JP2016044412A - 構造物の補強構造及び構造物の補強方法 - Google Patents

構造物の補強構造及び構造物の補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】並んで配置される構造体及び張壁の周囲に空間がない場合にも、補強により張壁の倒壊を抑制することができる構造物の補強構造及び構造物の補強方法を提供する。【解決手段】構造耐力を負担するものとして設計された構造体である柱22,23と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁である張壁13とが並んで配置される構造物11Aの補強構造であって、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合して硬化させることによって形成される被覆膜15によって柱22,23及び張壁13の表面を被覆する。【選択図】図4

Description

本発明は、構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強構造及び同構造物の補強方法に関する。
従来、基礎の上に配置されたブロック塀の倒壊を抑制するために、ブロック塀の上端側に配置されたブロックを水平方向に延びる帯状部材によってつなぎ止めるとともに、この帯状部材と基礎とを垂直方向に延設されるロープ状部材及び弾性伸縮機構によって連結することによって、ブロック塀を補強する補強装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2009−62770号公報
ところで、上述したブロック塀のように、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁は、構造耐力を負担するように設計された構造体である基礎や柱などと並んで配置されて、空間を仕切る建具として用いられる。こうした張壁は、外から加えられる力に対して耐力を持たないため、地震等によって力が加わると、基礎や柱からずれて倒壊してしまうおそれがある。
上述の補強装置は、張壁であるブロック塀を、構造耐力を負担する基礎に対して連結することによって、ブロック塀の倒壊を抑制しようとするものであるが、上述のような補強装置は、張壁及び構造体の周囲に空間がなければ配置することができない、という課題がある。
なお、このような課題は、基礎の上に配置されたブロック塀に限らず、構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、並んで配置される構造体及び張壁の周囲に十分な空間がない場合にも、補強により張壁の倒壊を抑制することができる構造物の補強構造及び構造物の補強方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する構造物の補強構造は、構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強構造であって、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合して硬化させることによって形成される被覆膜によって前記構造体及び前記張壁の表面を被覆する。
この構成によれば、被覆膜が構造体及び張壁の表面を被覆することよって張壁を構造体と連結させることができるので、被覆膜によって張壁を補強することができる。また、この被覆膜は、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合して硬化させることによって形成されるので、構造体及び張壁の表面に薄く張り付けることができる。したがって、並んで配置される構造体及び張壁の周囲に十分な空間がない場合にも、補強により張壁の倒壊を抑制することができる。
上記構造物の補強構造においては、積み重ねられた複数のブロック体によって前記張壁が構成され、前記被覆膜が前記複数のブロック体の接続部分を被覆することが好ましい。
この構成によれば、被覆膜が複数のブロック体の接続部分を被覆することによって、積み重ねられたブロック体の崩落または飛散を抑制することができる。
上記構造物の補強構造において、前記構造体が断面多角形状をなし、前記被覆膜が前記構造体の角部を含んだ外面を被覆することが好ましい。
この構成によれば、被覆膜が断面多角形状をなす構造体の角部を被覆することによって、外力を受けた張壁が構造体から離れる方向に移動しようとしたときに、硬化した被覆膜が構造体の角部に引っかかることにより、外力を構造体によって受けることができる。したがって、被覆膜の構造体への付着力のみで外力を受ける場合よりも、より効果的に張壁の倒壊を抑制することができる。
