JP6412730B2 - エッジ位置検出装置、幅測定装置、及びその校正方法 - Google Patents

エッジ位置検出装置、幅測定装置、及びその校正方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ラインスキャン形のCCDカメラを使用した鋼板等のエッジ位置検出装置、幅測定装置、及びその校正方法に関する。
従来、鋼板の製造ラインにおいては、搬送される鋼板の幅や長さ等の形状を非接触で測定する装置として、ラインスキャン形のCCDカメラや、エリアスキャン形のCCDカメラを用いたエッジ位置検出装置、幅測定装置がある。
これらの装置は、一般に、鋼板のエッジ位置を正確に検出するために、鋼板の上部にCCDカメラを設け、鋼板の下部に、鋼板の移動方向と直行する方向に長い照明光源を備えて、鋼板によって遮光された鋼板エッジの明暗をコントラスと良くして撮像するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4995178号公報
特許文献1に開示された鋼板の幅測定等においては、鋼板の幅測定精度を向上させるために、鋼板の端部断面形状の影響を受けないようにするために、CCDカメラの光軸を測定基準面の鉛直方向に対して予め設定された角度で傾斜させ、常に、鋼板の端部下部角を確実にとらえて撮像したいとする要求がある。
また、CCDカメラの光軸を傾斜させたいとする理由には、CCDカメラの視野範囲を、被測定物の測定空間近傍に限定したい場合、例えば、鋼板の下部に設ける照明光源の幅寸法を小さくして、照明光源と鋼板を搬送する製造設備と干渉をなくしたり、測定光学空間の空気の清浄化を図ったりする場合などがある。
このような要求を満たすために、CCDカメラの光軸の傾斜する場合には、エッジ位置や幅測定位置の校正の問題がある。先ず、この校正の問題について説明する。
図8を参照して、CCDカメラ1の光軸Caを測定基準面の鉛直方向とした、従来のエッジ位置検出装置の校正方法を説明する。
一般的に、鋼板のエッジ位置検出装置、幅測定装置等は、その位置の設定位置精度が予め保証された校正板を14使用して、測定精度を保証するようにしている。
校正板14は、例えば、図8(c)に示すように、1枚の板に複数の穴を明け、その穴の両端を予め設定された(エッジ)位置精度で加工して、エッジ基準、及び幅基準として使用している。
図8(a)に示すように、下部光源16を使用したエッジ位置検出方式の場合、この校正板14の幅方向の中心位置CLを、例えば、CCDカメラ1の光軸Ca中心に合わせ、エッジ基準位置N1〜N4、P1〜P4が設定される。
CCDカメラ1の校正は、校正板14のエッジ基準位置(N1〜N4、P1〜P4)と、このエッジ基準位置に対応するCCDカメラ1のカメラピクセル(画素)アドレス出力と、を対応付けるもので、図8(b)に示すような関係を校正テーブルとして保存しておく。
特許文献1に開示されたた製品幅長さ計において、CCDカメラの光軸を、測定基準面に対して鉛直方向に設けた場合には、図8(b)に示すように、エッジ基準位置(N1〜N4、P1〜P4)とCCDカメラのアドレス出力は直線補間が可能な線形の関係が得られる。
したがって、エッジ位置がエッジ基準位置(校正点)の間で検出された場合でも、線形補間が可能であるので、その位置は校正テーブルを使用して測定範囲の全てにおいて、予め設定された位置精度を保証することが可能である。
しかしながら、CCDカメラ1の光軸Caが測定基準面に対して、予め設定された角度(θ)傾斜した場合には、図9(a)に示すように、測定基準面とその結像面とは平行な関係とならないので、校正テーブルのエッジ基準位置(N1〜N4、P1〜P4)座標とCCDカメラ1のカメラピクセルアドレス(出力)とは、図9(b)に示すような非線形な関係となることが知られている。
したがって、図9(c)に示すように、CCDカメラ1のエッジ位置が校正点間(Ai−Ai+1)で検出された場合、校正テーブルを参照して校正点間を直線補間で補正しても、直線補間した座標位置Pmと真の座標位置Prとは誤差を生じる問題がある。
この誤差を低減する対策として、校正板14のエッジ基準位置のピッチ(穴明け)を細かく設定する(校正点を増やす)方法が考えられるが、高精度で設定されるエッジ基準位置を多数加工することは、加工が複雑で高価になる問題がある。
本発明は、測定基準面の鉛直方向に対して光軸Caを予め設定される角度(θ)傾斜させたCCDカメラを用いて、エッジ位置を求めるエッジ位置測定装置、及び幅測定装置において、校正板のエッジ基準位置の設定数を削減して、校正点間のエッジ位置を高精度で補正することが可能なエッジ位置測定装置、幅測定装置、及びその校正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本実施形態の請求項1に係るエッジ位置検出装置は、被測定物のエッジ部を撮像するCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、複数のエッジ基準位置を設定するための校正板と、前記校正板のエッジ基準位置の撮像信号と、前記複数のエッジ位置基準位置(校正点)と