JP2016042642A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカを筐体に取り付ける場合の部品点数の削減を図り、筐体から出力されるスピーカの音質を向上させることが可能な電子機器を提供する。【解決手段】スピーカを筐体内に備える電子機器において、筐体の放音部4に音漏れ防止用のダクト6を形成し、スピーカユニット21は外周部に弾性突出片32が設けられた板部材30に取り付けてダクト6の上端部6Tに載置してダクト6を塞ぎ、突出片32を筐体2の底面から突出するボス7にネジ26で取り付けて固定する。板部材30をダクト6の上端部6Tに載置した状態で、突出片と突起部の頂面との間には隙間が開くように突出片32とボス7が形成されているので、突出片32とボス7をネジ26で締結して隙間を無くすと、板部材30が突出片32の弾性力でダクト6の上端部6Tに圧接されるので、板部材30とダクト6との接合部からの音漏れが無くなる。【選択図】図5

Description

本出願はスピーカを内蔵する電子機器に関する。
従来、テレビやパーソナルコンピュータ、或いは光ディスクの再生装置等の、音声を伴う画像を表示する電子機器には、音声を外部に出力するスピーカが筐体の内部に搭載されている。スピーカで発生する音を電子機器の筐体の正面や上面から出力する場合は、筐体内部に余裕があるので、スピーカを筐体の裏側に防振材を挟んで取り付ければ良い(特許文献1参照)。また、電子機器の筐体の内部にダクト状のリブを設け、リブから音が漏れないようにクッション材を挟んで筐体にスピーカを取り付けることも行われている(例えば、特許文献2参照)。
一方、電子機器がノート型のパーソナルコンピュータの場合は、表示部と本体部が分れており、本体部の筐体も小型化されているために、スピーカからの音は筐体の横方向から出力されるように、スピーカが筐体内に取り付けられている。そして、ノート型のパーソナルコンピュータにスピーカを搭載する場合は、狭い筐体内に搭載したスピーカの音漏れが筐体内部に広がらないように、音漏れ防止用のクッション材を挟んでスピーカがダクトに取り付けられていた。
登録実用新案第3048394号公報 特開2011−182050号公報
ところが、ノート型のパーソナルコンピュータにスピーカを搭載する場合は、ダクトからの音漏れ防止用のクッション材が必要であるため、部品点数が増えてしまうという課題があった。また、スピーカから筐体の横方向にのみ音を出すので、スピーカの開口部が小さくなり、音質が悪くなっていた。
1つの側面では、本出願は、狭い筐体にスピーカを取り付ける場合の部品点数の削減を図ると共に、筐体から出力されるスピーカの音質を向上させることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、スピーカを筐体内に備える電子機器であって、筐体のスピーカから出力される音波を外部に放出する放音部には、音波が筐体の内部に漏れるのを防止するダクトが形成されており、スピーカはダクトの上端部の形状に適合する板部材に取り付けられており、板部材の外周部には、板部材を筐体に固定する突出片が少なくとも2箇所に設けられており、筐体の内部には、突出片に対応する取付部を頂面に備えた突起部が設けられており、板部材が、突出片と突起部の位置を合わせて、ダクトの上端部に載置された状態で、突出片と突起部の頂面との間には隙間が開くように突出片と突起部は形成されており、突出片を突起部に固着して隙間を無くすと、板部材がダクトの上端部に圧接される電子機器が提供される。
開示の電子機器によれば、スピーカを筐体に取り付ける場合の部品点数の削減を図ることができると共に、筐体から出力されるスピーカの音質を向上させることが可能になるという効果がある。
(a)はスピーカを内蔵する本出願の電子機器の一実施形態におけるスピーカからの放音部の位置を示す斜視図、(b)は(a)に示した電子機器の左側面図、(c)は(a)に示した電子機器の右側面図である。 (a)は図1に示した電子機器の下側筐体を上側筐体から分離して示す平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図である。 図2(a)に示した電子機器の下側筐体から実装部品を取り外した下側筐体単体の斜視図である。 (a)は図2(a)に示した電子機器の下側筐体に実装されているスピーカアッセンブリの分解斜視図、(b)は(a)に示したスピーカアッセンブリからスピーカのみを取り出して示す側面図、(c)は(a)に示したスピーカアッセンブリの組立後の状態をスピーカアッセンブリの背面側から見た斜視図、(d)は(c)に示したスピーカアッセンブリを音の放出側から見た斜視図である。 図4(c)に示したスピーカアッセンブリを図3に示した下側筐体に組み付ける様子を示す組立斜視図である。 図5に示したスピーカアッセンブリが下側筐体のダクトに載置され、ネジで締結される状態を示す側断面図である。 (a)はスピーカを内蔵する本出願の他の実施形態の電子機器におけるスピーカからの放音部の位置を示す斜視図、(b)は(a)に示した電子機器の表示器を閉じた状態を底面側から見た斜視図である。 (a)は図7(a)、(b)に示した他の実施形態の電子機器における下側筐体の放音部に、第1の実施例のスピーカアッセンブリが載置される状態を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したスピーカアッセンブリが下側筐体のダクトに載置され、ネジで締結される状態を示す側面図である。 図7(a)、(b)に示した他の実施形態の電子機器における下側筐体の放音部に、第2の実施例のスピーカアッセンブリが載置される状態を示す組立斜視図である。 (a)は図8(a)に示した第1の実施例のスピーカアッセンブリを形成するスピーカ取り付け用の板部材の変形例を示す斜視図、(b)は図9に示した第2の実施例のスピーカアッセンブリを形成するスピーカ取り付け用の板部材の変形例を示す斜視図、(c)は(a)に示した板部材を用いたスピーカアッセンブリが下側筐体のダクトに載置され、ネジで締結される状態を示す側面図、(d)は(c)に示したスピーカアッセンブリがネジで下側筐体のボスに締結された状態を示す側面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、同じ機能を示す部材には、形状は異なっても同じ符号を付して説明する。
図1(a)は、スピーカを内蔵する一実施形態の電子機器10の外観を示しており、図1(b)は電子機器10を左横側から見たものであり、図10(c)は電子機器10を右横側から見たものである。電子機器10には表示器3がリンク機構9によって上側筐体1に取り付けられており、図1(a)から(c)に示す状態は、表示器3がリンク機構9を用いて上側筐体1から引き起こされた状態である。上側筐体1の下側には下側筐体2が設けられている。下側筐体2には、その左側と右側に音を放出する放音部4があり、放音部4にはスリット5が形成されている。
図2(a)は図1(a)から(c)に示した電子機器10の下側筐体2を上側筐体1から分離した状態の右側部分を示しており、図2(b)は図2(a)のA−A線における断面を示し、図2(c)は図2(a)のB−B線における断面を示している。下側筐体2には回路基板11と補強板金13が取り付けられている。また下側筐体2の放音部4には補強フレーム12があり、補強フレーム12と補強板金13に3本のネジ26でスピーカアッセンブリ20が取り付けられている。
スピーカアッセンブリ20は、板金製の板部材30にスピーカユニット21がゴムブッシュ24とワッシャ25及びネジ26で取り付けられたものである。板部材30にはその外周部に第1の突出片31と第2の突出片32が設けられており、第1の突出片31はネジ26で補強板金13に取り付けられ、第2の突出片32は補強フレーム12を介してボス7にネジ26で取り付けられる。補強フレーム12には位置決め突起15が設けられており、第2の突出片32は先端部に設けられた位置決め孔35が位置決め突起15に挿入されることによって補強フレーム12に対して位置決めされる。
図3は、図2(a)に示した電子機器の下側筐体2から実装部品を全て取り外して下側筐体2だけを示すものである。本実施例の下側筐体2は、底面2Bに対して側面2Sが斜めに形成されており、底面2Bと側面2Sが交わる部分に放音部4が設けられている。放音部4の底面2Bと側面2Sにはそれぞれ下側筐体2の内外を連通するスリット5が複数設けられている。そして、下側筐体2の放音部4には、スリット5を囲むダクト6が突設されている。本実施例では、ダクト6の上端部6Tは、側面2Sが斜めになっているので斜めに傾斜している。ダクト6の上端部6Tは1つの平面上にあり、ここにスピーカアッセンブリ20が取り付けられる。また、ダクト6の外側の底面2Bには、ボス7とリブ8が突設されている。ボス7の頂面にはネジ穴17がある。
