JP2016032036A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法が異なる複数の開口部を絶縁膜に適切に形成することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】下地111上に絶縁膜112を形成し、開口パターン114及び開口パターン115を有するレジストマスク113を絶縁膜112上に形成し、第1のエッチングにより、開口パターン114に倣い下地111に達する開口部116及び開口パターン115に倣う開口部117を絶縁膜112に形成する。開口部116内、開口部117内及びレジストマスク113上に犠牲層119を形成し、第2のエッチングにより、絶縁膜112の開口部116に面する第1の面及び開口部117に面する第2の面が犠牲層119で覆われた状態を維持しつつ、レジストマスク113の上面を露出させ、第3のエッチングにより、開口パターン115の内側から絶縁膜112を除去し、犠牲層119及びレジストマスク113を除去する。
【選択図】図1B

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造では、絶縁膜に回路用のパターンを形成するだけでなく、回路用のパターンよりも太いアライメント用のパターンを形成する。例えば、回路用のパターンの幅は130nmであり、アライメント用のパターンの幅は2000nmである。回路用のパターンの形成に適した条件でエッチングを行うと、アライメント用のパターンでは十分なエッチングを行うことができないことがある。そして、除去する予定の領域に絶縁膜が残っていると、アライメントの際に十分なコントラストが得られなくなったり、後の工程において汚染が生じたりする。
特開2008−193098号公報
本発明の目的は、寸法が異なる複数の開口部を絶縁膜に適切に形成することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
半導体装置の製造方法の一態様では、下地上に絶縁膜を形成し、第1の寸法の第1の開口パターン及び前記第1の寸法よりも大きい第2の寸法の第2の開口パターンを有するレジストマスクを前記絶縁膜上に形成し、第1のエッチングにより、前記第1の開口パターンに倣い前記下地に達する第1の開口部及び前記第2の開口パターンに倣う第2の開口部を前記絶縁膜に形成する。前記第1の開口部内、前記第2の開口部内及び前記レジストマスク上に犠牲層を形成し、第2のエッチングにより、前記絶縁膜の前記第1の開口部に面する第1の面及び前記第2の開口部に面する第2の面が前記犠牲層で覆われた状態を維持しつつ、前記レジストマスクの上面を露出させ、第3のエッチングにより、前記第2の開口パターンの内側から前記絶縁膜を除去し、前記犠牲層及び前記レジストマスクを除去する。
上記の半導体装置の製造方法によれば、適切に犠牲層の形成及び除去等を行うため、寸法が異なる複数の開口部を絶縁膜に適切に形成することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図1Aに引き続き、半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図3に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図4に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図5に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図6に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図7に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図8に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図9に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図10に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図11に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図12に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図13に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図14に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図15に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図16に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図17に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図18に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図19に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図20に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図21に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図22に