JP2016027966A - 車両用衝突検知装置 - Google Patents

車両用衝突検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016027966A
JP2016027966A JP2015023292A JP2015023292A JP2016027966A JP 2016027966 A JP2016027966 A JP 2016027966A JP 2015023292 A JP2015023292 A JP 2015023292A JP 2015023292 A JP2015023292 A JP 2015023292A JP 2016027966 A JP2016027966 A JP 2016027966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
tube member
detection tube
detection
bumper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015023292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6375978B2 (ja
Inventor
皓太 天野
Kota Amano
皓太 天野
田辺 貴敏
Takatoshi Tanabe
貴敏 田辺
往広 斉藤
Yukihiro Saito
往広 斉藤
大祐 中根
Daisuke Nakane
大祐 中根
吉田 智一
Tomokazu Yoshida
智一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015023292A priority Critical patent/JP6375978B2/ja
Priority to DE112015003226.6T priority patent/DE112015003226T5/de
Priority to PCT/JP2015/003256 priority patent/WO2016006195A1/ja
Publication of JP2016027966A publication Critical patent/JP2016027966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6375978B2 publication Critical patent/JP6375978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/48Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects combined with, or convertible into, other devices or objects, e.g. bumpers combined with road brushes, bumpers convertible into beds
    • B60R19/483Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects combined with, or convertible into, other devices or objects, e.g. bumpers combined with road brushes, bumpers convertible into beds with obstacle sensors of electric or electronic type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/186Additional energy absorbing means supported on bumber beams, e.g. cellular structures or material
    • B60R2019/1873Cellular materials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

【課題】バンパアブソーバに形成された溝部内における検出用チューブ部材の車両上方側または下方側に隙間を形成して衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供する。【解決手段】車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ内においてバンパレインフォースメントの車両前方側に配設されたバンパアブソーバ2と、バンパアブソーバ2に車幅方向に沿って形成された溝部2aに装着される内部に中空部3aが形成された検出用チューブ部材3と、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出する圧力センサとを有し、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体(歩行者)の衝突を検知する。そして、溝部2aには、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側の内壁面に凹部21が形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の歩行者等との衝突を検知するための車両用衝突検知装置に関する。
従来、歩行者が車両に衝突した際、歩行者への衝撃を軽減するための歩行者保護装置を備えた車両がある。この車両では、バンパ部にセンサを備えた衝突検知装置を設け、このセンサにより車両に歩行者などが衝突したことが検知された場合、歩行者保護装置を作動させ、歩行者への衝撃を和らげる構成となっている。この歩行者保護装置には、例えばポップアップフードと呼ばれるものがある。このポップアップフードは、車両の衝突検知時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、頭部への衝撃を低減させるものである。
上記した車両用衝突検知装置には、車両のバンパ内におけるバンパレインフォースメントの前面に、チャンバ空間を内部に有するチャンバ部材を配設し、このチャンバ空間内の圧力を圧力センサにより検出するようにしたものがある。この構成のものでは、バンパ(バンパカバー)へ物体(歩行者など)が衝突すると、バンパカバーの変形に伴ってチャンバ部材が変形し、チャンバ空間に圧力変化が発生する。この圧力変化を圧力センサが検出することで歩行者の衝突を検知している。
近年、上記したチャンバ式の車両用衝突検知装置よりも、小型で搭載性に優れたチューブ部材を用いて衝突を検知するチューブ式の車両用衝突検知装置が提案されている。この車両用衝突検知装置は、車両のバンパ内に配設された衝撃吸収用部材であるバンパアブソーバと、バンパアブソーバに車幅方向に沿って形成された溝部に装着される中空のチューブ部材と、チューブ部材内の圧力を検出する圧力センサとを備えて構成されている。そして、車両前方に歩行者などが衝突した際には、バンパアブソーバが衝撃を吸収しながら変形すると同時にチューブ部材も変形する。このとき、チューブ部材内の圧力が上昇し、この圧力変化を圧力センサにより検出することに基づいて、車両の歩行者との衝突を検知する。
特表2014−505629号公報
さて、上述したチューブ式の車両用衝突検知装置では、チューブ部材の衝突部(衝突時にバンパカバーの変形に伴って変形する部分)の変形量は、バンパアブソーバの温度特性によって決まるものとなっている。このバンパアブソーバには、高温では変形量が大きく、低温では変形量が小さくなるという温度特性がある。このため、温度が高くなるにつれて圧力センサの出力が大きくなることにより、温度変化に伴って衝突検知精度が低下する。従って、衝突検知精度を向上させるためには、温度により変化する衝突部の変形量を、衝突部以外の部分が膨れる作用により相殺する必要がある。
ここで、衝突時にチューブ部材の衝突部以外の部分が膨れる膨張量(変形量)は、高温では大きくなり、低温では小さくなる。このため、チューブ部材は、衝突部の同一の変形量に対し、高温では低感度、低温では高感度になる。つまり、温度により変化する衝突部の変形量を、衝突部以外の部分が膨れる作用により相殺して、温度が高くなるにつれて圧力センサの出力が大きくなることを抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制する必要がある。
このようなチューブ部材の衝突部以外の部分が膨れる作用をもたらすためには、バンパアブソーバに設けられた溝部内においてチューブ部材の車両上下方向側又は車両前後方向側に適度な隙間を設ける必要がある。
