JP2008026610A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新しいトナーと古いトナーが混合された二成分現像剤から、古いトナーを選択的に吐き出すことができる画像形成装置を提供する
【解決手段】二成分現像剤を収容する現像剤槽51と、現像剤槽51内で現像剤を撹拌部52とを備え、非画像形成時に現像ローラ53上のトナーを感光体ドラム2上に吐き出すリフレッシュ動作を行う画像形成装置1において、リフレッシュ動作前に、現像剤を画像形成時よりも速く撹拌部52で撹拌する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二成分現像剤を用いる画像形成装置に関するものである。
二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置は、高速化が可能であるという利点を有し、広く利用されている。二成分現像剤は、キャリアとトナーとを含む現像剤である。二成分現像剤では、比較的大きなキャリア粒子表面上に微小なトナー粒子が、両粒子の摩擦により発生した電気力により保持されている。この現像剤が静電潜像に接近すると、静電潜像が形成する電界によるトナー粒子に対する該潜像への吸引力がトナー粒子とキャリア粒子間の結合力に打ち勝って、トナー粒子は静電潜像上に吸引付着される。こうして静電潜像が可視化、つまり現像される。
現像剤は、現像によって消費されたトナーを補充しながら反復使用される。しかし、消費されずに現像器内に残ったトナーは、現像器内で摩擦帯電を繰り返すことによって劣化し、新しいトナーとは帯電しやすさ等が異なってくる。それゆえ、現像器内にこのような劣化トナーが蓄積することによって、カブリ等の画像不良を招く虞がある。
そこで、このような画像不良を防ぐ技術として、特許文献1には、現像器内のトナーを、静電潜像が形成されていない(すなわち非画像形成時の)感光体上に定期的に吐き出す、リフレッシュ工程を行う画像形成装置が記載されている。こうして吐き出されたトナーは、画像形成装置内のクリーニング装置によって感光体上から回収される。
特開2003−195607号公報(2003年7月9日公開)
しかし、このような従来の技術では、劣化トナーと共に新しいトナーも吐き出すので、トナーが無駄に消費されると共に廃棄トナーが増加するという問題があった。
本発明は、このような従来の技術における問題点に鑑みたものであり、劣化トナーと共に吐き出される新しいトナーの量を低減させることを目的とする。
請求項1の画像形成装置は、電子写真式の画像形成装置であって、キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像剤槽と、上記現像剤槽内で現像剤を撹拌する撹拌部と、帯電によって非画像形成時に上記トナーを電気的に吸着することのできる帯電体と、非画像形成時に、上記撹拌部の撹拌速度を画像形成時よりも大きくなるように制御する撹拌制御部とを備える。
上記撹拌部は、現像剤を撹拌することによって、トナーとキャリアとの摩擦によってトナーが帯電する。上記撹拌制御部は、上記撹拌部による撹拌速度を大きくすることで、トナーとキャリアとの摩擦による帯電量の立ち上がり速度を大きくすることができる。新しいトナーは、劣化した古いトナーに比べて帯電量の立ち上がり速度が大きいので、このように撹拌速度を大きくすることで、帯電量の立ち上がり時における劣化トナーと新しいトナーとの帯電量の差を大きくすることができる。その結果、新しいトナーとキャリアとの間の付着力が、劣化トナーとキャリアとの間の付着力より大きくなるので、キャリア粒子表面は速やかに新しいトナーによって占有される。一方、劣化トナーは、キャリアとの間の拘束力が低減するので、キャリアから遊離しやすくなる。その結果、劣化トナーの方が新しいトナーよりも帯電体に付着しやすくなる。つまり、劣化トナーが新しいトナーから分離され、選択的に現像剤槽外に吐き出されることになる。
請求項2の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、非画像形成時に上記現像剤槽にトナーを供給可能なトナー補給部を更に備え、上記撹拌制御部は、撹拌速度画像形成時より上記トナー補給部の動作中の撹拌速度が大きくなるように上記撹拌部を制御する。
