JP2016035116A - かつらベース - Google Patents

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小百合 重松
Sayuri Shigematsu
小百合 重松
省吾 亀井
Shogo Kamei
省吾 亀井
侑大 横溝
Yudai Yokomizo
侑大 横溝
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Abstract

【課題】 天然繊維の吸湿性や制電性という優れた特性を生かしつつ、十分な伸縮性や耐久性を備えるかつらベースを提供することを目的とする。【解決手段】 少なくとも植物繊維と動物繊維をそれぞれ1種類以上含む2種類以上の天然繊維を用いて形成したかつらベース10であって、前記天然繊維のうち1種類以上を用いて経編した編地を有することとし、たて方向に編まれる第1の経糸11として、シルク、ウール又はカシミアのうち、いずれか1種類以上からなる動物繊維が用いられ、第1の経糸を連結する第2の経糸12として、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる植物繊維が用いられることにするとよい。【選択図】 図1

Description

本発明は、かつらベースに関し、特に2種類以上の天然繊維を用いて形成したものに関する。
かつらベースとなるベースネットは、合成繊維の複数本の糸から成る編地又は織地による網状の基布で形成されているのが一般的である(特許文献1参照)。そして、合成繊維としては、ナイロンやポリエステル等が用いられている。これは、合成繊維が強度や伸縮性といった点で優れており、また、安価で加工性がよいといった特性を有しているためである。しかし、かつらベースは頭皮に密着するものなので、アレルギー反応などの生体適合性や環境問題の観点からすると、合成繊維のような化学材料を用いるよりも、天然材料を用いる方が好ましいと言える。
天然繊維は吸湿性や制電性などの点で優れているという特性を有しているため、かつらベースに用いられることがあるものの、合成繊維に比べて強度や伸縮性で劣るため、装着性や耐久性に問題を有している。
また、天然繊維と合成繊維を組み合わせたり、半合成繊維を使用することも考えられるが、天然繊維が有する吸湿性や制電性で優れているという特性を十分に発揮することが難しいことから、できれば天然繊維だけでかつらベースを構成することが好ましいと考えられる。
特開2008−303506号公報
これらの実情に鑑み、本発明では、天然繊維の吸湿性や制電性という優れた特性を生かしつつ、十分な伸縮性や耐久性を備えて装着性に優れるかつらベースを提供することを目的とする。
本発明のかつらベースは、少なくとも植物繊維と動物繊維をそれぞれ1種類以上含む2種類以上の天然繊維を用いて形成したかつらベースであって、その天然繊維のうち1種類以上を用いて経編した編地を有することとする。そして、その編地のよこ方向に、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる複数本の植物繊維を編地に絡めて這わせていることにしてもよい。
また、編地が2種類の経糸によって形成されるものであって、たて方向に編まれる第1の経糸として、シルク、ウール又はカシミアのうち、いずれか1種類以上からなる動物繊維が用いられ、第1の経糸を連結する第2の経糸として、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる植物繊維が用いられることにしてもよい。
さらに、頭頂部から額及び襟足方向への伸縮性が、頭頂部から両耳方向への伸縮性より大きいことにするとよい。
本発明のかつらベースは、天然繊維を用いていることから、吸湿性に優れ、制電性が高いという効果を奏する。
また、少なくとも植物繊維と動物繊維をそれぞれ1種類以上含む2種類以上の天然繊維を用いることで、それぞれの伸縮性を考慮して編地を形成することができるので、装着性に優れたかつらベースを提供することができる。特に、頭部の前後方向の伸縮性を高く、左右方向の伸縮性を低くすることで、頭部に密着して変形しにくく、かつ耐久性に優れたかつらベースを提供することができる。
本発明のかつらベースの編地を例示する図である。 かつらベースの伸縮性の方向を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1の(a)(b)は、本発明のかつらベースの編地を例示する図である。これらの編地は線状部材を経編して形成したものであり、図の上下方向をたて方向、図の左右方向をよこ方向とする。ここでは、線状部材として2種類の経糸が用いられており、たて方向に編んでいる第1の経糸11を実線、第1の経糸同士を連結する第2の経糸12を破線で示している。なお、経編として2つの編地を例示したが、特にこの2つの編地に限定するものではなく、経編であればこれ以外の編地(例えばデンビー編等)でもよい。
