JP2016023414A - 柱・梁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着体突起を無くした柱・梁構造を提供する。
【解決手段】支圧板242,252を備えた定着体240,250と定着体240,250から梁220,230内に延びるシース222,232とが2本の梁220,230それぞれに対応して備えられて、一方の梁(例えば梁220)内に延びるシース222が、他方の梁(例えば梁230)内に延びるシース232が繋がる相手側定着体250の支圧板252の背面を通る位置に配設され、シース222,232の、相手側定着体250,240側に、シース222,232に近接配列された格子鉄筋217を備え、定着体240,250が鉄筋コンクリート柱210に突出部を形成することなく、鉄筋コンクリート柱210に埋め込まれている。
【選択図】図5
【解決手段】支圧板242,252を備えた定着体240,250と定着体240,250から梁220,230内に延びるシース222,232とが2本の梁220,230それぞれに対応して備えられて、一方の梁(例えば梁220)内に延びるシース222が、他方の梁(例えば梁230)内に延びるシース232が繋がる相手側定着体250の支圧板252の背面を通る位置に配設され、シース222,232の、相手側定着体250,240側に、シース222,232に近接配列された格子鉄筋217を備え、定着体240,250が鉄筋コンクリート柱210に突出部を形成することなく、鉄筋コンクリート柱210に埋め込まれている。
【選択図】図5
Description
本発明は、鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、プレストレスト・コンクリート梁とを有する柱・梁構造に関する。
PCaPC造建物における隅柱および側柱では、梁のPCケーブル定着体、補強スパイラル筋、直交するPCケーブル、鉄筋などが混在するため、構造的に必要な柱寸法の柱梁接合部内に定着体を納めることが困難な場合が多く、その際には定着体が断面内に収まるように柱断面を大きくするか、あるいは、特許文献1、非特許文献1などに示されているように柱部に定着体を納めるための突起を設けることにより対処している。これらの対処法では、柱断面の増大が部材数量増によるコストアップにつながり、また、柱梁接合部内に定着体を納めて柱部の突起を解消したいとの要望に応えることができない。
プレストレストコンクリート設計施工規準・同解説 編集・著作人 社団法人日本建築学会 発売所 丸善株式会社
本発明は、定着体に起因する突起を無くした柱・梁構造を提供することを目的とする。
本発明の柱・梁構造のうちの、隅柱に適用される第1の柱・梁構造は、鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、その柱から互いに直交する向きに延びる2本のプレストレストコンクリート梁とを有する柱・梁構造であって、
支圧板を備えた定着体とその定着体から梁内に延びるシースとが上記の2本の梁それぞれに対応して備えられて、一方の梁内に延びるシースが、他方の梁内に延びるシースが繋がる相手側定着体の支圧板の背面を通る位置に配設され、
上記シースの、相手側定着体側に、シースに近接配列された格子鉄筋を備え、
柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく定着体が柱に埋め込まれていることを特徴とする。
支圧板を備えた定着体とその定着体から梁内に延びるシースとが上記の2本の梁それぞれに対応して備えられて、一方の梁内に延びるシースが、他方の梁内に延びるシースが繋がる相手側定着体の支圧板の背面を通る位置に配設され、
上記シースの、相手側定着体側に、シースに近接配列された格子鉄筋を備え、
柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく定着体が柱に埋め込まれていることを特徴とする。
また、本発明のうちの、側柱に適用される第2の柱・梁構造は、
鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、その柱から延びる第1のプレストレストコンクリート梁と、第1のプレストレスト・コンクリート梁とは直交する向きに、その柱を通過して延びる第2のプレストレスト・コンクリート梁とを有する柱・梁構造であって、
柱内から第1のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第1のシースと、
柱内において第1のシースに接続された、支圧板を備えた定着体と、
支圧板の背面を通り柱を貫通して第2のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第2のシースと、
第2のシースの上記の定着体側に近傍配列された格子鉄筋とを備え、
柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく定着体が柱に埋め込まれていることを特徴とする。
鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、その柱から延びる第1のプレストレストコンクリート梁と、第1のプレストレスト・コンクリート梁とは直交する向きに、その柱を通過して延びる第2のプレストレスト・コンクリート梁とを有する柱・梁構造であって、
柱内から第1のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第1のシースと、
柱内において第1のシースに接続された、支圧板を備えた定着体と、
支圧板の背面を通り柱を貫通して第2のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第2のシースと、
第2のシースの上記の定着体側に近傍配列された格子鉄筋とを備え、
柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく定着体が柱に埋め込まれていることを特徴とする。
ここで、本発明の第1の柱・梁構造および第2の柱・梁構造のいずれにおいても、上記支圧板が、割裂補強筋を不要とする支圧応力となる大きさの支圧板であることが好ましい。
本発明の柱・梁構造によれば、柱・梁接合部以外の部分の柱断面をむやみに増大させることなく、かつ柱に突出部を形成することもなく、確実な構造安全性を備えた柱・梁構造を構築することができる。
以下、本発明に対する比較例の柱・梁構造の一例について説明し、その後、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、従来のPC建築物等の隅角部のPCaPC柱・梁の接合部の配筋およびPC定着構造を示す平面図であり、定着体が断面内に収まるように、構造的に必要な柱寸法よりも柱断面を大きくした例である。
図1には、柱10と、その柱10から互いに直交する向きに延びる2本の梁20,30が示されている。コンクリートはプロフィールのみ示されている。また、梁20,30内の配筋は図示省略されている。
一方の梁20には、上下左右の計4本のPCケーブル21が配設されている。これらの各PCケーブル21は、シース22で覆われている。梁20は、目地材23を介して柱10の側面に接続されている。PCケーブル21の定着体40は、柱10内に設けられている。
もう一方の梁30にも、左右2本、上下2本の計4本のPCケーブル31が各シース32内に配設されている。この梁30は、目地材33を介して柱10の側面に接続されている。PCケーブル31の定着体50は柱10内に設けられている。柱10は、プレキャストコンクリート柱であり、複数本のPC鋼棒11が用いられている。各PC鋼棒11は各シース12に覆われている。また、柱10内には、主筋13やフープ筋14が配設されている。フープ筋14は、ケーブル定着部を避けて、配置可能な部分を探して配筋されている。柱10と梁20,30は、目地材23,33を介して接合され、柱10内に定着体40,50が配設され、梁20,30内のPCケーブル21,31の端部が定着されている。定着体40,50には、図1に示すように、割裂応力を負担するスパイラル筋41,51が設けられている。このため、定着体40,50どうしの干渉を防止するために、定着体40と定着体50を図1に示すように互いに離れた位置に配設せざるを得ないなど、定着体や鉄筋の配列が大きく制約され、またフープ筋を配設するためにも多くの制約がある。
この図1に示す例は、鉛直に延びるPC鋼棒11が柱10の4隅に配置されているため、この柱10は定着体40が配置されている部分だけでなく、柱10の全体がこの図1に示す断面の柱寸法を有する。すなわち、この図1は、定着体が柱断面内に収まるように、構造的に必要な柱寸法よりも柱断面を大きくした例である。
図2,図3も図1と同様、従来のPC建築物等の隅角部のPCaPC柱・梁接合部の配筋およびPC定着構造を示す、それぞれ平面図、および側面図である。これら図2,図3は、柱部に定着部を納めるための突起を設けた例である。図2に示す破線が、柱の標準断面と突起部119との境界である。
これら図2,図3に示す例においても、図1に示す例と同様、柱110と、その柱110から互いに直交する向きに延びる2本の梁120,130が示されている。コンクリートはプロフィールのみ示されている。また、梁120,130内の配筋は図示省略されている。また、図3に示すように、この柱110の上には目地材113を介して次の柱110’が接続される。ここでは、上に接続される柱110’についての配筋等についても図示省略されている。
一方の梁120には、上下左右の計4本のPCケーブル121が配設されている。これらの各PCケーブル121は、シース122で覆われている。梁120は、目地材123を介して柱110の側面に接続されている。PCケーブル121の定着体140は、柱110の突起部119内に設けられている。
