JP2016024141A - 架線位置測定装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1軸走査型の測域センサを用いた簡易的な構成で、測域センサによる新線の測定値につき重心点を算出することによって、新線の偏位及び高さを求めることができる、架線位置測定装置及び方法を提供する。【解決手段】車両の屋根上5に鉛直上向きに設置され、予め架線4が変動し得る範囲が観測範囲として設定され、架線4をスキャンする、測域センサ1と、スキャンによる架線4の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dに基づき、架線4の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定部2と、架線位置測定部2へ補正係数を出力する、キャリブレーション部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、架線検測において、電車の屋根上から架線までの高さ及び偏位を、1軸走査型の測定センサを用いて測定する、架線位置測定装置及び方法に関する。
従来、架線の高さ測定には、下記特許文献1のように、パンタグラフに貼り付けたマーカをラインセンサカメラで撮影することで、マーカの高さを求め、そこから架線の高さを求める方法を取っている。
また、下記特許文献2では、投光光学系から架線にスリット光を投光し、該スリット光の架線による反射光を受光し、該スリット光の反射点の映像の架線の高さに対応する位置をCCDセンサにより検出し、該映像を受光した該CCDセンサの画素のアドレスから架線の高さを求める手段が開示されている。
特許第4923942号公報 特許第2890266号公報 特許第5476776号公報
しかし、上記特許文献1では、パンタグラフを架線に接触させる必要があるので、使えない場合がある。例えば、新設した摩耗のない真円型の架線(新線)の高さ及び偏位が設計通りに施工できているのかの検測には、パンタグラフで架線を消耗させるわけにはいかず、上記特許文献1の方法では検測できない。なお、「偏位」とは、パンタグラフが接触する架線の鉛直方向最下点の、パンタグラフの中央からの距離を指すものである。
また、上記特許文献2では、新線の高さ及び偏位が設計通りに施工できているのかの検測においても適用可能であるが、投光光学系を備えた特殊な検測車を用意する必要があり、装置が大掛かりなものとなってしまう。
なお、上記特許文献3には、装置の角度や位置などを調整することで、角度分解能が低い測域センサで架線からの反射点数を増やす技術が開示されている。
本発明では、1軸走査型の測域センサを用いた簡易的な構成で、測域センサによる新線の測定値につき重心点を算出することによって、新線の偏位及び高さを求めることができる、架線位置測定装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る架線位置測定装置は、
車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定され、該架線をスキャンすることができる、測域センサと、
前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定部と、
前記架線位置測定部へ前記補正係数を出力する、キャリブレーション部とを備える、架線位置測定装置であって、
前記架線位置測定部は、
前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出する、架線の塊検出部と、
前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとする、架線重心点算出部と、
前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求める、補正後架線重心点算出部と、
下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める、架線高さ基準点算出部とを備える
ことを特徴とする。
x=(dF+r)cosθF
y=(dF+r)sinθF−r
x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
r:前記架線の半径
上記課題を解決する第2の発明に係る架線位置測定装置は、
上記第1の発明に係る架線位置測定装置において、
前記キャリブレーション部は、
前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とする、ターゲット位置測定部と、
前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を、第1所定数以上メモリに記録したと判定すると、該キャリブレーションターゲット重心点のデータが該メモリから最小二乗法処理部へ出力されるように指令する、データ数判定部と、
前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求める、前記最小二乗法処理部と、
前記補正係数のデータを、前記補正後架線重心点算出部へ出力する、キャリブレーション結果出力部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る架線位置測定装置は、
上記第2の発明に係る架線位置測定装置において、
さらに、
複数の前記キャリブレーションターゲットが設置される設置台と、
前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、設置することができる、回転台とを備え、
前記回転台に前記測域センサを設置し、前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、