上記構造物の補強構造は、前記被覆膜を前記構造体に対して固定する固定部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、固定部材によって被覆膜を構造体に対して固定することによって、外力を受けた張壁が被覆膜とともに構造体から離れる方向に移動しようとしたときに、被覆膜の構造体からの剥離を抑制することができる。したがって、被覆膜による構造体の被覆面積が少なく、被覆膜の構造体への付着力が十分確保できない場合にも、効果的に張壁の倒壊を抑制することができる。
上記課題を解決する構造物の補強方法は、構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強方法であって、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合した被覆材を前記構造体及び前記張壁に吹き付ける工程と、前記被覆材を硬化させて前記構造体及び前記張壁を被覆する被覆膜を形成する工程と、を備える。
この構成によれば、上記構造物の補強構造と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、並んで配置される構造体及び張壁の周囲に十分な空間がない場合にも、補強により張壁の倒壊を抑制することができる。
構造物の補強構造の第1実施形態を示す正面図。 構造物の補強構造の第1実施形態を示す側面図。 構造物の補強構造の第2実施形態を示す正面図。 図3における4−4線矢視端面図。 張壁が第1方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 ブロック体が第1方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 ブロック体が第2方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 構造物の補強構造の第3実施形態を示す断面図。 張壁が第1方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 張壁が第2方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 張壁が第2方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 張壁が第1方向に移動した場合の被覆膜の作用を説明する断面図。 構造物の補強構造の第2実施形態における第1変更例を示す断面図。 構造物の補強構造の第2実施形態における第2変更例を示す断面図。 構造物の補強構造の第3変更例を示す断面図。
以下、構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強構造及び同構造物の補強方法の実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の構造物11は、構造耐力を負担するものとして設計された構造体としての基礎12と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁13を備える。本実施形態の張壁は、例えば屋外などに設置されるブロック塀である。張壁13は、鉛直方向Zに積み重ねられた複数のブロック体14によって構成され、基礎12に支持される態様で、基礎12と鉛直方向Zに並んで配置される。基礎12及びブロック体14は、例えばコンクリートによって形成され、必要に応じて鉄筋等によって補強される。なお、以降の説明においては、張壁の短手方向を厚さ方向X、鉛直方向Z及び厚さ方向Xと交差する張壁が延びる方向を延設方向Yとする。
図2に示すように、本実施形態の基礎12は、地中に埋設される土台部12aと、張壁13と同じ厚さに形成される支持部12bとを備え、張壁13は支持部12bの上に載置されることによって、基礎12に支持される。
構造物11は、被覆膜15が構造体である基礎12の表面と張壁である張壁13の表面とを被覆することによって、補強される。被覆膜15は、張壁13の一面側にのみ設けてもよいし、張壁13の両面側に設けてもよい。
被覆膜15は、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料を主剤として、この主剤に硬化剤としてのイソシアネートを混合して被覆材としたものを、基礎12及び張壁13の表面に薄く付着させて硬化させることによって形成される。こうした被覆材としては、例えば、イソシアネート成分とポリアミン成分とを含む超速硬化型のポリウレア系樹脂を用いることができる。