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備えるエッジ位置検出装置であって、前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の端部下部角を常に撮像するように設定し、前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの当該仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、前記CCDカメラは、前記被測定物の端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差を参照して校正点補間演算を行い補正されたエッジ位置求め、前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やしてエッジ位置の測定誤差を軽減するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本実施形態の請求項3に係る幅測定装置は、被測定物の両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する一対のCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、前記被測定物のエッジ位置の測定範囲において複数の幅基準位置(校正点)を設定する校正板と、前記校正板の幅基準位置の撮像信号と、前記複数の校正点と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、夫々の前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物の幅両端部のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備え、さらに、求めた当該幅両端部のエッジ位置信号から前記被測定物の幅を求める幅演算部と、を備える幅測定装置であって、前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の下部角を常に撮像するように設定し、前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの当該仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、夫々の前記CCDカメラは、前記被測定物の幅両端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差テーブルを参照して校正点補間演算を行って補正されたエッジ位置求め、前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やして補正されたエッジ位置を求め、前記幅演算部は、補正された一対のエッジ位置から前記被測定物の幅を求めるようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本実施形態の請求項6に係るエッジ位置検出装置の校正方法は、被測定物のエッジ部を撮像するCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、複数のエッジ基準位置を設定するための校正板と、前記校正板のエッジ基準位置の撮像信号と、前記複数のエッジ位置基準位置(校正点)と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備えるエッジ位置検出装置の校正方法であって、前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の端部下部角を常に撮像するように設定し、前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの当該仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、前記CCDカメラは、前記被測定物の端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差を参照して校正点補間演算を行い補正されたエッジ位置求め、前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やしてエッジ位置の測定誤差を軽減するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本実施形態の請求項7に係る幅測定装置の校正方法は、被測定物の両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する一対のCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、前記被測定物の両端部のエッジ位置の測定範囲において、当該両端部間の複数の幅エッジ基準位置(校正点)を設定する1枚の校正板と、前記校正板の両端部のエッジ基準位置の撮像信号と、前記複数の校正点と