前記データ数判定部により、前記メモリに記録された前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満であると判定した場合、前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数が記録されているか否かを判定し、
第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、
前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る架線位置測定方法は、
車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定される、測域センサによって、該架線をスキャンし、
前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定方法であって、
前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出し、
前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとし、
前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求め、
下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める
ことを特徴とする。
x=(dF+r)cosθF
y=(dF+r)sinθF−r
x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
r:前記架線の半径
上記課題を解決する第5の発明に係る架線位置測定装方法は、
上記第4の発明に係る架線位置測定方法において、
前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とし、
第1所定数以上の前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を基に、前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求める
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る架線位置測定方法は、
上記第5の発明に係る架線位置測定方法において、
さらに、
複数の前記キャリブレーションターゲットを設置台に設置し、
前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、回転台に設置し、
前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、
前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満である場合、
前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、
前記回転台のある角度について前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める
ことを特徴とする。
本発明に係る架線位置測定装置及び方法によれば、1軸走査型の測域センサを用いた簡易的な構成で、測域センサによる新線の測定値につき重心点を算出することによって、新線の偏位及び高さを求めることができる。
測域センサ1及び架線位置測定部2の概略図である。 架線位置測定部2の装置構成を説明するブロック図である。 架線位置測定部2の制御を説明するフローチャートである。 架線4の真値と架線高さ基準点Bとの関係を示す模式図である。 実際の測域センサ1による架線4を示す測定値の挙動を表す模式図である。 最下点が暴れてしまう状態を示す模式図である。 重心点Eを説明する模式図である。 補正後架線重心点Fから架線高さ基準点Bを算出する手順を説明する模式図である。 キャリブレーションについて説明する正面図である。 実施例1におけるキャリブレーションについて説明する側面図である。 実施例1におけるキャリブレーション部2の装置構成を説明するブロック図である。 実施例1におけるキャリブレーション部2の制御を説明するフローチャートである。 実施例2におけるキャリブレーションについて説明する側面図である。 実施例2におけるキャリブレーション部2の装置構成を説明するブロック図である。 実施例2におけるキャリブレーション部2の制御を説明するフローチャートである。
本発明の実施例1に係る架線位置測定装置及び方法は、新線を測定対象とするものである。ただし、摩耗した架線でも精度は落ちるが適用可能である。
以下、本発明に係る架線位置測定装置及び方法を、実施例により図面を用いて説明する。なお、以下の記載における「架線」とは、「新線」を指すものとする。以下の記載における「角度」とは、測域センサからの角度、正確には、測域センサの光源からの角度を指すものとする。また、以下の記載における「距離」とは、測域センサからの距離、正確には、測域センサの光源からの距離を指すものとする。さらに、以下の記載における「真値」とは、正しい値のことを指すものとする。
[実施例1]
本発明の実施例1に係る架線位置測定装置の構成について説明する。本発明の実施例1に係る架線位置測定装置は、測域センサ1、架線位置測定部2、及び、キャリブレーション部3を備える。なお、図1は、測域センサ1及び架線位置測定部2の概略図である。
測域センサ1は、1軸走査型であり、架線4をスキャンするため、図1に示すように、測域センサ1は車両の屋根上5に鉛直上向きに設置されている。さらに、作業者の安全も考慮して、測域センサ1はレーザ強度が弱く安全なクラスのものを使用する。本発明の実施例1に係る架線位置測定装置では、レーザ強度が弱く安全なクラスのレーザでも高精度に測定できる。
なお、測域センサ1の観測範囲は任意に設定できるので、予め架線4が変動し得る範囲(変動範囲)を観測範囲に設定する。
