JP2016024412A - 画像形成装置 - Google Patents

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洋章 塚野
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高 野上
良介 青木
Ryosuke Aoki
良介 青木
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Satoshi Hatanaka
諭志 畑中
佐々木 潤
Jun Sasaki
潤 佐々木
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Yoshihide Ota
佳秀 太田
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Tomoyuki Nishikawa
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Abstract

【課題】低騒音化を図りつつ、装置内で詰まったシート材の除去作業が煩雑になるのを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート材に画像を形成する画像形成手段20と、少なくとも装置本体の一側面を開口し、前記開口よりも装置内側の空間に設けられ、装置内から排出されたシート材が積載されるシート材積載部材67を有する排出シート収容部60と、排出シート収容部の開口を開閉可能に覆うカバー部材61,62と、前記カバー部材を開閉させる開閉手段とを備えた画像形成装置において、装置内でのシート材詰まりを検知するシート材詰まり検知手段を有しており、前記シート材詰まり検知手段の検知結果に基づいて、前記カバー部材を開けるよう前記開閉手段を制御する制御手段500を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来、原稿の画像を読み取る画像読取部と、シート材である用紙に画像を形成する画像形成部との間に設けた所謂胴内排紙部に、用紙を排紙する画像形成装置が知られている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、装置本体の高さ方向でほぼ中央に用紙に画像を形成する画像形成部が設けられており、その画像形成部の上方に所定の間隔をあけて原稿の画像を読み取る画像読取部が設けられている。また、画像形成部と画像読取部との間であって、上下壁に囲まれ装置本体側面の少なくとも一側面を開口し、その開口よりも装置内側の胴内空間に、画像形成後の用紙が排紙トレイ上に排紙される胴内排紙部が設けられている。
また、この画像形成装置には、胴内排紙部の開口を覆う排紙カバーが、駆動モータからの駆動力により自動で開閉可能に設けられている。そして、画像形成動作時には排紙カバーを自動で閉じることで、画像形成部の機械騒音などが装置の外に漏れ出るのを抑制している。また、画像形成動作終了後に排紙カバーを自動で開けることで、胴内排紙部の排紙トレイ上に排紙された画像形成後の用紙を取り出せるようにしている。
しかしながら、画像形成動作中に画像形成装置内で紙詰まりが発生したとき、排紙カバーが閉じたままであると、画像形成装置内で詰まった用紙の位置の確認や、その詰まった用紙を取り除く作業を、胴内排紙部の開口から行うことができない。そのため、紙詰まりが発生したときに、ユーザーが手動でカバー部材を開ければ良いが、紙詰まりが発生するたびに、ユーザーが排紙カバーを開ける手間を要するため、詰まった用紙の除去作業が煩雑になるといった問題が生じる。
また、上記問題は、胴内排紙部の上下に画像形成部と画像読取部とが設けられた画像形成装置に限るものではない。すなわち、装置内側における装置上下方向で途中の箇所に形成された空間に設けた排紙トレイ上に用紙を排紙し、その排紙された用紙を装置本体の側面に形成した開口から手を入れて取り出す構成であれば同様に生じ得る。
この他、上下壁に囲まれ装置本体側面に開口した空間内に排紙トレイを有する排紙部を設ける場合に限らず、排紙部が上壁または下壁に囲まれていない排紙部の排紙トレイに用紙を排紙する構成であっても上述したのと同様の問題が生じ得る。
すなわち、少なくとも一側壁が開口し上壁に囲まれていない排紙部では、画像形成装置の上方空間を有効利用するために、例えば、本棚などが排紙部上方に近接させて設置されていると、装置内で詰まった用紙の視認性や取り出し性が悪くなる。
また、少なくとも一側壁が開口し下壁に囲まれていない排紙部では、例えば、画像形成装置が設置される設置面と排紙部を囲う上壁との間に排紙トレイがあるため、装置内で詰まった用紙の視認性や取り出し性が悪くなる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低騒音化を図りつつ、装置内で詰まったシート材の除去作業が煩雑になるのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、シート材に画像を形成する画像形成手段と、少なくとも装置本体の一側面を開口し、該開口よりも装置内側の空間に設けられ、装置内から排出されたシート材が積載されるシート材積載部材を有する排出シート収容部と、前記排出シート収容部の開口を開閉可能に覆うカバー部材と、前記カバー部材を開閉させる開閉手段とを備えた画像形成装置において、装置内でのシート材詰まりを検知するシート材詰まり検知手段を有しており、前記シート材詰まり検知手段の検知結果に基づいて、前記カバー部材を開けるよう前記開閉手段を制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、低騒音化を図りつつ、装置内で詰まったシート材の除去作業が煩雑になるのを抑制できるという優れた効果がある。
「紙詰まり発生時処理」で実行される制御のフローチャート。 実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 実施形態に係る画像形成装置の外観斜視図。 (a)排紙前カバー及び排紙左カバーを開いた状態を示す画像形成装置の斜視図、(b)排紙トレイを胴内排紙部内から外部に引き出した状態を示す画像形成装置の斜視図。 胴内排紙部の装置前面に形成された開口を開閉可能に覆う排紙前カバーだけを設けた画像形成装置の概観斜視図。 (a)排紙前カバーを開いた状態を示す画像形成装置の斜視図、(b)排紙トレイを胴内排紙部内から外部に引き出した状態を示す画像形成装置の斜視図。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図。 制御システムの機能的な関係性の説明に用いる図。 胴内排紙部の斜視図。 胴内排紙部を装置前側から見た断面図。 (a)排紙トレイを用紙が載置される載置面側から見た斜視図、(b)排紙トレイを裏面側から見た斜視図。 排紙フレームの斜視図。 開閉動作における排紙前カバー及び排紙トレイの状態を示した図。 (a)図13の状態1における排紙前カバー及び排紙トレイの位置を示した図、(b)図13の状態2における排紙前カバー及び排紙トレイの位置を示した図。 排紙左カバーの開閉機構を示した図。 開閉動作における排紙左カバー及び排紙トレイの状態を示した図。 (a)図16の状態1における排紙左カバー及び排紙トレイの位置を示した図、(b)ホームポジションから装置後方向に排紙トレイが移動した状態を示す図、(c)装置後方奥側から装置前方向に排紙トレイが移動した状態を示す図。 開閉スイッチの説明に用いる図。 連続印刷時における印刷処理制御のフローチャート。 「印刷開始時排紙部処理」で実行される制御のフローチャート。 「ページ毎の印刷出力処理」で実行される制御のフローチャート。 「印刷終了時排紙部処理」で実行される制御のフローチャート。 「紙詰まり時排紙カバー開処理」で実行される制御のフローチャート。 「紙詰まり除去完了時処理」で実行される制御のフローチャート。 「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」で実行される制御のフローチャート。 「開閉スイッチ押下時処理」で実行させる制御のフローチャート。 「開閉スイッチ操作無効化処理」で実行される制御のフローチャート。 「紙詰まり時排紙カバー開処理」で実行される制御の他例を示すフローチャート。 用紙を胴内排紙部へ排出している最中に紙詰まりが発生し、停止した状態を示す図。 胴内排紙部近傍で紙詰まりが発生した状態で排紙トレイを引き出した状態を示す図。 連続印刷時における印刷処理制御のフローチャート。 「印刷開始時排紙部処理」で実行される制御のフローチャート。 「印刷終了時排紙部処理」で実行される制御のフローチャート。 エンドフェンスの移動を伴わないで開閉可能な排紙左カバーのみを、紙詰まり発生時に自動で開ける制御の一例を示したフローチャート。 「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」で実行される制御のフローチャート。 紙詰まり発生時に、ユーザーが開閉スイッチを押下することで、排紙カバーを開ける操作が行われた場合のみ、排紙カバーを開ける制御のフローチャート。 図33に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まり発生時に排紙カバー開閉動作を実施すると選択されている場合に、紙詰まりが発生したら排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャート。 図34に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まり発生時に排紙カバー開閉動作を実施すると選択されている場合に、紙詰まりが発生したら排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャート。 図33に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まりが発生したときに胴内排紙部付近での紙詰まりでない場合には排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャート。 図34に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まりが発生したときに発生時に胴内排紙部付近での紙詰まりでない場合には排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャート。
[実施形態1]