図4(a)は、図2(a)に示したスピーカアッセンブリ20の構造を分解して示すものである。スピーカアッセンブリ20は、板金製の平坦な板部材30、スピーカユニット21、ゴムブッシュ24、ワッシャ25及びネジ26を備えている。スピーカユニット21は、図示しないスピーカを開口部27を備えた箱体28の中に収納したものであり、対向する側面に取付脚22が突設されている。取付脚22には凹部29があり、この凹部29にゴムブッシュ24の溝24Mが挿入される。また、開口部27の周囲には、図4(b)に示すように、リブ27Rが設けられており、このリブ27Rが、板部材30の孔37に挿入される。
板部材30には、スピーカユニット21の開口部27の周囲に形成されたリブ27Rを受け入れる孔37が中央部にあり、長手方向の両端部にゴムブッシュ24を取り付けるゴムブッシュ取付柱34が突設されている。ゴムブッシュ取付柱34の頂面にはネジ穴38が設けられている。また、板部材30の外周部には、第1の突出片31と第2の突出片32が設けられている。第1の突出片31は先端部に取付孔39を備えている。板部材30が図3に示したダクト6の斜めの上端部6Tに取り付けられた時に、取付孔39が底面2Bに平行になるように、第1の突出片31は2回折り曲げられている。第2の突出片32は、板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから舌片状に突出する舌片部32Tを備える。舌片部32Tは基部32Bに対して斜め上方に折り曲げられており、折り曲げ角度は、板部材30が図3に示したダクト6の斜めの上端部6Tに取り付けられた時に、底面2Bに平行になる角度である。
スピーカユニット21の取付脚22に挿入されたゴムブッシュ24には貫通孔24Hがあり、この貫通孔24Hに板部材30のゴムブッシュ取付柱34を挿通して、スピーカユニット21が板部材30の上に載置される。この時、図4(b)に示したリブ27Rが板部材30の孔37に挿入される。板部材30の上に載置されたスピーカユニット21は、ゴムブッシュ24の頂面に置かれたワッシャ25にネジ26が挿通され、ネジ26をゴムブッシュ取付柱34の頂面にあるネジ穴38に螺入することによって、板部材30の上に固定される。板部材30の上にスピーカユニット21が固定されたものがスピーカアッセンブリ20であり、スピーカユニット21側から見たスピーカアッセンブリ20が、図4(c)に示される。図4(d)は図4(c)に示したスピーカアッセンブリ20を音声出力側から見たものである。
図5は、図4(c)に示したスピーカアッセンブリ20を、図3に示した下側筐体2に組み付ける工程を示すものであり、下側筐体2には図2(a)に示したように、回路基板11、補強フレーム12及び補強板金13が取り付けられている。スピーカアッセンブリ20は、第2の突出片32に設けられた位置決め孔35を、補強フレーム12に設けられた位置決め突起15に嵌め込んで位置決めした状態で、ダクト6の上端部6Tの上に載置される。この状態で、第1の突出片31がネジ26で補強板金13に設けられたネジ孔19に締結され、第2の突出片32が補強フレーム12を介してボス7にネジ26で締結される。
図6は、図5に示したスピーカアッセンブリ20が下側筐体2のダクト6の上端部6Tに載置され、ネジ26でボス7に締結される状態を説明するものである。第2の突出片32の位置決め孔35が補強フレーム12にある位置決め突起15に嵌め込まれ、板部材30がダクト6の上端部6Tの上に載置された状態では、第2の突出片32とボス7の頂面(本実施例では補強フレーム12)との間には隙間Sが形成される。
即ち、本実施例では、板部材30がダクト6の上端部6Tの上に載置された状態で、第2の突出片32と補強フレーム12との間に隙間Sが開くように、第2の突出片32が板部材30に対して設けられている。また、第2の突出片32は、バネ性を備えた弾性部材で形成されている。第2の突出片32は、板部材30に対してバネ性を備えた別部材で形成して板部材30の外周部に固定することが可能である。一方、本実施例では、第2の突出片32は板金で板部材30に一体成型して形成されている。第2の突出片32を板金で板部材30に一体成型して作る場合は、板部材30も同じ弾性部材で形成すれば良い。
