JP2016044184A - 捲回体 - Google Patents
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Abstract
Description
〔1〕
円柱形状を有するコアと、該コアに捲回された微多孔膜と、を有し、
前記微多孔膜の50℃、70分、1.0g加重における熱機械分析より計測されたTD方向伸びγが、5.0μm以上100μm以下であり、
前記コアの幅方向中央で測定した円筒の直径の変位における最大外径差(ΔR1)が、0.30mm以下である、捲回体。
〔2〕
前記コアの幅方向端部で測定した円筒の直径の変位における最大外径差(ΔR2)が、0.20mm以下である、前項〔1〕記載の捲回体。
〔3〕
前記コアの幅方向中央で測定した円筒の平均直径R1、及び、幅方向端部で測定した円筒の直径R2が、下記式(1)満たす、前項〔1〕又は〔2〕に記載の捲回体。
0.10mm>R1−R2>−0.10mm (1)
〔4〕
前記コアの幅方向中央で測定した円筒の平均直径R1、及び、幅方向端部で測定した円筒の直径R2が、下記式(2)満たす、前項〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の捲回体。
0.10mm>R1−R2>0mm (2)
本実施形態の捲回体は、
円柱形状を有するコアと、該コアに捲回された微多孔膜と、を有し、
前記微多孔膜の50℃、70分、1.0g加重における熱機械分析より計測されたTD方向伸びγが、5.0μm以上100μm以下であり、
前記コアの幅方向中央で測定した円筒の直径の変位における最大外径差(ΔR1)が、0.30mm以下である。
「コア」とは、微多孔膜の巻き取りに用いられる紙管やABS樹脂やフェノール樹脂製の円筒状の巻芯等の、外形が円柱形状である巻芯をいう。このようなコアの外径は、微多孔膜の捲回後の巻き締まりを緩和する観点から、好ましくは5インチ以上であり、より好ましくは6インチ以上であり、さらに好ましくは8インチ以上であり、よりさらに好ましくは9インチ以上である。コアの外径の上限値は、特に制限はないが、ハンドリングの観点からは、好ましくは20インチ以下であり、より好ましくは15インチ以下である。
0.10mm>R1−R2>−0.10mm (1)
0.10mm>R1−R2>0mm (2)
0.09mm>R1−R2>0.02mm (3)
微多孔膜は、コアに捲回されている。微多孔膜の50℃、70分、1.0g加重における熱機械分析(TMA)より計測されたTD方向の伸びγ(μm)は、5.0μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上60μm以下であり、より好ましくは10μm以上55μm以下である。伸びγが100μm以下であることにより、スリット時に刃物同士の接触熱によるスリット端部の熱変形が抑制され、巻き長が長くなっても、耳立ちの発生がより抑制される。また、伸びγが5.0μm以上であることにより、コアの表面の微小な凹凸に勘合した微多孔膜の変形が誘起され、スリット時に発生する巻ずれが抑制された捲回体となる。伸びγは実施例に記載の方法により測定することができる。
次に、本実施の形態における捲回体の製造方法について説明するが、ポリマー種、溶媒種、押出方法、延伸方法、抽出方法、開孔方法、熱固定(熱処理ともいう)方法等において、一例を示すものに過ぎず、以下に限定されない。
ポリオレフィンと、可塑剤と、必要に応じて無機材と、を含むポリオレフィン組成物を混練して混練物を得る混練工程と、
得られた混練物を押出し、シート状(単層、積層であることは問わない)に成型して冷却固化させてシートを得るシート成形工程と、
得られたシートから、必要に応じて可塑剤や無機材を抽出し、更にシートを一軸以上の方向へ延伸する延伸工程と、
延伸工程の後、さらに必要に応じてシートから可塑剤や無機材を抽出し、更に熱処理を行い、微多孔膜を得る後加工工程と、
得られた微多孔膜を、必要に応じてスリットして、所定のコアへ捲回する捲回工程と、を有する方法が挙げられる。
混練工程は、ポリオレフィンと、可塑剤と、必要に応じて無機材と、を含むポリオレフィン組成物を混練して混練物を得る工程である。
