JP2016022986A - 飲料水バッグ用カートリッジ、及びウォーターサーバー - Google Patents

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Shinichi Yano
慎一 矢野
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Abstract

【課題】ニードルとの関係で適切な位置関係となるように飲料水バッグをセット可能とするための飲料水バッグ用カートリッジ、及びこれを備えたウォーターサーバーを提供する。【解決手段】飲料水バッグ用カートリッジ50は、内部に収容された飲料水を注出部から注出可能とされた飲料水バッグ20を配置するために設けられた略凹状のバッグ配置部14と、飲料水バッグ20に接続されるニードル15とを備えたウォーターサーバー10に用いられる。飲料水バッグ用カートリッジ50は、バッグ配置部14に対して挿入可能な袋受入部と、注出部を位置決めして保持する保持部とを有する。袋受入部をバッグ配置部14に挿入することにより、袋受入部に収容されている飲料水バッグ20の注出部に対してニードル15が差し込まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるバッグインボックスタイプのウォーターサーバーに用いられる飲料水バッグを、ニードルタイプのウォーターサーバー(即ちニードルで飲料水バッグを穿刺して飲料水を供給するタイプのウォーターサーバー)にセットするために用いられる飲料水バッグ用カートリッジ、及びこれを用いたウォーターサーバーに関する。
飲料水バッグにニードルを刺すことによって水を供給するタイプのウォーターサーバーとしては、例えば、尖塔状の先端部及び長さ方向に貫通する中空部を有するニードルを略鉛直方向上側に突出させる構造のものと、当該ニードルを略水平方向に突出させる構造のものが挙げられる。
ここで、図10は、尖塔状の先端部及び長さ方向に貫通する中空部を有するニードル102を、略鉛直方向上側又は略水平方向(即ち矢印Zの方向)に突出させることによって、飲料水バッグ用ホルダー104内に保持された飲料水バッグ110を突き刺す構造のウォーターサーバー100の主要部を示す図である。
このようなニードルタイプのウォーターサーバー100で使用される飲料水バッグ110は、例えばポリエチレン等の透明樹脂製であり、これの一部に直接にニードル102を穿刺することによって、ニードル102の中空部を通して水が供給される。
これに対し、例えば特許文献1(特開2008−18978号公報)に開示されているように、バッグインボックスタイプ(BIB型)のウォーターサーバー130が広く普及している(図11参照)。このBIB型のウォーターサーバー130は、例えばポリエチレン等の透明樹脂製の飲料水バッグ132を、段ボール製の筐体138内に備え、飲料水バッグ132の注出部134に取り付けられた注出栓部材136によって飲料水を排出するものである。
しかしながら、特許文献1に記載のBIB型のウォーターサーバー130は、注出部134の位置が低いことから、利用し易くするためには一定の高さのある場所に置く必要がある。また、お客様等の他人が利用することを考慮すると、段ボール製の筐体138のままでは、外観上好ましくない。
そこで、本発明者らは、従来のBIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグを、一定の高さを有し、例えば樹脂製の美観に優れる筐体を備えるニードルタイプのウォーターサーバー(即ちニードルで飲料水バッグを穿刺して飲料水を供給するタイプのウォーターサーバー)に使用することを検討した。
特開2008−18978号公報
しかしながら、BIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグを、ニードルタイプのウォーターサーバーに用いようとすると、ニードルに対して適切な位置に飲料水バッグをセットするために一定の熟練を要するとの知見に至った。
かかる知見に基づき、本発明は、ニードルとの関係で適切な位置関係となるように飲料水バッグをセット可能とするための飲料水バッグ用カートリッジ、及びこれを備えたウォーターサーバーの提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の飲料水バッグ用カートリッジは、内部に収容された飲料水を注出部から注出可能とされた飲料水バッグを配置するための略凹状のバッグ配置部と、前記飲料水バッグに接続されるニードルとを備えたウォーターサーバーに用いられるものであって、前記飲料水バッグを受け入れた状態で前記バッグ配置部に対して挿入可能な袋受入部と、前記袋受入部を前記バッグ配置部に挿入することにより、前記飲料水バッグの注出部に前記ニードルを差し込み可能なように前記注出部を位置決めして保持する保持部と、を有するものである。
