JP2013165805A - 容器開封機構および内視鏡洗浄装置 - Google Patents

容器開封機構および内視鏡洗浄装置 Download PDF

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祥男 浜田
Noboru Ujiie
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Hitoshi Nagao
仁 長尾
Jun Watabe
純 渡部
Yuji Hirano
裕士 平野
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Abstract

【課題】
容器の注ぎ口を封止するシールを破断して開封する際に、シールに穴を不用意に開けることなく、シールを確実に開口して流路を確保し、容器内の液体を短時間に投入できる容器開封機構、および、係る開封機構を備えた内視鏡洗浄装置を提供する。
【解決手段】
容器開封機構6は、消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dに円弧状の切断領域Zを形成する刃部12と、刃部12内にその軸線方向に沿ってシール5dを押圧する進退ピン15を有するボトル受け部8を含む。進退ピン15は、先端部分19を有し、消毒液ボトル5の口部5c内への刃部12の進入に伴って切断領域Zが形成されるシール5dの表面に先端部分19が当接しながら後退し、切断領域Zの両端部が進退ピン15の高さに達したときに、口部5cから排出される消毒液の液圧に抗して口部5c内にシール5dを先端部分19が押し戻しながら前進する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、内視鏡洗浄装置内のタンクに消毒液等の液体を投入する際に、消毒液ボトル等の容器の注ぎ口を当該タンクに接続する際に、注ぎ口を封止するシールを開封するための容器開封機構および当該容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置に関するものである。
近年の医療技術の発展に伴い、内視鏡を用いた手術等が盛んに行われている。これらの内視鏡は極めて高価な製品であり、使い捨てではなく洗浄消毒された上で繰り返し使用されるものであるため、内視鏡を洗浄するための内視鏡洗浄装置が開発されている。このような内視鏡洗浄装置としては、例えば、特許文献1に記載されているように、消毒液を用いて内視鏡の内外を消毒するための洗浄消毒槽15と、この洗浄消毒槽15内に供給される消毒液を貯留する消毒液タンク31と、この消毒液タンク31内に補充される消毒液を収容する消毒液ボトルセット20を装填するための装填口を有する装填部17と、この装填部17の装填口とは反対側の端面に設けられ、当該装填部17の装填室17aに装填された消毒液ボトルセット20を開栓して当該消毒液タンク31内に消毒液を供給する開栓機構18とを備えたものが知られている。
開栓機構18は、消毒液ボトルセット20の消毒液ボトル20aおよび20bの各口部に挿入される開栓管18aおよび18bを備えている。開栓管18aおよび18bの各先端には、消毒液ボトル20aおよび20bの栓部23aおよび23bを押し切るために、斜め方向に切断して形成された刃が設けられている。また、開栓管18aおよび18bは斜め上方に向けて設けられており、装填室17aは、装填された消毒液ボトルセット20の口部が斜め下方向を向くように傾斜面17bを有している。さらに、装填室17aの装填口には、回動可能な蓋部17cが設けられており、この蓋部17cは、使用者の人力により閉塞された際に、消毒液ボトルセット20に当接して消毒液ボトルセット20を開栓機構18側に押し下げる機能を有している。
他の内視鏡洗浄装置における消毒液投入機構としては、特許文献2に記載されているように、内視鏡洗浄消毒装置用ボトル70の口部72の閉塞部72dを開放するための刃を構成する閉塞部開放部80と、当該ボトル70を閉塞部開放部80に向けて搬送する消毒液用トレイ12と、このトレイ12を閉塞部開放部80に向けて案内する案内部材76とを備えたものが知られている。
閉塞部開放部80は斜め上方に向けて設けられており、案内部材76はボトル70の口部72を斜め下方に向けて閉塞部開放部80に接続させるために傾斜している。また、トレイ12は、使用者の人力により閉塞部開放部80に向けて押し出されるように構成されている。さらに、閉塞部開放部80は、金属製の管状部材で構成されており、先端側から順に、刃部80a、拡張面部80b、押圧部80c、逃がし部80dおよび管部80eを備えている。押圧部80cは、第1切断形成線80fと第2切断形成線80gとの交点であって、閉塞部72dの面部を押圧して、刃部80aおよび拡張面部80bによって切断領域が形成された閉塞部72dを口部72内に押し上げて、消毒液が排出される開放状態を保持するものである。
特開2010−240038号公報 特開2010−167284号公報
従来の内視鏡洗浄装置における容器開封機構では、ボトルの口部を封止する栓部の一部を開栓機構の刃によって切断して開栓された際に、一部が切断された栓部がボトルから排出される消毒液の液圧によって流路を塞ぎ、スムーズな消毒液の排出が妨げられてしまうことがあった。
また、従来技術において栓部をボトルの口部内に押し戻し、流路を確保する手段として押圧部等が開示されているが、このような押圧部では、ボトルが装着されたトレイを開栓機構の刃に向けて押し出す際の使用者の人力の加減によっては、ボトルから排出される消毒液の液圧によって、栓部に不必要な穴を開けてしまうおそれがある。この場合には、開栓された栓部をボトルの口部内に完全に押し戻せないため、ボトルの口部を十分に開口できず、ボトルの口部から排出される消毒液の排出を妨げることになり、ボトル内の消毒液を短時間に投入することができない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、容器の注ぎ口を封止するシールを破断して開封する際に、シールに穴を不用意に開けることなく、シールを確実に開口して流路を確保し、容器内の液体を短時間に投入できる容器開封機構、および、係る容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る容器開封機構は、内視鏡洗浄装置に液体を供給するための容器開封機構において、容器の注ぎ口との接続を介して該容器内の液体の供給を受ける容器受け部を含み、該容器受け部は、前記容器の前記注ぎ口を封止するシールに切断領域を形成する刃部と、前記シールを押圧する進退ピンを有していることを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記進退ピンは、先端部分を有し、前記進退ピンは、前記容器の前記注ぎ口内への前記刃部の進入に伴って前記切断領域が形成される前記シールの表面に前記先端部分が当接しながら後退することを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記進退ピンは、前記切断領域の両端部が前記進退ピンの高さに達したときに、前記注ぎ口から排出される液体の液圧に抗して前記注ぎ口内に前記シールを前記先端部分が押し戻しながら前進することを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記進退ピンの先端部分は、前記容器の前記シールの中心点よりも上方位置に接触することを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記進退ピンの先端部分が平面を有することを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記刃部は、湾曲する形状を有しており、前記進退ピンは、前記刃部内側に設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構は、前記刃部は、前記シールの表面に対して直交する方向から前記注ぎ口内の下周縁部に向けて前記シールの下側部分から前記注ぎ口の内周縁部に沿って円弧状の切断領域を形成することを特徴とするものである。
