JP2016031529A - 光ファイバコネクタ及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバコネクタ及びその組立方法を提供する。
【解決手段】光ファイバコネクタは、光ファイバ200を固定する固定部品と、収容部品と、固定部品及び収容部品に接続されるケーシングと、を備え、固定部品は、光ファイバ200を挟む挟み部を備え、挟み部は、第一サブ挟み部11a及び第二サブ挟み部11bを備え、第一サブ挟み部11a及び第二サブ挟み部11bの内、少なくとも一方には定位ピン1162が突設され、他方には定位孔1152が設けられ、皮層202のカバー部2023は定位ピン1162に巻き付き、第一サブ挟み部11aが第二サブ挟み部11bの方へ回転され且つ第二サブ挟み部11bに積層されると、光ファイバ200は、第一サブ挟み部11aと第二サブ挟み部11bとの間に挟まれ、カバー部2023が巻き付いている定位ピン1162は定位孔1152に係合される。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバコネクタ及びその組立方法に関するものである。
従来の技術において、光ファイバは、光ファイバコネクタ又は電子端末を介して互いに接続される。光ファイバコネクタと光ファイバとの接続精度は、光信号の転送効率に直接影響する。現在の光ファイバコネクタは、フェルール及び固定部品を備える。光ファイバは、固定部品に固定する際にフェルールと対向するように位置し、このとき、光ファイバはフェルールに対して一定の高さに持ち上がる。次いで、固定部品によって光ファイバを引いて、持ち上がった高さを調整する。しかし、従来の固定部品は、光ファイバを強固に固定できないため、固定部品によって光ファイバを引くとき、光ファイバが動いて、フェルールから外れるおそれがある。また、従来、作業員の経験によって固定部品をフェルールに接続させるので、光ファイバの持ち上げる高さを精確にコントロールできず、力を入れ過ぎると、光ファイバが損傷してしまう。また、固定部品の着脱も手動で行うため、不便である。即ち、光ファイバコネクタの着脱作業は複雑で難しい。
本発明の目的は、前記問題を解決し、光ファイバを強固に固定できる光ファイバコネクタ及びその組立方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバコネクタは、芯と、芯を包む部分及び芯を包む部分に接続され且つ芯から剥離されたカバー部を備える皮層と、を備える光ファイバを固定する際に使用され、光ファイバを固定する固定部品と、収容部品と、固定部品及び収容部品に接続するケーシングと、を備え、固定部品は、光ファイバを挟む挟み部を備え、挟み部は、第一サブ挟み部及び第二サブ挟み部を備え、第一サブ挟み部及び第二サブ挟み部の内、少なくとも一方には定位ピンが突設され、他方には定位孔が設けられ、皮層のカバー部は定位ピンに巻き付き、第一サブ挟み部が第二サブ挟み部の方へ回転され且つ第二サブ挟み部に積層されると、光ファイバは、第一サブ挟み部と第二サブ挟み部との間に挟まれ、カバー部が巻き付いている定位ピンは定位孔に係合される。
本発明に係る光ファイバコネクタは、挟み部の第一サブ挟み部及び第二サブ挟み部を介して光ファイバを挟み、且つカバー部を介して第一サブ挟み部と第二サブ挟み部との緊密性をいっそう強めるので、光ファイバを強固に固定できる。
本発明の実施形態に係る光ファイバコネクタの組立斜視図である。 図1に示す光ファイバコネクタの分解斜視図である。 図1に示す光ファイバコネクタの固定部品の挟み部の分解斜視図である。 図4に示す挟み部に、光ファイバが装着されている状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバコネクタ装着治具の斜視図である。 図1に示す光ファイバコネクタの光ファイバを固定した固定部品が光ファイバコネクタ装着治具に装着されている状態を示す図である。 図1に示す光ファイバコネクタのVII−VII線に沿った断面図である。 図1に示す光ファイバコネクタのVIII−VIII線に沿った断面図である。 図1に示す光ファイバコネクタが光ファイバコネクタ装着治具に垂直に装着されている状態を示す図である。 図1に示す光ファイバコネクタが光ファイバコネクタ装着治具に平行に装着されている状態を示す図である。 図9に示す光ファイバコネクタが光ファイバコネクタ装着治具に平行に装着され、ケーシングが取り外されている状態を示す図である。