被覆膜15は、少なくとも基礎12の一部(本実施形態では、支持部12bの外面)と張壁13との接続部分を被覆し、好ましくは、張壁13を構成する複数のブロック体14の接続部分(図1及び図2に斜線で示す目地部分)をも被覆する。さらに好ましくは、図1及び図2に示すように、被覆膜15は張壁13の一面及び同一面と並ぶ支持部12bの一面の全体を被覆する。
次に、構造体である基礎12と張壁である張壁13とを備える構造物11の補強方法について説明する。
まず、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む液状の樹脂材料に硬化剤となるイソシアネートを混合した被覆材を基礎12及び張壁13の表面に吹き付ける(吹付工程)。
そしてその後、所定時間静置することによって吹き付けた被覆材を硬化させて、基礎12及び張壁13の表面を被覆する被覆膜15を形成する(被覆膜形成工程)。被覆膜15は被覆材を対象物に直接吹き付けることで形成されるので、基礎12及び張壁13の表面に凹凸がある場合にも、対象物の表面に密着させることができる。
なお、被覆膜15の形成にあたっては、吹付工程の前に、基礎12の表面に1種または2種以上の下地材による下地処理を施す工程を追加してもよい。例えば、基礎12がコンクリートからなる場合には、ポリマーセメントやエポキシ樹脂などを下地材として塗布すると、被覆膜15を基礎12に対して良好に付着させることができる。この場合には、下地材も被覆膜15の一部を構成する。
被覆材の主剤としてポリオールを用いてイソシアネートを混合すると、ポリオールとイソシアネートがウレタン結合によって重合したウレタン樹脂となる。また、主剤としてポリアミンを用いてイソシアネートを混合すると、ポリアミンとイソシアネートとがウレア結合によって重合したポリウレア樹脂となる。
ポリウレア樹脂は、ウレタン樹脂と比較して硬化するまでの時間が短く、空気中の湿気や水分の影響を受けにくいために施工性や耐久性に優れるので、被覆膜15の材料としてより好ましい。なお、被覆膜15を形成する被覆材として、ポリオール及びポリアミンの両方を含む主剤にイソシアネートを混合した樹脂を用いることもできる。
そして、ウレタン樹脂またはポリウレア樹脂を主成分とする被覆膜15は、引張強度や耐摩耗性、耐油性に優れた補強膜となり、隣り合うブロック体14同士を連結するとともに、張壁13と基礎12とを連結する。
次に、第1実施形態にかかる構造物11の補強構造及び補強方法の作用について説明する。
図2に白抜き矢印で示すように、張壁13に対して、地震等によって構造体が配置されていない方向に外力が加わった場合には、同図に二点鎖線で示すように張壁13の下端と支持部12bとの位置がずれ、張壁13がバランスを崩して倒壊するおそれがある。また、このように張壁13が倒壊すると、倒壊した張壁13が地面に衝突して破壊され、ブロック体14が飛散して人や物にあたってしまうおそれがある。
その点、本実施形態の構造物11は、張壁13の少なくとも一面側が被覆膜15によって補強されているので、張壁13の支持部12bに対する位置ずれが抑制される。その結果、張壁13の倒壊が抑制される。また、複雑な振動や他の物体の衝突等によってブロック体14同士の接続部分が部分的に破壊されたり、張壁13が破壊により自立できない状態になったりしても、張壁13の全体を被覆膜15で被覆しておくことによって、ブロック体14の崩落や飛散が抑制される。さらに、張壁13にひび割れ等が生じた場合にも、被覆膜15による補強効果により、その後に加わる振動や衝撃による張壁13の崩落や倒壊が抑制される。
また、被覆膜15は、基礎12及び張壁13の外面を覆うので、上述した構造物11の補強方法は、新たに築造した張壁13の補強に限らず、既存の張壁13の補強のために用いることもできる。
以上詳述した第1実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)被覆膜15が基礎12及び張壁13の表面を被覆することよって張壁13を基礎12と連結させることができるので、被覆膜15によって張壁13を補強することができる。また、この被覆膜15は、ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合して硬化させることによって形成されるので、吹き付け等によって基礎12及び張壁13の表面に薄く張り付けることができる。したがって、並んで配置される基礎12及び張壁13の周囲に十分な空間がない場合にも、補強により張壁13の倒壊を抑制することができる。
(2)被覆膜15が複数のブロック体14の接続部分を被覆することによって、積み重ねられたブロック体14の崩落または飛散を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、構造物の補強構造の第2実施形態について、図3〜図7を参照して説明する。