本発明に係る内視鏡洗浄装置は、上述の容器開封機構のいずれかを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る容器開封機構、および、係る容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置によれば、消毒液ボトル等の容器のシールに穴を不用意に開けることなく、シールを確実に開口して流路を確保し、容器内の消毒液等の液体を短時間に投入することができるという優れた効果がある。
本発明の実施の形態1による容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置の内部を示す部分断面図であって、消毒液ボトルが搭載されたボトル搬送トレイがガイドレール部の始端にある状態を示す図である。 図1(a)に示した消毒液ボトルが搭載されたボトル搬送トレイがガイドレール部の曲線部分を降下している状態を示す部分断面図である。 図1(b)に示した消毒液ボトルが搭載されたボトル搬送トレイがガイドレール部の直線部分を降下してガイドレール部の終端に停止している状態を示す部分断面図である。 (a)は消毒液ボトルの正面図であり、(b)は図1(a)、図1(b)および図1(c)に示した容器開封機構におけるガイドレール部とボトル受け部の刃部との位置関係を模式的に示す正面図である。 (a)〜(f)は図1(a)、図1(b)および図1(c)に示したガイドレール部により案内されるボトル搬送トレイおよび消毒液ボトルの姿勢の変化をガイドレール部上の位置との関係で模式的に示す正面図である。 (a)は図3(e)に示した姿勢時における消毒液ボトルの口部とボトル受け部の刃部との位置関係を示す部分断面図であり、(b)は消毒液ボトルの口部とボトル受け部の進退ピンの先端部分との位置関係を(a)のA−A線に沿って切断して示す断面図である。 (a)は図4(a)に示したボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部を封止するシールに切断領域を形成し始めた状態を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 (a)は図5(a)に示した状態よりもさらに、ボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部内に進入し切断領域を拡大させた状態を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 (a)は図6(a)に示した状態よりもさらに、ボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部内に進入し切断領域を拡大させた状態を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 (a)は図7(a)に示した状態よりもさらに、ボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部内に進入し切断領域を拡大させた状態を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 (a)は図8(a)に示した状態よりもさらに、ボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部内に進入し切断領域を拡大させた状態を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 (a)は図9(a)に示した状態よりもさらに、ボトル受け部の刃部が消毒液ボトルの口部内に進入し切断領域を最大限に拡大させて図3(f)の姿勢となった消毒液ボトルの口部とボトル受け部の刃部との位置関係を示す部分断面図であり、(b)は(a)の切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。 ガイドレール部の終端が曲線形状となっている場合において、消毒液ボトルの口部を封止するシールを開封する際の不都合を説明するための模式図である。 (a)は消毒液ボトルの口部に取付け可能であり、かつ、天面の開口にシールを設けたキャップの一例を示す正面図であり、(b)は(a)のB−B線に沿って切断して示す断面図である。
実施の形態1.
図1(a)は本発明の実施の形態1による容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置の内部を示す部分断面図であって、消毒液ボトル(容器)が搭載されたボトル搬送トレイ(容器搬送トレイ)がガイドレール部の始端にある状態を示す図であり、図1(b)は図1(a)に示した消毒液ボトルが搭載されたボトル搬送トレイがガイドレール部の曲線部分を降下している状態を示す部分断面図であり、図1(c)は図1(b)に示した消毒液ボトルが搭載されたボトル搬送トレイがガイドレール部の直線部分を降下してガイドレール部の終端に停止している状態を示す部分断面図であり、図2(a)は消毒液ボトルの正面図であり、図2(b)は図1(a)、図1(b)および図1(c)に示した容器開封機構におけるガイドレール部とボトル受け部(容器受け部)の刃部との位置関係を模式的に示す正面図であり、図3(a)〜図3(f)は図1(a)、図1(b)および図1(c)に示したガイドレール部により案内されるボトル搬送トレイおよび消毒液ボトルの姿勢の変化をガイドレール部上での位置との関係で模式的に示す正面図であり、図4〜図10の各(a)は図3(e)と図3(f)との間で位置が変化した消毒液ボトルの口部とボトル受け部の刃部および進退ピン15との位置関係を経時的に示す部分断面図であり、図4(b)は消毒液ボトルの口部とボトル受け部の進退ピンの先端部分との位置関係を図4(a)のA−A線に沿って切断して示す断面図であり、図5〜図10の各(b)は図5〜図10の各(a)に対応するもので、ボトルシールまたはインダクションシール(以下、単にシールという)に形成された切断領域の形状および大きさをボトル受け部の進退ピンの先端部分の位置との関係で示す模式図である。なお、この実施の形態1では、容器として消毒液ボトルを、容器受け部としてボトル受け部を、液体として消毒液をそれぞれ例示しているが、これに限られるものではなく、様々な容器や液体等を用いることが可能である。
