JP2016041983A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定手段に対する誤操作を防止できるグリルを提供する。【解決手段】キッチンキャビネットの上方開口部から下方に挿入されて組み付けられる調理器本体における前面部の横端部側部分に、上方側操作部6Uと下方側操作部とが上下方向に並設され、上方側操作部6Uの前面を覆う上側操作部カバー22及び下方側操作部の前面を覆う下側操作部カバーが、調理器本体の横外方に張り出す状態で設けられ、上方側操作部6Uを覆う状態に上側操作部カバー22を固定する固定手段Rが、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられ、固定手段Rが、上側操作部カバー22における調理器本体の横外方に張り出す上側張出部分22Aの背部箇所に位置する操作部Sにて、少なくとも固定状態から固定解除状態に操作されるように構成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、キッチンキャビネットの上方開口部から下方に挿入されて、前面部を前記キッチンキャビネットの前面開口に臨ませた状態に組み付けられる調理器本体における前記前面部の横端部側部分に、上方側操作部と下方側操作部とが上下方向に並設され、
前記下方側操作部が、前記調理器本体の内方に引退させた引退位置と前記調理器本体の前方に突出させた突出位置とに出退自在に構成され、
前記上方側操作部の前面を覆う上側操作部カバー及び前記下方側操作部の前面を覆う下側操作部カバーが、前記調理器本体の横端部と前記前面開口の横端部との間の隙間を覆うべく前記調理器本体の横外方に張り出す状態で設けられ、
前記上方側操作部を覆う状態に前記上側操作部カバーを固定する固定手段が、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられた加熱調理器に関する。
かかる加熱調理器は、下方側操作部を使用しないときには、調理器本体の内方に引退させた引退位置に位置させておくことにより、加熱調理器の外観を美麗にし、しかも、下方側操作部がキッチンキャビネットの前方箇所にて調理作業を行う作業者の邪魔になることを回避できるものであり、また、下方側操作部を使用するときには、調理器本体の前方に突出させた突出位置に位置させることにより、下方側操作部に対する操作を良好に行えることになる。
また、上方側操作部の前面を覆う上側操作部カバー及び下方側操作部の前面を覆う下側操作部カバーが、調理器本体の横端部と前面開口の横端部との間の隙間を覆うべく調理器本体の横外方に張り出す状態で設けられているから、上側操作部カバー及び下側操作部カバーによって、調理器本体の横端部と前面開口の横端部との間の隙間を覆うことができるため、キッチンキャビネットに設置された加熱調理器の外観を一層美麗にすることができる。
ちなみに、一般に、調理器本体の横端部と前面開口の横端部との間の隙間には、その隙間を埋める隙間挿入部材が配設されることになるため、上側操作部カバーや下側操作部カバーは、隙間挿入部材の前方側箇所を覆うことになる。
また、上方側操作部を覆う状態に上側操作部カバーを固定する固定手段が、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられているから、固定手段を固定状態と固定解除状態とに切換えながら、上側操作部カバーを着脱することによって、上方側操作部に装備した機器類の点検作業を良好に行えることになる。
ちなみに、このように上側操作部カバーを着脱することできるものであるから、調理器本体をキッチンキャビネットに装着する際には、上側操作部カバーを外しておき、調理器本体をキッチンキャビネットに装着した後に、上側操作部カバーを装着するようにすることにより、調理器本体をキッチンキャビネットに装着する作業が行い易いばかりでなく、上側操作部カバーの損傷を抑制できるものとなる。
尚、一般に、下側操作部カバーも着脱できるように構成されて、調理器本体をキッチンキャビネットに装着する際には、下側操作部カバーを外しておき、調理器本体をキッチンキャビネットに装着した後に、下側操作部カバーを装着するようして、調理器本体をキッチンキャビネットに装着する作業を行い易くし、また、下側操作部カバーの損傷を抑制することになる。
このような加熱調理器の従来例として、固定手段を固定状態と固定解除状態とに切換える操作部としての操作部が、上側操作部カバーの下方側に突出する状態で設けられて、引退位置にある下側操作部カバーにおける調理器本体の横外方に張り出す下側張出部分にて覆われるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、特許文献1においては、固定手段を固定状態と固定解除状態とに切換える操作部としての操作部が、引退位置にある下側操作部カバーにおける調理器本体の横外方に張り出す下側張出部分の背部箇所に配置されて、引退位置にある下側操作部カバーにおける下側張出部分にて覆われるようになっている。
特開2014―35123号公報
従来の加熱調理器においては、下方側操作部を操作するために、下方側操作部を突出位置に位置させたときに、固定手段の操作部が露出するため、使用者が興味半分で操作部を操作する等、使用者が誤操作する虞があり、改善が望まれるものであった。