混練工程において用いられるポリオレフィンとしては、特に限定されないが、例えば、エチレン、プロピレンのホモ重合体、又はエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、及びノルボルネンからなる群より選ばれる少なくとも2つ以上のモノマーにて形成される共重合体が挙げられる。このなかでも、孔が閉塞せずに、より高温で熱固定が行えるという観点から、高密度ポリエチレン(ホモポリマー)、低密度ポリエチレンが好ましく、高密度ポリエチレン(ホモポリマー)がより好ましい。なお、ポリオレフィンは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上記可塑剤としては、特に限定されないが、例えば、沸点以下の温度でポリオレフィンと均一な溶液を形成しうる有機化合物が挙げられる。より具体的には、デカリン、キシレン、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、デシルアルコール、ノニルアルコール、ジフェニルエーテル、n−デカン、n−ドデカン、パラフィン油等が挙げられる。これらの中でも、パラフィン油、ジオクチルフタレートが好ましい。可塑剤は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上記無機材としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ(珪素酸化物)、チタニア、ジルコニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄等の酸化物系セラミックス;窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の窒化物系セラミックス;シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリンクレー、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂等のセラミックス;ガラス繊維等が挙げられる。無機材は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらのなかでも、電気化学的安定性や、耐熱性向上の観点から、シリカ、アルミナ、チタニアがより好ましい。
シート成形工程は、得られた混練物を押出し、シート状(単層、積層であることは問わない)に成型して冷却固化させてシートを得る工程である。シート成形の方法としては、特に限定されないが、例えば、溶融混練し押出された溶融物を、圧縮冷却により固化させる方法が挙げられる。冷却方法としては、冷風や冷却水等の冷却媒体に直接接触させる方法、冷媒で冷却したロールやプレス機に接触させる方法等が挙げられるが、冷媒で冷却したロールやプレス機に接触させる方法が、膜厚制御性が優れる点で好ましい。
延伸工程は、得られたシートから、必要に応じて可塑剤や無機材を抽出し、更にシートを一軸以上の方向へ延伸する工程である。シートの延伸方法としては、ロール延伸機によるMD一軸延伸、テンターによるTD一軸延伸、ロール延伸機とテンター、或いはテンターとテンターとの組み合わせによる逐次二軸延伸、同時二軸テンターやインフレーション成形による同時二軸延伸等が挙げられる。より均一な膜を得るという観点からは、同時二軸延伸であることが好ましい。
後加工工程は、延伸工程の後、さらに必要に応じてシートから可塑剤や無機材を抽出し、更に熱処理を行い、微多孔膜を得る工程である。
捲回工程は、得られた微多孔膜を、必要に応じてスリットして、所定のコアへ捲回する工程である。なお、使用するコアの好ましい態様は前述のとおりである。
Waters社製 ALC/GPC 150C型(商標)を用い、標準ポリスチレンを以下の条件で測定し較正曲線を作成した。また、下記各ポリマーについても同様の条件でクロマトグラムを測定し、較正曲線に基づいて、下記方法により各ポリマーの重量平均分子量を算出した。
カラム :東ソー製 GMH6−HT(商標)2本+GMH6−HTL(商標)2本
移動相 :o−ジクロロベンゼン
検出器 :示差屈折計
流速 :1.0ml/min
カラム温度:140℃
試料濃度 :0.1wt%
得られた較正曲線における各分子量成分に0.43(ポリエチレンのQファクター/ポリスチレンのQファクター=17.7/41.3)を乗じることによりポリエチレン換算の分子量分布曲線を得て、重量平均分子量を算出した。
得られた較正曲線における各分子量成分に0.63(ポリプロピレンのQファクター/ポリスチレンのQファクター)を乗じることによりポリエチレン換算の分子量分布曲線を得て、重量平均分子量を算出した。
最も質量分率の大きいポリオレフィンのQファクター値を用い、その他はポリエチレンの場合と同様にして重量平均分子量を算出した。
東洋精機製の微小測厚器、KBM(商標)用いて室温23±2℃、相対湿度は60%で微多孔膜の膜厚を測定した。具体的には、TD方向全幅にわたりほぼ等間隔に5点膜厚を測定し、その平均値を膜厚とした。
10cm×10cm角の試料を微多孔膜から切り取り、その体積(cm3)と質量(g)を求め、それらと密度(g/cm3)より、次式を用いて気孔率を計算した。なお、混合組成物の密度は、用いた原料の各々の密度と混合比より計算して求められる値を用いた。