この実施の形態1による容器開封機構を備えた内視鏡洗浄装置1は、例えば図1(a)に示すように、略函状の装置本体2と、この装置本体2内の上部に設けられ、かつ、内視鏡(図示せず)を収容して洗浄、消毒および濯ぎを行うための洗浄消毒槽3と、装置本体2内の下部に設けられ、かつ、消毒液(液体)を貯留する消毒液タンク4と、この消毒液タンク4から消毒液を洗浄消毒槽3内に供給するための供給ポンプ(図示せず)と、装置本体2の一側面から消毒液タンク4の上方位置までの装置本体2内に設けられ、かつ、消毒液ボトル5からの消毒液の供給を受ける容器開封機構6とから概略構成されている。なお、装置本体2の側壁部には、消毒液ボトル5を装填するための装填口2aが設けられている。
図2(a)および図2(b)に示すように、消毒液ボトル5は、略方形状のボトル本体5aと、ボトル本体5aの前面5b近傍の上面から上方に突出して形成された円筒状の口部5cと、この口部5cを封止するシール5dと、口部5cからボトル本体5aの後面5e側に延在する取手部5fとから概略構成されている。シート5dは、消毒液ボトル5の口部5cを密封し、消毒液ボトル5内の消毒液を漏出させずに確実に保持するための部材であるため、このシート5d自体に直接的に負荷がかかっても容易には破断されにくい材料で構成されている。このため、シート5dに対する後述の刃部の切先による穿孔には、シート5dを容易にかつ確実に破断するに十分な、剪断力等のシールを破断する力を得る手段が必要となる。この手段が後述の容器開封機構である。なお、シール5dは、単層あるいは複数層のシート状の部材であり、例えば、アルミニウム箔を合成樹脂等で被覆したシート状の部材であってもよい。複数層で構成されたシール5dとしては、例えば、外側から、9μm〜12μm厚のPET(ポリエチレンテレフタラート)層と、7μm〜15μm厚のアルミニウム層と、30μm〜40μm厚のPE(ポリエチレン)を積層してなる3層構造を有する熱溶着性シートを好適に使用できるが、これに限定されるものではない。また、PE(ポリエチレン)として、高密度ポリエチレン(HDPE)系のシーラントフィルムも好適に使用可能である。複数層で構成されたシート5dの隣接する層同士は、接着剤等により接着するようにしてもよい。取手部5fは、前面5bが下側となるように消毒液ボトル5が傾斜された際に、口部5cから流入する空気をボトル本体5aの底面5g側に送るために、口部5cと接続され、かつ、内部が空洞に形成されている。
図1(a)、図2(a)および図2(b)に示すように、容器開封機構6は、消毒液タンク4の上部に配管7を介して接続され、かつ、消毒液ボトル5の口部5cとの接続に際し、消毒液ボトル5から消毒液を消毒液タンク4内へ導くボトル受け部8と、取手部5fを上側にした状態の消毒液ボトル5を保持するボトル搬送トレイ9と、このボトル搬送トレイ9をボトル受け部8に向けて搬送するガイドレール部10とから概略構成されている。
ボトル受け部8は、例えば、図4、図5に示すように、消毒液ボトル5の口部5cの内径より僅かに小さな外径を有し、かつ、一端が配管7に接続された円筒状の管体11と、この管体11の他端側を管体11の軸線方向に対して交差する方向に沿って切断し、その切断面が直線、ないしは凹状の曲面となるように加工して形成され、かつ、シール5dの下側周縁部に円弧状の切断領域Zを形成する刃部12と、この刃部12の後部側(管体11の一端側)の上部に形成され、かつ、消毒液ボトル5の口部5cとの接続時に配管7および消毒液ボトル5の内部を大気に連通させるための大気連通孔13の一部を構成する切欠き部14と、消毒液ボトル5の口部5c内への刃部12の進入に伴ってシール5dの表面により押圧されながら後退し、かつ、刃部12の進入に伴い、所定の大きさの切断領域Zが形成された際にはシール5dを口部5c内に押し戻し、そのシール5dを折り曲げながら前進する進退ピン15とから概略構成されている。ここで、所定の大きさの切断領域Zとは、円弧状の切断領域Zの形成によりシール5dが口部5cから部分的に切断されていく際に、進退ピン15により押圧されたシール5dがその押圧力に抗し切れずに、そのシール5cが口部5c内に押し戻され始めるとき、すなわち、切断領域Zの両端部が進退ピン15の高さに達したときの切断領域Zの大きさをいう。この進退ピン15の高さに達したときとは、切断領域Zの両端部が少なくとも進退ピン15の軸線の高さに達したとき、好ましくは進退ピン15の上部に達したときをいう。なお、進退ピン15の前進時に、シール5dが口部5c内に押し戻される際に、シール5dの材質によって、シール5dが湾曲する場合もあるが、この実施の形態1では、便宜上、折り曲げられる場合のみを説明する。
刃部12の切断面が凹状の曲面であることによって、刃部12の先端部を鋭利に形成することができ、シール5をスムーズに且つ確実に開口することが出来る。また、刃部12は、切欠き部14分だけ刃面を有していないため、シール5dの上側周縁部については、刃部12により切断されない。刃部12に切欠き部14を設けたことにより、刃部12による切断後においても、シール5dが消毒液ボトル5の口部5cに保持されることから、消毒液ボトル5とシール5dを一体のまま廃棄することが可能となる。刃部12により形成される円弧状の切断領域Zの円周方向の長さは、効率よく消毒液を排出するために必要な口部5cの開口面積、刃部12による切断後のシール5dと口部5cとの接着強度、切断終了時において必要とされる大気連通孔13の開口面積などを考慮して決定される。切欠き部14の管体11の内周方向の長さは大気連通孔13の開口面積を考慮して決定される。なお、管体11の軸線方向は、水平方向に対して所定の角度で傾斜しているため、管体11の他端側に形成された刃部12も同一の角度で傾斜している。
進退ピン15は、例えば、図4(a)に示すように、内視鏡洗浄装置1の装置本体2内に立設された壁部16に貫通した状態で固定され、かつ、管体11内に当該管体11の軸線方向に沿って延在する円筒状のピン本体17と、このピン本体17内に摺動可能に挿通された円柱状のロッド18と、このロッド18の先端側(管体11の他端側)に設けられ、かつ、ピン本体17と略同一の外径寸法を有する円柱状の先端部分19と、この先端部分19とピン本体17との間のロッド18上に配設され、かつ、管体11の他端側に向けてロッド18を付勢する付勢手段20とから概略構成されている。図4(a)、(b)に示すように、進退ピン15は、管体11の断面方向から見て湾曲する形状を有する刃部の、内側に配されている。このような進退ピン15は、例えば、図9(a)および図9(b)に示すように、消毒液ボトル5の口部5c内への刃部12の進入に伴って切断領域Zが形成されるシール5dの表面に先端部分19が当接しながら後退し、かつ、切断領域Zの両端部が進退ピン15の上部に達したときに、口部5cから排出される消毒液の液圧に抗して口部5c内にシール5dを先端部分19が押し戻し、そのシール5dを折り曲げながら前進する。