本発明の飲料水バッグ用カートリッジは、注出部を保持するための保持部を有し、袋受入部に配した飲料水バッグの注出部を位置決めすることができる。そのため、飲料水バッグを袋受入部に配した状態で袋受入部をバッグ配置部に対して挿入するだけで、注出部にニードルを差し込むことが可能である。従って、本発明の飲料水バッグ用カートリッジによれば、特段の熟練を要することなく、容易かつ適切に飲料水バッグをウォーターサーバーに対してセット可能となる。
上述した本発明の飲料水バッグ用カートリッジは、前記注出部を挟み込んで保持するクリップが前記保持部に設けられたものであることが望ましい。
このような構成を有する本発明の飲料水バッグ用カートリッジによれば、注出部を確実に位置決めすることが可能なる。
上述した本発明の飲料水バッグ用カートリッジは、前記注出部を差し込み可能な長孔状の差込口が前記保持部に設けられており、前記差込口をなす開口が、前記注出部の外径よりも開口幅が大きな大開口部と、前記開口幅の小さな小開口部とが長手方向に連続するように形成されており、前記大開口部に差し込まれた前記注出部を前記小開口部に向けて移動させることにより、前記注出部を前記開口の縁で挟んで保持可能なものであっても良い。
このような構成を有する本発明の飲料水バッグ用カートリッジによれば、注出部の外径の異なる様々なタイプの飲料水バッグを差込口をなす開口において保持し、ウォーターサーバーに用いることが可能となる。
上述した本発明の飲料水バッグ用カートリッジは、前記注出部の外周部に、前記注出部の径方向内側に向けて窪んだ溝部が設けられており、前記開口の縁を前記溝部に嵌め込み可能なものであっても良い。
このような構成を有する本発明の飲料水バッグ用カートリッジによれば、注出部の保持精度をより一層向上させることが可能となる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明のウォーターサーバーは、上述した本発明の飲料水バッグ用カートリッジと、飲料水バッグを配置するための略凹状のバッグ配置部と、前記飲料水バッグに接続されるニードルとを備えたものである。
本発明のウォーターサーバーは、上述した本発明の飲料水バッグ用カートリッジを備えたものであるため、飲料水バッグを袋受入部に配した状態で袋受入部をバッグ配置部に対して挿入するだけで、注出部にニードルを差し込み可能である。従って、本発明のウォーターサーバーは、特別な技術等を要することなく容易かつ適切に飲料水バッグをセットすることが可能である。
上述した本発明のウォーターサーバーは、前記飲料水バッグとして、前記注出部の端部にアタッチメントを取り付けたものが用いられ、前記アタッチメントが、前記注出部の端部を覆うための穿刺用樹脂製シートと、前記シートを前記端部に水密的に保持し、前記穿刺用樹脂製シートを前記注出部とは反対側に露出させる開口を有する樹脂製キャップと、を有するものであっても良い。また上述した本発明のウォーターサーバーは、前記穿刺用樹脂製シートと前記キャップとが同一の材料で構成されておりかつ一体化された単一物を形成したものであっても良い。
このような構成を有する本発明のウォーターサーバーによれば、アタッチメントをBIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグに取り付けることにより、注出部に水密的に穿刺用樹脂製シートを配置させてニードルで穿刺することができる。そのため、BIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグを好適にニードルタイプのウォーターサーバーで使用することができる。