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図23に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図24に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図25に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図26に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図27に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図28に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図29に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図30に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図31に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図33に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図34に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図35に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図36に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図37に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図38に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図39に引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1A乃至図1Bは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図1A(a)に示すように、半導体基板等の下地111上に絶縁膜112を形成し、絶縁膜112上にレジストマスク113を形成する。レジストマスク113は、小パターン領域101内に第1の寸法の開口パターン114を有し、大パターン領域102に第1の寸法よりも大きい第2の寸法の開口パターン115を有する。
次いで、図1A(b)に示すように、エッチングにより、開口パターン114に倣い下地111に達する開口部116、及び開口パターン115に倣う開口部117を絶縁膜112に形成する。このエッチングは、小パターン領域101内で絶縁膜112が過剰にエッチングされないように、開口部116の形成に適した条件で行う。大パターン領域102内では、エッチングが不足して、開口パターン115の中央に絶縁膜112の一部(残部118)が残ることがある。
その後、図1A(c)に示すように、開口パターン114及び115内、開口部116及び117内並びにレジストマスク113上に犠牲層119を形成する。犠牲層119の厚さは、例えば200nmとする。開口部116及び開口パターン114が犠牲層119で埋まる。犠牲層119は、例えばC46ガス又はC48ガスのプラズマを用いて形成することができる。
続いて、図1B(d)に示すように、エッチングにより、絶縁膜112の開口部116に面する第1の面及び開口部117に面する第2の面が犠牲層119で覆われた状態を維持しつつ、レジストマスク113の上面を露出させる。残部118が存在する場合、レジストマスク113の上面が露出すれば、残部118の上面も露出する。このエッチングは、例えばO2ガスのプラズマを用いて行うことができ、例えば総厚で250nm程度の犠牲層119及びレジストマスク113を除去する。
次いで、エッチングにより、開口パターン115の内側から絶縁膜112を除去する。つまり、絶縁膜112の一部である残部118がそれまで存在していても、図1B(e)に示すように、残部118を消失させる。このエッチングは、開口部116を形成したときよりも絶縁膜112が除去されやすい条件で行う。例えば、開口部116を形成したときよりもバイアスパワーを高めてエッチングを行うか、O2ガスの流量を高めてエッチングを行うか、バイアスパワー及びO2ガスの流量を高めてエッチングを行う。小パターン領域101内では、絶縁膜112の開口部116に面する第1の面が犠牲層119で覆われているため、小パターン領域101で絶縁膜112はエッチングされない。
その後、図1B(f)に示すように、レジストマスク113及び犠牲層119を除去する。レジストマスク113及び犠牲層119は、例えばO2ガスのプラズマを用いて除去することができる。
そして、開口部116及び開口部117内に配線用の金属膜又はアライメントマーク用の金属膜等を形成する。トランジスタ等の半導体素子を適宜形成し、更に上層配線等を形成して半導体装置を完成させる。
第1の実施形態によれば、小さい開口部116近傍にエッチングダメージを生じさせることなく、大きい開口部117を適切に形成することができる。従って、絶縁膜の一部の残存に伴う汚染及びコントラスト不足等を抑制することができる。