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、夫々の前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物の両端部のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備え、さらに、求めた当該両端部のエッジ位置信号から前記被測定物の幅を求める幅演算部と、を備える幅測定装置の校正方法であって、前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の下部角を常に撮像するように設定し、前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの当該仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、夫々の前記CCDカメラは、前記被測定物の両端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差テーブルを参照して校正点補間演算を行って補正されたエッジ位置求め、前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やして補正されたエッジ位置を求め、前記幅演算部は、補正された一対のエッジ位置から前記被測定物の幅を求めるようにしたことを特徴とする。
第1の実施の形態のエッジ位置検出装置の測定原理の説明図。 第1の実施の形態のエッジ位置検出装置の構成図。 仮想校正点誤差テーブルの作成方法を説明する図。 校正方法の動作を説明するフローチャート図。 校正位置座標とカメラピクセルアドレス座標との座標変換式の作成方法を説明する図。 第2の実施形態の幅測定装置の構成図。 第2の実施の形態の幅測定装置のCCDカメラの光学系の構成図。 従来の光学系の校正方法を説明する図。 光軸を傾斜させた場合の従来の校正方法の問題点を説明する図。
以下、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図5を参照して、第1の実施形態のエッジ位置検出装置について説明する。図1は、本実施形態のエッジ位置検出装置の校正の原理の概要を説明する図である。
校正の原理は、図1(a)に示すように、CCDカメラ1が、測定基準面の鉛直方向に対して角度θ傾斜して設定された光学系が対象となる。
このような光学系の場合には、図8(c)で説明したような校正板14を、測定基準面において校正テーブルを作成すると、測定基準面の座標(校正テーブル座標)とCCDカメラ1で撮像された撮像信号のカメラピクセルアドレス(結像面の座標)とは、測定基準面とCCDカメラ1の撮像面とが平行でないため、図9(b)に示すような非線形の関係となることは図9でも述べた。
そこで、エッジ位置測定の前処理として、図1に示すように、CCDカメラ1のレンズ主点の位置を、測定基準面からの高さH0、測定基準座標原点からの距離Xc、主点を通る光軸Caの傾斜角度を角度θとして、測定基準面の各校正点間(xi−xi+1)の理論上の誤差を計算で求めておき、各校正点間の中央の位置座標に仮想的な仮想校正点を設定する。
そこで、
(1)予め校正テーブルを作成する(校正点間座標を結ぶ校正折線を求める)。
(2)設定した光学座標で測定基準面の座標と結像面の座標との座標関係を示す真の校正カーブLrcを計算により求める。(図1(b)参照。)
(3)校正折線Lmの校正点間座標と、真の校正カーブLrcから求めた仮想校正点Prとの差を誤差として求め、この誤差を仮想校正点誤差テーブルとして記憶しておく。
そして、エッジ位置検出処理(測定)として、
(4)CCDカメラで検出したピクセルアドレスに対応するエッジ位置座標を、
校正テーブルを参照して求める。
(5)そして求めたエッジ位置について、仮想校正点誤差テーブルを参照して、補正されたエッジ位置を求める。(図1(c)参照)
即ち、CCDカメラの光学的な配置から、校正済みの校正点間の中央部Pmと幾何学的計算によって求まる真の校正カーブの仮想校正点Prとの差(誤差)を算出し、この誤差分を差し引いた位置を補正されたエッジ位置とする。
したがって、図1(d)に示すように、既存の校正点に加えて仮想的な仮想校正点が加わり、校正折線と真の校正カーブとの差は減少するので、校正板14のエッジ基準位置を新たに追加することなく測定精度が向上した、エッジ位置検出装置を提供することができる。
次に、このような校正原理を備えるエッジ位置検出装置の構成について、図2を参照して説明する。
エッジ検出装置30の構成は、被測定物13aのエッジ部を撮像するCCDカメラ1と、被測定物13aの測定基準面において、複数のエッジ基準位置を設定するための校正板14と、校正板14のエッジ基準位置の撮像信号と、複数のエッジ位置基準位置(校正点)と、を予め対応付けした校正テーブル22aを備え、CCDカメラ1の撮像信号から、被測定物13aのエッジ位置を、校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部2と、を備える。