そして、第2の突出片32を、ボス7の頂面(本実施例では補強フレーム12を介したボス7の頂面)にネジ26で締結して隙間Sを無くすと、第2の突出片32のバネ力により、板部材30がダクト6の上端部6Tに圧接される。隙間Sの実際の寸法は0.1mm〜0.2mm程度である。この結果、板部材30が圧接されてダクト6の上端部6Tに強固に密着し、スピーカユニット21から出力された音がダクト6の上端部6Tから下側筐体2の内部に漏れることが無くなる。従って、本実施例の電子機器では、板部材30とダクト6の上端部6Tとの間に音漏れ防止用のクッション材が不要となり、コスト低減を図ることができる。
図7(a)は本出願のスピーカを内蔵する他の実施形態の電子機器10Aの外観を示すものである。本実施形態の電子機器10Aはノート型パーソナルコンピュータであり、上側筐体1と下側筐体2を備えた本体部14に対して、表示器3がヒンジ機構によって開閉できるようになっている。上側筐体1の上面にはキーボード1Kが設けられており、本体部14の両側面には内蔵スピーカの音を出力する放音部4がある。放音部4にはスリット5が設けられており、このスリット5は図7(b)に示すように、下側筐体2の底面側にも設けられている。
図8(a)は図7(a)、(b)に示した他の実施形態の電子機器10Aにおける下側筐体2の放音部4に、第1の実施例のスピーカアッセンブリ20Aが載置される状態を示すものである。第1の実施例の下側筐体2では、底面2Bに対して側面2Sが垂直に形成されており、底面2Bと側面2Sが交わる部分に放音部4が設けられている。放音部4の底面2Bと側面2Sには、下側筐体2の内外を連通するスリット5が複数、底面2Bから側面2Sに向かって連続して設けられている。また、下側筐体2の放音部4には、スリット5を囲むダクト6が突設されている。本実施例では、ダクト6は矩形状であり、ダクト6の上端部6Tは底面2Bに平行である。また、ダクト6の外側の底面2Bには、ボス7が突設されている。
スピーカアッセンブリ20Aは、板金製の平坦な板部材30、スピーカユニット21及びネジ26を備えている。本実施例におけるスピーカアッセンブリ20Aにおいて、板金製の板部材30に取り付けるスピーカユニット21の構造は前述の実施例と同じで良いので、本実施例では、スピーカユニット21にはゴムブッシュ、ワッシャ及びネジの図示は省略してある。同様に、板部材30にもゴムブッシュを取り付けるゴムブッシュ取付柱の図示を省略してある。スピーカユニット21は、板部材30の二点鎖線で示す位置に取り付けられる。
板部材30には、中央部に孔37があり、外周部の対向する辺には、突出片32(先の実施例における第2の突出片32であり、以後単に突出片32と記す)だけが設けられている。突出片32は板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから舌片状に突出する舌片部32Tを備える。舌片部32Tは基部32Bから上側に斜めに折り曲げられた後に、基部32Bに平行に折り曲げられている。舌片部32Tの基部32Bに平行な部分には取付孔33が設けられている。
スピーカアッセンブリ20Aは、突出片32に設けられた取付孔33を、ボス7の頂面にあるネジ穴17に合わせた状態で、ダクト6の上端部6Tの上に載置される。この状態で、取付孔33を挿通させたネジ26で突出片32がボス7に締結される。
図8(b)は、図8(a)に示したスピーカアッセンブリ20Aが下側筐体2のダクト6の上端部6Tに載置され、ネジ26で締結される状態を説明するものである。板部材30がダクト6の上端部6Tの上に載置された状態では、突出片32の舌片部32Tとボス7の頂面との間には隙間Sがある。本実施例でも、板部材30がダクト6の上端部6Tの上に載置された状態で、突出片32の舌片部32Tとボス7の頂面との間に隙間Sが形成されるように、突出片32が板部材30に対して設けられている。また、突出片32は、バネ性を備えた弾性部材で形成されており、板部材30に対してバネ性を備えた別部材で形成して板部材30の外周部に固定することが可能である。一方、本実施例では、突出片32は板金で板部材30に一体成型して形成されている。突出片32を板金で板部材30に一体成型して作る場合は、板部材30も同じ弾性部材で形成すれば良い。
そして、突出片32を、ボス7の頂面にネジ26で締結して隙間Sを無くすと、突出片32のバネ力により、板部材30がダクト6の上端部6Tに圧接される。この結果、板部材30がダクト6の上端部6Tに強固に密着し、スピーカユニット21から出力された音がダクト6の上端部6Tから下側筐体2の内部に漏れることが無くなる。従って、本実施例の電子機器でも、板部材30とダクト6の上端部6Tとの間に音漏れ防止用のクッション材が不要となり、コスト低減を図ることができる。