もう一方の梁130にも、上下2本左右2本の、計4本のPCケーブル131が各シース132内に配設されている。この梁130は、目地材133を介して柱110の側面に接続されている。PCケーブル131の定着体150は柱110の突出部119内に設けられている。
柱110は、プレキャストコンクリート柱であり、複数本のPC鋼棒111が用いられている。各PC鋼棒111は各シース112に覆われている。図3に示すように、それらのPC鋼棒111の上端は、ナット118により支圧板117に固定されている。これら複数本のPC鋼棒111は、いずれも、突出部119に食み出ることなく、柱110の標準断面内に配置されている。また、柱110には、フープ筋114や主筋(不図示)が配置されている。これらのフープ筋114等も柱110の標準断面内に配置されている。
柱110と梁120,130は、目地材123,133を介して接合され、柱110の突出部119内に定着体140,150が配設されて、梁120,130内のPCケーブル121,131の端部が定着体140,150に定着されている。定着体140,150には、割裂応力を負担するスパイラル筋141,151が設けられている。このため、この図2,図3に示す例においても、定着体140,150を互いに離れた位置に配設せざるを得ない。また、柱110の断面寸法を構造的に必要な寸法に収めようとすると定着体140,150がその寸法に収まらないため突出部119が形成されてしまうなど、大きな制約がある。
図4は、図2,図3に示すような、スパイラル筋を備えた定着体が用いられた建築物の外観の一例を示した図である。
図2,図3のような定着体を用い、柱の断面寸法を構造上必要な断面寸法に収めようとすると、その定着体の部分に突出部119が設けられた構造の柱となり、建物の意匠上問題となる。この突出部119は、隅柱110だけでなく側柱160にも形成されている。
比較例についての以上の説明を踏まえ、以下、本発明の実施形態について説明する。
図5,図6は、本発明の一実施形態としてのPC建築物等の隅角部のPCaPC柱・梁の接合部の配筋およびPC定着構造を示す、それぞれ平面図および図5のA−A矢視図である。
ここには、柱210と、その柱210から互いに直交する向きに延びる2本の梁220,230が示されている。コンクリートはプロフィールのみ示されている。また、梁220,230内の配筋は図示省略されている。また、柱210についても一部のフープ筋等の図示が省略されている。さらに、図6に示すように、この柱210上には、目地材213を介して次の柱210’が接続される。ここでは、上に接続される柱210’についての配筋等についても図示省略されている。
一方の梁220には、上下左右2本ずつの計4本のPCケーブル221が配設され、それぞれがシース222に覆われている。梁220は目地材223を介して柱210の側面に接続されている。PCケーブル221の定着体240は柱210内に設けられている。
もう一方の梁230にも、左右2本、上下2本、計4本のPCケーブル231が各シース232内に配設されている。この梁230は、目地材233を介して柱210の側面に接続されている。PCケーブル231の定着体250は、柱210内に設けられている。
柱210は、プレキャストコンクリート柱であり、複数本のPC鋼棒211が配設されている。各PC鋼棒211は、各シース212に覆われている。また、柱210内には、主筋213やフープ筋214が配設されている。
柱210と梁220,230は、目地材223,233を介して接合され、柱210内に定着体240,250が配設され、それらの定着体240,250に、梁220,230内のPCケーブル221,231の端部がそれぞれ定着されている。
各定着体240,250は、鋼管241,251の端部に支圧板242,252を備え、各鋼管241,251内にアンカーディスク243,253を備えた構造を有する。支圧板242,252は、本実施形態では、計算上、柱210内にコンクリートが完全充填されていた場合に割裂補強筋を不要とする大きさとなっている。具体的には、本実施形態では、この支圧板242,252として、支圧応力が53N/mm2以下となる縦300mm×横240mmの大きさの鋼板が用いられている。このため、この支圧板242,252を配設したことで支圧の負担自体は十分である。ただし、ここでは、図5に示すように、2本の梁220,230のうちの一方の梁220内に延びるシース222は、柱210内において、もう一方の梁230内に延びるシース232が繋がっている相手側定着体250の支圧板252の背面に配設されている。すなわち、シース222は、梁230の延びる、図5に示す矢印Y方向に見たときに、少なくとも一部が相手側定着体250の支圧板252の背面に隠れるようにしてその支圧板252よりも柱210の内側を通過する位置に配設されている。またこれと同様に、2本の梁220,230のうちのもう一方の梁230内に延びるシース232は、柱210内において、梁220内に延びるシース222が繋がっている相手側定着体240の支圧板242の背面を通る位置に配設されている(図6を合わせて参照)。このため、ここでは、それらのシース222,232の、各相手側定着体250,240側の各シース222,232寄りの位置に、横筋215と縦筋216とからなる格子鉄筋217が配設されている。これにより、PCケーブル221,231の緊張力によりシース222,232が潰れて定着体240,250が柱210内にめり込むことなどの不具合の発生が防止されている。