この実施の形態1における進退ピン15の先端部分19の当接面19aは、図4(b)に示すように、進退ピン15が前進してシール5dを口部5c内に折り曲げる際に、口部5cの開口面積をできる限り大きくして消毒液を効率よく排出できるようにするために、シール5dの中心点Xよりも上方位置に接触するように構成されている。なお、進退ピン15はシール5dの中心点X上に配設されてもよいが、この場合には、口部5cの開口面積をできる限り大きくするために、シール5dに形成される所定の大きさの円弧状の切断領域Zの両側の上端の位置がシール5dの中心点Xよりも上方位置に設定されていることが望ましい。また、進退ピン15の先端部分19の当接面19aは、シール5dを不用意に破断しないように付勢手段20の付勢力を分散させるために円形の平面となっており、当接面19aの直径は、口部5cの内径またはシール5dの開口径等に応じて決められるが、例えば、9mm程度であることが望ましい。なお、この実施の形態1における当接面19aは円形とされているが、付勢手段20の付勢力の分散が可能であれば、円形でなくてもよい。例えば、係る部分を切断領域Zの両側の端部方向に伸びるように、細長い形状に形成すれば、シール5dを口部5c内に折り曲げる際に、確実にシール5dを折り曲げた上で広い開口を保持することができるため、消毒液をより効率よく排出することが可能となる。また、当接面19aは平面として構成されているが、これに限定されるものではなく、付勢手段20の付勢力を分散できる形状であれば、曲面であってもよい。この曲面は、例えば、シール5dとの接触面積を大きくできる凸状であることが望ましい。この実施の形態1では、刃部12がシール5dに接触する前において、進退ピン15の先端部分19の当接面19aと刃部12の切先12aとは、管体11の軸線方向に対して直交する同一平面上に設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、刃部12の切先12aを進退ピン15の先端部分19の当接面19aよりもシール5d側に設けてもよく、逆に、進退ピン15の先端部分19の当接面19aを刃部12の切先12aよりもシール5d側に設けてもよい。換言すれば、この実施の形態1における進退ピン15のように、進退ピン15全体を刃部12内に配設してもよく、あるいは、進退ピン15の先端部分19のみを刃部12の外側に突出させ、その先端部分19以外の進退ピン15の他の部分を刃部12内に配設してもよい。進退ピン15の先端部分19を刃部12の外側に突出させた構成であれば、消毒液ボトル5がボトル受け部8に装着される直前に、付勢手段20により付勢された進退ピン15がボトル受け部8に向けて移動する消毒液ボトル5を受け止め、即座に、進退ピン15が後退することで、刃部12の切先12aを消毒液ボトル5のシール5dにスムーズに、かつ、確実に、当接させることができる。この場合には、進退ピン15と付勢手段20は消毒液ボトル5の衝撃吸収手段として機能する。
付勢手段20は、進退ピン15の先端部分19の当接面19aがシール5dに当接した状態で、常に、進退ピン15がシール5dを押圧する力を進退ピン15に与える手段である。この付勢手段20としては、上述した所定の大きさの切断領域Zが形成された時点、すなわち、図9(a)および図9(b)に示すように、刃部12がシール5dに形成される円弧状の切断領域Zの両端部が進退ピン15の上部に達した時点で、進退ピン15の先端部分19が消毒液ボトル5からの排出される消毒液の液圧に抗してシート5dを口部5c内に押し戻して当該シート5dを折り曲げる力よりも大きく、また、円弧状の切断領域Zの両端部が進退ピン15の上部に達するまでに切断領域Zが形成されていないシール5dを破断する力よりも小さい付勢力を有するものが適宜選択され、例えば、コイルバネ、板バネ、ゴム等の弾性部材が好適に使用される。この実施の形態1では、付勢手段20としてコイルバネが用いられている。付勢手段20の付勢力は、例えば、2.0N/mmに設定することができる。このような付勢手段20により付勢された進退ピン15は、後退時において、シール5dに対する当接部分に不用意に穴を開けない程度に接触しているので、消毒液ボトル5の口部5cから排出される消毒液の液圧を受けるシール5dの口部5c外への突出を抑制することができる。これにより、シール5dが動きにくくなるので、刃部12による切断を容易に行うことができる。
ボトル搬送トレイ9は、図2(a)および図2(b)に示すように、上部が開口された略函状の部材であって、このボトル搬送トレイ9がガイドレール部10上に載置された状態で、ガイドレール部10によるボトル搬送トレイ9の搬送方向Yの下流側に設けられ、かつ、消毒液ボトル5の口部5cの外周部分を保持する口部保持手段9aと、この口部保持手段9aの両側に立設され、かつ、互いに対向する一対の側面9bと、これら一対の側面9bを接続する底面9cと、この底面9cの下部に設けられ、かつ、当該搬送方向Yに直交する水平方向に互いに離間する一対の第1係合部9dと、一対の側面9b上であって当該搬送方向Yの下流側の位置に設けられ、かつ、当該搬送方向Yに直交する水平方向に沿って互いに離間する一対の第2係合部9eと、当該搬送方向Yの上流側に設けられ、かつ、一対の側面9bと底面9cとを接続する後面9fと、この後面9f上に設けられたハンドル9gとから概略構成されている。ボトル搬送トレイ9内に消毒液ボトル5が保持された際に、消毒液ボトル5の前面5bが底面9cの内側に当接し、底面5gが後面9fの内側に当接するように構成されている。一対の第1係合部9dおよび一対の第2係合部9eは、それぞれ、ガイドレール部10を構成する後述の第1ガイドレールおよび第2ガイドレール内に係合された状態で摺動する部材であり、例えば回転するキャスター部材のようなものを用いることができるが、これに限られず、回転しない部材であっても使用することが可能である。なお、搬送方向Yは、後述するガイドレール部10の曲線部分の形状に沿う曲線的搬送方向Y1(図1(a)、図1(b))と、直線部分の形状に沿う直線的搬送方向Y2(図1(c))を含み、単に搬送方向Yというときは、搬送方向Y1およびY2の双方を含むものとする。
ガイドレール部10は、例えば、図1(a)、図1(b)、図1(c)、図2(a)および図2(b)に示すように、一対の第1係合部9dを案内する一対の第1ガイドレール21と、これら一対の第1ガイドレール21よりも上方位置に設けられ、かつ、一対の第2係合部9eを案内する一対の第2ガイドレール22とから概略構成されている。一対の第1ガイドレール21間の水平方向の離間距離は、一対の第1係合部9d間の離間寸法を勘案して設定されており、一対の第2ガイドレール22の水平方向の離間距離は、一対の第2係合部9e間の離間寸法を勘案して設定されている。