ちなみ、固定手段の操作部が誤操作されても、上側操作部カバーが外れるだけであり、機器の損傷等には至らないものであるが、上側操作部カバーが外れると、上部操作カバーの装着手順を知らない使用者は、機器設置業者等にメンテナンスコールを行うことになるため、上部操作カバーが不必要に外れないようにすることが望まれるものとなる。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、固定手段の操作部が誤操作されることを抑制できる加熱調理器を提供する点にある。
本発明の加熱調理器は、キッチンキャビネットの上方開口部から下方に挿入されて、前面部を前記キッチンキャビネットの前面開口に臨ませた状態に組み付けられる調理器本体における前記前面部の横端部側部分に、上方側操作部と下方側操作部とが上下方向に並設され、
前記下方側操作部が、前記調理器本体の内方に引退させた引退位置と前記調理器本体の前方に突出させた突出位置とに出退自在に構成され、
前記上方側操作部の前面を覆う上側操作部カバー及び前記下方側操作部の前面を覆う下側操作部カバーが、前記調理器本体の横端部と前記前面開口の横端部との間の隙間を覆うべく前記調理器本体の横外方に張り出す状態で設けられ、
前記上方側操作部を覆う状態に前記上側操作部カバーを固定する固定手段が、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記固定手段が、前記上側操作部カバーにおける前記調理器本体の横外方に張り出す上側張出部分の背部箇所に位置する操作部にて、少なくとも前記固定状態から前記固定解除状態に操作されるように構成されている点にある。
すなわち、固定手段の操作部が、上側操作部カバーにおける調理器本体の横外方に張り出す上側張出部分の背部箇所に位置することになるから、固定手段の操作部が使用者から見え難いものなるため、使用者が固定手段の操作部を誤操作することを抑制できる。
ちなみに、メンテナンス等を行う作業員は、固定手段の操作部が上側操作部カバーにおける上側張出部分の背部箇所に位置することを熟知しているので、固定手段の操作部を操作しながら上側操作部カバーを取り外して、上方側操作部のメンテナンス等の作業を適正通り行うことができる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、固定手段の操作部が誤操作されることを抑制できる加熱調理器を提供できる。
本発明の加熱調理器の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記操作部が、調理器前方側への移動操作により、前記固定手段を前記固定状態から前記固定解除状態に切換えるように構成されている点にある。
すなわち、上側操作部カバーの上側張出部分の背部箇所に位置する固定手段の操作部を操作する形態としては、下方側操作部を突出位置に突出させた状態で、上側操作部カバーの上側張出部分の下方箇所から、上側張出部分の背部箇所に手指を挿入して、操作部を操作する形態が考えられる。
そして、上側張出部分の背部箇所に手指を挿入した形態とは、手の平を調理器前方側に向けた状態で手指を挿入する形態となり、この形態においては、人差し指や中指等の指を調理器前方側に移動させ易い状態となから、人差し指や中指等の指を用いて、固定手段の操作部を調理器前方側へ容易に操作できることになる。
つまり、固定手段を固定状態から固定解除状態に切換えるために、操作部を調理器前方側へ移動操作することを、上側張出部分の背部箇所に手指を挿入した状態において、人差し指や中指等の指を用いて良好に行うことができるのである。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、固定手段の操作部に対する操作を良好に行うことができる加熱調理器を提供できる。
本発明の加熱調理器の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、
前記固定手段が、調理器左右方向において前記上方側操作部の調理器内方側端部に設けた内方側係止部、及び、調理器左右方向において前記上方側操作部の調理器外方側端部に設けた外方側係止部と、前記上側操作部カバーにおける調理器内方側端部に設けられて、前記内方側係止部に調理器前方側への移動不能に係止される内方側被係止部、及び、前記上側操作部カバーにおける調理器外方側箇所に設けられて、前記外方側係止部に調理器前方側への移動不能に係止される外方側被係止部とから構成され、
前記外方側被係止部が、前記内方側被係止部を前記内方側係止部に係止させた状態で前記上側操作部カバーを前記上方側操作部に対して接近移動させるに伴って、前記外方側係止部との接当により係止解除状態側に後退移動しかつ前記外方側係止部の存在箇所を通過すると前記外方側係止部に係止される係止状態に弾性復帰する弾性係止式に構成され、
前記操作部が、前記外方側被係止部を前記係止解除状態側に操作するように構成されている点にある。
すなわち、固定手段が、内方側係止部にて内方側被係止部を係止し、かつ、外方側係止部にて外方側被係止部を係止することにより、上側操作部カバーを上方側操作部に固定する固定状態となるように構成されている。