次に、各部の構成について説明する。CCDカメラ1はラインスキャン形のCCDカメラであって、CCDカメラ1の光軸Caは、被測定物13aの測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度(θ)傾斜させて、CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、被測定物13aの端部下部角を常に撮像するように設定しておく。
さらに、被測定物13aの下部に下部光源16を備え、下部光源16の幅方向の寸法は、CCDカメラ1の測定範囲に対応する視野範囲をカバーする長さとしておく。
エッジ位置演算部2は、CCDカメラ1の撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部21と、校正テーブルを備え、校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部22と、校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、校正点間を結ぶ校正折線と、中央位置座標に対応する真の校正カーブの仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブル23aとして作成しておく校正点補間処理部23と、を備える。
次に、このように構成された、エッジ値検出装置30の動作について説明する。
CCDカメラ1は、被測定物13aの端部下部角を撮像し、エッジ検出部21は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求める。
そして、エッジ位置座標演算部22は、校正テーブルを参照して、ピクセルアドレスに対応する測定位置(校正テーブル)座標の2つの校正点を求める。
次に、校正点間補間処理部23は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、仮想校正点誤差を参照して校正点補間演算を行い補正されたエッジ位置求める(この校正点補間処理部23の動作の詳細については後述する。)。
このような構成のエッジ位置検出装置30は、CCDカメラ1で検出したカメラピクセルアドレスに対応する被測定物13aのエッジ位置を、校正テーブル22a及び仮想校正点誤差テーブル23aを参照して、仮想的に校正点を増やしてエッジ位置の測定誤差を軽減することができる。
さらに、CCDカメラ1の光軸を斜視することで、下部光源の必要な幅方向寸法を小さくすることも可能である。
次に、図3乃至図5を参照して、この校正点補間処理部23の詳細な実施例について説明する。図3は、本実施形態のエッジ位置検出装置30の校正点間補間処理部23の動作を説明するフローチャート図である。
校正点補間処理部23の動作は、図3に示すように、測定前に予め実行しておく前処理と、測定時のエッジ処理とがある。前処理は、先ず、校正板14を測定基準面において、校正テーブルの座標xとCCDカメラ1のカメラピクセルアドレスiとを、対応付けしたテーブルを作成する(s1)。
このテーブルのイメージの一部分を、図4に示す校正点n、校正点n+1、・・・校正点n+iと複数の点を結ぶ破線(校正折線Lm)で示す。
次に、図5の示すCCDカメラ1で撮像する光学系の設定条件から、校正テーブル座標xと、CCDカメラ1の撮像面座標(ピクセルアドレス)iとを対応付けした真の校正カーブLrcを幾何学的なカメラの設定条件から求める(s2)。この真の校正カーブLrc作成方法については、図5を参照して後述する。
次に、校正折線Lmの校正点間の中央位置Pmと、この中央位置に対応する真の校正カーブLrcの仮想交差点Prの間の差を求め、全校正点間についてこの誤差を求め、仮想校正点誤差テーブルとして記憶しておく(s3)。
次に、このような前処理を完了した状態で、エッジ位置の検出処理を開始する。先ず、エッジ検出部21は、CCDカメラ1が検出した撮像信号からエッジ値に対応するピクセルアドレスを検出してエッジ値座標演算部に22に送る(s4)。
エッジ値座標演算部に22は、このピクセルアドレスに対応する校正テーブル座標xでの位置を、校正テーブル22aを参照して求める(s5)とともに、求めた座標位置が仮想校正点以上か以下かを判定して校正点間補間処理部23に送る(s6)。
そして、校正点間補間処理部23では、求めた座標に対応するエッジ位置を、仮想校正点誤差テーブルを参照して誤差補間演算を行い、例えば、仮想校正点以下のia場合、校正点補間後の校正折線Lmrの対応する座標xa誤差補間演算のエッジ値とする(s7)。
次に、図5を参照して、真の校正カーブLrcの算出、及び、校正点間の補間演算方法について、詳細を説明する。
図5は、CCDカメラ1のレンズ主点の位置を、測定基準面からの高さH0、測定基準座標原点からの距離Xc、この主点を通る光軸Caの傾斜角度を角度θとして、測定基準面の座標xと、結像面のカメラピクセル座標iとの対応関係を数式化するための幾何学的なモデル図である。
測定基準面の座標xと、結像面のカメラピクセル座標iとは、可逆な関数関係にある。
先ず、光軸Ca1の方程式と光軸Ca2の方程式とから、画素分解能dxのカメラピクセルアドレスiと、測定基準面(校正テーブル)座標xとの座標変換関数の一般式を求める。