以下、本発明を適用した電子写真方式の画像形成装置の実施形態について説明する。なお、電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することができる。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略構成図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100は、画像形成装置本体10の内部に、画像形成部20を備えている。
また、画像形成装置本体10の上方には、自動原稿搬送装置40とスキャナ30とが設けられている。自動原稿搬送装置40は、原稿トレイ40aに載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してスキャナ30に搬送するものである。また、スキャナ30は、自動原稿搬送装置40によって搬送された原稿の画像を読み取る画像読取部である。
画像形成部20は、感光体21と、帯電ローラを有する帯電装置22と、書込装置23と、現像装置24と、トナー補給装置25と、転写ローラ26と、クリーニングローラ等を有するクリーニング装置27と、不図示の除電装置と、定着装置28を備えている。また、定着装置28は、互いに圧接した加熱ローラ28aと加圧ローラ28bとを有している。加熱ローラ28aには、熱源としてのハロゲンランプなどからなる定着ランプ28cが内包されている。
画像形成装置本体10の上部には、スキャナ30が配設されている。また、画像形成装置本体10の下部には、用紙Pを収容した用紙カセット13が配設されている。用紙カセット13には、給送ローラ14等が設けられている。
画像形成装置本体10内には、用紙カセット13から上方の排紙トレイ67に向かって用紙Pを搬送するための用紙搬送路R1が形成されている。用紙搬送路R1において用紙カセット13から感光体21に至る手前には、レジストローラ対18が配設してある。また、用紙搬送路R1の出口付近には、排出ローラ対19が配設されている。
画像形成部20では、感光体21の回転とともに、まず帯電装置22で感光体21の表面を一様に帯電する。次いで、パーソナルコンピュータ等から入力される画像データや、スキャナ30によって読み取った原稿の画像データに基づく書込装置23からのレーザー光を照射して感光体21上に静電潜像を形成する。その後、現像装置24によりトナーを付着させ静電潜像を可視像化することで感光体21上にトナー画像を形成する。
一方、用紙カセット13からは給送ローラ14によって、用紙Pを1枚づつ分離して搬送して、レジストローラ対18に突き当てて止める。そして、画像形成部20のトナー画像形成のタイミングに合わせて、レジストローラ対18に突き当てて止めた用紙Pを感光体21と転写ローラ26とが対向する転写部に送り出す。
転写部では、感光体21上のトナー画像が、感光体21と転写ローラ26との間で形成される転写電界により用紙Pに転写される。トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置28の加熱ローラ28aと加圧ローラ28bとで熱と圧力によりトナー画像が定着された後、排出ローラ対19により排紙トレイ67へ排出される。
なお、本実施形態の画像形成装置100においては、使用される用紙Pのサイズにかかわらず、用紙Pにおける用紙搬送方向と直交する方向の中心を基準にして、排紙トレイ67に用紙Pを排紙する、センター基準方式を採用している。一方、トナー画像転写後の感光体21の表面は、クリーニング装置27で残留トナーが除去された後、除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置100の外観斜視図である。図4(a)は、排紙前カバー61及び排紙左カバー62を開いた状態を示す画像形成装置100の斜視図である。図4(b)は、排紙トレイ67を胴内排紙部60内から外部に引き出した状態を示す画像形成装置100の斜視図である。
画像形成装置100のスキャナ30と画像形成部20との間の胴内空間には、胴内排紙部60が設けられている。胴内排紙部60は、上下壁に囲まれ、装置本体内から排紙トレイ67に用紙Pが排紙されるときの用紙排紙方向の下流側である装置左側壁と、当該用紙排紙方向と直交する方向の装置前側である装置前側壁とが開口している。
また、胴内排紙部60には、内部をほぼ気密性に維持するために、前記開口を開閉可能に覆うカバー部材である排紙カバーとしての排紙前カバー61及び排紙左カバー62が設けられている。排紙前カバー61及び排紙左カバー62は、画像形成装置本体10に対して回動軸を中心に回動可能に設けられている。
スキャナ30の排紙前カバー61の上方に位置する側面には、操作パネル64と、ユーザーが任意で排紙前カバー61や排紙左カバー62を開閉させるための開閉スイッチ63とが設けられている。また、排紙前カバー61や排紙左カバー62などの開閉動作を制御することを含め、画像形成装置本体10に設けられた制御部500が装置全体の作動を統括して制御する。
図2では、例として胴内排紙部60に設置する構成で説明を行っているが、胴内排紙以外の構成であってもよい。
図5は、胴内排紙部60の装置前面に形成された開口を開閉可能に覆う排紙前カバー61だけを設けた画像形成装置100の概観斜視図である。図6(a)は、排紙前カバー61を開いた状態を示す画像形成装置100の斜視図である。図6(b)は、排紙トレイ67を胴内排紙部60内から外部に引き出した状態を示す画像形成装置100の斜視図である。
この画像形成装置100では、胴内排紙部60の装置前側壁だけが開口しており、この開口を開閉可能に覆う排紙前カバー61だけが前記排紙カバーとして設けられている。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図7において、制御部500は、エンジンメインボード(EGB)300と、エンジンサブボード(IOB)200と、電源供給装置であるPSU250とにより構成される。なお、エンジンメインボード300とエンジンサブボード200とは、相互に通信可能に接続されている。
また、外部とのインタフェース制御や、外部から入力されたデータの画像処理などは、コントローラ400により行われる。このコントローラ400は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してエンジンメインボード300と通信可能に接続されている。
本実施形態の画像形成装置100において印刷や調整等の動作を実現するために、画像形成装置100の各ユニットの制御は、エンジンメインボード300のメモリに格納されている制御プログラムにより行われる。
エンジンメインボード300は、CPU(Central Processing Unit)301やFROM302やNVRAM(Non Volatile RAM)303やタイマー304などにより構成される。エンジンサブボード200は、駆動モータ70やポリゴンモータ220や排紙検知センサ79やクラッチ260等の負荷を制御するためのものである。PSU250は、電源や電力に関する制御を行うものである。
エンジンサブボード200には、メモリチップ210、ポリゴンモータ220、同期検出器230、サーミスタ240、操作パネル64、クラッチ260、開閉スイッチ63、及び、排気ファン69等が接続されている。なお、ポリゴンモータ220は、ポリゴンミラー装置23aを駆動させるためのものである。また、同期検出器230は、感光体21の回転のタイミングと、書込装置(LSU)23による光の照射のタイミングとを同期させるためのものである。
また、エンジンサブボード200は、電源供給源であるPSU250に接続され、PSU250は、定着装置28の熱源である定着ランプ28cに電力を供給する。さらに、エンジンメインボード300は、LD Boards310や、エンジンメインボード300を冷却するための冷却ファン320、画像形成部20に高圧を供給するための高圧供給部330に接続されている。
コントローラ400は、HDD(Hard Disk Drive)410と、NVRAM420と、SD(Secure Digital)カード430と、DIMM(Dual Inline Memory Module)450とに接続されている。さらに、IEEE1284インタフェース460と、IEEE1394インタフェース470と、IEEE802.11bインタフェース480と、Bluetooth(登録商標)490とにも接続されている。
本実施形態の画像形成装置100における胴内排紙部60の排紙前カバー61及び排紙左カバー62、排紙トレイ移動機構の制御は、エンジンメインボード300上に配置されたFROM302内に格納された制御プログラムをCPU301上で実行させる。そして、エンジンメインボード300からエンジンサブボード200を介して、エンジンサブボード200に接続された駆動モータ70などを制御することで実現する。
胴内排紙部60内の用紙Pの有無などの検知を行うためには、エンジンサブボード200に接続された排紙検知センサ79を制御する。各種ユーザーによる設定などは、エンジンメインボード300上に配置されたNVRAM303に保存され、電源OFFされたも設定が保持される。
図8を用いて、本実施形態における制御システムの機能的な関係性を説明する。
印刷受付手段1として機能する操作パネル64によりユーザーによる印刷指示を受け付ける。受け付けた印刷要求は、印刷出力手段2として機能する画像形成部20により、用紙Pに画像を形成して胴内排紙部60へ出力する。
そして、胴内排紙部60内の排気状態や画像形成部20の動作状態に応じて、排紙トレイ出し入れ手段5及び排紙カバー開閉手段6として機能する排紙トレイ駆動部65により、排紙前カバー61及び排紙左カバー62の開閉制御や排紙トレイ67の移動制御を行う。なお、胴内排紙部60内の排気状態は、機内排気状態検出手段3により検出される。
特に、印刷出力が終了して、排紙前カバー61及び排紙左カバー62が開き、排紙トレイ67が引き出されている状態、言い換えれば、取り出し待ち状態では、排紙トレイ紙有無検出手段7などの検出結果から、次のような制御を行うことが可能となっている。なお、排紙検知センサ79が排紙トレイ紙有無検出手段7として機能する。
ユーザーの設定した「取り出し待ち制御組み合わせ情報8A」や「取り出し待ち制御優先情報8B」や「トレイ引き出し一定時間情報8C」などの、取り出し待ち制御記憶手段8に記憶された記憶情報を参照する。そして、参照した記憶情報の内容に従って、排紙前カバー61及び排紙左カバー62の開閉制御や排紙トレイ67の移動制御を実行する。