図2(b)に示すように、第1ガイドレール21は、その長さ方向に沿って第1係合部9dを受け入れる内部空間を有する案内部材であり、ボトル搬送トレイ9の搬送方向Yの上流側に設けられ、かつ、上方に凸状をなす曲線部分23と、この曲線部分23の下流側に設けられ、かつ、ボトル受け部8の刃部12の傾斜角度と同一の角度で傾斜する直線部分24とから概略構成されている。曲線部分23は、消毒液ボトル5を直線部分24よりも高い位置から直線部分24へ移行させるものであり、始端23aと、曲線部分23から直線部分24への移行領域23bと、この移行領域23bと始端23aとの間に設けられ、かつ、曲線部分23のうち、最も高い位置である頂部23cとから概略構成されている。ここで、移行領域23bは、曲線部分23から直線部分24に変わる直前の曲線部分であり、その移行領域23bにおける接線は、直線部分24の水平方向に対する傾斜角度よりも小さい傾斜角度を有するように設定されている。頂部23cの高さは、後述する第2ガイドレール22の頂部の高さを基準にして設定されている。直線部分24は、当該搬送方向Yの最下流側に設けられた終端24aを有している。この終端24aは、図2(b)に示すように、ボトル受け部8の刃部12の切先12aの近傍に設けられている。また、直線部分24は、刃部12がシール5dの表面に対して直交する方向から口部5c内の下周縁部に向けてシール5dの下側部分を穿孔して切断を開始する図4(a)の切断開始位置から、刃部12の口部5c内への進入深さの増大に伴って口部5cの内周縁部に沿って拡大するシール5dの切断領域Zの長さが最大となる図10(a)の切断終了位置までの長さを少なくとも有するように設定されている。
図2(b)に示すように、第2ガイドレール22は、その長さ方向に沿って第2係合部9eを受け入れる内部空間を有する案内部材であり、搬送方向Yの上流側に設けられ、かつ、上方に凸状をなす曲線部分25と、この曲線部分25の下流側に設けられ、かつ、ボトル受け部8の刃部12の傾斜角度と同一の角度で傾斜する直線部分26とから概略構成されている。曲線部分25は、消毒液ボトル5を直線部分26よりも高い位置から直線部分26へ移行させるものであり、始端25aと、曲線部分25から直線部分26への移行領域25bと、この移行領域25bと始端25aとの間に設けられ、かつ、曲線部分25のうち、最も高い位置である頂部25cとから概略構成されている。ここで、移行領域25bは、曲線部分25から直線部分26に変わる直前の曲線部分であり、その移行領域25bにおける接線は、直線部分26の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな傾斜角度を有している。なお、上方に凸状をなす曲線部分25のうち、移行領域25bは、曲線部分25の他の部分とは逆側に湾曲させた形状、すなわち、下方に凸状となるように湾曲させた形状としてもよい。例えば、水平方向に対する直線部分26の傾斜角度と移行領域25bの傾斜角度との差が大きい場合には、移行領域25bが他の曲線部分25と同様に上方に凸状の形状のままであれば、曲線部分25から直線部分26への形状変化は不連続的となり、ボトル搬送トレイ9を滑らかに搬送できない可能性もあるが、移行領域25bを曲線部分25とは逆側に湾曲させることで、曲線部分25から直線部分26への形状変化を連続的にすることができ、これによりボトル搬送トレイ9を滑らかに搬送することができる。頂部25cの高さは、搬送される消毒液ボトル5の口部5cとほぼ同じ高さであるため、頂部25cとボトル受け部8の刃部12の切先12aとの高低差に基づく位置エネルギーは、消毒液ボトル5のシール5dを破断するための穿孔力に利用されることから、当該高低差は、破断に必要な穿孔力の大きさを勘案して設定されている。また、直線部分26は、当該搬送方向Yの最下流側に設けられた終端26aを有している。この終端26aは、図2(b)に示すように、ボトル受け部8の刃部12を越えた位置に設けられている。また、直線部分26は、直線部分24と同様に、図4(a)の切断開始位置から図10(a)の切断終了位置までの長さを少なくとも有するように設定されている。
両ガイドレール21、22の始端23a、25aおよび終端24a、26aの位置は、それぞれ、両係合部9d、9e間の離間距離だけ離間するように設定されている。また、両ガイドレール21、22間の上下方向の離間寸法は、両係合部9d、9eの上下方向の離間寸法と同一になるように設定されている。また、始端23a、25aは、頂部23c、25cよりも低くなるので、当該始端23a、25aを装置本体2の装填口2a内に配設することにより、低い位置の装填口2aに消毒液ボトル5を持ち上げ、ボトル搬送トレイ9内に消毒液ボトル5をセットした後、消毒液ボトル5がセットされたボトル搬送トレイ9を頂部23c、25cまで摺動させるだけで、上述の位置エネルギーを利用して消毒液ボトル5を下降させれば、消毒液ボトル5の口部5cにボトル受け部8を確実に、かつ、容易に接続して消毒液を供給できることから、使用者の作業負担を軽減し、使い勝手を向上させることができる。
このように構成された両ガイドレール21、22と両係合部9d、9eとの相互位置関係は、ボトル搬送トレイ9が両ガイドレール21、22の曲線部分23、25から直線部分24、26へ移行する移行領域23b、25bを摺動する際に、第2係合部9eが第1係合部9dより高い位置から低い位置へ移動するように構成されている。すなわち、移行領域23b、25bにおける接線の傾斜角度の相違により、ボトル搬送トレイ9が一対の第1係合部9dを支点にして回動することから、ボトル搬送トレイ9に保持され、かつ、口部5cが斜め下方に向けられた消毒液ボトル5の傾斜角度をさらに大きくすることができ、両ガイドレール21、22の直線部分24、26へ移行する前の消毒液ボトル5を両ガイドレール21、22に対して高い位置に上げることができる。このような回動により得られる位置エネルギーをも利用することで、さらに大きな穿孔力を得ることができる。
次に動作について説明する。
まず、図1(a)、図2(b)および図3(a)に示すように、ボトル搬送トレイ9の両係合部9d、9eが両ガイドレール21、22の始端23a、25aに停止している状態で、消毒液ボトル5がボトル搬送トレイ9内に収容される。この場合、消毒液ボトル5がボトル搬送トレイ9内で不用意に移動しないように、消毒液ボトル5の口部5cは、ボトル搬送トレイ9の口部保持手段9a内に挿通されて保持される。また、ボトル搬送トレイ9の停止状態における第1係合部9dは、図3(a)の確認線L1で示されるように、第2係合部9eよりも低くなっている。このため、ボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cは斜め上方に向いている。このような停止状態にあるボトル搬送トレイ9は、図1(a)および図2(b)の搬送位置P1で示されている。なお、確認線L1は、両係合部9d、9eの相対的な位置を確認するために、両係合部9d、9eの中心間を結ぶ想像線であり、後述する確認線L2〜L6の場合も同様である。
次に、図2(b)および図3(b)に示すように、ボトル搬送トレイ9が両ガイドレール21、22の始端23a、25aから押し出されると、消毒液ボトル5を載せたボトル搬送トレイ9は曲線部分23、25に沿って図1(a)の搬送方向Y1の方向に上昇し、両係合部9d、9eが頂部23c、25cに達する。この場合、第1係合部9dは、第2係合部9eよりも低いままであるが、その高低差は、図3(a)の場合よりも縮まっており、図3(b)の確認線L2は図3(a)の確認線L1よりも傾斜角度が小さくなり、ボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cの向きは、図3(a)の場合よりも水平方向に近くなる。
