JP6435468B2 - 圧力センサモジュール及び圧力センサモジュールの製造方法 - Google Patents
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Description
図1は第1実施形態に係る圧力センサモジュール11(以下、センサモジュールという)の側面断面図を示す。
センサモジュール11は、車両用空調装置の流体流路の二箇所を流れる流体の圧力差を検出する差圧センサとして用いられる。センサモジュール11は、回路基板13と、圧力センサ素子15(以下、センサ素子という)と、上側モールド樹脂17(第1モールド樹脂)と、下側モールド樹脂19(第2モールド樹脂)とを備える。回路基板13はエポキシ樹脂等の樹脂材料を素材として構成される。回路基板13の詳細は後述する。
回路基板13には、外部電子機器と電気的に接続するための外部接続用電極51が複数設けられる。外部電子機器は、たとえば、空調装置を統括的に制御するECU(electric control unit)であり、外部接続用電極51はスルーホール電極である。外部接続用電極51には接続端子53(図1参照)が接続され、センサモジュール11は接続端子53を通してECUに電気的に接続される。
下側モールド樹脂19は、回路基板13の導入孔35とともに、導入孔35周りにある回路基板13の裏面41の一部を露出させるように下側凹部49が設けられる。回路基板13の裏面41の露出領域は一点鎖線S2で示す範囲の内側となる。
センサ実装面21には、上側モールド樹脂17からの露出領域59において、センサ素子15の他に、複数の第1導体パターンP1と、複数の第1スルーホールTh1とが形成される。また、センサ実装面21には、上側モールド樹脂17による被覆領域61において、複数の電子部品67が実装されるとともに、複数の第3導体パターンP3と、複数の第2スルーホールTh2とが形成される。第1導体パターンP1、第3導体パターンP3は銅箔等の導電性材料により構成される。後述する第2導体パターンP2も同様である。
回路基板13の裏面41には、下側モールド樹脂19による被覆領域87において、第1スルーホールTh1や第2スルーホールTh2とともに、複数の第2導体パターンP2が形成される。
まず、回路基板13を備えるセンサモジュール11を準備する(S10)。回路基板13には、センサ素子15とともに複数の電子部品67が予め実装され、さらに、各導体パターンP1〜P3が予め形成される。また、回路基板13には、上述の第1平坦面79や第3平坦面93が予め形成される。そして、後述の第1成形用金型97を用いて、上側モールド樹脂17を成形する(S12)。そして、後述の第2成形用金型99を用いて、下側モールド樹脂19を成形する(S14)。各モールド樹脂17、19はインサート成形により得られる。
第1成形用金型97は一対の金型である上金型97Aと下金型97Bにより構成される。上金型97Aは、第1成形キャビティ101と、収容キャビティ103と、第1壁部105を備える。
第2成形用金型99は一対の金型である上金型99Aと下金型99Bにより構成される。上金型99Aは、第1壁部105の形状を除き、第1成形用金型97の上金型97Aと同様の構成である。下金型99Bは、第2成形キャビティ109と、第2壁部111を備える。
回路基板13のセンサ実装面21には第1平坦面79が形成される。このため、上側モールド樹脂17の成形工程S12では、その第1平坦面79と第1成形用金型97の第1対向面107を全周に亘り重ね合わせた状態で、第1成形用金型97の第1成形キャビティ101に溶融樹脂を充填できる。回路基板13の第1平坦面79には導体パターンによる微細な凹凸が形成されておらず、第1平坦面79と第1対向面107の間での密着性が良好になる。よって、これらの間を通してセンサ素子15周りに溶融樹脂が漏れ難くなり、センサ素子15への溶融樹脂の接触を防ぎ、この結果、上側モールド樹脂17の接触を抑えられる。このため、上側モールド樹脂17の線膨張の影響によりセンサ素子15に作用する圧力を抑えられ、温度変化が生じたときでもセンサ素子による検出精度を確保でき、センサモジュール11としての信頼性が高められる。したがって、センサ素子15を上側モールド樹脂17から露出させた構造とするのに適したセンサモジュール11を提供できる。
図10は第2実施形態に係るセンサ実装面21のセンサ素子15近傍の拡大図を示す。本図では、上側モールド樹脂17を省略し、その露出領域59と被覆領域61の境界線L3を実線で示す。境界線L3は後述の第4導体パターンP4の外形線でもある。
第4導体パターンP4は、センサ実装面21より突き出る凸部として構成され、回路基板13の板厚方向端面が第1平坦面79として形成される。第1平坦面79はランド部117の環状面117aと面一となるように、センサ実装面21から突き出て形成される。
本実施形態では、第3成形用金型121を用いて、上側モールド樹脂17と下側モールド樹脂19の成形を同時に行う。
第3成形用金型121は、一対の金型である上金型121Aと下金型121Bにより構成される。上金型121Aは、上述の第1成形用金型97の上金型97Aと同様の構成であり、第1成形キャビティ101と、収容キャビティ103と、第1壁部105を有する。下金型121Bは、第2成形用金型99の下金型99と同様の構成であり、第2成形キャビティ109と、第2壁部111を有する。