直線Ca1の方程式は、
x =−tan(θ+α1)・(y−H0)+Xc
y=0のとき、x=Xc+H0・tanθ+dx1 だから、
Xc+H0・tanθ+dx1 = H0・tan(θ+α1)+Xc
H0・tanθ+dx1 = H0・tan(θ+α1)
dx1 = H0・tan(θ+α1)−H0・tanθ
dx1 = H0・[tan(θ+α1)−tanθ]
α1=tan-1(1・dx/H0・cosθ) を代入すると、
dx1 = H0・[tan(θ+ tan-1(1・dx/H0・cosθ))−tanθ]
直線Ca2の方程式は、
x =−tan(θ+α2)・(y−H0)+Xc
y=0のとき、x=Xc+H0・tanθ+dx1+dx2 だから、
Xc+H0・tanθ+dx1+dx2 = H0・tan(θ+α2)+Xc
H0・tanθ+dx1+dx2 = H0・tan(θ+α2)
dx1+dx2 = H0・tan(θ+α2)−H0・tanθ
dx1+dx2 = H0・[tan(θ+α2)−tanθ]
α2=tan-1(2・dx/H0・cosθ) を代入すると、
dx1+dx2 = H0・[tan(θ+ tan-1(2・dx/H0・cosθ))−tanθ]
結局、一般式は、
x = dx1+dx2+dxi+Xc+H0・tanθ
= H0・[tan(θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ))−tanθ] +Xc+H0・tanθ ・・・(1)
となる。
ここで、求めた(1)式は、i・dxとx座標の関係を示しているが、言い換えれば、画素分解能がdxの場合のカメラピクセルアドレスiとx座標の関係 x = g(i) を示している。
この逆関数 i = g-1(x) を求めると次の式になる。
x = H0・[tan(θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ))−tanθ] +Xc+H0・tanθ
x−Xc+H0・tanθ= H0・[tan(θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ))−tanθ]
(x−Xc+H0・tanθ)/H0 = tan(θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ))−tanθ
(x−Xc+H0・tanθ)/H0+tanθ = tan(θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ))
tan-1 [(x−Xc+H0・tanθ)/H0+tanθ] = θ+ tan-1(i・dx/H0・cosθ)
tan[tan-1 [(x−Xc+H0・tanθ)/H0+tanθ]−θ] = i・dx/H0・cosθ
H0・[tan[tan-1 [(x−Xc+H0・tanθ)/H0+tanθ]−θ]] /(dx・cosθ) = i
よって、
i = H0・[tan[tan-1 [(x−Xc+H0・tanθ)/H0+tanθ]−θ]] /(dx・cosθ)・(2)
求めた座標からピクセルアドレスを算出する関数 i = g-1(x) と、ピクセルアドレスから座標を算出する関数 x = g(i) が求まったら、既存の校正折線Lmを示す関数 x = f(i) (逆関数 i = f-1(x) ) に対して以下のような操作を行う。
次に、xn ≦ x < xn+1 を満たす 校正点n と 校正点n+1 を探し、
これら校正点の中間位置座標 xnc = (xn + xn+1)/2 に対するピクセルアドレス f-1(xnc) を求める。
ピクセルアドレス f-1(xnc) における既存の校正折線Lmと真の校正カーブLccとの差Enは、
En=g(f-1(xnc)) − xnc・・・・・(3)
となる。
このEnを使って次のように校正点補間を行う。
校正点補間後の補間式は、以下のようになる。
一般的に、座標(in, xn)、(f-1(xnc), (xnc-En))の2点を通る直線の式は、
x=((xnc-En)-xn)/(f-1(xnc)-in)・(i-in)+ xn
となり、これに、xcn = (xn + xn+1)/2
を代入すると、
x=(((xn + xn+1)/2-En)-xn)/(f-1((xn + xn+1)/2)-in)・(i-in)+xn
が求まる
以下、同様に、座標(f-1(xnc), (xnc-En)、(in+1, xn+1)の2点を通る式は、
x=((xn+1)-(xnc-En))/(in+1 - f-1(xnc))・(i- f-1(xnc))+ (xnc-En)
となり、これに、xcn = (xn + xn+1)/2
を代入すると、
x=((xn+1)-((xn + xn+1)/2-En))/(in+1 - f-1((xn + xn+1)/2))・(i- f-1((xn + xn+1)/2))+ ((xn + xn+1)/2-En)
が求まる。
即ち、例えば、CCDカメラ1で検出したカメラピクセルアドレス(エッジ位置)iaに対応する誤差補間された校正テーブルの座標xaが求まる。
