JP2016045049A - 圧力センサモジュール及び圧力センサモジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサ素子をモールド樹脂から露出させた構造とするのに適した圧力センサモジュールを提供する。【解決手段】流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールであって、回路基板と、回路基板に実装される圧力センサ素子15と、回路基板のセンサ実装面21を被覆する第1モールド樹脂と、を備え、第1モールド樹脂は、圧力センサ素子周りにあるセンサ実装面21の一部を露出させるように設けられ、センサ実装面21には、第1モールド樹脂からの露出領域59において、圧力センサ素子15を環状に取り囲むように第1平坦面79が形成される【選択図】図5

Description

本発明は、流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールと、圧力センサモジュールの製造方法に関する。
特許文献1では、回路基板と、回路基板に実装される圧力センサ素子とを備える圧力センサモジュールが提案される。回路基板には、通常、圧力センサ素子以外にも、ICチップ等の電子部品が実装される。この種の圧力センサモジュールでは、これら電子部品を保護するため、回路基板にモールド樹脂を被覆する場合がある。
特開2000−46669号公報
回路基板をモールド樹脂により被覆する場合、圧力センサ素子も部分的にモールド樹脂により被覆してしまうと、環境温度に変化が生じたとき、モールド樹脂の線膨張の影響により圧力センサ素子に応力が作用し、圧力センサ素子による検出精度が低下してしまう。
この対策として、圧力センサ素子を露出させるようにモールド樹脂をインサート成形する場合がある。この場合、モールド樹脂の成形工程では、圧力センサ素子周りに溶融樹脂が入り込まないように、圧力センサ素子周りに金型の対向面を押し当てた状態で金型内に溶融樹脂を充填させて硬化させる。
しかしながら、回路素子のセンサ実装面には、通常、圧力センサ素子と他の電子部品や外部接続用電極とを導通させるための導体パターンが張り巡らされ、その導体パターンにより微細な凹凸が形成されている。よって、金型の対向面と導体パターンの接触により、導体パターンの高さの隙間が対向面とセンサ実装面の間に生じてしまい、これらの間での密着性が悪くなる。このため、金型内への溶融樹脂の充填量が多いと、これらの間を通して圧力センサ素子周りに溶融樹脂が漏れ出し、圧力センサ素子にモールド樹脂が接触してしまう恐れもある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、圧力センサ素子をモールド樹脂から露出させた構造とするのに適した圧力センサモジュールを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のある態様は、流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールであって、回路基板と、回路基板に実装される圧力センサ素子と、回路基板のセンサ実装面を被覆する第1モールド樹脂と、を備え、第1モールド樹脂は、圧力センサ周りにあるセンサ実装面の一部を露出させるように設けられ、センサ実装面には、第1モールド樹脂からの露出領域において、圧力センサ素子を環状に取り囲むように第1平坦面が形成される。
また、本発明の別の態様は、流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールの製造方法であって、圧力センサ素子を実装するための回路基板を備え、回路基板のセンサ実装面には、圧力センサ素子を実装するための実装位置を環状に取り囲むように第1平坦面が形成される圧力センサモジュールを準備する工程と、圧力センサ素子の実装位置の周りにあるセンサ実装面の一部を露出させるように、センサ実装面を被覆する第1モールド樹脂を成形する工程と、を含み、第1モールド樹脂の成形工程では、第1平坦面に対して第1成形用金型の対向面を全周に亘り重ね合わせた状態で、第1成形用金型内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、第1モールド樹脂を成形する。
本発明によれば、圧力センサ素子をモールド樹脂から露出させた構造とするのに適した圧力センサモジュールを提供できる。
第1実施形態に係る圧力センサモジュールの側面断面図である。 第1実施形態に係る圧力センサモジュールの平面図である。 第1実施形態に係る圧力センサモジュールの底面図である。 第1実施形態に係る回路基板のセンサ実装面を示す平面図である。 第1実施形態に係る回路基板のセンサ実装面のセンサ素子近傍を示す拡大図である。 第1実施形態に係る回路基板の裏面を示す底面図である。 第1実施形態に係る回路基板の裏面の導入孔近傍を示す拡大図である。 第1実施形態に係る上側モールド樹脂の成形工程の途中状態を示す側面断面図である。 第1実施形態に係る下側モールド樹脂の成形工程の途中状態を示す側面断面図である。 第2実施形態に係る回路基板のセンサ実装面のセンサ素子近傍を示す拡大図である。 図10のA−A線断面図である。 第2実施形態に係る各モールド樹脂の成形工程の途中状態を示す側面断面図である。 第2実施形態に係る各モールド樹脂の成形工程の途中状態での図10のA−A線断面を示す図である。