なお、犠牲層119のエッチングの際に下地111もエッチングされるため、図2(a)に示すように、下地111の露出している部分に凹部121が形成されることがある。同様に、開口パターン115の内側から絶縁膜112を除去するように行う絶縁膜112のエッチングの際にも下地111がエッチングされるため、図2(b)に示すように、下地111の露出している部分に凹部122が形成されることがある。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図3乃至図32は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図3に示すように、半導体基板等の基板211の表面に素子分離領域212を形成する。素子分離領域212は、少なくとも素子形成領域201には形成し、コンタクトマーク形成領域202及び/又はヴィアマーク形成領域203にも形成してよい。素子分離領域212は、例えばSTI(shallow trench isolation)法により形成する。
次いで、図4に示すように、素子形成領域201内にトランジスタ217等の素子を形成する。トランジスタ217は、例えば不純物拡散層213、ゲート絶縁膜214、多結晶シリコン膜215及びサイドウォール絶縁膜216を含む。素子分離領域212上に他の多結晶シリコン膜215及びサイドウォール絶縁膜216を形成してもよい。トランジスタ217の多結晶シリコン膜215はゲート電極として機能し、素子分離領域212上の多結晶シリコン膜215は、例えば配線として機能する。例えば、ゲート絶縁膜214としてシリコン酸化膜を形成し、サイドウォール絶縁膜216としてシリコン酸化膜を形成する。なお、図4乃至図32において、(a)は素子形成領域201の構成を示し、(b)はコンタクトマーク形成領域202の構成を示し、(c)はヴィアマーク形成領域203の構成を示す。
その後、図5に示すように、トランジスタ217を覆うようにエッチングストッパ221を基板211及び素子分離領域212上に形成し、エッチングストッパ221上に層間絶縁膜222を形成する。例えば、エッチングストッパ221としてシリコン窒化膜を形成し、層間絶縁膜222としてシリコン酸化膜を形成する。
続いて、図6に示すように、層間絶縁膜222上にレジストマスク223を形成する。レジストマスク223は、素子形成領域201内に第1の寸法の開口パターン224を有し、コンタクトマーク形成領域202内に第1の寸法よりも大きい第2の寸法の開口パターン225を有する。例えば、開口パターン224は径が130nmのホールパターンであり、開口パターン225は幅が2000nmのトレンチパターンである。開口パターン224が、幅が130nmの配線パターンであってもよい。
次いで、図7に示すように、エッチングにより、開口パターン224に倣いエッチングストッパ221に達する開口部226、及び開口パターン225に倣う開口部227を層間絶縁膜222に形成する。このエッチングは、素子形成領域201内で層間絶縁膜222が過剰にエッチングされないように、開口部226の形成に適した条件で行う。例えば、平行平板反応性イオンエッチング(RIE:reactive ion etching)装置にて、C46ガス、Arガス及びO2ガスの混合ガスを用いたエッチングを行う。コンタクトマーク形成領域202内では、エッチングが不足して、開口パターン225の中央に層間絶縁膜222の一部(残部228)が残ることがある。
その後、図8に示すように、開口パターン224及び225内、開口部226及び227内並びにレジストマスク223上に犠牲層230を形成する。犠牲層230の厚さは、例えば200nmとする。開口部226及び開口パターン224が犠牲層230で埋まる。犠牲層230は、例えばC46ガス又はC48ガス及びArガスの混合ガスのプラズマを用いて形成することができる。
続いて、図9に示すように、エッチングにより、層間絶縁膜222の開口部226に面する第1の面及び開口部227に面する第2の面が犠牲層230で覆われた状態を維持しつつ、レジストマスク223の上面を露出させる。残部228が存在する場合、レジストマスク223の上面が露出すれば、残部228の上面も露出する。このエッチングは、例えばO2ガスのプラズマを用いて行うことができ、例えば総厚で250nm程度の犠牲層230及びレジストマスク223を除去する。
次いで、エッチングにより、開口パターン225の内側から層間絶縁膜222を除去する。つまり、層間絶縁膜222の一部である残部228がそれまで存在していても、図10に示すように、残部228を消失させる。このエッチングは、開口部226を形成したときよりも層間絶縁膜222が除去されやすい条件で行う。例えば、開口部226を形成したときよりもバイアスパワーを高めてエッチングを行うか、O2ガスの流量を高めてエッチングを行うか、バイアスパワー及びO2ガスの流量を高めてエッチングを行う。素子形成領域201内では、層間絶縁膜222の開口部226に面する第1の面が犠牲層230で覆われているため、素子形成領域201で層間絶縁膜222はエッチングされない。図7に示す層間絶縁膜222のエッチングから図10に示すエッチングまでの処理を一つのチャンバ内で行うことが好ましい。
その後、図11に示すように、レジストマスク223及び犠牲層230を除去する。レジストマスク223及び犠牲層230は、例えばO2ガスのプラズマを用いて除去することができる。
続いて、図12に示すように、エッチングストッパ221の開口部226から露出している部分及び開口部227から露出している部分を除去する。
次いで、図13に示すように、開口部226内、開口部227内及び層間絶縁膜222上に導電膜218を形成する。導電膜218の形成では、例えばTi膜及びその上のTiN膜のグルー膜を形成し、その上にW膜を形成する。
その後、図14に示すように、化学機械的研磨法(CMP:chemical mechanical polishing)法により、層間絶縁膜222の上面が露出するように導電膜218の一部を除去する。