また、排紙前カバー61及び排紙左カバー62の開閉制御や排紙トレイ67の移動制御を行わず、印刷保留手段4によって印刷出力手段2による印刷動作を保留する場合も有り得る。このとき、印刷保留手段4は、印刷受付手段1として機能する操作パネル64からの印刷指示の受け付けを保留したり、印刷出力手段2として機能する画像形成部20による画像形成動作を保留したりする。
機内紙詰まり検出手段は、印刷動作中及び紙詰まり発生後の紙詰まり状態(発生・解除の有無及び紙毎の位置や状態)を検出し、紙詰まりの状態により排紙部の排紙カバー開閉手段6にて排紙カバーを制御する。 また、開閉指示手段は、開閉スイッチ63の押下を検出し、機内の紙詰まり状態を判断して排紙部の排紙カバーの開閉を判断・制御する。
図9は、胴内排紙部60の斜視図である。図10は、胴内排紙部60を装置前側から見た断面図である。図11(a)は、排紙トレイ67を用紙Pが載置される載置面側から見た斜視図である。
胴内排紙部60の排紙フレーム66は、画像形成装置本体10の筐体に固定されて設けられている。また、胴内排紙部60の排紙フレーム66の下方には、駆動モータ及び減速ギヤ列から構成された排紙トレイ駆動部65や、排紙トレイ67上の用紙Pの有無を検知する排紙検知センサ79などが設けられている。
排紙トレイ67には、用紙搬送方向に直交し且つ前記載置面に沿った方向である搬送直交方向に移動可能であり、前記載置面上に載置された用紙Pの前記搬送直交方向の一端に当接することで前記一端の位置を規制するエンドフェンス68が設けられている。
このエンドフェンス68には、胴内排紙部60内の空気を画像形成装置100外に排気するための通気口68aが設けられており、前記筐体に通気口68aの位置に対応させて排気ファン69が設けられている。そして、排気ファン69を回転させることで、胴内排紙部60内の空気が通気口68aを通って排気ファン69により画像形成装置100外へ排気される。
排紙前カバー61は下端側が、排紙フレーム66に回動可能に軸支されており、図示のないトーションスプリングによって、画像形成装置本体10に対して排紙前カバー61を閉じる方向に常時付勢されている。また、排紙左カバー62も同様に、下端側が排紙フレーム66に回動可能に軸支されており、後述するリンク機構によって、画像形成装置本体10に対して排紙左カバー62が閉じる方向に常時付勢されている。
排紙前カバー61及び排紙左カバー62は、画像形成装置本体10に対して閉じたときに、不図示の本体カバーへと突き当たることで位置決めされ、胴内排紙部60内の空間を密閉している。
排紙トレイ67の裏面には、装置左右方向へのガタを規制するとともに、装置前後方向への排紙トレイ67の移動をガイドするスライドガイド80が設けられている。また、排紙トレイ67の装置上下方向の位置を規制するとともに装置前後方向への排紙トレイ67の移動をガイドする複数のスライドレール81が設けられている。
スライドガイド80とスライドレール81は、それぞれ排紙フレーム66に設けられたガイドレール91と嵌合しており、装置前後方向にのみ移動可能に排紙フレーム66に保持されている。
排紙トレイ67の裏面には、ラックギヤ82も設けられており、排紙トレイ駆動部65の減速ギヤ列に含まれるトレイ駆動ギヤ72と噛み合っている。そして、排紙トレイ駆動部65の駆動モータ70からの駆動力が、減速ギヤ列に含まれるアイドラギヤ71とトレイ駆動ギヤ72とにより減速されて、ラックギヤ82に伝達されることで、排紙トレイ67を装置前後方向へ移動させることができる。
なお、駆動モータ70と接続するアイドラギヤ71のギヤ部として内歯ギヤを用いることで、より低騒音で確実な駆動伝達が可能となる。また、駆動モータ70とアイドラギヤ71との間での駆動伝達を、Vベルトや平ベルトやゴムローラなどによる摩擦伝達で行う構成でも良い。
図11(b)は、排紙トレイ67を裏面側から見た斜視図である。図11(b)に示すように、エンドフェンス68の端部付近には、ガイドシャフト76が一体的に固定されており、圧縮バネ75を挟んで排紙トレイ67に設けられた嵌合孔に貫通し、Eリングにて抜け止めされている。
エンドフェンス68の他端側には、排紙トレイ67の端部を挟み込んで保持し、ガイドシャフト76の軸回り方向に対するエンドフェンス68の動きを規制するレール形状の規制部84が設けられている。
排紙トレイ67がホームポジションに位置する状態では、装置前後方向におけるエンドフェンス68と排紙トレイ67との間隔が距離Aとなっている。そして、レール形状の規制部84に沿ってエンドフェンス68をスライドさせることで、図11(a)に示すように装置前後方向におけるエンドフェンス68と排紙トレイ67との間隔が距離Bとなる位置まで、エンドフェンス68が移動可能となっている。
次に、排紙トレイ67の位置制御について説明する。図12は、排紙フレーム66の斜視図である。図13は、開閉動作における排紙前カバー61及び排紙トレイ67の状態を示したものである。図12に示すように、排紙フレーム66の排紙トレイ駆動部65の近傍には、排紙トレイ67の位置を検知するための第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74とが設けられている。
第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74とは、発光部と受光部とからなる光学センサである。第一位置検知センサ73及び第二位置検知センサ74は、発光部から受光部に向けて照射された光が、排紙トレイ67の裏面に設けられた位置検知フィラー83によって遮蔽されるか、遮蔽されずに受光部で受光されるかを検知する。
そして、表1に示すように、第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74との検知結果の組み合わせや、排紙トレイ67の状態変化や、事前の移動情報などによって、排紙トレイ67の位置を判別し、排紙トレイ67の位置制御を行うことが可能となっている。
なお、ここでいう「状態変化」とは、図13に示す「状態1」と「状態2」と「状態3」との各状態間での変化のことである。また、第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74との検知結果の組み合わせだけに基づいて、排紙トレイ67の位置制御を行うように構成してもかまわない。
また、本実施形態の画像形成装置100では、排紙トレイ67の位置を判別するために用いるセンサを、第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74との2つにすることでコストダウンを図っているが、これに限るものではない。
例えば、排紙トレイ67のより正確な位置の判別を行うために、排紙トレイ67のホームポジションを検知するホームポジションセンサを追加して、計3つのセンサの検知結果を用いて、排紙トレイ67の位置を判別してもよい。
図14を用いて、排紙前カバー61の開閉動作と、排紙トレイ67の移動とについて説明する。本実施形態の画像形成装置100では、LEF送りで用紙Pを排紙トレイ67に排紙した場合、用紙排紙方向における排紙トレイ67の幅よりも、前記用紙排紙方向における用紙Pの長さが短い場合に、排紙前カバー61を開放させる。
図14(a)は、図13の状態1における排紙前カバー61及び排紙トレイ67の位置を示したものである。まず、排紙トレイ67がホームポジションに位置する状態である状態1では、排紙トレイ67と排紙前カバー61とが接触しておらず、排紙前カバー61は閉状態となっている。
また、エンドフェンス68は、胴内排紙部60の装置後方奥面に突き当たっており、装置前後方向における排紙トレイ67とエンドフェンス68との間は、距離A<距離Bとなっている。
図14(b)は、図13の状態2における排紙前カバー61及び排紙トレイ67の位置を示したものである。排紙トレイ駆動部65からの駆動力によって、排紙トレイ67がホームポジションから装置前方向に移動されると、排紙前カバー61の回動軸92より上方の位置に排紙トレイ67の装置前側端部が当たり、排紙前カバー61を押し開けていく。
そして、排紙トレイ67がホームポジションから装置前方へ距離D以上移動すると、排紙トレイ67に設けられたスライド方向と平行な当て面86と、排紙前カバー61のカム形状部85とが当たる。これにより、図14(b)に示すように、排紙前カバー61の開放角は最大角αとなり、図13に示した状態2となる。
ここで、距離A、距離B及び距離Dが、D≧B−Aの関係を満たすことで、状態2のとき、排紙前カバー61が最大角αとなり、且つ、エンドフェンス68は胴内排紙部60の最奥位置を保った状態となる。これにより、状態2においては、排紙前カバー61が開放しており胴内排紙部60内から用紙Pの取り出しが可能であり、且つ、排紙トレイ67上に継続して用紙Pの排出が可能となっている。
よって、例えば、使用頻度が高いA4サイズやB5サイズなどの一般用紙サイズの印刷ジョブ完了後には、排紙前カバー61及び排紙トレイ67の位置を状態2とし、状態1のホームポジションよりも装置前側壁に形成された開口に排紙トレイ67を近づける。
これにより、状態2の位置よりも胴内排紙部奥側にあるホームポジションに排紙トレイ67が位置する場合よりも、排紙トレイ67上に排紙された用紙Pの視認性や取り出し性を向上させることができる。
また、印刷時には排紙前カバー61を閉じることで低騒音化や低臭気化を図ることができる。そして、用紙取出し時には、排紙前カバー61を開放させるとともに、状態2の位置に排紙トレイ67が位置することで、用紙Pの視認性や取り出し性を向上させつつ、次の印刷ジョブを止めることなく継続して排紙トレイ67上に用紙Pを排紙することができる。このことにより、アプライアンス性の高い画像形成装置100を提供できる。
図14(c)は、図13の状態3における排紙前カバー61及び排紙トレイ67の位置を示したものである。状態2の位置から排紙トレイ67をさらに装置前方へ移動させると、図14(c)に示すような、予め設定されたトレイ全開状態となる位置に排紙トレイ67が到達し、図13の状態3となる。
ホームポジションから距離D以上では、排紙トレイ67の移動量によらず、排紙前カバー61の開放角は最大角αで一定のままであり、排紙トレイ67の胴内排紙部60内からの露出量のみが変化し、トレイ全開状態で停止する。
例えば、はがきなどの小サイズ用紙の印刷ジョブ完了後に、排紙前カバー61及び排紙トレイ67を状態1から状態3とする。これにより、装置前側壁に形成された開口よりも外側に排紙トレイ67の大部分が露出した状態3の位置よりも、胴内排紙部奥側にあるホームポジションに排紙トレイ67が位置する場合に比べて、排紙トレイ67上の用紙Pの視認性や取り出し性を向上できる。