しかしながら、上記した構成の車両用衝突検知装置では、バンパアブソーバに設けられた溝部内においてチューブ部材の車両上下方向側に充分な隙間がないため、車両の歩行者との衝突時にチューブ部材が適切に変形しないことにより、衝突検知精度が低下するおそれがあるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、バンパアブソーバに形成された溝部内における検出用チューブ部材の車両上方側または下方側に隙間を形成して衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するためになされた請求項1に記載の車両用衝突検知装置(1)は、車両のバンパ(7)内においてバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設されたバンパアブソーバ(2)と、バンパアブソーバに車幅方向に沿って形成された溝部(2a,21a)に装着される内部に中空部(3a)が形成された検出用チューブ部材(3)と、検出用チューブ部材の前記中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)とを有し、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する。そして、溝部には、検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の内壁面に凹部(21,211,212)が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、バンパアブソーバに形成された溝部に凹部を設けることによって、溝部内における検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側に隙間を形成することができる。これにより、車両の歩行者との衝突時に検出用チューブ部材を適切に変形させることができ、車両用衝突検知装置の衝突検知精度を向上させることができる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置の全体構成を示す図である。 図1のバンパ部の拡大図である。 図2のIII−III断面図である。 図3のバンパアブソーバの溝部の拡大断面図である。 図3のバンパアブソーバの溝部を車両後方から見た図である。 図5のVI−VI断面図である。 図5のVII−VII断面図である。 圧力センサの内部構造を示す断面図である。 衝突時における検出用チューブ部材の変形状態を車両上方から見た図である。 衝突時における検出用チューブ部材の変形の様子を示す図6相当図である。 アブソーバの温度特性を示す図である。 検出用チューブ部材単体の温度特性を示す図である。 検出用チューブ部材全体(アブソーバを含む)の温度特性を示す図である。 第2の実施形態における図5相当図である。 図14のXV−XV断面図である。 第3の実施形態における図4相当図である。 第3の実施形態におけるバンパアブソーバの溝部を車両上方から見た断面図である。 図17のXVIII−XVIII断面図である。 図17のXIX−XIX断面図である。 図17のXX−XX断面図である。 第4の実施形態における図3相当図である。 検出用チューブ部材の断面図である。 第5の実施形態における検出用チューブ部材の断面図である。 溝部及び検出用チューブ部材の変形例を示す断面図である。 溝部及び検出用チューブ部材の他の変形例を示す断面図である。 検出用チューブ部材の変形例を示す断面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置について、図1〜図13を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用衝突検知装置1は、衝撃吸収用部材であるバンパアブソーバ2、中空の検出用チューブ部材3、圧力センサ4、速度センサ5、衝突検知ECU6などを備えて構成されている。この車両用衝突検知装置1は、車両前方に設けられたバンパ7への物体(歩行者Hなど)の衝突を検知するものである。このバンパ7は、図3に示すように、バンパカバー8、バンパアブソーバ2、バンパレインフォースメント9を主体として構成されている。
バンパアブソーバ2は、図4に示すように、バンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)に配設される。このバンパアブソーバ2は、バンパ7において衝撃吸収の作用を受け持つ部材であり、例えば発泡ポリプロピレンなどからなる。
バンパアブソーバ2の後面2bには、検出用チューブ部材3を装着するための溝部2aが形成されている(図3参照)。この溝部2aは、矩形形状の断面を有し、車幅方向に沿って形成されている。なお、溝部2aは、車幅方向の途中(例えば車幅方向中央部に設けられた意匠部分など)に屈曲部を有していてもよいものとする。また、溝部2aの断面形状は矩形に限られず、例えば多角形や円形など適宜変更可能であるとする。
溝部2aには、図5に示すように、当該溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の凹部21が形成されている。このように溝部2aに凹部21が設けられることにより、図6に示すように、溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側に隙間が生じるようになっている。また、溝部2aの車両後方側の面には、検出用チューブ部材3を挿入するための開口面2cが形成されている。この開口面2cから溝部2aの奥方(車両前方)に検出用チューブ部材3を押し込むことにより、検出用チューブ部材3の組付けを行うことができるようになっている。
また、溝部2aには、当該溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の保持部22が形成されている。保持部22は、図7に示すように、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側の面に当接して、検出用チューブ部材3を保持するためのものである。具体的には、保持部22は、溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に複数形成され、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側に上下一対に形成されている。すなわち、上記凹部21と保持部22とは、車幅方向に沿って交互に配設される。なお、凹部21及び保持部22は、溝部2aの車両前方側の内壁面に形成されていてもよい。この場合、保持部22は、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側並びに車両前方側の面に当接して検出用チューブ部材3を保持する。
更に、バンパアブソーバ2の後面2bには、当該バンパアブソーバ2をバンパレインフォースメント9に嵌合するための嵌合凸部23が形成されている。嵌合凸部23は、車幅方向に延びて設けられている。溝部2aは、嵌合凸部23の上部に形成され、検出用チューブ部材3は、嵌合凸部23の上部に配置される。
検出用チューブ部材3は、図1及び図2に示すように、車幅方向(車両左右方向)に延びるチューブ状部材であり、バンパアブソーバ2の溝部2aに装着される。この検出用チューブ部材3は、内部に中空部3aが形成され、車両のバンパ7内におけるバンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)に配設される。また、検出用チューブ部材3の両端部は、バンパレインフォースメント9の車幅方向左右の外側にて湾曲して後述する圧力センサ4に接続されている。
この検出用チューブ部材3は、略四角形の断面形状を有し、合成ゴム、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)からなる。また、検出用チューブ部材3の縦横の長さ(円管の場合の外径に相当)は、例えば10mm程度であるとする。なお、検出用チューブ部材3の断面形状は、四角形に限られず、六角形などの多角形でもよい。また、検出用チューブ部材3の材質としては、弾力性を有するエラストマーやシリコーンゴムなどを用いてもよい。
本実施形態では、検出用チューブ部材3の断面形状を略四角形にすることにより、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制している。すなわち、検出用チューブ部材3の断面形状を略四角形とすることで、例えば断面形状が円形の検出用チューブ部材3を用いた場合よりも、検出用チューブ部材3の衝突部31(衝突時にバンパカバー8の変形に伴って変形する部分)以外の部分を、検出用チューブ部材3内の圧力上昇により膨れ易くしている。
この検出用チューブ部材3の衝突部31の変形量は、バンパアブソーバ2の特性によって決まり、図11に示すように、高温では変形量が大きく、低温では変形量が小さくなる。一方、検出用チューブ部材3における衝突部31から離れた部分で変形して膨れる膨れ部32(図9及び図10参照)の膨張量は、高温では大きくなり、低温では小さくなるため、検出用チューブ部材3単体では、同一の衝突部31の変形量に対して、図12に示すように、高温では低感度(圧力センサ4の出力が小さい)、低温では高感度(圧力センサ4の出力が大きい)になる。従って、温度により変化する衝突部31の変形量を、膨れ部32が膨れる作用により相殺することができる。これにより、温度が高くなるにつれて圧力センサ4の出力が大きくなることを抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制することを可能としている(図13参照)。