図9は、図7(a)、(b)に示した他の実施形態の電子機器10Aにおける下側筐体2の放音部4に、第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Bが載置される状態を示すものである。第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Bが第1の実施例のスピーカアッセンブリ20Aと相違する点は、板部材30に設ける突出片32の数である。第1の実施例のスピーカアッセンブリ20Aでは、突出片32は板部材30の外周部の対向する辺に2箇所設けられていたが、第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Bでは、突出片32は板部材30の外周部の3辺に設けられている。突出片32の構造は同じである。
従って、第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Bを取り付ける下側筐体2には、下側筐体2の放音部4にあるスリット5を囲むダクト6の外側の底面2Bに、3つの突出片32に対応する3つのボス7が突設されている。このように、第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Bは、第1の実施例のスピーカアッセンブリ20Aに対して板部材30に設ける突出片32の数が異なるだけであり、その他の構造や効果は同じであるので、これ以上の説明を省略する。
図10(a)は図8(a)に示した板部材30の変形例を示すものである。図8(a)に示した板部材30では、2つの突出片32が、板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから上側に斜めに折り曲げられた後に、基部32Bに平行に折り曲げられた舌片部32Tを備えていた。一方、図10(a)に示す変形例では、2つの突出片32が、板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから突出するが板部材30と同じ面に形成された舌片部32Tを備えている。
図10(b)は図9に示した板部材30の変形例を示すものである。図9に示した板部材30では、3つの突出片32が、板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから上側に斜めに折り曲げられた後に、基部32Bに平行に折り曲げられた舌片部32Tを備えていた。一方、図10(b)に示す変形例では、3つの突出片32が、板部材30と同じ面にある基部32Bと、基部32Bから突出するが板部材30と同じ面に形成された舌片部32Tを備えている。
図10(a)、(b)に示した板部材30の変形例のように、突出片32の基部32Bと舌片部32Tが板部材30と同じ面の上にある場合は、下側筐体2に突設するボス7の頂面の底面2Bからの高さをダクト6の上端部6Tの底面2Bからの高さよりも低くする。これを第2の実施例のスピーカアッセンブリ20Aにおける板部材30の場合について、図10(c)、(b)を用いて説明する。図10(c)は突出片32の基部32Bと舌片部32Tを、板部材30と同じ面の上にあるように形成した場合を示している。この場合は、スピーカアッセンブリ20Aが下側筐体2のダクト6の上端部6Tに載置された状態で、突出片32とボス7の頂面との間に隙間Sができるように、ボス7の頂面の底面2Bからの高さを、ダクト6の上端部6Tの底面2Bからの高さよりも低くする。
以上の構成において、突出片32を、ボス7の頂面にネジ26で締結して隙間Sを無くすと、図10(d)に示すように突出片32の舌片部32Tが下側に撓み、そのバネ力により、板部材30がダクト6の上端部6Tに圧接される。この結果、板部材30がダクト6の上端部6Tに強固に密着し、スピーカユニット21から出力された音がダクト6の上端部6Tから下側筐体2の内部に漏れることが無くなる。従って、本実施例の電子機器でも、板部材30とダクト6の上端部6Tとの間に音漏れ防止用のクッション材が不要となり、コスト低減を図ることができる。突出片32又は突出片32を含む板部材30を、バネ性を備えた弾性部材で形成することは前述の実施例と同様である。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) スピーカを筐体内に備える電子機器であって、