また、印刷時には、排紙前カバー61を閉じることで低騒音化や低臭気化を図ることができる。そして、用紙取出し時には、排紙前カバー61を開放させるとともに、状態3の位置に排紙トレイ67が位置することで、小サイズ用紙の視認性や取り出し性が向上した画像形成装置100を提供することができる。
また、小サイズ用紙を排紙トレイ67上から取り出す際に、用紙Pを胴内排紙部60の装置後方奥側に押し込んでしまったとしても、エンドフェンス68によって装置前後方向中央付近の一定位置で止まるため、奥に入りすぎて取れなくなることがない。
一方、図13の状態3から状態1に排紙前カバー61及び排紙トレイ67の状態変化を行うときには、排紙トレイ駆動部65によって、排紙トレイ67をトレイ全開位置からホームポジションに向けて移動させる。
また、このような排紙トレイ67の移動に伴って、前記トーションスプリングからの付勢力により、画像形成装置本体10に対して排紙前カバー61が閉じ方向に自動で回動し、排紙前カバー61が閉状態となる。
図15は、排紙左カバー62の開閉機構を示したものである。図16は、開閉動作における排紙左カバー62及び排紙トレイ67の状態を示したものである。なお、上記表1に示すように、第一位置検知センサ73と第二位置検知センサ74との検知結果の組み合わせや、排紙トレイ67の状態変化や、事前の移動情報などによって、排紙トレイ67の位置を判別し、排紙トレイ67の位置制御が行われる。
図17(a)は、図16の状態1における排紙左カバー62及び排紙トレイ67の位置を示したものである。まず、排紙トレイ67がホームポジションに位置する状態である状態1では、排紙左カバー62が、左カバー付勢部材77を介して排紙左カバー押圧バネ78により、回動軸93より下側にあるフック部88を付勢されている。そのため、排紙左カバー62は閉状態を維持する。
排紙トレイ駆動部65によって排紙トレイ67が、ホームポジションから装置後方向に移動すると、図17(b)に示すように、排紙トレイ67に設けられた左カム形状部87によって、左カバー付勢部材77が装置右方向に移動する。そして、排紙左カバー62のフック部88が左カバー付勢部材77から外れるまで、画像形成装置本体10に対して回動軸93を中心に排紙左カバー62を開き方向へ回動させる。
これにより、排紙左カバー62には開き方向の初速が与えられるとともに、排紙左カバー62の重心が回動軸93よりも装置外側に位置することになるため、あとは自動的に排紙左カバー62は最大開放角βまで開き、自重で保持され、図16に示した状態4となる。
排紙トレイ駆動部65によって排紙トレイ67が、装置後方奥側に引き込まれた図16の状態4から装置前方向に移動すると、図17(c)に示すように、左カバー付勢部材77がフック部88の排紙左カバー62を開き方向に付勢する位置に当接する。そのため、排紙左カバー62の開放状態が維持される。
このような排紙左カバー62の開放動作は、排紙トレイ67に収まらないA3サイズなどの長尺サイズの用紙Pを用いる印刷ジョブが入ったことを検知したときに、排紙トレイ駆動部65によって排紙左カバー62を自動で開放し、図16の状態1から状態4にする。
これは、A3サイズの用紙PをSEF送りで排紙トレイ67に排紙することで、排紙トレイ67への用紙排紙方向における排紙トレイ67の幅よりも、前記用紙排紙方向における用紙Pの長さが長くなる。そのため、排紙左カバー62を閉じた状態では、排紙トレイ67上にA3サイズの用紙Pを排紙することができないからである。
また、排紙左カバー62の開放時には、排紙左カバー62が延長トレイとして機能するため、排紙トレイ67と排紙左カバー62との上にA3サイズの用紙Pを積載して収容することができる。これにより、印刷時には排紙左カバー62が閉じられ低騒音、低臭気としつつ、小型ながらA3サイズなどの長尺サイズの用紙Pの排紙スタックも可能な画像形成装置100を提供することができる。
一方、図16の状態4から状態1に排紙左カバー62及び排紙トレイ67の状態変化を行うときには、排紙トレイ駆動部65によって排紙トレイ67をホームポジションに向けて移動させる。
また、このような排紙トレイ67の移動に伴って、排紙左カバー押圧バネ78からの付勢力によりフック部88が左カバー付勢部材77で付勢され、画像形成装置本体10に対して排紙左カバー62が閉じ方向に自動で回動し、排紙左カバー62が閉状態となる。
また、本実施形態においては、排紙前カバー61と排紙左カバー62とを、排紙トレイ駆動部65に設けられた単一の駆動源である駆動モータ70からの駆動力によって開閉させる。このため、排紙前カバー61と排紙左カバー62それぞれに対応させて複数の駆動モータを設ける場合よりも、低コスト化を図ることができる。
図18を用いて開閉スイッチ63について説明する。本実施形態の画像形成装置100では、排紙トレイ67及び排紙前カバー61の開閉動作を、印刷ジョブと連動して行うように設定するだけではなく、開閉スイッチ63を押すことでも排紙トレイ67及び排紙前カバー61の開閉動作を行えるようにしている。
これにより、胴内排紙部60に排紙された用紙Pを、印刷ジョブに関わらずユーザーが随時取り出しすることが可能となり、利便性を向上させることができる。
開閉スイッチ63は、装置前側に位置する排紙前カバー61と隣接する装置左前外壁面101に設けられており、透過樹脂を用いて成型されている。また、開閉スイッチ63の内部には、発光手段であるLED63aが設けられている。そして、LED63aによって開閉スイッチ63を点滅させることにより、ユーザーへの装置状態の報知や開閉スイッチ63の押下を促すことができる。
また、図18に示すように、開閉スイッチ63は、装置前側面と装置左側面との稜線を跨ぐように配置されている。そのため、ユーザーは装置右後側を除く270[°]の方位から開閉スイッチ63の点滅を目視することが可能である。これにより、画像形成装置100の設置方向の自由度を大幅に向上させることができる。
なお、本実施形態では、排紙トレイ67とエンドフェンス68とを移動可能に構成しているが、エンドフェンス68のみを移動可能にして、用紙Pを装置前方手前側に寄せる構成を採用してもよい。
図19は、複数枚の用紙Pに連続して画像を形成する連続印刷時における印刷処理制御のフローチャートである。印刷処理が開始されると、まず「印刷開始時排紙部処理」を実行する(S1)。図20は、「印刷開始時排紙部処理」で実行される制御のフローチャートである。この「印刷開始時排紙部処理」は、低騒音や低臭気な状態で印刷が実施できるように行われるものである。
図20に示すように、「印刷開始時排紙部処理」が開始されると、まず排紙トレイ67が胴内排紙部60内から外部に引き出されているか否かを判断する(S11)。排紙トレイ67が引き出されていれば(S11でYES)、排紙トレイ67を胴内排紙部60内に自動で引き入れる(S12)。
次に、排紙トレイ67を胴内排紙部60内に引き入れた後、または、排紙トレイ67が引き出されていなければ(S11でNO)、排紙カバーが開いているか否かを判断する(S13)。排紙カバーが開いていれば(S13でYES)、排紙カバーを自動で閉じて(S14)、「印刷開始時排紙部処理」を終了する。また、排紙カバーが開いていなければ(S13でNO)、そのまま「印刷開始時排紙部処理」を終了する。
この「印刷開始時排紙部処理」により、画像形成装置100は図3に示したような、胴内排紙部60内に排紙トレイ67を引き入れられ、胴内排紙部60の排紙カバー(排紙前カバー61及び排紙左カバー62)が閉じた状態となる。
図19に戻って、「印刷開始時排紙部処理」が終了したら、「ページ毎の印刷出力処理」を実行する(S2)。図21は、「ページ毎の印刷出力処理」で実行される制御のフローチャートである。
図21に示すように、「ページ毎の印刷出力処理」が開始されると、画像データ生成工程(S21)、給紙工程(S22)、作像工程(S23)、転写工程(S24)、定着工程(S25)、及び、排紙工程(S26)を経て、「ページ毎の印刷出力処理」が終了する。
図19に戻って、ページ毎の印刷出力処理」が終了したら、全ページの印刷出力が完了したか否かを判断する(S3)。全ページの印刷出力が完了していなければ(S3でNO)、全ページの印刷出力が完了するまで、「ページ毎の印刷出力処理」を繰り返し行う。
一方、全ページの印刷処理が完了したら(S3でYES)、「印刷終了時排紙部処理」を実行する(S4)。図22は、「印刷終了時排紙部処理」で実行される制御のフローチャートである。この「印刷終了時排紙部処理」は、胴内排紙部60の排紙トレイ67上に排紙された排紙物である用紙Pを、排紙トレイ67上からユーザーが取り出し易くなるように行われるものである。
図22に示すように、「印刷終了時排紙部処理」が開始されると、まず排紙カバーを自動で開いて(S41)胴内排紙部60内を露出させる。その後、胴内排紙部60内から外部に排紙トレイ67を自動で引き出して(S42)、「印刷終了時排紙部処理」を終了し、一連の印刷処理を終了する。
この「印刷終了時排紙部処理」により、胴内排紙部60の排紙カバー(排紙前カバー61及び排紙左カバー62)が開き、胴内排紙部60内から排紙トレイ67が引き出された状態となる。
本実施形態の画像形成装置においては、画像形成装置内で紙詰まりが発生したことを検出した場合に、排紙前カバー61と排紙左カバー62とを自動で開くようにしている。図1は、「紙詰まり発生時処理」で実行される制御のフローチャートである。
図1に示すように、「紙詰まり発生時処理」が開始されると、まず印刷出力処理中かを判断する(S1)。なお、印刷出力処理中かどうかの判断は、図21に示した「ページ毎の印刷出力処理」のいずれかの工程が行われているときは印刷出力処理中であるとし、「ページ毎の印刷出力処理」のいずれの工程も行われていないときは印刷出力処理中でないとする。
印刷出力処理中であると判断したときには(S1でYES)、印刷出力中断処理を実行し、現在行われている印刷出力処理を一旦中断して(S2)、「紙詰まり時排紙カバー開処理」を実行する(S3)。図23は、「紙詰まり時排紙カバー開処理」で実行される制御のフローチャートである。
図23に示すように、「紙詰まり時排紙カバー開処理」が開始されると、まず排紙カバーが閉じているかを判断する(S1)。排紙カバーが閉じていると判断した場合には(S1でYES)、排紙カバーを開き(S2)、「紙詰まり時排紙カバー開処理」を終了する。一方、排紙カバーが閉じていないと判断した場合には、すでに排紙カバーが開いた状態となっているので、そのままの状態で「紙詰まり時排紙カバー開処理」を終了する。
このように、紙詰まりが発生したときに排紙カバーを自動で開けることで、ユーザーが画像形成装置内から紙詰まりした用紙Pを取り除くときに、排紙カバーが妨げになるのを抑え、画像形成装置内の視認性や紙詰まりした用紙Pの除去性を向上させることができる。