そして、外方側被係止部が弾性係止式に構成されて、内方側被係止部を内方側係止部に係止させた状態で上側操作部カバーを上方側操作部に対して接近移動させることによって、外方側被係止部を外方側係止部にて係止される状態にすることができるから、上方側操作部カバーを上方側操作部に装着する作業を、内方側被係止部を内方側係止部に係止させた状態で上側操作部カバーを上方側操作部に対して接近移動させるという簡単な操作で行うことができる。
また、操作部によって、外方側被係止部を係止解除状態に操作することにより、外方側係止部による外方側被係止部に対する係止を解除し、その解除状態で上方側操作部カバーを移動操作して、内方側係止部による内方側被係止部に対する係止を解除することによって、固定手段を固定解除状態にしながら、上方側操作部カバーを容易に取り外すことができる。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第2特徴構成による作用効果に加えて、上方側操作部カバーの着脱を容易に行うことができる加熱調理器を提供できる。
本発明の加熱調理器の第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、
前記操作部が、前記外方側係止部に連設され、
前記上側操作部カバーが、前記内方側被係止部、前記外方側被係止部、及び、前記操作部を備える形態に、合成樹脂にて一体成型されている点にある。
すなわち、操作部を外方側係止部に連設される形態として、上側操作部カバーを、内方側被係止部、外方側被係止部、及び、操作部を備える形態に、合成樹脂にて一体成型するものであるから、固定手段を構成する内方側被係止部、外方側被係止部及び操作部を、上側操作部カバーと一体成型するため、固定手段の簡素化を図ることができる。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記第3特徴構成による作用効果に加えて、固定手段の簡素化を図ることができる加熱調理器を提供できる。
本発明の加熱調理器の第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、
前記操作部を構成する操作用板部分が、弾性変形自在な上下一対の脚部にて、前記上側操作部カバーに接続され、
前記外方側被係止部が、前記操作用板部分における上下の前記脚部の間に相当する箇所に設けられている点にある。
すなわち、操作部を構成する操作用板部分が、弾性変形自在な上下一対の脚部にて、上側操作部カバーに接続されているから、操作部を構成する操作用板部分を、上下一対の脚部を弾性変形させながら、調理器前後方向に弾性変位させることができる。
また、上下一対の脚部が、それらが一体となる板状に形成されるに較べて、弾性変形し易いものとなるため、操作部を構成する操作用板部分を、調理器前後方向に良好に弾性変位させることができる。
そして、操作部を構成する操作用板部分が、調理器前後方向に良好に弾性変位させることを利用して、外方側被係止部が、操作用板部分に設けられているから、外方側被係止部を係止状態と係止解除状態とに適切に弾性変位させることができる。
しかも、外方側被係止部が、操作用板部分における上下の脚部の間に相当する箇所に設けられているから、外方側被係止部を上下一対の脚部によって、適切に弾性支持できるため、外方側被係止部を外方側係止部との接当により係止解除状態側に後退移動させることや、外方側係止部の存在箇所を通過した外方側被係止部を係止状態に弾性復帰させることを良好に行えることになる。
要するに、本発明の第5特徴構成によれば、上記第4特徴構成による作用効果に加えて、外方側被係止部を外方側係止部に対して弾性力にて係止させることや、操作部によって外方側被係止部を外方側係止部から離脱させることを良好に行える加熱調理器を提供できる。
ガスコンロの斜視図 ガスコンロの斜視図 グリルの縦断側面図 グリル用操作部の縦断側面図 グリル用操作部の縦断側面図 グリル用操作部の分解斜視図 出退式操作枠の斜視図 上側操作部カバーの装着部を示す横断平面図 外方側被係止部が外方側係止部に係止された状態を示す横断平面図 外方側被係止部が外方側係止部から外れた状態を示す横断平面図 上側操作部カバーの背面図 内方側係止部に内方側被係止部が係止された状態の斜視図 外方側係止部に外方側被係止部が係止された状態の斜視図 ガスコンロをキッチンキャビネットに装着する状態を示す斜視図 ガスコンロをキッチンキャビネットに装着した状態を示す斜視図
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1及び図2に示すように、調理器本体Hの上面部に、左右一対のコンロバーナ1を備え、調理器本体Hの内部にグリルG(図3参照)を備える加熱調理器の一例としてのガスコンロGCが構成されている。
このガスコンロGCは、図14及び図15に示すように、キッチンキャビネットCNのカウンタ部に形成したコンロ装着口C1から下方に向けて挿入して、前面部をキッチンキャビネットCNの前面開口C2に臨ませる状態に組付ける、いわゆるビルトインタイプとして構成されるものであって、調理器本体Hの上部の周縁部には、キッチンキャビネットCNのカウンタ部に載置する鍔部が形成されている。
ちなみに、調理器本体Hの両横側壁夫々の前方側箇所には、調理器本体Hの横端部と前面開口C2の横端部との間の隙間を塞ぐ左右一対の隙間挿入部材Pが装着されている(図1参照)。
尚、隙間挿入部材Pは、ABS樹脂又はPBT樹脂等の樹脂材料を射出成型して、柱状に形成されている。