架線位置測定部2は、測域センサ1のスキャンによる架線4の角度分解能θmin毎の距離dを取得(すなわち、測定値、角度θ及び距離dを取得)し、この測定値である角度θ及び距離dから、後述する補正係数を用いて、架線高さ基準点Bの偏位x及び高さyを算出する。なお、架線高さ基準点Bとは、架線4の鉛直方向最下点に当たる箇所を指すものとする。
図2は、架線位置測定部2の装置構成を説明するブロック図である。図2に示すように、架線位置測定部2は、第1メモリ10、架線の塊検出部11、架線重心点算出部12、架線補正後架線重心点算出部13、及び、架線高さ基準点算出部14を備え、架線高さ基準点Bを算出するものである。
第1メモリ10は、上述の測域センサ1による測定値、及び、その他各種のデータを記憶する。
架線の塊検出部11は、第1メモリ10に記憶された測域センサ1の測定値(角度θ及び距離d)の中から、架線4を示す測定値の塊を検出する。具体的には、架線の塊検出部11は、角度分解能θmin毎に得られる測域センサデータのn番目のデータが、上記観測範囲内であるとき、n+1番目のデータもn番目のデータと距離が近接していれば、一つの架線の塊とする。この処理を繰り返し、架線の塊を検出する。検出された架線4を示す測定値の塊は、第1メモリ10に記憶される。
架線重心点算出部12は、第1メモリ10に記憶された架線4を示す測定値の塊に含まれる測定値の角度θ及び距離dをそれぞれ平均化する。この平均値は、架線重心点E(角度θE及び距離dE)とし、第1メモリ10に記憶される。
補正後架線重心点算出部13は、キャリブレーション部3から入力した補正係数a,b,e,f(後述)に基づき、架線重心点Eの角度θE及び距離dEを補正し、補正後架線重心点Fの角度θF及び距離dFを求める。
架線高さ基準点算出部14は、第1メモリ10に記憶された補正後架線重心点Fより、架線の高さ基準点Bの偏位x及び高さyを求める。
すなわち、架線高さ基準点算出部14では、求める架線高さ基準点Bの偏位をx、高さをy、測域センサ1の光源から補正後架線重心点Fまでの距離(すなわち、補正後重心点Fの距離)をdF、架線4の半径をr、測域センサ1の光源と架線4の中心とを結ぶ線分の角度(すなわち、補正後重心点Fの角度)をθFとし、下記(1)(2)式により架線高さ基準点Bの偏位x及び高さyを算出する。
x=(dF+r)cosθF …(1)
y=(dF+r)sinθF−r …(2)
x:架線高さ基準点B(架線の鉛直方向最下点)の偏位
y:架線高さ基準点B(架線の鉛直方向最下点)の高さ
r:架線4の半径
F:補正後重心点Fの距離
θF:補正後重心点Fの角度
以上が架線位置測定部2の装置構成についての説明である。以下、架線位置測定部2の動作について説明する。
図3は、架線位置測定部2の制御を説明するフローチャートである。以下、架線位置測定部2が、測域センサ1からの測定値を取得してから、架線高さ基準点Bの偏位x及び高さyを算出するまでの一連の流れを、図3を用いて説明する。
ステップS1では、測域センサ1によって架線4をスキャンし、測域センサ1の1スキャン分の測定値として、架線4に対する角度分解能θmin毎の距離dを取得する。取得した角度分解能θmin毎の距離d(すなわち、角度θ及び距離d)は、第1メモリ10に記憶される。
ステップS2では、架線の塊検出部11において、ステップS1で第1メモリ10に記憶された測域センサ1の測定値の中から、架線4を示す測定値の塊を判定する。その方法は、角度分解能θmin毎に得られる測域センサデータのn番目のデータが、上記観測範囲内であるとき、n+1番目のデータもn番目のデータと距離が近接していれば、一つの架線の塊とする。この処理を繰り返し、架線の塊を検出する。検出された架線4を示す測定値の塊は、第1メモリ10に記憶される。
ここで、得られた架線4を示す測定値の塊から、架線高さ基準点Bを求めるのであるが、その際、この測定値が距離方向に関して非常に暴れることが問題となる。この問題について、以下簡単に説明する。
測域センサ1は、細かな角度分解能θminで放射状にレーザを飛ばし、物体に跳ね返ってきた際のレーザの位相差を利用して距離(測域センサ1の光源と反射面との距離)dを測定し、極座標形式で出力されるものである。
図4は、架線4の真値と架線高さ基準点Bとの関係を示す模式図であり、該図中の破線は測域センサ1のレーザを表している。図4に示すように、架線4の真値の塊をA1〜A3とする。このとき、中間の真値A2が、架線高さ基準点Bと略同位置にあるものとする。
図5は、実際の測域センサ1による架線4を示す測定値の挙動を表す模式図であり、該図中の破線は測域センサ1のレーザを表している。図5に示すように、架線4を示す測定値の塊は、上述の真値の塊から外れ、例えば測定値C1〜C3のようになったり、測定値D1〜D3のようになったりする。すなわち、実際の測域センサ1による架線4の測定値は、距離方向に暴れてしまう。
そのため、角度及び距離で表される測定値を、偏位x及び高さyのデータに変換し、高さデータを得る場合、最も高さyが低いデータすなわち最下点を、求めるべき架線高さ基準点Bとする単純な方法を用いてしまうと、最下点となる点の角度がスキャンごとに変わるため、架線高さ基準点Bは、高さ方向だけでなく偏位方向にも非常に不安定となってしまう。
図6は、最下点が暴れてしまう状態を示す模式図である。図6に示すように、測域センサ1でのスキャン度に、最下点は、測定値C2や測定値D2として誤認されるのみならず、測定値C1や測定値C3に誤認されることもあり得る。すなわち、測域センサ1でスキャンする度に最下点となる角度が変わってしまう(暴れてしまう)。
上記問題を解消するために、ステップS3では、架線重心点算出部12によって、ステップS2で第1メモリ10に記憶された架線4を示す測定値の塊から、架線重心点Eの角度θE及び距離dEを算出する。すなわち、架線重心算出部12において、測定値の角度θ及び距離dをそれぞれ平均化し、架線重心点E(角度θE及び距離dE)を求める。架線重心点Eは第1メモリ10に記憶される。