なお、図3などに示すように、排紙カバーには排紙前カバー61と排紙左カバー62とがある。そして、紙詰まりの状況により、排紙前カバー61と排紙左カバー62との両方を自動で開く場合と、排紙前カバー61と排紙左カバー62とのどちらか一方だけを自動で開く場合がある。
図1に示した印刷出力中断処理で、紙詰まりした用紙Pに対して先行する用紙Pを排出できる状況では、排出される用紙Pの用紙サイズに応じて、排紙前カバー61と排紙左カバー62とのどちらの排紙カバーを開けるか判断してもよい。または、紙詰まりを検出したら、必ず全ての排紙カバー(排紙前カバー61及び排紙左カバー62)を開けるようにしてもよい。また、紙詰まり発生時に排紙前カバー61と排紙左カバー62とのどちらの排紙カバーを開くかを、予めユーザーが操作パネル64などにより設定しておいてもよい。
図1に戻って、「紙詰まり時排紙カバー開処理」が終了したら、「紙詰まり除去完了時処理」を実行する(S4)。図24は、「紙詰まり除去完了時処理」で実行される制御のフローチャートである。
図24に示すように「紙詰まり除去完了時処理」が開始されると、まず「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」を実行する(S1)。図25は、「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」で実行される制御のフローチャートである。
図25に示すように「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」が開始されると、まず排紙カバーが開いているかを判断する(S1)。排紙カバーが開いていると判断した場合には(S1でYES)、排紙カバーを自動で閉じて(S2)、「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」を終了する。なお、排紙カバーが開いていると判断されたときに、排紙トレイ67が引き出されていれば、自動で排紙トレイ67が引き入れられる。
一方、排紙カバーが開いていないと判断した場合には(S1でNO)、ユーザーが手動で排紙カバーを閉じるなどして、すでに排紙カバーが閉じた状態となっているので、そのままの状態で「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」を終了する。
紙詰まり除去を検出後、図4の排紙カバー開閉手段6にて排紙カバー閉を行う。紙詰まり除去の検出は、例えば、胴内排紙部近傍で紙詰まりが発生していた場合、排出ローラ対19の近傍に設けた第二位置検知センサ74がOFFになったことで、紙詰まりした用紙Pの除去が完了したと判断する。また、胴内排紙部近傍での紙詰まりに限らない場合、画像形成装置内おける全ての搬送路上の位置検知センサがOFFになったことで、紙詰まりした用紙Pが除去されたと判断する。
また、紙詰まりが発生したときに、紙詰まりした用紙Pよりも先行する用紙Pが、排紙トレイ67上に既に用紙Pが排紙されている場合もある。そのため、紙詰まりした用紙Pの除去と、排紙トレイ67上からの用紙Pの除去との両方がなされたことを条件にして、排紙カバーを自動で閉じるようにしても良い。
なお、紙詰まり除去の判定は搬送経路上の用紙検知センサがOFFになったタイミングで行っても良いし、紙詰まり除去のために開けた画像形成装置本体のドアを閉じたときなど、他要因が発生したタイミングで行うようにしても良い。さらに、前記タイミングで排紙カバーを閉じる判断をしたときは、ユーザビリティを考慮して、その判断がなされた後、一定時間を置いてから排紙カバーを閉じるようにしても良い。
図24に戻って、「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」が終了したら、中断した印刷出力処理があるかを判断する(S2)。印刷保留手段4にて保留となった印刷や、印刷受付手段1にて受け付けている印刷が有り、中断した印刷出力処理がある場合には(S2でYES)、リカバリ印刷処理を実行し、中断していた印刷出力を再開して(S3)、「紙詰まり除去完了時処理」を終了する。
一方、中断した印刷出力処理がない場合には(S2でNO)、そのまま「紙詰まり除去完了時処理」を終了する。図1に戻って、「紙詰まり除去完了時処理」が終了したら、「紙詰まり発生時処理」を終了する。なお、このとき次に印刷出力するものが無く、排紙トレイ67上に用紙Pが無い場合に、自動で排紙カバーを閉じるようにしてもよい。
ここで、本実施形態の画像形成装置においては、紙詰まり発生中にユーザーが開閉スイッチ63を押下して排紙カバーを開閉させるための操作を無効にしてもよい。
図26は、ユーザーが開閉スイッチ63を押下して、排紙カバーを開閉させるための操作を行った場合になされる「開閉スイッチ押下時処理」で実行させる制御のフローチャートである。図26に示すように「開閉スイッチ押下時処理」が開始されると、「開閉スイッチ操作無効化処理」が実行される。図27は、「開閉スイッチ操作無効化処理」で実行される制御のフローチャートである。
図27に示すように「開閉スイッチ操作無効化処理」が開始されると、まず紙詰まり発生中かを判断する(S1)。紙詰まり発生中と判断した場合には(S1でYES)、開閉スイッチ63の操作を無視し(S2)、排紙カバーの開閉動作を行わない。一方、紙詰まり発生中ではないと判断した場合には(S1でNO)、開閉スイッチ63の操作を優先し(S3)、排紙カバーの開閉動作を行う。
このように、排紙カバーが開いた状態で、開閉スイッチ63により排紙カバーを閉じる指示がなされた場合、紙詰まり発生中であり紙詰まりした用紙Pが除去されていないときには、開閉スイッチ63の操作を無視する。これにより、紙詰まり発生中は、操作性や利便性の向上及び視認性を上げるために、排紙カバーが開いた状態を維持する。なお、紙詰まり発生中には、開閉スイッチ63を操作することによる、排紙トレイ67の移動動作も無効化する。
図28は、図1に示した「紙詰まり発生時処理」における「紙詰まり時排紙カバー開処理」で実行される制御の他例を示すフローチャートである。本実施形態の画像形成装置において、画像形成装置内で紙詰まりが発生したときに、その紙詰まりの発生場所が胴内排紙部付近の場合にのみ、排紙カバーを自動で開けるようにしてもよい。
図28に示すように「紙詰まり時排紙カバー開処理」が開始されると、まず紙詰まり検出手段の検出結果に基づいて、胴内排紙部付近での紙詰まりかを判断する(S1)。胴内排紙部付近での紙詰まりであると判断した場合には(S1でYES)、排紙カバーが閉じているか判断し(S2)、排紙カバーが閉じていると判断した場合には(S2でYES)、排紙カバーを開き(S3)、紙詰まり時排紙カバー開処理を終了する。一方、排紙カバーが閉じていないと判断した場合には(S2でNO)、すでに排紙カバーが開いた状態となっているので、そのままの状態で「紙詰まり時排紙カバー開処理」を終了する。
このように、胴内排紙部付近で紙詰まりが発生したときに、排紙カバーが閉じていれば排紙カバーを自動で開くことで、ユーザーが紙詰まりした用紙Pを取り除く作業を行うときに、紙詰まりした用紙Pの除去性や視認性を向上させることができる。
また、紙詰まり検出手段の検出結果に基づいて、胴内排紙部付近での紙詰まりではないと判断した場合には(S1でNO)、排紙カバーを自動で開けずに「紙詰まり時排紙カバー開処理」を終了する。
なお、胴内排紙部付近で紙詰まりが発生したかどうかの判断は、例えば、次のように行われる。すなわち、排出ローラ対19の近傍に設けられた第二位置検知センサ74がONのままとなり、排紙口から用紙後端が抜けないまま紙詰まりが発生した場合に、胴内排紙部付近で紙詰まりが発生した判断する。一方、第二位置検知センサ74がOFFのままであれば、胴内排紙部以外の場所で紙詰まりが発生したと判断する。
また、図28に示した紙詰まり時排紙カバー開処理」においても、排紙前カバー61と排紙左カバー62との両方を自動で開けても良いし、排紙前カバー61と排紙左カバー62とのどちらか一方だけを自動で開けるようにしても良い。
[実施形態2]
次に、本発明を画像形成装置に適用した第二の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像形成装置の基本的な構成は、実施形態1に係る画像形成装置と同様のため、その説明は省略する。
図29は、用紙Pを胴内排紙部へ排出している最中に紙詰まりが発生し、停止した状態を示したものである。この状態で、胴内排紙部60の開口を覆う排紙前カバー61を開けるために、排紙トレイ67を装置前側に移動させると、図30に示すようにエンドフェンス68が紙詰まりした用紙Pに衝突し、紙詰まりした用紙Pを破損させるおそれがある。紙詰まりした用紙Pが破損すると、紙詰まりした用紙Pの除去が困難になったり、紙詰まりした用紙Pの一部が画像形成装置内に残留し故障の原因になったりする等の問題が発生する。
そのため、本実施形態の画像形成装置においては、紙詰まり発生時に行う排紙カバー(排紙前カバー61や排紙左カバー62)の開閉制御を、実施形態1の画像形成装置と異ならせている。そして、排紙前カバー61の開閉動作に連動して移動するエンドフェンス68が、紙詰まりした用紙Pに衝突して破損させてしまうのを抑制可能としている。
図31は、本実施形態の画像形成装置で行われる、複数枚の用紙Pに連続して画像を形成する連続印刷時における印刷処理制御のフローチャートである。印刷処理が開始されると、まず「印刷開始時排紙部処理」を実行する(S1)。図32は、「印刷開始時排紙部処理」で実行される制御のフローチャートである。この「印刷開始時排紙部処理」は、低騒音や低臭気な状態で印刷が実施できるように行われるものである。
図31に示すように、「印刷開始時排紙部処理」が開始されると、まず排紙トレイ67が胴内排紙部60内から外部に引き出されているか否かを判断する(S11)。排紙トレイ67が引き出されていれば(S11でYES)、排紙トレイ67を胴内排紙部60内に自動で引き入れる(S12)。
次に、排紙トレイ67を胴内排紙部60内に引き入れた後、または、排紙トレイ67が引き出されていなければ(S11でNO)、排紙カバーが開いているか否かを判断する(S13)。排紙カバーが開いていれば(S13でYES)、排紙カバーを自動で閉じて(S14)、「印刷開始時排紙部処理」を終了する。また、排紙カバーが開いていなければ(S13でNO)、そのまま「印刷開始時排紙部処理」を終了する。
この「印刷開始時排紙部処理」により、胴内排紙部60内に排紙トレイ67を引き入れられ、胴内排紙部60の排紙カバー(排紙前カバー61及び排紙左カバー62)が閉じた状態となる。