調理器本体Hの上部には、ガラス製の天板2が装備され、そして、天板2の後部側箇所には、グリルGの調理排気を排出するためのグリル排気口3が形成されている。
また、天板2の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の被加熱物を載置するための五徳4が、左右のコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
尚、コンロバーナ1の中央部には、図1に示すように、鍋等の被加熱物の存在及び被加熱物の底壁温度を検出するコンロバーナセンサ1Aが設けられている。
調理器本体Hの上部に装備した天板2の手前側箇所には、左右のコンロバーナ1の夫々に対する左右一対のコンロ用操作具5が、上方に離脱自在に設けられている。
ちなみに、一対のコンロ用操作具5の夫々は、前後や左右のスライド操作及び左右の回転操作により、点火及び消火の指令、目標火力の指令、目標温度に維持する自動温度調理の指令等、各種の指令情報を指令するように構成されている。
調理器本体Hの前面部におけるグリルGの右側箇所、つまり、前面部の右横端部側部分には、グリルGに対するグリル用操作部6が設けられている。
このグリル用操作部6は、合成樹脂製の操作部装着枠B(図6参照)に組付けられるものであって、上方側操作部6Uと、下方側を支点にした前後揺動により開閉自在な下方側操作部6Sとを上下に並べて備えている。
ちなみに、図1には、下方側操作部6Sの閉じ状態が示され、図2には、下方側操作部6Sの開き状態が示されている。
尚、上方側操作部6U及び下方側操作部6Sの詳細は後述する。
(グリルの構成)
図3に示すように、グリルGには、前部及び背部が開口する筒状に形成されたグリル庫7が備えられ、被調理物を加熱調理するための調理容器Kを支持し且つグリル扉8(図1参照)を前端部に備えた調理容器支持部Lが、グリル庫7に対して出退自在に設けられている。
ちなみに、本実施形態においては、調理容器Kとして、グリル皿9を装備する場合を例示する。
グリル庫7の底部には、下バーナ10が装備され、また、グリル庫7の天井部には、上バーナ11が装備されている。つまり、本実施形態においては、加熱調理用のグリルバーナAとして、下バーナ10と上バーナ11とが設けられている。
グリル庫7の後部には、燃焼ガスや加熱される被調理物から排出されるガス類等からなる調理排気をグリル排気口3に導く排気通路Eを形成する排気通路形成部Dが設けられている。
下バーナ10は、図3示すように、円筒状のバーナ本体部10Aと、そのバーナ本体部10Aに接続される混合管部10Bとを備え、バーナ本体部10Aには、周方向に沿って炎孔Fが形成されている。つまり、下バーナ10は、炎孔Fを環状に備える形態に構成されている。
そして、下バーナ10は、燃料ガスが噴出ノズル12から混合管部10Bの端部に噴出供給される際に、一次空気がエジェクタ作用によって混合管部10Bの内部に供給されることにより、一次空気と燃料ガスとの混合ガスを上述の炎孔Fに供給して一次燃焼させ、かつ、グリル庫7の底部等に形成した空気孔(図示せず)等からグリル庫7の内部に取り入れられた外気を二次空気として用いて二次燃焼させる、いわゆるブンゼン式バーナとして構成されている。
このような構成の下バーナ10は、コンロバーナ1の構成と同様であり、コンロバーナ1を転用して構成されている。
ちなみに、下バーナ10の内部には、グリル皿9の底壁温度を検出する容器温度検出センサ13が装備されている。この容器温度検出センサ13の検出情報は、運転制御部(図示せず)に入力される。
上バーナ11は、下向きの平板状の火炎を形成する輻射式バーナとして構成され、そして、下バーナ10と同様に、ガス燃料が噴出状態で供給される際に取入れる一次空気、及び、グリル庫7に取入れられた外気を二次空気として用いて燃焼するものであるが、本実施形態においては、上バーナ11の詳細な説明は省略する。
尚、詳細な説明は省略するが、下バーナ10及び上バーナ11の夫々に対して、点火装置としての点火プラグ、及び、着火状態検出装置として、熱電対等を用いて構成される着火センサが装備され、コンロバーナ1についても、同様に、点火プラグ及び着火センサが装備されている。
図3に示すように、グリル庫7の底壁の上部に、下側バーナ13b及び容器温度検出センサ13が装着された下バーナ支持板14が設けられ、その下バーナ支持板14の上部に、調理容器Kから溢れ出た汁類等の液状物を回収するカバー体15が、グリル庫7の底部を全面的に覆う状態で設けられている。
カバー体15は、上面視の形状が略長方形状で、長手方向及び短手方向の寸法が、グリル庫7の内部の前後幅方向及び横幅方向の寸法と略一致するように形成されている。
そして、下バーナ10の円筒状のバーナ本体部10Aが、カバー体15の中央部を上方に突出する状態で設けられている。
(グリル用操作部)
図6に示すように、上述した操作部装着枠Bの下部には、下方側操作部6Sを出退自在に収納する角筒状の下方側形成部BSが形成され、操作部装着枠Bの上部には、上方側操作部6Uを構成するための上方側形成部BUが形成されている。
上方側形成部BUは、横長帯状の前面部16Fとその前面部16Fから後方に伸びる筒状部16Rとを備える形態に構成されている。
上方側操作部6Uには、図1及び図6に示すように、グリルGの運転開始及び運転停止を指令する照光式の運転スイッチ17が、上方側形成部BUに装着する形態で装備されている。