次に、図2(b)および図3(c)に示すように、ボトル搬送トレイ9の両係合部9d、9eが両ガイドレール21、22の頂部23c、25cを越えると、消毒液ボトル5を載せたボトル搬送トレイ9は曲線部分23、25に沿って下降する。この場合、第1係合部9dは、第2係合部9eよりも低いままであるが、その高低差は、図3(b)の場合よりも縮まっており、図3(c)の確認線L3は図3(b)の確認線L2よりも傾斜角度が小さくなり、ボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cの向きは、水平方向を越えて斜め下方に変わる。
次に、図2(b)および図3(d)に示すように、ボトル搬送トレイ9が両ガイドレール21、22の曲線部分23、25に沿ってさらに下降する。この場合、第1係合部9dは、第2係合部9eよりも低いままであるが、その高低差は、図3(c)の場合よりも縮まっており、図3(d)の確認線L4は図3(c)の確認線L3よりも傾斜角度が小さくなって水平方向に近くなり、ボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cの傾斜角度は大きくなり、消毒液ボトル5の底面5gの高さが上がり、口部5cと底面5gとの高低差が大きくなる。
次に、図1(b)、図2(b)および図3(e)に示すように、ボトル搬送トレイ9が下降し、両係合部9d、9eが移行領域23b、25bを通過すると、第1係合部9dは第2係合部9eよりも高くなり、図3(e)の確認線L5は水平方向を越えて斜め下方に変わる。この段階におけるボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cのシール5dとボトル受け部8の刃部12および進退ピン15との位置関係は、図4(a)および図4(b)に示されている。すなわち、曲線部分23、25から直線部分24、26へ移行するまではボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dに対するボトル受け部8の刃部12による破断は開始されない。ボトル搬送トレイ9が直線部分に達すると、シール5dの表面には進退ピン15の先端部分19の当接面19aが接触する。このような状態にあるボトル搬送トレイ9は、図1(b)および図3(e)の搬送位置P2で示されている。なお、両係合部9d、9eが直線部分24、26へ移行しても直ぐには、シール5dの表面に先端部分19の当接面19aまたは刃部12の切先12aが当接しないように、直線部分24、26の切断開始位置の前に「遊び区間」を設けてもよい。この場合、「遊び区間」を追加した分だけ直線部分24、26を長くでき、高低差を大きくできるので、シール5dに対する穿孔力として利用可能な位置エネルギーを増加させることができる。
次に、図1(c)、図2(b)および図3(f)に示すように、ボトル搬送トレイ9は直線部分24、26を図1(c)および図3(f)の搬送方向Y2に沿って下降し、両係合部9d、9eが終端24a、26aに達する。このとき、図3(f)の確認線L6は図3(e)の確認線L5と平行である。この段階におけるボトル搬送トレイ9上の消毒液ボトル5の口部5cのシール5dとボトル受け部8の刃部12および進退ピン15との位置関係は、図10(a)および図10(b)に示されている。すなわち、消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dには、ボトル受け部8の刃部12により、上述した所定の大きさの円弧状の切断領域Zが形成されており、そのシール5dは、付勢手段20により前進した進退ピン15の先端部分19により押圧され、当該切断領域Zの両端部を結ぶ線を折目として、消毒液ボトル5の口部5c内に折り曲げられる。これにより、口部5c内に折り曲げられたシール5dの面積分だけ、口部5cを開口することができる。このような状態にあるボトル搬送トレイ9は、図1(c)および図3(f)の搬送位置P3で示されている。
次に図3(e)と図3(f)との間で位置が変化した消毒液ボトル5の口部5cとボトル受け部8の刃部12および進退ピン15との位置関係を説明する。
まず、図4(a)および図4(b)に示すように、図3(e)に示した消毒液ボトル5の口部5cのシール5dの下側周縁部には、ボトル受け部8の刃部12の切先12aが当接しており、口部5cの中心点Xよりも上方位置のシール5dの表面には進退ピン15の先端部分19が当接している。このときの進退ピン15は、付勢手段20により最大限、前進している。
次に、図5(a)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿って下降すると、進退ピン15の先端部分19がシール5dの表面により押圧されて進退ピン15は後退方向Rに向けて後退するとともに、刃部12の切先12aがシール5dの下側周縁部を穿孔する。この穿孔により形成された切断領域Zは、図5(b)に示すように、口部5cの下側周縁部に沿って短い円弧状をなしている。
次に、図6(a)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿ってさらに下降すると、進退ピン15の先端部分19がシール5dの表面により押圧されて進退ピン15は後退方向Rに向けて後退するとともに、刃部12がシール5dの下側周縁部を切断していく。このように形成された切断領域Zは、図6(b)に示すように、図5(b)の場合よりも口部5cの下側周縁部に沿う円弧長さがさらに長くなっている。
次に、図7(a)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿ってさらに下降すると、進退ピン15の先端部分19がシール5dの表面により押圧されて進退ピン15は後退方向Rに向けて後退するとともに、刃部12がシール5dの下側周縁部を切断していく。このように形成された切断領域Zは、図7(b)に示すように、図6(b)の場合よりも口部5cの下側周縁部に沿う円弧長さがさらに長くなっている。
次に、図8(a)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿ってさらに下降すると、進退ピン15の先端部分19がシール5dの表面により押圧されて進退ピン15は後退方向Rに向けてさらに、後退するとともに、刃部12がシール5dの下側周縁部を切断していく。このように形成された切断領域Zは、図8(b)に示すように、図7(b)の場合よりも口部5cの下側周縁部に沿う円弧長さがさらに長くなっており、切断領域Zの両側の上端はシール5dの円周の下半分に達している。
次に、図9(a)および図9(b)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿ってさらに下降すると、刃部12により形成されるシール5dの円弧状の切断領域Zの両側の上端がシール5dの円周の下半分を越えて上半分側に達し、進退ピン15の先端部分19の位置を越えると、進退ピン15は前進方向Fに向けて前進し、シール5dの表面は先端部分19により押圧される。この押圧により、シール5dは、切断領域Zの両側の上端を結ぶ線を折目として、消毒液ボトル5の口部5c内に折り曲げられる。