特にトナー補給中は、新しいトナーと劣化トナーとの特性が最も大きく異なる。そのため、トナー補給中に撹拌速度を大きくすることで、劣化トナーと新しいトナーとの分離をさらに効率よく行うことができる。
円形度が0.94以上のトナーは、キャリアとの摩擦による帯電量の立ち上がり速度が遅い為、新しいトナーでキャリアを速く占有させる為には、通常の撹拌速度より速い速度で撹拌させてトナー帯電を速く立ち上がらせることが好ましい。
本発明の画像形成装置は、新しいトナーと劣化トナーとの帯電能力の違いを利用するものであり、非画像形成時の撹拌部の撹拌速度を画像形成時よりも大きくすることで、新しいトナーをより速くキャリアに付着させて、劣化トナーを現像剤槽外の帯電体に引き寄せやすくすることができる。これによって、劣化トナーを新しいトナーから分離しやすくなる。
〔実施形態1〕
(画像形成装置)
本実施形態の画像形成装置1は、本発明の画像形成装置の一例として、図1に示す構造を備える。図1は、本実施形態の画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置1は、感光体ドラム2を備え、その回転方向に沿って、感光体ドラム2を一様に帯電させる帯電部3、形成画像に応じて感光体ドラム2に光を照射することで静電潜像を形成する露光器4、静電潜像がトナーによって現像されたトナー像を形成する現像器5、感光体ドラム2上に形成されたトナー像の濃度を測定するための濃度センサ10、トナー像を用紙Sに転写する転写部6を備える。画像形成装置1は、さらに、現像器5に未使用トナーを補給するためのトナー補給部7を備え、各部材の動作を制御するための主制御装置8、形成画像の原稿を読み取るための読取部9を備える。
現像器5は、現像剤槽51、撹拌部52、現像ローラ53を備える(図1)。
現像剤槽51は二成分現像剤を収容する。二成分現像剤はトナー及びキャリアを含み、トナーは帯電することにより、キャリア上に電気的に付着可能である。本実施形態では、二成分現像剤として、特に磁性キャリアと非磁性トナーとを用いるものとする。
撹拌部52は現像剤槽51内で二成分現像剤を撹拌することで、トナーとキャリアとの摩擦による電気を生じさせ、トナーをキャリア上に付着させることができる。撹拌部52の撹拌速度は可変である。
現像ローラ53は、現像剤、特にトナーを感光体ドラム2上に搬送することで静電潜像を可視化する。本実施形態では現像ローラ53は磁性ローラであり、トナーの付着したキャリアを引き付けて、感光体ドラム2と対向するように担持することができる。そして、感光体ドラム2上に担持された静電潜像にトナーが引き付けられることで、静電潜像が現像される。
主制御装置8は、各部材の動作を制御する制御部81、印字枚数をカウントする枚数カウンタ82、現像ローラ53の駆動時間を計時するタイマ83、平均印字率取得部84等を備える。
平均印字率取得部84は、用紙1枚毎の印字率a1、a2、a3、・・・、anに基づいて平均印字率〈P〉を求めることができる。一枚毎の印字率を得る方法としては、読み取り部9が読み取った画像データから図示しない主制御部8内のCPU等によって一枚当たりの印字率をドット数として計測することで原稿印字率anを得、読み取り部9で読み込んだ原稿画像の画像情報に基づき、プリント面に占める画像形成部分の割合より求めたり、形成された画像の印字率を測定したりすることにより、求めることができる。形成された画像より印字率を求める方法としては、例えば、感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像や、転写後の用紙S上に転写された形成画像の画像濃度を濃度センサ10で計測することにより、測定することもできる。
この他にも、画像形成装置1は、従来公知の画像形成装置に設けられる部材を備えることができ、例えば用紙上にトナー像を定着させる定着部、用紙Sを搬送する搬送部、現像ローラ53に印加されるバイアス電圧を制御する電圧制御部、各種センサ等の部材を備える(図示せず)。
(リフレッシュ動作)