ちなみに、図8に示すように、照光式の運転スイッチ17を備える装着用基板17Kが、上方側形成部BUにおける筒状部16Rの内部箇所に位置させる状態で、前面部16Fの背部にビスにて固定される形態で装着されている。
下方側操作部6Sの上部には、図4及び図5に示すように、操作パネルフレームMFの背部に電装基板MKを装備した運転操作指令部Mが設けられている。
運転操作指令部Mは、複数の指令スイッチを備えて、それらの複数の指令スイッチの操作により、グリルバーナAに対する点火及び消火の指令、目標火力の指令、目標温度に維持する自動温度調理の指令等、各種の指令情報を指令するように構成されている。
つまり、グリルGは、運転スイッチ17にて運転開始を指令した状態において、下方側操作部6Sの運転操作指令部Mにて、各種の情報を指令することにより、運転制御部がグリルバーナAの燃焼作動を制御して、加熱調理を行えるように構成されている。
そして、運転スイッチ17にて運転停止を指令した状態においては、運転操作指令部Mにて各種の情報が指令されても、運転制御部がグリルバーナAを燃焼停止状態に維持するように構成されている。
図7に示すように、下方側操作部6Sが、運転操作指令部Mの左右両端から下方に向けて下方側ほど前後幅が狭くなる形態で伸びる左右一対の側板部18s、及び、左右の側板部18sの前縁部を接続する前板部18fを備える出退式操作枠18を用いて構成されることになり、この出退式操作枠18の上部に、後述の如く、運転操作指令部Mが装着される。
出退式操作枠18が、左右一対の側板部18sの下端側部分を中心とした前後揺動により、調理器本体Hの内方に引退する引退位置(図4参照)と調理器本体Hの前方に突出する突出位置(図5参照)とに切換え操作自在に構成されている。
具体的には、図6に示すように、操作部装着枠Bの下端部に、枢支軸19が横倒れ姿勢で設けられ、左右の側板部18sの下端部が、枢支軸19に回動自在に枢支されている。
尚、出退式操作枠18が引退位置に位置する状態が、下方側操作部6Sの閉じ状態(図1参照)に相当し、出退式操作枠18が突出位置に位置する状態が、下方側操作部6Sの開き状態(図2参照)に相当することになる。
図7に示すように、出退式操作枠18の上部の調理器後方側の端部には、出退式操作枠18の調理器前方側への揺動範囲を規制する揺動範囲規制用突起18Tが、上方に突出する状態で設けられている。
そして、この揺動範囲規制用突起18Tが、図5に示すように、出退式操作枠18を突出位置に揺動させたときに、操作部装着枠Bの接当部Btに接当して、出退式操作枠18を突出位置に位置決めするように構成されている。
図6に示すように、出退式操作枠18を突出位置に復帰付勢する弾性付勢手段としてのつる巻式のスプリング20が設けられている。
また、図4及び図5に示すように、操作部装着枠Bには、出退式操作枠18の前板部18fの背部に設けた保持用突起21を保持する操作枠保持機構Qが設けられている。
操作枠保持機構Qは、出退式操作枠18が引退位置に位置するときに保持用突起21を保持する保持状態となるものであって、引退位置の出退式操作枠18を後方側に押し移動することにより保持を解除する解除状態となり、そして、突出位置の出退式操作枠18を引退位置に押し移動することによって、保持用突起21を保持する保持状態となるものであるが、操作枠保持機構Qの具体構成は周知であるので、本実施形態においては、操作枠保持機構Qの詳細な説明は省略する。
尚、操作部装着枠Bの下方側形成部BSには、図4及び図5に示すように、電池収納ボックスBDが設けられている。そして、出退式操作枠18の前板部18fには、図6及び図7に示すように、電池収納ボックスBDに対応して、電池交換用口18Dが形成されている。
(カバー構成)
図1及び図2に示すように、上方側操作部6Uには、前面を覆う帯板状の上側操作部カバー22が着脱自在に装備され、下方側操作部6Sには、前面を覆う四角板状の下側操作部カバー23が着脱自在に装備されている。
尚、上側操作部カバー22は、図8に示すように、合成樹脂製の本体部22Hの前面に化粧用フィルム22Fを貼着する形態に構成されるものであって、本体部22Hには、照光式の運転スイッチ17等を露出するための孔が形成され、化粧用フィルム22Fには、照光式の運転スイッチ17からの照射光を透過する透明部分を備えるように構成されている。
上側操作部カバー22及び下側操作部カバー23が、調理器本体Hの横端部とキッチンキャビネットCNの前面開口C2の横端部との間の隙間を覆うべく調理器本体Hの横外方に張り出す状態で設けられている。
すなわち、図6に示すように、上側操作部カバー22には、調理器本体Hの横外方に張り出す上側張出部分22Aが設けられ、下側操作部カバー23には、調理器本体Hの横外方に張り出す下側張出部分23Aが設けられている。
そして、図15に示すように、上側張出部分22Aを備える上側操作部カバー22及び下側張出部分23Aを備える下側操作部カバー23が、上述した隙間挿入部材Pの前部相当箇所を覆う状態で、調理器本体Hの横端部とキッチンキャビネットCNの前面開口C2の横端部との間の隙間を覆うように構成されている。
