制御A2(第1制御)によりSS部に移動した凝集塊を飛ばす。後回転制御A2時は、感光体2は転写ローラ6から離れた状態で駆動しており、感光体上は全面が露光されVl 150Vとなっている。
一方、現像バイアスVdcは700Vに設定されており、現像時とは逆極性の強いバイアスが現像スリーブにかかっている。凝集塊の元となっている外添剤はトナーと逆極性の正帯電性であることが分かっている。そのため、前述したように凝集塊がSS部に移動した状態で現像スリーブを回転させることで図8に示すように凝集塊の原因である外添剤を感光体2へ飛ばすことができる。この時(非画像形成時)、図14に示すように現像バイアスにACバイアスはかかっていない。なお、感光体2に飛ばされた凝集塊は、感光体2が回転しているため、クリーニング装置8によって除去、回収される。
さらに除去制御としての後回転制御A2に連続して、除去制御としての後回転制御B2(第2制御)を行う。後回転制御B2時は、前述の後回転制御A2時に飛ばなかった大きな凝集塊に対し、現像スリーブを回転し、なおかつ現像バイアスをかけることで、凝集塊を図9(b)に示すように砕いて、SS部から追い出すことができる。
図14に示すように、後回転制御B2時は、感光体の電位は0Vであり、感光体は回転駆動していない。
この時(後回転制御B2時)、現像バイアスは通常とは逆方向の−50Vのバイアスをかける。この現像バイアスにより、凝集塊にはSS部に入る方向に力が加わっている。そのため、実施例1の後回転制御B1と比較し、より凝集塊がSS部に入りやすくなり、スジを良化させることができる。
この状態で現像スリーブに逆方向の現像バイアスをかけ、現像スリーブを回転することで、凝集塊を砕く図12の現象を、より一層強く行うことができ、より大きな凝集塊を早くSS部から追い出すことができる。
〔結果、比較の表〕
実施例1と同様の検討(実験)を行い、実施例2の構成を確認したところ、以下の表2に示すように、実施例1よりさらにスジを目立たないようにすることができた。
〔表2〕
Figure 2016045286
〔実施例3〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例2とほぼ同様の構成であり、重複する説明は省略する。
実施例3は、実施例2と比較し、通紙枚数に応じて、除去制御としての2つの後回転制御の実行時間を最適化している。
SS部に詰まる凝集塊の原因となる外添剤は、新しい現像剤内にトナーに対して一定の割合で外添されている。この外添剤はトナーと逆極性であり、トナー現像時には現像方向と逆の力が加わるため、感光体2に飛ばず現像装置内に留まる。
このトナー現像時の動きを図15に示した。図15に示すように、−極性のトナーは電界により感光体2側に現像されるが、そのトナーとは逆極性である+極性の外添剤は現像装置4側への力を受け、現像剤収容部材内に戻される。
そのため、画像Dutyが同じ場合、凝集塊の量は通紙枚数に比例する。図16に通紙枚数とSS部にたまる凝集塊の量の関係を示した。図16に示すように、初期の状態から35000ページ程度画像(ここでは画像Dutyが10%の画像)を出力することで、凝集塊が大きくなり、画像に目立ったスジが出始めることが分かっている。また、図17に示すようにスジ発生時から凝集塊を完全に0にするためには、それぞれ1050secの後回転制御が必要である。
この関係を用い、通紙枚数から換算した凝集塊の発生量に応じて、後回転制御の実行時間を調整することで、非常に長いジョブであっても凝集塊を適正に除去し、取り除くことができる。
〔装置構成〕
本実施例に係る画像形成装置100の駆動に関しては、前述した実施例1にて図4に示した構成と同様であり、図4を用いて説明した構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔作像時→後回転時のバイアスシーケンス〕
図18に本実施例で用いた制御シーケンスを示す。まず、画像形成終了後(S300)、通紙枚数のカウントXを加算する(S301)。すぐに、後回転が開始され(S302)、通紙枚数Xが規定の枚数Y(本実施例では、2000枚とした)を超えているかを判断する(S303)。
S303において、通紙枚数Xが規定の枚数Yを超えている場合、S304へ進み、第1及び第2の現像スリーブ41a,41b間の凝集物を除去する除去制御としての後回転制御A3(第1制御)を行う。続けてS305で前記除去制御としての後回転制御B3(第2制御)を行う。この時、後回転制御A3,B3の実行時間T3は枚数カウンタX3(K枚)に応じて変える。本実施例では実行時間T3(sec)は、T3=X3*30とした。