図7は、架線重心点Eを説明する模式図である。例えば、図7に示すように、測定値がC1〜C3である場合、架線重心点はE(C)となり、測定値がD1〜D3である場合、架線重心点はE(D)となる。このように、架線重心点Eを求めるようにすれば、角度の暴れを抑えられ、距離方向の暴れについても平均化することで軽減できる。なお、距離の誤差は3点とも独立して発生するため、例えば測定値がC1,D2,D3等の組み合わせとなる場合も考えられる。この場合でも、架線重心点の角度は、必ず3点の測定値の角度のうち中央の測定値の角度となる。すなわち、すべての組み合わせにおいて、架線重心点の角度は、必ず3点の測定値の角度のうち中央の測定値の角度となる。
つまり、上述のように単純な方法を用いてしまうと、最下点はいずれの点が選ばれることになるかが不確定であるが、ステップS3のように、架線重心点Eを求めるようにすれば、例えば上述のように3点を測定する場合、常に3点の角度のうち中央の測定値の角度(測定値C2,D2)が選ばれることになる。
また、単純な方法を用いたとすると、真値から大きく離れている点(外れ値)が選ばれてしまうこともあり得るが、ステップS3のように、重心点を求めるようにすれば、仮に外れ値が発生したとしても、他点との平均化を行うことで、外れ値の影響を低減することができる。
続いて、ステップS4では、補正後架線重心点算出部13は、ステップS3で第1メモリ10に記憶された架線重心点Eの角度θE及び距離dEを補正し、補正後架線重心点Fの角度θF及び距離dFを算出する。この補正後架線重心点Fとは、図8に示す、測域センサ1の光源1aと架線4の中心(軸心)Oとを結ぶ線分と、架線4の表面との交点になる。補正後架線重心点Fは第1メモリ10に記憶される。
なお、補正後架線重心点Fを求めるために、架線重心点Eを入力して補正後架線重心点Fを出力するような、距離と角度に関するキャリブレーション(機器の校正)を、予め行い、補正係数を求めておく。キャリブレーション方法については後述する。
その後、ステップS5では、架線高さ基準点算出部14において、ステップS4で第1メモリ10に記憶された補正後架線重心点Fより、架線の高さ基準点Bの偏位x及び高さyを算出する。
図8は、補正後架線重心点Fから架線高さ基準点Bを算出する手順を説明する模式図である。図8にも示すように、求める架線高さ基準点Bの偏位をx、高さをy、測域センサ1の光源1aから補正後架線重心点Fまでの距離(すなわち、補正後重心点Fの距離)をdF、架線4の半径をr、測域センサ1の光源1aと架線4の中心とを結ぶ線分の角度(すなわち、補正後重心点Fの角度)をθFとし、上記(1)(2)式により架線高さ基準点Bの偏位x及び高さyを算出する。
以上が、架線位置測定部2についての説明である。この架線位置測定部2によって、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置及び方法では、1軸走査型の測域センサを用いた簡易的な構成で、架線4の偏位x及び高さyを求めることができる。
また、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置及び方法では、測域センサ1による架線4の測定値のキャリブレーションを行う。1軸走査型の測域センサ1で高精度に対象物の位置を取得するためには、キャリブレーションが有効である。
すなわち、測定センサ1を用いて測定する対象が架線4であり、その架線4の変動範囲も既知であるので、これらの条件下に限定してキャリブレーションを行うことで、より高精度な架線4の位置測定を可能とする。また、上記ステップS4において、架線重心点Eから補正後重心点Fを求めるために、キャリブレーションを行うものである。
さらに、測定対象物である架線4と同一の材質及び形状のものをキャリブレーションターゲットに使用し、架線4の変動範囲にキャリブレーションターゲットの設置位置を限定することで、高精度に架線4の位置を取得するためのキャリブレーションとなる。
なお、言うまでもなく、キャリブレーションについては、実際に測域センサ1により架線4をスキャンし架線高さ基準点Bを求める前に、予め行っておく必要がある。
図9は、キャリブレーションを説明する正面図である。また、図10は、キャリブレーションを説明する側面図である。
図9,10に示すように、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置は、さらに、キャリブレーションターゲット24及び設置台25を備える。
キャリブレーションターゲット24は、架線4と同一の材質及び形状であり、測定対象物の移動範囲内(架線4の変動範囲内)において、長手方向が測域センサ1のスキャン方向に垂直になるように設置台25上に設置される。
なお、図9,10では5本のキャリブレーションターゲット24を設置したが、より多くのキャリブレーションターゲット24を設置しても構わない。また、図9,10では5本のキャリブレーションターゲット24が正面視左上、右上、中央、右下、及び、左下に配置されているが、測定対象物である架線4の移動範囲を網羅できるような配置であれば、どの位置に配置しても構わない。
上述のように、測域センサ1及びキャリブレーションターゲット24を配置した上で、測域センサ1によりキャリブレーションターゲット24をスキャンする。
キャリブレーション部3は、架線位置測定部2へ補正係数a,b,e,f(後述)を出力するものであり、ターゲット位置測定部21、第2メモリ20、データ数判定部19、最小二乗法処理部22、及び、キャリブレーション結果出力部23を備える。
第2メモリ20は、各種データを記録する。
ターゲット位置測定部21は、測域センサ1の1スキャン分のキャリブレーションターゲット重心点E´を求め、第2メモリ20に記録する。すなわち、上記ステップS1〜S3のような手順で、キャリブレーションターゲット24に対する測域センサ1の1スキャン分の測定値(角度θ´及び距離d´)からキャリブレーションターゲット重心点E´(角度θE´及び距離dE´)を求め、第2メモリ20に記録する。