なお、第2実施形態において第1実施形態と同じ符号を付したものは第1実施形態と同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては第1実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
図3に示すように、本実施形態の構造物11Aは、構造耐力を負担するものとして設計された構造体として、床21と、鉛直方向Zに延びる複数(本実施形態では2本)の柱22,23と、水平方向に延びる梁24と、を備える。また、構造物11は、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁13を備える。本実施形態の張壁は、例えば屋内などに設置されるブロック壁である。
張壁13は、床21と梁24の間に配置されることによって床21及び梁24と鉛直方向Zに並ぶとともに、柱22と柱23の間に配置されることによって柱22,23と水平方向に並ぶように配置される。
そして、構造物11Aは、被覆膜15が柱22,23及び梁24の表面の一部と張壁13の表面とを被覆することによって、補強される。なお、被覆膜15は張壁13の一面側のみに設けてもよいし、張壁13の両面側に設けてもよい。
図4に示すように、柱22,23が断面多角形状(本実施形態では断面四角形状)をなし、張壁13の外面と接する柱22,23の外面が、張壁13の延設方向Yと交差する方向に延びている場合には、被覆膜15が柱22,23の角部を含んだ外面を被覆することが好ましい。
また、図4に示すように、被覆膜15の端部が張壁13の外面13aと交差する方向に延びる柱22,23の外面22a,23aを覆う場合、その端部は、外力が働いた場合に張壁13が移動しやすい方向(例えば、張壁13の厚さ方向X)に延設されることになる。この場合には、張壁13が厚さ方向Xに移動した場合に被覆膜15の端部が柱22,23から剥がれやすいので、張壁13の厚さ方向Xと交差する柱22,23の外面22b,23bまで被覆膜15を延伸することが好ましい。
次に、第2実施形態にかかる構造物11Aの作用について説明する。
なお、以降の説明において、張壁13が被覆膜15から離れる方向に移動する場合の移動方向を第1方向−Fとして示し、張壁13が被覆膜15に近づく方向に移動する場合の移動方向を第2方向+Fとして示す。
地震等によって張壁13に対して第1方向−Fに外力が加わった場合には、図4に二点鎖線で示すように張壁13が第1方向−Fに移動して、張壁13が倒壊するおそれがある。その点、構造物11Aにおいて、張壁13は被覆膜15によって柱22,23及び梁24に連結されているので、被覆膜15の柱22,23及び梁24に対する付着力によって、張壁13の移動や倒壊が抑制される。
なお、図4に示すように、被覆膜15の端部を張壁13の第1方向−Fと交差する外面22b,23bまで延伸することによって、被覆膜15が柱22,23の角部を含む外面22a,22b及び外面23a,23bを被覆することになる。すると、張壁13が被覆膜15とともに第1方向−Fに移動しようとしたときに、硬化した被覆膜15が柱22,23の角や外面22b,23bに引っかかるので、外力を柱22,23で受けることができる。これにより、被覆膜15の外面22a,23aに付着する付着面にかかる負荷が低減されるので、被覆膜15が柱22,23から剥離しにくい。
また、被覆膜15が柱22,23の角部を含んだ外面を被覆しておけば、図4に二点鎖線で示すように被覆膜15が外面22a,23aから剥離したとしても、被覆膜15が外面22b,23bに付着しているので、被覆膜15の柱22,23からの剥離が抑制される。
また、図5に白抜き矢印で示すように、張壁13の第1方向−Fへの移動によって被覆膜15の一部が張壁13と柱22の接続部分から剥離したとしても、被覆膜15の剥離した部分に作用する力を、張壁13及び柱22に付着した部分で支えることにより、張壁13の移動が抑制される。
さらに、被覆膜15が弾性力を備えることにより、張壁13が第1方向−Fに移動したとしても、被覆膜15の弾性復元力によって張壁13を元の位置に戻すことができる。
加えて、図6に示すように、張壁13を構成するブロック体14同士の接続部分が破壊されて、ブロック体14が隣接するブロック体14から離れる方向に移動した場合にも、図6に白抜き矢印で示すように被覆膜15に力が作用して、ブロック体14の移動が抑制される。
同様に、図7に示すように張壁13に第2方向+Fに向かう外力が加わって、張壁13を構成するブロック体14同士の接続部分が破壊され、ブロック体14が隣接するブロック体14から離れる方向に移動した場合にも、図7に白抜き矢印で示すように被覆膜15に力が作用して、ブロック体14の第2方向+Fへの移動が抑制される。