ここで、上記式において、30は単位通紙枚数当たりの実行時間を示す係数である。以下の検証を根拠とする。すなわち、実施例1で説明した装置を用いて2000枚の通紙を行った際に、後回転制御A1,B1を60秒行ったところ、凝集塊による白スジが解消されることが分かっている。このことから、1000枚当たりの後回転制御の実行時間T3としての係数を30としている。
この後回転制御A3,B3を実行した後、通紙枚数のカウンタXをリセットし(S306)、後回転を終了する(S307)。
一方、S303において、通紙枚数Xが規定の枚数Y以下の場合は、前述のS304〜S306を行わず、S307に移行して後回転を終了する。その後、作像動作全体を終了する(S308)。
〔作像時のバイアス制御値の記述〕
前述の作像時(画像形成モード時)、後回転制御時の画像形成装置におけるバイアス制御は、前述した実施例2にて図14を用いて説明したものと同様の方式を用いた。そのため、ここでは詳しい説明は省略する。
〔結果、比較の表〕
実施例1及び実施例2と同様の比較検討(実験)を行った。実施例1、2で行った画像Dutyが10%の画像を100枚×500JOBで画像形成し、スジのランクを比較する実験に加え、画像Dutyが10%の画像を10000枚×5JOBで画像形成する実験を行い、スジのランクを比較した。
以下の表3に示すように、実施例3の構成により、JOBの長さが長くなった場合においても、実施例1、実施例2の構成に比べて、よりスジを目立たないようにすることができた。
〔表3〕
Figure 2016045286
〔実施例4〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例3とほぼ同様の構成であり、制御構成のみ異なり、重複する説明は省略する。
本実施例では、前回の画像形成時のトナー消費量(=画像Duty×通紙枚数)に応じて、除去制御としての2つの後回転制御を実行時間を変更して行っている。
SS部に詰まる凝集塊の原因となる外添剤は、新しい現像剤内にトナーに対して一定の割合で外添されている。この外添剤はトナーと逆極性であり、トナー現像時には現像方向と逆の力が加わるため、感光体2に飛ばず現像容器内に留まる。
そのため、同じ通紙枚数でも画像Dutyが高ければ高いほどトナー消費量が多くなり、凝集塊が多く形成される。図19に以上の関係を示した。図19に示すように、画像Dutyが50%の画像では、10%の画像と比べ、5分の1の枚数で画像スジが発生する。そのため、トナーの消費量に応じて後回転制御の実行時間T4を変化させることで、高Duty画像を大量に出力した場合においても、白スジを防止することができる。
〔装置構成〕
本実施例に係る画像形成装置100の駆動に関しては、前述した実施例1にて図4に示した構成と同様であり、図4を用いて説明した構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔作像時→後回転時のバイアスシーケンス〕
図20に本実施例で用いた制御シーケンスを示す。本実施例においては、前回の画像形成時のトナー消費量X4に応じて、後回転制御の実行時間T4を変更する。ここで、トナー消費量X4とは、(通紙する時の画像データの画素数比率(%))×(通紙枚数(K枚))であり、例えば50%画像を4000枚通紙した場合は、X=50×4=200とする。
まず、画像形成終了後(S400)、デジタル処理された画像の画像比率と通紙枚数からトナー消費量を積算し、そのトナー消費量のカウントX4を加算する(S401)。すぐに、後回転が開始され(S402)、通紙枚数X4が規定の枚数Y4(本実施例では、トナー消費量200とした)を超えているかを判断する(S403)。
通紙枚数X4が規定の枚数Y4を超えている場合、S404へ進み、第1及び第2の現像スリーブ41a,41b間の凝集物を除去する除去制御としての後回転制御A4(第1制御)を行う。続けてS405で前記除去制御としての後回転制御B4(第2制御)を行う。
この時の後回転制御の実行時間T4をカウンタX4に応じて変える。本実施例では実行時間T4(sec)は、T4=X4*30とした。
ここで、上記式において、30は係数である。以下の検証を根拠とする。すなわち、実施例1で説明した装置を用いて10%画像を2000枚の通紙を行った際に、後回転制御A1,B1を60秒行ったところ、凝集塊による白スジが解消されることが分かっている。このことから、1000枚当たりの後回転制御の実行時間T4としての係数を30としている。
この後回転制御A4,B4を実行した後、通紙枚数のカウンタX4をリセットし(S406)、後回転を終了する(S407)。
一方、S403において、通紙枚数X4が規定の枚数Y4以下の場合は、前述のS404〜S406を行わず、S407に移行して後回転を終了する。その後、作像動作全体を終了する(S408)。