次に、図10(a)および図10(b)に示すように、消毒液ボトル5が搬送方向Y2に沿ってさらに下降し、両係合部9d、9eが直線部分24、26の終端24a、26a、すなわち図1(c)および図3(f)の搬送位置P3に達すると、シール5dに上述した所定の大きさの円弧状の切断領域Zが形成されるとともに、進退ピン15は前進方向Fに向けて前進し、シール5dが消毒液ボトル5の口部5c内に完全に折り曲げられる。これにより、口部5c内に折り曲げられたシール5dの面積分だけ、口部5cを開口することができるので、消毒液ボトル5から消毒液を効率よく排出し、内視鏡洗浄装置1内に消毒液を短時間に投入することができる。また、この最終段階において、切断されずに消毒液ボトル5の口部5cの上側周縁部上に残るシール5dと、刃部12の後部側(管体11の一端側)の上部とが当接するため、管体11側の当接位置の間に形成された切欠き部14と当該シール5dとの間に大気連通孔13が形成される。この大気連通孔13により、消毒液ボトル5およびボトル受け部8の内部が負圧状態に陥ることを回避できるので、消毒液ボトル5から消毒液をさらに効率よく排出し、消毒液の投入時間を短くすることができる。
この実施の形態1では、ガイドレール部10を構成する一対の第1ガイドレール21と一対の第2ガイドレール22は、いずれも、曲線部分と直線部分を含むものとして構成されている。これは、曲線部分のみで構成する場合あるいはボトル受け部8の刃部12の近傍を曲線形状とする場合に生じる次のような不都合を回避するためである。
(1)仮に、ガイドレール部10の終端が曲線形状となっている場合には、図11に示すように、曲線軌道を移動する消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dの外面に対して、ガイドレール部10の曲線部分の常に変化する接線方向から刃部12の切先12aが当接することになる。すなわち、切先12aによる穿孔力のベクトルが変化し、大きな穿孔力が得られず、しかも、切先12aがシール5dの外面に対して斜め下方向から当接するため、シール5dを綺麗に穿孔することができない。この場合、口部5cを大きく開口できないため、消毒液の排出流路を十分に確保することができない。
(2)また、刃部12の切先12aと口部5cの内周縁部との間隙Gが小さければ小さいほど、刃部と口部5cの内周縁部とによる剪断によって、小さい力で確実にシール5dを破断することが可能となるが、ガイドレール部が上記のような形状をなしている場合には、図11に示すように、切先12aは口部5cの内周縁部から離れたシール5dの半径方向内方の位置に当接するから、この当接位置と口部5cの内周縁部との間隙Gが大きくなることとなる。また、この間隙Gが大きければ大きいほど、シール5dは切先12aによる押圧力を受けて変形し、その押圧力が減殺されるため、シール5dを容易に剪断することはできない。このため、シール5dを開口するに十分な穿孔力を得ることができない。
(3)さらに、間隙Gが大きいため、シール5dのうち、切先12aによるシール5dに対する当接位置よりも下側部分、すなわち間隙Gに相当する部分は、口部5cの周縁にシールが破断されて残ることとなり、このシールが口部5cの一部を閉塞することとなるため、その部分により堰き止められた消毒液が残液となり、すべての消毒液を排出することができない。
これに対して、この実施の形態1では、ガイドレール部10の終端すなわちボトル受け部8の刃部12の近傍を直線形状としているので、穿孔力のベクトルを変化させることなく、シール5dの表面に対して常に直交する方向から穿孔力を加えることができ、大きな力を加えることなく、綺麗に穿孔することができる。また、刃部12の切先12aの当接位置と口部5cの内周縁部との間隙Gを小さくすることができるので、シール5dのうち口部5cの内周縁部近傍を穿孔でき、大きな剪断力を得ることができる。さらに、口部5cの内周縁部近傍の位置からシール5dをその内周縁部に沿って円弧状に切断することができるので、口部5cを大きく開口することができ、消毒液の排出流路を十分に確保することができ、ボトル内に残液を残すことなく消毒液をスムーズに排出することが可能となる。
この実施の形態1では、消毒液ボトル5の口部5cにシール5dを直接張り付けているが、口部5cにシール5dを直接張り付けずに、キャップにシールを張り付けて使用することも可能である。例えば、口部5cに螺着することができる、天面が開口されたキャップの開口された天面をシールで封止し、このキャップを口部5cに螺着することによって当該ボトルを封止することも可能である。内視鏡洗浄装置1においては、消毒液ボトル5は、例えば図3(f)に示すように、開口される前に口部5cを下に向けた状態となる。そのため、例えば、口部の径が異なっており、このキャップを取り付けることが出来ない、すなわち口部が密封されていないボトルについては、装置内のタンクにボトルの液体が充填される前に、液体がこぼれ出してしまうことになるため、過った薬液を充填してしまうという問題を防ぐことができる。
このようなキャップの一例が図12(a)および図12(b)に示されている。キャップ27は略円筒状をなしており、刃部12の外径よりも僅かに大きな内径を有する小径部28と、この小径部28の下側に設けられた大径部29とから概略構成されている。キャップ27の天面をなす小径部28の上端には円形状の開口28aが形成されており、この開口28aにはシール5dが張設されている。小径部28の外周面上には、消毒液ボトル5の口部5cに螺着されていたキャップ(図示せず)を螺合するための雄ネジ部28bが設けられている。また、大径部29の下端には円形状の開口29aが形成されており、大径部29の内周面上には、消毒液ボトル5の口部5cに螺着するための雌ネジ部29bが設けられている。なお、キャップ27の天面の開口28aは、ボトルの液体を排出するための「注ぎ口」となる点で、消毒液ボトル5の口部5cのように、ボトルの一部として一体に形成された口部と同一の機能を有するものであるから、この意味で、ボトルの「注ぎ口」はキャップの天面の開口とボトルの口部を内包する概念である。
なお、上述した容器開封機構6のボトル受け部8に対して、内視鏡洗浄に使用できないか、あるいは使用できても十分な洗浄効果を有しない薬液等の液体を収容するボトルが誤って装着されて、その液体が消毒液タンク31内に投入されると、その液体の種類によっては、内視鏡洗浄装置1の動作不良等の不具合を引き起こすおそれがある。このような不具合を未然に防止するために、内視鏡洗浄装置1内、特に容器開封機構6またはその周囲に特定ボトル選別機構を備えてもよい。この特定ボトル選別機構は、洗浄や消毒等の処理に使用できる液体を収容する特定ボトルのみのボトル受け部8への装着を許すものである。例えば、特定形状を有する特定ボトルを受け入れるが、特定形状を有しない他のボトルを容器開封機構6内に入れない機械的手段をボトル搬送トレイ9やガイドレール21および22などに備えてもよい。あるいは、特定ボトルと同一形状を有するが、液体の種類を異にする、特定ボトル以外の他のボトルが誤って容器開封機構6に導入される危険性を想定する場合には、例えば、特定ボトル自体の形状または特定ボトルの表面表示部分をパターン認識する手段、あるいは、ボトル表面上のバーコード情報により当該ボトルが特定ボトルであるか否かを識別する手段を備えてもよい。いずれの手段も例示であって、これらに限定されるものではなく、特定ボトル以外のボトルを誤って装着することを防止できる構成であれば、いずれの手段も使用可能である。
この実施の形態1では、容器開封機構6に適用可能な容器として図2(a)に示した消毒液ボトル5を例示したが、これに限定されるものではなく、容器開封機構6に取付可能な注ぎ口を有するものであれば、いかなる形状の容器であってもよい。