また、被覆膜15によって張壁13の上端を梁24に連結しておくことによって、張壁13の倒壊が効果的に抑制される。さらに、ブロック体14同士の接続部分が部分的に破壊されたり、張壁13が破壊により自立できない状態になったりしても、被覆膜15がブロック体14を柱22,23または梁24につなぎ止めることによって、ブロック体14の落下や張壁13の崩落が抑制される。
以上詳述した第2実施形態によれば、上記(1),(2)の効果に加えて、次のような効果が発揮される。
(3)被覆膜15が断面多角形状をなす柱22,23の角部を被覆することによって、外力を受けた張壁13が柱22,23から離れる方向に移動しようとしたときに、硬化した被覆膜15が柱22,23の角部に引っかかることにより、外力を柱22,23によって受けることができる。したがって、被覆膜15の柱22,23への付着力のみで外力を受ける場合よりも、より効果的に張壁13の倒壊を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、構造物の補強構造の第3実施形態について、図8〜図12を参照して説明する。
なお、第3実施形態において、第1実施形態または第2実施形態と同じ符号を付したものは、各実施形態と同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては上記各実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
図8に示すように、本実施形態の構造物11Bは、構造体としての柱25(25A,25B,25C,25D,25E,25F,25G)及び構造体としての構造壁26(26A,26B)と、張壁27(27A,27B,27C,27D,27E,27F)と、を備える。張壁27は柱25及び構造壁26と水平方向に並んで配置される。
そして、構造物11Bは、被覆膜15(15A,15B,15C,15D,15E)が柱25または構造壁26の表面の一部と、張壁27の表面とを被覆することによって、補強される。
なお、被覆膜15A,15B,15C,15D,15Eは被覆膜15のバリエーションを例示したものであるので、必ずしも一つの構造物11Bが全ての被覆膜15を備える必要はなく、構造物11Bを構成する構造体の種類や配置に応じて任意に選択したり組み合わせたりすることができる。また、被覆膜15は張壁27の一面側のみに設けてもよいし、張壁27の両面側に設けてもよい。
被覆膜15Aは、水平方向に離れて配置された断面四角形状の2つの柱25A,25Bの外面の一部と、柱25A,25Bの間に配置された張壁27Aの一面(外面)と、を被覆する。張壁27の外面と接する柱25A,25Bの外面は、張壁27の外面と交差する方向に延びているため、被覆膜15Aは、柱25A,25Bと張壁27とが接する部分が屈曲している。
この場合、被覆膜15Aが屈曲する部分にL型鋼などの固定部材28を添えて、固定部材28に挿通したボルト等の固定ピン(図示略)によって被覆膜15Aの端部を柱25A,25B及び張壁27Aに対して固定することが好ましい。このようにすれば、固定部材28及び固定ピンによって、被覆膜15Aの柱25A,25B及び張壁27Aに対する付着力を補うことができる。
被覆膜15Bは、水平方向に離れて配置された断面四角形状の3つの柱25C,25D,25Eの外面の一部と、柱25C,25Dの間及び柱25D,25Eの間にそれぞれ配置された張壁27B,27Cの一面(外面)と、を被覆している。そして、2つの張壁27B,27Cの外面と接する柱25C,25D,25Eの外面は、張壁27の外面と交差する方向に延びているため、被覆膜15Bは、柱25と張壁27とが接する部分が屈曲している。
また、被覆膜15Bの一端部は柱25Cの2つの角部を覆うように延伸される一方で、被覆膜15Bの他端部は柱25Eの1つの角部を覆うように延伸される。この場合、被覆膜15Bの他端部は、一端部よりも柱25に対する付着力が不足するおそれがあるので、柱25Eの角部から他端までの長さL2を、柱25Cの角部から一端までの長さL1よりも長くすることが好ましい。
被覆膜15Cは、水平方向に離れて配置された断面四角形状の2つの柱25E,25Fの外面の一部と、柱25E,25Fの間に配置された張壁27Dの一面(外面)と、を被覆している。
柱25E,25Fの外面と張壁27Dの外面とはほぼ面一をなしている。また、張壁27Dの延設方向Y(図8では左右方向)において、柱25Eを覆う被覆膜15Cの一端部(図5では右端部)の長さL3よりも、柱25Fを覆う被覆膜15Cの他端部(図8では左端部)の長さL4の方が短い。