本実施形態によれば、十分な強度を保ちながら、直交方向に延びるシース222,232を、相手側定着体250,240の支圧板252,242の背面に重なる高さ位置を通過するように互いに近接配置することができる。これにより、柱210に、定着体240,250を収めるための突起を設ける必要がなくなり、意匠上優れた建築物を構築することができる。また、柱断面を構造的に必要な柱寸法よりも大きくする必要も無くコストアップを防ぐことができる。
尚、本実施形態では、各梁220,230内にそれぞれ4本ずつのPCケーブル221,231が配設されている例について説明したが、これは例示に過ぎず、構造設計上必要な本数のPCケーブルが配設される。
上記の図5,図6に示す実施形態は、隅柱210(図4に示す隅柱110参照)に適用される柱・梁構造の一例である。次に側柱(図4に示す側柱160参照)に適用される柱・梁構造の一例について説明する。
図7は、本発明の一実施形態としてのPC建築物等の側柱部のPCaPC柱・梁接合部の配筋およびPC定着構造を示す平面図である。
ここには、柱260と、その柱260から延びる2本の梁270,280が示されている。コンクリートはプロフィールのみ示されている。また、梁270,280内の配筋は図示省略されている。また、柱260についても一部のフープ筋等の図示が省略されている。前述の実施形態における図6と同様、この柱260の上には、目地材を介して次の柱が接続されるが、本実施形態では、上に接続される柱については図示を省略する。
一方の梁270は、柱260から延びる、本発明にいうプレストレスト・コンクリート柱の一例に相当する。この梁270には、上下左右2本ずつの計4本のPCケーブル271が配設され、それぞれがシース272に覆われている。梁270は目地材273を介して柱260の側面に接続されている。PCケーブル271の定着体290は柱260内に設けられている。
もう一方の梁280は、梁270と直交する向きに、柱260を通過して延びている。この梁280は、本発明にいう第2のプレストレスト・コンクリート柱の一例に相当する。この梁280にも、左右2本、上下2本、計4本のPCケーブル281が各シース282内に配設されている。この梁280は、目地材283を介して柱260の側面に接続されている。
柱260は、プレキャスト・コンクリート柱であり、複数本のPC鋼棒261が配設されている。各PC鋼棒261は、各シース262に覆われている。また、柱260内には、主筋263やフープ筋264が配設されている。
柱260と梁270,280は、目地材273,283を介して接合されている。柱260内には定着体290が配設され、その定着体290に、梁270内のPCケーブル271の端部がそれぞれ定着されている。
定着体290は、鋼管291の端部に支圧板292を備え、鋼管291内にアンカーディスク293を備えた構造を有する。支圧板292は、本実施形態では、計算上、柱260内にコンクリートが完全充填されていた場合に割裂補強筋を不要とする大きさとなっている。具体的には、前述の実施形態と同様、本実施形態でも、この支圧板292として、支圧応力が53N/mm2以下となる縦300mm×横240mmの大きさの鋼板が用いられている。このため、この支圧板292を配設したことで支圧の負担自体は十分である。ただし本実施形態では、2本の梁270,280のうちの一方の梁280内に延びるシース282は、柱260内において、もう一方の梁270内に延びるシース272が繋がっている定着体290の支圧板292の背面に配設されている。すなわち、シース282は、梁270の延びる、図7に示す矢印X方向に見たときに、少なくとも一部が定着体290の支圧板292の背面に隠れるようにして、その支圧板292よりも柱260の内側を通過する位置に配設されている。このため、ここでは、シース282の定着体290側の、シース282寄りの位置に、横筋265と縦筋266とからなる格子鉄筋267が配設されている。これにより、PCケーブル271の緊張力によりシース282が潰れて定着体290が柱260内にめり込むことなどの不具合の発生が防止されている。
本実施形態によれば、十分な強度を保ちながら、シース282を、定着体290の支圧板292の背面に重なる高さ位置を通過するように近接配置することができる。これにより、柱260に、定着体290を収めるための突起を設ける必要がなくなり、意匠上優れた建築物を構築することができる。また、柱断面を構造的に必要な柱寸法よりも大きくする必要も無くコストアップを防ぐことができる。
尚、本実施形態でも、各梁270,280内にそれぞれ4本ずつのPCケーブル271,281が配設されている例について説明したが、これは例示に過ぎず、構造設計上必要な本数のPCケーブルが配設される。