したがって、CCDカメラの幾何学的な設定条件から、真の校正カーブを求めて、校正点テーブルと真の校正カーブの仮想校正点との誤差から、検出したカメラピクセルアドレスの誤差を補間したエッジ位置を求めることが出来る。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態で説明したエッジ位置検出装置30の2台を1組として、ステレオ方式で被測定物13bの幅両端部の夫々のエッジ値を測定して、幅を測定する幅測定装置40について、図6及び図7を参照して説明する。
第2の実施形態が第1の実施形態のエッジ検出装置の各部と同一部分は同一の符号を付してその説明を省略する。第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では被測定物13の一方の端部のエッジ位置のみを測定する構成であったが、第2の実施形態は、幅両端部のエッジ位置から幅を測定する構成とした点にある。即ち、校正板14aの一対の両端部のエッジ位置を幅基準として設定する。
次に、図6を参照して、幅測定装置40の構成を説明する。幅測定装置40は、被測定物13bの両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する2台1組のCCDカメラ1A、1Bと、CCDカメラ1C、1Dと、被測定物13bの測定基準面PLにおいて、被測定物13bのエッジ位置の測定範囲において複数の幅エッジ基準位置(校正点)を設定する校正板14aと、を備える。
また、各CCDカメラの出力に対応する、夫々のエッジ位置を求める、第1の実施形態で説明した構成と同じ構成のエッジ位置演算部2の4台と、2台1組のCCDカメラの出力から、被測定物13bの夫々の端部の浮上り量hを独立して補正する2台1組の浮上り補正演算部3と、2台の浮上り補正演算部2のエッジ位置出力から被測定物13bの幅を求める幅演算部4と、を備える。
また、被測定物13bの下部には下部光源16bを備える。
次に、図7を参照して、幅測定装置40のCCDカメラの光学設定について説明する。ステレオ方式の1組2台(×2=4台)のCCDカメラ1A、1B及びCCDカメラ1C、1Dは、破線に示す幅測定位置Bをスキャンして被測定物13bの両端部の夫々のエッジ位置を検出し、2台のカメラで2点から立体的に撮像して測定基準面PLからの浮上り量hに対する誤差を補正する。
図7(b)に示すように、例えば、CCDカメラ1B、CCDカメラ1Cのそれぞれの主レンズ中心間の距離をL、CCDカメラ1C、CCDカメラ1DD間の距離をLdとすると、被測定物13bのエッジ位置と各カメラの主レンズ中心位置との距離Wds、Wwsは各カメラの検出エッジ位置(Wdsの場合は、Wc、Wd)は、ステレオ方式の計測原理から演算で求めることができる。
さらに、このように構成された一方のWサイドのエッジ位置についてはCCDカメラ1A、及びCCDカメラ1Bの光軸Caを測定基準面PLの鉛直方向Cに対して、夫々、予め設定された角度θa、角度θb、夫々異なる角度で傾斜させる。
また、他方のDサイドのエッジ位置についてはCCDカメラ1D、及びCCDカメラ1Cの光軸Caを測定基準面PLの鉛直方向Cに対しても同様に、夫々を予め設定された角度θa、角度θb、夫々異なる角度で傾斜させることより、各CCDカメラのエッジ位置測定範囲Wf(最小板幅Wmin〜最大板幅Wmax)において、常に、被測定物13bの端部の下部角Dを斜視することが可能となる。
このように被測定物13bを斜視する様の設定することで、被測定物13bのエッジ位置を一定の条件で撮像できるようにするとともに、被測定物13bの下部光源の幅方向の寸法WBLを短縮することが可能である。
また、CCDカメラを斜視する条件に設定しても仮想校正点を増やすことで、校正板14bの幅エッジ基準位置を増やすことなく、誤差補正された幅測定装置を提供することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、測定基準面の鉛直方向に対して光軸Caを予め設定される角度(θ)傾斜させたCCDカメラを用いて、エッジ位置求めるエッジ位置測定装置、及び幅測定装置において、校正板のエッジ基準位置の設定数を削減して、校正点間のエッジ位置を高精度で補正することが可能なエッジ位置測定装置、幅測定装置、及びその校正方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 CCDカメラ
2 エッジ位置演算部
3 浮き上がり補正演算部
4 幅演算部
13、13a、13b 被測定物
14、14b 校正板
16、16a、16b 下部光源
21 エッジ検出部
22 エッジ位置座標演算部
22a 校正テーブル
23 校正点間補間処理部
23a 仮想交点誤差テーブル
30 エッジ位置検出装置
40 幅測定装置

Claims (8)

  1. 被測定物のエッジ部を撮像するCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、複数のエッジ基準位置を設定するための校正板と、