本発明によれば、ニードルとの関係で適切な位置関係となるように飲料水バッグをセット可能とするための飲料水バッグ用カートリッジ、及びこれを備えたウォーターサーバーを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るウォーターサーバーの概略構成を示す正面図である。 図1に示したウォーターサーバーのバッグ配置部近傍を拡大した平面図である。 飲料水バッグの注出部近傍を拡大した正面図である。 アタッチメントの構成を示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る飲料水バッグ用カートリッジを示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る飲料水バッグ用カートリッジについてクリップを除外した状態 図5に示した飲料水バッグ用カートリッジの底面図である。 変形例に係る飲料水バッグ用カートリッジを示した斜視図である。 図8に示した飲料水バッグ用カートリッジを備えたウォーターサーバーのバッグ配置部近傍を拡大した斜視図である。 ニードルタイプのウォーターサーバーの一例の主要部を示す概略断面図である。 従来のBIB型のウォーターサーバーの一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の代表的な実施形態に係るウォーターサーバー10、及び飲料水バッグ用カートリッジ50について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明においては、本実施形態の要部である飲料水バッグ用カートリッジ50の説明に先立ち、ウォーターサーバー10等の概略構成について説明する。
なお、以下に示す実施形態は、本発明の一実施形態を示したものに過ぎず、本発明が図示されるものに限られないことはいうまでもない。また、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。図面は、本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
≪ウォーターサーバー10の概略構成について≫
先ず、ウォーターサーバー10の構成について、図面を参照しつつ概略を説明する。図1に示すように、ウォーターサーバー10は、本体部12と、バッグ配置部14と、ニードル15とを備えている。本体部12内には、バッグ配置部14にセットされた飲料水バッグ20から飲料水を供給可能なように配管(図示せず)が設けられている。また、本体部12内には、冷却装置(図示せず)や加熱装置(図示せず)を備えている。これにより、飲料水バッグ20から供給された飲料水を冷水として冷水用排出口16に供給するとともに、飲料水を熱水として熱水用排出口18に供給可能とされている。
図2に示すように、バッグ配置部14は、飲料水バッグ20を飲料水を収容した状態で配置するために設けられた部分である。バッグ配置部14は、上面が開放された、略直方体で略凹状の外観形状を有する。バッグ配置部14は、ヒンジ接続された蓋13により上面側の開放部分を開閉可能とされている。
バッグ配置部14の内周面14aには、上下方向に向けて略直線的に延びるように形成されたリブ14bが設けられている。本実施形態では、内周面14aのうち、ウォーターサーバー10の背面側の面に所定の間隔を開けて断面形状が略半円状のリブ14bが2本形成されている。
また、バッグ配置部14には、内側に向けて略矩形状に膨出した膨出部14cが設けられている。膨出部14cについても、リブ14bと同様に上下方向に向けて延びるように形成されている。本実施形態では、膨出部14cは、バッグ配置部14において左右両側面の略中央部に設けられている。底面の中央部には、ニードル15が上方に向けて突出するように設けられている。
ニードル15は、バッグ配置部14にセットされた飲料水バッグ20に接続するために設けられたものである。具体的には、ニードル15は、先端部が尖塔状とされており、飲料水バッグ20に設けられた注出部22に突き刺して接続可能とされている。ニードル15は、長さ方向に貫通した中空の部材である。
また、ニードル15は、上述した本体部12内に設けられた配管(図示せず)に接続されている。そのため、ニードル15を飲料水バッグ20に接続することにより、飲料水バッグ20を冷水用排出口16側、あるいは熱水用排出口18側に向けて供給することができる。
≪飲料水バッグ20について≫
続いて、飲料水バッグ20の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。飲料水バッグ20は、例えばバッグインボックスタイプ(BIB型)のウォーターサーバーに収容されているようなものである。飲料水バッグ20は、ポリエチレン等の透明樹脂製の袋により主要部が構成されており、この内部にミネラルウォーター等の飲料水を貯留することができる。また、飲料水バッグ20には、内部に貯留されている飲料水を注出するための注出部22が設けられている。
注出部22は、例えばポリプロピレン等の硬さを有する材料で形成された略円筒状体で構成されている。図3に示すように、注出部22の端部には、周方向に連続する鍔部22aが設けられると共に、飲料水バッグ20の内部に通じる開口22bが設けられている。また、注出部22の外周面には、周方向に連続(又は不連続)する略環状の凸部22cが2本、一定の距離をおいて設けられている。