圧力センサ4は、バンパレインフォースメント9の前面9aよりも車両後方側に配置される。具体的には、圧力センサ4は、バンパカバー8内の左右両端部側に2つ設置され、バンパレインフォースメント9の後面9bにボルト(図示しない)等で締結することにより固定されて取り付けられる。本実施形態では、このように圧力センサ4を2つ設置することにより、冗長性及び検出精度を確保している。
この圧力センサ4は、図2及び図8に示すように、検出用チューブ部材3の左右両端部に接続され、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出するように構成されている。具体的には、圧力センサ4は、気体の圧力変化を検出するセンサ装置であり、検出用チューブ部材3の中空部3a内の空気の圧力変化を検出する。圧力センサ4は、図1に示すように、伝送線を介して衝突検知ECU(Electronic Control Unit)6に電気的に接続され、圧力に比例した信号を衝突検知ECU6へ出力する。衝突検知ECU6は、圧力センサ4による圧力検出結果に基づいて、バンパ7への歩行者Hの衝突を検知する。また、衝突検知ECU6は、歩行者保護装置10に電気的に接続されている。
圧力センサ4は、図8に示すように、本体部40と、センサ部41と、圧力導入管42と、コネクタ部43とを備えて構成される。本体部40は、センサ部41を収容するための箱状のケースである。センサ部41は、圧力検出用のセンサ素子等が設けられた基板などからなる。圧力導入管42は、検出用チューブ部材3内の圧力をセンサ部41に導入するための略円筒状の管であり、本体部40から検出用チューブ部材3の中空部3a内に差し込まれている。センサ部41は、圧力導入管42を介して検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力変化を検出する。このセンサ部41は、コネクタ部43に設けられたコネクタ44に電気的に接続されており、圧力に比例した信号をコネクタ44及び信号線を介して衝突検知ECU6へ送信する(図1参照)。
速度センサ5は、車両の速度を検出するセンサ装置であり、衝突検知ECU6に信号線を介して電気的に接続されている。この速度センサ5は、車両速度に比例した信号を衝突検知ECU6へ送信する。
衝突検知ECU6は、CPUを主体として構成され、車両用衝突検知装置1の動作全般を制御するものであり、圧力センサ4、速度センサ5、歩行者保護装置10のそれぞれに電気的に接続されている(図1参照)。衝突検知ECU6には、圧力センサ4からの圧力信号(圧力データ)、速度センサ5からの速度信号(速度データ)などが入力される。衝突検知ECU6は、圧力センサ4による圧力検出結果(入力信号)及び速度センサ5による速度検出結果(入力信号)に基づいて、所定の衝突判定処理を実行し、バンパ7への歩行者Hなどの物体の衝突を検知した場合には歩行者保護装置10を作動させる。
バンパ7は、車両の衝突時における衝撃を和らげるためのものであり、バンパカバー8、バンパアブソーバ2、バンパレインフォースメント9などから構成される。バンパカバー8は、バンパ7の構成部品を覆うように設けられ、ポリプロピレン等の樹脂製の部材である。このバンパカバー8は、バンパ7の外観を構成すると同時に、車両全体の外観の一部を構成するものとなっている。
バンパレインフォースメント9は、バンパカバー8内に配設されて車幅方向に延びるアルミニウムなどの金属製の剛性部材であって、図3に示すように、内部中央に梁が設けられた日の字状断面を有する中空部材である。また、バンパレインフォースメント9は、車両前方側の面(前面9a)と、車両後方側の面(後面9b)とを有している。このバンパレインフォースメント9は、図1及び図2に示すように、車両前後方向に延びる一対の金属製部材であるサイドメンバ11の前端に取り付けられる。
バンパレインフォースメント9の前面9aには、上述したバンパアブソーバ2の嵌合凸部23が嵌合される嵌合凹部9cが、車幅方向に沿って延設されている。このバンパレインフォースメント9の嵌合凹部9cにバンパアブソーバ2の嵌合凸部23が嵌め合わされることにより、バンパアブソーバ2のバンパレインフォースメント9への組付けが行われる。
通常、車両の衝突事故においては、車両の進行方向(車両前方)に存在する歩行者や車両と衝突する場合が多い。このため、本実施形態では、圧力センサ4をバンパレインフォースメント9の後面9bに配設して、車両前方の歩行者Hや車両との衝突に伴う衝撃(外力)が、車両前方に設けられたバンパカバー8などから圧力センサ4に直接伝わることをバンパレインフォースメント9の存在によって保護している。
歩行者保護装置10としては、例えばポップアップフードを用いる。このポップアップフードは、車両の衝突検知後瞬時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者Hとエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者Hの頭部への衝突エネルギーを吸収し、歩行者Hの頭部への衝撃を低減させるものである。なお、ポップアップフードの代わりに、車体外部のエンジンフード上からフロントウインド下部にかけてエアバッグを展開させて歩行者Hの衝撃を緩衝するカウルエアバッグなどを用いてもよい。
次に、本実施形態における車両用衝突検知装置1の衝突時の動作について説明する。車両前方に歩行者Hなどの物体が衝突した際には、図9に示すように、バンパ7のバンパカバー8が歩行者Hとの衝突による衝撃により変形する。続いて、バンパアブソーバ2が衝撃を吸収しながら変形すると同時に、検出用チューブ部材3も変形する。このとき、検出用チューブ部材3内の圧力が急上昇し、この圧力変化が圧力センサ4に伝達する。
具体的には、バンパカバー8の変形に伴って、検出用チューブ部材3の衝突部31が車両後方側に変形する。このとき、検出用チューブ部材3の衝突部31から離れた部分で変形する膨れ部32は、車両上方側及び下方側や車両前方側に膨らむ(図9及び図10参照)。本実施形態では、バンパアブソーバ2の溝部2a内において、当該溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に凹部21を形成することにより、検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に確実に隙間が生じるようにしている。これにより、バンパアブソーバ2の変形に伴って検出用チューブ部材3を適切に変形させることが可能となっている。すなわち、凹部21を検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に設けることで、衝突時に溝部2a内において検出用チューブ部材3の衝突部31以外で変形して膨れる膨れ部32が、図10に示すように、車両上方側及び下方側に適切に膨れることができるようになっている。
車両用衝突検知装置1の衝突検知ECU6は、圧力センサ4の検知結果に基づいて、所定の衝突判定処理を実行する。この衝突判定処理では、例えば圧力センサ4及び速度センサ5の検出結果に基づいて、衝突物の有効質量を算出し、この有効質量が所定の閾値より大きい場合、歩行者Hとの衝突が発生したものと判定し、更に車両速度が所定の範囲(例えば時速25km〜55kmの範囲)内である場合に、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者Hとの衝突が発生したものと判定する。
ここで、「有効質量」とは、衝突時における圧力センサ4の検出値より、運動量と力積の関係を利用して算出する質量をいう。車両と物体との衝突が発生した場合、歩行者Hとは質量の異なる衝突物では、検知される圧力センサ4の値が異なる。このため、人体の有効質量と、想定される他の衝突物の質量との間に閾値を設定することにより、衝突物の種類を切り分けることが可能となる。この有効質量は、次式に示すように、圧力センサ4により検出される圧力の値の所定時間における定積分値を、速度センサ5により検出される車両速度で割ることにより算出される。
M=(∫P(t)dt)/V・・・(式1)
なお、Mは有効質量、Pは所定時間における圧力センサ4による検出値、tは所定時間(例えば、数ms〜数十ms)、Vは速度センサ5により検出される衝突時の車両速度を示している。有効質量を算出する方法には、他にも、衝突した物体の運動エネルギーEを表す式E=1/2・MV2を用いて算出することが可能である。この場合、有効質量は、M=2・E/V2により算出される。