続いて、図15に示すように、層間絶縁膜222及び導電膜218上に層間絶縁膜229及びレジスト膜232を形成する。
次いで、コンタクトマーク形成領域202内の導電膜218をアライメントマークとして位置合わせを行った上でレジスト膜232の露光を行い、レジスト膜232の現像を行う。この結果、図16に示すように、素子形成領域201内に開口パターン234を有し、コンタクトマーク形成領域202内に開口パターン235を有するレジストマスク233が得られる。
その後、図17に示すように、エッチングにより、開口パターン234に倣う開口部236及び開口パターン235に倣う開口部237を、層間絶縁膜229及び層間絶縁膜222に形成し、レジストマスク233を除去する。
続いて、図18に示すように、開口部236内に導電膜238を形成し、開口部237内に導電膜239を形成する。導電膜238及び導電膜239は、例えば、めっき法によるCu膜の形成及びCMP法による層間絶縁膜229上からのCu膜の除去により形成することができる。
次いで、図19に示すように、導電膜238及び導電膜239を覆うようにエッチングストッパ240を層間絶縁膜229上に形成し、エッチングストッパ240上に層間絶縁膜241を形成し、層間絶縁膜241上にレジスト膜242を形成する。例えば、エッチングストッパ240としてシリコン炭化膜を形成し、層間絶縁膜241としてシリコン酸化膜を形成する。
その後、図20に示すように、レジスト膜242の露光を行い、レジスト膜242の現像を行う。この結果、図20に示すように、素子形成領域201内に開口パターン244を有し、ヴィアマーク形成領域203内に開口パターン245を有するレジストマスク243が得られる。例えば、開口パターン244はホールパターンであり、開口パターン245はトレンチパターンである。
続いて、図21に示すように、エッチングにより、開口パターン244に倣いエッチングストッパ240に達する開口部246、及び開口パターン245に倣う開口部247を層間絶縁膜241に形成する。このエッチングは、素子形成領域201内で層間絶縁膜241が過剰にエッチングされないように、開口部246の形成に適した条件で行う。例えば、平行平板RIE装置にて、C46ガス、Arガス及びO2ガスの混合ガスを用いたエッチングを行う。ヴィアマーク形成領域203内では、エッチングが不足して、開口パターン245の中央に層間絶縁膜241の一部(残部248)が残ることがある。
次いで、図22に示すように、開口パターン244及び245内、開口部246及び247内並びにレジストマスク243上に犠牲層249を形成する。犠牲層249の厚さは、例えば200nmとする。開口部246及び開口パターン244が犠牲層249で埋まる。犠牲層249は、例えばC46ガス又はC48ガス及びArガスの混合ガスのプラズマを用いて形成することができる。
その後、図23に示すように、エッチングにより、層間絶縁膜241の開口部246に面する第1の面及び開口部247に面する第2の面が犠牲層249で覆われた状態を維持しつつ、レジストマスク243の上面を露出させる。残部248が存在する場合、レジストマスク243の上面が露出すれば、残部248の上面も露出する。このエッチングは、例えばO2ガスのプラズマを用いて行うことができ、例えば総厚で250nm程度の犠牲層249及びレジストマスク243を除去する。
続いて、エッチングにより、開口パターン245の内側から層間絶縁膜241を除去する。つまり、層間絶縁膜241の一部である残部248がそれまで存在していても、図24に示すように、残部248を消失させる。このエッチングは、開口部246を形成したときよりも層間絶縁膜241が除去されやすい条件で行う。例えば、開口部246を形成したときよりもバイアスパワーを高めてエッチングを行うか、O2ガスの流量を高めてエッチングを行うか、バイアスパワー及びO2ガスの流量を高めてエッチングを行う。素子形成領域201内では、層間絶縁膜241の開口部246に面する第1の面が犠牲層249で覆われているため、素子形成領域201で層間絶縁膜241はエッチングされない。図21に示す層間絶縁膜241のエッチングから図24に示すエッチングまでの処理を一つのチャンバ内で行うことが好ましい。
次いで、図25に示すように、レジストマスク243及び犠牲層249を除去する。レジストマスク243及び犠牲層249は、例えばO2ガスのプラズマを用いて除去することができる。
その後、図26に示すように、開口部246内、開口部247内及び層間絶縁膜241上にレジスト膜250を形成し、レジスト膜250上にマスク中間層251を形成し、マスク中間層251上にレジスト膜252を形成する。例えば、マスク中間層251としてシリコン酸化膜を形成する。
続いて、ヴィアマーク形成領域203内の開口部247をアライメントマークとして位置合わせを行った上でレジスト膜252の露光を行い、レジスト膜252の現像を行う。この結果、図27に示すように、素子形成領域201内に開口パターン254を有し、ヴィアマーク形成領域203内に開口パターン255を有するレジストマスク253が得られる。
次いで、図28に示すように、エッチングにより、開口パターン254に倣う開口パターン256及び開口パターン255に倣う開口パターン257を、マスク中間層251及びレジスト膜250に形成する。また、レジスト膜250に開口パターン256及び257を形成している期間中にレジストマスク253を除去する。
その後、図29に示すように、マスク中間層251を除去しながら、開口パターン256に倣う開口部258及び開口パターン257に倣う開口部259を層間絶縁膜241に形成する。
続いて、図30に示すように、レジスト膜250を除去する。