図1〜図3に示したように、本発明の実施形態に係る光ファイバコネクタ100は、光ファイバ200を接続することに使用される。光ファイバコネクタ100は、固定部品10と、収容部品20と、固定部品10及び収容部品20を接続するケーシング30と、を備える。光ファイバ200は、芯201及び芯201を包む皮層202を備える。皮層202は、内側に位置する内層2021(芯201に隣接する)及び内層2021における芯201から離れる外側に位置する外層2022を備える。光ファイバ200が光ファイバコネクタ100に挿入されるとき、皮層202の一部は剥離され、芯201の一部は露出する。本実施形態において、剥離される外層2022の長さは、剥離される内層2021の長さより長い。
固定部品10は、光ファイバ200を固定する際に使用され、挟み部11及びファスニング部品12を備える。挟み部11は、第一サブ挟み部11a及び第一サブ挟み部11aに回転可能に接続されている第二サブ挟み部11bを備える。第一サブ挟み部11a及び第二サブ挟み部11bは、ファスニング部品12に隣接する第一接続端111及び第一接続端111に接続され且つケーシング30に隣接する第二接続端112をそれぞれ備える。第一サブ挟み部11aの第二接続端112は、第二サブ挟み部11bの第二接続端112にそれぞれ回転可能に接続される。第一サブ挟み部11aが第二サブ挟み部11bに積層されるように第二サブ挟み部11bの方へ回転されると、積層された第一接続端111は、円柱状を呈し、その外周面には、外部ねじ山部113が形成される。第二接続端112の互いに離隔した両面、即ち、第一サブ挟み部11a及び第二サブ挟み部11bの互いに接しない側の面には、バー状の係合部114がそれぞれ突出している。他の実施形態において、係合部114の形状及び数量は変更してもよい。例えば、係合部114は、第一サブ挟み部11a又は第二サブ挟み部11b上の何れか一方に設置してもよい。
第一サブ挟み部11aは、第二サブ挟み部11bに当接される第一当接面115を備える。第一当接面115の中央には、第一サブ挟み部11aの第一接続端111及び第二接続端112の端面を貫通する第一装着溝1151が設けられており、第一装着溝1151の両側には、2つの定位孔1152がそれぞれ設けられている。本実施形態において、第一装着溝1151は、異なるサイズを有する第一溝部1151a、第二溝部1151b及び第三溝部1151cを備える。第一溝部1151aは、第一接続端111に隣接する。第三溝部1151cは、第二接続端112に隣接する。第二溝部1151bは、第一溝部1151aと第三溝部1151cとの間に位置し、第一溝部1151a及び第三溝部1151cと連通する。第二溝部1151bのサイズは、第一溝部1151aのサイズより小さいが、第三溝部1151cのサイズより大きい。第一溝部1151a、第二溝部1151b及び第三溝部1151cは、異なるサイズの光ファイバ200に適用することができる。第一溝部1151aの底部には、複数のリブ1151dが設けられている。本実施形態において、リブ1151dはバー状を呈し、互いに対して平行に位置する。リブ1151dは、第一接続端111から第二接続端112に向けて配列されている。他の実施形態において、第二溝部1151b及び第三溝部1151cの底部にも、リブ1151dを設けてもよい。他の実施形態において、定位孔1152の形状及び数量は変更してもよい。