制御部81は、非画像形成時に、上記撹拌部52の撹拌速度を画像形成時よりも大きくなるように制御することができる。つまり、制御部81は撹拌制御部として機能する。このように撹拌速度を大きくすることで、新しいトナーの帯電量を古い劣化トナーより速く立ち上げることができる。その結果、新しいトナーのキャリアへの拘束力に対して、劣化トナーのキャリアへの拘束力をより小さくすることができ、劣化トナーはいわば半浮遊状態となる。このような半浮遊状態のトナーは、キャリア以外の他の帯電体に新しいトナーよりも容易に引き寄せられるので、古いトナーを選択的に除くことができる。そのため、これを利用して、現像器5内の劣化トナーを除くリフレッシュ動作をより効率よく行うことができる。
特に、円形度0.94以上のトナーは、キャリアとの摩擦による帯電量の立ち上がり速度が遅いが、本実施形態の構成によると、このようなトナーであっても速やかに新しいトナーを帯電させることができ、同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、リフレッシュ動作時には、帯電体として感光体ドラム2を用い、制御部81によって現像ローラ53に印加されるバイアス等を制御することで、現像ローラ53表面のトナーを感光体ドラム1上に転移させるものとする。
リフレッシュ動作実行のタイミングとしては、非画像形成時であれば特に限定されないが、例えば、枚数カウンタ82によりカウントされた印字枚数が所定の値に達した場合、平均印字率取得部84によって取得された平均印字率が所定の値を下回った場合、現像ローラ53の駆動時間が所定の時間を上回った場合、又は現像器5にトナー補給部7から新しいトナーを補給する場合等が挙げられる。
リフレッシュ動作を行うか否かの基準として平均印字率を参照するのは、原稿一枚当たりの印字率が所定値より小さい場合でも、印字を継続することにより印字密度が平均化しているため、リフレッシュ動作の実行の必要性をより正確に把握するためには、平均印字率を参照する方が好ましいためである。
さらに具体的には、リフレッシュ動作を行うタイミングとして、
(a)枚数カウンタ82によりカウントされた印字枚数nがあらかじめ設定された閾値に達し、かつ、印字枚数nと印字率Pとに基づいて算出された平均印字率〈P〉があらかじめ設定された値Pを下回ったときに、制御部81によって、トナー補給部7から現像剤槽51内へ未使用トナーを補給させ、かつ、現像剤槽51内の現像剤を撹拌ローラ52で撹拌しつつ、現像ローラ53上のトナーを感光体ドラム2に搬送して、現像ローラ53表面をリフレッシュする、
(b)印字枚数nが予設定閾値に達し、かつ、平均印字率<P>が予設定値Pを下回ったときであって、さらに、平均印字率<P>が連続して予設定値Pを下回った回数Nが、あらかじめ設定された閾値に達したときには、上記(a)と同様に、未使用トナーの補給、現像剤の撹拌、および、現像ローラ53表面のリフレッシュ操作をし、一方、上記回数Nが予設定閾値に達しなかったときには、未使用トナーの補給を省略して、現像ローラ53表面をリフレッシュする、
(c)現像ローラ53のリフレッシュ動作終了後に、白紙画像を出力して、白紙画像の画像濃度を測定し、カブリの発生が検知されたときには、再度、現像ローラ53表面をリフレッシュする。
等が上げられる。リフレッシュ動作のタイミングを決定するフローについては、図2を参照して後述する。
制御部81は、リフレッシュ動作の直前に撹拌部52の撹拌速度を上げて所定時間撹拌させる。なお、リフレッシュ動作時には常に画像形成時よりも高速となるように制御してもよいし、新しいトナーが補給されるときにのみ高速となるように制御してもよい。特に新しいトナーが補給されるときには、補給中に撹拌速度を上げることが好ましい。さらに、補給後、リフレッシュ動作までの所定の時間撹拌速度を上げてもよい。
また、「撹拌速度を大きくする」とは、上述したように劣化トナーを半浮遊状態にすることができ、新しいトナーと分離しやすくすることができるという効果が得られればよく、特に限定されるものではない。例えば、画像形成時の撹拌速度の5%以上、さらには10%以上とすることで、よりこの効果を高めることができる。