次いで、図31に示すように、エッチングストッパ240の開口部246から露出している部分及び開口部247から露出している部分を除去し、開口部246、247、258及び249内並びに層間絶縁膜241上に導電膜260を形成する。導電膜260としては、例えばめっき法によりCu膜を形成する。
その後、図32に示すように、CMP法により層間絶縁膜241上から導電膜260を除去する。
そして、上層配線等を形成して半導体装置を完成させる。この半導体装置では、例えば、開口部226内の導電膜218がコンタクトプラグとして機能し、開口部246内の導電膜260がヴィアプラグとして機能し、開口部258内の導電膜260が配線として機能する。コンタクトプラグ及びヴィアプラグは、半導体集積回路の配線の一部でもある。
第2の実施形態によれば、素子形成領域201内の小さい開口部226、236、246及び258近傍にエッチングダメージを生じさせることなく、大きい開口部227、237、247及び259を適切に形成することができる。従って、絶縁膜の一部の残存に伴う汚染及びコントラスト不足等を抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図33乃至図40は、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図33に示すように、第2の実施形態と同様に、層間絶縁膜222の形成までの処理を行う。次いで、層間絶縁膜222上にレジスト膜300を形成し、レジスト膜300上にマスク中間層301を形成し、マスク中間層301上にレジスト膜302を形成する。例えば、マスク中間層301としてシリコン酸化膜を形成する。図33乃至図40において、(a)は素子形成領域201の構成を示し、(b)はコンタクトマーク形成領域202の構成を示し、(c)はヴィアマーク形成領域203の構成を示す。
その後、レジスト膜302の露光を行い、レジスト膜302の現像を行う。この結果、図34に示すように、素子形成領域201内に第1の寸法の開口パターン304を有し、コンタクトマーク形成領域202内に第1の寸法よりも大きい第2の寸法の開口パターン305を有するレジストマスク303が得られる。例えば、開口パターン304は径が130nmのホールパターンであり、開口パターン305は幅が2000nmのトレンチパターンである。開口パターン304が、幅が130nmの配線パターンであってもよい。
続いて、図35に示すように、エッチングにより、開口パターン304に倣う開口パターン306及び開口パターン305に倣う開口パターン307を、マスク中間層301及びレジスト膜300に形成する。この結果、素子形成領域201内に開口パターン306を有し、コンタクトマーク形成領域202内に開口パターン307を有するレジストマスク313が得られる。また、レジスト膜300に開口パターン306及び307を形成している期間中にレジストマスク303を除去する。
次いで、図36に示すように、エッチングにより、マスク中間層301を除去しながら、開口パターン306に倣いエッチングストッパ221に達する開口部308及び開口パターン307に倣う開口部309を層間絶縁膜222に形成する。このエッチングは、素子形成領域201内で層間絶縁膜222が過剰にエッチングされないように、開口部308の形成に適した条件で行う。例えば、平行平板RIE装置にて、C46ガス、Arガス及びO2ガスの混合ガスを用いたエッチングを行う。コンタクトマーク形成領域202内では、エッチングが不足して、開口パターン307の中央に層間絶縁膜222の一部(残部310)が残ることがある。
その後、図37に示すように、開口パターン306及び307内、開口部308及び309内並びにレジストマスク313上に犠牲層311を形成する。犠牲層311の厚さは、例えば200nmとする。開口部308及び開口パターン306が犠牲層311で埋まる。犠牲層311は、例えばC46ガス又はC48ガス及びArガスの混合ガスのプラズマを用いて形成することができる。
続いて、図38に示すように、エッチングにより、層間絶縁膜222の開口部308に面する第1の面及び開口部309に面する第2の面が犠牲層311で覆われた状態を維持しつつ、レジストマスク313の上面を露出させる。残部310が存在する場合、レジストマスク313の上面が露出すれば、残部310の上面も露出する。このエッチングは、例えばO2ガスのプラズマを用いて行うことができ、例えば総厚で250nm程度の犠牲層311及びレジストマスク313を除去する。
次いで、エッチングにより、開口パターン307の内側から層間絶縁膜222を除去する。つまり、層間絶縁膜222の一部である残部310がそれまで存在していても、図39に示すように、残部310を消失させる。このエッチングは、開口部308を形成したときよりも層間絶縁膜222が除去されやすい条件で行う。例えば、開口部308を形成したときよりもバイアスパワーを高めてエッチングを行うか、O2ガスの流量を高めてエッチングを行うか、バイアスパワー及びO2ガスの流量を高めてエッチングを行う。素子形成領域201内では、層間絶縁膜222の開口部308に面する第1の面が犠牲層311で覆われているため、素子形成領域201で層間絶縁膜222はエッチングされない。図36に示す層間絶縁膜222のエッチングから図39に示すエッチングまでの処理を一つのチャンバ内で行うことが好ましい。
次いで、図40に示すように、レジストマスク313及び犠牲層311を除去する。レジストマスク313及び犠牲層311は、例えばO2ガスのプラズマを用いて除去することができる。その後、エッチングストッパ221の開口部308から露出している部分及び開口部309から露出している部分を除去する。