注出部22には、アタッチメント30が取り付けられている。アタッチメント30は、穿刺用樹脂製シート32(以下、単に「樹脂製シート32」とも称す)と、樹脂製シート32を内部に保持する樹脂製キャップ34との組合せによって構成されている。
樹脂製シート32は、本実施形態においては矢印Xの方向からみると略円状の形態を有しており、上述したニードルタイプのウォーターサーバー10に用いられているニードル15によって穿刺可能な厚さを有している。
また、樹脂製シート32を構成する材料は、ニードル15によって穿刺可能なものであり、BIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグ20の注出部22の端部を水密的に(水が漏れないように)覆うことのできるものであれば特に制限はないが、可撓性や柔軟性を有するものが好ましい。例えば、発泡ポリエチレン等のポリエチレン、エラストマー、シリコーン樹脂等が、樹脂製シート32を構成する材料として好適である。
樹脂製キャップ34は、上部に略環状の鍔部34aを有する略円筒状体で構成されており、中央に開口34bが設けられている。この開口4bから、樹脂製キャップ34の内部に保持される樹脂製シート32が外部に露出することになり、矢印Xの方向から移動してくるニードルによって樹脂製シート32を穿刺することができる。また、内側面には、周方向に連続(又は不連続)する略環状の凸部34cが設けられている。
このアタッチメント30においては、樹脂製キャップ34のうちの鍔部34aの下側部と凸部34cとの間(符号Aで示される部分)に、上記の樹脂製シート32が保持されるが、樹脂製シート32の厚さは十分に薄く、後述する飲用水用バッグ2側の注出部22に連結された際に、符号Aで示される部分に注出部22の一部が入り込んで、樹脂製シート32は鍔部34aの下側部と注出部22の端部との間で水密的に保持されることになる。
樹脂製キャップ34は、注出部22に好適に嵌め込んで連結させることができるように、可撓性を有する材料で構成されているのが好ましい。例えば、エラストマー等が挙げられる。
図3に示すように、アタッチメント30は、矢印Yの方向に移動させることにより、飲料水バッグ20に設けられた注出部22に連結して使用される。
≪飲料水バッグ用カートリッジ50について≫
以下、飲料水バッグ用カートリッジ50の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2に示すように飲料水バッグ用カートリッジ50は、上述したウォーターサーバー10のバッグ配置部14に対して飲料水バッグ20をカートリッジ式にセット可能とするための部材である。
図5〜図7に示すように、飲料水バッグ用カートリッジ50は、袋受入部52と、保持部54(図5及び図6においては図示せず省略)とを有する。袋受入部52は、飲料水バッグ20を受け入れ可能な容器状のものである。袋受入部52は、図5及び図6に示すようにカゴ状のものとする他に中空の箱体などによって構成できる。
袋受入部52の外周面は、バッグ配置部14の内周に沿う形状とされている。具体的には、袋受入部52の外周面52aのうち、バッグ配置部14にセットする際にウォーターサーバー10の背面側に向く面には、リブ14b,14bに対応する位置に、半円状の凹部52b,52bが設けられている。
また、バッグ配置部14にセットする際にウォーターサーバー10の左右に向く面には、膨出部14c,14cに対応する位置にコの字型の凹部52c,52cが設けられている。そのため、リブ14b,14bと凹部52b,52bとを位置合わせすると共に、膨出部14c,14cと凹部52c,52cとを位置合わせすることで、袋受入部52をバッグ配置部14内に位置ズレすることなく差し込むことができる。
袋受入部52の底面には、差込口56が設けられている。差込口56は、袋受入部52に収容させた飲料水バッグ20の注出部22を差し込むための開口である。差込口56は、いかなる大きさの開口であっても良いが、開口径が注出部22の外径よりもやや大きい程度であることが望ましい。差込口56は、ニードル15に対応する位置に形成されている。すなわち、袋受入部52をバッグ配置部14内に差し込んだ状態において、ニードル15が差込口56の開口領域内に入るように差込口56が形成されている。