すなわち、ターゲット位置測定部21は、まず、キャリブレーションターゲット24に対する測域センサ1の1スキャン分の測定値(角度θ´及び距離d´)の中から、キャリブレーションターゲット24を示す測定値の塊を検出する。具体的には、測定値が集中して複数存在すると、それらを、各キャリブレーションターゲット24を示す測定値の塊としてそれぞれ検出する。
ターゲット位置測定部21は、次に、検出された各キャリブレーションターゲット24を示す測定値の塊ごとに、測定値の角度θ´及び距離d´をそれぞれ平均化する。この平均値は、キャリブレーションターゲット重心点E´(角度θE´及び距離dE´)とし、第2メモリ20に記憶される。
データ数判定部19は、第2メモリ20に記録されたキャリブレーションターゲット重心点E´のデータ数が、必要十分な数(第1所定数以上)か否かを判定する。必要十分な数であれば(第1所定数以上であれば)記録したキャリブレーションターゲット重心点E´を最小二乗法処理部22へ出力するよう、第2メモリ20に指令し、必要十分な数でなければ(第1所定数未満であれば)指令しない。
最小二乗法処理部22は、角度及び距離に関してそれぞれで最小二乗法を行う。すなわち、まず、角度に関して、第2メモリ20から入力された角度θE´と、測域センサ1の光源1aとキャリブレーションターゲット24の中心とを結ぶ線分と、キャリブレーションターゲット24の表面との交点の真値F´(角度θF´及び距離dF´)の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する補正係数e,fを求める。距離に関しても同様に、距離dE´と距離dF´との誤差が小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する補正係数a,bを求める。求めた補正係数a,b,e,fは、第2メモリ20に記録される。
キャリブレーション結果出力部23は、第2メモリ20に記録された補正係数a,b,e,fのデータを、補正後架線重心点算出部13へ出力する。
以下、キャリブレーション部3のキャリブレーションの手順についての概要を説明する。
測域センサ1はある範囲の一面に赤外線レーザをラインスキャンし、角度分解能θmin毎に反射面があればその反射面までの距離dを出力する。よって、ある角度θに対する反射面までの距離dが測定値として得られる。キャリブレーション部3でキャリブレーションを行うのは、この角度θと距離dについてである。
測域センサ1のレーザ光は距離に応じて拡散し、光強度が弱くなることから、補正係数をa,bとすると、d=ad+bとしてキャリブレーションできる。
角度θについては測域センサの設置角度のずれを校正するものである。θ=θ+fとすることで十分であるが、ここでは距離dの校正方法と揃えるため、便宜上、補正係数をe,fとし、θ=eθ+fとする。
測域センサ1で測定した各キャリブレーションターゲットの測定値が、必要十分な数集まったら、予め実測で求めた測域センサ1の光源1aから各キャリブレーションターゲットまでの距離データ(真値)を基に、距離dと角度θのそれぞれに対し、最小二乗法を使用して補正係数a,b,e,fを求める。
図12は、キャリブレーション部3の制御を説明するフローチャートである。以下、キャリブレーション部3の制御について、図12を用いて具体的に説明する。
まず、ステップS11では、各キャリブレーションターゲット24について、予め精確に実測しておいた、測域センサ1の光源1aとキャリブレーションターゲット24の中心とを結ぶ線分と、キャリブレーションターゲット24の表面との交点の真値F´(角度θF´及び距離dF´)を、最小二乗法処理部22に入力する。
ステップS12では、ターゲット位置測定部21によって、測域センサ1の1スキャン分のキャリブレーションターゲット重心点E´を第2メモリ20に記録する。すなわち、上記ステップS1〜S3のような手順で、キャリブレーションターゲット24に対する測域センサ1スキャン分の測定値(角度θ´及び距離d´)から求めたキャリブレーションターゲット重心点E´(角度θE´及び距離dE´)を、第2メモリ20に記録する。
ステップS13では、データ数判定部19によって、第2メモリ20に記録されたキャリブレーションターゲット重心点E´のデータ数が、必要十分な数(第1所定数以上)か否かを判定する。必要十分な数であれば(第1所定数以上であれば)ステップS14へ、そうでなければ(第1所定数未満であれば)ステップS12へ移行する。すなわち、ステップS13を設けることで、上記ステップS12を繰り返し行い、キャリブレーションに必要十分なデータ数を集め、第2メモリ20に記録する。
ステップS14では、第2メモリ20に記録したキャリブレーションターゲット重心点E´を最小二乗法処理部22へ出力する。
ステップS15では、最小二乗法処理部22において、角度及び距離に関してそれぞれで最小二乗法を行う。すなわち、まず、角度に関して、第2メモリ20から入力された角度θE´と予め入力された真値F´の角度θF´との誤差が小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する補正係数e,fを求める。距離に関しても同様に、第2メモリ20から入力された真値F´の距離dE´と予め入力された距離dF´との誤差が小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する補正係数a,bを求める。求めた補正係数a,b,e,fは、第2メモリ20に記録される。
ステップS16では、上記で得られた距離に関する補正係数a,b,e,fを第2メモリ20に記録し、キャリブレーションを終了する。キャリブレーションを終了した後は、第2メモリ20に記録された補正係数a,b,e,fのデータを、キャリブレーション結果出力部23によって、補正後架線重心点算出部13へ出力する。