以下、本発明の実施形態の説明では、便宜上、図示の状態を基準に各構成要素の位置関係を表現する場合がある。また、各実施形態では、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は第1実施形態に係る圧力センサモジュール11(以下、センサモジュールという)の側面断面図を示す。
センサモジュール11は、車両用空調装置の流体流路の二箇所を流れる流体の圧力差を検出する差圧センサとして用いられる。センサモジュール11は、回路基板13と、圧力センサ素子15(以下、センサ素子という)と、上側モールド樹脂17(第1モールド樹脂)と、下側モールド樹脂19(第2モールド樹脂)とを備える。回路基板13はエポキシ樹脂等の樹脂材料を素材として構成される。回路基板13の詳細は後述する。
センサ素子15は、回路基板13の上面であるセンサ実装面21に実装される。センサ素子15は、膜状のダイアフラムとして構成される受圧変位部23と、受圧変位部23の外周部に設けられる支持部25と、支持部25の下面に接合される台座27とを備える。受圧変位部23と支持部25は単結晶シリコン等の半導体により一体に構成され、台座27はガラス等により構成される。支持部25は受圧変位部23より厚肉に設けられる。センサ素子15は回路基板13のセンサ実装面21に接着剤等により固定される。
センサ素子15の内部には中空部29が設けられる。中空部29は、受圧変位部23と支持部25により囲まれたセンサ凹部31と、台座27に形成される貫通孔33とにより構成される。回路基板13にはセンサ素子15の裏側に導入孔35が形成され、センサ素子15の中空部29は導入孔35に連通される。導入孔35は、回路基板13のセンサ実装面21において、センサ素子15を実装するための実装位置に形成されるともいえる。ここでの「センサ素子15の実装位置」とは、センサ実装面21においてセンサ素子15を実装するために予め定めた位置であって、センサ実装面21にセンサ素子15を実装したときに、センサ素子15の裏側にある部位をいう。
回路基板13は、センサ素子15の実装位置に対して、その上面側に上側圧力室37(第1圧力室)が設けられ、その下面側に下側圧力室39(第2圧力室)が設けられる。センサ素子15の中空部29は回路基板13の導入孔35を通して下側圧力室39に連通される。このとき、受圧変位部23は、上側圧力室37と下側圧力室39を隔てるように設けられることになる。
センサ素子15は、ピエゾ抵抗型センサとして構成される。受圧変位部23には半導体歪みゲージ等の複数の抵抗素子(図示せず)が設けられ、その抵抗素子によりブリッジ回路がセンサ回路として構成される。
上側モールド樹脂17は回路基板13のセンサ実装面21を部分的に被覆する。下側モールド樹脂19は、回路基板13のセンサ実装面21と反対側にある回路基板13の裏面41を部分的に被覆する。
各モールド樹脂17、19は、回路基板13を被覆する平板状の基板被覆部43と、基板被覆部43から突出する環状部45とを備える。各モールド樹脂17、19は基板被覆部43と環状部45が一体に設けられ、エポキシ樹脂等の樹脂材料を素材として構成される。環状部45は、回路基板13のセンサ実装面21の法線方向に延びる。
上側モールド樹脂17には、環状部45の内側と基板被覆部43を貫通する上側凹部47(第1凹部)が設けられる。上側凹部47は、センサ素子15に対応する位置に設けられ、その内部に上側圧力室37が形成される。下側モールド樹脂19にも、環状部45の内側と基板被覆部43を貫通する下側凹部49(第2凹部)が設けられる。下側凹部49は、回路基板13の導入孔35に対応する位置に設けられ、その内部に下側圧力室39が形成される。下側凹部49は、その底側の小径凹部49aと、その入側の大径凹部49bとにより構成される。
図2はセンサモジュール11の平面図を示す。
回路基板13には、外部電子機器と電気的に接続するための外部接続用電極51が複数設けられる。外部電子機器は、たとえば、空調装置を統括的に制御するECU(electric control unit)であり、外部接続用電極51はスルーホール電極である。外部接続用電極51には接続端子53(図1参照)が接続され、センサモジュール11は接続端子53を通してECUに電気的に接続される。
センサ素子15は、センサ回路に電気的に接続される複数のセンサ電極55を備える。複数のセンサ電極55には、金線等のボンディングワイヤ57を介して後述の第1配線パターン75に接続される。
上側モールド樹脂17は、センサ素子15とともに、センサ素子15やセンサ素子15の実装位置の周りにあるセンサ実装面21の一部を露出させるように上側凹部47が設けられる。センサ実装面21の露出領域は一点鎖線S1で示す範囲の内側となる。このとき、上側モールド樹脂17は、センサ素子15と接触せずに、センサ素子15の全体を露出させるように設けられる。