第二サブ挟み部11bの形態及び構造は、第一サブ挟み部11aの形態及び構造と似ている。具体的には、第二サブ挟み部11bは、第一サブ挟み部11aの第一当接面115に当接される第二当接面116を備える。第二当接面116には、第一装着溝1151に対応して、第二サブ挟み部11bの第一接続端111及び第二接続端112の端面を貫通する第二装着溝1161が設けられている。本実施形態において、第二装着溝1161は、異なるサイズを有する第一溝部1161a、第二溝部1161b及び第三溝部1161cを備える。第一溝部1161aは、第一接続端111に隣接し、第三溝部1161cは、第二接続端112に隣接する。第二溝部1161bは、第一溝部1161aと第三溝部1161cとの間に位置し、第一溝部1161aと第三溝部1161cとにそれぞれ連通する。第二溝部1161bのサイズは、第一溝部1161aのサイズより小さいが、第三溝部1161cのサイズより大きい。第一溝部1161aの底部には、第一溝部1151aと同様に複数のリブ1161dが設けられている。
第二サブ挟み部11bは、定位孔1152に対応する2つの円柱状を呈する定位ピン1162をさらに備える。定位ピン1162は、第二当接面116上に且つ第二装着溝1161の両側に突設されている。
他の実施形態において、定位孔1152を第二当接面116上に設け、定位ピン1162を第一当接面115上に突設してもよい。
ファスニング部品12は、筒状を呈し、その挟み部11に隣接する部分の内周面には、外部ねじ山部113に対応する内部ねじ山部121が設けられている。
収容部品20は、光ファイバコネクタ100と外部部品(図示せず)との間の光信号の結合に使用される。収容部品20は、フェルール21と、保持部22と、弾性部23と、を備える。
フェルール21は、円柱状を呈し、セラミックから製造される。フェルール21は、光ファイバコネクタ100が外部部品に接続される際、光ファイバ200が着脱作業により損傷するのを防ぐ。
保持部22は、中空の円柱状を呈し、第一端221及び第一端221に接続されている第二端222を備える。保持部22には、第一端221から第二端222まで貫通している貫通孔223が設けられている。フェルール21の一端は、保持部22の第一端221から、貫通孔223内に挿入され且つ固定され、このとき、フェルール21の他端は、保持部22の外部に位置する。
弾性部23は、保持部22の第二端222に装着される。本実施形態において、弾性部23は、螺旋状のスプリングである。弾性部23の一端は、第二端222に装着され、弾性部23の他端は第二端222から離れている。
ケーシング30は、前部32及び前部32に接続されている後部34を備える。前部32には、保持部22を収容する第一収納部320が設けられている。後部34は方形を呈し、その中には第一収納部320と連通する第二収納部340(図7及び図8を参照)が設けられている。後部34の一方には、係合部114に対応し、且つ互いに相対して位置する矩形の係合孔342がそれぞれ設けられている。他の実施形態において、係合孔342の形状及び数量は係合部114に応じて変更してもよい。また、後部34の他方には、互いに相対して位置する固定溝344がそれぞれ設けられている。各固定溝344は、ケーシング30の対応する側壁の外側面、内側面及び前部32と反対側の端を貫通する。本実施形態において、固定溝344は、前部32に隣接する第一収容溝3440と、第一収容溝3440に連通し且つ前部32から遠い側に位置する第二収容溝3442と、を備える。第二収容溝3442の幅(係合孔342が設けられている側に垂直な方向における幅)は、第一収容溝3440の幅より広い。
光ファイバコネクタ100は、保護部品40を更に備える。保護部品40は、SC型光ファイバアダプタと配合する。本実施形態において、保護部品40は、ケーシング30の前部32に装着される。
光ファイバコネクタ100は、ケーシング30の構造を変更して、FC、LC型などの光ファイバコネクタとして製造してもよい。