気孔率(%)=(体積−質量/混合組成物の密度)/体積×100
JIS P−8117(2009年)に準拠し、東洋精器(株)製のガーレー式透気度計、G−B2(商標)により透気度を測定した。
島津製作所製TMA50(商標)を用いて、50℃、70分での1.0g荷重の条件で、TD方向の伸びγを測定した。具体的には、MD方向に幅3mmに切り出したサンプルを、チャック間距離が10mmとなるようにチャックに固定し、専用プローブにセットした後、荷重を1.0g設定し、温度が50℃一定で120分加熱した。その70分経過したときのサンプル長さを計測し、伸びγ(μm)とした。
図5に示す外径差測定器を用いてコアの平均直径を測定した。サンプリングは1.2°ごとにおこない、360°全周期に渡って測定した。全測定結果の総和を300で除して平均直径を算出した。
図5に示す外径差測定器を用いて、図6に示す5の位置で測定を行い、その部位での平均直径を算出した。次に、各角度での直径と平均直径の差を持って、各角度での外径差とした。当該測定された外径差をフーリエ変換し、最大強度を持つ周波数での強度を振幅へ再変換した値を最大外径差(ΔR1)とした。
図5に示す外径差測定器を用いて、図6に示す6a、6bの位置で測定を行い、それぞれの平均直径を算出した。次に、各角度での直径と平均直径の差を持って、各角度での外径差とした。当該測定された外径差をフーリエ変換し、最大強度を持つ周波数での強度を振幅へ再変換した値を最大外径差(ΔR2)とした。
捲回体の積層回数(回)を測定し、捲回された微多孔膜の巻長(m)で除して算出した。
a.正極の作製
正極活物質としてリチウムコバルト複合酸化物LiCoO2を92.2質量%、導電材としてリン片状グラファイトとアセチレンブラックをそれぞれ2.3質量%、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)3.2質量%をN−メチルピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。このスラリーを正極集電体となる厚さ20μmのアルミニウム箔の片面にダイコーターで塗布し、130℃で3分間乾燥後、ロールプレス機で圧縮成形した。このとき、正極の活物質塗布量は250g/m2,活物質嵩密度は3.00g/cm3になるようにした。
負極活物質として人造グラファイト96.9質量%、バインダーとしてカルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩1.4質量%とスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス1.7質量%を精製水中に分散させてスラリーを調製した。このスラリーを負極集電体となる厚さ12μmの銅箔の片面にダイコーターで塗布し、120℃で3分間乾燥後、ロールプレス機で圧縮成形した。このとき、負極の活物質塗布量は106g/m2,活物質嵩密度は1.35g/cm3になるようにした。
エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=1:2(体積比)の混合溶媒に、溶質としてLiPF6を濃度1.0mol/Lとなるように溶解させて調製した。
セパレーターを直径18mm,正極及び負極を直径16mmの円形に切り出し、正極と負極の活物質面が対向するよう、正極、セパレーター、負極の順に重ね、蓋付きステンレス金属製容器に収納した。容器と蓋とは絶縁されており、容器は負極の銅箔と、蓋は正極のアルミ箔と接していた。この容器内に前記した非水電解液を注入して密閉した。室温にて1日放置した後、25℃雰囲気下、3mA(0.5C)の電流値で電池電圧4.2Vまで充電し、到達後4.2Vを保持するようにして電流値を3mAから絞り始めるという方法で、合計6時間、電池作製後の最初の充電を行った。続いて、3mA(0.5C)の電流値で電池電圧3.0Vまで放電した。
25℃雰囲気下、6mA(1.0C)の電流値で電池電圧4.2Vまで充電し、到達後4.2Vを保持するようにして電流値を6mAから絞り始めるという方法で、合計3時間充電を行った。続いて6mA(1.0C)の電流値で電池電圧3.0Vまで放電した。そのときの電池容量を測定した。この操作を合計100セルの電池で行い、100セルの平均容量から±5%以上ばらついたセルの割合を算出し、電池容量ばらつき値とした。
電池容量バラツキ(%)={平均容量の±5%の範囲外であったセル数/100}×100(%)