また、撹拌速度を非画像形成時中、常に画像形成時より大きくする必要はない。撹拌速度を大きくする時間の長さは、上述の効果を得ることができる範囲で、現像剤槽51の大きさ、トナー/キャリアの比率(T/C)、累積印字枚数、平均印字率の履歴等によって、適宜設定可能である。特に、新しいトナー補給時は、撹拌速度を画像形成時よりも大きくして、30秒程度撹拌することが好ましい。
新しいトナーの補給およびエージング動作を実行している間には、トナーの感光体ドラム2上への移行と、それに伴うトナーの浪費を防止するために、現像剤が現像ローラ53上へと搬送されないように、各部材を制御すればよい。現像剤が現像ローラ53上へ搬送されるのを防止する具体的手段としては、例えば、現像ローラ53に印加される現像バイアスを調整するなどが挙げられる。
また、未使用トナーの補給又はエージング動作中に、トナーの感光体ドラム上への移行を防止するには、上記の手段に代えて、例えば、現像ローラ53と感光体ドラム2との間の電位差を適宜調整するといった手段をとることもできる。
リフレッシュ動作実行中に、現像ローラ53および感光体ドラム2に印加されるバイアス電圧や、リフレッシュ動作の駆動時間は、これに限定されないが、例えば、平均印字率〈P〉の履歴、印字枚数nの累計値などに応じて適宜設定すればよい。これにより、劣化トナーの吐き出し量を適切に設定することができる。
現像ローラ53に印加されるバイアス電圧の絶対値は、通常の画像形成処理時に印加されるバイアス電圧の絶対値よりも小さく設定される。また、これらバイアス電圧は、現像ローラ53と感光体ドラム2との間の電位差に対する、現像ローラ53から感光体ドラム2へと移行するトナー量の関係を示すグラフ(いわゆる、現像感度曲線)において、劣化トナーの移行量と、未使用トナーの移行量との間に優位な差異が生じている範囲に設定される。
また、リフレッシュ動作時には、感光体ドラム2上へと吐き出された劣化トナーが、転写部6上に付着することを防止するために、転写部6に対して、トナーの帯電極性と同じ極性の高圧バイアスが印加される。
(リフレッシュ動作実行フロー)
図2は、リフレッシュ動作を実行するための制御手順の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、画像形成処理が開始されたときに、枚数カウンタ82がリセットされ(ステップS1)、枚数カウンタ82によって印字枚数nのカウントが開始され(ステップS2)、かつ、印字率Pが計測される(ステップS3)。
そして、カウントされた印字枚数nに基づいて、ステップS2に戻るか、次のステップに移行するかが選択される(ステップS4)。すなわち、印字枚数nが所定枚数(予設定閾値)nに達していないときには(ステップS4でNO)、ステップS1に戻って、一連の手順が繰り返される。一方、印字枚数nが予設定閾値nに達したときには(ステップS4でYES)、印字枚数nと、印字率Pの計測結果とに基づいて、平均印字率<P>(%)が算出される(ステップS5)。
次いで、平均印字率取得部84における平均印字率<P>の算出結果に基づいて、ステップS1に戻るか、次のステップに移行するかが選択される(ステップS6)。すなわち、平均印字率<P>が所定値(予設定値)P以上であるときには(ステップS6でNO)、ステップS1に戻って、一連の手順が繰り返される。一方、平均印字率<P>が予設定値Pを下回っているときには(ステップS6でYES)、ステップS6における選択の履歴を参照することにより、平均印字率<P>が連続して予設定値Pを下回った場合の回数Nがカウントされる(ステップS7)。
次に、カウントされた回数Nに基づいて、ステップS9に移行するか、ステップS9およびS10を省略してステップS11に移行するかが選択される(ステップS8)。すなわち、上記回数Nが所定回数(予設定閾値)Nに達しているときには(ステップS8でYES)、現像器5内に未使用トナーが補給され(ステップS9)、かつ、エージング処理が実行されて(ステップS10)、さらに、現像ローラ53上のトナーを感光体ドラム2に搬送するリフレッシュ工程が実行される(ステップS11)。一方、上記回数Nが予設定閾値Nに達していないときには(ステップS8でNO)、ステップS9およびS10が省略されて(現像器5内への未使用トナーの補給およびエージング処理が実行されずに)、リフレッシュ工程が実行される(ステップS11)。