図4〜図8に示したように、光ファイバコネクタ100を組み立てる際、先ず一定の長さに皮層202を剥離して芯201を露出させる。このとき、剥離された皮層202は、2つのカバー部2023となる。次いで、光ファイバ200を第二装着溝1161内に収容させる。このとき、カバー部2023と皮層202との接続部は、第三溝部1161c内に位置し、カバー部2023は、定位ピン1162にそれぞれ巻きついた後、外部ねじ山部113に当接される。次いで、第一サブ挟み部11aを第二サブ挟み部11bの方へ回転させて、第一当接面115を第二当接面116に当接させる。このとき、カバー部2023が巻きついている定位ピン1162は、定位孔1152内にそれぞれ挿入される。リブ1151d及びリブ1161dは、皮層202の両側を強固に挟んで光ファイバ200を固定する。次いで、ファスニング部品12を第一接続端111に取り付けて、内部ねじ山部121を外部ねじ山部113に螺合させる。このとき、カバー部2023は、定位ピン1162に対応する定位孔1152の内壁との間及び外部ねじ山部113と内部ねじ山部121との間に挟まれ、第一サブ挟み部11aを第二サブ挟み部11bに強固に固定できる。即ち、光ファイバ200を固定部品10に強固に固定できる。
光ファイバ200を固定部品10に固定した後、芯201を分断する。固定部品10の第二接続端112の外部にある芯201の長さは設定された閾値内にある。
図5及び図6に示したように、本発明に係る光ファイバコネクタ装着治具300は、矩形を呈する本体300a及び本体300aに接続されている2つのアーム300bを備える。本体300aは、対向する両側にそれぞれ位置する第一端面301及び第二端面302と、上面303と、底面304と、対向する両側にそれぞれ位置する2つの側面305と、を備える。本実施形態において、第一端面301は第二端面302と平行であり、底面304、側面305及び上面302に垂直である。本体300aには、固定部品10に対応する収容空間306と、該収容空間306の両端にそれぞれ連通されている第一貫通スロット307及び第二貫通スロット308が設けられている。第一貫通スロット307は、第一端面301を貫通し、第二貫通スロット308は、第二端面302を貫通する。第一貫通スロット307及び第二貫通スロット308の切断面は、U字状を呈する。第二貫通スロット308のサイズは、第一貫通スロット307のサイズより大きい。
アーム300bは、第二端面302の両端から、第一端面301と離れるように延在しており、且つ側面305にそれぞれ隣接する。また、各アーム300bの内側には、固定溝344に対応する固定ピン309が突設されている。アーム300bの間の距離は、ケーシング30の後部34の固定溝344がそれぞれ設けられている側壁の間の距離より長い。固定ピン309の間の距離は、固定溝344がそれぞれ設けられている側壁の間の距離より短い。これにより、後部34をアーム300bの間に収容することが可能である。後部34をアーム300bの間に収容したとき、固定ピン309は、固定溝344内にそれぞれ挿入される。
本実施形態において、アーム300bの延在方向における固定ピン309の切断面は、楕円形を呈する。切断面の第一方向における幅は、切断面の第一方向と垂直する第二方向における幅より長い。具体的には、固定ピン309の高さ(上面303に垂直な方向における高さ)の最大値は、その幅(アーム300bの延在方向に平行な方向における幅)の最大値及び第一収容溝3440の幅より大きい。固定ピン309の幅の最大値は、第一収容溝3440の幅より小さい。即ち、第一収容溝3440の幅は、固定ピン309の最大幅より広いが、固定ピン309の最大高さより短い。固定ピンの最大高さは、第二収容溝3442の幅より短い。
光ファイバコネクタ装着治具300は、光ファイバを組み立てる過程において、光ファイバの芯を切断する工程で使用される。芯201を切断する場合、光ファイバ200が固定されている固定部品10を、光ファイバコネクタ装着治具300に装着する。このとき、固定部品10は、収容空間306内に係合される。固定部品10の第二接続端112(第一端面301に隣接する)から延在する光ファイバ200は、第一貫通スロット307を貫通し、固定部品10のファスニング部品12(第二端面302に隣接する)から延在する光ファイバ200は、第二貫通スロット308を貫通する。第一貫通スロット307及び第二貫通スロット308を貫通する光ファイバ200の部分は、第一貫通スロット307及び第二貫通スロット308の底面にそれぞれ当接される。次いで、光ファイバ切断装置(図示せず)により、芯201の第一端面301に隣接する部分を切断する。切断作業中において、第一端面301は、光ファイバ切断装置に当接している。光ファイバ切断装置は、第一端面301を基準に芯201を切断するため、固定部品10の第二接続端112の外部にある芯201の長さを精確に把握できる。これにより、光ファイバの切断の効率及び精度を向上することができる。