つまり、図14に示すように、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着する際には、上側操作部カバー22及び下側操作部カバー23を調理器本体Hから外しておき、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着した後に、図15に示すように、上側操作部カバー22及び下側操作部カバー23を調理器本体Hに装着することになる。
ちなみに、図1及び図2に示すように、調理器本体Hの前面におけるグリルGの左側に相当する横左側端部分には、上側操作部カバー22と左右対称の上側左カバー24と、下側操作部カバー23と左右対称の下側左カバー25とが、上下に並ぶ状態で着脱自在に設けられている。
上側左カバー24及び下側左カバー25が、調理器本体Hの横外方に張り出す形態に形成されて、図15に示すように、上側左カバー24及び下側左カバー25が、上述した隙間挿入部材Pの前部相当箇所を覆う状態で、調理器本体Hの横端部とキッチンキャビネットCNの前面開口C2の横端部との間の隙間を覆うように構成されている。
つまり、図14に示すように、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着する際には、上側左カバー24及び下側左カバー25を調理器本体Hから外しておき、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着した後に、図14に示すように、上側左カバー24及び下側左カバー25を調理器本体Hに装着することになる。
尚、上側左カバー24の背部箇所には、キッチンキャビネットCNの上方箇所に配置した換気装置に起動指令を与えるための赤外線送信部26が装備されており、上側左カバー24は、赤外線送信部26を点検調整する際にも着脱されることになる。
(下側操作部カバーの装着構成)
下側操作部カバー23が、枢支軸19にて下端部が支持されて、枢支軸19を中心とした前後揺動により下方側操作部6Sに対して開閉されるように構成されている。
すなわち、図6に示すように、下側操作部カバー23の下端縁部に、枢支軸19に外嵌する3個の係合部23aが横方向に並べて設けられており、これらの係合部23aが枢支軸19に外嵌することにより、下側操作部カバー23が、枢支軸19を中心に前後揺動することにより、開き状態と閉じ状態とに切換えられるように構成されている。
下側操作部カバー23の下端縁部の係合部23aが、一部を開口させたU字状に形成されており、下側操作部カバー23をコンロ前後方向に移動させながら、係合部23aを枢支軸19に対して係脱できるように構成されている。
したがって、下側操作部カバー23が、開き状態において、係合部23aを枢支軸19に対して係脱することにより、下方側操作部6Sに対して着脱できるように構成されている。
下側操作部カバー23の上方側には、3個の弾性変形自在な3個の舌片23bが、後方側に向けて突出する状態で設けられ、それらの舌片23bが、出退式操作枠18の前板部18fに形成した係合孔27に係合自在に構成されている。
そして、開き状態の下側操作部カバー23を上方側に揺動させるに伴って、舌片23bが、出退式操作枠18の前板部18fに形成した係合孔27に係合することによって、下側操作部カバー23が、閉じ状態に保持されるように構成されている。
尚、閉じ状態の下側操作部カバー23を開き状態に切換え操作する際には、下側張出部分23A等を把持して、下側操作部カバー23を下側に向けて開き操作することにより、舌片23bが、出退式操作枠18の前板部18fに形成した係合孔27から外れて、下側操作部カバー23を開き状態に切換えることができる。
このように、下側操作部カバー23を開閉操作できるものであるから、電池収納ボックスBDに収納した電池を交換する電池交換作業際等においては、下側操作部カバー23を開き状態にすることになる。
また、下側操作部カバー23の開き状態において、下側操作部カバー23の下端縁部の係合部23aを枢支軸19に対して係脱しながら、下側操作部カバー23を着脱できるものであるから、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着する際には、下側操作部カバー23を外しておき、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着した後において、下側操作部カバー23を、下方側操作部6Sを覆う状態に装着できる。
(上側操作部カバーの装着構成)
図8〜図10に示すように、上方側操作部6Uを覆う状態に上側操作部カバー22を固定する固定手段Rが、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられている。
そして、固定手段Rが、上側操作部カバー22における調理器本体Hの横外方に張り出す上側張出部分22Aの背部箇所に位置する操作部Sを調理器前方側に移動操作することにより、固定状態から固定解除状態に操作されるように構成されている。
すなわち、固定手段Rが、調理器左右方向において上方側操作部6Uの調理器内方側端部に設けた内方側係止部30、及び、調理器左右方向において上方側操作部6Uの調理器外方側端部に設けた外方側係止部31と、上側操作部カバー22における調理器内方側端部に設けられて、上方側操作部6Uの内方側係止部30に調理器前方側への移動不能に係止される内方側被係止部32、及び、上側操作部カバー22における調理器外方側箇所に設けられて、上方側操作部6Uの外方側係止部31に調理器前方側への移動不能に係止される外方側被係止部33とから構成されている。