リフレッシュ工程の実行後には、白紙画像が現像され(ステップS12)、かつ、濃度センサ10によって白紙画像の画像濃度Cが測定される(ステップS13)。さらに、白紙画像の画像濃度Cの測定結果に基づき、カブリの発生の有無が判断されて、ステップS1に戻るか、ステップS11に戻るかが選択される(ステップS14)。すなわち、白紙画像の画像濃度Cが0または0に近く、それゆえ、カブリの発生が検知されなかったときには(ステップS14でNO)、ステップS1に戻って、一連の手順が繰り返される。一方、白紙画像の画像濃度Cがあらかじめ設定された濃度(予設定閾値)Cに達して、これにより、カブリが発生していると判断されたときには(ステップS14でYES)、ステップS11に戻って、リフレッシュ工程が再度実行される。
図2に示す制御手順では、上記所定条件および上記特定条件の設定に際して、印字枚数nと、形成画像の平均印字率<P>と、の2つのファクターが用いられている。本発明において、上記所定条件および上記特定条件を設定するためのファクターは、上記2つのファクターに限定されるものではなく、例えば、現像器5の駆動時間t、印字枚数n、形成画像の印字率P、平均印字率<P>などのファクターから、任意に1つまたは2つ以上のファクターを用いてもよい。
具体的には、例えば、上記駆動時間tと、上記平均印字率<P>との2つのファクターを用いて、図2と同様の制御を実行することができる。この場合、ステップS1とともに(ステップS1と同時、または、その直前もしくは直後に)、現像器5の駆動時間を計時するタイマ24をリセットする処理(ステップS1’)が実行され、その後、ステップS2とともに、タイマ24による上記駆動時間tの計時(ステップS2’)が実行され、また、ステップS4に代えて、下記のステップS4’が実行される。ステップS4’では、上記駆動時間tが所定時間(予設定閾値)tに達しているか否かが判断され、上記駆動時間tが予設定閾値tに達していないときには(ステップS4’でNO)、ステップS1、S1’、S2、S2’およびS3が再度実行される。一方、上記駆動時間tが予設定閾値tに達したときには(ステップS4’でYES)、ステップS5に移行される。ステップS5以降の制御については、図2に示す制御手順と同様である。
図2に示す制御手順のうち、ステップS7およびS8は、省略することができる。ステップS7およびS8が省略されたときは、リフレッシュ工程の実行に際して未使用トナーの補給の要否が判断されず、それゆえ、リフレッシュ工程の実行前には、必ず、現像器5への未使用トナーの補給と、エージング処理とが実行される。
上記のステップS7およびS8を省略する制御手順においても、リフレッシュ工程の実行に際して、未使用トナーの補給の要否判断を必須とすること、すなわち、ステップS9およびS10の実行および省略を選択することができる。具体的には、例えば、ステップS6で平均印字率<P>が予設定値Pを下回った場合に、通常の条件下では、未使用トナーの補給(ステップS9)とエージング処理(ステップS10)とが省略されて、リフレッシュ工程(ステップS11)へと移行され、通常の条件とは異なる条件下では、未使用トナーの補給(ステップS9)とエージング処理(ステップS10)とが実行されてから、リフレッシュ工程(ステップS11)へと移行されるように制御してもよい。ここで、通常の条件とは異なる条件としては、例えば、印字率Pが予設定値Pを下回る状態での画像形成処理が、所定の印字枚数n以上繰り返された場合や、未使用トナーの補給を行わないで、現像器5を駆動した時間tが、予設定閾値tに達した場合、などが挙げられる。
また、上述の制御手順では、印字率および印字枚数に基づいてリフレッシュ工程が実行されるように制御されているが、これとは異なり、例えば、制御部19に設けられたタイマ22を用いて現像器5の駆動時間tを計時し、駆動時間の累計値が所定の時間(予設定閾値)に達したときに、リフレッシュ工程が実行されるように制御してもよい。
図2に示す制御手順のうち、ステップS12からS14までは、省略することができる。ステップS12からS14までが省略されたときは、リフレッシュ工程(ステップS11)の実行後、ステップS1に戻って、一連の手順が繰り返される。