そのため、被覆膜15Cの他端部に板状の固定部材29を添えて、固定部材29に挿通したボルト等の固定ピン(図示略)によって被覆膜15Cの一端部を柱25Fに対して固定することが好ましい。このようにすれば、例えば柱25Fの外面の一部に配線や装飾が施されるなどにより、被覆膜15の柱25Fに対する付着面の面積を十分に確保できない場合に、固定部材29及び固定ピンによって被覆膜15Cの柱25Fに対する付着力を補強することができる。
被覆膜15Dは、水平方向に離れて配置された断面四角形状の2つの柱25F,25Gの外面の一部と、柱25F,25Gの間に配置された張壁27Eの一面(外面)と、を被覆している。
柱25F,25Gの外面と張壁27Eの外面とはほぼ面一をなしている。また、張壁27Eの延設方向Y(図8では左右方向)において、柱25Fを覆う被覆膜15Dの一端部(図8では右端部)の長さL5の方が、柱25Gを覆う被覆膜15Dの他端部(図8では左端部)の長さL6よりも短い。そのため、被覆膜15Dの一端部に板状の固定部材29を添えて、固定部材29に挿通したボルト等の固定ピン(図示略)によって被覆膜15Dの一端部を柱25Fに対して固定することが好ましい。
被覆膜15Eは、水平方向に離れて配置された2つの構造壁26A,26Bの外面の一部と、構造壁26A,26Bの間に配置された張壁27Fの一面(外面)と、を被覆している。そして、構造壁26A,26Bの外面と張壁27Fの外面とはほぼ面一をなしている。
張壁27Fの延設方向Yにおいて、構造壁26Aを覆う被覆膜15Eの一端部の長さL7は、構造壁26Bを覆う被覆膜15Eの他端部の長さL8よりも短い。そのため、被覆膜15Eの一端部に板状の固定部材29を添えて、固定部材29に挿通したボルト等の固定ピン(図示略)によって被覆膜15Eの一端部を構造壁26Aに対して固定することが好ましい。
次に、第3実施形態にかかる構造物11Bの作用について説明する。
地震等によって張壁27に外力が加わった場合には、張壁27がその厚さ方向Xなど、構造体が配置されていない方向に移動して、張壁27が倒壊するおそれがある。その点、構造物11Bにおいて、張壁27は被覆膜15によって柱25または構造壁26に連結されているので、被覆膜15の柱25または構造壁26に対する付着力によって、張壁27の移動や倒壊が抑制される。
図9に示すように、被覆膜15Aの端部が柱25A,25Bの角部にかかっていない場合にも、被覆膜15Aの端部を固定部材28及び固定ピンによって固定しておけば、張壁27が移動して被覆膜15Aの一部が剥離した場合にも、図9に白抜き矢印で示すように被覆膜15Aに力が作用して、張壁27の移動が抑制される。
被覆膜15Bは、柱25C,25D,25Eの角部を含んだ外面を被覆するので、その一部が柱25から剥離したとしても、被覆膜15Bの剥離した部分に作用する力を張壁27B,27C及び柱25C,25D,25Eに付着した部分で支えることにより、張壁27B,27Cの移動が抑制される。
図10に示すように、面一をなす柱25Eと張壁27Dの外面を被覆膜15Cが被覆する場合に、張壁27Dが第2方向+Fに移動して被覆膜15Cの一部が柱25Eから剥離したとしても、柱25Eを覆う被覆膜15Cの長さL3を長くしておけば、被覆膜15Cを介して張壁27を柱25Eにつなぎ止めておくことができる。すなわち、図10に白抜き矢印で示すように、被覆膜15Cの剥離した部分に作用する力を、張壁27D及び柱25Eに付着した部分で支えることにより、張壁27Dの移動が抑制される。
図11に示すように、面一をなす柱25Gと張壁27Eの外面を被覆膜15Dが被覆する場合に、被覆膜15Cを柱25Gの角にかけておけば、張壁27Eが第2方向+Fに移動したとしても、図11に白抜き矢印で示すように被覆膜15Cに作用する力の方向を変化させて、被覆膜15Cが柱25Gから一気に剥離しないようにすることができる。
図12に示すように、面一をなす構造壁26Bと張壁27Fの外面を被覆膜15Eが被覆する場合に、張壁27Fが第1方向−Fに移動して被覆膜15Eの一部が構造壁26Bから剥離したとしても、構造壁26Bを覆う被覆膜15Eの長さL8を長くしておけば、被覆膜15Eを介して張壁27Fを構造壁26Bにつなぎ止めておくことができる。すなわち、図12に白抜き矢印で示すように、被覆膜15Eの剥離した部分に作用する力を、張壁27F及び構造壁26Bに付着した部分で支えることにより、張壁27Fの移動が抑制される。
そして、張壁27と、その延設方向Yにおける両側に並ぶ柱25または構造壁26とを被覆膜15によって連結しておくことによって、張壁27が破壊により自立できない状態になっても、被覆膜15が張壁27を柱25または構造壁26につなぎ止めるので、張壁27の崩落が抑制される。
以上詳述した第3実施形態によれば、上記(1),(3)の効果に加えて、次のような効果が発揮される。