〔作像時のバイアス制御値の記述〕
前述の作像時(画像形成モード時)、後回転制御時の画像形成装置におけるバイアス制御は、実施例3と同様に、前述した実施例2にて図14を用いて説明したものと同様の方式を用いた。そのため、ここでは詳しい説明は省略する。
〔結果、比較の表〕
画像Dutyが10%の画像を100枚×500JOBと、50%の画像を100枚×500JOBで画像形成し、スジのランクと生産性を比較した。
以下の表4に示すように、本実施例によれば、高Duty画像の場合に対してスジの発生を抑え、低Duty画像の場合においては生産性を維持できた。
〔表4〕
Figure 2016045286
〔実施例5〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例1とほぼ同様の構成であり、制御構成のみ異なり、重複する説明は省略する。
凝集塊に起因する白スジが発生するまでの耐久枚数は、現像装置4の耐久枚数に応じて、変化する。現像装置4内の現像スリーブ41a,41b近傍に蓄積する外添剤量は、耐久初期では少なく、トナー消費量に応じて徐々に蓄積量が増加していき、大きな凝集塊となる。
そのため、実施例5では飛ばす、砕く2つの後回転制御A5,B5の実行時間の長さ及び各後回転制御の割合(比率)を、凝集塊のたまり具合に応じて変える。
凝集塊が多くたまると、バイアスでは飛ばないため、凝集塊を飛ばすための後回転制御A5に対し、凝集塊を砕くための後回転制御B5の割合を長くしていく。
実施例1の10%,2000枚分(消費量20)の凝集塊量時は同じであるが、それ以上に凝集塊が溜まった場合は、凝集塊と飛ばすための後回転制御A5に対して、凝集塊を砕くための後回転制御B5の比率を大きくしていく。
図21に凝集塊の大きさごとの凝集塊にかかる力を模式的に示した。始め、凝集塊が小さい場合は、外添剤に対して電界による力がかかり、感光体に移動する。しかし、一定以上凝集塊が多くなると、現像剤そのものを引き寄せるため、凝集塊の大きさに合わせて電荷が大きくならず、質量のみが大きくなる。そのため、バイアスをかけても電界の力に対して質量が大きくなるため、現像剤は感光体2に飛ばなくなる。そのため、飛ばない凝集塊をSS部にて崩す必要がある。
図22にトナー消費量(凝集塊の量)と各後回転制御A5,B5の実行時間との関係を示した。通常時(消費量20)は後回転制御A5,B5の実行時間はどちらも60秒で同じである。しかし、50%Duty画像を7000ページ連続通紙した場合(消費量350)など、凝集塊の量がとても多くなる場合には、後回転制御A5の実行時間TA5は105秒であるが、後回転制御B5の実行時間TB5は2040秒になる。なお、後回転制御A5,B5の合計の実行時間は、実施例4と同じである。
〔装置構成〕
本実施例に係る画像形成装置の駆動に関しては、前述した実施例1にて図4に示した構成と同様であり、図4を用いて説明した構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔作像時→後回転時のバイアスシーケンス〕
図23に本実施例で用いた制御シーケンスを示す。本実施例においては、前回の画像形成時のトナー消費量X5に応じて、後回転制御A5,B5の実行時間を変更する。ここで、トナー消費量X5とは、(通紙する時の画像データの画素数比率(%))×(通紙枚数(K枚))であり、例えば50%画像を4000枚通紙した場合は、X5=50×4=200とする。
まず、画像形成終了後(S500)、デジタル処理された画像の画像比率と通紙枚数からトナー消費量を積算し、そのトナー消費量のカウントX5を加算する(S501)。すぐに、後回転が開始され(S502)、通紙枚数X5が規定の枚数Y5(本実施例では、消費量200とした)を超えているかを判断する(S503)。
通紙枚数X5が規定の枚数Y5を超えている場合、S504へ進み、第1及び第2の現像スリーブ41a,41b間の凝集物を除去する除去制御としての後回転制御A4(第1制御)を行う。続けてS505で前記除去制御としての後回転制御B5(第2制御)を行う。
本実施例では、通紙枚数X5が規定の枚数Y5を超えている場合、後回転制御A5,B5の各実行時間TA5,TB5を、図22に示す後回転制御A5,B5の各実行時間TA5,TB5とトナー消費量との関係を用い、前述した加算したトナー消費量X5に応じて変える。例えば、図22に示すように、50%Duty画像を7000ページ連続通紙した場合には、後回転制御A5の実行時間TA5は105秒、後回転制御B5の実行時間TB5は2040秒になる。なお、後回転制御A5,B5の合計の実行時間は、実施例4と同じである。