一方、ステップS12からS14を省略せずに、実行したときには、カブリの発生の有無が検知されることから、リフレッシュ工程(ステップS11)の実行によって劣化トナーが十分に吐き出されたか否かを判断することができる。
ステップS14においてカブリの発生が検知され(ステップS14でYES)、リフレッシュ工程(ステップS11)が再度実行されたときには、ステップS11に続くステップS13およびS14を省略して、ステップS1に戻ってもよい。
また、ステップS14においてカブリの発生が検知されたときには(ステップS14でYES)、ステップS9に戻って、未使用トナーの補給およびエージング処理を実行してから(ステップS9,S10)、リフレッシュ工程(ステップS11)が再度実行されてもよい。但し、未使用トナーを補給すると、再度、劣化トナーが浮遊する可能性があり、その結果、リフレッシュ動作の動作時間が長くなりすぎるおそれがある。劣化トナーの吐き出しは、画像に悪影響が生じない程度に抑えることは、トナーの浪費を防止し、画像形成処理に要する時間(特に、リフレッシュ工程の実行に伴って生じる画像形成処理の待ち時間)を短縮するという観点から好ましい。
なお、現像器5内のリフレッシュ動作は、上述の制御手順によって、定期的かつ自動的に実行されるだけでなく、例えば、ユーザの判断により、任意に実行されてもよい。
〔実施形態2〕
本実施形態の画像形成装置は、現像器5に代えて、図3に示す現像器50を用いる以外、実施形態1と同様の構成である。
現像器50は所謂ハイブリッド型の現像器であり、現像剤槽510、撹拌部であるスクリューA、さらにスクリューBを備え、現像ローラ530、磁気ローラ550を備える。用いる現像剤は磁性キャリアと非磁性トナーとを含む二成分現像剤である。ハイブリッド型現像器の基本的な構造は、特開2005−55844号公報等に記載されている。
磁気ローラ550は、非磁性金属材料で円筒状に形成され、内部に複数の固定磁石が配設されて該固定磁石の周囲を回転可能としたスリーブ状のローラである。図示しない電源から、磁気ローラ550には直流バイアスが、現像ローラ550には交流バイアスが印加され、現像ローラ530の表面には、磁気ローラ550上に形成される磁気ブラシによって、トナーの薄層が形成される。つまり、本実施形態では、現像ローラ530にはトナーのみが付着し、キャリアは磁気ローラ550上に留まる。
このような現像器を用いる場合、磁気ローラを現像ローラとして用いる現像器よりも、現像剤中のトナー濃度をより高く設定することが多い。トナー濃度を高くすると、トナーとキャリアとの摩擦の機会が減るので、より帯電されにくくなる。
そこで、リフレッシュ動作を行うときに、スクリューAの回転速度を画像形成時よりも大きくすることで、実施形態1と同様に、劣化トナーを選択的に排出することができる。また、スクリューAと共に、スクリューBの速度を上げてもよい。こうすることで、スクリューAと併せてさらに帯電の立ち上がりを早くすることができる。さらに、磁気ローラ550の付近でも帯電が起こっているので、磁気ローラ550の速度を上げることによっても同様の効果を得ることができる。
本発明は、以上の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲において、種々の設計変更を施すことが可能である。
(現像剤の製造方法の例)
円形度が0.94のトナーの製造方法の一例を以下に述べる。
結着樹脂としてポリエステル樹脂(酸価=5.6,融点120℃)100重量部、着色剤として銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.Pigment Blue 15:3)4重量部、電荷制御剤(P51:クラリアント社製)1重量部、ワックス(カルナバロウ)5重量部、をヘンシェルミキサ(三井三池工業製)にて混合し、池貝社製 PCM−30にて混練した。その後、ターボミル(ターボ工業)を用い粉砕した後、エルボージェット分級機(日鉄鉱業製)による分級を行ない平均粒径6.8μmのトナー分級品を得た。
円形度の調整は、気流式粉砕機にかけた後、機械式粉砕機を通過させることにより行った。すなわち、機械式粉砕機に複数回通過させた粉砕工程での処理および回転ブレードを用いた衝撃式粉体処理装置(例えば、奈良機械株式会社製:ハイブリダイゼーションシステム)によりトナーの形状制御、表面制御を加えて、所望の平均円形度を持ったトナー粒子を得た。