第1平坦面79はランド部117の環状面117aと面一となるため、上金型121Aの第1対向面107は、第1平坦面79に重ね合わせるときに環状面117aにも重ね合わせられる。よって、上金型121Aの第1対向面107により第1スルーホールTh1を塞ぐことができ、下側モールド樹脂19用の溶融樹脂が第2成形キャビティ109内から第1スルーホールTh1を通して上金型121Aの収容キャビティ103内に漏れ出るのを防止しつつ、各モールド樹脂17、19を同時に成形できる。
Claims (7)
- 流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールであって、
回路基板と、
前記回路基板に実装される圧力センサ素子と、
前記回路基板のセンサ実装面を被覆する第1モールド樹脂と、
前記回路基板の裏面を被覆する第2モールド樹脂と、を備え、
前記第1モールド樹脂は、前記圧力センサ素子周りにある前記センサ実装面の一部を露出させるように設けられ、
前記センサ実装面には、前記第1モールド樹脂からの露出領域において、前記圧力センサ素子を環状に取り囲むように第1平坦面が形成され、
前記回路基板は、前記第1平坦面の内周側に形成され、前記センサ実装面に開口するスルーホールを有し、
前記圧力センサ素子は、前記回路基板の裏面又は内部に形成される導体パターンに前記スルーホールを介して導通され、
前記スルーホールは、前記センサ実装面から前記回路基板の裏面にかけて貫通し、
前記第2モールド樹脂は、前記回路基板の裏面にて前記スルーホールの開口を塞ぐように設けられることを特徴とする圧力センサモジュール。 - 前記スルーホールは、前記センサ実装面側の開口周りに形成されるランド部を有し、
前記第1平坦面は、前記ランド部の環状面と面一となるように、前記センサ実装面から突き出て形成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサモジュール。 - 前記センサ実装面には、前記第1モールド樹脂による被覆領域において、前記第1平坦面を環状に取り囲むように第2平坦面が形成され、
前記第2平坦面は、樹脂材料により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサモジュール。 - 流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールであって、
回路基板と、
前記回路基板に実装される圧力センサ素子と、
前記回路基板のセンサ実装面を被覆する第1モールド樹脂と、
前記回路基板の裏面を被覆する第2モールド樹脂と、を備え、
前記第1モールド樹脂は、前記圧力センサ素子周りにある前記センサ実装面の一部を露出させるように設けられ、
前記センサ実装面には、前記第1モールド樹脂からの露出領域において、前記圧力センサ素子を環状に取り囲むように第1平坦面が形成され、
前記回路基板は、前記圧力センサ素子の裏側に導入孔が形成され、
前記第2モールド樹脂は、前記導入孔周りにある前記回路基板の裏面の一部を露出させるように設けられ、
前記回路基板の裏面には、前記第2モールド樹脂からの露出領域において、前記導入孔を環状に取り囲むように第3平坦面が形成されることを特徴とする圧力センサモジュール。 - 前記回路基板の裏面には、前記第2モールド樹脂による被覆領域において、前記第3平坦面を環状に取り囲むように第4平坦面が形成され、
前記第4平坦面は、樹脂材料により構成されることを特徴とする請求項4に記載の圧力センサモジュール。 - 流体の圧力を検出するための圧力センサモジュールの製造方法であって、
圧力センサ素子を実装するための回路基板を備え、前記回路基板のセンサ実装面には、前記圧力センサ素子を実装するための実装位置を環状に取り囲むように第1平坦面が形成される圧力センサモジュールを準備する工程と、
前記圧力センサ素子の実装位置の周りにある前記センサ実装面の一部を露出させるように、前記センサ実装面を被覆する第1モールド樹脂を成形する工程と、を含み、
前記第1モールド樹脂の成形工程では、前記第1平坦面に対して第1成形用金型の対向面を全周に亘り重ね合わせた状態で、前記第1成形用金型内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、前記第1モールド樹脂を成形することを特徴とする圧力センサモジュールの製造方法。 - 前記準備工程では、前記回路基板は、前記圧力センサ素子の実装位置に導入孔が形成され、前記回路基板の裏面には、前記導入孔を環状に取り囲むように第3平坦面が形成される圧力センサモジュールを準備し、
前記導入孔周りにある前記回路基板の裏面の一部を露出させるように、前記裏面を被覆する第2モールド樹脂を成形する工程を更に含み、
前記第2モールド樹脂の成形工程では、前記第3平坦面に対して第2成形用金型の対向面を全周に亘り重ね合わせた状態で、前記第2成形用金型内に溶融樹脂を充填して硬化させることにより、前記第2モールド樹脂を成形することを特徴とする請求項6に記載の圧力センサモジュールの製造方法。
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