この後回転制御A5,B5を実行した後、通紙枚数のカウンタX5をリセットし(S506)、後回転を終了する(S507)。
一方、S503において、通紙枚数X5が規定の枚数Y5以下の場合は、前述のS504〜S506を行わず、S507に移行して後回転を終了する。その後、作像動作全体を終了する(S508)。
〔作像時のバイアス制御値の記述〕
前述の作像時(画像形成モード時)、後回転制御時の画像形成装置におけるバイアス制御は、実施例3と同様に、前述した実施例2にて図14を用いて説明したものと同様の方式を用いた。そのため、ここでは詳しい説明は省略する。
以上の構成を用いて、画像Dutyが50%の画像を5000枚×10JOBで画像形成し、スジのランクと生産性を比較した。
以下の表5に示すように、本実施例によれば、高Duty画像が連続して続いた場合に対してもスジの発生を抑えることができた。
〔表5〕
Figure 2016045286
〔実施例6〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例1とほぼ同様の構成であり、構成が異なる制御構成のみ説明し、その他の重複する説明は省略する。図24に、通紙枚数とSS部に蓄積する凝集塊の大きさの関係を表すグラフを示す。図24において、横軸は通紙枚数、縦軸はSS部に蓄積する凝集塊の大きさを表している。
本実施例における画像形成装置において、画像形成動作中に、画像上に白スジが発生しない場合でも、画像形成終了後、一定時間経過後、例えば前日に画像形成動作を終了し、次の日に再び画像形成動作を実施すると、白スジが発生してしまう場合がある。一般的に、画像形成動作を一定時間実施しないと、トナーの帯電量は低下する。トナーの帯電量が低下すると、感光体2上の潜像に対する現像能力も低下してしまう。このため、連続して画像形成動作を実施している時は、第2の現像スリーブ41bに凝集塊によるコート不良の箇所があっても、そのコート不良の幅が狭ければ、コート不良の両側のトナーによってコート不良箇所の潜像に対して現像することが可能である。
しかしながら、一定時間放置後の再画像形成動作時のトナーの帯電量が低下した状態では、放置前と同じ凝集塊の大きさでも、コート不良の両側のトナーによってコート不良箇所の現像を補うことができず、画像上に白スジが発生してしまう。また、SS部に蓄積する凝集塊の大きさは、画像Dutyと通紙枚数に応じて変化する。具体的には、図24に示すように、画像Dutyが高いほど、また通紙枚数が多くなるにつれて、SS部に蓄積する凝集塊は大きくなることが分かっている。これは画像形成を実施することで、新たな外添剤がトナーと共に、現像スリーブ近傍へ供給されるためである。
そこで、本実施例では、前回の画像形成時のトナー消費量と、前回の画像形成終了時からの次の画像形成開始時までの放置時間に応じて、実施例1に記載の除去制御に相当する制御を画像形成に先立って行うかどうか判断する。即ち、後回転制御A1に相当する第1制御として画像形成に先立って行う前回転制御Aを行った後に、後回転制御B1に相当する第2制御として画像形成に先立って行う前回転制御Bを行う除去制御の実施を判断する。ここで、本実施例におけるトナー消費量とは、(通紙する時の画像データの画素数比率(%))×(通紙枚数(K枚))であり、50%Dutyの画像を4000枚通紙した場合は、50×4=200とする。なお、トナー消費量の算出は、これに限らず、例えば図3におけるトナー補給装置24の補給時間や不図示の補給のためのスクリューの回転数や回転時間を測定して、補給量を計算してもよい。
なお、本実施例で、画像形成終了時からの放置時間とは、画像形成動作後、現像スリーブが停止してからの時間を示すが、画像形成終了時からの放置時間はこれに限定されるものではない。例えば、感光体が停止したタイミングから放置時間のカウントを開始する等、画像形成装置の動作に応じて、任意に決定されるものである。
本実施例における画像形成装置では、50%Duty画像を4K通紙し続けると、出力直後は、SS部の凝集塊に起因する白スジを画像上に視認できない(トナー消費量;200)。ところが、その画像形成を終了した後、12時間放置し、その後に再び画像形成動作を実施して、50%Duty画像を出力すると、凝集塊に起因する白スジを視認することができた。発生した白スジは、前回転制御A,Bを、画像形成に先立って所定時間(ここでは10分間)実施することで解消することができた。前回転制御A,Bを実施することで、トナーの帯電量を画像形成時と同等にし、また、実施例1で説明した凝集塊を砕き、現像装置側へ移動させることができ、白スジの発生を解消することができる。