図31に戻って、「印刷開始時排紙部処理」が終了したら、図21に示した「印刷出力処理」を実行する(S2)。「印刷出力処理」が終了したら、「印刷終了時排紙部処理」を実行する(S4)。なお、この「印刷終了時排紙部処理」は、全ページの印刷出力が終了した場合だけではなく、紙詰まりにより印刷出力処理の途中で印刷出力を一旦終了した場合にも行われる。
図33は、「印刷終了時排紙部処理」で実行される制御のフローチャートである。図33に示すように、「印刷終了時排紙部処理」が開始されると、まず紙詰まりが発生したか判断する(S31)。紙詰まりが発生していなければ(S31でNO)、排紙カバー(排紙前カバー61及び排紙左カバー62)を自動で開いて(S32)、胴内排紙部60内を露出させる。また、胴内排紙部60内から外部に排紙トレイ67を自動で引き出して(S33)、「印刷終了時排紙部処理」を終了し、一連の印刷処理を終了する。
これにより、胴内排紙部60の排紙トレイ67上に排紙された排紙物である用紙Pを、排紙トレイ67上からユーザーが取り出し易くなるようにすることができる。
一方、紙詰まりが発生していれば、すなわち、紙詰まり発生により印刷出力処理が一旦終了された場合には(S31でYES)、排紙カバーを開いたり排紙トレイを引き出したりすることなく、「印刷終了時排紙部処理」を終了し、一連の印刷処理を終了する。
この「印刷終了時排紙部処理」において、紙詰まり発生による印刷出力処理の終了後は、排紙トレイ67が引き出されることがない。そのため、胴内排紙部60の排紙トレイ近傍で紙詰まりした用紙Pがあったとしても、その用紙Pを破損することなく印刷動作を終了することができる。
図34は、排紙前カバー61と排紙左カバー62とのうち、エンドフェンス68の移動を伴わないで開閉可能な排紙左カバー62のみを、紙詰まり発生時に自動で開ける制御の一例を示したフローチャートである。図34に示す「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まりが発生している場合に(S1でYES)、「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行する点が(S4)、図33に示した「印刷終了時排紙部処理」と異なる。
図35は、「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」で実行される制御のフローチャートである。「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」では、まず排紙カバー毎に排紙カバー開可能かどうかを判断する(S1)。ここでは、開動作を行うときにエンドフェンス68の移動を伴わない排紙カバーに対して、排紙カバー開可能と判断する。一方、開動作を行うときにエンドフェンス68の移動を伴い、胴内排紙部近傍で紙詰まりが生じていた場合にエンドフェンス68によって紙詰まりした用紙Pを破損する可能性がある排紙カバーに対して、排紙カバー開不可と判断する。
なお、本実施形態の画像形成装置において、開動作を行うときにエンドフェンス68の移動を伴わないで開可能な排紙カバーは排紙左カバー62であり、開動作を行うときにエンドフェンス68の移動を伴い開不可な排紙カバーは排紙前カバー61である。
次に、「排紙カバー開可?」の判断では、「排紙カバー開可否判断」の判断結果によって行われる(S2)。そして、排紙カバー開可と判断した場合には(S2でYES)、その排紙カバー開可と判断された排紙カバーを開き(S3)、排紙カバー開不可と判断された場合には(S2でNO)、その排紙カバー開不可と判断された排紙カバーを開かない。そして、その後、全ての排紙カバーについての排紙カバー開可否判断が終了したか判断する(S4)
「排紙カバー開可否判断」が行われていない排紙カバーがある場合には(S4でNO)、その排紙カバーに対する排紙カバー開可否判断を行う(S1)。一方、全ての排紙カバーについての排紙カバー開可否判断が終了し、該当する全ての排紙カバー開処理が終了した場合は、「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を終了する。
なお、紙詰まりした用紙Pの除去後に排紙カバーを閉じる動作については、実施形態1で図25を用いて説明した「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」と同じである。
本実施形態の画像形成装置においては、上記「排紙カバー開可否判断」で、ユーザーによって選択された排紙カバーのみを「排紙カバー開可」と判断する。例えば、ユーザーは操作パネル64などから、紙詰まり発生時に自動で開ける排紙カバーを事前に設定することが可能である。操作パネル64などでユーザーにより紙詰まり発生時に自動で開ける排紙カバーが設定されると、NVRAM303やNVRAM420に「紙詰まり発生時に開けるカバー名称(ID)」として保持される。
「カバー開可否判断」では、NVRAM303やNVRAM420を参照し、NVRAM303やNVRAM420に保持されている「紙詰まり発生時に開けるカバー名称(ID)」に該当する排紙カバーのみを「排紙カバー開可」と判断する。
ここで、紙詰まりした用紙Pの破損につながる可能性があるために、通常は「排紙カバー開不可」と判断される排紙カバーにおいても、使用条件によっては紙詰まりが発生したときに開けても、必ずしも紙詰まりした用紙Pの破損につながるとは限らない。そのため、ユーザーによっては当該排紙カバーを開けたい場合がある。また、紙詰まりした用紙Pが破損してでも、画像形成装置内の視認性を向上するために当該排紙カバーを開けたい場合がある。そのため、このように想定されるユーザーの要望に答えられるよう、ユーザーが操作パネル64などから、紙詰まり発生時に自動で開ける排紙カバーを事前に設定できるようにするのが望ましい。
図36は、紙詰まり発生時に、ユーザーが開閉スイッチを押下することで排紙カバーを開ける操作が行われた場合のみ、排紙カバーを開ける制御のフローチャートである。なお、本フローチャートにおいて、紙詰まり発生時に(S1でYES)、「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行するまでは(S4)、図34に示した「印刷終了時排紙部処理」と同様である。ここでは「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行した後に行われる制御について説明する。
図36に示すように「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行した後、紙詰まりした用紙Pの除去が完了したか判断する(S5)。なお、この判断は、例えば、実施形態1の図25を用いて説明したような「紙詰まり除去時排紙カバー閉処理」が終わったかどうかによって判断が可能である。
少なくとも紙詰まりした用紙Pの除去が完了するまでは、排紙カバーの開閉状態が「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行した後の状態を維持している。ところが、一部または全ての排紙カバーが開いていない状態では、画像形成装置内の視認性や紙詰まりした用紙Pの除去性が低下している可能性がある。そのため、そのような場合には、ユーザーの意思によって意図的に排紙カバーを開けたいという要望が考えられる。
そこで、このような要望に応えられるよう、紙詰まりが発生してから紙詰まりした用紙Pの除去が完了するまでの間に、ユーザーが開閉スイッチを押下することで排紙カバーを開ける操作が行えるようにしている。すなわち、紙詰まりした用紙Pの除去が完了していないと判断されたら(S5でNO)、開閉スイッチ63が押下されたかどうかを判断する(S6)。開閉スイッチ63が押下されたと判断した場合は(S6でYES)、ユーザーによって排紙カバーを開ける操作が行われたと判断して排紙カバーを開ける処理を行う(S7)。
この開閉スイッチ63が押下されたかどうかの判断と、と、開閉スイッチ63が押下されたと判断したときの排紙カバーを開く処理は、紙詰まりした用紙Pの除去が完了するまで行われる。これにより、紙詰まり発生時から紙詰まりした用紙Pの除去が完了するまでは、ユーザーの意思にしたがって任意のタイミングで排紙カバーを開けることが可能となるので、紙詰まりした用紙Pの除去性の向上を図ることができる。
図37は、図33に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まり発生時に排紙カバー開閉動作を実施すると選択されている場合に、紙詰まりが発生したら排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャートである。図38は、図34に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まり発生時に排紙カバー開閉動作を実施すると選択されている場合に、紙詰まりが発生したら排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャートである。なお、図36に示した「印刷終了時排紙部処理」に対しても同様の制御の追加は可能である。
図33、図34、図36に示した「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まりが発生している場合に、排紙カバーの開動作及び排紙トレイの引き出し動作を行わなかったり、一部または全ての排紙カバーを選択的に開ける制御を行ったりする。一方、図37及び図38に示した「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まり発生時に「紙詰まり発生時排紙カバー開動作実施?」の判断が行われる。
例えば、ユーザーは操作パネル64などから、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを自動で開けることを事前に設定することが可能である。操作パネル64などでユーザーにより紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを自動で開けることが設定されると、NVRAM303やNVRAM420に「紙詰まり発生時に排紙カバーを開ける」ことを表すデータが保持される(フラグセット)。
「紙詰まり発生時排紙カバー開動作実施?」の判断では、NVRAM303やNVRAM420を参照し、NVRAM303やNVRAM420に保持されている紙詰まり発生時に排紙カバーを開ける」ことを表すデータから、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開くかを判断する。