これによって、上記ステップS4において、補正後架線重心点算出部13により、架線重心点Eから補正後架線重心点Fを求めることができる。
本発明の実施例1に係る架線位置測定装置及び方法では、上述のようにキャリブレーションを行うことで、1軸走査型の測域センサを用いた簡易的な構成で、より高精度に架線4の偏位x、高さyを求めることができる。
以上、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置及び方法について説明したが、換言すれば、
本発明の実施例1に係る架線位置測定装置は、車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定され、該架線をスキャンすることができる、測域センサと、前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定部と、前記架線位置測定部へ前記補正係数を出力する、キャリブレーション部とを備える、架線位置測定装置であって、前記架線位置測定部は、前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出する、架線の塊検出部と、前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとする、架線重心点算出部と、前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求める、補正後架線重心点算出部と、下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める、架線高さ基準点算出部とを備える、架線位置測定装置である。
x=(dF+r)cosθF
y=(dF+r)sinθF−r
x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
r:前記架線の半径
また、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置は、前記キャリブレーション部が、前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とする、ターゲット位置測定部と、前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を、第1所定数以上メモリに記録したと判定すると、該キャリブレーションターゲット重心点のデータが該メモリから最小二乗法処理部へ出力されるように指令する、データ数判定部と、前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求める、前記最小二乗法処理部と、前記補正係数のデータを、前記補正後架線重心点算出部へ出力する、キャリブレーション結果出力部とを備えるものである。
さらに、本発明の実施例1に係る架線位置測定方法としては、車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定される、測域センサによって、該架線をスキャンし、前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定方法であって、前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出し、前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとし、前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求め、下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める、架線位置測定方法である。
x=(dF+r)cosθF
y=(dF+r)sinθF−r
x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
r:前記架線の半径
そして、本発明の実施例1に係る架線位置測定方法は、前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とし、第1所定数以上の前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を基に、前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求めるものである。
[実施例2]
本発明の実施例2に係る架線位置測定装置は、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置のうち、キャリブレーションの手順を一部変更したものである。以下、本発明の実施例1に係る架線位置測定装置と異なる部分を中心に説明し、同様の部分については極力説明を省略する。
図13は、キャリブレーションを説明する正面図である。また、図14は、キャリブレーションを説明する側面図である。
図13,14に示すように、本発明の実施例2に係る架線位置測定装置は、キャリブレーションターゲット24及び設置台25に加え、回転台26を備える。
回転台26は、鉛直平面上において回転自在であり、測域センサ1が光軸(光源1a)を中心として、全キャリブレーションターゲット24をスキャン可能に回転するように、設置されている。
また、各キャリブレーションターゲット24は、互いに測域センサ1のスキャン方向に対し被らないように、水平方向に対し所定の傾斜角を有するような直線状に並び、設置台25に設置される。
上述のように、測域センサ1及びキャリブレーションターゲット24を配置した上で、測域センサ1により全キャリブレーションターゲット24をスキャンする。
図15は、キャリブレーション部3の制御を説明するフローチャートである。以下、キャリブレーション部3の制御について、図15を用いて具体的に説明する。