また、この放置時間とスジ発生の関係は、トナー消費量にほぼ比例しており、本実施例においては、図25のグラフに示すような関係を示した。図25において、横軸はトナー消費量を示し、縦軸は各トナー消費量で通紙した後に白スジが発生するまでの放置時間を示す。そこで図25のグラフに従い、図26に示す制御シーケンスを決定した。図26に本実施例における前回転を実施する制御を示すフローチャートを示す。
図26に示すように、画像形成動作を終了(S600)後、前回の本実施例にかかる前回転動作を実施した時点から、今回の画像形成動作終了までのトナー消費量と通紙枚数を図4のCPU105で計算し、その計算結果をRAM107に記憶する。同時に現像スリーブ41a,41b停止からの放置時間zのカウントを開始する(S601)。
放置時間zのカウント方法としては、画像形成終了時の時間を図4のRAM107に一旦記憶しておき、次に画像形成動作を開始する信号がONされた時の時間とを比較することで放置時間をカウントする。ただし、画像形成終了時から画像形成開始時までの放置時間zのカウント方法は、この方法に限らず、放置時間が計測できれば、任意の方法でよい。
そして、画像形成動作開始信号がONされると(S602)、すでに計算されたトナー消費量xから算出した、白スジが発生するまでの放置時間yを計算する(S603)。本実施例では、白スジが発生するまでの放置時間をy、トナー消費量をxとした場合に、y=−0.06x+24を用いて放置時間yを算出する。以下の検証を根拠とする。すなわち、実施例3で説明した装置を用いて10%画像を2000枚の通紙を行い、後回転制御A、B動作直後に放置すると、放置時間24時間後に白筋が発生始めた。また、10%画像を2000枚の通紙を行い、後回転制御を行わずに放置すると、放置時間12時間後に白筋が発生し始めた。このことから、1000枚当たりの前回転制御の実行時間としての係数を0.06、y切片を24としている。
次に、白スジが発生するまでの放置時間yと現像スリーブ停止から次の画像形成動作開始までの放置時間zとを比較する(S604)。ここで、放置時間zがz≧yかどうか、かつ、トナー消費量xがx≧200かどうかを判断する(S605)。カウントした放置時間zが白スジが発生する放置時間y以上(z≧y)であり、かつ、トナー消費量xが所定量(ここではx≧200)以下の場合は、画像形成動作前に前回転制御A、Bを所定時間実行する(S606)。ここでは現像スリーブ41a,41bに対して、10分間の前回転制御Aを実施し、その後、10分間の前回転制御B(空回転動作)を実施するシーケンスとした。その後、トナー消費量x、画像Duty、放置時間xのカウントをリセット(S607)して、画像形成動作を開始する(S608)。S605にて、放置時間zが放置時間y未満、もしくは、トナー消費量xが200未満の場合は、前回転制御A,Bは実行せずに、画像形成動作を開始する(S608)。
なお、本実施例における画像形成装置では、トナー消費量xが200未満の場合には放置時間zをどこまで増やしても、凝集塊に起因する白スジの発生はなかった。そのため、S605にて、z≧yであり、かつ、x≧200である場合に、前回転制御A、Bを実施するシーケンスとした。すなわち、S605にて、z≧yであっても、x≧200でない場合には、前回転制御A、Bを実施しないシーケンスとした。また、図25に示すようにトナー消費量xが400を超える場合は、画像形成動作中でも白スジが発生してしまう値であり、この場合は、前述した実施例1〜5における後回転制御に相当する除去制御を行うことで、白スジが発生することはない。
以上のように、本実施例によれば、トナー消費量と画像形成終了からの放置時間に応じて、前回転制御A、Bを実施することで、通常の画像形成時だけでなく、長期放置後に発生する凝集塊に起因する白スジ画像を防止することができる。さらには、低Duty画像を行うユーザに対しては、画像形成動作前の余分な制御を実施しないため、ファーストコピータイムも短縮することができる。
〔実施例7〕
本実施例に係る画像形成装置は、実施例1とほぼ同様の構成であり、構成の異なる制御構成のみ説明し、その他の重複する説明は省略する。
本実施例では、画像形成装置の電源をOFFする行為、あるいは、スリープモードに移行するタイミングと、電源ON時もしくはスリープモードから復帰時において、実施例6における除去制御に従った制御を実施する。図27に本実施例における前回転を実施する制御を示すフローチャートを示す。