図3はセンサモジュール11の底面図を示す。
下側モールド樹脂19は、回路基板13の導入孔35とともに、導入孔35周りにある回路基板13の裏面41の一部を露出させるように下側凹部49が設けられる。回路基板13の裏面41の露出領域は一点鎖線S2で示す範囲の内側となる。
図4は回路基板13のセンサ実装面21を示す平面図である。本図では上側モールド樹脂17を省略し、上側モールド樹脂17の露出領域59と被覆領域61の境界線L1を一点鎖線で示す。
センサ実装面21には、上側モールド樹脂17からの露出領域59において、センサ素子15の他に、複数の第1導体パターンP1と、複数の第1スルーホールTh1とが形成される。また、センサ実装面21には、上側モールド樹脂17による被覆領域61において、複数の電子部品67が実装されるとともに、複数の第3導体パターンP3と、複数の第2スルーホールTh2とが形成される。第1導体パターンP1、第3導体パターンP3は銅箔等の導電性材料により構成される。後述する第2導体パターンP2も同様である。
複数の第1導体パターンP1は、センサ素子15を取り囲むように形成されるシールドパターン73と、シールドパターン73の外周側に形成される複数の第1配線パターン75とにより構成される。複数の第1スルーホールTh1は、各第1導体パターンP1に対応して設けられる。シールドパターン73は、これに対応する第1スルーホールTh1を介して後述するグランドパターン91に電気的に接続され、外部からセンサ素子15に作用する電磁波が遮蔽される。第1配線パターン75は、これに対応する第1スルーホールTh1と、センサ素子15のセンサ電極55とを電気的に接続する。
第1スルーホールTh1は、回路基板13のセンサ実装面21から裏面41にかけて貫通する貫通スルーホールであり、センサ実装面21と裏面41のそれぞれに開口する。第1スルーホールTh1の内周面及び両面側の開口縁にはメッキによる導体層が設けられる。第2スルーホールTh2も同様である。
電子部品67には、センサ素子15からの出力信号を処理するICチップ77が含まれる。ICチップ77は、出力信号に対して増幅、キャリブレーション等の処理を実行する信号処理回路を内蔵する。また、ICチップ77以外の電子部品67は、コンデンサ、抵抗器、ダイオード等である。
第3導体パターンP3は、第2スルーホールTh2と電子部品67の間、電子部品67と外部接続用電極51の間、更には、電子部品67同士の間を電気的に接続する。第3導体パターンP3は、センサ実装面21において、第1導体パターンP1と直接に導通されず、回路基板13の裏面41の第2導体パターンP2を通して導通される。
図5はセンサ実装面21のセンサ素子15近傍の拡大図を示す。本図では、上側モールド樹脂17の露出領域59は境界線L1の内周側にあり、上側モールド樹脂17の被覆領域61は境界線L1の外周側にある。
センサ実装面21には、上側モールド樹脂17からの露出領域59において、センサ素子15、センサ素子15の実装位置、各第1導体パターンP1、各第1スルーホールTh1を環状に取り囲むように第1平坦面79が形成される。本図では、第1平坦面79が形成される領域に斜線を付して示す。第1平坦面79は、センサ素子15を中心とした周方向の全周に亘り、段差なく滑らかに連なるように平坦に形成される。センサ実装面21においてセンサ素子15周りにある第1導体パターンP1や第1スルーホールTh1が形成される領域をパターン領域81とすると、第1平坦面79は、パターン領域81と上側モールド樹脂17による被覆領域61とに挟まれた領域として設けられる。第1平坦面79は、後述のように、上側モールド樹脂17の成形工程において、第1成形用金型97の第1対向面107を全周に亘り重ね合わせるために設けられる。
センサ実装面21には、上側モールド樹脂17による被覆領域61において、第1平坦面79を環状に取り囲むように第2平坦面83が形成される。本図では、第2平坦面83が形成される領域に斜線を付して示す。第2平坦面83は、センサ素子15を中心として周方向の全周に亘り、段差なく滑らかに連なるように平坦に形成される。第2平坦面83は、第1平坦面79と隣り合う位置に形成される。
各第1導体パターンP1、各第1スルーホールTh1は、センサ実装面21において、第1平坦面79、第2平坦面83の内周側に形成されることになる。一方、各第3導体パターンP3、各第2スルーホールTh2は、第1平坦面79、第2平坦面83の外周側に形成されることになる。これら第1平坦面79、第2平坦面83は、いずれも回路基板13自体の表面により構成される。つまり、各平坦面79、83は、樹脂材料を素材として構成される。後述の第3平坦面93、第4平坦面95も同様である。
図6は回路基板13の裏面41を示す底面図である。本図では下側モールド樹脂19を省略し、下側モールド樹脂19の露出領域85と被覆領域87の境界線L2を一点鎖線で示す。
回路基板13の裏面41には、下側モールド樹脂19による被覆領域87において、第1スルーホールTh1や第2スルーホールTh2とともに、複数の第2導体パターンP2が形成される。