そして、衝突検知ECU6は、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者Hとの衝突が発生したと判定した場合、歩行者保護装置10を作動させる制御信号を出力し、歩行者保護装置10を作動させて、上記したように歩行者Hへの衝撃を低減させる。
以上説明したように、第1の実施形態の車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ7内においてバンパレインフォースメント9の車両前方側に配設されたバンパアブソーバ2と、バンパアブソーバ2に車幅方向に沿って形成された溝部2aに装着される内部に中空部3aが形成された検出用チューブ部材3と、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出する圧力センサ4とを有し、圧力センサ4による圧力検出結果に基づいてバンパ7への物体の衝突を検知する。そして、溝部2aには、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側の内壁面に凹部21が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、バンパアブソーバ2に形成された溝部2aに凹部21を設けることによって、溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側に隙間を形成することができる。これにより、車両の歩行者Hとの衝突時に検出用チューブ部材3を適切に変形させることができ、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を向上させることができる。
すなわち、検出用チューブ部材3の衝突部31(衝突時にバンパカバー8の変形に伴って変形する部分)以外で変形して膨れる膨れ部32を、検出用チューブ部材3内の圧力上昇により膨れ易くすることができる。この検出用チューブ部材3の膨れ部32の膨張量は、低温では小さくなり、高温では大きくなるため、検出用チューブ部材3単体では、同一の衝突部31の変形量に対して、低温では高感度、高温では低感度になる。一方、検出用チューブ部材3の衝突部31の変形量は、バンパアブソーバ2の特性によって決まり、低温では変形量が少なく、高温では変形量が大きくなる。従って、温度により変化する衝突部31の変形量を、衝突部31以外で変形する膨れ部32が膨れる作用により相殺することができる。これにより、温度が高くなるにつれて出力が大きくなることを抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制することができる。
更に、本実施形態では、検出用チューブ部材3が装着されたバンパアブソーバ2の溝部2a内において、当該溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に凹部21を形成することにより、検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に隙間が生じるようにしている。これにより、バンパアブソーバ2の変形に伴って検出用チューブ部材3を適切に変形させることが可能となっている。すなわち、凹部21を検出用チューブ部材3の車両上方側及び後方側に設けることで、衝突時に溝部2a内において検出用チューブ部材3の衝突部31以外で変形して膨れる膨れ部32が、車両上方側及び下方側に適切に膨れることができる。
また、凹部21は、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて、溝部2aに複数形成されていることを特徴とする。この構成によれば、車幅方向に沿って複数の凹部21を設けることにより、溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側に効率良く隙間を形成することができる。これにより、車幅方向全体にわたって効果的に車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を向上させることができる。
また、溝部2aには、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側の面に当接して検出用チューブ部材3を保持する保持部22が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、溝部2a内において検出用チューブ部材3を保持部22により、車両上方側及び後方側から保持することで、検出用チューブ部材3を溝部2aに安定して固定することができる。また、保持部22が設けられているので、別部品の保持部材(クランプなど)を設ける必要がなく、部品数を減らすことができると共に、簡易な構成で検出用チューブ部材3を安定して保持できる。
また、溝部2aには、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の保持部22が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、溝部2aに検出用チューブ部材3を車幅方向全体にわたって効率良く安定して保持することができる。更に、複数の保持部22が車幅方向に沿って所定の間隔をあけて設けられているので、衝突部31以外で膨れる膨れ部32が膨れる作用を維持することができる。すなわち、溝部2aにおいて凹部21により形成される隙間のもたらす作用を保持部22の存在によって阻害してしまうことを防ぐことができる。これにより、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を確実に向上させることができる。
また、溝部2aには、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて保持部22と凹部21とが交互に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、溝部2a内において、検出用チューブ部材3の保持と、衝突時に検出用チューブ部材3の上記衝突部31以外で膨れる膨れ部32が膨れるための隙間の確保とを両立することができる。
また、複数の保持部22は、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側に上下一対に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、上下一対に形成された複数の保持部22によって、溝部2aにおける検出用チューブ部材3をより確実に保持することができる。
また、検出用チューブ部材3は、多角形(この場合四角形)の断面形状を有していることを特徴とする。この構成によれば、検出用チューブ部材3の断面形状を略四角形とすることで、例えば断面形状が円形の検出用チューブ部材3を用いた場合よりも、検出用チューブ部材3の衝突部31(衝突時にバンパカバー8の変形に伴って変形する部分)以外で膨れる膨れ部32を、検出用チューブ部材3内の圧力上昇により膨れ易くすることができる。これにより、温度が高くなるにつれて出力が大きくなることを確実に抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を確実に抑制することができる。
また、バンパアブソーバ2は、当該バンパアブソーバ2をバンパレインフォースメント9に嵌合するための嵌合凸部23を有し、バンパレインフォースメント9は、バンパアブソーバ2の嵌合凸部23が嵌合される嵌合凹部9cを有していることを特徴とする。
この構成によれば、バンパアブソーバ2の嵌合凸部23をバンパレインフォースメント9の嵌合凹部9cに嵌合させることにより、検出用チューブ部材3の装着されたバンパアブソーバ2をバンパレインフォースメント9へ安定して組付けることができる。
また、嵌合凸部23及び嵌合凹部9cは、車幅方向に延びて設けられていることを特徴とする。この構成によれば、車幅方向全体にわたってバンパアブソーバ2の嵌合凸部23とバンパレインフォースメント9の嵌合凹部9cとを嵌合させることができ、より確実に検出用チューブ部材3の装着されたバンパアブソーバ2をバンパレインフォースメント9へ固定させることができる。
また、溝部2aは、嵌合凸部23の上部に形成され、検出用チューブ部材3は、嵌合凸部23の上部に配置されることを特徴とする。この構成によれば、バンパアブソーバ2の溝部2aにおける検出用チューブ部材3の載置面に沿って嵌合凸部23が設けられているので、嵌合凸部23により検出用チューブ部材3が脱落することを確実に防止することができる。
また、溝部2aには、車両後方側に検出用チューブ部材3を挿入するための開口面2cが形成されていることを特徴とする。この構成によれば、溝部2aに形成された開口面2cから検出用チューブ部材3を容易に押し入れることができ、検出用チューブ部材3のバンパアブソーバ2への組付け作業を簡素化することができる。