図37に示した「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まり発生時に(S1でYES)、「紙詰まり発生時排紙カバー開動作実施?」、すなわち、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開くかを判断する(S4)。そして、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開くと判断した場合は(S4でYES)、排紙カバーを開き(S2)、排紙トレイ67を引き出して(S3)、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。
一方、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開かないと判断した場合は(S4でNO)、排紙カバーを開いたり排紙トレイ67を引き出したりすることなく、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。
図38に示した「印刷終了時排紙部処理」においても、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開くと判断した場合は(S4でYES)、排紙カバーを開き(S2)、排紙トレイ67を引き出して(S3)、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。
一方、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを開かないと判断した場合は(S4でNO)、図35に示したような「紙詰まり発生時排紙カバー開処理」を実行し(S5)、その後、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。
また、図37及び図38に示した「印刷終了時排紙部処理」では、印刷終了時に紙詰まりが発生していなければ(S1でNO)、排紙カバーを開き(S2)、排紙トレイ67を引き出して(S3)、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。
図33に示した「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まり発生時に排紙カバーを開けないようにすることで、紙詰まりした用紙Pの破損を防ぐことができる。また、図34及び図36に示した「印刷終了時排紙部処理」では、自動または手動で排紙カバーを開ける手段を設けることで、紙詰まりした用紙Pの破損を抑えつつ、画像形成装置内の視認性や紙詰まりした用紙Pの除去性を両立することが可能となっている。
一方で、画像形成装置の実使用環境では、様々なユーザーによる使用が想定され、紙詰まりした用紙Pの破損を防ぐためにも極力自動で排紙カバーを開けないことが推奨される。しかしながら、これは画像形成装置内の視認性とはトレードオフの関係にあり、ユーザーが紙詰まりの発生に気づくのが遅れ、画像形成装置の印刷出力が行えないダウンタイムが大きくなる可能性がある。
そのため、前記ダウンタイムを極力小さくし、少しでも早く紙詰まりの発生をユーザーに気づかせたいような場合には、図37または図38に示した「印刷終了時排紙部処理」を適用するのが望ましい。すなわち、紙詰まり発生時に無条件で排紙カバーを自動で開ける、言い換えれば、紙詰まり発生時に排紙カバーを開けない処理を無効にすることができるよう、ユーザーによって操作パネル64などから設定できるようにするのが望ましい。
図39は、図33に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まりが発生したときに胴内排紙部付近での紙詰まりでない場合には、排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャートである。 図40は、図34に示した「印刷終了時排紙部処理」に対して、紙詰まりが発生したときに胴内排紙部付近での紙詰まりでない場合には排紙カバーを自動で開ける制御を追加した「印刷終了時排紙部処理」のフローチャートである。なお、図36、図37及び図38に示した「印刷終了時排紙部処理」に対しても同様の制御の追加は可能である。
図39及び図40に示す「印刷終了時排紙部処理」では、紙詰まり発生時に「胴内排紙部付近での紙詰まりか?」の判断が行われる。なお、「胴内排紙部付近での紙詰まりか?」の判断は、実施形態1で図28を用いて説明した制御と同じ判断が行われる。
胴内排紙部付近での紙詰まりではないと判断された場合には(図39及び図40のS4でNO)、エンドフェンス68が移動することによる紙詰まりした用紙Pの破損は発生しない。そのため、排紙カバーを開き(図39及び図40のS2)、排紙トレイ67を引き出して(図39及び図40のS3)、「印刷終了時排紙部処理」を終了する。これにより、画像形成装置内の視認性や紙詰まりした用紙Pの除去性を向上させることができる。
また、胴内排紙部付近で紙材詰まりが発生したときに、排紙カバーを自動で開ける第一モードを実行するか、排紙カバーを自動で開けない第二モードを実行するかを、操作パネル64からユーザーが操作して予め設定可能にしても良い。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙Pなどのシート材に画像を形成する画像形成部20などの画像形成手段と、少なくとも装置本体の一側面を開口し、当該開口よりも装置内側の空間に設けられ、装置内から排出されたシート材が積載される排紙トレイ67などのシート材積載部材を有する胴内排紙部60などの排出シート収容部と、前記排出シート収容部の開口を開閉可能に覆う排紙前カバー61などのカバー部材と、前記カバー部材を開閉させる排紙カバー開閉手段6などの開閉手段とを備えた画像形成装置100などの画像形成装置において、装置内でのシート材詰まりを検知する第二位置検知センサ74などのシート材詰まり検知手段を有しており、前記シート材詰まり検知手段の検知結果に基づいて、前記カバー部材を開けるよう前記開閉手段を制御する制御部500などの制御手段を有する。
(態様A)においては、画像形成装置内でシート材詰まりが発生したときに、シート材詰まり検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部の開口を覆っているカバー部材を開閉手段によって自動で開けることができる。これにより、ユーザーが手動でカバー部材を開ける手間を要することなく、画像形成装置内で詰まったシート材をユーザーが取り除く作業を行うときに、画像形成装置内の視認性を高めたり、詰まったシート材へのアクセス性を高めたりすることができる。よって、画像形成動作時はカバー部材を閉じて低騒音化を図りつつ、シート材詰まりが発生したときにカバー部材を自動で開けて、装置内で詰まったシート材の除去作業が煩雑になるのを抑制できる。
(態様B)
(態様A)において、装置内でシート材が詰まった位置を検知する第一位置検知センサ73や第二位置検知センサ74などのシート材詰まり位置検知手段を有しており、前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに前記カバー部材を開けるよう、前記制御手段が前記開閉手段を制御する。これによれば、上記実施形態について説明したように、排紙カバーを開ける必要が無いシート材詰まりの場合には、自動で排紙カバーを開けないので、ユーザーが無駄に排紙カバーを閉じる手間を省くことができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、シート材詰まりが解消されたことを検知する第一位置検知センサ73や第二位置検知センサ74などのシート材詰まり解消検知手段を有しており、前記シート材詰まり解消検知手段の検知結果に基づいて、シート材詰まりが解消したら前記カバー部材を閉じるよう、前記制御手段が前記カバー部材を制御する。これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材詰まり除去後に、ユーザーが手動で排紙カバーを閉じる手間を省くことができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、ユーザーからの所定操作を受け付ける開閉スイッチ63などの操作受付手段を有しており、前記操作受付手段が前記所定操作を受け付けたら、前記カバー部材が閉じた第一の状態から前記カバー部材が開いた第二の状態となるように、または、前記第二の状態から前記一の状態となるように、前記開閉手段によって前記カバー部材が開閉可能となっており、シート材詰まりが発生しているときは、前記操作受付手段が前記所定操作を受け付けても前記開閉手段による前記カバー部材の開閉を行わない。これによれば、上記実施形態について説明したように、シート詰まり状態のまま排紙カバーが自動で閉じられることがなくなり、ユーザーによるシート材詰まり除去の作業が行い易くなる。
(態様E)
(態様A)において、前記排出シート収容部内で前記シート材積載部材にシート材が排出される第一位置と、前記第一位置よりも前記開口に近い第二位置との間で移動可能なように前記シート材積載部材を設けており、前記第一位置と前記第二位置との間で、前記シート材積載部材を移動させる排紙トレイ出し入れ手段5などのシート材積載部材移動手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、前記開口に対して第二位置よりも排出シート材収容部奥側にある第一位置にシート材積載部材が位置する場合よりも、シート材積載部材上に排出されたシート材の視認性や取り出し性を向上させることができる。
(態様F)
(態様E)において、前記排出シート収容部は、装置本体内から前記シート材積載部材にシート材が排出されるときのシート材排出方向の下流側と、当該シート材排出方向と直交する方向であり前記第一位置から前記第二位置に前記シート材積載部材が移動するときの移動方向の下流側とが少なくとも開口しており、前記カバー部材として、前記排出シート収容部のシート材排出方向下流側の開口を開閉する排紙左カバー62などの第一カバー部材と、前記移動方向下流側の開口を開閉する排紙前カバー61などの第二カバー部材とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷時の騒音や臭気を低減させつつ、小サイズのシート材を用いた場合にシート材の視認性や取り出し性を向上できるとともに、大サイズのシート材を排出シート収容部に排出することができる。