保持部54は、差込口56に差し込まれた飲料水バッグ20の注出部22を位置決めした状態で保持するためのものである。保持部54は、注出部22を保持可能なものであればいかなるものであっても良いが、例えば図7に示すようなクリップ58によって構成することができる。クリップ58は、二つの可動片58a,58bが、両者の間に設けられたバネ58cによって閉方向(両者が近接する方向)に付勢されており、操作片58dの操作により開状態とすることができる。
クリップ58は、袋受入部52の底面に取り付けられている。クリップ58は、差込口56に差し込まれて袋受入部52の底から外側(ウォーターサーバー10への取り付け状態において下方)に向けて突出した飲料水バッグ20の注出部22を挟み込んで保持することができる。
上述したように、飲料水バッグ用カートリッジ50は、飲料水バッグ20の注出部22を保持するための保持部54を有し、袋受入部52に配した飲料水バッグ20の注出部22を位置決めすることができる。そのため、飲料水バッグ20を袋受入部52に配した状態として袋受入部52をバッグ配置部14に対して挿入するだけで、注出部22にニードル15を差し込んで接続できる。
従って、上述したウォーターサーバー10は、飲料水バッグ用カートリッジ50を用いることにより、特段の熟練を要することなく、容易かつ適切に飲料水バッグ20をセットすることができる。
また、上述した飲料水バッグ用カートリッジ50は、注出部22を挟み込んで保持するためのクリップ58が保持部54に設けられている。そのため、注出部22をより一層確実に位置決めすることが可能なる。
なお、上述した飲料水バッグ用カートリッジ50においては、クリップ58により注出部22を保持する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、図8及び図9に示した変形例に係る飲料水バッグ用カートリッジ150のようなものとすることが可能である。
以下、飲料水バッグ用カートリッジ150について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上述した飲料水バッグ用カートリッジ50と共通する部分については、詳細な説明を省略し、同一の符号を用いて説明する。
飲料水バッグ用カートリッジ150の保持部154には、上述した差込口56に代えて、底面の略中央部に注出部22を差し込み可能な長孔状の差込口156が設けられている。差込口156をなす開口は、注出部22の外径よりも開口幅が大きな大開口部156aと、開口幅の小さな小開口部156bとが長手方向に連続するように形成されたものである。
飲料水バッグ用カートリッジ150に飲料水バッグ20をセットする際には、大開口部156aに注出部22を差し込んだ後、注出部22をさらに小開口部156bに向けて移動させる。これにより、注出部22が差込口156をなす開口の縁によって挟まれた保持された状態になる。
このような構成とすることにより、注出部22の外径の異なる様々なタイプの飲料水バッグ20を差込口156をなす開口において保持し、ウォーターサーバー10に用いることが可能となる。飲料水バッグ用カートリッジ150においては、クリップ58のような保持用の部材を設けてもよいが、差込口156をなす開口の縁によって挟み込むことで十分な強度で注出部22を保持可能であればクリップ58等の保持部材を設ける必要がなく、その分だけ構成をシンプルにすることができる。
また、飲料水バッグ用カートリッジ150は、注出部22の外周部に、注出部22の径方向内側に向けて窪んだ溝部22dが設けられており、差込口156をなす開口の縁を溝部22dに嵌め込み可能なものとすることが望ましい。具体的には、差込口156の縁近傍の板厚を溝部22dの幅以下とすることが望ましい。このような構成とすることにより、注出部22が差込口156に対して係合した状態なり、注出部22をより一層位置決め精度よく保持可能となる。
また、飲料水バッグ用カートリッジ50,150においては、飲料水バッグ20を収容した状態でバッグ配置部14に向けて搬送しやすいように、方策を講じることが望ましい。具体的には、図8や図9に示すように、ハンドル160等の持ち手を設けた構成とすることが望ましい。
また、図8において矢印で示すようにハンドル160を常時は倒しておき、搬送等の際に必要に応じて引き起こし可能としても良い。さらに、図9に示すようにウォーターサーバー10側にロック解除ボタン162と連動して作動する作動片164を設けた構成としても良い。
図9に示す例では、飲料水バッグ用カートリッジ150をバッグ配置部14にセットし状態になると、倒れた状態であるハンドル160の上に作動片164が突き出た状態になり、ハンドル160の引き起こし操作ができなくなる。