また、溝部2aは、バンパアブソーバ2の後面2bに設けられることを特徴とする。この構成によれば、検出用チューブ部材3をバンパレインフォースメント9の車両前方側に安定して配置することができるとともに、検出用チューブ部材3をバンパアブソーバ2へ組付け易くすることができる。更に、検出用チューブ部材3の車両後方側に剛性部材であるバンパレインフォースメント9が配設されていることで、検出用チューブ部材3が車両後方側に撓むことを確実に防止でき、正確に衝突検知を行うことができる。
また、圧力センサ4がバンパレインフォースメント9の後面9bに固定されているので、バンパ7の左右端部付近に歩行者等の物体が衝突しても、バンパレインフォースメント9によって衝撃が低減され、圧力センサ4にバンパカバー8からの衝撃が直接伝わらない。このため、バンパカバー8の変形により圧力センサ4に外力が加わり、圧力センサ4が外力により外れたり損傷したりしてしまうことを防止できる。これにより、車両用衝突検知装置1の耐性を改善できるとともに、車両用衝突検知装置1による衝突検知の信頼性を向上させることができる。
また、圧力センサ4をバンパレインフォースメント9の後面9bの左右両端部側に2つ配設することにより、検出用チューブ部材3における圧力変化を高い精度で検知できるとともに、冗長性を確保できる。すなわち、2つの圧力センサ4の出力を用いて衝突判定を行うことによって、誤検知を防止して正確な衝突検知を行うことができる。
なお、上記した第1の実施形態では、嵌合凸部23及び嵌合凹部9cは、車幅方向に延びて設けられているものとしたが、これに限られない。嵌合凸部23及び嵌合凹部9cは、車幅方向に沿って間隔をあけて複数設けられているものとしてもよい。この場合、嵌合凸部23及び嵌合凹部9cを車幅方向に延設する必要がなく、より簡易な構造でバンパアブソーバ2のバンパレインフォースメント9への組付けを行うことができる。嵌合凸部23及び嵌合凹部9cの配置位置や配置個数は適宜設定可能であるとする。
また、嵌合凸部23は、バンパアブソーバ2と一体成形されるものとしたが、別体で成形された嵌合凸部をバンパアブソーバ2の後面2bに固定してもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図14、図15を参照して説明する。なお、図14、図15において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第2の実施形態においては、図14に示すように、複数の保持部221が車両上下方向から見たときに互いに重なり合わない位置に形成されている。
すなわち、図15に示すように、溝部2a内において検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側のうち少なくとも一方側には、凹部21が配置される構成となっている。図15では、溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側に保持部221が配置され、検出用チューブ部材3の車両下方側に凹部211が配置されている。
この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、複数の保持部22は、車両上下方向から見たときに互いに重なり合わない位置に形成されているので、溝部2a内における検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側のどちらか一方側に凹部211を確実に形成して隙間を設けることができる。これにより、衝突時に検出用チューブ部材3の膨れ部32が膨らむ隙間を車幅方向全体にわたって確保することが可能となり、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を確実に向上させることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図16〜図20を参照して説明する。なお、図16〜図20において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第3の実施形態においては、図16に示すように、バンパアブソーバ2の後面2bに、車両側方から見た断面形状が略円形の溝部21aが設けられている。この溝部21aには、上記第1の実施形態と同様に、断面略四角形状の検出用チューブ部材3が装着され、溝部21a内における検出用チューブ部材3の少なくとも車両上方側及び下方側に凹部212(隙間)が形成されている。
第3の実施形態では、図17に示すように、検出用チューブ部材3が組付け時などにねじれる場合を想定して溝部21aの大きさを設定している。すなわち、断面四角形状の検出用チューブ部材3の外接円の大きさが溝部21aの大きさと整合するように、溝部21aをバンパアブソーバ2に形成している。これにより、検出用チューブ部材3がねじれた状態であっても、溝部21aに当該検出用チューブ部材3を装着可能となっている。
具体的には、検出用チューブ部材3がねじれた場合に、図18、図19、図20に示すように、溝部21aの内周面と検出用チューブ部材3の外周面(車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側の面を含む外周面)とが、車両側方から見て少なくとも3点と接するように溝部21aが形成されている。つまり、溝部21aに検出用チューブ部材3を装着した際に、車両側面視にて少なくとも3点で検出用チューブ部材3を保持して固定することができる構成となっている。この場合、検出用チューブ部材3の外周面と当接する溝部21aの内周面の部分(図18〜図20の丸く囲われた部分)が、本発明の保持部222に相当する。
また、溝部21aの車両後方側の面には、検出用チューブ部材3を挿入する開口面2cが設けられている。この開口面2cの幅は、溝部21a内において検出用チューブ部材3の少なくとも3つ以上の角部を保持可能な程度の狭さに形成されている。すなわち、保持部222が溝部21a内に少なくとも3つ以上構成可能なように開口面2cが形成されている。
以上説明したように、第3の実施形態の車両用衝突検知装置1は、溝部21aに、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側並びに車両前方側のうち少なくとも一方側の面に当接して検出用チューブ部材3を保持する保持部222が形成され、保持部222は、車両側面から見たときに検出用チューブ部材3の外周面において少なくとも3点と接していることを特徴とする。
この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、検出用チューブ部材3が組付け時などにねじれた状態で溝部21aに装着されても、検出用チューブ部材3を適切に変形させることができ、且つ保持部222により溝部21aに検出用チューブ部材3を安定して固定することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について、図21、図22を参照して説明する。なお、図21、図22において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第4の実施形態においては、楕円形の断面形状を有する検出用チューブ部材33を用いる。
具体的には、検出用チューブ部材33は、図22に示すように、車両上下方向の長さA(長径)が車両前後方向の長さB(短径)よりも長い楕円形の断面形状を有している。検出用チューブ部材33の車両上下方向の長さAは、例えば10mm程度である。一方、検出用チューブ部材33の車両前後方向の長さBは、例えば6mm程度である。また、検出用チューブ部材33の周壁の肉厚tは、全周に亘って均一の長さであり、例えば、1〜2mm程度であるとする。なお、長さA及び長さBの大きさは、適宜変更可能であるとする。
また、検出用チューブ部材33は、図21に示すように、車両のバンパ7内におけるバンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)に配設され、バンパアブソーバ2の溝部2aに装着される。検出用チューブ部材33は、車幅方向(車両左右方向)に延びるチューブ状部材であり、内部に中空部33aが形成されている。また、検出用チューブ部材33の両端部は、バンパレインフォースメント9の車幅方向左右の外側にて湾曲して圧力センサ4に接続される。
本実施形態の検出用チューブ部材33は、温度が高くなるにつれて変形し易くなる温度特性を有する材質の合成ゴム、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)からなる。この検出用チューブ部材33は、断面形状が縦長の楕円形であり、且つ上記温度特性を有する材質から構成されていることから、上記した第1の実施形態における断面形状が略四角形の検出用チューブ部材3と同様の温度特性を有する。すなわち、検出用チューブ部材33の衝突部(図示しない)の変形量は、バンパアブソーバ2の温度特性に影響を受けるため、高温では変形量が大きく、低温では変形量が小さくなる。一方、検出用チューブ部材33の衝突部から離れた部分で変形して膨れる膨れ部(図示しない)の膨張量は、高温では大きくなり、低温では小さくなるため、検出用チューブ部材33単体では、同一の衝突部の変形量に対して、高温では低感度(圧力センサ4の出力が小さい)、低温では高感度(圧力センサ4の出力が大きい)になる。従って、温度により変化する衝突部の変形量を、膨れ部が膨れる作用により相殺することができる。これにより、温度が高くなるにつれて圧力センサ4の出力が大きくなることを抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制することを可能としている。