ステップS21、S22,S23,S24,S25,S26については、実施例1におけるステップS11、S12,S13,S14,S15,S16と同様であるため、以下では、ステップS23‐1,S23‐2についてのみ説明する。
ステップS23‐1では、データ数判定部19により、ステップS23において第2メモリ20に記憶されたキャリブレーションターゲット重心点E´のデータ数が必要十分な数でない(第1所定数未満である)と判定した場合、再度データ数判定部19により、回転台26の現在の角度(どの角度でもよい)について、第2メモリ20に記憶されたキャリブレーションターゲット重心点E´のデータ数が必要十分なデータ数(第2所定数以上)か否かを判定する。必要十分な数であれば(第2所定数以上であれば)ステップS23‐2へ、そうでなければ(第2所定数未満であれば)ステップS22へ移行する。
ステップS23‐2では、回転台26を所定の微小角分回転させ、該回転を静止させてから、ステップS22に移行する。
すなわち、ステップS23,S23‐1,S23‐2を設けることで、回転台26の所定の微小角毎に上記ステップS22を繰り返し行い、回転台26の所定範囲の角度において、キャリブレーションに必要十分な数の、キャリブレーションターゲット24の測定値(角度θ´及び距離d´)のデータを集め、第2メモリ20に記録する。
このようにすることで、本発明の実施例2に係る架線位置測定装置では、光軸(光源1a)中心に測域センサ1を回転させるため、各キャリブレーションターゲット24の真値データは変わらないが、測域センサ1のレーザが各キャリブレーションターゲットに当たる角度θが変わる。
よって、測域センサ1のレーザが様々な角度で架線4に当たることを考慮したキャリブレーションを簡易的に行うことができ、さらに高精度に架線4の偏位x、高さyを求めることができる。
以上、本発明の実施例2に係る架線位置測定装置及び方法について説明したが、換言すれば、
本発明の実施例2に係る架線位置測定装置は、複数の前記キャリブレーションターゲットが設置される設置台と、前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、設置することができる、回転台とを備え、前記回転台に前記測域センサを設置し、前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、前記データ数判定部により、前記メモリに記録された前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満であると判定した場合、前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数が記録されているか否かを判定し、第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める、架線位置測定装置である。
また、本発明の実施例2に係る架線位置測定方法は、複数の前記キャリブレーションターゲットを設置台に設置し、前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、回転台に設置し、前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満である場合、前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、前記回転台のある角度について前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める、架線位置測定方法である。
本発明は、架線位置測定装置及び方法として好適である。
1 測域センサ
1a 光源
2 架線位置測定部
3 キャリブレーション部
4 架線
5 車両の屋根上
10 第1メモリ
11 架線の塊検出部
12 架線重心点算出部
13 補正後架線重心点算出部
14 架線高さ基準点算出部
19 データ数判定部
20 第2メモリ
21 ターゲット位置測定部
22 最小二乗法処理部
23 キャリブレーション結果出力部
24 キャリブレーションターゲット
25 設置台
26 回転台

Claims (6)

  1. 車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定され、該架線をスキャンすることができる、測域センサと、
    前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定部と、
    前記架線位置測定部へ前記補正係数を出力する、キャリブレーション部とを備える、架線位置測定装置であって、
    前記架線位置測定部は、
    前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出する、架線の塊検出部と、
    前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとする、架線重心点算出部と、
    前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求める、補正後架線重心点算出部と、
    下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める、架線高さ基準点算出部とを備える
    ことを特徴とする、架線位置測定装置。
    x=(dF+r)cosθF
    y=(dF+r)sinθF−r
    x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
    y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
    r:前記架線の半径
  2. 前記キャリブレーション部は、