充放電は60℃雰囲気下で100サイクル実施した。充電は6.0mA(1.0C)の電流値で電池電圧4.2Vまで充電し、到達後4.2Vを保持するようにして電流値を6.0mAから絞り始めるという方法で、合計3時間充電した。放電は6.0mA(1.0C)の電流値で電池電圧3.0Vまで放電した。100サイクル目の放電容量と1サイクル目の放電容量から、容量維持率を算出した。容量維持率が高い場合、良好なサイクル特性を有するものと評価した。
捲回体の長期保存促進試験として、40℃で、1週間のエージングを行った。
セパレーターを平滑な平面上に2m繰り出し、平面に密着せずに浮き上がる箇所がある場合、浮き上がった部分の基面からの最大高さを測定し、下記評価基準により波打ちを評価した。
◎◎:浮き上がった部分の基面からの最大高さが0mm以上0.2mm未満
◎ :浮き上がった部分の基面からの最大高さが0.2mm以上0.4mm未満
○ :浮き上がった部分の基面からの最大高さが0.4mm以上0.6mm未満
× :浮き上がった部分の基面からの最大高さが0.6mm以上
− :捲回できなった場合
捲回体の外観を観察して巻き取り方向のしわの発生を確認した。捲回体のフィルム表面に対するシワの面積率を測定し、下記評価基準によりしわを評価した。
◎◎:面積率が、0%
◎ :面積率が、0%超過2%未満
○ :面積率が、2%以上5%未満
△ :面積率が、5%以上7%未満
× :面積率が、7%以上
− :捲回できなかった場合。
図5に示す外径差測定器を用いて、捲回体の平均直径を算出した。次に、各角度での直径と平均直径の差を持って、各角度での外径差とした。当該測定された外径差をフーリエ変換し、最大強度を持つ周波数での強度を振幅へ再変換した値を捲回体の最大外径差とした。得られた最大外径差に基づいて、下記評価基準により、耳立ちを評価した。
◎◎:最大外径差が0mm以上0.2mm未満
◎ :最大外径差が0.2mm以上0.4mm未満
○ :最大外径差が0.4mm以上0.6mm未満
× :最大外径差が0.6mm以上
− :捲回できなった場合
重量平均分子量が2,000,000のホモポリマーのポリエチレン(PE(A))を99質量%、酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を1質量%添加し、タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドすることにより、混合物を得た。得られた混合物を、二軸押出機へ窒素雰囲気下でフィーダーにより供給した。また、流動パラフィン(37.78℃における動粘度7.59×10-5m2/s)を押出機シリンダーにプランジャーポンプにより注入した。
製膜例1と同様の操作により、ポリマー吐出量、二軸延伸倍率、HS延伸倍率を調整し、表1記載のNo.2〜No.7の微多孔膜のマザーロールを得た。
ユニチカ(株)製のガラス製通気シート(E01Z−SK、13μm)をもって表1記載のNo.8の微多孔膜とした。
図3、4に示すコアNO.1〜11は、ABSを射出成型した図1、2に示すコアA〜Hを熱溶接接着したものである。図3、4に示すコアNO.1〜11は、表1においてコアNo.1〜11として示す。また、コアNO.12としては、ステンレス(SUS316)を加工し、外径が200mm、内径が76mm、幅90mmの円筒を用いた。
製膜例1で得られた微多孔膜のマザーロールから、微多孔膜を幅60mmでスリットし、コアNo.1のコアに巻き取って実施例1の捲回体を得た。なお、スリッターにおける繰り出し張力はマザーロールの全幅1.1mに対し110Nとし、85mm幅の各捲回物の張力はいずれも5Nとなるように制御した。本捲回体を用いて各種評価を行い、その結果を表1に示した。
実施例1と同様にして操作を行い、結果を表1に示した。
6a、6b:コア端部の測定部位
Claims (4)
- 円柱形状を有するコアと、該コアに捲回された微多孔膜と、を有し、
前記微多孔膜の50℃、70分、1.0g加重における熱機械分析より計測されたTD方向伸びγが、5.0μm以上100μm以下であり、
前記コアの幅方向中央で測定した円筒の直径の変位における最大外径差(ΔR1)が、0.30mm以下である、捲回体。 - 前記コアの幅方向端部で測定した円筒の直径の変位における最大外径差(ΔR2)が、0.20mm以下である、請求項1記載の捲回体。
- 前記コアの幅方向中央で測定した円筒の平均直径R1、及び、幅方向端部で測定した円筒の直径R2が、下記式(1)満たす、請求項1又は2に記載の捲回体。
0.10mm>R1−R2>−0.10mm (1) - 前記コアの幅方向中央で測定した円筒の平均直径R1、及び、幅方向端部で測定した円筒の直径R2が、下記式(2)満たす、請求項1〜3のいずれか1項に記載の捲回体。
0.10mm>R1−R2>0mm (2)
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