(4)固定部材28,29によって被覆膜15を柱25または構造壁26に対して固定することによって、外力を受けた張壁27が被覆膜15とともに柱25または構造壁26から離れる方向に移動しようとしたときに、被覆膜15の柱25または構造壁26からの剥離を抑制することができる。したがって、被覆膜15による構造体の被覆面積が少なく、被覆膜15の構造体への付着力が十分確保できない場合にも、効果的に張壁の倒壊を抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・第1実施形態及び第2実施形態におけるブロック体14は、立方体形状のコンクリートブロックに限らず、例えばブロック体14として立方体形状でない石、レンガ、板状の木片などを用いてもよい。また、ブロック体14は必ずしも水平方向及び鉛直方向Zの両方向に積み重ねなくてもよく、例えば縦長のブロック体14を水平方向に並べるようにしてもよいし、横長のブロック体14を鉛直方向Zに積み重ねてもよい。さらに、ブロック体14の大きさ、形状、積み方及び接続方法も、任意に変更することができる。
・図13に示す第1変更例ように、第2実施形態の構造物11Aにおいて、被覆膜15が柱22,23の角部を覆わなくてもよい。この場合には、被覆膜15が屈曲する部分にL型鋼などの固定部材28を添えて、固定部材28に挿通したボルト等の固定ピン30によって被覆膜15の端部を柱22,23に対して固定することが好ましい。
・図14に第2変更例として示す第2実施形態の構造物11Aのように、被覆膜15によって柱22,23及び張壁13の側面(鉛直方向Z及び延設方向Yに延びる外面)全体を覆うようにしてもよい。
・第2実施形態の構造物11Aにおいて、被覆膜15を床21まで延伸してもよい。
・第2実施形態の構造物11Aにおいて、被覆膜15が柱22,23及び梁24のうちいずれかを被覆しなくてもよい。
・図15に第3変更例として示すように、支持部12bが突設されない基礎12(または床)の上にブロック体14を積み重ねることによって、張壁13を構成してもよい。この場合には、張壁13が載置される基礎12の上面を被覆膜15で被覆すればよい。
・被覆膜15が構造体の一部及び張壁13,27の一部のみを被覆するようにしてもよい。例えば、被覆膜15が構造体と張壁13,27のつなぎ目付近のみを帯状に被覆するようにしてもよい。また被覆膜15が張壁13を構成するブロック体14同士のつなぎ目と、張壁13と構造体のつなぎ目とを網目状に被覆するようにしてもよい。
・構造体は断面四角形状に限らず、例えば断面円形状など、任意の形状に変更することができる。
・張壁が敷地、建物または部屋などの空間の内外を仕切る物である場合に、張壁において空間の内側を向く内面に被覆膜15を設けてもよいし、空間の外側を向く外面に被覆膜15を設けてもよい。
11,11A,11B…構造物、12…構造体としての基礎、13,27,27A,27B,27C,27D,27E,27F…張壁、14…ブロック体、15,15A,15B,15C,15D,15E,15G…被覆膜、22,23,25,25A,25B,25C,25D,25E,25F,25G…構造体としての柱、22a,22b,23a,23b…外面、24…構造体としての梁、26,26A,26B…構造体としての構造壁、28,29…固定部材。

Claims (5)

  1. 構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強構造であって、
    ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合して硬化させることによって形成される被覆膜によって前記構造体及び前記張壁の表面を被覆する構造物の補強構造。
  2. 積み重ねられた複数のブロック体によって前記張壁が構成され、
    前記被覆膜が前記複数のブロック体の接続部分を被覆する
    請求項1に記載の構造物の補強構造。
  3. 前記構造体が断面多角形状をなし、
    前記被覆膜が前記構造体の角部を含んだ外面を被覆する
    請求項1または請求項2に記載の構造物の補強構造。
  4. 前記被覆膜を前記構造体に対して固定する固定部材を備える
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の構造物の補強構造。
  5. 構造耐力を負担するものとして設計された構造体と、構造耐力を負担しないものとして設計された張壁とが並んで配置される構造物の補強方法であって、
    ポリオール及びアミンのうち少なくとも一方を含む樹脂材料にイソシアネートを混合した被覆材を前記構造体及び前記張壁に吹き付ける工程と、
    前記被覆材を硬化させて前記構造体及び前記張壁を被覆する被覆膜を形成する工程と、
    を備える構造物の補強方法。
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