図27に示すように、画像形成動作を終了(S700)後、前回の本実施例にかかる前回転動作を実施した時点から、今回の画像形成動作終了までのトナー消費量と通紙枚数を図4のCPU105で計算し、その計算結果をRAM107に記憶する。同時に現像スリーブ41a,41b停止からの放置時間z1のカウントを開始する(S701)。次にユーザが、画像形成装置の電源OFFする行為、あるいは、スリープモードに移行するタイミング(S702)で、放置時間z1の計測を終了する(S703)。次に、すでに計算されたトナー消費量xから算出した、白スジが発生するまでの放置時間yを計算する(S704)。なお、放置時間yを計算する式は、前述した実施例6における放置時間yを計算する式である。
次に、白スジが発生するまでの放置時間yと放置時間z1を比較し(S705)、z1≧y、かつ、x≧200かどうかを判断する(S706)。z1≧y、かつ、x≧200の場合は、実施例1にて説明した後回転制御A1,B1に相当する除去制御を、画像形成動作前に所定時間(ここでは10分間)実行する(S707)。即ち、後回転制御A1に相当する第1制御として画像形成に先立って行う前回転制御A1と、後回転制御B1に相当する第2制御として画像形成に先立って行う前回転制御B1と、の両方の制御を一連して行う除去制御を実行する。
次に、トナー消費量、画像Duty、放置時間z1のカウントをリセット(S708)して、図4のRAM107に情報を格納しておく。そして、新たに放置時間z2のカウントを開始し(S709)、画像形成装置の電源OFF動作を実施、あるいは、スリープモードに移行する(S710)。
S705にて、放置時間z1が放置時間y未満であり、または、トナー消費量xが所定量(200)未満である場合は、除去制御の実行、トナー消費量、画像Duty、放置時間z1のカウントのリセットは実行せずに、図4のRAM107に情報を格納しておく。そして、新たにその画像形成装置の電源OFF動作の実施、スリープモードに移行するタイミングからの放置時間z2のカウントを実施し(S709)、画像形成装置の電源OFF動作を実施、あるいは、スリープモードに移行する(S710)。なお、本実施例における画像形成装置の電源OFF動作からの放置時間とは、ハードスイッチが押されたタイミングからの時間を計測している。また、スリープモードに移行するタイミングからの放置時間とは、スリープ動作開始信号を図4のコントローラ101が受信したタイミングからの時間を計測している。しかし、いずれの放置時間の計測も、これに限らず、任意のタイミングを設定しても何ら問題はない。
電源がONされる、あるいはスリープモードから復帰した(S711)後は、実施例6と同様に、白スジが発生するまでの放置時間yと放置時間(z1+z2)を比較し(S712)、(z1+z2)≧y、かつ、x≧200かどうかを判断する(S713)。(z1+z2)≧y、かつ、x≧200の場合は、実施例1にて説明した後回転制御A1、B1に相当する制御を、画像形成動作前に所定時間(ここでは各10分間)を実行する(S714)。即ち、後回転制御A1に相当する第1制御として画像形成に先立って行う前回転制御A1と、後回転制御B1に相当する第2制御として画像形成に先立って行う前回転制御B1と、の両方の制御を一連して行う除去制御を実行する。その後、トナー消費量、画像Duty、放置時間z1,z2のカウントをリセット(S715)して、画像形成動作を開始する(S716)。
S713にて、放置時間(z1+z2)が放置時間y未満であり、または、トナー消費量xが所定量(200)未満である場合は、実施例1にて説明した後回転制御A1、B1に相当する制御を、画像形成動作前に実行せずに、画像形成動作を開始する(S716)。本実施例では、放置時間z1の判定には、白スジが発生するまでの放置時間yとしたが、これによらず、例えば放置時間をy/2として、除去制御実施の閾値を下げることで、より前回転時の空回転時間を短縮することができる。
以上のように、本実施例によれば、電源OFF、スリープモードへ移行するタイミングで、除去制御の実施判定を実行することで、画像形成動作を再開する際の前回転時間を実施しない、あるいは短縮することができる。これにより、ユーザを待たせることを少なくしつつ、長期放置後に発生する凝集塊起因の白スジ画像を防止することができる。
本実施例では、除去制御を後回転時、電源OFF時、もしくは、前回転時に行う場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、連続画像形成中に、所定のトナー消費量、所定枚数に応じて画像形成動作を中断して除去制御を割り込ませてもよい。
A1,B1 …後回転制御
G1a,G1b …間隙
Gab …間隙
L …画像露光
M1,M1 …駆動モータ
1 …露光装置
2 …感光体
3 …1次帯電器
4 …現像装置
5 …転写前帯電器
6 …転写ローラ
8 …クリーニング装置
9 …除電露光ランプ
