JP2016036985A - 素子基板、液体吐出ヘッド、及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリコンウェハに半導体製造工程によって形成され、その後、シリコンウェハを切断することにより得られる矩形の素子基板100を、素子基板に実装される回路の検査のために、素子基板の外部に設けられた複数の検査用の電極パッド103a、103b、103cに接続され、複数の検査用の電極パッドに電圧を印加する複数の配線111a、111b、111cを備える。素子基板がシリコンウェハから切断される際に、複数の配線が切断される複数の切断点112a、112b、112cを、切断点それぞれに印加される電圧と隣接する切断点に印加される電圧との間の電位差が大きいほど隣接する切断点との間の距離が大きくなるように設ける。
【選択図】図4
Description
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を用いて記録を行なう記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。
・−−−−−・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
|記録ヘッド| 切断点間 | 電位差 | 距離 |(1)|(2)|
・−−−−−・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112a−112b|V0= 3V|D0= 5μm| ○ | × |
|比較例1 ・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112b−112c|V1=12V|D1= 5μm| × | × |
・−−−−−・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112a−112b|V0= 3V|D0=10μm| ○ | ○ |
|比較例2 ・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112b−112c|V1=12V|D1=10μm| ○ | × |
・−−−−−・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112a−112b|V0= 3V|D0=10μm| ○ | ○ |
|実施例1 ・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
| |112b−112c|V1=12V|D0=40μm| ○ | ○ |
・−−−−−・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−・−−−・−−−・
(1)1000時間記録動作後
(2)2000時間記録動作後
○:正常動作(ショートは発生せず)
×:ショート発生
表1に示す結果から、比較例1の記録ヘッドでは、1000時間記録を行うと、12Vの電位差が生じる切断点間112b−112c(配線111b−111c)にショート(リーク電流)が発生することが分かる。さらに、2000時間記録を行うと3Vの電位差が生じる切断点間112a−112b(配線111a−111b)にもショートが発生する。比較例2の記録ヘッドでは、2000時間記録を行うと3Vの電位差が生じる切断点間112a−112b(配線111a−111b)ではショートが発生しないが、12Vの電位差が生じる切断点間112b−112cではショートが発生した。
・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
| 切断点間 | 電位差 | 距離 |(1)|(2)|
・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
|112b−112c|V0= 3V|D0= 10μm| ○ | ○ |
|112a−112b|V1= 9V|D1= 30μm| ○ | ○ |
|112c−112d|V2=24V|D2=200μm| ○ | ○ |
・−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
(1)1000時間記録動作後
(2)2000時間記録動作後
○:正常動作(ショートは発生せず)
表2に示す結果から、この実施例によれば、2000時間の記録を行っても、ショートは発生しなかったことが分かる。
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
| 切断点間 | 電位差 | 距離 |(1)|(2)|
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
|112a −112a’|V0= 0V|D0= 5μm| ○ | ○ |
|112d −112d’| | | | |
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
|112b −112c |V1= 3V|D1= 10μm| ○ | ○ |
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
|112a −112b |V2= 9V|D2= 30μm| ○ | ○ |
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
|112c −112d |V3=24V|D3=200μm| ○ | ○ |
・−−−−−−−−−−−・−−−−−−・−−−−−−−−・−−−・−−−・
(1)1000時間記録動作後
(2)2000時間記録動作後
○:正常動作(ショートは発生せず)
表3に示す結果から、この実施例によれば、2000時間の記録を行っても、ショートは発生しなかったことが分かる。
103a、103a’103b、103c、103d、103d’ 電極パッド、
111a、111a’、111b、111c、111d、111d’ 配線、
112a、112a’、112b、112c、112d、112d’ 切断点、
120 インク供給口、140 駆動回路、
140a 駆動素子(パワートランジスタ)、
140b レベルコンバータ、141 AND回路、142 ラッチ回路、
143 シフトレジスタ、144 駆動電圧発生回路、
200 シリコンウェハ(Siウェハ)、201〜202 切断領域、
H1000 ヘッド基板、H2000 記録素子ユニット
Claims (11)
- シリコンウェハに半導体製造工程によって形成され、該形成の後、前記シリコンウェハを切断することにより得られる矩形の素子基板であって、
前記素子基板に実装される回路の検査のために、前記素子基板の外部に設けられた複数の検査用の電極パッドに接続され、前記複数の検査用の電極パッドに印加されるのと同じ電圧が印加される複数の配線を有し、
前記素子基板が前記シリコンウェハから切断される際に、前記複数の配線が切断される複数の切断点は、前記素子基板の端部において、該複数の切断点それぞれに印加される電圧と隣接する切断点に印加される電圧との間の電位差が大きいほど前記隣接する切断点との間の距離が大きくなるように設けることを特徴とする素子基板。 - 前記素子基板に実装される回路を動作させるために電圧を印加する複数の電極パッドをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の素子基板。
- 前記複数の切断点は、前記素子基板の前記複数のパッドが設けられた側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の素子基板。
- 前記複数の切断点の一部が前記素子基板の前記複数のパッドが設けられた側に設けられ、
前記複数の切断点の残りが前記素子基板の前記複数のパッドが設けられていない側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の素子基板。 - 前記複数の切断点のうち、同じ電圧が印加される切断点は隣接して設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の素子基板。
- 前記複数の切断点は、樹脂によって封止されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の素子基板。
- 複数のヒータと、
前記複数のヒータを駆動する複数の駆動素子とをさらに有し、
前記回路は、
前記複数の駆動素子を駆動させる駆動回路と、
前記駆動回路の駆動を制御する論理回路とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の素子基板。 - 前記論理回路は、
外部からデータ信号を入力して一時的に格納するシフトレジスタと、
前記シフトレジスタに格納されたデータ信号をラッチするラッチ回路と、
前記ヒータに電流を供給するタイミングを決定するヒートイネーブル信号を外部から入力して、前記ラッチ回路によりラッチされたデータ信号とのAND演算を行うAND回路とを含むことを特徴とする請求項7に記載の素子基板。 - 前記駆動回路は、
前記AND回路からの信号を昇圧するレベルコンバータと、
前記レベルコンバータからの信号により駆動される前記駆動素子として動作するトランジスタとを含むことを特徴とする請求項8に記載の素子基板。 - 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の素子基板と、
外部から供給される液体の供給口と、
前記複数のヒータそれぞれに対応した液体を吐出する複数の吐出口とを有することを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項10に記載の液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして用い、インクジェット方式に従って、前記記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置。
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