前記筐体の前記スピーカから出力される音波を外部に放出する放音部には、前記音波が前記筐体の内部に漏れるのを防止するダクトが形成されており、
前記スピーカは前記ダクトの上端部の形状に適合する板部材に取り付けられており、
前記板部材の外周部には、前記板部材を前記筐体に固定する突出片が少なくとも2箇所に設けられており、
前記筐体の内部には、前記突出片に対応する取付部を頂面に備えた突起部が設けられており、
前記板部材が、前記突出片と前記突起部の位置を合わせて、前記ダクトの上端部に載置された状態で、前記突出片と前記突起部の頂面との間には隙間が開くように前記突出片と前記突起部は形成されており、前記突出片を前記突起部に固着して前記隙間を無くすと、前記板部材が前記ダクトの上端部に圧接される電子機器。
(付記2) 前記突出片はバネ性を備えた弾性部材で形成されている付記1に記載の電子機器。
(付記3) 前記突出片が設けられた前記板部材は、板金で一体的に形成されている付記1又は2に記載の電子機器。
(付記4) 前記突出片には取付孔が設けられ、前記突起部の取付部の頂面には前記取付孔に対応する取付孔が設けられており、前記突出片と前記突起部はネジで固着される付記1から3の何れかに記載の電子機器。
(付記5) 前記突出片の前記取付孔がある部分と前記板部材とは、異なる平面の上に形成されている付記4に記載の電子機器。
(付記6) 前記突出片の前記取付孔がある部分と前記板部材とは、同じ平面上に形成されている付記4に記載の電子機器。
(付記7) 前記ダクトで囲まれた前記筐体の放音部には前記筐体の側壁と底面が含まれており、前記側壁と前記底面には音を放出するための複数のスリットが形成されている付記1から6の何れかに記載の電子機器。
(付記8) 前記スピーカは音波の出力部側に開口部を備えた箱体の中に収納されている付記1から7の何れかに記載の電子機器。
(付記9) 前記箱体は、緩衝部材を介して前記板部材に取り付けられる付記8に記載の電子機器。
2 下側筐体
3 表示器
4 放音部
5 スリット
6 ダクト
6T 上端部
7 ボス
10,10A 電子機器
20,20A,20B スピーカアッセンブリ
21 スピーカユニット
22 取付脚
24 ゴムブッシュ
30 板部材(板金)
31、32 突出片
32B 基部
32T 舌片部
33、39 取付孔

Claims (5)

  1. スピーカを筐体内に備える電子機器であって、
    前記筐体の前記スピーカから出力される音波を外部に放出する放音部には、前記音波が前記筐体の内部に漏れるのを防止するダクトが形成されており、
    前記スピーカは前記ダクトの上端部の形状に適合する板部材に取り付けられており、
    前記板部材の外周部には、前記板部材を前記筐体に固定する突出片が少なくとも2箇所に設けられており、
    前記筐体の内部には、前記突出片に対応する取付部を頂面に備えた突起部が設けられており、
    前記板部材が、前記突出片と前記突起部の位置を合わせて、前記ダクトの上端部に載置された状態で、前記突出片と前記突起部の頂面との間には隙間が開くように前記突出片と前記突起部は形成されており、前記突出片を前記突起部に固着して前記隙間を無くすと、前記板部材が前記ダクトの上端部に圧接される電子機器。
  2. 前記突出片はバネ性を備えた弾性部材で形成されている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記突出片が設けられた前記板部材は、板金で一体的に形成されている請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記ダクトで囲まれた前記筐体の放音部には前記筐体の側壁と底面が含まれており、前記側壁と前記底面には音を放出するための複数のスリットが形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 前記スピーカは音波の出力部側に開口部を備えた箱体の中に収納されている請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
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