内方側被係止部32が、横断面形状L字状に形成されて、板状に形成された内方側係止部30に係止されるように構成されている。
また、内方側係止部30の上下両側部には、図12に示すように、内方側被係止部32が上下移動することを規制する内方側受部30aが設けられており、内方側被係止部32が、内方側係止部30にて、上下方向への移動不能に係止されるように構成されている。
外方側被係止部33が、図10に示すように、内方側被係止部32を内方側係止部30に係止させた状態で上側操作部カバー22を上方側操作部6Uに対して接近移動させるに伴って、外方側係止部31との接当により係止解除状態側に後退移動しかつ外方側係止部の存在箇所を通過すると外方側係止部31に係止される係止状態に弾性復帰する弾性係止式に構成されている。
そして、操作部Sが、外方側係止部に連設されて、外方側被係止部33を係止解除状態側に操作するように構成されている。
説明を加えると、図11に示すように、上側操作部カバー22の本体部22Hが、内方側被係止部32、外方側被係止部33、及び、操作部Sを備える形態に、合成樹脂にて一体成型されている。
具体的には、操作部Sを構成する操作用板部分22aが、弾性変形自在な上下一対の脚部22bにて、上側操作部カバー22の本体部22Hに接続され、外方側被係止部33が、操作用板部分22aにおける上下の脚部22bの間に相当する箇所に設けられている。
つまり、一対の脚部22b及び操作用板部分22aの外周部に、上側操作部カバー22の本体部22Hと分離するU字状の分離用隙間U1が形成され、且つ、一対の脚部22bの間には、脚部分割用の脚部形成用隙間U2が形成されている。
そして、一対の脚部22b及び操作部Sを構成しかつ外方側被係止部33を備える弾性変位部分が、上側操作部カバー22の本体部22Hに対して、調理器前後方向(本体部22Hの板厚方向)に弾性変位自在に構成されている。
そして、図9及び図10に示すように、外方側被係止部33が、調理器前後方向(本体部22Hの板厚方向)の弾性変位により、係止解除状態側に後退移動可能で且つ外方側係止部31に係止される係止状態に弾性復帰するように構成されている。
外方側被係止部33が、図9及び図10に示すように、板状の外方側係止部31に係止される突部33aを備える形状に形成され、外方側係止部31の外端面31fが、接近移動する外方側被係止部33の突部33aを係止解除状態側に押圧する傾斜面状に形成されている。
したがって、内方側被係止部32を内方側係止部30に係止させた状態で上側操作部カバー22を上方側操作部6Uに対して接近移動させるに伴って、外方側被係止部33を外方側係止部31との接当により係止解除状態側に後退移動させることを、円滑に行えるように構成されている。
また、外方側係止部31の上下両側部には、外方側被係止部33が上下移動することを規制する外方側受部31aが設けられており、外方側被係止部33が、外方側係止部31にて、上下方向への移動不能に係止されるように構成されている(図13参照)。
つまり、上側操作部カバー22は、内方側被係止部32が、内方側係止部30にて、上下方向への移動不能に係止され、且つ、外方側被係止部33が、外方側係止部31にて、上下方向への移動不能に係止されることにより、上下方向での移動を規制された状態で、上方側操作部6Uに装着されることになる。
したがって、上側操作部カバー22を上方側操作部6Uに装着する際には、先ず、内方側被係止部32を内方側係止部30に係止させ、次に、上側操作部カバー22を上方側操作部6Uに対して接近移動させて、外方側被係止部33を外方側係止部31に係止される手順にて行うことになる。
また、上側操作部カバー22を上方側操作部6Uから離脱する際には、下方側操作部6Sを突出位置に切換えた状態で、上側操作部カバー22の上側張出部分22Aの背部箇所に位置する操作部Sを調理器前方側に移動操作することにより、外方側被係止部33を係止解除状態に操作して、固定手段Rを固定状態から固定解除状態に操作しながら、上側操作部カバー22を上方側操作部6Uから離脱させる手順にて行うことになる。
このように、上側操作部カバー22を着脱することができるものであるから、グリルGの運転開始及び運転停止を指令する照光式の運転スイッチ17を点検する作業等においては、上側操作部カバー22を操作部装着枠Bの上方側形成部BUから外すことになる。
また、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着する際には、上側操作部カバー22を外しておき、調理器本体HをキッチンキャビネットCNに装着した後において、上側操作部カバー22を操作部装着枠Bの上方側形成部BUに装着することになる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、調理器本体Hの前面部における右側の横端部側部分に、上方側操作部6Uと、出退式の下方側操作部6Sとが並設される場合を例示したが、調理器本体Hの前面部における左右両側に、上方側操作部6Uと下方側操作部6Sとが並設される場合にも、本発明は適用できるものである。