こうして得られたトナー粉体に、酸化チタン(ST−100、チタン工業株式会社製)を2.0質量部、シリカ(RA−200H、日本アエロジル株式会社製)を1.0質量部添加し、ヘンシェルミキサー内で2分間撹拌し、該粉体の表面に酸化チタンとシリカを付着させ、平均粒子径8.5μm、平均円形度0.940のトナーを得た。
なお、平均円形度は、粒子の形状を定量的に表現する簡便な方法として用いたものであり、本例では東亜医用電子製フロー式粒子像分析装置FPIA−1000を用いて測定を行い、測定された粒子の円形度を下記式(1)により求め、さらにこのようにして求められた全粒子の円形度の総和を全粒子数で除した値を平均円形度とした。
円形度a=L0/L (1)
〔式中、L0は粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長を示し、Lは粒子像の周囲長を示す。〕
そして、キャリアとしてパウダーテック社製フェライトキャリヤ(平均粒子径:45μm)に対して、上記で得られたトナーを9.5%調合し現像剤を作製した。
(画像形成装置)
図3に示す現像器50を備える画像形成装置を用い、現像剤として上記実施例にて作製した現像剤を用いて以下の操作を行った。
64枚毎に平均印字密度(印字率)Pを算出し、平均印字密度(印字率)〈P〉が所定の値を下回った場合に、図示しない補給モータを30秒駆動することで、トナー補給部7からトナーを現像器5内に補給した。
この際、スクリューAの回転速度を259rpmから298rpmに変更した。また、補給する間、現像ローラ530上の現像剤からトナーがドラム上に現像されないように、電位差を調整した。
トナー補給後、スクリューAの回転速度を298rpmのままでエージング動作を30秒行なった。その後、感光体ドラム2に画像形成していない状態で、印字率に応じたトナー量が消費できるようにバイアスを印加して劣化トナーを感光体ドラム2上に吐き出させた。
吐き出させる間は、スクリューAの回転速度は259rpmに戻し、現像ローラのバイアス条件をVpp=1.6kV、周波数f=2.7kHz、Duty比=27%とし、磁気ローラのバイアス条件を、Vdc=200[V]から300[V]に変更すると共に、Vpp=300[kV]、f=2.7[kHz]、Duty比=27%とした。また、本実施例における感光体ドラムの線速は147[mm/sec]とした。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。 リフレッシュ動作の制御手順の一例を示すフローチャートである。 現像器の他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 感光体ドラム(帯電体)
5 現像器
7 トナー補給部
8 主制御装置
9 読取部
51 現像剤槽
52 撹拌部
53 現像ローラ

Claims (3)

  1. 電子写真式の画像形成装置であって、
    キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像剤槽と、
    上記現像剤槽内で現像剤を撹拌する撹拌部と、
    現像剤槽外に設けられ、帯電によって非画像形成時に上記トナーを電気的に吸着することのできる帯電体と、
    非画像形成時に、上記撹拌部の撹拌速度を画像形成時よりも大きくなるように制御する撹拌制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 非画像形成時に上記現像剤槽にトナーを供給可能なトナー補給部を更に備え、
    上記撹拌制御部は、画像形成時より上記トナー補給部の動作中の撹拌速度が大きくなるように上記撹拌部を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記トナー補給部は、円形度0.94以上のトナーを供給する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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