一方、ロック解除ボタン162を押圧すると、作動片164がハンドル160の上方からウォーターサーバー10の本体内に退入した状態になり、ハンドル160の引き起こし操作が可能となる。このような構成とすることにより、誤操作により予期せず飲料水バッグ用カートリッジ150がバッグ配置部14から取り外されてしまうことを防止できる。
上述した本実施形態のウォーターサーバー10は、飲料水バッグ20として、注出部22の端部にアタッチメント30を取り付けたものを用い、注出部22に水密的に配置された樹脂製シートをニードル15で穿刺可能とされている。そのため、BIB型のウォーターサーバーに用いられている飲料水バッグ20を好適にニードルタイプのウォーターサーバー10で使用することができる。
本発明は、飲料水バッグの注出部にニードルを接続して使用するタイプのウォーターサーバー全般において好適に利用することができる。
10 ウォーターサーバー
14 バッグ配置部
15 ニードル
20 飲料水バッグ
22 注出部
22d 溝部
30 アタッチメント
32 穿刺用樹脂製シート
34 樹脂製キャップ
34b 開口
50 飲料水バッグ用カートリッジ
52 袋受入部
54 保持部
58 クリップ
150 飲料水バッグ用カートリッジ
156 差込口
156a 大開口部
156b 小開口部

Claims (7)

  1. 内部に収容された飲料水を注出部から注出可能とされた飲料水バッグを配置するための略凹状のバッグ配置部と、前記飲料水バッグに接続されるニードルとを備えたウォーターサーバーに用いられる飲料水バッグ用カートリッジであって、
    前記飲料水バッグを受け入れた状態で、前記バッグ配置部に対して挿入可能な袋受入部と、
    前記袋受入部を前記バッグ配置部に挿入することにより、前記注出部に前記ニードルを差し込み可能なように前記注出部を位置決めして保持する保持部と、
    を有すること、を特徴とする飲料水バッグ用カートリッジ。
  2. 前記注出部を挟み込んで保持するクリップが前記保持部に設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の飲料水バッグ用カートリッジ。
  3. 前記注出部を差し込み可能な長孔状の差込口が前記保持部に設けられており、
    前記差込口をなす開口が、前記注出部の外径よりも開口幅が大きな大開口部と、前記開口幅の小さな小開口部とが長手方向に連続するように形成されており、
    前記大開口部に差し込まれた前記注出部を前記小開口部に向けて移動させることにより、前記注出部を前記開口の縁で挟んで保持可能であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の飲料水バッグ用カートリッジ。
  4. 前記注出部の外周部に、前記注出部の径方向内側に向けて窪んだ溝部が設けられており、
    前記開口の縁を前記溝部に嵌め込み可能であること、
    を特徴とする請求項3に記載の飲料水バッグ用カートリッジ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の飲料水バッグ用カートリッジと、
    飲料水バッグを配置するための略凹状のバッグ配置部と、
    前記飲料水バッグに接続されるニードルと、を備えていることを特徴とするウォーターサーバー。
  6. 前記飲料水バッグとして、前記注出部の端部にアタッチメントを取り付けたものが用いられ、
    前記アタッチメントが、
    前記注出部の端部を覆うための穿刺用樹脂製シートと、
    前記シートを前記端部に水密的に保持し、前記穿刺用樹脂製シートを前記注出部とは反対側に露出させる開口を有する樹脂製キャップと、
    を有すること、を特徴とするウォーターサーバー。
  7. 前記穿刺用樹脂製シートと前記樹脂製キャップとが同一の材料で構成されておりかつ一体化された単一物を形成していること、を特徴とする請求項6に記載のウォーターサーバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018061661A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社Mtg ウォーターサーバー
JP2018058644A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 株式会社 Mtg ウォーターサーバー

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