    前記校正板のエッジ基準位置の撮像信号と、複数のエッジ位置基準位置(校正点)と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備えるエッジ位置検出装置であって、
    前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の端部下部角を常に撮像するように設定し、
    前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、
    前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、
    前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを前記CCDカメラの幾何学的な設定条件に基づいて計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、
    前記CCDカメラは、前記被測定物の端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、
    前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、
    前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差を参照して校正点補間演算を行い補正されたエッジ位置求め、
    前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やしてエッジ位置の測定誤差を軽減するようにしたことを特徴とするエッジ位置検出装置。
  2. さらに、前記被測定物の下部に下部光源を備え、当該下部光源の幅方向の寸法は、前記CCDカメラの視野の延長線の範囲をカバーするようにして、下部光源の幅方向寸法を小さく抑えるようにした請求項1に記載のエッジ位置検出装置。
  3. 被測定物の両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する一対のCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、前記被測定物のエッジ位置の測定範囲において複数の幅基準位置(校正点)を設定する校正板と、
    前記校正板の幅基準位置の撮像信号と、前記複数の校正点と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、
    夫々の前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物の幅両端部のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備え、
    さらに、求めた当該幅両端部のエッジ位置信号から前記被測定物の幅を求める幅演算部と、を備える幅測定装置であって、
    前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の下部角を常に撮像するように設定し、
    前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、
    前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、
    前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、
    前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、
    夫々の前記CCDカメラは、前記被測定物の幅両端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、
    前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、
    前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差テーブルを参照して校正点補間演算を行って補正されたエッジ位置求め、
    エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やして補正されたエッジ位置を求め、前記幅演算部は、補正された一対のエッジ位置から前記被測定物の幅を求めるようにしたことを特徴とする幅測定装置。
  4. さらに、前記被測定物の下部に下部光源を備え、当該下部光源の幅方向の寸法は、前記CCDカメラの視野の延長線の範囲をカバーするようにして、下部光源の幅方向寸法を小さく抑えるようにした請求項3に記載の幅測定装置。
  5. 前記被測定物の両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する一対の一方の端部のエッジ位置検出装置は、2台の前記CCDカメラと、当該2台のCCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める異なる角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の端部下部角を常に異なる角度で撮像し、