第2導体パターンP2は、導入孔35の外周側に形成される複数の第2配線パターン89と、各第2配線パターン89の外周側に形成されるグランドパターン91とにより構成される。各第2配線パターン89は、一つの第1スルーホールTh1と一つの第2スルーホールTh2に対応して設けられる。第2配線パターン89は、これに対応する第1スルーホールTh1と第2スルーホールTh2を電気的に接続する。グランドパターン91はグランド用接続端子が接続される外部接続用電極51と電気的に接続され、グランドレベルの電位になる。
図7は回路基板13の裏面41の導入孔35近傍の拡大図を示す。本図では、下側モールド樹脂19の露出領域85は境界線L2の内周側にあり、下側モールド樹脂19の被覆領域87は境界線L2の外周側にある。また、本図では、回路基板13のセンサ実装面21にて第1平坦面79が形成される領域を斜線で示す。各第2配線パターン89は、第1平坦面79の裏側を通る、つまり、第1平坦面79と回路基板13の板厚方向に重なる位置を通るように形成される。
回路基板13の裏面41には、下側モールド樹脂19からの露出領域85において、導入孔35を環状に取り囲むように第3平坦面93が形成される。本図では、第3平坦面93が形成される領域に斜線を付して示す。第3平坦面93は、導入孔35を中心として周方向の全周に亘り、段差なく滑らかに連なるよう平坦に形成される。第3平坦面93は、後述のように、下側モールド樹脂19の成形工程において、第2成形用金型99の第2対向面113を全周に亘り重ね合わせるために設けられる。
回路基板13の裏面41には、下側モールド樹脂19による被覆領域87において、第3平坦面93を環状に取り囲むように第4平坦面95が形成される。本図では、第4平坦面95が形成される領域に斜線を付して示す。第4平坦面95は、第3平坦面93と隣り合う位置に形成される。
各第2導体パターンP2、各第1スルーホールTh1、各第2スルーホールTh2は、回路基板13の裏面41において、第3平坦面93や第4平坦面95の外周側に形成されることになる。
第1スルーホールTh1は、図5に示すように、上側モールド樹脂17により被覆されず、図7に示すように、下側モールド樹脂19により被覆される。この下側モールド樹脂19は、回路基板13の裏面41にて第1スルーホールTh1の開口を塞ぐように設けられることになる。
以上のセンサ素子15は、第1導体パターンP1、第1スルーホールTh1を介して第2導体パターンP2に導通され、更に、第2スルーホールTh2、第3導体パターンP3を介してICチップ77等の電子部品67や外部接続用電極51に導通される。このように、センサ素子15と電子部品67や外部接続用電極51とは、少なくとも第1平坦面79や第3平坦面93以外に形成される導体パターンP1〜P3を介して導通される。この導体パターンP1〜P3には、少なくとも回路基板13の裏面41に形成される第2導体パターンP2が含まれる。
以上のセンサモジュール11を差圧センサとして用いるとき、流体流路の流れ方向の異なる箇所を流れる流体が上側圧力室37及び下側圧力室39のそれぞれに導入される。たとえば、上側圧力室37には、冷媒流路の絞り部の上流側を流れる高圧流体が第1流体として導入され、下側圧力室39には、冷媒流路の絞り部の下流側を流れる低圧流体が第2流体として導入される。
センサ素子15では、受圧変位部23の上面である上側受圧面(第1受圧面)により第1流体の圧力を受け、その下面である下側受圧面(第2受圧面)により第2流体の圧力を受ける。受圧変位部23は、第1流体と第2流体の圧力差に応じて、その板厚方向に変位し、その圧力差(変位量)に応じた検出信号がセンサ回路により生成される。複数のセンサ電極55には、その生成した検出信号を取り出すための出力用センサ電極55が含まれ、出力用センサ電極55から第1配線パターン75に検出信号が出力される。
センサ素子15からの出力信号は第1配線パターン75、第2導体パターンP2、第3導体パターンP3を通してICチップ77に出力され、そのICチップ77により処理される。ICチップ77により処理された出力信号は、第3導体パターンP3を通して外部接続用電極51からECUに出力される。
次に、上述のセンサモジュール11の製造方法を説明する。
まず、回路基板13を備えるセンサモジュール11を準備する(S10)。回路基板13には、センサ素子15とともに複数の電子部品67が予め実装され、さらに、各導体パターンP1〜P3が予め形成される。また、回路基板13には、上述の第1平坦面79や第3平坦面93が予め形成される。そして、後述の第1成形用金型97を用いて、上側モールド樹脂17を成形する(S12)。そして、後述の第2成形用金型99を用いて、下側モールド樹脂19を成形する(S14)。各モールド樹脂17、19はインサート成形により得られる。
図8は上側モールド樹脂17の成形工程S12の途中状態を示す側面断面図である。
第1成形用金型97は一対の金型である上金型97Aと下金型97Bにより構成される。上金型97Aは、第1成形キャビティ101と、収容キャビティ103と、第1壁部105を備える。