24 …トナー補給装置
40 …現像剤収容部材
41a,41b …現像スリーブ
42 …層厚規制部材
43 …圧電素子
44,45 …撹拌搬送部材
100 …画像形成装置
101 …コントローラ
105 …CPU
106 …ROM
107 …RAM
108 …帯電バイアス電源
109 …現像バイアス電源

Claims (9)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に対して回転方向に沿って配置され、現像剤を担持する複数の現像剤担持体を有する現像装置と、
    前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加するための現像バイアス電源と、
    非画像形成時において、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記現像剤担持体から前記像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも大きくなるように前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加した状態で、前記複数の現像剤担持体を回転させる第1制御と、
    正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記現像剤担持体から前記像担持体へ向かうように作用する力が、通常画像形成時よりも小さくなる、もしくはゼロとなる、もしくは、正規帯電トナーとは逆極性粒子に対して、前記像担持体から前記現像剤担持体へ向かう力が作用するように、前記複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加もしくはOFFした状態で、一方の現像剤担持体を他方の現像剤担持体より速い周速度で回転させる第2制御と、の両方の制御を一連して行う除去制御を実行可能な制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前回除去制御をしてから画像形成を行った通紙枚数が規定の枚数を超えた場合に、前記除去制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記通紙枚数に応じて、前記第1制御と前記第2制御との2つの制御を実行する時間を変更して行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前回の画像形成時の現像剤の消費量に応じて、前記第1制御と前記第2制御との2つの制御を実行する時間を変更して行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前回の画像形成時の現像剤の消費量に応じて、前記第1制御と前記第2制御との2つの制御を実行する時間の長さと、各制御を実行する時間の比率を変更して行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前回の画像形成終了時から次の画像形成開始時までの放置時間が、前記除去制御を行う前までの現像剤の消費量から算出した放置時間を超え、かつ、前記現像剤の消費量が所定の消費量を超えた場合に、画像形成動作前に、前記除去制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像剤の消費量とは、前記除去制御を行う前までに画像形成を行った通紙枚数と、画像比率の少なくとも一つを用いて計算されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像装置に現像剤を補給する補給装置を備え、
    前記現像剤の消費量とは、前記除去制御を行う前までに画像形成を行った通紙枚数と、画像比率と、前記補給装置からの現像剤の補給量の少なくとも一つを用いて計算されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成終了後、画像形成装置の電源をOFFする行為、あるいは、スリープモードに移行するタイミングと、電源ON時もしくはスリープモードから復帰時において、画像形成終了時から画像形成装置の電源をOFFするまで、あるいは、スリープモードに移行するまでの放置時間が、前記除去制御を行う前までの現像剤の消費量から算出した放置時間を超え、かつ、前記現像剤の消費量が所定の消費量を超えた場合に、前記除去制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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