また、上述のいずれの実施形態においても、支圧板は、計算上、柱210,260内にコンクリートが完全充填されていた場合に割裂補強筋が不要となる大きさである旨、説明したが、これも一例であり、補強筋量等によっては、その大きさを減じてもよい。
さらに、上述のいずれの実施形態も柱210,260がPCaPC柱である旨、説明したが、本発明は、PCaPC柱のみではなく、現場でコンクリートを打設するタイプのPC柱あるいは鉄筋コンクリート柱を採用した柱・梁接合部にも同様に適用することができる。
10,110,210,260 柱
11,111,211,261 PC鋼棒
13,213,263 主筋
14,114,214,264 フープ筋
20,30,120,130,220,230,270,280 梁
21,31,121,131,221,231,271,281 PCケーブル
12,22,32,112,122,132,222,232,272,273 シース
23,33,113,123,133,213,223,233,273,283 目地材
40,50,140,150,240,250,290 定着体
41,51,141,151 スパイラル筋
117,242,252,292 支圧板
215,265 横筋
216,266 縦筋
217,267 格子鉄筋
241,251,291 鋼管
243,253,293 アンカーディスク
11,111,211,261 PC鋼棒
13,213,263 主筋
14,114,214,264 フープ筋
20,30,120,130,220,230,270,280 梁
21,31,121,131,221,231,271,281 PCケーブル
12,22,32,112,122,132,222,232,272,273 シース
23,33,113,123,133,213,223,233,273,283 目地材
40,50,140,150,240,250,290 定着体
41,51,141,151 スパイラル筋
117,242,252,292 支圧板
215,265 横筋
216,266 縦筋
217,267 格子鉄筋
241,251,291 鋼管
243,253,293 アンカーディスク
Claims (3)
- 鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、該鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱から互いに直交する向きに延びる2本のプレストレストコンクリート梁とを有する柱・梁構造であって、
支圧板を備えた定着体と該定着体から梁内に延びるシースとが前記2本の梁それぞれに対応して備えられて、一方の梁内に延びるシースが、他方の梁内に延びるシースが繋がる相手側定着体の支圧板の背面を通る位置に配設され、
前記シースの、前記相手側定着体側に、該シースに近接配列された格子鉄筋を備え、
前記鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく前記定着体が該鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱に埋め込まれていることを特徴とする柱・梁構造。 - 鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱と、該鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱から延びる第1のプレストレスト・コンクリート梁と、該第1のプレストレスト・コンクリート梁とは直交する向きに該鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱を通過して延びる第2のプレストレスト・コンクリート梁とを有する柱・梁構造であって、
前記柱内から前記第1のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第1のシースと、
前記柱内において前記第1のシースに接続された、支圧板を備えた定着体と、
前記支圧板の背面を通り前記柱を貫通して前記第2のプレストレスト・コンクリート梁内に延びる第2のシースと、
前記第2のシースの前記定着体側に近傍配列された格子鉄筋とを備え、
前記鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱に突出部を形成することも構造的に必要な柱寸法よりも大きくすることもなく前記定着体が該鉄筋コンクリート柱またはプレストレスト・コンクリート柱に埋め込まれていることを特徴とする柱・梁構造。 - 前記支圧板が、割裂補強筋を不要とする支圧応力となる大きさの支圧板であることを特徴とする請求項1又は2記載の柱・梁構造。
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Cited By (1)
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