特に、第4の実施形態では、楕円の長径Aと短径Bとの比を調節することにより、衝突部の変形量と、膨れ部の膨張量とを適宜設定することが可能である。具体的には、楕円率(1−B/A)を大きくすると、衝突部の変形量を大きくできるとともに、膨れ部の膨張量を大きくできる。
また、第4の実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の凹部21が形成されている。また、溝部2aの車両後方側の面には、検出用チューブ部材33を挿入するための開口面2cが形成されている。
また、溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の保持部22が形成されている。保持部22は、検出用チューブ部材33の車両上方側及び下方側の面に当接して、検出用チューブ部材33を保持する。凹部21と保持部22とは、車幅方向に沿って交互に配設される。
また、バンパアブソーバ2の後面2bには、当該バンパアブソーバ2をバンパレインフォースメント9に嵌合するための嵌合凸部23が形成されている。嵌合凸部23は、車幅方向に延びて設けられている。溝部2aは、嵌合凸部23の上部に形成され、検出用チューブ部材33は、嵌合凸部23の上部に配置される。
以上説明した第4の実施形態の車両用衝突検知装置1では、検出用チューブ部材33は、車両上下方向の長さAが前後方向の長さBよりも長い楕円形の断面形状を有していることを特徴とする。
この第4の実施形態の車両用衝突検知装置1においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、車両上下方向の長さAが前後方向の長さBよりも長い楕円形の断面形状を有する検出用チューブ部材33を用いることで、検出用チューブ部材33の衝突部(衝突時にバンパカバー8の変形に伴って変形する部分)の変形量を大きくできる(衝突部を潰れ易くすることができる)と共に、検出用チューブ部材33の衝突部以外で変形して膨れる膨れ部の膨張量を大きくできる(膨れ部を膨れ易くすることができる)。
すなわち、衝突時に検出用チューブ部材33の衝突部を充分に変形させて、圧力センサ4の出力を充分に発生させることができ、更に、温度により変化する衝突部の変形量を衝突部以外で変形する膨れ部が膨れる作用により相殺することで、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制できる。これにより、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を確実に向上させることができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について、図23を参照して説明する。上記した第4の実施形態では、断面形状が楕円形であり、周壁の肉厚tが全周に亘って均一の長さである検出用チューブ部材33を用いる場合について説明したが、周壁の肉厚tは周方向で異なる厚さであってもよい。第5の実施形態においては、図23に示すように、断面形状が楕円形であり、周壁の肉厚tが周方向で異なる厚さである検出用チューブ部材34を用いる。
具体的には、検出用チューブ部材34は、車両前方側及び後方側の周壁の肉厚t1が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚t2よりも厚くなっている。肉厚t1は、2〜3mm程度である。一方、肉厚t2は、1mm程度である。なお、検出用チューブ部材34の車両上下方向の長さAは、例えば10mm程度である。また、検出用チューブ部材34の車両前後方向の長さBは、例えば6mm程度である。
以上説明した第5の実施形態の車両用衝突検知装置1では、検出用チューブ部材34は、車両前方側及び後方側の周壁の肉厚t1が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚t2よりも厚くなっていることを特徴とする。
この第5の実施形態の車両用衝突検知装置1においても、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、検出用チューブ部材34において、車両前方側及び後方側の周壁の肉厚t1が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚t2よりも厚くなっているので、検出用チューブ部材34の車両左右方向における引張強度を向上させることができる。これにより、溝部2aに検出用チューブ部材34を組み付ける際に、検出用チューブ部材34が車両左右方向(長手方向)に引っ張られることにより破損することを防止できる。また、検出用チューブ部材34の組付け後に、車両の使用に伴う振動によって、検出用チューブ部材34が長手方向へ引っ張られることにより破損することを防止できる。
また、検出用チューブ部材34の車両上方側及び下方側の周壁の肉厚t2を薄くすることで、衝突時に検出用チューブ部材34の衝突部を潰れ易くすることができる。これにより、圧力センサ4の出力を充分に発生させることができる。
なお、肉厚t1、肉厚t2の厚さは、検出用チューブ部材34の衝突部の潰れ易さ及び膨れ部の膨れ易さを考慮しながら、適宜設定可能であるものとする。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形又は拡張を施すことができる。例えば、上記実施形態では、溝部2aをバンパアブソーバ2の車両後方側に配設した場合について説明したが、これに限られず、溝部2aの配設位置を適宜変更させてもよい。また、溝部2aには、検出用チューブ部材3の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の内壁面に凹部21及び保持部22が形成されていればよい。更に、検出用チューブ部材3の断面形状は、四角形に限られず、円形でもよい。
例えば、図24に示すように、バンパアブソーバ2の中央上部に溝部2aを配置し、内部に中空部35aが形成された断面円形の検出用チューブ部材35を当該溝部2aに装着してもよい。この場合、凹部21は、溝部2aの車両下方側の内壁面に形成される。また、保持部22は、検出用チューブ部材35の車両前方側及び後方側の内壁面に形成され、検出用チューブ部材35の車両前方側及び後方側の面に当接して当該検出用チューブ部材35を保持する。また、溝部2aの車両上方側の面に、検出用チューブ部材35を挿入するための開口面2cが形成される。この開口面2cから溝部2aの奥方(車両下方)に検出用チューブ部材3を押し込むことにより、検出用チューブ部材35の組付けを行う。この場合も、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図25に示すように、バンパアブソーバ2の前方中央部に溝部2aを配置し、断面円形の検出用チューブ部材35を当該溝部2aに装着してもよい。この場合、凹部21は、溝部2aの車両上方側及び下方側の内壁面に、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数形成される。また、保持部22は、検出用チューブ部材35の車両上方側及び下方側の内壁面に複数形成され、検出用チューブ部材35の車両上方側及び下方側の面に当接して当該検出用チューブ部材35を保持する。凹部21と保持部22とは、車幅方向に沿って交互に配設される。また、溝部2aの車両上方側の面に、検出用チューブ部材35を挿入するための開口面2cが形成される。この開口面2cから溝部2aの奥方(車両後方)に検出用チューブ部材35を押し込むことにより、検出用チューブ部材35の組付けを行う。
また、上記した第1の実施形態では、縦横の長さが同程度である略四角形の断面形状を有する検出用チューブ部材3を用いた場合について説明したが、これに限られない。例えば、図26に示すように、縦長の四角形(長方形)の断面形状を有し、周方向で肉厚の異なる検出用チューブ部材36を用いてもよい。具体的には、検出用チューブ部材36は、内部に中空部36aが形成され、車両上下方向の長さL1が車両前後方向の長さL2よりも長い長方形の断面形状を有している。車両上下方向の長さL1は、例えば10mm程度である。一方、車両前後方向の長さL2は、例えば6mm程度である。また、車両前方側及び後方側の周壁の肉厚t1が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚t2よりも厚くなっている。肉厚t1は、2〜3mm程度である。一方、肉厚t2は、1mm程度である。この場合も、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、衝突判定処理において、有効質量が所定の閾値以上になった場合に歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したと判定するものとしたが、これに限られない。例えば、圧力センサ4により検出された圧力の値、圧力変化率等を衝突判定の閾値として用いてもよい。