また、この実施の形態1では、容器内の液体として消毒液を例示したが、これに限定されるものではなく、内視鏡洗浄装置1内に投入される時点において液体であれば、いかなる液体であってもよい。液体としては、例えば消毒液、洗浄液または殺菌液等の薬液を挙げることができるが、これに限定されるものではない。薬液としては、例えば粉体、粒体等の固形状あるいはゲル状の消毒剤、洗浄剤または殺菌剤を混合あるいは溶解させた液体も使用可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dの表面に対して直交する方向から口部5c内の下周縁部に向けてシール5dの下側部分から口部5cの内周縁部に沿って円弧状の切断領域Zを形成する刃部12と、シール5dを押圧する進退ピン15を有するボトル受け部8を含み、進退ピン15は、消毒液ボトル5の口部5c内への刃部12の進入に伴って切断領域Zが形成されるシール5dの表面に先端部分19が当接しながら後退し、かつ、切断領域Zの両端部が進退ピン15の高さに達したときに、口部5cから排出される消毒液の液圧に抗して口部5c内にシール5dを押し戻し、そのシール5dを先端部分19が押し戻して当該シール5dを折り曲げながら前進するように構成としたので、次のような優れた作用効果を奏する。
すなわち、消毒液ボトル5の口部5c内への刃部12の進入に伴って後退する進退ピン15により、シール5dに穴を不用意に開けることなく、シール5dを破断することができるとともに、前進する進退ピン15により、上述した所定の大きさの切断領域Zが形成されたシール5dを確実に消毒液ボトル5の口部5c内に折り曲げて口部5cを確実に開口して流路を確保することができるので、消毒液ボトル5から消毒液を効率よく排出し、内視鏡洗浄装置1内に消毒液を短時間に投入することができる。
この実施の形態1によれば、進退ピン15の先端部分19に、消毒液ボトル5のシール5dの中心点Xよりも上方位置に接触する平面として当接面19aを備えた構成としたので、次のような優れた作用効果を奏する。
すなわち、進退ピン15の先端部分19の当接面19aを平面としたので、進退ピン15の後退時においては進退ピン15による押圧力がシール5dの一点に集中することがなく、シール5dに穿孔を不用意に形成することを防止することができる。また、進退ピン15が前進する際に、下側部分に円弧状の切断領域Zが形成されたシール5dの中心点Xよりも上方位置を進退ピン15の先端部分19が押圧することができ、これにより、切断領域Zの両側の上端間でシール5dを口部5c内に折り曲げて口部5cを確実に開口して流路を確保することができるので、消毒液ボトル5から消毒液を効率よく排出し、内視鏡洗浄装置1内に消毒液を短時間に投入することができる。
この実施の形態1によれば、上述のような容器開封機構6を含む構成としたので、次のような優れた作用効果を奏する。
(1)消毒液ボトル5の口部5cを封止するシール5dを破断する際に、容器開封機構6の進退ピン15により、シール5dに穴を不用意に開けることなく、上述した所定の大きさの切断領域Zが形成されたシール5dを確実に消毒液ボトル5の口部5c内に折り曲げて口部5cを確実に開口して流路を確保することができるので、消毒液ボトル5から消毒液を効率よく排出し、消毒液の投入時間を短くすることができる。
(2)容器開封機構6の進退ピン15が前進する際に、下側部分に円弧状の切断領域Zが形成されたシール5dの中心点Xよりも上方位置を進退ピン15の先端部分19が押圧することができ、これにより、切断領域Zの両側の上端間でシール5dを口部5c内に折り曲げて口部5cを確実に開口して流路を確保することができるので、消毒液ボトル5から消毒液を効率よく排出し、消毒液の投入時間を短くすることができる。
1 内視鏡洗浄装置、2 装置本体、2a 装填口、3 洗浄消毒槽、4 消毒液タンク
5 消毒液ボトル(容器)、5a ボトル本体、5b 前面、5c 口部、5d シール、
5e 後面、5f 取手部、5g 底面、6 容器開封機構、7 配管
8 ボトル受け部(容器受け部)、9 ボトル搬送トレイ(容器搬送トレイ)、9a 口部保持手段、9b 側面
9c 底面、9d 第1係合部、9e 第2係合部、9f 後面、9g ハンドル
10 ガイドレール部、11 管体、12 刃部、12a 刃部の切先、
13 大気連通孔、14 切欠き部、15 進退ピン、16 壁部、17 ピン本体、
18 ロッド、19 先端部分、19a 当接面、20 付勢手段、
21 第1ガイドレール、22 第2ガイドレール、23、25 曲線部分、
23a、25a 始端、23b、25b 移行領域、23c、25c 頂部、
24、26 直線部分、24a、26a 終端、
27 キャップ、28 小径部、28a、29a 開口、28b 雄ネジ部
29 大径部、29b 雌ネジ部、
X 中心点、Y 搬送方向、Y1 曲線的搬送方向、Y2 直線的搬送方向、
Z 切断領域、F 前進方向、R 後退方向、P1、P2、P3 搬送位置、
L1、L2、L3、L4、L5、L6 確認線、G 間隙

Claims (8)

  1. 内視鏡洗浄装置に液体を供給するための容器開封機構において、
    容器の注ぎ口との接続を介して該容器内の液体の供給を受ける容器受け部を含み、
    該容器受け部は、前記容器の前記注ぎ口を封止するシールに切断領域を形成する刃部と、前記シールを押圧する進退ピンを有していることを特徴とする、容器開封機構。
  2. 前記進退ピンは、先端部分を有し、前記進退ピンは、前記容器の前記注ぎ口内への前記刃部の進入に伴って前記切断領域が形成される前記シールの表面に前記先端部分が当接しながら後退することを特徴とする、請求項1に記載の容器開封機構。
  3. 前記進退ピンは、前記切断領域の両端部が前記進退ピンの高さに達したときに、前記注ぎ口から排出される液体の液圧に抗して前記注ぎ口内に前記シールを前記先端部分が押し戻しながら前進することを特徴とする、請求項2に記載の容器開封機構。
  4. 前記進退ピンの先端部分は、前記容器の前記シールの中心点よりも上方位置に接触することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の容器開封機構。
  5. 前記進退ピンの先端部分は平面を有することを特徴とする、請求項4に記載の容器開封機構。
  6. 前記刃部は、湾曲する形状を有しており、前記進退ピンは、前記刃部内側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の容器開封機構。
  7. 前記刃部は、前記シールの表面に対して直交する方向から前記注ぎ口内の下周縁部に向けて前記シールの下側部分から前記注ぎ口の内周縁部に沿って円弧状の切断領域を形成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の容器開封機構。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の容器開封機構を備えたことを特徴とする内視鏡洗浄装置。
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