そして、第2の実施形態と同様にして、導電膜218の形成(図13)以降の処理を行って半導体装置を完成させる。
第3の実施形態によっても第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
第2の実施形態及び第3の実施形態においても、図2に示すような凹部が形成されることがある。犠牲層の材料は特に限定されないが、絶縁膜との間のエッチング選択比が高く、かつ高いカバレッジが得られるものが好ましい。犠牲層として、例えばプラズマ化学気相成長(CVD:chemical vapor deposition)法によりアモルファスカーボン層を形成してもよい。また、小パターン領域101又は素子形成領域201の開口部内に犠牲層を形成する際には、空隙や鬆が開口部内に形成されないように犠牲層を開口部内に埋め込むことが好ましい。エッチングダメージに起因するコンタクト抵抗の上昇及びリーク電流の上昇を抑えるためである。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
下地上に絶縁膜を形成する工程と、
第1の寸法の第1の開口パターン及び前記第1の寸法よりも大きい第2の寸法の第2の開口パターンを有するレジストマスクを前記絶縁膜上に形成する工程と、
第1のエッチングにより、前記第1の開口パターンに倣い前記下地に達する第1の開口部及び前記第2の開口パターンに倣う第2の開口部を前記絶縁膜に形成する工程と、
前記第1の開口部内、前記第2の開口部内及び前記レジストマスク上に犠牲層を形成する工程と、
第2のエッチングにより、前記絶縁膜の前記第1の開口部に面する第1の面及び前記第2の開口部に面する第2の面が前記犠牲層で覆われた状態を維持しつつ、前記レジストマスクの上面を露出させる工程と、
第3のエッチングにより、前記第2の開口パターンの内側から前記絶縁膜を除去する工程と、
前記犠牲層及び前記レジストマスクを除去する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記第3のエッチングを前記第1のエッチングよりも前記絶縁膜が除去されやすい条件で行うことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記第1の開口部内に半導体集積回路の配線の一部を形成し、前記第2の開口部内にアライメントマークの一部を形成する工程を有することを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記第2のエッチングにより、前記下地の上面に第1の凹部を形成する工程を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記第3のエッチングにより、前記下地の上面に第2の凹部を形成する工程を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記第1のエッチングから前記第3のエッチングまでの処理を一つのチャンバ内で行うことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
46ガス又はC48ガスのプラズマを用いて前記犠牲層を形成することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
111:下地
112:絶縁膜
113、223、243、313:レジストマスク
114、115、224、225、244、245、306、307:開口パターン
116、117、226、227、246、247、308、309:開口部
118、228、248、310:残部
119、230、249、311:犠牲層
121、122:凹部

Claims (5)

  1. 下地上に絶縁膜を形成する工程と、
    第1の寸法の第1の開口パターン及び前記第1の寸法よりも大きい第2の寸法の第2の開口パターンを有するレジストマスクを前記絶縁膜上に形成する工程と、
    第1のエッチングにより、前記第1の開口パターンに倣い前記下地に達する第1の開口部及び前記第2の開口パターンに倣う第2の開口部を前記絶縁膜に形成する工程と、
    前記第1の開口部内、前記第2の開口部内及び前記レジストマスク上に犠牲層を形成する工程と、
    第2のエッチングにより、前記絶縁膜の前記第1の開口部に面する第1の面及び前記第2の開口部に面する第2の面が前記犠牲層で覆われた状態を維持しつつ、前記レジストマスクの上面を露出させる工程と、
    第3のエッチングにより、前記第2の開口パターンの内側から前記絶縁膜を除去する工程と、
    前記犠牲層及び前記レジストマスクを除去する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第3のエッチングを前記第1のエッチングよりも前記絶縁膜が除去されやすい条件で行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の開口部内に半導体集積回路の配線の一部を形成し、前記第2の開口部内にアライメントマークの一部を形成する工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2のエッチングにより、前記下地の上面に第1の凹部を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第3のエッチングにより、前記下地の上面に第2の凹部を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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