図1、図2、図7及び図8に示したように、収容部品20は、ケーシング30の第一収納部320内に収容される。フェルール21は、ケーシング30に対して弾性的に往復移動できる。これにより、光ファイバコネクタ100が他の装置に接続されるとき、フェルール21が損傷するのを防ぐことができる。具体的には、フェルール21を装着する保持部22の第二端222は、ケーシング30の前部32の第一収容孔320に挿入される。このとき、弾性部23は、前部32の内壁に当接する。第二端222は、第一収納部320を貫通して、前部32の後部34に隣接する端に係合される。これにより、保持部22が前部32から離脱することを防ぐことができる。
収容部品20をケーシング30に装着し、光ファイバ200を固定部品10に固定して、芯201を一定の長さまで切断した後、固定部品10をケーシング30に取り付ける。このとき、固定部品10の第二接続端112は、後部34側から第二収納部340内に挿入され、係合部114は係合孔342にそれぞれ係合される。芯201の挟み部11に隣接する端は、後部34からケーシング30内に挿入され、前部32内に収容されているフェルール21と対向する。光ファイバ200は、ケーシング30に挿入される前に、既に固定部品10に固定されており、芯201のケーシング30に対する長さも確定されているので、芯201をケーシング30内に挿入したとき、フェルール21に対して設定された高さまで持ち上げることができる。従って、光ファイバをやや後退させて芯201の高さを調節せずとも、光ファイバを組み立てることができるため、組み立て作業の精度を保証できる。
保護部品40は、前部32に装着されるが、ケーシング30が固定部品10に取り付けられる前に又は固定部品10に取り付けられた後に装着しても良い。また、保護部品40は、他の装置(図示せず)に接続することができる。
図9〜図11に示したように、組み立てられた光ファイバコネクタ100を解体する必要がある場合、例えば、固定部品10をケーシング30に完全に装着できなかった場合は、光ファイバコネクタ装着治具300を介して、光ファイバコネクタ100を素早く解体できる。
解体するときは、先ず、光ファイバコネクタ装着治具300を光ファイバコネクタ100に装着し、このとき、光ファイバコネクタ100をアーム300bと垂直になるように配置する。固定ピン309の最大幅は第一収容溝3440の幅より短いので、固定ピン309を、第一収容溝3440内にそれぞれ挿入することができる。次いで、固定ピン309を軸に、光ファイバコネクタ装着治具300を光ファイバコネクタ100と平行な位置までに回転させる。このとき、固定部品10は、アーム300bの間に収容され、光ファイバ200の挟み部11と離れる端は、第二貫通スロット308を貫通する。固定ピン309の最大高さは第一収容溝3440の幅より長いので、固定ピン309は、固定溝344を拡大し、係合孔342がそれぞれ設けられている両側壁を互いに離れる方向に弾性変形させるため、係合部114は、係合孔342からそれぞれ外れる。以上により、固定部品10をケーシング30から分離できる。
本実施形態において、光ファイバ200を固定部品10に固定し、収容部品20をケーシング30の前部32に収容した後に、固定部品10をケーシング30の後部34に装着する。光ファイバ200が固定された固定部品10をケーシング30に装着する前に、光ファイバ200を一定の長さまで切断するので、光ファイバ200のケーシング30内に収容される部分の長さをコントロールできる。
10 固定部品
11 挟み部
11a 第一サブ挟み部
11b 第二サブ挟み部
111 第一接続端
112 第二接続端
113 外部ねじ山部
114 係合部
115 第一当接面
1151 第一装着溝
1161 第二装着溝
1152 定位孔
1162 定位ピン
1151a、1161a 第一溝部
1151b、1161b 第二溝部