第1成形キャビティ101は、上側モールド樹脂17を成形するために用いられる。第1成形キャビティ101は、回路基板13のセンサ実装面21にて上側モールド樹脂17により被覆されるべき領域の向い側に設けられる。第1成形キャビティ101は、各金型97A、97Bを型閉めしたとき、その内周面が上側モールド樹脂17と相補形状となるように、上側モールド樹脂17に応じた形状を有する。
収容キャビティ103は、回路基板13のセンサ実装面21にて第1平坦面79より内周側のパターン領域81の向い側に設けられる。収容キャビティ103は、各金型97A、97Bを型閉めしたとき、その内側にセンサ素子15が収容されるように、センサ素子15に応じた形状を有する。
第1壁部105は、第1成形キャビティ101と収容キャビティ103を隔てるように設けられる。壁部105の先端面は第1平坦面79の向い側に設けられる第1対向面107となる。第1対向面107は、各金型97A、97Bを型閉めしたとき、第1平坦面79に対して全周に亘り重ね合わせられる。上側モールド樹脂17の成形工程では、この状態で第1成形キャビティ101内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、センサ実装面21でのセンサ素子15の実装位置やセンサ素子15周りにあるセンサ実装面21の一部を露出させるように、センサ実装面21を被覆する上側モールド樹脂17を成形する。
図9は下側モールド樹脂19の成形工程S14の途中状態を示す側面断面図である。
第2成形用金型99は一対の金型である上金型99Aと下金型99Bにより構成される。上金型99Aは、第1壁部105の形状を除き、第1成形用金型97の上金型97Aと同様の構成である。下金型99Bは、第2成形キャビティ109と、第2壁部111を備える。
第2成形キャビティ109は、下側モールド樹脂19を成形するために用いられる。第2成形キャビティ109は、回路基板13の裏面41にて下側モールド樹脂19により被覆されるべき領域の向い側に設けられる。第2成形キャビティ109は、各金型99A、99Bを型閉めしたとき、その内周面が下側モールド樹脂19と相補形状となるように、下側モールド樹脂19に応じた形状を有する。
第2壁部111は、回路基板13の裏面41にて導入孔35の向い側に設けられる。第2壁部111の先端面は第3平坦面93の向い側に設けられる第2対向面113となる。第2対向面113は、各金型99A、99Bを型閉めしたとき、第3平坦面93に対して全周に亘り重ね合わせられる。下側モールド樹脂19の成形工程S14では、この状態で第2成形キャビティ109内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、導入孔35周りにある回路基板13の裏面41の一部を露出させるように、その裏面41を被覆する下側モールド樹脂19を成形する。なお、第2壁部111は、各金型99A、99Bを型閉めしたとき、導入孔35を塞ぐように設けられる。また、上金型99Aの第1壁部105は、各金型99A、99Bを型閉めしたとき、第1スルーホールTh1を塞ぐように設けられる。
以上のセンサモジュール11の作用効果を説明する。
回路基板13のセンサ実装面21には第1平坦面79が形成される。このため、上側モールド樹脂17の成形工程S12では、その第1平坦面79と第1成形用金型97の第1対向面107を全周に亘り重ね合わせた状態で、第1成形用金型97の第1成形キャビティ101に溶融樹脂を充填できる。回路基板13の第1平坦面79には導体パターンによる微細な凹凸が形成されておらず、第1平坦面79と第1対向面107の間での密着性が良好になる。よって、これらの間を通してセンサ素子15周りに溶融樹脂が漏れ難くなり、センサ素子15への溶融樹脂の接触を防ぎ、この結果、上側モールド樹脂17の接触を抑えられる。このため、上側モールド樹脂17の線膨張の影響によりセンサ素子15に作用する圧力を抑えられ、温度変化が生じたときでもセンサ素子による検出精度を確保でき、センサモジュール11としての信頼性が高められる。したがって、センサ素子15を上側モールド樹脂17から露出させた構造とするのに適したセンサモジュール11を提供できる。
なお、回路基板13のICチップ77等の電子部品67は上側モールド樹脂17により被覆されており、外部環境に対して保護されているため、その点でもセンサモジュール11としての信頼性が高められている。
また、回路基板13の裏面41には第3平坦面93が形成される。このため、下側モールド樹脂19の成形工程S14では、その第3平坦面93と第2成形用金型99の第2対向面113を全周に亘り重ね合わせた状態で、第2成形用金型99の第2成形キャビティ109に溶融樹脂を充填できる。回路基板13の第3平坦面93には導体パターンによる微細な凹凸が形成されておらず第3平坦面93と第2対向面113の間での密着性が良好になる。よって、これらの間を通して導入孔35周りに溶融樹脂が漏れ難くなる。