つまり、例えば、調理器本体Hの前面部における右側の横端部側部分に、グリルGに対する操作部を設けるようにし、調理器本体Hの前面部における左側の横端部側部分に、コンロバーナ1に対する操作部を設けるようにする場合において、調理器本体Hの前面部における左右両側に、上方側操作部6Uと下方側操作部6Sとを並設させるようにしてもよい。
(2)上記実施形態においては、出退式の下方側操作部6Sが、下端部を支点にした前後揺動により、引退位置と突出位置とに切換えられる場合を例示したが、例えば、下方側操作部6Sを前後方向にスライド移動自在に支持して、そのスライド移動によって、引退位置と突出位置とに切換えるようにする等、下方側操作部6Sを引退位置と突出位置とに切換える形態は各種変更できる。
(3)上記実施形態では、調理器本体Hに装着される操作部装着枠Bを備えさせて、下方側操作部6Sを構成する出退式操作枠18が、操作部装着枠Bに組付けられる場合を例示したが、出退式操作枠18を、調理器本体Hを形成するケーシングに直接装着する形態で実施してもよい。
(4)上記実施形態では、加熱調理器として、加熱手段としてコンロバーナ1やグリルバーナを備えるガスコンロGCを例示したが、加熱手段として電磁誘導加熱部を備えた電磁調理器にも本発明は適用できるものである。
(5)上記実施形態では、グリルGに装備する調理容器Kとして、グリル皿9を調理容器支持部Lに支持する場合を例示したが、調理容器Kとしては、蓋部を備えた炊飯用の容器等、グリル庫7の内部に収納して加熱調理するための種々の調理容器を適用できる。
(6)上記実施形態では、固定手段Rが、操作部Sにて、固定状態から固定解除状態に切換え操作される場合を例示したが、固定手段Rを、操作部Sにて、固定状態から固定解除状態への操作及び固定解除状態から固定状態への操作を行う形態に構成してもよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
6U 上方側操作部
6S 下方側操作部
22 上側操作部カバー
22a 操作用板部分
22b 脚部
23 下側操作部カバー
30 内方側係止部
31 外方側係止部
32 内方側被係止部
33 外方側被係止部
CN キッチンキャビネット
C1 上方開口部
C2 前面開口
H 調理器本体
R 固定手段
S 操作部

Claims (5)

  1. キッチンキャビネットの上方開口部から下方に挿入されて、前面部を前記キッチンキャビネットの前面開口に臨ませた状態に組み付けられる調理器本体における前記前面部の横端部側部分に、上方側操作部と下方側操作部とが上下方向に並設され、
    前記下方側操作部が、前記調理器本体の内方に引退させた引退位置と前記調理器本体の前方に突出させた突出位置とに出退自在に構成され、
    前記上方側操作部の前面を覆う上側操作部カバー及び前記下方側操作部の前面を覆う下側操作部カバーが、前記調理器本体の横端部と前記前面開口の横端部との間の隙間を覆うべく前記調理器本体の横外方に張り出す状態で設けられ、
    前記上方側操作部を覆う状態に前記上側操作部カバーを固定する固定手段が、固定状態と固定解除状態とに切換え自在に設けられた加熱調理器であって、
    前記固定手段が、前記上側操作部カバーにおける前記調理器本体の横外方に張り出す上側張出部分の背部箇所に位置する操作部にて、少なくとも前記固定状態から前記固定解除状態に操作されるように構成されている加熱調理器。
  2. 前記操作部が、調理器前方側への移動操作により、前記固定手段を前記固定状態から前記固定解除状態に切換えるように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記固定手段が、調理器左右方向において前記上方側操作部の調理器内方側端部に設けた内方側係止部、及び、調理器左右方向において前記上方側操作部の調理器外方側端部に設けた外方側係止部と、前記上側操作部カバーにおける調理器内方側端部に設けられて、前記内方側係止部に調理器前方側への移動不能に係止される内方側被係止部、及び、前記上側操作部カバーにおける調理器外方側箇所に設けられて、前記外方側係止部に調理器前方側への移動不能に係止される外方側被係止部とから構成され、
    前記外方側被係止部が、前記内方側被係止部を前記内方側係止部に係止させた状態で前記上側操作部カバーを前記上方側操作部に対して接近移動させるに伴って、前記外方側係止部との接当により係止解除状態側に後退移動しかつ前記外方側係止部の存在箇所を通過すると前記外方側係止部に係止される係止状態に弾性復帰する弾性係止式に構成され、
    前記操作部が、前記外方側被係止部を前記係止解除状態側に操作するように構成されている請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記操作部が、前記外方側係止部に連設され、
    前記上側操作部カバーが、前記内方側被係止部、前記外方側被係止部、及び、前記操作部を備える形態に、合成樹脂にて一体成型されている請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記操作部を構成する操作用板部分が、弾性変形自在な上下一対の脚部にて、前記上側操作部カバーに接続され、
    前記外方側被係止部が、前記操作用板部分における上下の前記脚部の間に相当する箇所に設けられている請求項4記載の加熱調理器。
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