    前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とする、ターゲット位置測定部と、
    前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を、第1所定数以上メモリに記録したと判定すると、該キャリブレーションターゲット重心点のデータが該メモリから最小二乗法処理部へ出力されるように指令する、データ数判定部と、
    前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求める、前記最小二乗法処理部と、
    前記補正係数のデータを、前記補正後架線重心点算出部へ出力する、キャリブレーション結果出力部とを備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の架線位置測定装置。
  3. さらに、
    複数の前記キャリブレーションターゲットが設置される設置台と、
    前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、設置することができる、回転台とを備え、
    前記回転台に前記測域センサを設置し、前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、
    前記データ数判定部により、前記メモリに記録された前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満であると判定した場合、前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数が記録されているか否かを判定し、
    第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、
    前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める
    ことを特徴とする、請求項2に記載の架線位置測定装置。
  4. 車両の屋根上に鉛直上向きに設置され、予め架線が変動し得る範囲が観測範囲として設定される、測域センサによって、該架線をスキャンし、
    前記スキャンによる前記架線の測定値を角度θ及び距離dとして取得し、該角度θ及び該距離dから、補正係数を用いて、前記架線の鉛直方向最下点の偏位x及び高さyを算出する、架線位置測定方法であって、
    前記観測範囲内に複数存在する前記測定値を、一つの前記架線を示す測定値の塊として検出し、
    前記塊に含まれる前記測定値の前記角度θ及び前記距離dをそれぞれ平均化することで、架線重心点の角度θE及び距離dEとし、
    前記補正係数に基づき、前記架線重心点の前記角度θE及び前記距離dEを補正することで、前記測域センサの光源と前記架線の中心とを結ぶ線分と、該架線の表面との交点である、補正後架線重心点の、角度θF及び距離dFを求め、
    下記式を用いて、前記補正後架線重心点の前記角度θF及び前記距離dFより、前記架線の鉛直方向最下点の前記偏位x及び前記高さyを求める
    ことを特徴とする、架線位置測定方法。
    x=(dF+r)cosθF
    y=(dF+r)sinθF−r
    x:前記架線の鉛直方向最下点の偏位
    y:前記架線の鉛直方向最下点の高さ
    r:前記架線の半径
  5. 前記架線と同一の材質及び形状のキャリブレーションターゲットに対する前記測域センサのスキャンによる測定値を、角度θ´及び距離d´として取得し、該測定値の中で集中して複数存在する測定値を、前記キャリブレーションターゲットを示す測定値の塊として検出し、該塊に含まれる測定値の該角度θ´及び該距離d´をそれぞれ平均化することで、キャリブレーションターゲット重心点の角度θE´及び距離dE´とし、
    第1所定数以上の前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数を基に、前記角度θE´と、予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度θF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、角度に関する前記補正係数を求め、前記距離dE´と予め入力された、前記測域センサの光源と前記キャリブレーションターゲットの中心とを結ぶ線分と、前記キャリブレーションターゲットの表面との交点の真値の角度dF´との誤差が、小さくなるように、最小二乗法を行い、距離に関する前記補正係数を求める
    ことを特徴とする、請求項4に記載の架線位置測定方法。
  6. さらに、
    複数の前記キャリブレーションターゲットを設置台に設置し、
    前記測域センサを、光軸を中心として、複数の前記キャリブレーションターゲットをスキャン可能に回転するように、回転台に設置し、
    前記回転台の所定角度毎に前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンするものとし、
    前記キャリブレーションターゲット重心点のデータ数が前記第1所定数未満である場合、
    前記回転台のある角度について第2所定数以上のデータ数であれば、前記回転台を前記所定角度回転させた上で、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求め、
    前記回転台のある角度について前記第2所定数未満のデータ数であれば、前記回転台を回転させずに、前記測域センサにより前記キャリブレーションターゲットをスキャンし、前記ターゲット位置測定部によって、前記キャリブレーションターゲット重心点E´を再度求める
    ことを特徴とする、請求項5に記載の架線位置測定方法。
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