また、センサ素子15は、第1平坦面79の内周側に形成される第1スルーホールTh1を介して第2導体パターンP2に導通される。よって、回路基板13のセンサ実装面21に第1平坦面79がある場合でも、第1平坦面79の内周側のパターン領域81以外の広い面領域を用いて、電子部品67や導体パターンP2、P3のレイアウトを設計できる。
また、下側モールド樹脂19は、回路基板13の裏面41にて第1スルーホールTh1の開口を塞ぐように設けられる。これにより、センサモジュール11を差圧センサとして用いるとき、回路基板13の上面側の上側圧力室37と下面側の下側圧力室39との間での第1スルーホールTh1を通しての流体の流出入を防止できる。この結果、上側圧力室37と下側圧力室39の間での圧力差をセンサ素子15により正確に検出できる。
また、回路基板13のセンサ実装面21には、上側モールド樹脂17による被覆領域61に環状の第2平坦面83が形成され、その第2平坦面83は樹脂材料により構成されるため、以下の利点がある。樹脂成形品の表面には、通常、微細な凹凸が形成される。上側モールド樹脂17の成形工程S12では、微細な凹凸が形成される第2平坦面83を被覆するように第1成形用金型97内に溶融樹脂が充填されるため、微細な凹部に溶融樹脂が入り込んだ状態で溶融樹脂が硬化されて、上側モールド樹脂17が成形される。よって、第2平坦面83と上側モールド樹脂17の間でアンカー効果が発揮され、両者の間の密着性、接合力を高められる。なお、回路基板13の裏面41に第4平坦面95が形成され、その第4平坦面95は樹脂材料により構成されるが、これによっても同様の利点が得られる。
[第2の実施の形態]
図10は第2実施形態に係るセンサ実装面21のセンサ素子15近傍の拡大図を示す。本図では、上側モールド樹脂17を省略し、その露出領域59と被覆領域61の境界線L3を実線で示す。境界線L3は後述の第4導体パターンP4の外形線でもある。
第1実施形態に係る第1平坦面79は回路基板13自体の表面により構成される例を説明した。本実施形態に係る第1平坦面79は第4導体パターンP4の板厚方向端面により構成される。第4導体パターンP4は、シールドパターン73に導通され、第1スルーホールTh1を介して回路基板13の裏面41のグランドパターン91(図示せず)に導通される。第4導体パターンP4にはセンサ素子15側に臨む内周部に外周側に窪む凹部115が形成される。凹部115はセンサ素子15を挟んだ第4導体パターンP4の二箇所に形成される。凹部115内には第1配線パターン75に導通される第1スルーホールTh1が複数形成される。第1スルーホールTh1は、センサ実装面21側の開口周りに形成されるランド部117を有する。ランド部117は環状に連なるように形成され、第1配線パターン75に導通される。
図11は図10のA−A線断面図である。
第4導体パターンP4は、センサ実装面21より突き出る凸部として構成され、回路基板13の板厚方向端面が第1平坦面79として形成される。第1平坦面79はランド部117の環状面117aと面一となるように、センサ実装面21から突き出て形成される。
図12は各モールド樹脂17,19の成形工程の途中状態を示す側面断面図である。
本実施形態では、第3成形用金型121を用いて、上側モールド樹脂17と下側モールド樹脂19の成形を同時に行う。
第3成形用金型121は、一対の金型である上金型121Aと下金型121Bにより構成される。上金型121Aは、上述の第1成形用金型97の上金型97Aと同様の構成であり、第1成形キャビティ101と、収容キャビティ103と、第1壁部105を有する。下金型121Bは、第2成形用金型99の下金型99と同様の構成であり、第2成形キャビティ109と、第2壁部111を有する。
本実施形態に係る製造方法でも、回路基板13の第1平坦面79に上金型121Aの第1対向面107を全周に亘り重ね合わせ、回路基板13の第3平坦面93に下金型121Bの第2対向面113を全周に亘り重ね合わせる。このとき、上金型121Aの第1対向面107は、図10に記載の境界線L3と仮想線L4に挟まれた領域にて第1平坦面79と重ね合わせるように設けられる。この状態で第1成形キャビティ101内、第2成形キャビティ109内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、上側モールド樹脂17、下側モールド樹脂19を成形する。
図13は各モールド樹脂17、19の成形工程の途中状態での図10のA−A線断面を示す図である。
第1平坦面79はランド部117の環状面117aと面一となるため、上金型121Aの第1対向面107は、第1平坦面79に重ね合わせるときに環状面117aにも重ね合わせられる。よって、上金型121Aの第1対向面107により第1スルーホールTh1を塞ぐことができ、下側モールド樹脂19用の溶融樹脂が第2成形キャビティ109内から第1スルーホールTh1を通して上金型121Aの収容キャビティ103内に漏れ出るのを防止しつつ、各モールド樹脂17、19を同時に成形できる。