また、上記実施形態では、圧力センサ4をバンパレインフォースメント9の後面9bに取り付けるものとしたが、これに限られず、圧力センサ4の配設位置は適宜変更可能であるものとする。例えば、圧力センサ4をバンパレインフォースメント9の内壁面に固定してもよい。
1 車両用衝突検知装置
2 バンパアブソーバ
2a,21a 溝部
2b 後面
2c 開口面
21,211,212 凹部
22,221,222 保持部
23 嵌合凸部
3,33〜36 検出用チューブ部材
3a,33a〜36a 中空部
4 圧力センサ
7 バンパ
9 バンパレインフォースメント
9a 前面
9b 後面
9c 嵌合凹部
A,B,L1,L2 長さ

Claims (21)

  1. 車両のバンパ(7)内においてバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設されたバンパアブソーバ(2)と、前記バンパアブソーバに車幅方向に沿って形成された溝部(2a,21a)に装着される内部に中空部(3a,33a〜36a)が形成された検出用チューブ部材(3,33〜36)と、前記検出用チューブ部材の前記中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)とを有し、前記圧力センサによる圧力検出結果に基づいて前記バンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)において、
    前記溝部には、前記検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の内壁面に凹部(21,211,212)が形成されていることを特徴とする車両用衝突検知装置。
  2. 前記溝部には、前記検出用チューブ部材の車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の内壁面に前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 前記凹部(21,211)は、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて前記溝部に複数形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用衝突検知装置。
  4. 前記溝部には、前記検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の面に当接して前記検出用チューブ部材を保持する保持部(22,221,222)が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  5. 前記溝部には、前記検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側のうち少なくとも一方側の面に当接して前記検出用チューブ部材を保持する前記保持部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用衝突検知装置。
  6. 前記溝部には、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて複数の前記保持部が形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の車両用衝突検知装置。
  7. 前記溝部には、車幅方向に沿って所定の間隔をあけて前記保持部と前記凹部とが交互に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用衝突検知装置。
  8. 前記複数の保持部(22)は、前記検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側に上下一対に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用衝突検知装置。
  9. 前記複数の保持部(221)は、車両上下方向から見たときに互いに重なり合わない位置に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用衝突検知装置。
  10. 前記検出用チューブ部材(3)は、多角形の断面形状を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  11. 前記検出用チューブ部材(33,34)は、車両上下方向の長さ(A)が前後方向の長さ(B)よりも長い楕円形の断面形状を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  12. 前記検出用チューブ部材(34)は、少なくとも車両前方側及び後方側のいずれか一方の周壁の肉厚が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚よりも厚くなっていることを特徴とする請求項11に記載の車両用衝突検知装置。
  13. 前記検出用チューブ部材(35)は、円形の断面形状を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  14. 前記検出用チューブ部材(36)は、車両上下方向の長さ(L1)が前後方向の長さ(L2)よりも長い長方形の断面形状を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  15. 前記検出用チューブ部材は、少なくとも車両前方側及び後方側のいずれか一方の周壁の肉厚が車両上方側及び下方側の周壁の肉厚よりも厚くなっていることを特徴とする請求項14に記載の車両用衝突検知装置。
  16. 前記溝部(21a)には、前記検出用チューブ部材の車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側の面に当接して前記検出用チューブ部材を保持する保持部(222)が形成され、
    前記保持部は、車両側面から見たときに前記検出用チューブ部材の外周面において少なくとも3点と接していることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  17. 前記バンパアブソーバは、当該バンパアブソーバを前記バンパレインフォースメントに嵌合するための嵌合凸部(23)を有し、
    前記バンパレインフォースメントは、前記バンパアブソーバの前記嵌合凸部が嵌合される嵌合凹部(9c)を有していることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  18. 前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部は、車幅方向に延びて設けられていることを特徴とする請求項17に記載の車両用衝突検知装置。
  19. 前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部は、車幅方向に沿って間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項17に記載の車両用衝突検知装置。
  20. 前記溝部は、前記バンパアブソーバの後面(2b)且つ前記嵌合凸部の上部に設けられ、
    前記検出用チューブ部材は、前記嵌合凸部の上部に配置されることを特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  21. 前記溝部には、車両上方側及び下方側並びに車両前方側及び後方側のうち少なくとも一方側に前記検出用チューブ部材を挿入するための開口面(2c)が形成されていることを特徴とする請求項1から20のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
JP2015023292A 2014-07-11 2015-02-09 車両用衝突検知装置 Active JP6375978B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023292A JP6375978B2 (ja) 2014-07-11 2015-02-09 車両用衝突検知装置
DE112015003226.6T DE112015003226T5 (de) 2014-07-11 2015-06-29 Fahrzeugzusammenstosserkennungsvorrichtung