(態様G)
(態様F)において、前記シート材積載部材の載置面上に載置されたシート材の前記移動方向の一端に当接することで前記一端の位置を規制するエンドフェンス68などの規制部材を、前記シート材積載部材に設けており、前記第二カバー部材の開閉動作に連動して前記シート材積載部材が前記第一位置と前記第二位置との間で移動可能であり、装置内でシート材が詰まった位置を検知するシート材詰まり位置検知手段を有しており、前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、少なくとも前記第二カバー部材を開けないよう前記制御手段によって前記開閉手段を制御する。これによれば、上記実施形態について説明したように、規制部材が排出シート収容部付近で詰まったシート材に規制部材が衝突し、当該シート材が破損するのを抑制することができる。
(態様H)
(態様G)において、前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記第一カバー部材を開けるよう前記制御手段が前記開閉手段を制御する。これによれば、上記実施形態について説明したように、詰まったシート材に規制部材が衝突し、当該シート材が破損するのを抑えつつ、ユーザーによる詰まったシート材の除去性を向上させることができる。
(態様I)
(態様F)において、装置内でシート材が詰まった位置を検知するシート材詰まり位置検知手段と、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記開閉手段によって開ける前記カバー部材を、ユーザーが操作して設定するための操作パネル64などのカバー部材設定手段とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーによる詰まったシート材の除去性を向上させることができる。
(態様J)
(態様G)、(態様H)または(態様I)において、前記カバー部材をユーザーが手動で開けることが可能な手動開閉手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーによる詰まったシート材の除去性を向上させることができる。
(態様K)
(態様G)、(態様H)、(態様I)または(態様J)において、前記排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記開閉手段によって前記カバー部材を開ける第一モードを実行するか、前記開閉手段によって前記カバー部材を開けない第二モードを実行するかを、ユーザーが操作して設定するためのモード設定手段を有する。これによれば、排紙カバーを開ける必要が無いシート材詰まりの場合には、自動で排紙カバーを開けないので、ユーザーが無駄に排紙カバーを閉じる手間を省くことができる。
1 印刷受付手段
2 印刷出力手段
3 機内排気状態検出手段
4 印刷保留手段
5 排紙トレイ出し入れ手段
6 排紙カバー開閉手段
7 排紙トレイ紙有無検出手段
8 制御記憶手段
8A 取り出し待ち制御組み合わせ情報
8B 取り出し待ち制御優先情報
8C トレイ引き出し一定時間情報
10 画像形成装置本体
13 用紙カセット
14 給送ローラ
18 レジストローラ対
19 排出ローラ対
20 画像形成部
21 感光体
22 帯電装置
23 書込装置
23a ポリゴンミラー装置
24 現像装置
25 トナー補給装置
26 転写ローラ
27 クリーニング装置
28 定着装置
28a 加熱ローラ
28b 加圧ローラ
28c 定着ランプ
30 スキャナ
40 自動原稿搬送装置
40a 原稿トレイ
60 胴内排紙部
61 排紙前カバー
62 排紙左カバー
63 開閉スイッチ
64 操作パネル
65 排紙トレイ駆動部
66 排紙フレーム
67 排紙トレイ
68 エンドフェンス
68a 通気口
69 排気ファン
70 駆動モータ
71 アイドラギヤ
72 トレイ駆動ギヤ
73 第一位置検知センサ
74 第二位置検知センサ
75 圧縮バネ
76 ガイドシャフト
77 左カバー付勢部材
78 排紙左カバー押圧バネ
79 排紙検知センサ
80 スライドガイド
81 スライドレール
82 ラックギヤ
83 位置検知フィラー
84 規制部
85 カム形状部
86 当て面
87 左カム形状部
88 フック部
91 ガイドレール
92 回動軸
93 回動軸
100 画像形成装置
101 装置左前外壁面
200 エンジンサブボード
210 メモリチップ
220 ポリゴンモータ
230 同期検出器
240 サーミスタ
260 クラッチ
300 エンジンメインボード
304 タイマー
320 冷却ファン
330 高圧供給部
400 コントローラ
410 HDD
420 NVRAM
430 SDカード
450 DIMM
460 IEEE1284インタフェース
470 IEEE1394インタフェース
480 IEEE802.11bインタフェース
490 Bluetooth
500 制御部
特開2008−151886号公報

Claims (11)

  1. シート材に画像を形成する画像形成手段と、
    少なくとも装置本体の一側面を開口し、該開口よりも装置内側の空間に設けられ、装置内から排出されたシート材が積載されるシート材積載部材を有する排出シート収容部と、
    前記排出シート収容部の開口を開閉可能に覆うカバー部材と、
    前記カバー部材を開閉させる開閉手段とを備えた画像形成装置において、
    装置内でのシート材詰まりを検知するシート材詰まり検知手段を有しており、
    前記シート材詰まり検知手段の検知結果に基づいて、前記カバー部材を開けるよう前記開閉手段を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    装置内でシート材が詰まった位置を検知するシート材詰まり位置検知手段を有しており、
    前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに前記カバー部材を開けるよう、前記制御手段が前記開閉手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    シート材詰まりが解消されたことを検知するシート材詰まり解消検知手段を有しており、
    前記シート材詰まり解消検知手段の検知結果に基づいて、シート材詰まりが解消したら前記カバー部材を閉じるよう、前記制御手段が前記カバー部材を制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3に記載の画像形成装置において、
    ユーザーからの所定操作を受け付ける操作受付手段を有しており、
    前記操作受付手段が前記所定操作を受け付けたら、前記カバー部材が閉じた第一の状態から前記カバー部材が開いた第二の状態となるように、または、前記第二の状態から前記一の状態となるように、前記開閉手段によって前記カバー部材が開閉可能となっており
    シート材詰まりが発生しているときは、前記操作受付手段が前記所定操作を受け付けても前記開閉手段による前記カバー部材の開閉を行わないことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記排出シート収容部内で前記シート材積載部材にシート材が排出される第一位置と、前記第一位置よりも前記開口に近い第二位置との間で移動可能なように前記シート材積載部材を設けており、
    前記第一位置と前記第二位置との間で、前記シート材積載部材を移動させるシート材積載部材移動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記排出シート収容部は、装置本体内から前記シート材積載部材にシート材が排出されるときのシート材排出方向の下流側と、当該シート材排出方向と直交する方向であり前記第一位置から前記第二位置に前記シート材積載部材が移動するときの移動方向の下流側とが少なくとも開口しており、
    前記カバー部材として、前記排出シート収容部のシート材排出方向下流側の開口を開閉する第一カバー部材と、前記移動方向下流側の開口を開閉する第二カバー部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記シート材積載部材の載置面上に載置されたシート材の前記移動方向の一端に当接することで前記一端の位置を規制する規制部材を、前記シート材積載部材に設けており、
    前記第二カバー部材の開閉動作に連動して前記シート材積載部材が前記第一位置と前記第二位置との間で移動可能であり、
    装置内でシート材が詰まった位置を検知するシート材詰まり位置検知手段を有しており、
    前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、少なくとも前記第二カバー部材を開けないよう前記制御手段によって前記開閉手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記シート材詰まり位置検知手段の検知結果に基づいて、排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記第一カバー部材を開けるよう前記制御手段が前記開閉手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    装置内でシート材が詰まった位置を検知するシート材詰まり位置検知手段と、
    排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記開閉手段によって開ける前記カバー部材を、ユーザーが操作して設定するためのカバー部材設定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項7、8または9に記載の画像形成装置において、
    前記カバー部材をユーザーが手動で開けることが可能な手動開閉手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項7、8、9または10に記載の画像形成装置において、
    前記排出シート収容部付近でシート材詰まりが発生したときに、前記開閉手段によって前記カバー部材を開ける第一モードを実行するか、前記開閉手段によって前記カバー部材を開けない第二モードを実行するかを、ユーザーが操作して設定するためのモード設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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