なお、第2実施形態のように、第1平坦面79を導体パターンにより構成する場合、グランドパターン91に導通させずに、他の導体パターンに導通されずに分離して設けてもよい。また、第3平坦面93も同様に、導体パターンにより構成してもよい。
また、上述の第1実施形態、第2実施形態のように、上側モールド樹脂17の成形工程S12と下側モールド樹脂19の成形工程S14とは、その順序は特に限定されず、いずれを先に行ってもよいし、同時に行ってもよい。
また、各実施形態において、センサモジュール11の準備工程S10では、センサ素子15や複数の電子部品67が回路基板13に予め実装されたセンサモジュール11を用いる例を説明した。この準備工程S10では、センサ素子15を実装するための回路基板13を備えるセンサモジュール11を準備できればよく、この時点ではセンサ素子15や各電子部品67が実装されていなくともよい。また、センサ素子15を回路基板13に実装する時点は、各モールド樹脂17、19の成形工程S12、S14の間でもよいし、これらの終了後でもよい。また、複数の電子部品67を回路基板13に実装する時点も、特に限られず、上側モールド樹脂17の成形工程S12の前であってもよい。
たとえば、センサ素子15や複数の電子部品67が実装されていない回路基板13を準備し(S10)、下側モールド樹脂19を成形し(S14)、その後にセンサ素子15や各電子部品67を回路基板13に実装してから、上側モールド樹脂17を成形してもよい(S12)。また、この例で更に説明すると、下側モールド樹脂19の成形後(S14)、センサ素子15を実装せずに各電子部品67を回路基板13に実装し、上側モールド樹脂17を成形してから(S12)、センサ素子15を回路基板13に実装してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、その特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
センサモジュール11は車両用空調装置に用いられる例を説明したが、その用途はこれに限られない。また、センサモジュール11は、流体流路の二箇所を流れる流体の圧力差を検出する差圧センサとして用いられる例を説明したが、流体流路の一箇所を流れる流体の圧力を検出する圧力センサとして用いられてもよい。この場合、回路基板13の導入孔35を形成せず、センサ素子15の中空部29内を下側圧力室39として設けてもよい。この場合、センサ素子15の中空部29内を真空状態に保持すると、上側圧力室37の圧力と真空圧との差圧である絶対圧をセンサ素子15により検出できる。また、センサ素子15の中空部29内を大気圧に開放すると、上側圧力室37の圧力と大気圧との差圧であるゲージ圧をセンサ素子15により検出できる。また、センサ素子15の上側圧力室37内を真空状態に保持してもよいし、大気圧に開放してもよい。
センサ素子15は、上側圧力室37内の第1流体と下側圧力室39内の第2流体との圧力差を受圧変位部23の上側受圧面、下側受圧面により受けて、受圧変位部23の変位を電気信号に出力して出力できればよい。センサ素子15は、ピエゾ抵抗型センサを説明したが、その他にも、静電容量型センサ、シリコンレゾナント型センサ等でもよい。ICチップ77に内蔵される信号処理回路はセンサ素子15に内蔵されてもよい。この場合、ICチップ77を回路基板13に実装しなくともよい。
複数の電子部品67はセンサ実装面21に実装される例を説明したが、これらは回路基板13の裏面41に実装されてもよい。この場合、回路基板13の第2スルーホールTh2や第3導体パターンP3を設けなくともよい。この場合、第1スルーホールTh1と電子部品67の間、電子部品67同士の間、電子部品67と外部接続用電極51の間が第2導体パターンP2を通して導通される。いずれの場合でも、センサ素子15と電子部品67や外部接続用電極51とは、第1平坦面79や第3平坦面93以外に形成される導体パターンP1〜P3を通して導通される。この導体パターンP1〜P3には、回路基板13の内部又は裏面41に形成される第2導体パターンP2が含まれる。
第1スルーホールTh1、第2スルーホールTh2は、回路基板13を貫通する貫通スルーホールを例に説明した。回路基板13が多層回路基板である場合、各スルーホールTh1、Th2は層間を貫通するビアホールとして構成されてもよい。各スルーホールTh1、Th2がビアホールとして構成される場合、第2導体パターンP2は、回路基板13の裏面ではなく、回路基板13の内層表面、つまり、回路基板13の内部に形成されてもよい。いずれの場合でも、第1スルーホールTh1はセンサ実装面21に開口することになる。
第1スルーホールTh1は下側モールド樹脂19により塞ぐ例を説明したが、下側モールド樹脂19により塞がず、電気絶縁性を有する半田、ゴム材料、ゲル材料等の蓋材により塞ぐようにしてもよい。ただし、下側モールド樹脂19により塞ぐ場合、蓋材を設けるための別工程を省略できる利点がある。
Th1 スルーホール、 11 圧力センサモジュール、 13 回路基板、 15 圧力センサ素子、 17 モールド樹脂、 21 センサ実装面、 35 導入孔、 41 裏面、 59 露出領域、 61 被覆領域、 79 第1平坦面、 83 第2平坦面、 85 露出領域、 87 被覆領域、 93 第3平坦面、 95 第4平坦面、 97 第1成形用金型、 99 第2成形用金型。