    前記2台のCCDカメラの夫々のエッジ位置を求める2台の前記エッジ位置演算部と、
    更に、求めた2つのエッジ位置信号により、前記被測定物の浮き上がり量を補正する浮上り補正演算部と、
    を備え、
    前記幅測定装置は、前記エッジ位置を高精度で求めるとともに、前記被測定物の浮き上がり量を補正するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の幅測定装置。
  6. 被測定物のエッジ部を撮像するCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、複数のエッジ基準位置を設定するための校正板と、前記校正板のエッジ基準位置の撮像信号と、複数のエッジ位置基準位置(校正点)と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備えるエッジ位置検出装置の校正方法であって、
    前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の端部下部角を常に撮像するように設定し、
    前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、
    前記CCDカメラは、前記被測定物の端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、
    前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、
    前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差を参照して校正点補間演算を行い補正されたエッジ位置求め、
    前記エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やしてエッジ位置の測定誤差を軽減するようにしたことを特徴とするエッジ位置検出装置のエッジ位置の校正方法。
  7. 被測定物の両端のエッジ部を予め設定された間隔で設定して撮像する一対のCCDカメラと、前記被測定物の測定基準面において、前記被測定物の両端部のエッジ位置の測定範囲において、当該両端部間の複数の幅エッジ基準位置(校正点)を設定する1枚の校正板と、
    前記校正板の両端部のエッジ基準位置の撮像信号と、前記複数の校正点と、を予め対応付けした校正テーブルを備え、
    夫々の前記CCDカメラの撮像信号から、前記被測定物の両端部のエッジ位置を、前記校正テーブルを参照して求めるエッジ位置演算部と、を備え、
    さらに、求めた当該両端部のエッジ位置信号から前記被測定物の幅を求める幅演算部と、
    を備える幅測定装置の校正方法であって、
    前記CCDカメラはラインスキャン形のCCDカメラであって、当該CCDカメラの光軸は、前記被測定物の測定基準面の鉛直軸に対して予め定める角度傾斜させて、当該CCDカメラのエッジ位置測定範囲において、前記被測定物の下部角を常に撮像するように設定し、
    前記エッジ位置演算部は、前記CCDカメラの撮像信号からエッジ位置に対応するピクセルアドレスを求めるエッジ検出部と、
    前記校正テーブルを備え、当該校正テーブルを参照して、校正点間の中央位置座標を求めるエッジ位置座標演算部と、
    前記校正点間を結ぶ真の校正カーブを計算により求め、前記校正点間を結ぶ校正折線と、
    前記中央位置座標に対応する前記真の校正カーブの仮想校正点座標との差を求め、各校正点間の差を仮想校正点誤差(En)テーブルとして作成しておく校正点間補間処理部と、を備え、
    夫々の前記CCDカメラは、前記被測定物の両端部下部角を撮像し、前記エッジ検出部は、撮像した当該端部下部角の撮像信号からピクセルアドレスを求め、
    前記エッジ位置座標演算部は、前記校正テーブルを参照して、前記ピクセルアドレスに対応する測定基準(校正テーブル)座標での2つの校正点を求め、
    前記校正点間補間処理部は、求めた前記ピクセルアドレスに対応する、前記仮想校正点誤差テーブルを参照して校正点補間演算を行って補正されたエッジ位置求め、
    エッジ位置検出装置は、前記CCDカメラで検出したカメラピクセルアドレスに対応する前記被測定物のエッジ位置を、前記校正テーブル及び前記仮想校正点誤差テーブルを参照して、仮想的に校正点を増やして補正されたエッジ位置を求め、前記幅演算部は、補正された一対のエッジ位置から前記被測定物の幅を求めるようにしたことを特徴とする幅測定装置の校正方法。
  8. 前記真の校正カーブは、前記CCDカメラの幾何学的な設定条件に基づいて、前記校正テーブルの座標と、前記CCDカメラのピクセルアドレス(座標)との座標変換関数を用いて求めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエッジ位置検出装置。
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