ここで、かつらベース10を織物ではなく編物にするのは、編物の伸縮性を利用するためである。また、緯編ではなく経編にするのは、緯編の場合は、伸縮性に富むのだが、例えば平編であればたて方向、よこ方向共に伸縮性を有するので、かつらベースとしたときに、使用するにつれて変形する恐れがあるからである。
本発明のかつらベース10は、天然繊維からなる線状部材を編んで形成した編地からなり、そこに人工毛などの毛髪を結着して、かつらが構成される。ここで、天然繊維には、動物繊維と植物繊維がある。そして、動物繊維は一般的に伸縮性が高いのに対し、植物繊維は伸縮性が低いが丈夫であるという特性がある。
本発明のかつらベース10は、2種類以上の天然繊維を用いて形成するものなので、天然繊維を適切に使い分けることで、伸縮方向を所望の方向に制御することが可能になる。特に図1の(a)(b)に例示したような編地の場合は、第1の経糸11の素材としては、シルク、ウール又はカシミアのうち、いずれか1種類以上からなる動物繊維を用いるのが好ましく、また、第2の経糸12の素材としては、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる植物繊維を用いるのが好ましい。
このように第1の経糸11に伸縮性の高い動物繊維を用い、第2の経糸12に植物繊維を用いることで、編地のたて方向の伸縮性を高め、よこ方向には伸縮性を抑制したかつらベース10を形成することができる。さらに第2の経糸12は、植物繊維なので、耐久力を高めるという役目も果たすことができる。
さらに、このように天然繊維のみでかつらベース10を形成することで、合成繊維にみられるアレルギー反応などの生体適合性のような問題がなくなるというメリットがある。また、吸湿性や制電性で優れているという天然繊維の特性を生かすこともできる。
また別の構成として、第1の経糸11と第2の経糸12の両方に動物繊維を用いてかつらベース10を形成することもできる。その場合は、編地とは別に、よこ方向に複数本の植物繊維を編地に絡めて這わせるとよい。そうすることで、たて方向の伸縮性を高めたまま、よこ方向の伸縮性を抑制することができ、また、吸湿性や制電性で優れるという天然繊維の特性も生かすことができる。
図2は、かつらベースの伸縮性の方向を説明する図である。頭頂部から額及び襟足方向(以下、前後方向とする。)には伸縮性が高いことが望ましい。これは、頭の形状が一般的には前後方向に縦長であることから、かつらベースを前後方向に伸ばして装着するのが一般的であり、また髪をかき上げる行為などによって前後方向には外力がかかることが多いからである。
一方、頭頂部から両耳方向(以下、左右方向とする。)には伸縮性が低い方がよい。前後方向の伸縮性が高い場合に、左右方向の伸縮性も高いと長時間の装着によりかつらベース10に変形が生じやすくなるからである。
なお、本発明のかつらベース10では、編地のたて方向の伸縮性を高くしているため、たて方向が前後方向になるように製造すれば伸縮性を満足することができ、頭部に密着して変形しにくいかつらベース10を提供することができる。また、植物繊維を用いることで左右方向の伸縮性を抑えることができ、さらに、植物繊維の丈夫さを生かして、かつらベースの破損を防止し、耐久性を高めることができる。
10 かつらベース
11 第1の経糸
12 第2の経糸

Claims (4)

  1. 少なくとも植物繊維と動物繊維をそれぞれ1種類以上含む2種類以上の天然繊維を用いて形成したかつらベースであって、前記天然繊維のうち1種類以上を用いて経編した編地を有することを特徴とするかつらベース。
  2. 前記編地のよこ方向に、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる複数本の植物繊維を前記編地に絡めて這わせていることを特徴とする請求項1に記載のかつらベース。
  3. 前記編地が2種類の経糸によって形成されるものであって、たて方向に編まれる第1の経糸として、シルク、ウール又はカシミアのうち、いずれか1種類以上からなる動物繊維が用いられ、前記第1の経糸を連結する第2の経糸として、楮、三椏、雁皮、竹又は麻のうち、いずれか1種類以上からなる植物繊維が用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のかつらベース。
  4. 頭頂部から額及び襟足方向への伸縮性が、頭頂部から両耳方向への伸縮性より大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のかつらベース。
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