JP2016032965A - アクスルハウジング - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ディファレンシャルギアを収容するハウジングセンタ部1の両側に一体または別体で繋がり、かつ車幅方向に延びる左右一対の軸管部2と、各軸管部2に取り付けられ、かつアッパコントロールロッド7Aを連結するためのアッパブラケット3と、を備えている、アクスルハウジングAであって、各軸管部2のうち、アッパブラケット3の取付け対象部分は、各軸管部2の他の部分よりも上向きに隆起した隆起部22として形成されている。
【選択図】 図1
Description
これらの文献に記載のアクスルハウジングは、ディファレンシャルギアを収容するハウジングセンタ部と、このハウジングセンタ部の両側に繋がって設けられ、かつ車幅方向に延びる左右一対の軸管部とを備えている。
このような構成のアクスルハウジングにおいては、ディファレンシャルギアから発生する音響振動(デフノイズ)をできる限り低減することが望まれる。そのための手段として、特許文献1においては、ハウジングセンタ部を補強している。また、特許文献2,3においては、ハウジングセンタ部と軸管部との境界部分に、金属製環状部材あるいはインナリインフォースを設け、前記境界部分を補強する手段が採用されている。このような手段によれば、ハウジングセンタ部自体の振動を抑制し、あるいはハウジングセンタ部と軸管部との境界部分に振動による歪みの集中を生じ難くし、アクスルハウジングの音響特性を改善することができる。
すなわち、アッパコントロールロッドは、アクスルハウジングと車体とを連結する部材であり、アクスルハウジングの振動を車体に伝達する経路となる。これに対し、本発明においては、軸管部のうち、アッパコントロールロッドが連結されるアッパブラケットの取付け対象部分は、軸管部の他の部分よりも上向きに隆起した隆起部とされているために、上下方向の曲げ力に対する剛性が高く、上下振動を生じ難くなる。本発明によれば、アクスルハウジングの軸管部から車体への音響振動伝達経路の大元となる箇所の振動抑制が図られている結果、車体に音響振動が伝達することも抑制され、車室内の静寂性などを高めることができる。このような効果は、ハウジングセンタ部や、ハウジングセンタ部と軸管部との境界部分の剛性を高めることによっては得られない特有の効果ということができる。
また、本発明においては、アッパブラケットの取付け対象部分を隆起部として形成しており、この部分を効率良く補強している。したがって、軸管部の全長域を不必要に厚肉に形成するような必要はなく、アクスルハウジング全体の重量増大なども適切に回避することが可能である。
なお、アクスルハウジングにロアコントロールロッド連結用のロアブラケットが設けられている場合に、このロアブラケットの取付け対象部分を下向きに隆起させる手段を採用することも可能であるが、このような手段によれば、地上高さが低くなる虞がある。また、ロアブラケットの取付け対象部分を下向きに隆起させた場合、アクスルハウジング内に貯留されるオイルがこの膨出部分にも無駄に貯留されるといった虞もある。これに対し、アッパブラケットの取付け対象部分を上向きに隆起させた本発明の構成によれば、前記したような虞はない。
ストを低減できる他、振動による歪みが集中し易い複数の部材どうしの接合箇所も少なくすることができる。したがって、音響振動防止効果を高める上においても、より好ましいものとなる。
図面において、矢印Frは車両前方、矢印Wは車幅方向、矢印Upは上方を示している。
ロアブラケット4は、ロアコントロールロッド7Bの一端が連結される部分である。本実施形態においては、ロアブラケット4の取付け対象部分は、アッパブラケット3の取付け対象部分とは異なり、隆起部として形成されていない。これは、ロアブラケット4の取付け対象部分を下向きに隆起させると、地上高さが低くなることや、アクスルハウジング
A内に貯留される潤滑オイルが隆起部にも溜まり、貯留オイル量が無駄に多くなることなどを回避する上で有利である。
アクスルハウジングは、必ずしもアクスルハウジングアッパ、アクスルハウジングロア、およびリヤカバーを組み合わせたものに限らない。アクスルハウジング全体の基本的な
構造は、従来既知の構造(たとえば、ハウジングセンタ部と軸管部とを別部材により構成して接合した構造など)とすることも可能である。なお、アクスルハウジングを、上下に分割することに代えて、車両前後方向の前側部分と後側部分とに分割した構造とすることもできる。
1 ハウジングセンタ部
2 軸管部
22 隆起部
23a 前壁部(軸管部の)
23b 後壁部(軸管部の)
3 アッパブラケット
5 インナリインフォース
7A アッパコントロールロッド
Claims (2)
- ディファレンシャルギアを収容するハウジングセンタ部の両側に一体または別体で繋がり、かつ車幅方向に延びる左右一対の軸管部と、
前記各軸管部に取り付けられ、かつアッパコントロールロッドを連結するためのアッパブラケットと、
を備えている、アクスルハウジングであって、
前記各軸管部のうち、前記アッパブラケットの取付け対象部分は、前記各軸管部の他の部分よりも上向きに隆起した隆起部として形成されていることを特徴とする、アクスルハウジング。 - 請求項1に記載のアクスルハウジングであって、
前記各軸管部の車両前後方向の前壁部と後壁部との相互間に挟まれるように配置されてそれら前壁部と後壁部との双方に接合され、かつ前記軸管部の長手方向に延びたインナリインフォースを、さらに備えている、アクスルハウジング。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019060881A1 (en) * | 2017-09-25 | 2019-03-28 | American Axle & Manufacturing, Inc. | FRONT AXLE ASSEMBLY |
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2015
- 2015-07-29 MY MYPI2015702487A patent/MY187565A/en unknown
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US11371600B2 (en) | 2017-09-25 | 2022-06-28 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Front axle assembly |
Also Published As
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