1151c、1161c 第三溝部
1151d、1161d リブ
116 第二当接面
1162 定位ピン
12 ファスニング部品
121 内部ねじ山部
20 収容部品
200 光ファイバ
201 芯
202 皮層
2021 内層
2022 外層
2023 カバー部
21 フェルール
22 保持部
221 第一端
222 第二端
223 貫通孔
23 弾性部
30 ケーシング
32 前部
320 第一収納部
34 後部
340 第二収納部
342 係合孔
344 固定溝
3440 第一収容溝
3442 第二収容溝
40 保護部品
100 光ファイバコネクタ
300 光ファイバコネクタ装着治具
300a 本体
300b アーム
301 第一端面
302 第二端面
303 上面
304 底面
305 側面
306 収容空間
307 第一貫通スロット
308 第二貫通スロット
309 固定ピン

Claims (17)

  1. 芯と、前記芯を包む部分及び前記芯を包む部分に接続され且つ前記芯から剥離されたカバー部を備える皮層と、を備える光ファイバを固定する光ファイバコネクタであって、
    光ファイバを固定する固定部品と、
    前記固定部品に接続するケーシングと、
    を備え、
    前記固定部品は、光ファイバを挟む挟み部を備え、前記挟み部は、第一サブ挟み部及び第二サブ挟み部を備え、前記第一サブ挟み部及び前記第二サブ挟み部の内、少なくとも一方には定位ピンが突設され、他方には定位孔が設けられ、前記皮層の前記カバー部は前記定位ピンに巻き付き、
    前記第一サブ挟み部が前記第二サブ挟み部の方へ回転され且つ前記第二サブ挟み部に積層されると、前記光ファイバは、前記第一サブ挟み部と前記第二サブ挟み部との間に挟まれ、前記カバー部が巻き付いている前記定位ピンは前記定位孔に係合されることを特徴とする光ファイバコネクタ。
  2. 前記固定部品は、前記挟み部に接続されているファスニング部品を更に備え、前記ファスニング部品は、前記第一サブ挟み部を前記第二サブ挟み部に強固に固定することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバコネクタ。
  3. 前記第一サブ挟み部及び前記第二サブ挟み部は、前記ファスニング部品に接続されている第一接続端及び前記第一接続端の反対側で前記ケーシングに接続されている第二接続端をそれぞれ備えることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバコネクタ。
  4. 積層された前記第一接続端は円柱状を呈し、その外周面には外部ねじ山部が設けられ、前記ファスニング部品の前記挟み部に隣接する端の内部には内部ねじ山部が設けられ、前記外部ねじ山部は前記内部ねじ山部に螺合され、前記カバー部は前記外部ねじ山部と前記内部ねじ山部との間に挟まれることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバコネクタ。
  5. 前記第一サブ挟み部は、第一当接面を備え、前記第一当接面には第一装着溝が設けられ、前記第二サブ挟み部は、第二当接面を備え、前記第二当接面には第二装着溝が設けられ、前記第一サブ挟み部が前記第二サブ挟み部に積層されると、前記第一当接面は前記第二当接面に当接し、前記光ファイバは前記第一装着溝及び前記第二装着溝内に収容されることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ファイバコネクタ。
  6. 前記第一サブ挟み部及び前記第二サブ挟み部は、対応する前記第一接続端に隣接する第一溝部と、第二溝部と、対応する前記第二接続端に隣接する第三溝部と、をそれぞれ備え、各前記第二溝部は、対応する前記第一溝部と対応する前記第三溝部との間に位置し、且つ対応する前記第一溝部に対応する前記第三溝部に連通し、前記第一溝部、前記第二溝部及び前記第三溝部は、異なるサイズを有し、異なる光ファイバを装着する際に使用されることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバコネクタ。