Claims (9)

  1. 流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールであって、
    回路基板と、
    前記回路基板に実装される圧力センサ素子と、
    前記回路基板のセンサ実装面を被覆する第1モールド樹脂と、を備え、
    前記第1モールド樹脂は、前記圧力センサ素子周りにある前記センサ実装面の一部を露出させるように設けられ、
    前記センサ実装面には、前記第1モールド樹脂からの露出領域において、前記圧力センサ素子を環状に取り囲むように第1平坦面が形成されることを特徴とする圧力センサモジュール。
  2. 前記回路基板は、前記第1平坦面の内周側に形成され、前記センサ実装面に開口するスルーホールを有し、
    前記圧力センサ素子は、前記回路基板の裏面又は内部に形成される導体パターンに前記スルーホールを介して導通されることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサモジュール。
  3. 前記回路基板の裏面を被覆する第2モールド樹脂を更に備え、
    前記スルーホールは、前記センサ実装面から前記回路基板の裏面にかけて貫通し、
    前記第2モールド樹脂は、前記回路基板の裏面にて前記スルーホールの開口を塞ぐように設けられることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサモジュール。
  4. 前記スルーホールは、前記センサ実装面側の開口周りに形成されるランド部を有し、
    前記第1平坦面は、前記ランド部の環状面と面一となるように、前記センサ実装面から突き出て形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の圧力センサモジュール。
  5. 前記センサ実装面には、前記第1モールド樹脂による被覆領域において、前記第1平坦面を環状に取り囲むように第2平坦面が形成され、
    前記第2平坦面は、樹脂材料により構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の圧力センサモジュール。
  6. 前記回路基板の裏面を被覆する第2モールド樹脂を更に備え、
    前記回路基板は、前記圧力センサ素子の裏側に導入孔が形成され、
    前記第2モールド樹脂は、前記導入孔周りにある前記回路基板の裏面の一部を露出させるように設けられ、
    前記回路基板の裏面には、前記第2モールド樹脂からの露出領域において、前記導入孔を環状に取り囲むように第3平坦面が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の圧力センサモジュール。
  7. 前記回路基板の裏面には、前記第2モールド樹脂による被覆領域において、前記第3平坦面を環状に取り囲むように第4平坦面が形成され、
    前記第4平坦面は、樹脂材料により構成されることを特徴とする請求項6に記載の圧力センサモジュール。
  8. 流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールの製造方法であって、
    圧力センサ素子を実装するための回路基板を備え、前記回路基板のセンサ実装面には、前記圧力センサ素子を実装するための実装位置を環状に取り囲むように第1平坦面が形成される圧力センサモジュールを準備する工程と、
    前記圧力センサ素子の実装位置の周りにある前記センサ実装面の一部を露出させるように、前記センサ実装面を被覆する第1モールド樹脂を成形する工程と、を含み、
    前記第1モールド樹脂の成形工程では、前記第1平坦面に対して第1成形用金型の対向面を全周に亘り重ね合わせた状態で、前記第1成形用金型内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、前記第1モールド樹脂を成形することを特徴とする圧力センサモジュールの製造方法。
  9. 前記準備工程では、前記回路基板は、前記圧力センサ素子の実装位置に導入孔が形成され、前記回路基板の裏面には、前記導入孔を環状に取り囲むように第3平坦面が形成される圧力センサモジュールを準備し、
    前記導入孔周りにある前記回路基板の裏面の一部を露出させるように、前記裏面を被覆する第2モールド樹脂を成形する工程を更に含み、
    前記第2モールド樹脂の成形工程では、前記第3平坦面に対して第2成形用金型の対向面を全周に亘り重ね合わせた状態で、前記第2成形用金型内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、前記第2モールド樹脂を成形することを特徴とする請求項8に記載の圧力センサモジュールの製造方法。
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