PCT/JP2015/003256 WO2016006195A1 (ja) 2014-07-11 2015-06-29 車両用衝突検知装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014143100 2014-07-11
JP2014143100 2014-07-11
JP2015023292A JP6375978B2 (ja) 2014-07-11 2015-02-09 車両用衝突検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016027966A true JP2016027966A (ja) 2016-02-25
JP6375978B2 JP6375978B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=55063851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015023292A Active JP6375978B2 (ja) 2014-07-11 2015-02-09 車両用衝突検知装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6375978B2 (ja)
DE (1) DE112015003226T5 (ja)
WO (1) WO2016006195A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020133A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 トヨタ自動車株式会社 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造
CN111194282A (zh) * 2017-10-24 2020-05-22 本田技研工业株式会社 碰撞检测构造
US10668881B2 (en) 2016-01-11 2020-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Collision detection device for vehicle
JP7404963B2 (ja) 2020-03-24 2023-12-26 株式会社デンソー チューブ式衝突検知センサ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3067241B1 (en) * 2015-03-10 2018-11-07 Veoneer Sweden AB A vehicle impact sensor arrangement
JP6504077B2 (ja) * 2016-02-23 2019-04-24 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置
FR3137635A1 (fr) * 2022-07-08 2024-01-12 Psa Automobiles Sa Système de détection de collision pour véhicule automobile et véhicule comprenant un tel système

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230503A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Denso Corp 衝突検知手段、歩行者衝突検知手段および歩行者保護システム
JP2010179668A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Denso Corp 車両用衝突検知装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230503A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Denso Corp 衝突検知手段、歩行者衝突検知手段および歩行者保護システム
JP2010179668A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Denso Corp 車両用衝突検知装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020133A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 トヨタ自動車株式会社 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造
US10668881B2 (en) 2016-01-11 2020-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Collision detection device for vehicle
CN111194282A (zh) * 2017-10-24 2020-05-22 本田技研工业株式会社 碰撞检测构造
JP7404963B2 (ja) 2020-03-24 2023-12-26 株式会社デンソー チューブ式衝突検知センサ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016006195A1 (ja) 2016-01-14
JP6375978B2 (ja) 2018-08-22
DE112015003226T5 (de) 2017-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6375978B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6098897B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5967056B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6233651B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6375907B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6201909B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6376402B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6375896B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6372691B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6481475B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2015074389A (ja) 車両用衝突検知装置
JP2015081070A (ja) 車両用衝突検知装置
JP6500532B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6432376B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5924548B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2017165265A (ja) 車両用衝突検知装置
JP6323722B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2016120867A (ja) 車両用衝突検知装置
WO2016092793A1 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6447303B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6443686B2 (ja) 車両用衝突検知装置
WO2016157734A1 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6443272B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2015093496A (ja) 車両用衝突検知装置
JP2017149221A (ja) 車両用衝突検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180709

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6375978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250