  7. 前記第二溝部のサイズは、前記第一溝部のサイズより小さいが、前記第三溝部のサイズより大きいことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバコネクタ。
  8. 各前記第一溝部の底面には、複数のリブが突設され、前記リブは前記皮層を挟み、前記光ファイバを強固に固定することを特徴とする請求項6又は7に記載の光ファイバコネクタ。
  9. 前記リブは、前記第一接続端から前記第二接続端に向けて配列されていることを特徴とする請求項8に記載の光ファイバコネクタ。
  10. 前記挟み部には、係合部が突設され、前記ケーシングには、前記係合部に対応する係合孔が設けられ、前記係合部は前記係合孔に係合されることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の光ファイバコネクタ。
  11. 前記ケーシングの対向する両側には、固定溝がそれぞれ設けられ、各前記固定溝は、対応する側壁の外側面、内側面及び前記固定部品に隣接する端を貫通することを特徴とする請求項10に記載の光ファイバコネクタ。
  12. 各前記固定溝は、前記固定部品と離れる第一収容溝と、前記固定部品に隣接し且つ前記第一収容溝と連通する第二収容溝と、を備え、前記第二収容溝のサイズは、前記第一収容溝のサイズより大きく、前記第一収容溝が拡大されると、前記係合孔がそれぞれ設けられた両側壁は互いに離れる方向に弾性変形し、前記係合部は前記係合孔から外れることを特徴とする請求項11に記載の光ファイバコネクタ。
  13. フェルールを備える収容部品を更に備え、前記ケーシングは、前記固定部品に隣接する後部と、前記固定部品と離れる前部と、を備え、前記前部には第一収納部が設けられ、前記後部には、前記第一収納部に連通する第二収納部が設けられ、前記収容部品は前記第一収納部内に収納され、前記固定部品は、前記第二収納部内に挿入されることを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の光ファイバコネクタ。
  14. 前記光ファイバを請求項1に記載の光ファイバコネクタに装着する光ファイバコネクタの組立方法であって、
    前記光ファイバを前記第一サブ挟み部と前記第二サブ挟み部との間に配置するステップと、
    前記カバー部を前記定位ピンに巻き付けるステップと、
    前記第一サブ挟み部を前記第二サブ挟み部に積層させ、前記定位ピンを前記定位孔に係合し、前記第一サブ挟み部及び前記第二サブ挟み部で前記光ファイバを挟むステップと、
    前記固定部品を前記ケーシングに装着するステップと、
    を備えることを特徴とする光ファイバコネクタ組立方法。
  15. 前記第一サブ挟み部及び前記第二サブ挟み部で前記光ファイバを挟んだ後、前記固定部品を前記ケーシングに装着する前に、前記光ファイバの芯の前記ケーシングに隣接する端を一定の長さまで切断するステップ、を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバコネクタ組立方法。
  16. 前記ケーシングの対向する両側壁には固定溝がそれぞれ設けられ、各前記固定溝は、対応する前記側壁の外側面、内側面及び前記固定部品に隣接する端を貫通し、
    前記固定溝を拡大し、前記固定部品を前記ケーシングから取り外すステップを更に備えることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバコネクタ組立方法。
  17. 前記固定部品の一端の外周面には、外部ねじ山部が設けられ、
    前記カバー部を前記外部ねじ山部に当接させるステップと、
    一端の内部に内部ねじ山部が設けられたファスニング部品を前記固定部品に螺合させ、前記カバー部を前記外部ねじ山部と前記内部ねじ山部との間に挟むステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の光ファイバコネクタ組立方法。
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